蘭子「混沌電波第4幕!(ちゃおラジ第4回)」 (31)

ちゃおラジの続編です。前回読んでなくても大丈夫です。
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蘭子「混沌電波第3幕!(ちゃおラジ第3回)」
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飛鳥「ラジオネーム『凹レーション』さんからのお便りだよ」

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先日街を歩いていたら莉嘉ちゃん、きらりちゃん、みりあちゃんの3人を見ました。カメラもあったので何かの撮影かと思って声はかけなかったんですけど、後ろを見ると後ろに黒いスーツを着た大男がケータイで3人を撮ってました。思わず通報してしまったんですけどなぜか警察は取り合ってくれませんでした。あの黒いスーツの大男は一体何内さんなのか、彼の背後にはどれだけ大きな力があるのか。メールを書いてる今でも全くわかりません。
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飛鳥「いや、ラジオネームからしてわかってるよね?」

飛鳥「この『ちゃおラジ』はゲストを呼んでどんどん掘り下げていく番組だよ。パーソナリティーはちゃおっす!二宮飛鳥と」

蘭子「こ、混沌!神崎蘭子と」ブルブル

のあ「カオス!高峯のあでお送りするわ」

のあ「どうやらドラマの撮影現場に居合わせたようね」

飛鳥「そうみたいだね。後ろから撮っていた人はプロデューサー役の武内さんだと思うよ」

蘭子「ま、真にそうか?影武者の可能性もあるぞ…(ほ、そっくりさんだった可能性も本当にそうでしょうか?そっくりさんの可能性もありますよね…)」

飛鳥「まあ顔を見てなかったならありえない話じゃないかもね。でもどっちにしても俳優だろうから問題ないと思うよ。警察にも撮影の話が通ってたから本物が動くことはなかったんだろうし」

のあ「でしょうね。本当に盗撮してたならちひろさんが逆に警察に捕まえるように圧力をかけてたでしょうしね」

蘭子「ドンサウザンドリバーの闇は深いか…(ちひろさんって一体何者なんでしょう?)」

飛鳥「…とりあえずその呼び方はやめた方がいいと思うよ」

のあ「今回はホームページで告知した通りスタジオの様子をネットに公開してるわ。理由は机の上にある物を見れば大体わかると思うのだけど」

蘭子「と、盗賊王の切り札…(ウィ、ウィジャ盤…)」ブルブル

飛鳥「わからない人のために説明するけど、これはウィジャ盤と言って霊との交信に使われる物だよ。簡単に言うと西洋版こっくりさんみたいな物かな」

のあ「ちなみに蘭子が盗賊王の切り札って言ったのはカードマンガのキャラがウィジャ盤というカードを使ってたからよ。原作通りの特殊勝利カードとしてOCG化もされてるわ。2人が持ってるカードではどんなメッセージで勝負を決めることができるかしら?」

飛鳥「…DIAAH」

蘭子「…FENTL」

のあ「…いかにも中途半端に足りないカードを買い足した感じね。一応揃ってるけど公式戦で使えるのかしら?」

飛鳥「それ以前に公式戦で使うことがないだろうね。いくらなんでも魔法・罠ゾーンを圧迫しすぎだよ」

蘭子「我が外法の勝利を欲する時は終焉へのカウントダウンを使うぞ!(私は特殊勝利したい時は終焉へのカウントダウンを使います)」

のあ「まあ私たちには一番合ってる特殊勝利カードでしょうね」

飛鳥「それじゃそろそろゲストを紹介しようか。最ももうみんなわかってるだろうけどね」

のあ「でしょうね。他に誰がいるのか聞いてみたいわ」

蘭子「ま、まだあわあわわわ」

飛鳥「…蘭子。ゲストの紹介をしてくれないかな?」

蘭子「ひうっ。りょ、了解した。今宵の生け贄を召喚しよう。今宵の生け贄は…無垢なる霊能姫!(わ、わかりました。今日のゲストを呼びますね。今日のゲストは…この人です)」

小梅「シ、シンデレラジオー…!」

飛鳥「?!」

蘭子「えっ?!(えっ?!)」

のあ「…何でそのあいさつにしたのかしら?」

小梅「す、スタッフさんが…そう言えって…」

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てへっ
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飛鳥「かわいくないよ。小梅、とりあえずあいさつはちゃおっすか他の言葉でお願いするよ」

