津田「森さん、欲しいなあ……」 (303)
シノ「!?」
スズ「!?」
津田(あ……心の声がつい)
森「私も、津田さんが欲しいですよ」
魚見「……!?」
アリア「あらあら」
森「いっそ英稜に来て頂いても構いませんよ。大歓迎です」
津田「はは、本当にそうしたいくらいです」
シノ「な……なっ……」
魚見「あ、それはお姉ちゃんも大歓迎です」
津田・森((だってツッコミが楽だから!))
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1427556297
初書きです。
色々とおかしな点はあると思いますが、生暖かい目で見て頂けるとありがたいです。
森さんのssが少なかったのでカッとなって書きます。
でも単行本派なので11巻以降は友人からの情報しか無く、森さんの設定が矛盾しているかもしれません。
なにかあれば教えて頂けると嬉しいです。
シノ「つ、津田。確かに校外での恋愛は禁止ではないが、いつの間に英陵の副会長のあそこに手を……」
森「出されていません」
魚見「仲良くなるのが早いと思っていたら、出会って三秒で合体だったなんて」
津田「どこの某AVだおいこら」
アリア「そのツッコミは自爆かしら?」
津田「先輩からのクリスマスプレゼントでしたよ。忘れましたか?」
アリア「忘れてた。テヘペロ♡」
津田「可愛くしたってごまかせませんから」
森「というか何をプレゼントしてるんですか……」
アリア「何って、ナニを」
津田「おっとそこまでだ」
スズ「津田、津田」
津田「何?」
スズ「……本気じゃないわよね?」
津田「そりゃ冗談だよ。そうそう転校なんて出来ないし」
スズ「そう、ならいいけど……」
シノ「当たり前だ!津田はそんな薄情なやつじゃないよな!?そうだよな!?」
津田「大丈夫ですって、そんなことないですから」
アリア「でも森さんには来て欲しい?」
津田「あ、そこは本音です」
シノ「津田の裏切り者ー!泣いてやるー!」
スズ「それにしても急に英稜に行きたいなんて。やっぱりツッコミ?」
魚見「私がいるからでしょう。だよねタカ君?」
森「会長、目が怖いですよ」
魚見「最近流行りのヤンデレ風コンタクト」
津田「流行ってないだろ!」
魚見「はい、嘘です」
津田「……まあ、そうですね。英稜はボケが魚見さんだけでしょう?桜才は会長に七城先輩に畑さんにコトミとボケのフルコースですから」
森(あ、ツッコミ諦めた)
津田「それに森さんがいるし」
津田(ツッコミサボれる)
魚見「お姉ちゃんは無視?」
津田「お姉ちゃんが桜才に来て、俺が英稜に行ければ完璧ですね」
萩村「津田、ツッコミサボり気味だったのは謝るからそんな遠い目をしないで……」
魚見「タカ君がお姉ちゃんを無視するのでお姉ちゃんはおこです。ぷんぷん」
森「そりゃ無視されますよ。というかそろそろ話題を戻しましょうよ」
津田「そういえばこれ、桜才と英稜の交流会でしたね……。あまりにもいつものメンツなので失念してました」
シノ「そうだぞ、元はといえば津田があんなポロリをするから!」
津田「ポロリは表現おかしいよね、独り言が漏れただけですよね」
魚見「タカ君のポロリ話、詳しく」
森「会長ずっとここにいましたよね」
シノ「そんなにイチャイチャしたいなら後ろのほうでしていればいいじゃないか!あの花瓶の前で!」
森(あれ花瓶だったんだ……)
アリア「素敵な花瓶でしょ?私の自慢の」
津田「先輩ちょっと口閉じてもらえますか」
シノ「それじゃ、私達は猥談に花を咲かせてるから!」
魚見「二人はそこで反省するなりイチャイチャするなりしていてください」
津田「……まさか本当に追いやられるとは」
森「あー、会長はああなったら止まらないので諦めたほうが」
津田「うちの会長もそうなんで、諦めましょうか」
森「暇ですし、ほとぼりが冷めるまで二人で親睦深めてましょうか」
津田「そうですね。あまり森さんとは関わりがありませんでしたし」
森「本当は交流会に出席したかったんですけど、最近いそがしくて会長と副会長の両方が席を外せなくて」
津田「英稜も行事に力を入れてますもんね。生徒会も大変そうです」
森「そうなんですよ。まあでも楽しいからなんとかやってます」
スズ(津田、楽しそうだな……)
アリア「やっぱりね、タンポンの方がいいと思うの」
シノ「いや、ナプキンだろう」
魚見「七条さんは貞操帯派では?」
シノ「何!?最近の貞操帯にはナプキン機能まで実装されてるのか?」
アリア「え?ああ、あれね。うちの会社が近々出すんだけどなかなかよかったよ」
魚見「興味深いですね」
スズ(私もそっちに入れて……助けて……)
シノ(……しかし)
津田「会長がプールの飛び込み台で震えてて」
森「あー、でも分かります。思ってたより高く感じるんですよね」
魚見(何を話しているのか)
津田「横島先生……あ、生徒会顧問なんですけど、酔いつぶれてて」
森「え、それよく解雇になりませんね」
スズ(気になる)
森「あそこのあんみつは絶品ですよ」
津田「へー。俺甘いもの好きなので行ってみたいです」
アリア(みんな聞き入っちゃってる……。二人も気づいてないし)
アリア「なんか公開プレイみたいで興奮する」
スズ「せめて口に出さないでください」
アリア「え、じゃあ膣内に」
スズ「ハイそれ以上はアウトでーす」
森「そうだ、今度二人でそのあんみつ屋に行きませんか?」
津田「いいですね、森さんとなら楽しそう。うちは妹も思春期全開なのでなかなか休む場所がないんですよ」
森「それは心中お察しします……」
シノ(な、なんだかすごいナチュラルにデートの約束をしてるぞ)ヒソヒソ
魚見(まさかあそこまでの逸材だとは……。我が右腕ながらなんと恐ろしい)ヒソヒソ
アリア(森さんだけじゃなくて津田君もかなあ、あれは)
スズ(津田のバカ……)
津田「あーでも、明日って土曜日でしたね。早速どうですか?」
森「私は大丈夫ですよ」
津田「じゃあ明日にしましょうか」
魚見(なんという早さ)
シノ(二人の距離がみるみる縮まっていくな……)
スズ(……津田ぁ……)
森「それじゃ、明日の朝津田さんの家に迎えに行きますね」
シノ(そういえばこの前、これまたナチュラルに津田の家の場所を聞き出してたな)
津田「ん、いや、わざわざ家に来てもらうのも申し訳ないしどこかで待ち合わせにしない?」
森「いえいえ、私のわがままに付き合ってもらってるんですから、このくらいは。それに……」
津田「それに?」
森「目的地で待ち合わせするより、一緒に向かったほうが楽しいじゃないですか」
津田「あはは、そうですね。じゃあそうしましょうか」
スズ「津田ぁ、鼻の下伸びてんぞー」
津田「うっ。いや、そんなことは」
スズ「どーだか……」
アリア「流石津田くん、学園の種馬は伊達じゃないね」
津田「伊達でいいよそんなもん」
津田君、今週号で森さんにラッキースケベ(ワイシャツ1枚姿目撃)してました
シノ「うぐ……このおっぱい魔神ー!どうせこのたわわに実ったおっぱい目当てだろー!」
森「ちょっ、やめっ」
津田「あんたは小学生か!」
魚見「むー、私だってそれなりのおっぱいを持ってますよ」
アリア「私も負けてないよー?」
津田「二人ともにじり寄ってこないで!怖いから!」
シノ「わ、私だって」
スズ「会長、無理はしないほうが」
シノ「うう……。貧乳だって生きてるんだ……」
森「落ち込みながら人の胸を揉まないでください!」
津田「あーもー……」
翌日、津田宅
コトミ「あれ、タカ兄出かけるの?」
津田「ああ、英稜の副会長と」
コトミ「タカ兄、これで何人目?ハーレムルートは現実ではあまりおすすめしないよ」
津田「お前が何を想像してるのか知りたくもないが、お前が思ってるようなことはないから安心しろ」
コトミ「お口で」
津田「思春期も大概にしなさい」
コトミ「え、膣内で?もうそんな仲なの?」
津田「それ上手いと思って言ってるのか?上手くないからな?」
(すみません、今友人から最新刊?で森さんとのラッキースケベがあったことを知らされました。
ここからその設定取り入れます
ていうかフラグ立ちそうですねこれ
大興奮ですよ)
>>16
見逃してた
はい、画像も見ました興奮します
今から設定取り込みます
津田「とにかく、俺は出かけるから。昼飯は自分で何とかしろよ」
コトミ「うぇぇー……」
ピンポーン
津田「ん、来たか」
森「こんにちは。少し早かったですか?」
津田「いえ、ちょうど身支度が済んだところだったので。えっと……どう行けば近いですか?」
森「近いのはバスですね。でもバスは時間通りに来ないことも多いので、ちょっと遠回りですが電車で行きましょうか」
津田「分かりました」
コトミ(例のタカ兄との秘密(意味深)を抱えた人。改めて見ると、なるほど形の良いおっぱいですな。89点)
津田「コトミお前失礼なこと考えてるだろ。夕飯作ってやらないからな」
コトミ「あっそんな殺生な!将来のお義姉さんを見定めてただけで」
津田「それが失礼だっての」
津田「すみません。あんな妹でして」
森「あはは……。お疲れ様です」
津田「ほんとにですよ」
森「……」
津田「どうかしました?」
森「あ、いえ、その。ここに来るとあの時の事を思い出しちゃって」
津田「あー。あー……」
津田(綺麗な脚だった……。って、そうじゃない)
津田「だれにも言わないので安心してください。こう見えて、口は堅いんですよ」
津田・森((下の口じゃないです、とすぐにセルフツッコミしてしまう自分が嫌だ……))
森「津田さんは言いふらすような人じゃないって分かってるんですが、やっぱり男の人に見られるのは……」
津田「それは本当に……お姉ちゃんがご迷惑をおかけして」
森「いや、うちの会長でもあるので……。寧ろ自宅に入ったら女が着替えてたなんて状況で、困ってるのは津田さんですよね」
津田(正直嬉しいなんて口が裂けても言えない。しかしこのままギクシャクするのはアレだし……)
津田「あー、その、見た自分がいうのもなんですけど……。今日おごるので、お互い水に流すってのはどうでしょう」
森「……そうですね。それで綺麗さっぱり忘れるってことで。そうしましょう」
津田(忘れるのは無理かな)
森「ありがとうございます。気を使って頂いて」
津田「いや、こちらこそどんな理由があれ着替え中に覗いてしまって申し訳ないです」
森「じゃああれは二人だけの秘密、ということで」
津田「ええ」
寝ます
今日中には完結させますので……
単行本11巻でも森さんは一話のみ登場(津田との絡み無し)なので、注意です
でも漫画は面白いので買ってない方は是非買ってみてください
続き書きます
森「ふふ……」
津田「どうしました?」
森「いえ、あんみつ楽しみですね」
津田「そうですね」
森「せっかくですし、その後はぶらぶらしますか?」
