きらら「あれ?はるはるまだ来てないの?」 (63)

第二生徒会室

みなみ「えぇ。清掃中に花瓶を割ってしまって、居残りで追加の掃除だそうよ」

きらら「それはまたはるはるらしい……まだこないだのドレス騒動の疲れが残ってるんじゃない?」

みなみ「どうかしらね。その騒動と言えば」

きらら「うん?」

みなみ「それ以来そこに飾ってあるドレスを見る度に、はるかがあなたにニコニコ微笑むのも……」

きらら「みなみんストップ、うっさい。だから別に、あたしははるはるの為なんかじゃなくってぇ!」

みなみ「はいはい、そういう事にしてあげる……ふふっ」

きらら「もーっ!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1427018938

みなみ「紅茶よ。その様子だと、アイスティーにして正解だったわね」

コトッ

きらら「お世話様、その話題ごきげんよう。みなみんは意地悪だねほんと」

みなみ「あなたが維持張り屋さんなだけじゃないかしら」

きらら「だからもういいって……あたし、雑誌読んでていい?この間撮影したやつが発売されたんだ」

みなみ「えぇ、構わないわ。私はバレエシューズの手入れをしておくから」

きらら「ん……そういえば、はるはるのバレエレッスンはどんな感じ?」

みなみ「気になるの?」

きらら「ほんっっと意地悪だよね、みなみんって」

みなみ「そうね。段々着いてこれるようになってきたし、そろそろ次の段階に進ませようと思っているわ」

きらら「ふーん。あたしがウォーキングで見た時は、まだまだって感じだったけど」

みなみ「頑張り屋さんだもの、はるかは。きららも一緒にどう?」

きらら「んー、きっとさ、あたしの仕事にも活かせるんだろうけど……これ以上時間ないから、パスかな」

みなみ「撮影に、あなたもあなたのレッスンで忙しいものね」

きらら「うん。あと……邪魔したくないし」

みなみ「うん?」

きらら「なんでもなーい」

パラッ

きらら「この写真イマイチ……やっぱりここは着崩した方がよかったのになー」

みなみ「こだわるのね」

きらら「まーね。せっかく載るんだからキラキラしたいじゃん……みなみんはさぁ?」

みなみ「なに?」

きらら「私服、すっごい清楚だよね。それもみなみんっぽくていいけど、もうちょっとこう、こういう格好してもいいんじゃないの?」

みなみ「どんな……きらら、私、そんな、おなかが出た格好なんてできないわ」

きらら「みなみんさぁ、自分がプリキュアの時どんな服装か自覚ある?」

みなみ「……」

みなみ「///」

きらら「えっ、気づいてなかったんだ」

みなみ「意識してなかったわ……あぁ、恥ずかしい、そう、そうなのよね……私こういう格好しているのね……」

きらら「いいじゃん。初めて見たときは、生徒会長攻めてるなぁって思ったけど」

みなみ「恥ずかしい……」

きらら「気にすることないって。はるはるも言ってたよ、この服みなみさんに似合いそうだねーって」

みなみ「はるかまで……それは、その雑誌の撮影中?」