小梅「じゃ、じゃあ…怨!し、白坂小梅…です。あ、あの子共々…よろしく…お願いします」

飛鳥「よろしく」

のあ「よろしく」

蘭子「か、歓迎するわ!(よ、よろしくお願いします)」

飛鳥「さて、ツイッターの反応はどうかな?」

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小梅ちゃんかわいい!
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一瞬エクシーズ次元の刺客かと思った…
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あの子「来るぞ小梅!」
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というか小梅ちゃんの後ろに明らかにあの子がいないか?!
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蘭子「何…ぴぃっ?!」

飛鳥「ほ、本当だ。はっきりモニターに映ってるよ」

小梅「こ、ここまで…あの子がはっきり映ったの…見たことない。い、いつも気を遣って…実体は映らないようにしてるのに…」

のあ「この映像は晶葉と泉が共同開発しててね。超高性能熱感知カメラの映像を高解像度の映像に変換できるプログラムが組み込まれてるのよ」

飛鳥「…やっぱりあの2人が組むとすごいね」

蘭子「は、はううう」ガクガクブルブル

飛鳥「蘭子が背中を向けて震え出しちゃったね」

のあ「何を今更…。小梅がいつもあの子といることくらい知ってるでしょうに」

蘭子「だ、だからと言って目の当たりにするなど予知できるか!(だからって実際に見るなんて思うわけないじゃないですかぁ!)」

小梅「あ…」

飛鳥「…あの子がウィジャ盤の所に向かってるみたいだね」

ウィジャ盤『こ…わ…が…ら…せ…て…ご…め…ん…な…さ…い…ら…じ…お…の…じ…ゃ…ま…に…な…る…と…い…け…な…い…の…で…か…え…り…ま…す」

蘭子「っ」ピクッ

ウィジャ盤『で…は…さ…よ…う…な…』ピタッ

蘭子「き、傷つけてしまってごめんなさい。もう大丈夫です。だってあなたも私と同じ小梅ちゃんの友達なんですから」ギュッ

小梅「ら、蘭子さん…」

蘭子「それ以前に誰の許可を得て始まりの言葉も告げずに去ろうとしている?生け贄なら潔くその身を捧げよ!(大体なんで最初のあいさつもしないで帰ろうとしてるんですか。ゲストならちゃんと役目を果たして下さい)」

飛鳥「そうだね。君も立派なゲストで間違いないよ」

のあ「でなければわざわざここまでの準備しないわ。普段は映像すらないんだもの」 

蘭子「ククク。姿なき迷い子よ!今こそ我らに自らの始まりの言葉を告げるのだ!(あの子さん!今こそ自分の言葉で最初のあいさつをして下さい)」

ウィジャ盤『う…ら…め…し…や』

飛鳥「テンプレートなあいさつだね。実際そう言って出てくる幽霊は存在するのかな?」

小梅「さ、さあ…?少なくとも私の前に出てくる幽霊は…言わない」

のあ「小梅が言うとやっぱり説得力があるわね」

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これ以上続けると放送事故になるので次にいってください
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飛鳥「もうなってるよ。幽霊が画面に鮮明に映ってるとか本来なら即放送中止レベルの放送事故だよ」

のあ「そうね。でももそろそろ進んだ方がいいのは事実だから質問にいくわ」

小梅「質問…ですか?うまく…答えられるかな…」

蘭子「案ずるな無垢なる霊能姫よ。『灰被り電波』と大差はないぞ!(心配しないで下さい小梅ちゃん。『シンデレラジオ』とそこまで違いはありませんから)」

飛鳥「いや、それ別次元の話だからね」

のあ「それでは最初の質問にいくわ。ラジオネーム『電霊使い』さんの質問よ」

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小梅ちゃんに質問です。あるカードゲームがいつも調整中になってるのはアンデッ”ト“表記にぶちキレた小梅ちゃんが呪ってるからと聞いたんですが本当ですか?
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小梅「っ?!」