津田「いいですね。お昼はパスタとかどうです?美味しいお店知ってますよ」
森「もしかして駅の隣にある?」
津田「そうそう、そこです」
森「私も好きなんですよ!あのお店はカルボナーラも美味しいですし、和風パスタも好きです」
津田「あはは、森さんとは好みが合いそうですね」
森「ふふっ、なんだか嬉しいです」
一方、七条宅
出島「今日はお集まりいただきありがとうございます」
アリア「準備はバッチリだよ」
魚見「それでは」
シノ「始めようか、第一回副会長を視姦する会を」
スズ(なんて会だ)
出島「事前に津田さんの鞄に盗聴器をしかけてありますので、会話は全て聞くことができます。」
出島「またプロの探偵に盗撮させておりますので、遠目からですがお二人の姿を観察することができます」
スズ「もうこれ犯罪ですよね」
シノ「しかし流石七条家だな」
魚見「結構お金がかかってそうですが、大丈夫ですか」
七条「盗聴器はうちの製品の売れ残りだし、探偵はうち専属の人だから大丈夫だよ」
スズ「もはや何も言うまい……」
出島「では早速。ぽちっとな」
津田『いえ、ちょうど身支度が済んだところだったので』
森『少し遠回りですが電車で行きましょうか』
魚見「シノっち」
シノ「ああ、聞いたぞ。早速電車内プレイとは」
スズ「そのイクじゃねーよ」
アリア「痴漢と間違えられて拘束されることも多いし、電車内プレイはオススメできないな」
スズ「そういうアドバイスはいりませんので」
アリア「そう出島さんが」
スズ「出処あんたか!」
出島「お嬢様には二の舞いを踏んでいただきたくありませんので」
スズ「しかも実体験か!」
シノ「しかしここではいざという時乱入することが出来ないな」
シノ「あ、乱入と言っても7Pに突入するとかでは無いぞ」
スズ「私が勘違いするとでも?」
出島「そうおっしゃると思ってこちらのノートパソコンでも見れるようにしました」
出島「ご希望なら車でストーカーしながらも可能ですよ」
シノ「む。それではお願いしようか」
魚見「場所を選ばずヤり始めたら会長として止めなければなりませんしね」
スズ「いや、心配してるようなことは起こりませんよ」
七条「でも津田君も高校生だし。青姦も場所を選ばないと捕まるんだよ」
スズ「そういう話ではないです」
出島「なんなら私のオススメスポットをお伝えしますが」
スズ「話に乗らなくていい!」
出島「それでは、車を用意してまいりますので玄関でお待ちください」
アリア「うん、出島さんよろしくね」
スズ(今日一日、この5人を相手しないといけないのか……)
魚見「スズポン、お疲れのようですね」
スズ「ええ、まあ。……あの抱きつく必要あります?」
魚見「……!この感触は勝負下着」モゾモゾ
スズ「やめんか」
シノ「うっ、私はいつもの下着だ……」
アリア「私はいつも勝負してるよ」
スズ「ああ、下着はつかないんですね。先輩ですもんね」
電車内
森「えっと、3つ先の駅で降りるんですよね」
津田「そうですよ。森さんはあまり電車を利用しないんですか?」
森「英稜はバス通学が基本なので、滅多に乗りませんね」
津田「ああ、なるほど」
森「だからこの揺れが慣れなくて。……きゃっ」
津田「おっと」
森「す、すみません」
津田「あ、いえ、大丈夫ですか?」
森「はい……」
魚見「シノっち、これは……」
シノ「ああ、電車の揺れで津田の津田が森にインするハプニングだな」
スズ「画面見ろ画面。森さん今日はジーンズ」
森(胸を押し付けてしまった……)
津田(……柔らかかった)
森「……」
津田「……」
森「……」
津田「……そ、その」
森「あ、えっと、ここで降りるんですよね」
津田「えっ、あ、いつの間に。降りないと」
森(なんかはしたない事ばっかりしちゃってる。恥ずかしいなあ……)
スズ(甘酸っぱい……)
シノ「飲ザーしてる気分だ」
魚見「ええ」
アリア「スズちゃん、今のは苦々しいっていう感情表現だよ」
スズ「私がいつ解説を求めましたか?」
出島「お待たせしました」
アリア「よし、私達も行こうか」
スズ(もう既に疲れた……)
出島「今からだとあんみつ屋に先回りするのは無理なので、一旦駅前のショッピングモールに向かいましょう」
魚見「お願いします」
津田「……」
森「……」
津田(き、気まずい)
森「……あ、着きました。あそこです」
津田(助かった)
森「ちょっと見えづらいですけど、あそこです。見えます?」
津田「ええ、あそこの和風なお店ですよね」
森「そうです、いい雰囲気でしょう」
店内
津田「オススメってありますか?」
森「私のオススメはあんずあんみつです。あ、でも今の時期はいちごあんみつも美味しいです」
津田「なるほど……。じゃああんずあんみつで」
森「私はいちごあんみつにしようかな」
津田「えっと、飲み物は……」
森「飲み物はほうじ茶がオススメですよ。ここのほうじ茶は美味しいんです」
津田「ではほうじ茶で」
森「店員さん、いちごあんみつ一つとあんずあんみつ一つ、あとほうじ茶二つで」
魚見「やりますね」
シノ「どうしたんだ?」
魚見「先に相手に選ばせておいて自分は違うものを頼む。そうして自然にあーんフラグを建てる」
アリア「そっちの味も食べさせてってやつだね!」
シノ「なんと!?ヤり手だな森は!」
スズ(この人達生きるの楽しそうだな)
津田「美味しい!」
森「気に入っていただけたようでなによりです」
津田「上品な甘さがいいですね。ほうじ茶も美味しいし」
森「スーパーで買うものとは比べ物になりませんよね」
津田「ええ、こんな美味しいほうじ茶は初めてです」
森「ふふっ……」
津田「いちごあんみつも美味しいですか?」
森「ええ。……ああ」
津田「はい?」
森「はい、一口いかがですか」
スズ(本当にしてるし)
アリア「手皿ってエロいよね」
シノ「なんかそんな話前にしたな」
魚見「プレイには必須のポーズですね」
スズ「私もうツッコミ疲れたんですけど」
出島「手皿のコツは……」
スズ「言わなくていいから」
出島「ですが」
スズ「いいから」
津田「あ、ありがとうございます」
森「どういたしまして」
津田(ちょっと恥ずかしい……)
森「どうですか?」
津田「いちごあんみつも美味しいですね。癖になりそう」
アリア「癖になりそうといえばアナルプレイ」
シノ「アナルプレイといえば開発」
魚見「開発といえば出島さん」
出島「私といえばSMと野外とお嬢様とあと……」
スズ「みなさんもう飽きてません?あと出島さんせめて一つに絞って」
津田「ねだったみたいでしたね、すみません」
森「いえいえ、いちごあんみつも食べてもらいたかったので」
津田「うーん、それでも申し訳ないし……」
津田(色んな意味で)
森「そうですか?じゃあ津田さんのも一口もらっていいですか?」
津田「構いませんよ」
森「では」
津田(えっあっそんな襟口の開いた服で身を乗り出されると)
森「うん、やっぱり美味しいですね」
津田「あはは……そうですね」
津田(緑か……。いやいや何を考えてるんだ!忘れろ、忘れろ……)
スズ(イチャイチャしちゃって)
シノ(やっぱり胸なのか……)
魚見(これはまずいですね)
アリア「相互餌付けプレイ……」
スズ(もうツッコミませんから)
津田・森「ごちそうさまでした」
津田「美味しかったです。教えてもらってありがとうございました」
森「楽しんでもらえたようでなによりです」
津田「よければ、また二人で来ませんか?」
森「もちろんです。それじゃ、ショッピングモールに行きましょうか」
魚見「流れるように次回のデートを約束しましたね」
スズ「津田のスケベ」
シノ「……」
出島「ショッピングモールに到着しました。お二方もこちらに向かっているようですがどうしましょう」
アリア「フードコートで待機してようか」
出島「ではフードコートの方に移動しましょうか」
津田「到着しましたが、どこに行きます?」
森「んー、特に行きたいところはないです」
津田「俺も特には……」
森「あはは、じゃあ適当に見て回りましょうか」
シノ「こうして見てると本当にカップルみたいだな」
アリア「二人とも、波長が合うって言ってたね」
魚見「あっちの相性は負けてませんけどね」
スズ「……」イライラ
出島(ツッコミがない……。相当苛立っているようですね)
服屋
津田「俺ファッションってよくわからないんですよね……」
森「なんとなくいいなって思うものでいいんですよ。店員さんに聞くのもいいと思いますし」
津田「店員さんって人によるというか。感性の近い人ならいいんですけど」
森「確かに当たり外れはありますね」
津田「そして女の子のファッションはもっと分かりません」
森「じゃあ教えてあげましょう」
津田「お願いします」
シノ「もうなんかただのデートだな」
魚見「惚気話を延々と聞かされてる感じですね」
試着室
森「最近の流行りではこんなのはどうでしょう?」
津田「おお、大人っぽい。森さんはズボン似合いますね」
森「そうですか?嬉しいです」
津田「スカートはあまり履かないんですか?」
森「いいえ、履きますよ?でも時々ひらひらするのが鬱陶しい時があって」
津田「そうなんですね。俺は男なのでよく分かりませんけど」
アリア「私はズボンはあまり履かないな」
スズ「あ、オチ分かったんでもういいです」
本屋
津田「んー……」
森「津田さんってこういう文学作品をよく読まれるんですか?」
津田「元々活字本って好きじゃなかったんですけどね。最近校内新聞用のエッセイを頼まれるようになって」
森「なるほど、それで参考として読むようになったんですね」
津田「はい。何故か好評でしばらくは続けさせられそうなので、少しでもまともなものをと思って」
森「今度読ませてもらえませんか?津田さんのエッセイ読んでみたいです」
津田「恥ずかしいんですけどね……。あんまり期待はしないでくださいね」
森「楽しみにしてます」
魚見「そういえば今週分のエッセイ見せてもらってません」
シノ「そうだった。今度渡すよ」
アリア「今週のも良かったよ。生徒会室の花瓶くらい」
スズ「それもう貶してませんか?」
小物屋
森「あ、この手帳いいな」
津田「ちょっと大きくないですか?」
森「そう?私は大きいほうがいいな」
津田「大きいと邪魔になる時があるじゃないですか」
シノ「やっぱり大きいと不都合が多いのか」
アリア「そうなんじゃないかな」
シノ「……アリアが言うと別の部分の事に聞こえるな」
アリア「やんっ、そんなに見つめちゃらめえ」
スズ「私も大きいほうがいいなあ」
魚見(やっぱりそうでしょう)タユン
スズ「無言の主張はやめろ。あと手帳の話です」
出島(ツッコミスルーキャンセルですね。魚見さん流石です)
ご飯食べてくるのでしばらく止まります
一旦おつ
森さんって年上なんだっけ?
