グリP「腹減ったなあ」 未来「……」 (37)
P「……」ギュルルル
P「腹減ったなあ……」
未来「……」
P「はあ……まいったな。最近金欠気味でマトモに食事も取れてないし」
未来「……」
P「そういや、取引先のお偉い人は毎日嫁さんに弁当作って貰ってるって言ってたっけ……」
未来「……」
P「あーあ……俺にも毎日、お弁当を作ってくれるような可愛い彼女がいたらなぁ……」
未来「……」
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P「……」ギュルルル
P「はあ……結局、昨日も大した飯食えなかったなあ……」
未来「……ぷ、プロデューサーさん!」
P「おお、どうした未来?」
未来「あの、実は……!」
P「?」
未来「……きょ、今日! プロデューサーさん用にお弁当作ってきたんですけど……!」モジモジ
P「ほ、本当か!?」
未来「はい……」
P「あ……ありがとう未来っ! お前は俺の命の恩人だよ!」
未来「そそ、そんなこと……!」テヘヘ
P「そ、それで! その弁当は……!」ギュルルル
未来「はいっ! お弁当の方はですね……!」
未来「とっても、美味しかったです……!」カラッポ
P「喧嘩売ってんのか」
P「」テクテク
P「ふう……今日の外回りも疲れたな」
P「あそこの部長、たまに雑談が混ざるといっつも子供の話ばかりするからなあ……未婚の俺には耳が痛いよ」
P「さーて、日が暮れる前に早く事務所に……ん?」
子供「いくよー、お父さーん!」キャッキャ
父「おいおい太郎。父さんももう歳なんだから、あんまりはしゃぎすぎないでくれよ」ハハハ
P「……息子とキャッチボールか」
P「いいなあ。ある意味、男の憧れ……」
子供「」キャッキャ
父「」ハハハ
P「……」
P「……帰る、か」
未来「……」
チュンチュン
P「うーん……いい天気だな」
未来「プロデューサーさん!」
P「おう、どうした未来?」
未来「あの、もしよかったらでいいんですけど……」
P「?」
未来「これ……」スッ
P「これは……野球用のグローブと、ボール……?」
未来「えへへ……体育の先生から二個、借りてきちゃいました!」
P「お、お前……」
未来「親子二人でキャッチボールするの、憧れなんですよね?」
P「この間の俺の独り言、聞いて……」
未来「プロデューサーさんの理想とは少し違うかもしれませんけど……」
未来「こんな些細な事で良かったら私、いつでも力になりますから……!」
P「未来……っ!」ブワ
未来「よーし! 準備はいいか、P太郎!?」ハッハッハ
P「お前がお父さん役かよ」
P「はい、はい……それでは……」ポチ
未来「……」
P「はあ……今度の営業も上手くいかなかったか……」
未来「……」
P「せめて、うちにもっと資金力があれば……いやいや! 自分の無能さを会社に押し付けてどうする!」
未来「……」
P「とにかく、今は悩むより行動あるのみだ! ええと、明日PRする企業の資料はっと……」カタカタ
未来「……」
タッタッ
未来「はあ、はあ……!」タンタン
P「お疲れ様でーす……って、未来!?」
未来「あ……プロデューサーさん……」ハアハア
P「こ……こんな時間までレッスン場で何をやってるんだ! 今日は完全休養日だと伝えただろう!」
未来「プロデューサーさんは、無能なんかじゃ、ないんですよ……」
P「……!?」
未来「営業が上手くいかないのは、私達の努力が足りなかったから……」
P「お、お前……」
未来「仕事が取れないのは、私達が力不足だったから……」
P「だ、だからって! 急にこんなオーバーワーク……!」
未来「証明、したいんです」
P「!」
未来「私たちのプロデューサーさんはこんなに凄い人なんだって。どんな資金力のある会社の人でも、歯が立たないぐらい凄いプロデューサーなんだって……」
P「……み、未来……っ!」グスッ
未来「その為にも……!」
未来「明日のトークショーで、私は結果を出したい……っ!」
P「レッスン関係ねえじゃねえか」
未来ちゃアホカワイイ
支援だよ
>>1
春日未来(14) Vo