飛鳥「小梅がこの手の質問に戸惑うのを見るのは新鮮だね。いつも捌いてるイメージしかないよ」

のあ「こういうのを見ると改めて別次元だと実感するわ」

小梅「あ、あるカードゲームって…どんな物ですか…?」

蘭子「この札を見よ!(このカードを見て下さい)」

小梅「わあ…。かわいい…ゾンビ…。……?種族名が…アンデッドじゃなくて…アンデットになってる?」

飛鳥「小梅、これを見てこのカードを作った会社を呪おうと思うかい?」

小梅「お、思わない…。そもそも私が…知る前から…調整中?…なんですよね…?」

のあ「まああのカードゲームは小梅が生まれた頃くらいからずっと調整中でしょうね。多分キストが曖昧でいちいち細かいルールを設定し直さないといけないからよ。そもそもあの会社テキストがどんな濫用のされ方をされるか、カードを組み合わせたらどういう事態になるのか全くテストしないで出してる節があるわ。だから制限更新の度に禁止や制限が増えてくのよ」

小梅「な、何なんですか…そのカードゲーム」

飛鳥「まあそこが面白いとも言えるんだけどね。それにしても蘭子ってホラー苦手なのにゾンビキャリアはデッキに入れてるよね」

蘭子「フッ。魔蝿王龍を降臨させるのに便利なのでな(だってベエルゼ呼ぶの使えるんですもん)」

のあ「次は『ヘルボイス』さんからの質問よ」

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あの子さんに質問です。あなたの本名は何ですか?マイクに向かってどうぞ!
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飛鳥「割とまともな質問だね。聞く相手以外は、だけど」

のあ「でも私もそれは気になってたわ」

蘭子「ククク。なき迷い子よ!汝の真名を告げよ!(あの子さん!あなたの名前を教えて下さい)」

あの子『あてるさw』

飛鳥「?名前にしては変な響きだね」

小梅「あ、あの子の言葉は…電子機器を通すと…なぜか逆になる…」

蘭子「…!『恋の密室事件』!」

のあ「なるほど…。だからあのメッセージは逆再生じゃないと聞こえなかったのね」

飛鳥「スタッフさん。逆再生で流してくれないかな」

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やってみます
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あの子『忘れた』

のあ「…どうやら記憶の欠落があるようね」

小梅「はい…。死ぬ前のことは…全く覚えてないって」

蘭子「フッ。ならば共に記憶のピースを積み上げていけばよいではないか!(それならこれから一緒に思い出を作っていけばいいじゃないですか)」

ウィジャ盤『あ…り…が…と…う』

のあ「次は『灰色の空』さんからの質問よ」

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小梅ちゃんに質問です。心霊スポットに置き去りにして冥界に引きずり込んで欲しいアイドルは誰ですか?
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小梅「そんな人…いません…!みんな大事な…仲間ですから…。そんなことに…なったら…私が守ります…」

飛鳥「うんうん。わかってるよ。ホラー映画はよく一緒に観せられるけどね」

蘭子「我もよく恐怖の渦に巻き込まれているわ(私もよく観せられてます)」

のあ「特に幸子の反応が面白いわよね」

小梅「で、でも面白い物は…みんなと…共有したいから…」

蘭子「…その心が読み取れる拒絶できないのだな(…それがわかるから断れないんですよね)」

のあ「おかげでみんなの色々な反応が見られていいわよね」

飛鳥「のあさんはいつもそればっかりだね…」

のあ「最後の質問はこれよ」

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あの子さんに質問です。あの子さんは美優さんの死んだ愛犬なんですよね?
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ウィジャ盤『そ…そ…う…だ…わ…ん』