>>60
森さんは二年なので同級生ですね
今日中に終わらせられるよう頑張ります
喫茶店
森「ふう。流石に少し疲れましたね」
津田「ええ、こんなに歩きまわったのは久々です」
森「でも楽しかったです」
津田「俺もです。楽しい時間でした」
津田・森「「ボケがない時間」」
スズ「……」
シノ「おお……萩村が今までになく凄い表情に」
森「津田さん」
津田「何ですか?」
森「津田さんは、ずっとみなさんのボケがない方がいいですか?」
津田「え?」
森「……」
津田「あー、その……」
森「やっぱりちょっと寂しいですか?」
津田「はは、恥ずかしながら。もう日常になってるので」
森「私もです。ずっとボケのないのは、それはそれで寂しいですよね」
津田「確かに、会長は下ネタ大好きだし、七條先輩はぶっ飛んでるし、萩村も気難しい所があるけど」
森「うちの会長も何考えてるかわからないし、エロいこと大好きだけど。それでも」
津田「そんなみんながいいんですよね」
森「自分でも変だなとは思いますけどね」
津田「まあみんなのそういう欠点を補うのが、俺達副会長の役割ですから」
森「補い方がツッコミなのは不本意ですけどね」
津田「ホントですね」
シノ「……!」
アリア「あれっ、シノちゃんどこ行くの!?」
魚見「私も」
アリア「あっ、待ってよう」
出島「若いっていいですねえ」
スズ「……。……ん?」
森『でも』
津田『何ですか?』
森『私は、津田さんといても楽しいです。一番落ち着くというか。だから』
森『……これからもよろしくお願いしますね?』
津田『こちらこそ』
スズ「……」
出島「萩村さんは行かなくてよろしいんですか?」
スズ「いえ、行きます。……お気遣いなく」
出島(いやあやっぱり若いっていいですねえ)
シノ「津田あああああ!」
津田「か、会長!?七條先輩も!」
魚見「とても嬉しかったですよ」
森「会長!?ど、どうしたんです急に」
シノ「津田はいいやつだな!流石私の右手だ!」
津田「……もしかしなくても、ずっと見てたんですか?」
アリア「うん、最初からバッチリ」
津田「何をやってるんですか……」
森「会長もですか?」
魚見「はい。ずーっと、二人のことを視姦してました。キャッ」
森「さっきの言葉を撤回したいくらいですよ……」
スズ「わざわざみんなの前で約束をしたんだから、自業自得よ」
津田「萩村お前もか……」
スズ「あんたがあんまりにデレデレしてるのが悪いのよ」
津田「そんなデレデレしてなっ、あ、萩村さん喉はやめて喉は」
スズ「あんたがツッコミサボったからこっちは一日大変だったのよ……。今度埋め合わせしてもらうから」
津田「うう……。分かりました……」
森「……というか、会長もしかしてさっきの聞いてました?」
魚見「聞いてましたよ」
森「!!うぇ、あのですね」
魚見「私のことをエロいと言ったことでしょう?それを聞いて飛んできましたよ」
森「あー、よかった……」
スズ「……」
魚見「?まあ森さんに私の魅力が伝わっていて嬉しいですよ。でもごめんなさい。あいにくそういう嗜好は」
森「それは私にもないので安心してもらって結構です」
津田「はあ、もうどうするんですかこれ」
シノ「もう津田の好きにしてくれ……」
津田「色っぽく言えばいいってものではありません」
アリア「甘いよ、シノちゃん。ここはさり気なく服をはだけさせるのがポイントだよ」
津田「そういうのはいりません」
スズ(楽だわー……)
森「あの、津田さん」
津田「なんでしょう?」
森(さっきの会話の最後の方は、二人だけの秘密ということで)ヒソ
津田(分かりました)
森(あはは……。増えちゃいましたね、二人だけの秘密)
津田(まあ、こういうのも悪くないのかもしれません)
魚見「ジー」
スズ「……」
魚見「この泥棒猫」
森「……あの、私に言ってます……?」
スズ「だからデレデレしない!」
津田「してない!」
シノ「やっぱり津田はおっぱい星人か!おっぱいか!」
津田「あのここ公共の場なんで叫ぶのやめてください!」
アリア「ほれほれ〜」
シノ「ぐあああああ」
津田「そこ煽らない!」
魚見「会長は許しませんからね。ぷんぷん」
森「はあ……。まあ、楽しいからいいのかな……?」
津田「よくないかなあ……」
森「お互い、頑張りましょう」
津田「そうですね、頑張りましょうか」
魚見「ぶー」
スズ「……」ムスー
終わり
ということで終わりです。
少しでも森さんのssやイラストが増えればいいなと思って書き始めましたが、思ったより森さんのキャラが掴めなかった。
でも首を長くして待ってますから。みなさんガンガン書いてね。
続き求められるのは嬉しいけど酷いですわあ……。
ネタはあるので、第二部じゃないですけど短編いくつか書きます。それは明日以降にちまちまと。
でもみなさんもイラストやssを書いてくださってもいいのよ?チラッチラッ
これはイラストがもらえる流れなのか?書きながら待ってますね
短編って書いたけどやっぱり第二部書きます
そして多分第三部まで書きます
気力と下ネタ(重要)が底を尽きない限り……
背伸びしたいお年頃
あれから二日後、月曜日の放課後
生徒会室
スズ「こんにちは……って、一番乗りか」
スズ「……」
スズ(静かだな)
スズ(それにしても、二人とも楽しそうだったな……)
スズ(やっぱり私なんかより森さんのほうがいいのかな)
スズ「……」
スズ「はあ……」
スズ(確かに、森さんってすごく女性的な体つきだ)
スズ(七條先輩のようなグラマーな体とはちょっと違うけど、胸は大きいし身長も会長と同じくらいある)
スズ(薄っぺらい私と違ってやわらかそうだし)
スズ(ていうか津田のやつ触ってたな)
スズ「……」イライラ
スズ(触ってたし覗いてたな)
スズ(そういえば着替えも覗いたことあるんだっけ。私はその場にいなかったけど)
スズ(エロ津田め)
スズ(私みたいなお子様はお呼びでないってか。そーですかそーですか)
スズ(どうせ胸タッチしても分からないような貧相な体ですよ)
スズ(体型はどうしようもならないから無視するとして……)
スズ(森さんの髪型ってどんな感じだっけ)
スズ「えーと、鏡、鏡っと」
スズ(……真似しようにも、髪が長いから難しい)
スズ「痛っ」
スズ(絡まっちゃった……)
スズ「……」
スズ(ぐちゃぐちゃになってしまった)
スズ(私には真似すら許されないのか)
スズ「……ははっ。こんな髪、いっそ切ろうかな」
ガチャ
津田「あれ、萩村だけか」
スズ「……えっ」
森「こんにちは」
スズ「へっ、な、なんで?」
スズ(なんで森さんが)
津田「あれ、言ってなかったっけ。英稜との交流会、前回あんまりに話が進まなかったから今日もやるんだ」
森「うちの会長ももうすぐ来ます」
スズ「き、聞いてない!津田!」
津田「ご、ごめん。そんなに怒らないで」
スズ「伝言もまともに出来ないの!?いい加減にして!」
津田「悪かったって……」
森(何か嫌なことでもあったのかな。かきむしったような頭だし)
森「萩村さん、その髪どうしたんですか?」
スズ「う」
スズ(最悪。よりによって森さんに見つかるなんて)
スズ「な、なんでもないです。なんでも」
津田「でもなんか凄いことになってるぞ。絡まってないか?」
スズ「あんたは黙ってなさい!」
津田「ごめんて……」
森「私が整えますよ。ブラシ持ってますし」
スズ「え、いや、申し訳ないですし」
森「大丈夫です。セットは得意ですよ」
スズ(そうじゃないんだけどな……)
スズ「……」
森「萩村さんって髪長いですよね。大変じゃないですか?」
スズ「……いえ、もう慣れたので」
スズ(森さんって、こういうところも津田に似てる)
津田「洗うときとか大変じゃないの?」
スズ「そうだけど、それも慣れよ。お風呂は嫌いじゃないし」
森「男の人と違って、女性は長風呂好きですから」
津田「あはは、よくコトミからもよく言われます。あがるの早すぎじゃないかって」
森「……」
津田「あれ、どうしました?」
森「すみません。その、早いのは嫌われるよって付け足されてそうだなって思っちゃって」
津田「あ、はい。よく分かりましたね」
森「……分かっちゃう自分が嫌だ……」
スズ(毒されてるな……)
スズ(う、なんだかちょっと眠く……)
津田「萩村、眠いのか?」
スズ「今日お昼寝してなくて。いや、大丈夫……だから……」
森「髪を整えている間だけでも寝たらどうですか?ちゃんと整えておきますよ」
スズ「そんな、人に髪を整えさせておいてそれは申し訳ないですし」
森「いいですよ、そんなに気になさらなくても」
スズ(しかし、だんだん眠気が強く)
スズ「すみませんがお言葉に甘えて……」
津田「……すぐに寝ちゃった」
森「ずっと我慢してたんでしょうか。ちょっと悪い事しちゃいました」
津田「はあ、こういうところは見た目相応で可愛いんですけどね」
森「そんなこと言って。また萩村さんに怒られますよ」
スズ(来客がいるから今回は見逃すけど、覚えとけよ津田……!)