きらら「うん。みなみんは生徒会だったし、はるはる暇そうにしてたからスタジオに誘ったんだ。みなみんも今度一緒に行こうよ」

みなみ「そうね……考えておくわ」

きらら「うん」

みなみ「邪魔はしたくないけれど」

きらら「うん?」

みなみ「なんでもないわ」

きらら「生徒会って大変だよね。みなみん、球技大会の時もなんか色々居残ってやってたじゃん」

みなみ「学校の為になると思えば、忙しくても苦ではないわ。あなたもモデルの仕事は苦じゃないでしょう?」

きらら「あたしは楽しんでるからなー」

みなみ「私も一緒よ。この学園の為になるのが楽しいの」

きらら「生徒会長って凄い。去年も何かやってたの?」

みなみ「えぇ。現生徒会の二年生は、大体一年生の頃から何かしらの役職についていたわね」

きらら「そんなもんだよね」

みなみ「えぇ、だから今度の生徒会役員選挙では、はるかも立候補させようと思っているの」

きらら「そうそ……えっ」

きらら「ちょ、ちょっと待って。はるはるを生徒会に入れるつもりなの?」

みなみ「えぇ。はるかは頑張り屋さんだし、私も、一年生の役員に少しでも気心の知れた子がいれば助かるわ」

きらら「へ、へー……あー、うん、で、でもさぁ!」

みなみ「なぁに?」

きらら「はるはるは、ほら……ドジじゃん!」

みなみ「……そうね?」

きらら「ほんっともぉすっごいドジじゃん!現に今こうしてそのドジで遅れてるわけだし!」

みなみ「……」

きらら「それにほら、あの、マーブルドーナツ?あんな甘い物差し入れにもってきて、ほら、あたしモデルなのに迷惑、っていうか?」

みなみ「……」

きらら「そういうその、空気読めないとこもある、よね!だからさー」

みなみ「……」

きらら「はるはるには、そういうの向かないって!考え直した方がいいよみなみん!」

みなみ「……」

みなみ「……そうね」

きらら「でしょー?それよりさ……はるはるってマネージャー業とか興味ないかな」

みなみ「マネージャー?」

きらら「うん。ほら、最初にあたしのオーディション見学に来たときみたいに、はるはるってすっごい良い発想するし!」

みなみ「……」

きらら「応援されると頑張りたくなる、っていうか……あ!」

みなみ「……」

きらら「や、別にあたしのマネージャーにとかそう言う事じゃないんだけど!そういうんじゃないけど、むいてるんじゃないかなーって」

みなみ「……それは、どうかしら」

きらら「えっ?」

みなみ「はるかは、あなたがさっき言ったようにとてもおっちょこちょいだわ」

きらら「うっ……あー、うん」

みなみ「それに、時間にも遅れるわ。入学式に遅れてきたことは覚えているでしょう?これは致命的なことなんじゃないかしら」

きらら「……」

みなみ「それに、目上の方に対しての応対もどうかしら。きちんとできるかしらね? 私のことを……突然名前呼びになったりして」

きらら「!」

みなみ「驚いたし、そうね、迷惑だったわ。これじゃ、その業界じゃとても……」

バンッ!!!