飛鳥「別にノることないよ。はっきり映ってるのに面白半分で質問してるだけなんだからさ」

蘭子「かの忠犬…確か金の大犬だったか?(あの子…確かゴールデンレトリバーでしたっけ?)」

のあ「美優があの子の話を出したのは鎌倉でのイベントだったかしら。あれで一瞬美優が早くに子供を亡くした未亡人だと誤解した人は大勢いるでしょうね」

飛鳥「まあ美優さんにはそういう雰囲気がないとは言えないからね。よく知らないとそういうイメージを抱く気持ちはわかるような気もするよ」

小梅「大丈夫…です…。美優さんの…そばには犬のあの子しか…いませんから…」

蘭子「悪魔の呪文っ!(それ大丈夫じゃないですって!)」

のあ「以上で質問を終わるわ」

小梅「へ、変な質問しか…なかった…。別次元の私は…本当にいつも…こんな質問を…?」

飛鳥「うん。もう2年近くは捌いてるかな」

小梅「に、2年…?!その世界の私は…いくつ…なんですか…?」

蘭子「我の思い至る所ではないわ(わかりません)」

飛鳥「次は『闇変換』だよ。これはゲストにちなんだ物を蘭子の言葉で言い換えるコーナーさ」

小梅「ら、蘭子さんの…言葉…。熊本弁…難しいです…」

蘭子「ククク。我が瞳の力とくと見よ!(私が何を書いたか考えて下さいね♪)」

飛鳥「最初はこれだよ」

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戦慄の円盤
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小梅「こ、これは…わかる…。ホ、ホラー…DVD…!」

のあ「正解。まあ円盤でわかるでしょうね」

小梅「は、はい…。私にちなんだ物だと…それしか…ないから…」

蘭子「ククク。やつは四天王の中でも最弱!混乱をきたすのはこれからよ!(これはまだ序の口です。本番はこれからですよ!)」

小梅「も、もっと難しく…なるんですか…?だ、大丈夫…かな…?」

飛鳥「次の言葉はこれだよ」

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玄奘の武装
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小梅「玄奘って…西遊記の…三蔵法師でしたっけ?」

飛鳥「それで合ってるよ。だからって正解は出ないだろうけどね」

小梅「は、はい…。お、お経とかは…違うと…思うし…」

のあ「じゃあ蘭子。ヒントを出してくれるかしら?」

蘭子「ウム。双色の眼の魔王に三国と戦国の無双の英雄が挑む電子遊戯をすればわかるわ(オッドアイの魔王に三国志と戦国時代の英雄が挑むゲームをしたことがあればわかります)」

小梅「た、確かそんなゲームを…杏さんがプレイしてたのを…見たことある…。なんだか…変な武器が…多かった…」

飛鳥「それには全面的に同意するよ。
そんな物絶対武器として使えないだろって物が多いよね」

のあ「明らかに科学を超越した物も多いしね」

小梅「そ、そう言えば…三蔵法師が出てた…気がします…。武器は確か…長い袖…?」

飛鳥「正解だよ。知らないと答えられない問題だよね」

のあ「小梅ってよく手が見えないほどの長袖着てるわよね。手を見る方が珍しいわ」

小梅「た、確かに…袖が長い服を…着ることが…多いかも…」

蘭子「もっと包まれし物を晒す気はないか?汝の秘めしものは純白の美を誇っているのに(もっと袖から手を出す気はないんですか?せっかく白くてきれいなのに)」

小梅「あ、ありがとう…。でも私は…そういう服の方が…好きだから…」

飛鳥「次の言葉はこれだよ」

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眼球の住まう場所
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小梅「ど、どういう…こと…?」

飛鳥「割と最近だから小梅も知ってると思うよ」

小梅「最近…?そ、そんな映画…ありましたか…?」

のあ「蘭子」

蘭子「自ら動く履き物と虎模様の衣を纏いし者が毛根を犠牲にしながら戦う物語よ(リモコン下駄と黄色と黒の縞模様のちゃんちゃんこを着た男の子が髪の毛を駆使しながら戦う話です」

小梅「あっ…!そ、それなら…わかる…。、そのアニメの…主人公と私の…共通点は…片目を隠す…前髪ですね…。め、目玉のおやじさんも…よくいますし…」

のあ「確か最新の物は小梅が小学生くらいにやってたかしら?」

小梅「は、はい…。ま、毎週…見てました…」

飛鳥「やっぱりそのころからホラーが好きだったんだね」

飛鳥「最後はこれだよ」

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時戻しの秘術
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小梅「こ、これ…あの子にちなんだ…言葉…?」