森「……よし、こんなのはどうでしょう」
津田「おお、なんだか新鮮」
森「萩村さん、萩村さん。終わりましたよ」
萩村「ふぁ……。あっ、ありがとうございま、あれ?」
森「サイドの三つ編み一つ結びにしてみました」
萩村「えっ。あれ、こ、これ、似合って……ますか?」
森「可愛いと思いますよ!津田さんは?」
津田「ええ、可愛いです。いつもの髪型もいいけど、これはこれで」
森「でしょう?似合うかなって前から思ってたんです。ポニテも似合いそうですよね」
萩村「あ、あはは。ありがとうございます」
萩村(褒めてくれた……。けど、ちょっと複雑かも)
津田「森さん髪の毛いじるの上手ですね。よく髪型変えたりしてるんですか?」
森「いえ、人のをいじるのが好きなだけで。自分のは面倒でいつもこれにしちゃいます」
津田「その髪型って楽なんですか」
森「慣れてるのでこう、ばーってまとめてガーってやって終わりです」
萩村(擬声語多いな)
津田「男はその辺全くわからないんですよ。コトミは簡単な2つしばりだし」
萩村「そうそう、そう言いながらも津田はコトミのおかげかこういう話分かるよね」
津田「あいつ俺以上に朝弱いから、毎日髪整えさせられるんだよ……」
森「お兄ちゃんは大変ですねえ」
シノ「津田がコトミをイジってると聞いて!」
アリア「走ってきました!」
魚見「そういうのはお姉ちゃん認めませんよ」
津田「はは、そのまま走り去ってしまえばよかったのに」
森「今からでも遅くないですよ。ほら」
魚見「あんっ、そんな強引に」
森「その言い方はやめてください」
魚見「雑務に手間取って少し遅れてしまったタカ君のお姉ちゃんことウオミーです」
津田「後半のアピール要りませんね」
魚見「タカ君のウオミーです」
津田「その省き方は駄目だよね」
シノ「ふむ。アリア、M男の攻めはアリなのか?」
アリア「誘い受け相手なら。主導権を握っているようで実は弄ばれているというS女歓喜のシチュになるよ」
森「語らなくていいですよ」
シノ「ああ、誘い受けのおねショタ的な」
アリア「そうそう、そんな感じ」
森「そろそろ止めろ!」
スズ「今日も収拾つかなさそうだな……」
津田「てか人を勝手にM男扱いするな」
シノ「さて、今日は真面目に会議をしないとな」
津田・森(最初から真面目にしてください……)
アリア「シノちゃん、今日は文化祭の話だっけ」
シノ「ああ、文化祭を通しても二校が連携出来ないかと思ってな」
魚見「でも桜才と英稜の文化祭って少し時期が違いますよね」
シノ「ああ、だから直接は連携できないんだが間接的にでも出来ないかなと」
スズ「間接的とは?」
アリア「これのことかな」
津田「あーストップかばんから出さなくていいから」
森(持ち歩いているのか)
シノ「例えばだな、文化祭のテーマを対にするとか」
アリア「SとM」
魚見「姉と妹」
森「分かってた」
津田「もうツッコミいらないか」
スズ「しかし対と言っても難しいですね。科学と自然とかですかね」
シノ「うむ、実はそうなんだ。案は悪く無いと私は思っているのだが、いかんせん具体例が出ない」
森「そうですね……。クラス単位のサブテーマならいくらか思いつきますが」
津田「学校単位の大きなテーマとなると難しいですね」
三十分後
シノ「うーむ、いい案が出ないな……」
魚見「今日は一旦切り上げますか」
アリア「そうだね。こういうのって行き詰まったら進まないもんね」
シノ「では各自、次までに考えてきてくれ」
森(真面目に進行してる……)
津田「他に話し合うことってありましたっけ」
スズ「えーと、あとはいつも通りの情報交換ですね」
シノ「あれ、それだけか」
魚見「まあ二日目ですし」
シノ「それは大変だな」
アリア「お大事に」
津田「せっかくまともだったのに」
魚見「そういえば、前に言っていた桜才の男子トイレの件はどうなりましたか?」
シノ「うむ、それなのだが。トイレの増設となるとそれなりの工事になるから我々にはなんとも」
スズ「耐震工事が数年後に予定されているので、それに合わせてという話に今はなっているそうです」
魚見「タカ君、大変でしょう?」
津田「へ?いやまあ、元々職員用だったので狭くてなにかと混雑してはいますがそこまでは」
魚見「人が多くて先生もいると、一人遊び出来ないじゃないですか」
津田「学校のトイレはそういう場所ではない」
シノ「安心しろウオミー。遠くのトイレなら人の出入りが少ない」
アリア「やり放題だね」
森「なにを勧めてるんだあなたがたは」
アリア「ナニを!」
スズ「先輩そのネタ好きですね」
魚見「桜才はまだ恋愛禁止なんですよね?」
アリア「そうだよ?」
魚見「しかし先ほど、いちゃこらしやがってるカップルを見かけたのですが」
森「会長、言葉遣い気をつけて」
魚見「しかも手を繋いでいました」
シノ「うむ……。下のナニで繋がっているなら問題だが、そういう関係程度なら許すべきじゃないかと議論中なんだ」
津田(ツッコんでやるものか)
スズ「今は試しに大目に見てるんですよ」
魚見「しかし、繋いだ手でナニをしたら間接手コ○に」
シノ「やっぱり禁止しよう」
アリア「あらあら〜」
森「あの下ネタも禁止にしませんか?」
今日はここまでで
ちょっと表現が足りなかったので補足すると、>>101でアリアの持ちだしたものは原作#89でアリアが持ってるアレです
最新刊に森さん来るかなって待機してましたがそんなことなかったですね
続き書きます
シノ「英稜はどんな感じだ?」
魚見「最近、香水をつける女子が増えていて問題になってます」
森「加減を知らない子が多くて、更衣室やトイレがかなり匂うんですよ」
魚見「ですから校則で禁止すべきでないか、と現在議論中です」
津田「香水か……。俺はああいう匂いって苦手なんですよね」
アリア「男の人って、案外そういうの苦手なんだよね」
スズ「ネイルアートもそうですが、自己満足的側面が強いですよね」
津田「そうですね、自分の周りはシャンプーの香りの方がよっぽどいいって話題になってました」
森「あはは……。その言葉を聞かせてあげたいです」
シノ「津田が風呂あがりの女性の匂いが好きということをか?」
津田「間違ってないけどその言い方は悪意がありますよね」
魚見「タカ君、分かったよ」
津田「いや多分だけど分かってない」
シノ「そんなところか……」
魚見「今日はこれにてお開きということで」
シノ「みんなお疲れ様だ」
魚見「では私達はこれにて」
アリア「もう行っちゃうの?なにか用事があるのかな」
魚見「ええ、生徒会の備品の買い足しをしないといけないので」
シノ「ああ……。そういえば私達もそろそろ買い足しといた方がいいような」
スズ「そうですね。備品の在庫が切れてきてます」
魚見「では、こうしませんか?くじ引きをして、ハズレの二人が二校分の買い足しをするということで」
森「でも、うちは買わないといけないものそこそこありますよ?」
スズ「うちもです」
魚見「じゃあハズレは三人で」
津田「あ、俺は男なのでハズレでいいですよ」
シノ「……じゃあ、”アタリ”が二つだな」
魚見「ええ」
アリア「うふふ」
津田「?」
シノ「えーくじ引きの結果、買い出しは津田と萩村と森になりましたあー」
スズ(すごい不服そう……)
魚見「……あなたは、私の右腕ですから」
森「へ?」
魚見「タカ君の右手になってはいけませんよ」
森「あなたは津田さんをなんだと思っているんですか」
津田「ホントだよ」
アリア「今は晴れてるけど、ちょっと雲行き怪しいから注意してね」
スズ「ありがとうございます。それでは、行ってきます」
アリア「いってらっしゃ〜い」
魚見「ぶー」
シノ「ぶー」
津田「えっと、なにを買うの?」
萩村「うちは領収書と印刷用紙とホッチキスの芯ね」
森「うちは印刷用紙とファイルと、あと蛍光灯を三本ほどです」
津田「結構な量になりそうだな……」
萩村「まあ、三人もいればなんとかなるでしょ」
津田「でも森さんは一人で持っていくことになるよね」
森「あー、それは会長に運ぶの手伝ってもらおうかと」
津田「森さんさえ良いなら、うちに置いて帰ってもらえば俺が明日持っていきますよ」
森「えっ。嬉しいですけど、それは申し訳ないですよ」
津田「しかしかなりの量でしょう。持ってかえるのも大変なはずですし」
森「う……。そうなんですよね。それではお言葉に甘えて」
津田「任せて下さい」
森「その代わり、私も英稜に持っていくの手伝いますから」
津田「ありがとうございます」
森「お礼を言うのはこちらですよ。ありがとうございます」
スズ(……)
シノ「……よく考えたら、森は一人で英稜まで運ぶことにならないか?結構な量なんだろう?」
魚見「きっとタカ君が運ぶのを手伝うことになると思います」
シノ「そ、それでは森に更にリードされてしまうではないか!」
魚見「ええ、そうなりますね」
シノ「ウオミーはそれでいいのか!?森はああ見えてかなりのヤり手だぞ!?」
魚見「私は寝取られるのも寝取るのも好きなので」
アリア「あ。それすごく分かるな〜」
シノ「私がマイノリティなのか……」
魚見「シノっちも早くこちら側に」
アリア「楽しいよ?」
シノ「いや、遠慮しておこう」
魚見(タカ君、お姉ちゃんのお膳立てをちゃんと生かすんだよ)
ホームセンター
森「うっ……。印刷用紙って結構重い」
津田「持ちますよ」
森「すみません、お願いします」
スズ「津田、これもお願い」
津田「任せなさい」
森「こういう時、男の人って本当に頼りになります」
津田「はは……。俺の場合、周りが優秀でこういう時しか活躍できないので」
森「そんなことないと思いますよ」
スズ「そんなことないわよ」
津田(ハモった)
森(やっぱり津田さんって人望あるな)
スズ「そんなことないわ……。津田はよくやってるわよ」
津田「ありがとう。萩村にそう言ってもらえると自信が出るよ」
スズ「そ、そう」
森(なんか微笑ましい)
森「買い物は終わりましたが」
津田「思っていたより量が多い」