http://i.imgur.com/It5thfX.jpg
http://i.imgur.com/r0ASKRe.jpg
小鳥「プロデューサーさん、今度のヒーローショーに出すアイドルについてなんですが……」
P「うーん……誰か中学生組辺りで1人、都合の良い子が空いてるといいんですけどねえ……」
ガチャ
翼「プロデューサーさん、おっはよー!」
P「おお翼。今日は早いじゃないか」
翼「もー! それだと私、いつも遅刻して来てるみたいじゃーん!」
P「はは……言い方が悪かったな。成長したなって誉めてるんだよ」ナデナデ
翼「えへへ……」
小鳥「そうだ、プロデューサーさん……翼ちゃんに今度の仕事頼んでみたらどうでしょう?」
P「今度の……? ああ、ヒーローショーの件ですか」
小鳥「先方の、明るくて子供ウケ良さそうな子っていう要望にも合ってると思いますし」
P「そうですね……どうだ、翼? お前さえ良ければ……」
翼「うん、大丈夫ー!」
P「早いな……」
翼「だってその日平日だし! 公式で学校サボれる理由が出来たってことでしょー?」エヘヘ
P「全く、お前って奴は……」
小鳥「それじゃあ翼ちゃん、急な話だけど明後日の朝またお願いね」
翼「りょーかいでーっす!」
P「ふー……まだ朝は結構冷え込むなあ」ガチャッ
小鳥「ぷ、プロデューサーさんっ!」
P「ああ、おはようございます小鳥さん……」
小鳥「大変です! 今日仕事予定の翼ちゃんが……!」
P「……!? つ、翼に何かあったんですか!?」
小鳥「今朝方、急な高熱を出したらしくて……今日は念の為、病院に連れてくと親御さんから連絡が……!」
P「そんな……!」
小鳥「ど、どうしましょうプロデューサーさん!」
P「マズイですね……もう他の子を呼ぶ時間もない」
P「せめて、先方にはなるべく早めに中止の連絡を……」ピポパ
小鳥「今から偶然、代わりになるアイドルが事務所に顔を出してくれたらいいんですけど……」
P「そんな……! ありえませんよ小鳥さんっ!」
P「いつもと変わらないこの平日、奇跡的に学校の存在を忘れ、朝早くからアイドル事務所に顔を出す呑気な中学生なんて……!」
未来「おはようございまーっす!」ガチャ
P「そういやお前が居たな」
小鳥(明るくて子供ウケしやすそうな馬鹿……)
静香「……」
P「おーい、静香ー」
静香「あ、プロデューサーさん……」
P「どうした? いつもに比べて覇気がないみたいだが」
静香「いえ、そんなことは……」
P「何か悩みがあるなら、俺も相談に……」
静香「……ほ、本当に大丈夫ですので。それでは、次の仕事の準備があるので失礼します」スタスタ
P「……?」
P「え? あの大物揃いのお笑いグランプリに、静香がエントリー?」
小鳥「え、ええ……何でもネタ要員に一人、あえて笑いと無縁そうなアイドルを貸してほしいということで……」
P「そんな話、自分は聞いていませんが……」
小鳥「社長がその手のお偉い人との飲み会で、酔った勢いのままOKしちゃったらしく……」
P「あ、あのクソ親父……うちの大切なアイドルをなんだと思ってるんだ……!」ギリギリ
小鳥「プロデューサーさん……くれぐれも、静香ちゃん相手にこの話は……」
P「ええ……快くお笑いの仕事を引き受けるアイドルなんて、少数派ですからね」
P「ナイーブな年齢ですし、ここしばらくは静香に気を遣うようアイドル達にも伝え……」
―――ザッ
P「!?」
未来「心配は無用ですよ、プロデューサーさん!」
P「み、未来!?」
未来「静香ちゃんの事なら、私が目一杯フォローしますから!」
P「し、しかし……多忙なお前達に、そんな余計な負担までかけるわけには……!」
未来「大丈夫です! 事務所のメンバーの事なら、私……!」
P「……!」
未来「日本で一番、誰よりも理解してるつもりですから……!」ニコ
P「そうか……」
P「……良い仲間を持ったな、静香……」ボソ
未来「静香ちゃーん! 今度のお笑い番組の件なんだけどーっ!!」オオゴエ
P「ナイーブな問題だっつってんだろ」
>>8
音無小鳥(2X) Ex
http://i.imgur.com/g8aE7xk.jpg