飛鳥「まあそうだね。今までの話にヒントがあるかもしれないよ」

のあ「あの子はヒントがあればわかる可能性はあるわ。蘭子、お願い」

蘭子「頭の皿を投げる河の童の唱歌に秘められた力よ(頭の皿を投げて来るカッパの曲にある力です

ウィジャ盤『ぎ…ゃ…く…さ…い…せ…い』

飛鳥「大正解。確かこれってさっき言ってたアニメの話だったっけ」

のあ「ええ。私の世代の話よ。このアニメの映画が地獄先生と同時上映されてたわ」

小梅「そ、そう言えば…お母さんが…子供の頃も…やってたって…」

のあ「何度かアニメ化されてるみたいね。全部見たことあるのは菜々さんくらいかしら」

飛鳥「だから菜々さんいくつなのさ」

飛鳥「本来ならこれで終わりなんだけど、せっかく小梅が来てるんだから『シンデレラジオ』のプチコーナーをやるよ。今回は小梅縛りで送ってきてくれるかい?…これって本当にいいのかな?」

のあ「まあリスペクト的な物だしギリギリセーフでしょう。最初は『ブラックシンデレラ』よ」

蘭子「偶像たちの表に出てこない姿を存分に捏造せよ!(アイドルたちが普段見せない姿をでっち上げちゃって下さい)」

小梅「ね、捏造…?!べ、別次元の…私はどんな番組を…やってるんですか…」

飛鳥「パーソナリティーがボクたちだからどうにか背中が見えるレベルのカオスな番組だよ」

小梅「な、なんて…カオス…」

のあ「それでは発表するわ。ラジオネーム『おいきタロー』さんからのお便りよ」

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小梅ちゃんが髪に隠れた右目に話し掛けてる!
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飛鳥「まあこの流れだとこうなるよね」

蘭子「我も隠れし瞳を見たことはないから語る言葉を持たぬ(私も髪に隠れた目を見たことないからわかりません)」

小梅「べ、別に…普通ですよ…」

のあ「普通というものの基準は人によって違うわ。自分が普通と思っているても他の人から見たら特殊なこともあるのよ」

飛鳥「わざわざ変な話にしなくていいから」

飛鳥「次は『プチボラ』だよ」

蘭子「聴衆の悪意なき暴力が偶像を襲う!(リスナーのありがた迷惑な行為がアイドルを襲います)」

のあ「かなりストレートに表現したわね。向こうもオブラートに包んでるのに」

小梅「べ、別次元の私…すごいです…」

飛鳥「感心する所じゃないよ。それじゃ発表するね。ラジオネーム『ファラオの魂』さんからのお便りだよ」

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よかれと思って小梅ちゃんのために霊使いデッキを組んであげました
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飛鳥「そこはワイトかヴァンパイアにしときなよ。妥協してもせめてゴーストリックの方がいいよ」

小梅「れ、霊…使い…」キラキラ

のあ「残念ながら小梅が想像してるのとは方向性が違うわ。霊使いっていうのはある種のアイドルカードみたいなもので、対応した属性のモンスターのコントロールを奪取する能力があるの。例えば火霊使いなら火属性、水霊使いなら水属性のコントロールを奪えるわ」

小梅「ざ、残念…。で、でも…強力な効果だと…思う…」

蘭子「残念ながらそれは机上の空論よ。そう都合対応属性を出すとは限らぬし、破壊されたら奪えぬし、奪えても破壊されたら洗脳は解ける。大して能力はないから対処は容易いだろう(そううまくはいきませんよ。そう都合よく相手が奪える属性を出して来ませんし、属性が合っても破壊確定したら奪えないし、奪えても破壊されたらコントロールが戻ります。ステータスは大して高くないから対処するのは簡単です)」

飛鳥「まあうまくデッキを組めば使えないことはないけどさ。どう考えてもガチデッキとは言えないよね」

飛鳥「最後に『誰得アンケート』だよ。これは何もためにならないアンケートをしていくコーナーだよ」

小梅「そ、それも…別次元の私が…?」

蘭子「然り。最も3つの内から選ばれし物しかやらぬがな(そうです。まあ3つの内どれかなんですけどね)」

のあ「ではアンケートにいくわ。ラジオネーム『心霊カメラマン』さんからのお便りよ」

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小梅ちゃんが持ってるマンガで蘭子ちゃんに読ませても大丈夫そうなマンガは?