スズ「頑張って津田の家まで運びましょう……」
津田・森「おー……」
津田宅
津田「やっと帰ってこれた……」
スズ「想像以上に疲れたわね」
森「これを家まで運んでたと思うとゾッとします。津田さんがいて助かりました」
津田「いえいえ。せっかくですし、うちにあがってください。コーヒーでも入れますよ」
森「では、お言葉に甘えて。喉も渇きました……」
スズ「お邪魔します」
津田「森さんは砂糖とミルク入れますか?」
森「いえ、ブラックで」
スズ「……じゃあ私も」
津田「あれ、萩村はミルクいらないのか?」
スズ「今日はそういう気分なの。別にいいでしょ」
津田「いや、いいけどさ。お待たせしました」
森「ありがたくいただきます」
スズ(うっ、やっぱり苦い)
津田「萩村、無理ならそこに砂糖とミルクあるから」
スズ「…いいの。私は飲むの」
津田(また怒らせちゃったかな)
スズ(……苦いな……)
コトミ「あれ、お客さんだ」
津田「コトミ、帰ってたのか」
森「お邪魔してます」
コトミ「ああ、タカ兄が籠絡した英稜の副会長さん」
津田「してない」
森「あ、あはは……」
コトミ「そしてスズ先輩……って、その髪型どうしたんですか!?可愛いですね」
スズ「森さんにセットしてもらったの」
森「似合うかなって思ってね」
津田「実際似合ってるよ。可愛い感じが出て」
スズ「照れるから、あんまり褒めないで……」
コトミ「ほうほう、スズ先輩は罵倒される方が好みと」
森「その解釈はおかしい」
コトミ「スズ先輩がゆでダコのようになってしまった」
津田「なんだか珍しいな。萩村がそこまで照れるなんて」
スズ「ちょっとそれどういう意味よ」
津田「いや、萩村って褒められ慣れてそうだなって」
スズ「う……。その、それはそうだけど」
コトミ「いいなあ。私なんてめったに褒められないのに」
津田「褒められるようなことしてないからだろ。まずは遅刻をなくせ」
コトミ「……分かった!私、褒めてもらうの諦める!」
津田「遅刻をなくせ!」
スズ「それじゃ、そろそろおいとまするわ」
森「コーヒーごちそうさまでした」
津田「お粗末さまでした」
スズ「明日の朝、津田の家に寄るから」
津田「へ?」
スズ「放課後は英稜の分を運ばないといけないでしょう?朝のうちに桜才の分は運んでしまうわよ」
津田「ああ、そういうことか」
森「すみません」
津田「俺が好きでやってるんですから、気にしないでください」
コトミ「私が手伝えればいいんですけどね」
スズ「あんたは遅刻しないように専念しなさい」
コトミ「てへへ」
スズ「笑い事じゃないわよ……」
萩村宅
スズ(はあ。今日は疲れた……)
スズ母「おかえりなさいスズちゃん……って、やだその髪型、かーわーいーいー!」
スズ「あ、ああ、これは友人が」
スズ(……友人か)
スズ母「えー、なんだ。副会長のあの子じゃないのね」
スズ「何を期待してるのよ」
スズ母「お前の編み目に突っ込ませてくれっていう」
スズ「ちょっと待って本当に何を期待してるの?」
スズの自室
スズ「はあ」
スズ(余計に疲れた)
スズ(……)
スズ(この髪型は)
スズ(津田が可愛いと言ってくれた髪型で)
スズ(森さんが結ってくれた髪型)
スズ(嬉しいけど、嬉しくない)
スズ(……)シュル
スズ「気に入らないわね」
スズ(こんな私も)
今日はここまでです
明日には二部も終われそうです
意外に森さん知らない人いるのね
拾い画像で申し訳ないが
http://i.imgur.com/0xH1nOR.jpg
>>132
この画像見て「森さんは一生懸命突っ込まれる方だけどねぐへへ」とか思っちゃった人はss書けるよ
俺は思っちゃったよ
あとこの画像持ってなかったからありがとう、津萩の四コマ描いてる方のみたいだね
翌朝
スズ「ん、朝か……」
スズ「ちょっと早いけど、身支度済ませて行こうかな」
スズ(迷惑かな。でも少しでも)
スズ「……まあ重い荷物運ばないといけないからね。早く動くに越したことはないよね」
スズ「そうよね。しかたないわよね」
津田宅
スズ「おはよう」
津田「おはよう萩村」
スズ「コトミは?」
津田「一応、今叩き起こしたんだけど……」
スズ「不安ね……」
津田「だなあ」
スズ「まあいいわ。さっさと運びましょう」
津田「じゃあ萩村はこっちをお願い」
スズ「任せなさい」
生徒会室
スズ「到着!」
シノ「やあ、おはよう」
スズ「おはようございます」
津田「ああ、会長」
シノ「朝からご苦労だ」
津田「会長もお疲れ様です」
シノ「あれ、萩村。……その、髪型を戻したのか」
スズ「え?ええ」
シノ「あんまり気持ちよくなかったのか?」
津田「はい?」
スズ(オチがみえた気がする)
シノ「昨日は恥ずかしくて聞けなかったが、その、三つ編みの編み目で髪コ○するための髪型だったんだろう?」
津田「ちげーよ!」
シノ「す、すまん。津田は巻きつける派か」
津田「そういう話でもねえよ!」
スズ(うちの母親より上手だった)
津田「あの、会長」
シノ「どうした津田」
津田「えっとですね、昨日の買出しのことなんですが思ったより量が多くて」
津田「それで、森さん一人で運ぶのが無理だったのでうちにおいてあるんです」
津田「で、放課後それを運ぶのを手伝うので一旦帰りますね」
シノ(まあそうなるよな……)
スズ「私も同行します」
シノ「は、萩村もか?」
津田「え、萩村はいいよ」
スズ「なによ、私じゃ役に立たないってこと?」
津田「いやそういうわけじゃ……まあいいか。じゃあ会長、そういうことなので」
シノ「え、う、うん。……わ、私も」
津田「会長?そろそろ校門に立たないと」
シノ「お、おお、そうだな。行くか」
スズ(すみません会長、今はフォローしません)
アリア「おはようみんな」
シノ「おはようアリア」
津田・萩村「おはようございます」
アリア「あれ……。スズちゃん、髪型戻したんだね」
スズ「頬染めている時点でオチみえてるんでもう結構ですよ」
アリア「ええ!?私だって三つ編み髪○キのこと聞くの恥ずかしいんだよ!せっかく勇気出したのに、もう!」
津田「先輩それは蛮勇ってやつです」
アリア「シノちゃん、蛮勇だって」
シノ「ああ、『くっ、殺せ!』ってやつだな!」
津田「はは、会長が言うと様になるなー」
萩村「諦めるな津田……!」
放課後
津田「それじゃ、行ってきますんで」
スズ「今日は大した予定はありませんが、後はよろしくお願いします」
シノ「おーいってらっしゃーい……」
アリア「いってらっしゃい」
津田(すっげーだれてるな……)
スズ(会長すみません……)
津田宅
森「……」ソワソワ
津田「あれ、森さん。もういらしてたんですね」
森「あ、津田さん。……萩村さんも?」
スズ「私も手伝おうと思いまして」
森「すみません、ありがとうございます」
津田「困ったときはお互い様ってことで。それじゃ、さっさと運んじゃいましょう」
森「はい」
英稜高校生徒会室
魚見「みなさんお疲れ様でした」
森「はい、疲れました……」
魚見「そう言うと思ってました。今日はもう帰っていいですよ」
森「え、いいんですか?」
魚見「ええ、後は私がやっておきますから」
魚見「そうそう。タカ君とスズぽんもこのまま帰っていいってシノっちから連絡きてますよ」
森(スズポン……)
スズ「あ、え、そうなんですか」
魚見「そうなんです。せっかくですし、もりっちは二人にお礼をしてきてはどうでしょう」
スズ(もりっち……)
森「ええと、そうですね。ケーキ屋に行こうって話をしていたので行ってきます」
魚見「あとで私と割り勘しましょう。お二人にはお世話になりました」
津田「いえいえ、そんな申し訳ないですよ」
魚見「あっ、そうですね。タカ君には体で支払ったほうが」
津田「ありがたくケーキの方をご馳走になります」
魚見「ちぇ〜」
魚見「そうそう。桜才は買い食い禁止でしょう。ちゃんと一旦家に帰るんですよ」
スズ「はい、もちろんです」
魚見「ついでにもりっちも着替えてきなさい。あまり制服姿で遊び歩くのはよくありませんし」
森「分かりました」
魚見「家が遠くて大変だとは思いますが、私達は生徒会ですからね」
津田「みんな偉いなあ。俺はめんどくさいと思ってしまいます」
魚見「そうです、エロいんです」
森「それは会長だけですね」
森「思わぬ展開となりましたね」
津田「そうですね」
スズ(ケーキ)
森「駅前のケーキ屋さんでもいいんですけど、今日はうちの近くのケーキ屋にご案内したいなと思います」
スズ「ケーキお願いします」
津田「あはは……、それじゃあお願いします」
森「待ち合わせはどこにしましょう?」
スズ「私、森さんの家がどこか知りません」
森「俺もです」
森「ええと……」
津田「そうだなあ。萩村は家で着替えてうちに来てくれる?」
スズ「いいわよ」
津田「森さんは一旦うちに来て待っててください。ケーキ屋に行くついでに森さんの家に寄りましょう」
森「じゃあそうしましょうか」
スズ「それじゃ、帰りましょうか」
津田宅
森「おじゃまします」
津田「お茶を出しますね。少し待っててください」
森「ありがとうございます」
森(……)
津田「お茶です。どうぞ」
森「……へ、ああ、ありがとうございます」
津田「何か考え事を?」
森「いえ、なんだかよく津田さんの家におじゃまになってるなって」
津田「あはは、そういえばそうですね」
森「最初は会長の家と騙されてきたのですが……」
津田「あの人はなにをしているのやら。あの時は……っ」
津田(俺の唇に森さんの人差し指が……これは)
森「ダメです。忘れるって約束ですよ」
津田「その、すみません」
津田(畑さんに見られたら酷いことになりそうだ)
森「私だって、恥ずかしかったんですから」
津田(っ……)
畑「……ほほう?」
津田「そ、それじゃ、俺は着替えてきますね」
森「ええ」
津田(森さんの表情にドキッとしてしまった……)
森(うー、やっぱり覚えてるよね。恥ずかしいな)
津田(ごめんなさい森さん。その、俺も男だもんで、少しくらいは見逃してください!)