http://i.imgur.com/iH8gSG2.jpg
>>8
伊吹翼(14) Vi
http://i.imgur.com/SqORMmt.jpg
http://i.imgur.com/KEUi1i7.jpg
>>10
最上静香(14) Vo
http://i.imgur.com/NzIERer.jpg
http://i.imgur.com/VGFoe4A.jpg
P「あちゃー……終電の時間過ぎちゃったか」
未来「今日の収録、長引いてましたもんね……」
P「どうしたもんかな……タクシーを呼びたいのは山々だが、携帯の電源もお互い切れちまったし」
未来「だ、大丈夫ですよプロデューサーさん! 私、その気になったら走って帰れますから!」
P「お前の家、ここから電車で2時間掛かるんだぞ……」
未来「任せて下さい! そのぐらい許容範囲ですよ! 」フンス
P「そこまでの行動力を何故他の手段に移せないのか甚だ疑問だが……しょうがない、近くのコンビニで充電器でも買ってくるか」
未来「そういえば……プロデューサーさんの家って、ここからどのくらい掛かるんですか?」
P「電車で、3時間……」
未来「そ、そんな遠いところに!?」
P「……いや。電車で、2時間」
未来「あ、あれ? ちょっと近くなりましたね」
P「……電車で、1時間……」
未来「え?」
P「……」
未来「ぷ、プロデューサーさん?」
P「……歩いて、20分……」
未来「……」
未来「お邪魔しまーすっ!」ガチャ
P「夜も遅いんだし、あんまり大きな声は出すなよな」
未来「うわぁ……ひろーい! 意外と良いところに住んでたんですね、プロデューサーさん!」キラキラ
P「聞けよ」
未来「あ、そうだ! お母さんに連絡したいので、後で携帯の充電器借りてもいいですか!?」
P「それはまあ、全然構わんが……」
未来「もー! こんなに簡単な解決策があったなら、もっと早く教えてくれれば良かったのにー!」ポスッ
P「……」ポリポリ
未来「……? どうかしましたか、プロデューサーさん?」
P「お前、今日はここで寝る気か?」
未来「はいっ!」
P「俺と一緒の部屋で?」
未来「もちろん!」
P「仮に俺が、未来相手で欲情するような変態だったとしてもか?」
未来「……」
未来「……や、やっぱり先にお風呂借りてきます……!」スッ
P「覚悟決めんな」
未来「いやー、お鍋美味しかったですね!」
P「まさか、こんな時間に二人で食べることになるとは思わなかったけどな……」
未来「プロデューサーさん! 食器片付けたらトランプしましょうよ、トランプ!」
P「別に構わんが……お前、まだ起きてて大丈夫なのか?」
未来「はい! 夜更かしだったらたまに友達の家でもしますし」エヘヘ
P「そうか……まあ明日明後日は祝日だし、俺も出来る限りは付き合ってやるが……」
未来「それじゃあ、最初はババ抜きからですねっ!」
P「それ、二人でやって楽しいか……?」
未来「よーし! 今日は遊び明かしましょー!」ウキウキ
P「……」シパシパ
未来「……」シパシパ
P「もう三時か……」
未来「時間経つの、早いですね……」
P「……もう寝るか?」
未来「……いえ、もう少しだけ……」
P「そうか……」
未来「……」
P「……」
未来「……」
P「……」
未来「……プロデューサーさんは……」
P「うん……」
未来「……好きな女性のタイプとか、あったり……」
P「うん……」
未来「……」
P「……」
未来「……もっと、大人な人、とか……?」
P「うん……」
未来「……もっと、落ち着きのある人とか……?」
P「うん……」
未来「……」
P「……」
未来「……お、おっぱい、大きい人、とか……」
P「うん……」
未来「……」
P「……」シパシパ
未来「……っ」
未来「……」モミモミ
P「……」
未来「……ばか……っ!」モミモミ
P「話の途中で寝た俺も悪いが、トランプの最中に自分の胸揉みだすようなバカに馬鹿にされたくない」
未来「おはようございまーすっ!」ガチャ
P「おお、未来か」
未来「あ、プロデューサーさん!」
P「この間の泊まりは迷惑を掛けたな……」
