モバP「美優さんに叱られた…」 (40)


モバP「美優さんに叱られたい」
モバP「美優さんに叱られたい」 - SSまとめ速報
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P「はぁ…」

紗南「元気出しなよ、Pさん」

P「もう無理だよ…美優さんにあんなこと言われちまった日にゃあおいらはもう…」

紗南「なに、その口調…」


P「美優さんの言葉が胸に突き刺さる…」


美優『そういう人だったんですね』


P「ぐはああああああああ!!」ズキューーン!ズキュズキュズキューーン!!

紗南「何やってんのさ…」

P「あぁ、美優さん…」

紗南「いつまでもウジウジしてないでよ、男でしょ?」

P「うぐぐ、とは言っても…」

紗南「美優さんだってもう気にしてないと思うよ」

紗南「それにさ、Pさんにはあたしがいるじゃん」

P「紗南っ…!」

紗南「だから元気出して…」

P「紗南ー!!!」ワシャワシャ

紗南「わっ、ちょっ!Pさん!?」

P「お前はいいやつだなぁ!めんこいなぁ!!」ワシャワシャ

紗南「い、痛いよPさん! やめてよ!」

P「こいつー!こいつめー!」ワシャワシャ

紗南「ほんとやめて!ほんと、恥ずかしいからぁ…//」

P「でも本心は?」

紗南「まぁ、悪くないかな」

P「しぶりんかよ」

P「まぁそうだな、いつまでもウジウジしてても仕方ないよな」

P「よーし!これからは美優さんのことは忘れてしっかり仕事するぞー!!」

紗南「プロデューサーなんだから担当アイドル忘れちゃダメでしょ」

P「あくまで俺と美優さんはアイドルとプロデューサーの関係ってことだ」

紗南「まぁ、ほどほどにね」

>>8 ミス
P「あくまで俺と美優さんはアイドルとプロデューサーの関係ってことだ」
→P「あくまで俺と美優さんはプロデューサーとアイドルの関係ってことだ」


数週間後

美優「はぁ…」

紗南「どうしたの?美優さん」

美優「最近、なんだかPさんがそっけなくて…」

紗南「そっけない?」

美優「えぇ、何か話しかけても 仕事がありますので って…」

紗南「単純なんだよ、あの人は…」ボソッ

美優「えっ?」

紗南「いや、なんでもないよ」

美優「……あの時のこと、怒ってるのかしら…?」

紗南「あの時のこと?」

美優「うん…バレンタインの時、ちょっとPさんにキツいこと言っちゃったの…」

紗南「そ、そうなんだ」

美優「あんな言い方することなかったわ…Pさんだって悪気があったわけじゃないのに…」

紗南(美優さんも気にしてたんだね…)


美優「……私、Pさんに謝るわ」

紗南「Pさん、別に怒ってるわけじゃないと思うけどなぁ」

紗南(ものすごい凹んでたけどね)

美優「ううん、あれは私が悪かったわ」

紗南「まぁ、それで美優さんの気が済むなら…」


美優「でも、どんな風にして謝ればいいのかしら…」

美優「もし許してくれなかったらどうしよう…」オロオロ

美優「そ、それでPさんが私のプロデュースをやめるなんて言いだしたら…!」ヒエー

紗南(……なんかPさんに似てるなぁ美優さん)


紗南「ところで、美優さんはPさんになんて言ったの?」

美優「えっと…バレンタインのチョコをPさんがもう一度欲しいって言ってきたから…」

美優「バレンタインのチョコレートは大切な一個だけじゃないんですか、そういう人だったんですね、って…」

紗南(うわぁ…それは凹むなぁ…)


紗南「ま、まぁ何度もチョコを貰おうとしたPさんも悪いよ」

美優「でも…」

紗南「そうだ!だったらPさんになにかお菓子作ってあげたらどうかな?」

美優「! それよ!それならあの時のことを自然に謝れる…!」

美優「そうと決まればさっそくお菓子作りにとりかかるわ!」

美優「紗南ちゃん、ありがとう!またね!」

紗南「あ、美優さん…行っちゃった」

紗南「まぁ、美優さんが元気になってよかった」


事務所 給湯室

美優「ふぅ…こんなものかしら…」

美優「少し、作りすぎちゃったかしら…?」

美優「でもまぁ、多い分には…」

美優「Pさん、喜んでくれるかなぁ…?」

美優「……Pさん、この間はごめんなさい」

美優「いいんですよ、美優さん」(イケボ)