三分後
津田「お待たせしました」
森「やっぱり男子って準備早いですね。女子なら三倍以上かかりますよ」
津田「男なんて着替えるだけですからね」
さらに三分後
スズ「お待たせ」
森「あれ」
津田「萩村早いな」
スズ「森さんを待たせるわけにも行かないでしょ」
森(よだれが)
津田「萩村は違いましたね」
森「あはは、そうですね」
スズ「?」
津田「それじゃ、行きましょうか」
意味があってやってるとしたらその意味がよくわからないし
単純なミスだとしたら元作品かその人物にたいして思い入れがないのかと考えてしまう
>>146
ごめんなさい、なにかありましたか
えっと、ざっと見なおしてミスと思われてそうなことですが
・スズが時々萩村「セリフ」となってしまっている:これは単純にミスです。言い訳ですが試し書きの時に萩村で書いていたので凡ミスです。
・英稜生徒会は下の名前で呼び合っているのにもりっちと呼んだ:あなた呼びだけで誤魔化すのは限界が来たので呼んでそうなアダ名を使いました。
畑さんになにか違う点があったのかはすみませんが分かりません
取り敢えず投げ出すわけにも行かないので最後まで書かせてもらいます
あ、ほんとだ。すみません。
ああ……その、生徒会役員共のことは嫌いにならないでください。それだけお願いします。
これからはより、校正に力を入れます。
お騒がせしました。続き書いていきます。
また何かありましたら教えて頂けると嬉しいです。
畑「んー、すぐに記事にしてもいいのだけれど……」
畑「このネタは温存しておきましょうか」
畑「このペアはすぐに進展しそうだし、あえてちゃちゃを入れないことで大物を狙う」
畑「ということで津田副会長。私の好意に感謝してくださいね」
畑「ほほほ……」
森宅
森「どうぞ」
津田・スズ「おじゃまします」
森「すぐ着替えてきますので、待っててくださいね」
スズ「お構いなく。ごゆっくりどうぞ」
津田(森さんの家か……)
スズ「何呆けてるのよ」
津田「ああいや、別に」
スズ「女の子の家なんてもう手慣れたもんでしょ。プレイボーイさん」
津田「その不名誉なアダ名はぜひやめていただきたく」
スズ「そう思うなら努力しなさい」
津田「何を?」
スズ「……この調子じゃ一生無理そうね」
津田「そんな殺生な」
森「お待たせしました」
津田「森さん、今日はスカートなんですね」
森「暖かくなってきましたから。……似合い、ますか?」
津田「ええ、とっても」
森「ふふ。ありがとうございます」
スズ(黒ストも似合うな……)
森「……あの、萩村さん?」
スズ「ふぇ!?あ、いえ、似合ってるなって」
森「そ、そうですか?嬉しいです」
スズ(私の萌えポイントが、って思っちゃった私も会長たちに毒されてるな)
森「ここがおすすめのケーキ屋さんです」
スズ(いい匂い……)
津田「オシャレなお店ですね」
店員「いらっしゃいませ。えーと、……みなさまはご家族ですか?」
森「へ!?」
津田(あっちゃー……)
スズ「……」
店員「今、家族で来てくださった方には家族割引のキャンペーンをしているのですが」
津田「あー、えーと……」
スズ「家族です」
津田「!?」
店員「かしこまりました。では、奥の方の席へどうぞ」
森「そんな、えーと、あう……」
津田(森さんが真っ赤に……。萩村も真っ赤に……)
スズ(だっておごってもらうんだもの。しょうがないじゃない)
津田「萩村、よかったのか?」
スズ「別に。おごってもらうわけだし、姉妹扱いくらいは我慢するわ」
津田「え?ああ、姉妹か、そうだな」
スズ「……親子なわけ無いでしょうが。このスケベ」
津田「……すみません」
スズ「ほら、森さんが撃沈しちゃってるじゃない」
津田「いやホント申し訳ないです」
森「……へ!?ああいや、こちらこそ不束者ですが」
スズ「森さん、一旦落ち着いて」
スズ「落ち着きましたか?」
津田・森「はい……」
スズ「流石にナチュラルな子供扱いには傷つきます」
津田・森「すみません」
スズ「お詫びに二人のケーキを一口ずつくれれば許しましょう」
スズ(いろんな種類のケーキを食べたいし)
森(可愛い)
津田「それででよければいくらでも。萩村はどれを頼む?」
スズ「うーん、こっちのチーズケーキかこっちのチョコレートケーキかで迷ってて……」
森「じゃあ私はチョコレートケーキにしますので、半分こしましょうか」
スズ「いいんですか!?」
森(可愛い)
森「津田さんはどうします?」
津田「んー。萩村、他に気になってるのはある?」
スズ「……このシフォンケーキ」
津田「じゃあ俺はこれにします」
スズ「なんかごめん」
津田「気にしなくていいよ、俺もシフォンケーキ食べたいし」
森「それじゃあ注文しますね」
スズ「美味しい……!」
森「満足してもらえたようでなによりです」
津田「萩村、シフォンケーキも美味しいぞ」
スズ「ん!本当ね!」
森「こっちのチョコレートケーキも」
スズ「〜!」
森(なんか……)
津田(本当の家族みたいになってるな)
スズ(久しぶりのケーキだから幸せ……)
スズ「ごちそうさまでした」
津田「森さん、ありがとうございました」
森「いえいえ、私も楽しかったです」
スズ「また来たいですね」
津田「そうだな。今度は会長たちもいっしょに」
森「それも楽しそうですね。機会があればぜひ」
スズ「……今度は姉妹扱いはごめんだからね」
津田「それは本当にごめん」
森「すみません」
スズ(しょんぼり謝られるのもそれはそれで傷つく……)
森宅
森「家まで送ってもらってすみません」
津田「いえいえ、通り道でしたしもう遅いですから」
森「今日はありがとうございました。それでは、また今度」
スズ「こちらこそありがとうございました」
津田「おやすみなさい」
森「ええ、おやすみなさい」
津田「……さて、萩村も送っていくよ」
スズ「ありがとう」
スズ(だいぶ暗くなってきたし……怖いし)
萩村宅
津田「それじゃ。今日は荷物運び手伝ってくれてありがとう」
スズ「い、いいのよそのくらい。……お疲れ様」
津田「ああ、お疲れ様。また明日な」
スズ「ええ、また明日学校で」
スズ(……)
スズ「はあ、家族かあ……」
スズ「私が奥さんで森さんが子供って可能性も」
スズ(いや、それはないわ)
スズ母「あら、スズちゃんおかえりなさい」
スズ「ただいま」
スズ母「ご飯にする?お風呂にする?それとも……」
スズ「あーお風呂お風呂」
森「ふう、楽しかったな」
森(家族か……)
森(……)
森(津田さんも親子だと思ってたよね)
森「あなた……なんて言っちゃったり」
森(ダメだ恥ずかしすぎるなにをやってるんだ私は)
森「うわ……顔真っ赤になってる」
森(……)
森(今日はもう寝よう。余計なことばかり考えちゃう)
森「おやすみなさい……」
スズ母「スズちゃんココアいれたわよ」
スズ「ああ、ありがとう」
スズ母「なんかスズちゃん、元気ないけど大丈夫?」
スズ(ココア……。ココアか)
スズ母「……あんまり無理しないようにね」
スズ「……」
スズ(森さん”も”ブラックが好きだった。私もあれを美味しいと思える日が来るんだろうか)
スズ(ああ、大人になりたいなあ)
終わり
ということでなんとか二部も終わりです。
早速誤字ってますね。集中力のなさがバレバレですすみません……。
なるべく原作に忠実にキャラを動かそうと心がけていますが、矛盾とかあれば指摘して頂けるとありがたいです。
明日から最後の三部目を書きます。ミスの多い自分ですがなんとか減らせるよう頑張ります。
少しでも楽しんでいただけたら幸いです。あとみんな森さんのイラスト書こう。ssでもいいよ!
三部書いていきます
お付き合いいただける方はもう少し頑張りますので楽しんでいただけたらと思います
そうでない方はここまで読んで下さりありがとうございました
魚見「恋とはなんでしょうか」
森「急にどうしました?」
魚見「今の私はセンチメンタルウオミーなのです」
森「はあ」
魚見「愛とは違う、特殊な感情です。経験したことはありますか?」
森「いえ、あまりそういうのは」
魚見「元々引っ込み思案な性格でしたので、私もありません。ですからまったく未知の存在なのです」
魚見「愛とは決して後悔しないこと。そういうフレーズを耳にしたことが有ります。それならば恋は?」
森「後悔すること……?」
魚見「分かりません。あっている気もしますし、間違っている気もします」
森「……」
魚見「いつか私が恋をしたとして、私はその恋に気づくことが出来るのでしょうか」
森「……津田さんのことは?」
魚見「私のこの気持は、本当に恋なのでしょうか」
森「それは……。えーと、津田さんのことが好きなら恋でいいんじゃ」
魚見「私はあなたのことが大好きです」
森「えっ」
魚見「でもこれは恋ではないでしょう。私がそういった嗜好を持っているならばまた別の話ですが」
森「はあ」
森(いきなり何事かと思った)
魚見「私のこの気持は、本当に友人や家族に対するものではないのでしょうか?」
魚見「あまり人付き合いをしてこなかったものですから、時折そう思ってしまうのです」
森「うーん、傍目から見れば完全に恋人に対するそれですよ」
魚見「そうですか?」
森「ええ、まあ」
魚見「自身を持ってセフレ面してもいいんでしょうか?」
森「無理にボケなくてもいいんですよ」
魚見「だってウオミー恥ずかしいんだもん」
森(下ネタの方が恥ずかしいと思うんだけどなあ)
森(恋か……)
森(私の、この気持ちは)
魚見「顔が赤いですよ」
森「えっ?そ、そんなことは」
魚見「確かに潜在能力は高いと思っていましたが、まさかここまでとは」
森「いや、その……」
魚見「いくらなんでもお尻が軽すぎます」
森「”お”をつければいいってものではないです」
魚見「ということで来ちゃった」
津田(何がということなんだろうか)
魚見「みなさん交流会ぶりです」
アリア「といっても2週間ぶりだけどね」
森「そうですね。あまり久しぶりというわけでもないですね」
魚見「タカ君とは毎日のようにあってるけどね」
シノ「む」
津田「いやその、最近親がまた忙しくて」
魚見「タカ君のお世話をしてます」
スズ(謎のダブルピース……)
アリア「お世話って、シモの?」
津田「そんなわけあるか」
森「まあ私も、津田さんとは先週末あったばかりで」
津田「そうですね。俺は久しぶりって感じがしません」
シノ(!?)