きらら「いい加減にしてよ!ひどいよみなみん!!!」

みなみ「……」

きらら「みなみんのことを名前で呼ぶようになったのは、あたしがあだ名で呼んでたからでしょ!?そこではるはるを攻めるのはおかしいよ!」

みなみ「……」

きらら「それに、あたし知ってるんだからね!みなみんがはるはるに名前で呼ばれるようになってすっごく嬉しそうにしてたこと!なのに、そんな言い方!!!」

みなみ「えぇ、だってあなたもそうだものね……ふふっ」

きらら「それは今関係……ちょっと、何笑って……ちょっと」

みなみ「ふふふっ」

きらら「…………うっわー……うっわ、みなみん、意地悪……滅茶苦茶意地悪だ……生徒会長がうそつきでいいわけ?」

みなみ「さっきまでのあなたの真似をしてみただけよ、きらら」

きらら「もーっ……ううん、ごめん。あたしちょっと意地になってた」

みなみ「えぇ、私こそごめんなさい。冗談が過ぎたわね」

きらら「ほんとだよ……みなみんすっごいマジな顔して言うんだもん」

みなみ「きららは、ふふっ。上ずった声で、凄くわざとらしかったわね」

きらら「う、うるさいなぁ……いーの、あたしは役者志望じゃなくてモデル志望なんだから」

みなみ「安心して。はるかは取らないわ」

きらら「そう……そういうことじゃないってば!!もーっ!あーもー!はるはる遅い!!何やってんのー!?」

数分前

廊下

はるか「うー、やっとお掃除終わったよー」

パフ「はるかごめんなさいパフ……パフがお邪魔したせいではるかが躓いて、花瓶が割れちゃったパフぅ……」

アロマ「パフは悪くないロマ。はるかが突然箒片手にクルックル回りだしたのがいけないロマ!」

はるか「だってー、ノーブルパーティのこと思い出すともうじっとしてられないんだもーん……こんなに待たせて、みなみさんときららちゃん、怒ってるかなぁ」

アロマ「パフはともかくはるかは怒られてしかるべきロマ。ほら、今もひょっとして扉の向こうで二人がはるかのこと怒ってるかもしれないロマ?」

はるか「こ、怖いこと言わないでよー。よーし、ここは元気に……ごっきげん――」


 きらら「はるはるは、ほら……ドジじゃん!ほんっともうすっごいドジじゃん!」


はるか「……ぇっ」ピタッ

パフ「パフッ!?」

アロマ「ロマッ!?」

はるか「あっ、あっ……き、きららちゃん怒ってる……わ、私のせいだ!」


きらら「現に今こうしてそのドジで遅れてるわけだし!」

はるか「ど、どうしよう……そうだよね、私がドジなせいで……」

パフ「は、はるか?パフも一緒にごめんなさいするパフ!だから……」

 きらら「それにほら、あの、マーブルドーナツ?あんな甘い物差し入れにもってきて、ほら、あたしモデルなのに迷惑、っていうか?」

はるか「あ……」

アロマ「それはおかしいロマ!きらら、すっごく嬉しそうにしてたロマ!はるか、なんだかきららはおかしいロマ。声上ずってるし」

 きらら「そういうその、空気読めないとこもある、よね!」

はるか「く、空気……」

パフ「あー、パフぅ」

アロマ「あー、ロマぁ」

はるか「……ありがとう空気読んでくれて……うぅ、そっか……きららちゃん……迷惑に、おもってたんだ」

はるか「私のせいだ……きららちゃんはすっごく優しい頑張りやさんだから、きっと今まで言い出せなかったんだよ……」

アロマ「きららはむしろそういうことズバッと言って付き合うタイプロマ?はるか、だから、ちょっと落ち着くロマ」

パフ「ぱ、パフッ!何かの間違いパフ!」

アロマ「そうロマ!ほら、まだ何か喋ってるみたいだし、ちゃんと聞いてみるロマ!」

はるか「そ、そっか、うん、そう、そうだよね……えーっと、みなみさんは……」

 みなみ「はるかは、あなたがさっき言ったようにとてもおっちょこちょいだわ」

はるか「」

パフ「……き、気を確かにパフ!はるか!」

アロマ「み、みなみが説教モードっぽいロマ……これは、本当に……?」

はるか「みなみさん……うぅ、今日の事を報告しに行った時、励ましてくれたけど……やっぱり呆れてたんだ」

パフ「パフがお腹見せて服従ポーズでごめんなさいするパフ!はるかも一緒に!そうすればいい子いい子してもらえるパフ!」

はるか「それは……それは後で個人的にしてほしい……」

アロマ「脱線してるロマ!みなみは、あの時確かに少し叱ったけどちゃんと償いをすれば良いと言っていたはずロマ!だから……」

 みなみ「それに、時間にも遅れるわ。入学式に遅れてきたことは覚えているでしょう?これは致命的なことなんじゃないかしら」

はるか「……」

パフ「……あー、パフ」

アロマ「……あー、ロマ」

はるか「……自己紹介ありがとうアロマ」

はるか「みなみさん、そっか……ずっと私のこと、どうしようもない子だって……それでも普通に、接してくれてたんだ」

パフ「は、はるかぁ」

はるか「致命的……そうだよね、こんな私じゃ、プリンセスなんか……」

アロマ「そ、それは今から成長していけばいいロマ!その為の僕達で、ミス・シャムールロマ!?」

はるか「だけど……だけど、こんな私じゃ……」

 みなみ「それに、目上の方に対しての応対もどうかしら。きちんとできるかしらね?」

はるか「ミス・シャムールにも自分勝手にテニスのレッスン付き合わせちゃったし……このまま、二人といるの、だって……迷惑で」


 みなみ「私のことを……突然名前呼びになったりして」


はるか「!」



 みなみ「驚いたし、そうね」



 みなみ「迷惑だったわ」

はるか「……」

パフ「は、はる、か……パフ」

はるか「……ぅ」

アロマ「は、はるか、何かの間違いロマ。ほら、二人、ほらきっと、あー、ドッキリってやつロマ!だかr」

はるか「うぁあああああああああああああああん!!!!」

ダッ!