1.ぬらりひょんの孫

2.絶対霊域

3.ダレン・シャン

4.弱虫ペダル―――――――――――――――――――

小梅「よ、『弱虫ペダル』って…何…?」

飛鳥「確か自転車部のマンガだったかな。アニメの実況板で妖怪とか言われてる主人公含めた3人がいるからじゃないかな?」

小梅「そ、そう…。こ、この中で…お気に入りは…やっぱり『絶対霊域』…かな


のあ「幽霊物だものね。『ぬらりひょんの孫』の作者さんは妖怪物の次はモンスター物を出してたわね」

小梅「う、打ち切られて…残念だった…。だ、『ダレン・シャン』は…小説の方が…グロい…」

飛鳥「確かに小説の方は描写が生々しいからね。マンガ絵だから多少は抑えられてる感はあるよ」

のあ「結果が出たわ」

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1.3.0%

2.15.2%

3.2.6%

4.79.2%
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飛鳥「やっぱり『弱虫ペダル』だったよ。みんなネタに走る傾向にあるんだよね」

小梅「よ、読んだことすら…ない…。で、でも…部活物なら…読みやすい…かも…」

のあ「問題は御堂筋クンね。蘭子の彼に対する反応が未知数過ぎるわ」

飛鳥「そうだね。彼をホラーとして捉えるか、禍々しい狂気がカッコいいと捉えるか。それで蘭子の反応は180度変わってくるからね」

蘭子「わ、我には到底理解が及ばぬ(は、話についていけません)」

飛鳥「名残惜しいけどお別れの時間だよ。小梅、あの子さん。今日はどうだったかな?」

小梅「な、何というか…すごくカオス…だった。で、でも…面白かった…。べ、別次元の私も…いつも楽しんでるよ…思う…」

のあ「楽しんでもらえてよかったわ。別次元の小梅は仕掛人側だからもっと楽しいでしょうね」

ウィジャ盤『あ…り…が…と…う…こ…ん…な…に…お…も…い…っ…き…り…じ…ぶ…ん…を…だ…せ…た…の…し…ん…で…か…ら…は…じ…め…て』

蘭子「それはよき知らせだ!(それならよかったです)」

飛鳥「それじゃこれで放送を終了するよ。今日のお相手はちゃおっす!二宮飛鳥と」

蘭子「混沌!神崎蘭子と」

のあ「カオス!高峯のあと」

小梅「お、怨!し、白坂小梅と…あの子でした」

蘭子「それでは皆」

蘭子・飛鳥・のあ・小梅『闇に飲まれよ!』

あの子『いたどもとあらくyかったyちいk』

放送終了後

杏「あ、『ちゃおラジ』お疲れ~。ラジオのレギュラーとか大変そうだね~」

輝子「フヒヒ…お疲れ様…」

小梅「お、お疲れ様…杏さん…輝子さん…」

のあ・飛鳥「お疲れ様」

蘭子「闇に飲まれよ!ム?『灰被り電波』の導き手が揃っておるぞ!(お疲れ様です。あれ?『シンデレラジオ』のパーソナリティーが揃ってます)」

輝子「フヒ…『灰被り電波』って何だ…?」

小梅「も、もしかして…別次元の…?」

杏「あ~。あれなら知ってるよ。まあ杏には関係ないよね~」

小梅「あ、杏さんと輝子さんと…ラジオ…?た、楽しそう…かも…」

杏「えっ?」

輝子「フヒヒ…確かにいいかもな…」

杏「えっ?えっ?」

飛鳥「それなら直談判をしてみないかい?」

蘭子「フム。我が友なら快諾するだろう!(
そうですね。プロデューサーならOKを出すでしょう)」

のあ「私たちからもPに頼んでみるわ」

杏「い、イヤだ!杏は働かないぞ!ラジオの仕事なんかお断りだーーー!」

同じ頃事務所

P「あの子をデビューさせよう」

ちひろ「普通の人には見えない上に、歌が全部逆になるんじゃ無理でしょうね」

おわりです。『シンデレラジオ』の人はやっぱりすごいですね。

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