神「減らさなきゃ」ゴゴゴゴゴ
天使「お待ちください神よ」
神「ふぇ?」
天使「悪戯に天災を起こしては善人や信仰心の強い者も死んでしまいます」
神「そしたら天界で雇えばいいじゃん?」
天使「只でさえ少ない下界の善人をこれ以上減らすのは均衡を保つ上でお薦めしません」
神「えーじゃどうするのさー」
天使「ここは一つ融合させてしまうのはいかがですか?」
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TV「本日のペルセウス座流星群のピークは午後八時頃となっており…」
弟「お姉ちゃん!もうすぐ7時だよぉ!」
姉「わかってるー!同級生達も来るんだからちゃんと準備させてよー!」
弟「シロとタローも連れてっていー?」
姉「兎と犬に流星群の良さなんて分からないわよ!」
シロ「きゅ?」
タロー「わわん!」
弟「コラー散歩じゃないよ!暴れないでタロー!」
姉「まぁでもシロはホッカイロがわりになるしタローは番犬がわりになるか…」
河川敷
弟「わぁ!すごい人だよ!お姉ちゃん!」
姉「こりゃ座るとこないかもね」
男友「よっ!」
姉「わっ!男友!びっくりするからいきなり声かけないでくれる?」
男友「へっへー!」
弟「ねぇ!男友お兄ちゃん!あれあってあれ!」
男友「えー!来て早々かよ。まぁ弟の頼みじゃ仕方ねぇな!あんま人が多いとこでは禁止だから親父には内緒な!」
そういうと男友は指笛を鳴らした。
ピィィィィィィィ…
バサッバサッ!!
大きな羽音を立て舞い降りてきた鷹が腕に止まると男友は誇らしげに二人に見せた。
男友「どうよ!」
弟「すっごぉぉぉぉい!!」
姉「へぇ上達したじゃない」
男友「まぁな!やっと認めてくれたんだよな!」
鷹「クァ!」
姉「仲良いのね」
男友「おうよ。俺の家系は先祖代々続く鷹匠よ!鷹と仲悪い訳ねぇだろ」
姉「ふふふっそれもそうだね。そろそろ時間だし座りましょ?」
男友「そんな時間か!楽しみだな!な!弟!?」
弟「うん!!200年に一度のすんごい流星群なんでしょ!?僕待ちきれないよ!」
姉「あっ流れ星!!」
弟「ほんとだ!あっあそこにも!!」
男友「すげぇ!こりゃ願い事がいくつあっても足りねぇな!」
夥しい数の流れ星が夜の空を駆けた。
姉「一個ぐらい落ちてきそうで怖いね!」
男友「ははは!そりゃねぇだろ!」
タロー「ワン!!ワワワン!!」
姉「タロー大丈夫!?」
シロ「きゅうん…」
弟「…シロ恐いの?」
男友「おい…嘘だろ…!?」
姉「嘘…!落ちてきてる!!みんな伏せて!!」
ゴォォオオオオオ!!!ドガァァァァォン!!
流れ星が落ちた。
青白い光が辺りを多った。
皆は衝撃で気を失った。
そして頭の中で声が響いた。
神「世界の理が今変わった」
姉「う…ううん…」
真っ白な天井…鼻につく薬臭い匂い…ここは病院…?
母「良かった!!気が付いたのね!アナタ!アナタ起きて!姉が起きたわよ!」
父「本当か!?おい大丈夫か!?パパが分かるか!?」
姉「なんで…?私…病院に…?ッ…!! 」ズキッ
母「無理に思い出そうとしなくていいのよ…!弟なら無事よ。アナタの隣のベットで寝ているわ」
弟「…」
父「隕石が落ちてきたんだって?ペットの大量失踪事件も起きてるそうだ」
姉「タローは!?シロは!?」
母「運ばれたのはあなた達だけよ…」
姉「そんな…」
父「仕方がないさ」
姉「うぅ…ごめんなさい…お父さんに買って貰った誕生日プレゼントだったのに…」
父「野生に帰ったのさ。あいつらならうまくやるよ…寂しかったらまた買ってやるからな」
姉「私はあの二匹じゃなければ…いらないよ…うぅ…」
母「…」
父「そっとしとこう」
母「でも…」
父「一人になりたい時もあるさ…もう姉も大人なんだ」
姉「ううっ…グスッ…」
母「弟が起きたら教えてね」
二人は病室を出ていった。
姉「うわぁぁぁぁぁぁぁん…!!」
私は沢山泣いた。
二匹の思い出が頭を駆け巡った。
一晩中泣いた…。
弟「うう…ん…お姉ちゃん?」
姉「弟!?気が付いたの…」
弟「泣いて…たの?」
姉「うん…隕石が落ちてきた衝撃で気を失って…その間に…タローとシロ…逃げちゃったって…」
弟「男友さんは…?」
姉「わかんない…」
弟「ずっとシロの夢を見てたよ…」
姉「そうなの?どんな?」
