比奈「い、今のでいいんスか…我ながら適当なんでスけど…」

柚「ばっちりだよー！個性が大事だからねー。比奈サンらしさが大事だよ！」

比奈（あれっなんかしれっとバカにされたような）

柚「戸惑いつつ頑張っちゃう比奈サンらしさが出てたよー。ねー」

仁奈「もぐもぐ」ｺｸｺｸ

比奈（あっほめられてる。ほめられてる？）ｴﾍ…

Ｐ「なるほど分かる」ｶﾀｶﾀ

比奈「そ、そこ。まじめに仕事するっス」

Ｐ「あいあいさー」ｶﾀｶﾀ

柚「つぎ、仁奈チャンどぞー」

仁奈「もぐもぐ」ふるふる

柚「おっとおかし食べてたっ。ごめんごめん」

比奈「なにか食べてるときにはしゃべらない仁奈ちゃんのしっかりした魅力が出てまス」

仁奈「もぐもぐ」ﾓﾌﾓﾌ

Ｐ「お褒めに預かり光栄ですよ！のもふもふだな」ｶﾀｶﾀ

比奈「なんで分かるんスか。あと口調まねキツいっス」

Ｐ「ひどい」

仁奈「もぐもぐ」ごくん

仁奈「えへへっＰは仁奈のことがよく分かってるでやがりますよ！」にぱー

柚「おおっ仁奈チャンスマイルだ！かわいいナー」

比奈「アピール完璧っスね」

Ｐ「ちゃんと食べてからしゃべるのえらいぞ」ﾅﾃﾞﾓﾌ

仁奈「えへー」ﾓﾌﾆｺｰ

柚「かわいい」

比奈（かわいい）

楓「次は私の番かしら」ひょこ
http://i.imgur.com/jQZpn8q.jpg

比奈「わ。か、楓さんどこから…びっくりしたっス」

楓「こたつのなかから昇ってして来たんだよ？」ﾆｺ

楓「こたつからライズするさぷらいず……ふふ…」

柚「楓サンはぎゃぐアピールだね！」

比奈「それはギャグのアピールであって楓さんの魅力のアピールではないのでは…」

楓「がーん」

Ｐ「あ、楓さん、こたつはそろそろ仕舞いますから、今度からこたつがなくても大丈夫な格好をして来てくださいね」

楓「ががーん」

比奈（あ、ここまでふくめて楓さんアピールタイムでスねきっと）ｶﾜｲｲ…

仁奈「よしよしでごぜーます。こたつがなくなっても仁奈のもふもふがあるですよ」

楓「うー。仁奈ちゃーん……あ、もふもふ……ふふ…」ﾓﾌﾓﾌ

柚「二人でアピールすると一たす一で200だね！」

比奈「そんなに？」

柚「へへっ。みんな大丈夫そーだねー」

比奈「？　柚は練習しないんでスか？」

柚「へっ？」

比奈「私たちにだけやらせるのずるいっスよー。はい、どうぞ」

柚「わ、わー。柚は、えっと、ほら。もふもふ！」ﾓﾌﾓﾌ!