アロマ「あ!は、はるか!待つロマーーーー!!!」

パフ「待ってパフー!!!」

バタバタバタッ、 ピューーッ



ガチャッ


きらら「あれー?今はるはるたちの声が聞こえた気がするんだけどなー」

みなみ「何なら迎えに行ってあげたら?きっと喜ぶわ」

きらら「その時はみなみんと一緒にでしょ。それが一番喜ぶんだから、もう」

寝室

はるか「えぐっ、えぐっ、ぐすっ」

ゆい「どうしたの、はるかちゃん?罰掃除からかえってきたとおもったら、ずっとそんな……」

はるか「ゆい、ぐすっ、ゆいちゃぁぁん……!」

ゆい「よ、よしよし。そんなに大変なお掃除だったの?私も手伝えばよかったね、ごめんね?」

はるか「ちがう、ちがうのぉー。わた、ぐすっ、わたしぃいい」

ゆい「うんうん」

はるか「ぐすっ、嫌われちゃったのぉ!えぐっ、ぐすっ、きららちゃん、と……みなみさんにぃ!」

ゆい「……うーん?」

ゆい「えーっと、天ノ川さんと生徒会長と、喧嘩しちゃった、ってこと?珍しいね」

はるか「違う、違うのぉ……私が悪いの、だから嫌われちゃってぇ……」

ゆい「うーん……それは無いとおもうけどなぁ。三人は、とっても仲良しに見えるよ?」

はるか「ほん、ぐすっ、ほんどぉ?」

ゆい「うん。羨ましいくらいに……ちょっとティーセット借りてくるね?少し落ち着こう?ね?」

はるか「ぐすっ……うん」

ゆい「ちょっと待ってて……パフ、はるかちゃんをお願いね」

パフ「パフー」

ゆい「いい子。じゃあね?」

バタンッ

はるか「ぐすっ……ひっく」

アロマ「……はるか。僕達はちょっと二人に話を聞いて来るロマ」

パフ「パフ!お話してくるパフ!」

はるか「い、いいよお……私が悪いんだもん……」

アロマ「何度も言うけど、さっきのきららの様子は変だったロマ。みなみはあれだけど……」

パフ「はるかはここで待ってるパフ!パフが仲直りさせるパフー!」

トテトテトテ ガチャッ バタンッ

はるか「行っちゃった……え、えへへ……みんな優しすぎるー……」

はるか「……でも、でも……みんなの……きららちゃんとみなみさんの優しさに」

はるか「……私、甘えすぎてたのかなぁ」

第二生徒会室

アロマ「頼もーーー!ロマ!!!」

パフ「であえであえパフーーー!!」

みなみ「えっ!?あら、アロマ、パフ。ごきげんよう、元気がいいわね?」

アロマ「気合も入るロマ! あれ?きららはいないロマ?」

みなみ「えぇ、今日は撮影があるからって。ついさっきまでいて、名残惜しそうに帰っていったわ……はるかは?」

パフ「そのはるかのことでお話があるパフ!!きららは後で追いかけてとっちめるパフ!」

みなみ「とっちめてしまうの?」

アロマ「君たちの返答次第ロマ!みなみ!実は僕達とはる……あー、僕達は、さっきのみなみときららの話を聞いていたロマ!!」

みなみ「あら、どこから?」

パフ「全部パフ!!みなみ、本気パフ!?はるかのことをあんな風に思ってるパフ!?」

みなみ「……?どうして怒っているのかしら」

アロマ「怒りもするロマ!さあ、どうなんだロマ!?」

みなみ「えーっと、そうね。聞いていた通りに思っているわよ、はるかのこと」

アロマ「ガーーン!!ろまぁ!」

パフ「ガーーーーーーン!ぱふぅ!!」

みなみ「はるかはとてもおっちょこちょいで……でもそれを一生懸命挽回しようとする頑張り屋さんで」