美優「あの、これお菓子作ったんです よかったら食べてください」

美優「本当ですか? 嬉しいなぁ いただきます」(イケボ)

美優「どうですか…?」

美優「とても美味しいです」(イケボ)

美優「よかった…」

美優「こんな風に料理上手な人と結婚したいなぁ」(イケボ)

美優「えっ…?//」

美優「美優さん」(イケボ)

美優「Pさん…//」

美優「なんてことに…えへへ…//」モンモン

紗南「美優さん!!!」ガチャ!

美優「きゃー!!!」ビクゥ

紗南「えっ!?何!?」

美優「あ、いえ…」

美優「それより何か用かしら…?」

紗南「あ、そうだ!大変なんだよ!」

紗南「Pさんが倒れちゃった!」

美優「えっ…?」


事務所 仮眠室


P「う…ここは…?」

美優「Pさん」

P「み、美優さん…」


美優「……清良さんが言ってました きっとお仕事のしすぎで疲労が溜まってたんだって」

美優「最近、睡眠もろくにとらないでお仕事ばっかりしてたんでしょう?」

P「…」

美優「なんで、こんなになるまで無茶したんですか」

P「俺には…仕事しかないから…」


美優「…何を意地張ってるのか知りませんけど、あなたはプロデューサーなんですよ」

美優「あなたに何かあったら、私たちはどうすればいいんですか…?」

P「…本当ですよね」

P「普段アイドル達に体調管理しっかりしろなんて偉そうに言ってるくせに、俺が一番できてませんでした…」

P「アイドルに心配かけさせるなんて、プロデューサー失格です…」

P「本当に…ダメなプロデューサーでごめんなさい…」

美優「もう、やめてください」

P「はい…もうプロデューサー、やめた方がいいですよね…」

美優「そうじゃなくて!」

P「えっ…?」

美優「そうやって、私が大好きな人のこと卑下するのはやめてください…!」ギュゥ

P「あぇぇ!!?みみみみみみみ美優さん!!?」


美優「Pさんのバカ…心配したんだから…」ギュウウウ

P「ちょっとまずいですよ!そんなに強くぅぅ…//」

美優「離しません 心配させた罰です」

P「あ…そんな罰なんて…むしろご褒美でして、あの、その、し、し…」

P「死あわせっっ!!」ゴーン

美優「え!?あ、Pさん!?大丈夫ですか!?」


P「えへへ…えへへ…」

美優「紗南ちゃんどうしよう…Pさんが気絶しながら笑ってる…」

紗南「……ほっとけばいいんじゃないかな」

P「えへへ…」


__
_


紗南(それから、美優さんはPさんの身の周りのお世話をするようになりました)

美優「はいPさん、今日のお弁当です」

P「美優さん、ありがたいけどアイドルにお弁当を作らせるのは悪いですよ」

美優「だってこうでもしないとPさんすぐお昼抜くから…」


美優「それとも、こんなの迷惑ですか…?」

P「そんなことないです!ありがたくいただきます!」

美優「ふふ…よかった…//」

留美「…」

瞳子「…」

紗南(そして、最近どういうわけか事務所の空気が重いです)

紗南(どうしてこんなことになったのか、あたしにはわかりません)

留美「ねぇ、Pさん 私のお弁当も食べて」

P「えっ?」

紗南(これをあなたが読んだなら、その時Pさんは死んでいるでしょう)

瞳子「よかったら、私のも」

P「えっ?えっ?」


紗南(・・・死体があるか、ないかの違いはあるでしょうが)

美優「もちろん、私のも食べてくれますよね…?」

P「ひっ…!」

紗南(これを読んだあなた。真相を暴いてください)

P「さ、紗南!助け……」

紗南(それだけが 私の望みです)

おわりですー

ありがとうございましたー

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