未来「い、いえいえ! 迷惑掛けてたのは、むしろこっちの方ですし!」ブンブン
P「そうか……ちなみにどうだ、調子の方は?」
未来「もー、絶好調ですよ! 今すぐ武道館でライブしても問題ないぐらいです!」エヘヘ
P「はは……それは頼もしいが、まずは武道館に立てるだけの実力も身に付けないとな」
未来「あはは……」
P「何年後の話になるかは分からんが……俺は未来なら本気で、アリーナの箱を埋められるぐらいのポテンシャルはあると……」
未来「……」
P「思って……?」
未来「……」
P「……未来?」
未来「……プロデューサーさんは」
P「お、おう」
未来「……気は長い方、なんでしょうか……?」
P「え?」
未来「わ、私が……無事、高校生になっても……」
P「……」
未来「18を過ぎて、落ち着きのあるナイスバディな大学生になっても……」
P「……」
未来「20後半の、綺麗な大人お姉さんになっても……」
P「……」
未来「……トップアイドルに、なっても……」
P「……」
未来「プロデューサーさんは、その……」
P「……」
未来「……冴えない男の人のままで……」
P「……」
未来「……ずっと、待って……」
P「……」
未来「……っ」
P「……」
未来「……や、やっぱり何でもないです!」エヘヘ
P「……」
未来「……へ、変ですよね。急にこんなこと言い出して……」アハハ
P「……」
未来「ほ、本当……」
P「……」
未来「……いきなり、何を言ってるんだろう……っ」ポロ
P「……」
未来「わ、私……! やっぱり、頭悪……っ!」ポロポロ
P「未来」
未来「!」
P「……すまない……」
未来「……っ!!」ポロポロ
P「流石に、将来……」
未来「……う、うえ……っ!」グス
P「お前の乳が垂れてくる頃までは、待てそうにない……!」
未来「うえええぇぇ……っ!!」ポロポロ
未来「うえ?」
P「理想は四年後の高校三年だな。胸も成長してるし」
未来「う……うええ?」
P「20後半ぐらいでもまあ、充分ストライクゾーンには入るが……」
未来「……」
P「やっぱり、どうせ襲うなら制服姿が良いなあ。シチュエーション的にもそっちの方が……」
未来「……」
P「どうした未来? そんな呆気にとられたようなアホ面晒して」
未来「……」
未来「……っ、ばかぁっ!!」ダキッ
P「お前が言うな」ギュ
おしまい
おまけ
小ネタ+補完
『お泊まりにて』
P「……」シパシパ
未来「……」シパシパ
P「……布団に入ったら、直ぐ寝落ちするかと思ってたが……」
未来「……はい……」
P「……こう中途半端に夜更かしすると、案外眠れなくなるもんだな……」
未来「……その感覚、ちょっと分かります……」
P「困ったな……明日、お昼までに事務所に書類提出しに行かなきゃいけないのに……」
未来「……そうだ……それなら私、よく眠れるように子守唄歌ってあげますよ……」
P「……そうか……それは、有難いな……」
未来「えへへ……それじゃあ、失礼して……」コホン
未来「……むかーしむかし、あるところに……」
P「お前実は子守唄知らないだろ」
『目覚まし時計』
チュンチュン
未来「……」ムクッ
未来「ふぁーあ……良い天気だなあ」
P「……zzz」
未来「……そうだ、私……プロデューサーさんの家に寝泊まりしてたんだっけ……」
P「……うーん」ムニャムニャ
未来「……ふふ、変な寝顔……」
未来「……そういえば、お昼に用事があるって言ってたけど……」
未来「今の時間、は……っ!?」カチャ
未来「め、目覚まし時計が壊れてる!?」
P「……zzz」ムニャムニャ
未来「わ、私が寝てる間に踏ん付けちゃったのかな……! と、とにかく、プロデューサーさんを起こさないと……!」オロオロ
未来「え、ええっと……!」
未来「じりりりりりりりっ!!」
P「普通に起こせ」
『キャッチボール』
未来「あ、あはは……プロデューサーさん、お父さん役がやりたかったんですか」シュッ
P「むしろ進んで父親役をやったお前に驚きだよ」シュッ
未来「お! プロデューサーさん、意外と上手いですね!」シュッ
P「一応、経験だけはあるからな……といっても小学生までだけど」シュッ