弟「なんかシロと沢山遊ぶ夢…そしたら『お姉ちゃんが寂しがってるからもう行った方がいい』って言うんだ」
姉「うっ…ううっ…」
弟「最後まで聞いて…僕がまだ遊びたいって言ったら…『これからは僕は君と共にある。どんな時でも一緒だよ』って言ってた」
姉「え?」
弟「なんか星が落ちてきた時、抱っこしてたシロが僕に流れ込んでくるのを感じたんだ。だからすごく納得したのを覚えてる」
姉「でも…夢なんでしょ?」
弟「うん…」
弟「そうだけど…僕はシロやタローが僕らを置いて逃げちゃうなんて…信じられないよ…」
姉「事実いなかったんだから…仕方ないじゃない…」
弟「そうだけど…!!ッ…!」ズキッ
姉「大丈夫!?無理しないで…?」
弟「うん…もうちょっと寝よ?」
姉「うん…お父さんとお母さんに弟が起きたの知らせてくるね…弟は寝てて」
弟「うん…おやすみ…」
弟が起きた事を告げると両親はとても喜んだ。
すぐにでも顔を見たがる両親を弟を寝かせてあげたいと止めた。
次の日私達は退院し…普通の学校生活に戻っていった。
しかし世界に訪れた変化は…刻々と色を着けつつあった。
父「世界中のペット失踪事件も迷宮入りか…」
母「不思議な事もあるものね…」コトッ
父「母さん…タローはもういないんだよ…」
母「あらやだ…タローの餌用意しちゃうなんて…」
父「冷蔵庫の人参は…?」
母「りょ…料理に使いましょう?」
父「私達がペット離れ出来ないでどうするんだ…子供達は多感な時期だ…もっと辛いだろうに…」
母「アナタだって今日の朝リード持ちながらウロウロしてたじゃない…」
父「むぅ…それは…」
母「大丈夫かしらあの子達…」
母「」
誤字訂正
母「」←無しで
学校
体育教師「今日の体育は短距離走だ!100メートルの記録を計るぞー!」
生徒「えーーーーーー!!」
教師「えー!じゃない!ほら並んだ並んだ!」
生徒「ちぇっいきなりなんだよなぁ…」
生徒「ほんとだよぉ」
教師「長距離短距離共に事前に言うと病欠が続出する為、先生は涙を飲んで抜き打ちにする事にした…!ちなみにみんなに全力を出して貰うために…一番遅いタイムの者には校内5周のオマケ付きだぞー!みんな全力を出すように!!」
生徒「体罰だー!!」
先生「先生は理由なき体罰には反対だが理由のある体罰には多いに賛成だ!さっさと位置に着けー!」
生徒「まぁ…どうせドベは弟だろ?」
生徒「クスクス…聞こえるよ…」
弟「…」(なんで僕は足が遅く生まれてきちゃったんだろう…はぁ…校内5周かぁ…)
先生「憂鬱そうだな!弟君!短い距離は苦手でもコツコツちょっとでも前に進む努力を止めなければ必ずゴールが見えて来るのが長距離走のいい所だ!先生はその素晴らしさを君に知ってほしい!!」
弟「うぅ…頑張ります…」
先生「ではいくぞー!位置について…よーい!ドン!!!」
弟(早く走りたい…!あのゴールまで誰より早く着きたい…!でも…僕には…)
シロ「力を貸そう」
弟「え?」ビキビキビキビキ…!!!!!!グググッ…!!ドシュン…!!!
同時刻 教室
姉「ではこれより学級委員会を始めたいと思います。今日の議題は皆さん知っての通り移動教室時に多くの生徒が盗難に合っています。今回はそれについて話し合いましょう」
不良「かったりぃなぁ…!!俺やってねぇから自習してくるわぁ」
姉「待って不良君!これはみんなで話し合わなければいけない事よ!」
不良「は?俺には関係ねぇっていってんだろ?」
女生徒「関係ない人なんていないと思う…」
不良「あ!?」
女生徒「ひっ…」
不良「仕方ねぇなぁ…つまりどうなりゃこの下らねぇ会は終わるんだ?」
姉「それは…犯人の手掛かりや防衛策が見浸かれば…!私をふくめて10名以上のお財布が無くなってるのに無関係なんて言わせないわ!」
不良「あ…なるほどぉ!じゃ俺犯人知ってるわ!んで俺が今からそれを言うからそいつに気を付けりゃいいんだな!」
姉「犯人を知ってるですって?」
不良「最近妙に羽振りのいい奴がいてよぉ!そいつに聞いたんだよ…!俺が盗んだって言ってたぜぇ!?なぁ!?いじめられっ子よぉ!」
いじめられっ子「っ!?」
不良「お前がやったんだろ!?俺に言ってたじゃねぇかよ!なぁ!?」
いじめられっ子「…」
不良「黙ってちゃわかんねぇんだよ…!!!」ガン!!
姉「ちょっと暴力は止めなさいよ!」
不良「机に足があたっちまっただけだって…!」
姉「…。どうなの?いじめられっ子君…君はそんな事する人じゃないわよね?」
不良「早く言えよ…!!僕がやりましたってよぉ!!」ギロッ
いじめられっ子「…ぼ…僕が…」
姉(嘘…絶対違う…!絶対に違うのに…)
いじめられっ子「僕が…やりました…うぅ…うぅ」
不良「ほぉらなぁ!?これで一件落着!んじゃ解散!!」
姉(どうしたらいいの…!これじゃ本当に…)
タロー「正義に躊躇う理由は無い。力を貸すぞ主よ」
姉「えっ?」
(匂い…この匂いは…私の…)
姉「待ちなさい!!」
不良「あぁ…?まだなんかあんのかよ…」
姉「貴方の鞄見せてくれる?」
不良「はぁ!?俺を疑ってのか!?相当の覚悟は出来テンだろうな!!」
姉「いいから」
不良「ふざけんな…!!!証拠もねぇのになんで疑われなきゃなんねぇんだよ!!」
姉「じゃ皆で持ち物検査をしましょうか?それならいらぬ疑いが掛けられないからいいんじゃない?」
生徒「そうだ!そうだ!」
女生徒「賛成よ」
男子生徒「賛成!!」
不良「ぐっ…てめぇらぁ…!!!」
姉「じゃいいわね…?」
不良「先に自白したいじめられっ子のから調べろよ!!そいつが先じゃなきゃ納得いかねぇ!でもこいつは頑固だからな!絶対鞄なんて調べさせねぇぜ!?なぁ!!!?」
いじめられっ子「っ!!」
姉「いじめられっ子君…鞄見せてくれる?」
いじめられっ子「や…やめて…下さい」
不良「へっ」ニヤニヤ
姉(こんな大人しい子を盾にしてよく笑っていられるわね…許せない…)
姉「いじめられっ子君…君がさっき勇気を持って白状してくれた事は素晴らしいわ…でも白状した以上はその証拠を見せなきゃ…それが誠意じゃない?」
いじめられっ子「やめて下さい…ごめんなさい…ごめんなさい…やめて下さい…やめて下さい…」ガタガタ
姉(よっぽどひどい目に合わされて来たのね…)
姉「いじめられっ子君…ごめんね…絶対助けるから…」
いじめられっ子「えっ?」
そういうと姉はいじめられっ子のバックを強引に奪い中身を机の上に出した。
いじめられっ子「あっ…!!」
姉「やっぱり無いじゃない」
不良「チッ使えねぇな…後で覚えとけよ…」
姉「ごめんね。いじめられっ子君…でも絶対に助けるから」
いじめられっ子「…」コク…
不良「クソが…」
姉「さぁ貴方の番よ…」
不良「あーなんかだりぃわ!俺体調不良で帰るわ!っつーか誰がてめぇなんかに従うか!文句がありゃ直接家にでも来いよ!」
姉「待ちなさい」
男子生徒「あいつのウチかなり危ない家らしいよ…」
女生徒「怖くて行ける人なんていないわよ…」
不良「じゃあな…」ガラッ
姉「待てっていってんのが分からない?」
不良「ひっ…」ゾクッ
姉「?」
不良「い…今…」(今一瞬猛獣に噛み付かれるかのような感覚が…)
不良「な…なんだよ…。鞄なら見せねぇぞ…」
姉「いいから貸しなさい!」バッ
姉は鞄を奪い中身をその場にぶちまけた。
不良「あーあーやってくれたな…」
姉「嘘…確かに…匂いが…」
不良「匂い?…っは!はははは!!無実の生徒に罪を着せ嫌がる生徒の鞄を奪って中身をぶちまけた根拠が匂いだと!?いい加減にしろよ!このアマ!!!」ドンッ
姉「きゃっ!!」ドサッ
不良「どう落とし前つけてくれんだ?おい…」ズイッ
タロー「姉上!もっと私の存在を感じてもっと私や力を信じてくだされ!あの匂いは教室の外に続いております…!!」
姉「…」クンクン
不良「どうすんだって聞いてんだよ!!」
姉「まだよ…みんな着いてきて」クンクン
女生徒「姉…ほんとに…どうしちゃったの?」
姉「いいから…男子生徒君は先生呼んできて」
男子生徒「あ…あぁ!」
不良「おい…!てめぇ!」
姉「これ以上私の邪魔をしたら…その時点で犯人扱いするわ。犯人以外に邪魔する理由がないもの…」
不良「ぐっ…」
姉「…」クンクン
生徒「…ほんとに匂い嗅いでるのか?」
生徒「お財布が返ってくるかもしれないんだから信じてみましょう?」
軽音部部室
姉「ここね…」クンクン…
不良「おい…!勝手に部室荒らすなよ!」
姉「黙りなさい。発言も許可しないわ…集中力が乱れる…」
不良「てめぇ…いい加減に…しろやコラァ!!!!」ブンッ!!
姉「…ッ!!」
生物先生「おっと…暴力かい?」パシッ
不良「先公…ッ!!」
生物先生「今のは未遂で終わったが本当に女の子に暴力を振るったら退学ではすまないよ…ご両親にも恥をかかせる事になる…いいのかい?天下の不良組のご子息がカタギの女の子に手を上げたなんて噂になったら…」
不良「親父達は関係ねぇだろ!!!」
生物先生「普段ひけらかしておいて…そりゃ無いんじゃない?」ググッ
不良「い…いててて…!!!」
姉「ちょ…!先生!そのぐらいに…」
生物先生「おっと力が入りすぎてしまった…これは失礼。この彼は僕に任せて姉君はどうぞ捜索を続けてくれたまえ」
姉「はい…!」クンクン
すごい臭い…色気づいた香水の匂いと埃臭さで鼻がどうにかなりそう……
でも微かに…僅かに…どこ…どこなの…?お願い…タロー…力を貸して…
タロー「主の命ならば…!」
姉「ここよ!!」
生徒「これは…ギターケース…?」
姉「この中よ…開けてみて…」
不良「てめぇら!!それに触るんじゃ…ッ!!グゲッ!!」
生物先生「君ぃ…今いいところなんだから…黙っててくれないか?」グギュギュ…!!ギュリリリ!
不良「アグググッ!!息…が…でき…」
いじめられっ子「先生!!もうやめて下さい!死んじゃいます!!」
生物先生「おっと」ドサァ
不良「げっほ…!!ゲホゲホッ!!オェェエエ!!はぁ…はぁ…」
いじめられっ子「だ…大丈夫?」
不良「いじめられっ子…お前…」
いじめられっ子「君の事は好きじゃないけど…死んで欲しいとは思わない…」
不良「うぅ…!ううぅっ…!!!」
生徒「あった!あったぞ!みんなの財布だ!!」
生徒「嘘…!!ほんとに…!?」
生物先生「犬の覚醒者か…クククッ…楽しくなってきたじゃないか…そう思うだろ?ゼーレよ…」
ゼーレ「…ふ」シュルル
下校時間
女生徒「すごかったじゃない!今日!」
姉「う…うん…でもこれから皆に変な目で見られると思うと…憂鬱だわ…」
女生徒「そう思う?」
生徒「あ!姉!さっきはすごかったな!マジでありがとう!財布帰ってこなかったらほんとどうしようかと思ったよ!ほんとにありがとな!」
生徒「あ…あのその…ありがとう…!」
生徒「ほらお前が一番助かったろ!」ドンッ
いじめられっ子「うわわっ…あの…姉…さんのおかげで…ほんとに助かりました…。ありがとうございました」
姉「みんな…」
女生徒「もっと胸張りなよ!今日のヒーローなんだからさ!にしても姉がそんなに鼻がいいなんて思わなかったわ!」
姉「う…うん…私も…」
あの時聞こえた声は幻聴…なんかじゃない…。
確かにタローのぬくもりを感じた。
弟「お姉ちゃんー?」
姉「あっ弟!ごめんね!お待たせ!」
女生徒「あっ弟君だぁ!今日も可愛い…っ!」ギュッ
弟「あっ!こんにち…むぐぅっ!」(お…おっぱ…)
姉「ちょっと女生徒!弟が苦しがってるでしょ!やめてよ!」
女生徒「かわいぃんだもん!独り占めする気!?」
弟「ぷはっ…女生徒さん…こんにちわ」
女生徒「ちゃんとご挨拶できて偉い偉いっ!いつでも私の弟になりたくなったら声かけてよね!」
姉「訳分かんないこと言ってんじゃないわよ」
弟「は…はい…///」
弟「弟も返事しないっ!」
弟「うぅ…!だって…」
姉「ほらもう行くわよ…!」
弟「あっ待ってよぉ!」
帰り道の途中
弟「ねぇ…お姉ちゃん…今日不思議な事があったんだ…」
姉「…」
弟「お姉ちゃん?」
姉「え!?あっ何!?考え事してた!どうしたの?」
弟「僕…今日クラスの短距離走で一番だったんだ…」
姉「え!?すごいじゃない!!もっと喜びなさいよ!」
弟「うん…でもシロが…」
姉「シロ…?」
弟「シロが力を貸してくれたんだ…」
姉「!?」
姉は今日起こった事を思い出した…もしかして弟にも何か異変が…?
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