妹「兄さん…いやらしい目で私を見ないで」(48)





 兄「何言ってんだ?お前?」







 妹「何って?兄さん私のお風呂上がりの裸をじろじろ、いやらしい目で見てたじゃない」

 兄「ん?昨日の事か?」

 兄「それだったら、俺はただリビングでテレビを見ていただけなのに……」

 兄「お前が勝手にパンツ一丁で入って来たからじゃないか」

 兄「それに風呂場から、お前の部屋に行くのにリビングを通る必要は無いぞ」

 妹「お風呂上がりに冷たいモノが飲みたいの」




 兄「台所行くのにもリビングを通る必要は無いぞ」

 兄「おまけにパンツ一丁で行く必要もない」

 妹「熱いんだから仕方が無いじゃない」

 兄「母さん言ってたぞ、年頃の娘なのにはしたないって」

 妹「兄さんはどう思ってるのよ……」




 兄「ああ。そりゃあ俺もはしたないって思ってるよ。せめてシャツ位は着とけ?」

 妹「嘘……いやらしい目でじろじろ見てたくせに……」

 兄「そりゃリビングにいきなりパンツ一丁の妹が入って来たら見た瞬間固まるわ」

 兄「それに妹の裸見て、どうのこうの思う方がおかしいだろ」

 妹「――――――!?」がーん




 妹「わ、私の裸見ても何とも思わないの?」

 兄「思うも何も妹の時点で本能的にそう言うもんだろ?」

 妹「…………わ、私が学校でどう言われているか知ってる?」

 兄「ああ。黒髪ロングのお姫さま系美少女ってお前の事だろ?」

 兄「結構と言うか、かなり有名らしいな」

 兄「クラスの女子が言ってたよ。お前そう言われてモテモテだって」





 兄「全く俺はイケメンでもないし、全くモテないし…羨ましい限りだよ。まったく……」

 妹「そ…その女子って……もしかして兄さんの彼女とか……」わなわな

 兄「はっ?違うよ。今言っただろ全くモテないって」

 兄「まったく……ちょっとモテるからって嫌味か?このやろう」

 妹「そう……」ほっ


 



 妹「そんな事より……その…黒髪のお姫さまの裸を見ても何とも思わないの?」

 兄「そんな事って……お前が聞いてきたんだろうが?」

 兄「それにこれもさっきも言ったぞ」

 兄「いくら可愛かろうが、妹の裸に反応する兄貴なんて居ないってな」

 兄「まったく……何度も言わせんな」はぁ

 妹「――――――――!!?」

 



 兄「まったく……学園のお姫様が、家ではパンツ一丁で兄貴の前を平気で往来してるなんて聞いたらお前のファンが泣くぞ?」

 妹「嘘…嘘よ……兄さんは嘘を付いてる!」かぁッ

 妹「私の事をいやらしい目で見てるって判ってるんだから!!」

 兄「?」

 



 妹「そんなに見たけりゃ見たいって言えばいいじゃない!!」

 妹「触りたかったら……抱き締めたかったらそう言えばいいじゃない!!」ぐす

 兄「…………何言ってんだお前?やっぱり今日はちょっとおかしいぞ?」

 妹「兄さんは馬鹿だ……何も判ってない……」ぐすぐす

 兄「おっおいっ何泣いてんだよ?」

 兄「まさかお前。俺の事が好きなんて言うんじゃないだろうな?」

 



 妹「そんなに見たけりゃ…見たいって言えばいいじゃない!!」

 妹「触りたかったら……抱き締めたかったらそう言えばいいじゃない!!」ぐす

 兄「…………何言ってんだお前?やっぱり今日はちょっとおかしいぞ?」

 妹「兄さんは馬鹿だ……何も判ってない……」ぐすぐす

 兄「おっおいっ何泣いてんだよ?」

 兄「まさかお前。俺の事が好きなんて言うんじゃないだろうな?」はは

 




 妹「………………………………」


 兄「はは…まさかな……漫画じゃあるまいし」ふーやれやれ

 兄「ま、疲れてんだな。もう寝た方が良いぞ。俺ももう寝るから」

 妹「……馬鹿」

 妹「……兄さんは私の事を妹の事すらなんにも知らない大馬鹿だ!!!」

 兄「!?」

 
 



 むしゃくしゃして勢いだけで此処まで書いたので終わりが見えない。

 ナンとか書ければいいとは思ってはいる。


 あと大事な事かどうかはよく判らないですが、一部重複しているところがあり
 
 申し訳ないです。


 兄「大馬鹿って……確かに俺は馬鹿だけど、大馬鹿って程じゃないぞ?」

 妹「………………………………」わなわな

 兄「それを言うなら今日のお前はどっかおかしいし、ナンかイライラしてるし……」

 兄「お前……もしかして…………あの日か?」

 妹「―――――――――――!!!?」ぷちん

 兄「だったら身体を労わってゆっくり寝とk―――――」

 
 



 妹「兄さん――――!!!」

 兄「!?」

 妹「こ……これだけ言っても判らないなんて……」ふるふる

 妹「大馬鹿を通り越してわからんちんだ!!!」

 兄「!?」

 妹「もう!ナニがあっても知らないから!!!!」ダダッ





 兄「…………よく分らん捨て台詞を吐いて、どっか行っちまった……」

 兄「しかし…よりよって父さんも母さんも法事で出掛けて家に居ない時に、こんな事になるなんて……」はあ

 兄「ナニがあっても知らないとか言ってたし……」

 兄「ナンも無ければいいけど……」

 兄「でもあいつ……一体何がしたかったんだ?」はあ

 兄「まあいいや。取り敢えず風呂入って寝よ」

  
 




 入浴後。


 兄「ふう…確かにあいつの言った通り、風呂から出たら冷たいモンが飲みたくなるな」

 冷蔵庫「がちゃ」

 兄「あった…ガラナコーラ。1ℓ位残ってるけど全部飲んだる」ごくごく

 兄「ん!?」

 兄「いつもと味がちょっと違う気がしたけど…気のせいかな……?」
 


 妹「……………」じー



 兄「!?」びくっ





 兄「い、今……誰かに覗かれてる様な気が……」きょろきょろ

 兄「き…気の所為か……」ほっ

 兄「まあいいや……さっさと寝よ……」

 ―――――
 ――――
 ―――

 



 兄「…………」すぅすぅ

 兄「…………ん」ぱちり

 兄「……ナンか身体がカッカするなぁ」もんもん

 兄「妙に目が覚めちまって、暫く寝られそうも……えっ!?」

 
 



 兄「腕組みされた所に、マジックテープでぐるぐる巻きにされてる!?」

 兄「足も縛られて人の字状態にされて身動きが出来ない!?」

 兄「ど…どういう事なんだ!?」


 




 照明のスイッチ「ぱち」

 妹「お目覚めかしら兄さん……」にこ

 兄「!?」

 兄「おまっ……何でここに…もしかして…これお前が……」

 兄「―――と言うかまたパンツ一丁…………じゃない!?」

 兄「一丁どころか、すっぽんぽんじゃないか!?」


 




 妹「そうだよ……これが見える私の全て……」


 妹「でも」


 妹「こうなったらわからんちんの兄さんに、見えないとこまで全部……」

 妹「見て……ううん『知って』貰うわ……」にこぉ
 
 兄「!?」



 



 



 勢いが無くなってこんな感じになってしまったが、

 ナンとか終わらせたいとは思っている。

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