未来「もったいないなあ。ちゃんと続けてれば、第二のイチローになってたかもしれないですよ!」シュッ
P「お前のその楽観的な性格がたまに羨ましいよ……そういや、未来も野球経験あるんだっけ」
未来「えへへ……元、ですけどね。それもソフト部の」
P「綺麗なフォームだな」
未来「え?」
P「いや、素直に褒めてるんだよ。見てて気持ちが良いというか……」
未来「……」
P「妙なすれ違いはあったが……なんだかんだ、未来の新しい一面が見れた良い時間だったな、と」シュッ
未来「……」
P「おわ!? きゅ、急に変化球なんて投げるなって!」
未来「プロデューサーさんがまっすぐ過ぎるんですっ!」
『ヒーローショーの代理』
翼「プロデューサーさん、この間はごめんね……」シュン
P「そんなに謝るなって」
翼「でも私、色んな人に迷惑かけて……」
P「引きずるなよ……確かに体調管理もプロの仕事だが、元々急な仕事だったんだし」
翼「そっか……プロデューサーさんも未来も優しいね……」
P「そんなことは……」
翼「……」
P「……」
翼「……?」
P「……未来、も?」
翼「え?」
P「あ、あいつは……あの日、ただ偶然事務所に立ち寄っただけじゃなかったのか……?」
翼「もー、酷いなあプロデューサーさん。いくらあの未来でも、大好きな学校を忘れて仕事場にサボりにいく程抜けてないって」アハハ
P「ヒーローショーの連絡は……」
翼「私が朝未来に……ってあれ? 未来、本当に何も伝えてなかったの?」
P「……」
P「……」ナデナデ
未来「……」
P「……」ナデナデ
未来「……ぷ、プロデューサーさん」
P「なんだ?」
未来「どうしてそんな険しい顔をしながら、私の頭を撫でてくるんですか……?」
P「どっかの誰かさんに、ホウレンソウを怠った罰を与えているだけだ」ナデナデ
未来「へ、へえ……?」
P「……」ナデナデ
未来「……」
P「……」ナデナデ
未来「……」
P「……」ナデナデ
未来「……」ピト
P「……」ナデナデ
『コント』
ワーワー
未来「うわあ……凄い歓声ですね、プロデューサーさん!」
P「そうだなあ」
未来「静香ちゃん、初めてのお笑いのステージなのに凄く堂々としてて……!」
P「舞台の場数だけは踏んできてるからな」
未来「えへへ……これも、事前に私たちがいっぱいいーっぱいレッスンに付き合ってあげたお蔭ですかね?」
P「まあ……ボケ役に関しては一人、優秀なコーチが身近に居たからなあ」
未来「……ひょっとしてそれ、私の事ですか?」
P「他に誰か居るのか?」
未来「……むー! 私、その気になれば優秀なツッコミ役もこなせるんですよ!」
P「まず、真っ先にボケ役を否定しないところに非凡なセンスを感じるよな」
未来「プロデューサーさん、ボケて下さい!」
P「唐突過ぎるだろ」
未来「お願いします! 私がツッコミも出来るってこと、証明したいんですー!」ジタバタ
P「急にそんな事言われても……」
未来「……」グスッ
P「……」
未来「……」
P「……未来」
未来「……! はいっ!」
P「俺……実は前々から、お気に入りの女が居てな」
未来「……え、ええっ!? そんなの、聞いてないですよ!」
P「そいつは本当に馬鹿な奴でさ……」
未来「馬鹿……?」
P「この間、レッスン用のシューズと間違えて学校の上履きを持ってきやがったんだよ」
未来「……」
P「更に驚きなのが……そいつは実際に履いてみるまで、それを上履きだと気付かなかったらしくてな」
未来「……」
P「案の定事務所の仲間からネタにされ、ダンスの先生からは『上履きの子』という不名誉なアダ名を……」
未来「……い、一体誰の話ですか……っ!?」ガタッ
P「お前やっぱりボケ役だわ」
本当におしまい
最後まで読んでくれた人、ありがとうございました!
乙でした
未来ちゃおめでとう!
http://i.imgur.com/sI9qr2x.jpg
乙!
>>32 別スレ別窓で見てたら誤爆った…めっちゃ恥ずかしい
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません