本作品は艦隊これくしょんの二次創作になります
以下の要素を含むことを予めご了承ください
①過度な依存、暴力、轟沈を含む過激な描写
②キャラクターのイメージとの不一致
③一部安価による進行
④10段階評価による依存度の描写
⑤短い複数の章による構成
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【第一段階 鳳翔】
鳳翔「…っ、いや」ブルブル
提督「鳳翔さん、鳳翔さん、大丈夫ですから」ユサユサ
提督(鳳翔さんはよく悪夢を見る)
提督(史実で帰って来なかった艦隊が多過ぎたためか、生まれ変わった今も子供のように思っている駆逐艦が良く沈む夢をみるという)
提督(医師によると前世の記憶に影響されている可能性が高いらしい)
提督(私にできることと言えば、夜、隣の布団で眠り、鳳翔さんが落ち着くまで頭を撫で、起きた時に話を聞くことぐらいだ)
鳳翔「…あ、提督。私、また夢を」
提督「誰も沈んでませんよ。大丈夫です」
鳳翔「ええ、まだ」
提督「今までもこれからもですよ。お茶入れてきます」
鳳翔「…」
提督「…」コポコポ
鳳翔「…」
提督「まだ熱いので気を付けて」
鳳翔「ありがとうございます」
提督「…」
鳳翔「今日は大丈夫です。話すと本当になってしまいそうで」
提督「分かりました」
鳳翔「提督、新しい海域に進む際は無理はなさらず私に相談してくださいね」
提督「はい。全員の練度を徹底してから次に行きますし、中破したらすぐに徹底しますから」
鳳翔「はい。信じてます」
提督「…もう大丈夫ですか」
鳳翔「ええ」
提督「…」ズズ
鳳翔「…」コクリ
提督「まだ、寒いですね」
鳳翔「そうですね」
提督「…」コトッ
鳳翔「…?」
提督「…」ギュッ
鳳翔「ごめんなさい」ギュッ
提督「謝るのはなしですよ」
鳳翔「ですが、提督の症状も一向によくならないままですし」
提督「前から不眠症の傾向はありましたから」
提督(幸い、然程深刻ではないものの、私には不眠症の気がある。鳳翔さんが寝付くまで私は寝ないのではなく、眠れない)
提督(眠気はあるものの、如何せん怖いだ)
提督(私の指揮により沈めてしまった敵艦の怨嗟の声が聞こえてきそうで)
鳳翔「…提督。腕をこちらへ」
提督「はい」
鳳翔「…」ウデマクラ
提督「寝ましょうか」
鳳翔「…はい」ギュッ
提督「…」
鳳翔「…」
提督「…」
鳳翔「スー、スー」
提督「フー」
~1時間後~
鳳翔「…」パチリ
提督「Zzzz」
鳳翔「…」ムクッ
提督「Zzzz」
鳳翔「…」プスリ
提督「…っ?Zzz」
鳳翔(ごゆっくりお休みください。このオクスリは良く効きますから)ナデナデ
鳳翔(私も寝ましょう。ヒトの温もりがあるとやはり安心できますから)
鳳翔「おやすみなさい」ギュッ
鳳翔(今晩はもう、他の娘が提督と無理心中する夢は見なくて済みそう)
鳳翔「いっしょに沈みましょう。深い夜の帳に」
【序章 鳳翔 了】
序章は以上になります
次に登場する艦娘を安価↓2
テーマを①共依存②執着③独占欲④崇拝の中から1つお選びください 安価↓4
安価内容に基づき、書きあがり次第随時投稿させていただきます
それでは
艦娘:秋月
テーマ:共依存
で書かせていただきます
尚、一度選択された艦娘は再度選択することはできないことをご了承ください
【第二段階 秋月】
提督(自給自足とはよく言ったもので、小規模ではあるものの自家農園を始めるとやはり食の尊さがよく分かる)
提督(当初は駆逐艦の情操教育にと想い始めたが、何かを育てるという行為に興味を示す艦娘は多く今ではそれなりの規模になった)
提督(特に食糧難を経験している秋月等は意欲的に取り組んでいる。いい傾向だと思う)
秋月「あ、司令官。おはようございます」
提督「おはようございます。水やり手伝いますよ」
秋月「ふふ、いつもありがとうございます」
提督(外見とは裏腹に非常にしっかりした子である)
秋月「~♪、~♪、~♪」サッ、サッ
提督「……?」
秋月「どうかしましたか、司令官?」
提督「そんな肥料あったかなと」
秋月「明石さんのところから貰ってきた骨粉です」
提督「へえ、そんなものまで取り扱ってたんですね」
秋月「はいっ!最近は農具も仕入れてくださっているので凄く助かります」
提督(はて、何の骨粉だろう?)
もしかして10人しかやらないっぽい?
提督「そろそろ食事にいきましょうか」
秋月「はい、また私達が一番のりですね」
提督「そうですね」
提督(秋月は基本的に『普通の食事』を食べることができない)
提督(拒食症の可能性はあるが、食事ができないわけではない)
提督(他の駆逐艦のようにケーキやハンバーグといった洋食を食べることができない)
提督(何故かは分からないが、極端に食べることができるものが限定されている)
提督(大人数のこの場において一人だけ別の食事を作ってもらうのも酷なので、私と秋月が極力作る様にしている)
提督(質素だが、秋月がいないと食事が物足りない)
提督(むしろ、最近では秋月がいないと食事をする気にどうにもなれない)
提督(秋月自身も私がいない場であまり食事をしないらしい。他の娘に気を遣わせてしまうのが嫌らしい)
秋月「今日はご飯、お味噌汁、卵焼きと農園でとれた大根おろしとお豆腐です」
提督「いただきます」
秋月「いただきます」ニコニコ
提督「…」クスッ
秋月「どうかしましたか?」
提督「いつも大切そうに食事をするなと」
秋月「頑張って司令官と育てた野菜ですから」
提督「そうですか」
秋月「あ、今日もディリ―、私がやってもいいですか」
提督「いつもありがとうございます」
秋月「自分の為ですから」
提督「…?」
秋月「な、なんでもないです」
秋月(ディリ―やらないと肥料の材料ができません。司令官と一緒じゃないと私は何も食べることができませんから)
秋月(私は司令官がいないと食べれない。何も)
秋月(司令官が観ててくれないと何かを食べていいって思えない)
秋月(ご飯は美味しい。涙が出るくらい美味しい。司令官と食べるご飯は美味しい)
秋月(司令官は拒食症気味。本人は自覚がないけど、大規模作戦の前とか、遠征組が遅いと何も食べなくなるって鳳翔さんと間宮さんが泣いていました)
秋月(食べることは重いです。食べることは想いです。料理をすることは材料を作ってくださった方々の想いを尊重することです)
秋月(司令官は私が頑張ると食べることができます。私も司令官がいないと食べることができない)
秋月(司令官は私がいないといつか飢えてしまう。私も司令官がいないと飢えてしまう)
秋月(どちらかが欠けたら死んでしまいます)
秋月(私たちは二人で一人です)
秋月(司令官、私が野菜に込めている想いちゃんと伝わっていますか)
【第二段階 秋月 了】
以上になります
次に登場する艦娘を安価↓2 (除く鳳翔、秋月)
テーマを①共依存②執着③独占欲④崇拝の中から1つお選びください 安価↓4
安価内容に基づき、書きあがり次第随時投稿させていただきます
それでは
艦娘:清霜
テーマ:崇拝
で書かせていただきます
【第三段階 清霜】
清霜「司令官、私はどうして駆逐艦に生まれちゃったのかな?」
提督「…どうして?」
清霜「戦艦に生まれて来れれば皆をもっと守れるのに」
提督「大丈夫、十分に清霜さんは頑張ってくれますよ」
清霜「…」
提督「明日の演習には清霜さんも参加が決まっていますから今日は早めに休んでください」
清霜「はい」
清霜(まだ、全然何もできてないのに)
清霜(戦艦の人たちはもっと凄いのに)
清霜(人間は頑張れば大きくなれるし、変われるけど艦娘は変われない)
清霜(どうすれば、もっとみんなの役に立てるかな)トボトボ
清霜(神社が裏山にあったし、試しに神様にお願いしてみようかな)
清霜(御供え物、何にしようかな)
清霜(やっぱり戦艦になりたいから、戦艦関係の方がいいよね)
清霜(うん、戦艦も居たし、お墓も無くて可哀想だったしいいかも)
清霜(御供え物の代わりに流れ着いた深海棲艦のお墓を建ててあげよう。神社の回りの雑草とかも綺麗にすればきっと神様も喜んでくれるよね)
清霜「えいっしょ」ザック、ザック
清霜「次に会う時は戦艦で、友達になれたらいいね」ザック、ザック
清霜「誰か早く私を戦艦にしてくれないかなぁ」
鳳翔「あら、清霜ちゃん。そこで何をしてるの?」
清霜「あ、鳳翔さん。お墓作ってるの。この前の大規模作戦でたくさん流れ着いちゃったみたいだったから」
鳳翔「…そう、私も手伝ってもいいかしら?」ニコッ
清霜「うん!」
清霜「鳳翔さん。聞いてもいい?」ザック、ザック
鳳翔「何かしら」
清霜「こんな戦争ばっかりの世界に神様っているのかな?」
鳳翔「…難しい質問ね。私はいると思っているわ」
清霜「どうして?」
鳳翔「ふふ、こうやって清霜ちゃんに会えてお家があって、温かいご飯が美味しいって思えて、提督に優しくしてもらえるからかしら」
清霜「提督は私に優しくしてくれるけど、なーんにも返せてない」
鳳翔「ううん、清霜ちゃんが遠征を頑張ってくれているのは皆ちゃんと分かっているわ」ナデナデ
清霜(でも、戦艦みたいに守ったりできない)
清霜(強くなりたい。もっと、もっと、みんなを守れるくらい強く)
清霜(駆逐艦だけど、きっといつか強く)
清霜(もっと、もっと、もっと、もっと、もっと、もっと、もっと、もっと、もっと!!)
『オレイニ オシエテ アゲル』
清霜(え?)
『 』
清霜「…あっ!?」
鳳翔「どうしたの?」
清霜「な、なんでもない」
清霜(分かった!どうすればいいのか!分かっちゃった)
清霜(戦艦になる方法、分かった)
清霜(そっか、私達は元々船なんだから創り直せばいいんだ)
清霜(私を一回バラバラにして戦艦に創り直せばいいんだ)
清霜(だって、同じ船なんだから部品を取り換えることくらいできるよね?)
清霜(頭をそのままにしてもらって、体を戦艦にしちゃえばいいんだ)
清霜(妖精さんならきっとできるよね)
遅くなりましたが、投稿を開始させていただきます
>>26様 現時点では10人の予定です
清霜(でも、部品はどうしよう。うちあんまり資材に余裕ないみたいだし)
清霜(う~ん、どうしよう)
清霜(とりあえず、妖精さんに相談して、何かあるか)
妖精「戦艦の部品?今はないのです」
清霜「戦艦の武装とか、何もないの?」
妖精「非常時のストックぐらいしか」
清霜「それ!それを私に付けて欲しいの!」
妖精「重過ぎてバランスが悪いのです」
清霜「……だったら、改造して。皆を守れるくらい強くなりたい」
妖精「…難しいのです。予め定まった役割を変えられるのは『カミサマ』くらいなのです」
清霜「カミサマ?」
妖精「宇宙にたくさんにいるカミサマにはそういうカミサマもいるのです」
清霜「妖精さんはカミサマを信じているの?」
妖精「妖精は全員、カミサマが作ったのです」
清霜「へえ、そうだったんだ」
妖精「カミサマにお祈りしてみるといいのです。こっちも考えてみるのです」
清霜「うん、そっか、ありがとう」
妖精「あ、これ、あげるのです」
清霜「わぁ、綺麗!」
妖精「これがあるとカミサマに声が伝わるのです」
清霜「使ってみるね」
妖精「カミサマにお祈りする時は初めにこういうのです
あ いあ いあ あ いあ いあ
その後は自然と口から言葉がでるのです」
清霜「分かった。ねえ、妖精さん?カミサマって本当にいるの」
妖精「いるのは、いるのです。ただ、助けてくれるかは分からないのです」
清霜「…なれるといいなぁ」
清霜は今日も小さな祈りを口にする、多くの深海棲艦が眠るこの地で
それが何をもたらすか知らないまま
ゆっくりと確実に狂気はこの場を蝕んでいく
【第三段階 清霜 了】
【第四段階 満潮】
提督(いつも満潮さんと目が合う気がする)
提督(同じ部屋で書類作成をしている以上そういうこともあるだろう。ただ、回数が多く感じる)
提督(別に近くにいるわけでもない。三歩半いつも離れた場所にいる)
満潮「何よ。話があるなら目を見て話しなさいよ」
提督「いえ、すいません」
満潮「…仕事しなさいよ」
提督「ええ、そうですね」
カリカリ カリカリ カリカリ
提督「ふと書類から視線を動かした時、何気なく資料に目を通している時、必ず視界内に満潮さんがいる」
提督(何故だろう)
満潮「ここ承認印お願い」
提督「はい」ポン
提督(必ず目が合う。こちらを深く覗き込む様な目に)
満潮「ちょっと席外す」
満潮(ああ、じれったい。何を我慢しているの。さっさと抉ればいいのに)
満潮(でも、我慢。濁っちゃったら意味が無い)
満潮(鮮度を保つにはどうすればいいのかしら)
満潮(薬品は臭そうだし、凍らせるのも嫌だし、視界に入っているという実感がないと嫌だし)
満潮(視界を独占したいけど、目を閉じられたらそれで終わりだし)
満潮(瞼切り取るのもアレだし)
満潮(視界を独占するのって思ったより難しいのね)
満潮(三歩半、私の身長で一番視界に入りやすい距離)
満潮(三歩半、私の手がギリギリ届かない距離)
満潮(三歩半、私の理性がギリギリもつ距離)
満潮(三歩半、私が好きな距離)
満潮(いっそのこと、片方だけ交換してもらおうかしら)
満潮(そうしたら見る側も、見ている側も独占しているし)
満潮(次にMVPとったら報酬に要求してみる)
満潮(アンタの目片方寄越しなさいって)
満潮(あはっ、キャラじゃないけどワクワクしてきた)
満潮がオッドアイになる日はそう遠くない
【第四段階 満潮 了】
以上になります
次に登場する艦娘を安価↓2 (除く鳳翔、秋月、清霜、満潮)
テーマを①共依存②執着③独占欲④崇拝の中から1つお選びください 安価↓4
安価内容に基づき、書きあがり次第随時投稿させていただきます
尚、五段階目より新ルールを適用させていただきます
①コンマゾロ目(テーマ選択時)
②特定登場人物と特定テーマの組み合わせ(例:大井 ③独占欲)
上記2点のいずれかに該当した場合、提督が生命の危機にされされます
また、双方に該当した場合はある事象が生じますので予めご了承ください
このSSまとめへのコメント
清霜の話、クトゥルフっぽい終わり方だな・・。
何の骨なんですかねぇ・・・(恐怖)