スズ(いつの間に)
魚見(えっお姉ちゃん知らないよそれ)
アリア「やっぱり二人って相性いいんだね」
森「そう……ですね」
津田「話していて気が楽ですから」
シノ(あれこれやばいんじゃないか)
スズ(ナチュラルに攻めるなあ……)
魚見(この泥棒猫ってセリフ、練習しとかないと)
魚見(いやでも、『私とこの女、どっちにするの!?』というセリフの方が)
スズ「それで今日はどうされたんです?」
魚見「ああ、個人的なことなのですがシノっちに相談したいことがあって」
シノ「そうか。私で良ければいくらでも相談に乗ろう」
魚見「ありがとうございます。お礼に、なにかあればシノっちの相談にも乗りますよ」
シノ「ふむ……。そうだな」
シノ「ウオミーはナプ○ン派か?タン○ン派か?アリアにタ○ポンを勧められるのでな、ウオミーの意見を聞きたい」
津田「そういうのは俺のいないところでお願いします」
魚見「私は……」
森「答えなくていいですから!」
魚見「最近もやもやと考え込んじゃうことが多くて。シノっちなりの気持ちの切り替え方を聞きたいなと」
津田「あ、それは俺も聞きたいです」
スズ「会長って気持ちの切り替えが上手ですもんね」
アリア「何か心がけていることとかある?」
シノ「うーむ、特にはなにも。反省することといつまでも引きずることは別だからな」
津田「それは分かるんですけど、なかなか難しくて。なにかコツってありますか?」
シノ「コツか……。改めて言われると難しいな」
スズ「やっぱり慣れですかね」
魚見「夜と同じですね」
アリア「夜と同じだね」
津田・森(綺麗にハモったなー……)
スズ「勉強や趣味に没頭するというのはどうでしょう」
スズ「一旦気持ちをリセットすれば、上手く考えられるようになることもありますし」
魚見「私、そういう時って何をするにも上の空になっちゃうんです」
アリア「スポーツはどうかな?体を動かせば余計なことを考えられないし、気持ちいいよ」
魚見「なるほど、スポーツですか」
アリア「私もしてるよ。夜のをね!」
津田(出島さんのせいで冗談に聞こえないな)
森(冗談だよね……?)
アリア「……あら?」
魚見「ということで」
シノ「第一回、生徒会対抗バドミントン大会in桜才学園!」
アリア「どんどんパフパフ~」
津田(なんか始まった)
シノ「今日はバド部が校外で練習だから場所を借りたぞ」
魚見「お前らルールは簡単だ。各生徒会の会長と副会長がペアとなってバドミントンを行う!」
森(そういえば会長ってスポーツのことになると人が変わるんだった)
シノ「勝った方が真の生徒会だ!」
魚見「審判は七条さんと萩村さんです」
アリア「うふふ、アナル締めて頑張ります」
津田「もう恥じらう気ゼロですね」
スズ「……まあ、どっちも頑張ってください」
魚見「いいですか。絶対に勝ちますよ」
森「も、もうちょっと気楽にやってもいいんじゃ」
魚見「ダメです。たかがゲーム、されどゲーム。常に全力を尽くすのが英稜生徒会です」
森「その、運動はそこまで得意ではないので……」
魚見「大丈夫です。こういうのは勢いです!」
森「大丈夫かなあ……」
魚見「いざとなったらそのおっぱいで跳ね返せばいいですよ」
森「そこまで言うなら会長もやってくださいよね」
魚見「……本当にやりますよ?」
森「ごめんなさいやめてください」
シノ「津田、前衛と後衛どちらにする?」
津田「俺ちょっとしかバドってやったことないんですが、どちらがいいですかね」
シノ「む、そうなのか。個人的には前衛の方が難しいと思う」
津田「では俺は後衛になります」
シノ「いや、君は前衛だ」
津田「へ!?」
シノ「君だけ男なんだ。これで五分五分というものだろう」
津田「ああ、なるほど。分かりました」
シノ「あ、あなる!?」
津田「あんたは小学生か」
魚見「む。タカ君が前衛でシノっちが後衛ですか」
津田「はい」
魚見「じゃあ私達も交代しましょう」
森「でも前衛は難しいってさっき会長が」
魚見「それではシンメトリーにならないじゃないですか!」
森「え、ええ……?前衛でもいいですけど、あんまり期待しないでくださいね」
魚見「何を言うのです。やる前から弱腰など言語道断」
魚見「あ、やる前ってヤる前ってことじゃないですよ。ほんとマジ」
森「あーなんかやる気なくなってきました」
魚見「本気でいきます」
シノ「ああ、お互い全力を尽くそう」
森「……頑張りましょうか」
津田「あはは……」
スズ「えーそれでは、桜才高校生徒会対英稜高校生徒会、バドミントン勝負」
アリア「20点先取したほうが勝ちだよ。それでは始め!」
魚見「いざ」
シノ「尋常に勝負!」
>>209
×桜才高校
○桜才学園 です
桜才 6-4 英稜
シノ「せい!」
森「ひゃっ!」
魚見「腰が引けてます。怖気づいては駄目ですよ」
森「その、頭では分かっているんですがつい体が……」
魚見「腰使いが課題ですね」
森「その表現は私嫌いだなあ」
桜才 11-10 英稜
シノ「実力はほぼ同じだな」
津田(……俺男なのに……)
魚見「むう、ここらで引き離しておきたいところですが」
魚見「……」
森「会長?どうしました?」
魚見「もっとジャンプを上手く使いましょうか」
森「ジャンプすればいいんですね?分かりました」
魚見(もりっちの身長でジャンプをすれば、ちょうどタカ君の目の前で大きなモノが跳ねることになる)
魚見(この勝負もらった!)
桜才 15-18 英稜
魚見「ふふ、これは大きなリードです」
シノ「むう、津田!動きが鈍いぞ」
津田(だってあれは流石に気になる!)
魚見(ネット越しとはいえ、至近距離での全力ぱい揺れ。男子高校生には効果は抜群)
魚見(しかし思っていたよりは動きが鈍っていない。流石はフラグクラッシャーです)
森「会長、こんな感じでいいですよね!」
魚見「ええ、このまま終わらせます」
シノ(む……。なにか手を打たねば)
シノ(……そうだ)
シノ(津田、森の目を見ろ)ヒソ
津田(どういうことですか?)
シノ(眼力で相手をひるませるんだ!)
津田(わ、わかりました)
津田「……!」
森「……?……」
森(津田さんの目が本気に。……いえ、負けません!)
森「……!」
津田「……」
津田(会長これ逆効果じゃないですか!?)