仁奈「もふもふでやがります！！！」

比奈「それ仁奈ちゃんっス」

仁奈「柚おねーさん、さっき手を叩いたけーやくぶんのおかし、仁奈もうちょっと欲しいでごぜーますよ」

柚「あ、うん。はいあーん」

比奈「えーさっきの買収だったんスかー。選挙法違反じゃないでスかー反則っスよー」

柚「あわっち、ちがうよ！柚反則じゃないよー」

仁奈「仁奈、柚おねーさんとやくそくしておかしをもらったですよ！」

柚「わーわー」

比奈「仁奈ちゃんは正直でえらいっスねー」ﾅﾃﾞﾓﾌ

仁奈「えへへー」

楓「プロデューサーさん、私、今日の晩ご飯はおいしいお酒の飲めるところがいいです」

Ｐ「正直なのはいいですけど今日はダメです。明日早いので」

楓「がーん」

柚「あわわ、に、逃げるが勝ちかもっ」

比奈「あっこらー。ずるいっスよー。柚も恥ずかしいことするっス！」

柚「なんか話変わってないかなっ」

仁奈「もっとおかしをくだせー！」

柚「ふえーん。もう柚のおこづかいじゃ買えないよー」

楓「もっとお酒を飲ませてください」ゆさゆさ

Ｐ「ぐえ」

Ｐ「そ、そんなことより、そろそろ晩ご飯でも食べに行くか」

柚「！わーい。はーいっじゃあ柚先に外に出てるねっ」

比奈「あー逃げるなー！仁奈ちゃんっ追いかけるっス！」

仁奈「らじゃーでごぜーます！」

楓「そんなことって」ﾑｽ

Ｐ「ほ、ほら。楓さんも行きましょう。みんな待たせちゃいますよ」

楓「…」ﾑｰ

Ｐ「…い、一杯だけならいいですから」

楓「……」

楓「ふふ」ﾆｺ

楓「はーい。いえ。今日は我慢しておきます」

Ｐ「…」

楓「…」ﾆｺ

Ｐ「…。はは。ありがとうございます」

楓「いえ」

楓「明日は、付き合ってくださいね？」

Ｐ「了解です」

比奈「プロデューサー、楓さん。柚さきに行っちゃったっスよー、早く来るっスー」

Ｐ「おー。あ、楓さん、これだけ保存して行きますから、先に比奈たちと行っててください。すぐ行きます」

楓「はい」ととと…

Ｐ「さて…と、」ｶﾀｶﾀ

Ｐ「よし。財布と、上着と……」

Ｐ「よっと」ﾊﾟﾀﾝ

Ｐ「？」

柚「…」

Ｐ「あれ。柚、比奈の先に行ったんじゃ…」

柚「へへ」ﾎﾟﾌ

Ｐ「？おいっなん…」

柚「つん。柚は選挙でエンゼツとかしないよ？柚の笑顔と言葉は、Ｐサンだけのものだからね？へへっ」ﾆﾊﾟ

Ｐ「…え」

柚「……。へへーっなーんて」

柚「ドキッとした！？へへー、こうやってファンのみんな一人一人にアピールするのはどうかなー。柚の笑顔でセンキョも勝てるかな！？」

Ｐ「…………」ｺﾉﾔﾛｳ…

Ｐ「…」

Ｐ「うん。そうだな」

Ｐ「柚の笑顔なら、きっと大丈夫だよ」

柚「ン」

柚「そうかなー」

Ｐ「そうだよ」

柚「そっかー。…へへ…えへ」

柚「よかった！じゃあ柚、いつも通りにぽいぽいっと頑張るよっ」

Ｐ「うん。いつも通りにな」

柚「ぽいぽい！」

Ｐ「そっちが大事なのか」

柚「てへー」

比奈「？」

比奈「あ、柚。なにしてたんスかー、遅いっスよ」

柚「へへっごめんねー」

柚「おっとと。さっきの練習、Ｐサンに見てもらったから、柚はもうノーカンだよ！」

比奈「？…む」ｼﾞﾄ

Ｐ（視線が痛い）

仁奈「ノーカンってなんでやがりますか？」

楓「冷酒のことだと思うよ。……ふふっ」

Ｐ「そこ。子どもに通じない冗談はやめなさい」

柚「仁奈チャン、おかず分けてあげるからおかしはもう許してー」

仁奈「しょーがねーでやがりますねー」

楓「今日はなににしようかな……ごはん」

比奈「柚となにしてたんスか？」

Ｐ「いや…べつに」

比奈「ふーん」

Ｐ「いつも通りにって話してただけだよ」

Ｐ「だから比奈もいつも通り頑張れ。さっきのもかわいかったし」ﾎﾟﾝ

比奈「……」ﾅﾃﾞﾗﾚ

比奈「…べつにさっきはかわいくするつもりじゃなかったっス」

Ｐ「そうか？」

比奈「そうっス！」

Ｐ「じゃあ、やっぱりそれでいいんじゃないか？」

比奈「…………」ﾑｰ

比奈「…まあ…はい。プロデューサーがそう言うなら。へへ」ﾆﾍ

Ｐ「うん」

比奈「はい」

比奈「ぼちぼち頑張りまス」

Ｐ「おう」

Ｐ「なにはともあれ腹ごしらえだ。今日はどこに行こうか」

楓「…」ﾊｯ

楓「プロデューサー、私、冷ややっこが食べたいです」

Ｐ「腹ごしらえだって言ってるのにそのチョイスですか！？つまみ！？」

比奈「あはは」

仁奈「冷ややっこはうめーです」ｺｸｺｸ

柚「あははっ。ほんとだ、楓サンもかわいいし、いつも通りがいいねー。ねっ」

比奈「うん。そうっスね」

楓「あれ？」

Ｐ「はは……うん、そうだな」