シノ(あれ、効いてない。照れるかなと期待したのに)
魚見(甘いですよシノっち。彼女は今、自分のぱい揺れにも気が向かないほどバドに夢中ですから)
桜才 18-19 英稜
シノ「なんとか追い上げたが後がないな……」
魚見「ふふふ、この勝負はいただきますよ」
シノ「まだ諦めるには早い!行くぞ津田!」
津田「ええ!」
シノ「はっ」
森「えいっ!」
シノ「甘い!」
魚見「っ!」
シノ「津田!」
津田「せいっ!」
森「!?」
津田「しまっ、危ない!」
森「きゃあっ」ポヨン
津田「あ……」
森「……へ?」
シノ「……」
スズ「……先輩、おっぱいで跳ね返すのってありなんですか?」
アリア「いいんじゃないかな。かしこまった試合でもないし、えっちぃし!」
シノ「いや駄目だろう!」
スズ「では18-20で英稜の勝ちー」
魚見「ナイスおっぱい!」
森「嬉しくありません!」
津田「ひでえオチだ……」
森「じとー」
津田「う、すみません。その、謝りますから涙ぐまないで」
シノ「認めん、私は認めんぞお!うおおおあああ!」
森「津田さんって、もしかしなくてもわざとやってません?」
津田「決してそんなことは……」
森「もう」
魚見「グッジョブです。まさか本当にやるなんてウオミー驚きです」
森「津田さんのせいです」
津田「すみません……」
シノ「いやこれやり直しだろう?なあ?」
魚見「大丈夫ですシノっち。負けは恥ずかしいことではありません。次に生かせればそれでいいのです」
シノ「味方はいないのか……」
アリア「シノちゃん、立ち直るまで時間かかりそうだね」
スズ「そうですね……」
アリア「せっかくだし、みんなが慰めてる間に私達もバドミントンしようか」
スズ「いいですよ。バドは得意です」
アリア「じゃあスズちゃん行くよ〜」
スズ「え、待ってくださいなんですかその白い物体」
アリア「うふふ、えい」
スズ「うひゃあ!」
アリア「よし、エロい!」
スズ「……スライムかよ!せめてラケットで打てよ!なんで手で投げた!」
アリア「だって打てないでしょ?」
スズ「いやそれはそうですけど……!」
シノ「……」
津田(このモードになると長いんだよな……)
津田「会長そんなに落ち込まないでくださいよ」
シノ「これが落ち込まずにいられるか」
魚見「勝負は時の運といいますし」
シノ「運じゃなくておっぱいだったけどな」
森(恥ずかしい……)
シノ「くそう、巨乳が私をいじめるんだー!」
津田「落ち着いてください……」
スズ「津田、まだ時間かかりそう?」
津田「あーうん……ってどうしたんだはぎむ」
シノ「どうしたんだ萩村!顔射か!?顔射だな!?相手は誰だ?津田か!?」
津田「俺ずっとあんたを慰めてたでしょうが」
森「一気に元気に……」
アリア「あらあら」
魚見「シノっちは正直ですね」
スズ「ええー、私このためにスライムぶつけられたの?」
アリア「うん!」
スズ「満面の笑みでごまかせると思ったら大間違いですから」
シノ「で、誰なんだ萩村!」
スズ「七条先輩です」
シノ「まさかの百合か……!」
津田「はいそこツッコミ諦めない」
今日はここまでで
明日には第三部も終われるかなと
なんか伸びてるなと思ったらみなさんに気を遣わせてしまったみたいですね。すみません。そしてありがとうございます。
投げ出すことは絶対にしませんので大丈夫ですよ。
また夜に書きにきます。
生徒会室
魚見「今日は付き合ってくださってありがとうございました」
アリア「困ったときはお互い様だよ。楽しかったし」
シノ「私も途中までは楽しかったぞ」
森「あまり見ないでください……」
魚見「タカ君もお礼を言わないと」
津田「へ?」
魚見(十分堪能したでしょう?お姉ちゃんの目は誤魔化せませんよ)ヒソ
津田(……なんのことやら)
魚見(大丈夫です。本人に話すような野暮はしませんよ)
津田(うう……)
魚見(まあけしかけたのは私ですが)
スズ「どうしました?」
魚見「タカ君も男の子ということです」
津田「もうやだ……」
アリア「なになに?辱めを受けたの?」
津田「合ってますけど合ってません」
魚見「タカ君の行動なぞお見通しです」
アリア「まあ。何からナニまで管理されちゃうタイプなんだね!」
津田「追い打ちはやめて!」
シノ「そういえば、森もなにか相談することがあるのか?」
森「へ?」
シノ「ウオミーと一緒に来たということはそういうことじゃないのか?」
森「あーいや、私は会長の付き添いで……」
シノ「そうか?何かあるなら、私で良ければ相談にのるぞ」
森「えっと、そうですね」
森(とはいえ特に何も……)
森「……あ」
シノ「なんだ?」
森「どうしたら魚見会長が下ネタやめてくれると思いますか」
シノ「無理だな」
魚見「無理です」
アリア「無理だね」
津田「言い切りやがった」
スズ「まあ分かってたけど」
シノ「訂正しよう。それ以外なら相談に乗るぞ」
森「ええ……」
魚見「考えてみてください。私から下ネタを抜いたらどうなりますか」
森「私の理想の会長です」
魚見「何を言うんですか。全年齢対象版のエロゲーのようなものですよ」
津田「あー」
スズ「納得しただと!?」
森「あとは、そうですね」
シノ「なにかあるのか?」
森「私は副会長ですから、来年は魚見会長の後を継いで会長になると思うんです」
森「でも私に魚見会長の後は務まるのかなって、そう思っちゃうことがありまして」
シノ「……それはウオミーにパスしたほうがいいな」
魚見「ええ。……もりっち」
森「は、はい」
魚見「私の目を見てください」
森「……」
魚見「私は口下手なので簡潔に言います」
魚見「私はあなたと生徒会活動が出来て本当に嬉しいと思っています」
魚見「私はあなたを右腕として信頼しています。そして私の後を立派に継いでくれると思っています」
魚見「私が言うのだから大丈夫です。それとも、私の言葉は信用できませんか?」
森「……いいえ」
魚見「よろしい。これからもよろしくお願いしますね」
森「はい。……こちらこそ、よろしくお願いします」
魚見「まあどうしても心配でしたら、卒業するまでガッツリしこってあげますよ」
魚見「……あ、しごくでした。テヘ」
森「分かりましたからその手の動きやめてもらえますか」
津田「綺麗には終わらねえなこれ」
シノ「津田も心配なら思う存分しごいてやるぞ?」
アリア「私も頑張るよ!」
津田「鞭ではしごかれたくないですね」
魚見「タカ君ってああいうのが好みなんだね。お姉ちゃん分かったよ」
津田「やめてお姉ちゃんは分からなくていいの」
魚見「実際にやったことはないですが……。ていっ」
津田「危なっ!本当にするな!」
アリア「あっ、駄目だよ。最初は弱く。少しずつ慣らしていかないと」
魚見「なるほど……。奥が深いですね」
津田「それ以上やったらお姉ちゃんは今後うちに出入り禁止で」
魚見「ちぇ〜。もうやりません」
津田「当たり前です」
森(そうか……。津田さんも次期会長なんだ)
森(ということは来年は会長同士になるんだ)
津田「……?どうかしました?」
森「いえ、よく考えたら来年は会長同士だなって」
津田「そうですね。お互い、デキる先代を持つと荷が重いですね」
森「二人で頑張っていきましょうか」
津田「ええ、頑張りましょう」
スズ「……私を忘れるなよー」
津田「もちろん、萩村もよろしくな」
スズ「うん……。えへ」
シノ「……人を勝手に卒業させないで欲しいのだが」
アリア「まだまだ私達も頑張るよう」
魚見「お姉ちゃんは悲しいです」
津田「いや、そういうことではないですよ。でもいつまでも会長たちに頼りきりというわけにもいきませんし」
スズ「安心して卒業してもらえるようにならないとね」
森「そうですね」
シノ「その、なんだ。まだまだ頼ってくれてもいいんだぞ?」
津田「俺は一人前にはまだまだ遠いですから、これからもよろしくお願いします」
シノ「うむ。任せておけ」
森(一緒に会長か……)
森(津田さんと同じ)
森「……ふふ」
魚見「顔が赤いですよ」
森「へっ!?」
魚見「私はおじゃま虫ですか。悲しいです」
森「いやあのそんなことは」
スズ「……」
森(……やっぱり)
森(やっぱり、私は津田さんに恋をしているんでしょう)
森(津田さんの隣にいたい。津田さんが……欲しい)
森(でももう少しだけ、この気持と向きあわせてください)
森(だって、恋ってこんなに自然におちるものなんだって私知りませんでしたから)
森「だからもうちょっとだけ、待っててくださいね」
津田「え?なににですか?」
森「待っててくれなかったら私、怒っちゃいますよ?……なんて」
津田「えっと、え?」
森「……」
津田「……?」
森「……ふふ、なんでもないです」
津田「は、はあ」
魚見(完全にメスの顔なのに気づいていない。やっぱりタカ君って鈍感)
魚見(……でも)
シノ「生徒会室でそうやってイチャイチャするなぁ!」
スズ「そーだそーだ津田のスケベー」
津田「だからしてませんって」
森「じゃあ続きはまた、今週末にでも」
津田「えっ」
シノ「!?」
アリア「あらあら~」
魚見(ここまでされたら、私も負けてられませんね)
魚見「かくなる上は夜這いを!」
津田「お姉ちゃんはこれからうちに出入り禁止で」
魚見「ごっめ~ん、冗談だから」
津田「お姉ちゃんのは冗談に聞こえない」
森「それは多分冗談じゃないからかと……」
魚見「お姉ちゃんに全部任せなさい」
津田「お断りだ」
畑「……やはり水を差さないで正解でしたか」
畑「近いうちに副会長同士の熱愛特集が組めそうですな」
畑「ほほほ……」
終わり
よし、第三部完です
長丁場となりましたがお付き合いいただきありがとうございました
森さんの魅力が少しでも伝わっていればいいなと思います
原作でも森さんがいっそう活躍しますように
2組の不人気にやられるなど|
\ 生徒会の恥さらしよ /
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r= ⌒゙Y^ソ⌒ ミ;, |ヤツは会長の中でも |
,,x=キt /^ ノ八 ,ノ》ヘ( \一番の小物・・・ /
い,〉 ¨  ̄ ¨ <( 八,  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄
ヘ,〉゙ 、 \/ ,厶, ______({ \`ヽ
V , \ `〈⌒》, . : ´ ` : . 、 ノ.:丿 | シノがやられた |
y / { ! | 、 \ い/ '》 ./ . : : ⌒:< \ようだな・・・ /
′ 八 ! | i >=ミy'〉l/V. / /、___ . . . . --‐ ‐-. . .___/\  ̄ ... --- 、 ̄
,| |r|¬ャい{ xや介t. ' !! ' : / / . :/ ハ :.ヽ. / : : : : : : : `ヽ、
! jf扞テ示 `\Vツイ小;i ;リ i : ;' . :.i :{ . :/ / . :./ヘ: . : } ハハ. , イ: : : : , , : : : :,: : : :ヽ
,i 价 Vツ ¨`り} }} ノ ノ : i : : トハ. :/ ;.イ : :/! j厶: :ハ : . ; :. ///:., : ///://: ,ハxィ : : ',
.、 .ト乂¨ ` 八 j'/. / . :.:| : : |: :j≧x'_」 :/、j≦ミハ/ : ;ハハ/ : |. iイ:/:l ト、/:/:/〃´ `リ:l : :l
〉.价x.` r ヤ ,〈i ノソ.′ : :/| : : k< r心 |/ r心 > : / : : : ハノ ! l l l l´心レl/z≦ニ/イ' リ
iノヘ乂,〉 > `¨_/ 乂__. ;.イ:八 : : \Vツ , vツノ: /:∧ハ/: :V 从ト! `" , ヒソイ:,タ:l/
, 川亡サh汗爻 、 ミ、__`Y〃. :ハト、: : ゝ''' r ┐ イ: ∧ハ: :ハ: : ト ノ: :l`lヽ、 、 ,//: : {
; i/i八三≧x≦〉 X 〉、 マ^ |从:∧厶=ヽ「`ト .`⌒´イ厶イ:.:ノ.:l/.:.ハ: j. ヾ`ヽVミ ー ''7//ll : : l
乙
四部はないんですかね
>>276
公式で森さん分とネタが補充されたらまた書きにきます
何ヶ月後かはわからないけど、それまでに文章力を鍛えます
キャラ崩壊なくせるように
このSSまとめへのコメント
素晴らしい
森さんこそが”イイ女”なんでしょうね。
続き超期待
森さんは数がないからとてもありがたい。
続き期待してます
森さんが一層好きになるw すごく楽しいです続きすごく期待しています
おもしろい
とても良い暇つぶしになりましたっ!長くても面白かったのがよかったです‼︎
やっぱり、森さんは可愛い
凄くいい話でした!
森さんと津田君の二人の自然な関係が良く書けてましね。
二人はいいコンビになりそうですね、今後の作品も楽しみにしてます。
面白い作品をありがとうございましたm(__)m
森さんのss少なかったので良かったです。