アロマ「あんまりロマ……みなみ、みなみなんて……」

みなみ「そういう姿に……あら?アロマ?パフ?聞いている?」

パフ「みなみなんて……!」

みなみ「えぇ?」

アロマ「この、魅惑のへそ出しマーメイドー!!!」

パフ「YoSay夏が無い胸刺激してろパフーーーーーー!!!!!」

ダッ!!ピューーーーッ!!

みなみ「!?ちょっと、アロマ!?パフ!?なんのこと……何言ってるの!?!?!?待ちなさい!!!」

校門前

きらら「もーっ、みなみんってばほんっと……っていうか、なんではるはる来なかったんだろ」

きらら「このきらら様が待ってあげてたって言うのに!もう!知らない!」


アロマ「きらら!!待つロマ!」

パフ「神妙にお縄に付くパフ!!」


きらら「うわっ!?ってなんだ、アロマとパフじゃん。なんでそんなに怒ってんの?」

アロマ「怒りもするロマ!でも一応キミにも聞いておくロマ!誤魔化しても証拠は握ってるから正直に答えるロマ!」

パフ「きららは、はるかに怒ってるパフ!?!?」

きらら「……はっはーん、はるはるが帰ったあたしの事気にしてたんだ。ふーん。へへっ……お、オホン!」

きらら「そりゃもー、ものすっごーーく怒ってるよ!!って言っておいて!」

パフ「ガーーーン!パフ!!」

アロマ「ガーーーーン!!ロマ!!」

きらら「すっごく怒ってるんだから、またマーブルドーナツ差し入れすること!って言っておいてね!」

アロマ「ま、またそれをさせて……今度こそ言ってやろうって魂胆ロマ……鬼畜ロマ」

パフ「ひどい、ひどいパフ」

きらら「はるはると甘い物食べるとさ、なんか閃くっていうか……聞いてる?」

アロマ「きららなんて、きららなんて……」

パフ「きららなんて……」

きらら「もしもーし?」

アロマ「この、重機操縦ガテン系アイドルーーーー!!!」

パフ「『ドレス作り?生地から作るんですか?』って蚕農家のところ訪問してろパフー!!!」

ダッ!! ピューーッ!

きらら「あっ、ちょ、何わけわかんないこと言ってんの!?っていうかあたしアイドルじゃなくてモデルで……ちょっとー!?」

寝室

アロマ「……と、言うこと、ロマ」

パフ「……」

はるか「……そ、っか」

アロマ「……はるか、元気出すロマ」

パフ「パフぅ……はるかはとっても優しくてステキパフ。二人もきっとわかってくれるパフぅ」

アロマ「そうロマ。三人はまだ出会って間もないロマ。これからいくらでも、そう、関係修復できるはずロマ」

はるか「うん……そうなんだ、私、考えてたの。まだ少ししか経ってないのに……私、二人にすっごく迷惑かけてたんだ、ってこと」

アロマ「ロマ……ロマ?」

パフ「はるか……?」

はるか「私、頑張らなくっちゃ……頑張らなくちゃ!へこたれてる場合じゃないよ!ね!」

アロマ「ま、まあそういうこと、ロマ?でも、はるか……?」

ガチャッ

ゆい「はるかちゃん、おまたせ……あれ?ちょっと元気になった?」

はるか「うん!ゆいちゃーん!私、頑張るよ!!よーーーーし!!明日は5時半に起きるから!!!」

如月「……それはそれで迷惑よ、まだみんな寝ているのに」

はるか「あ!如月さぁん!!」

ゆい「はるかちゃんが元気がないって話してたら来てくれたの。パフにも会いたいから、って」

如月「なっ、私は、ただ、春野さんがちゃんと面倒を見ているか心配しただけよ。風紀委員長として……ごきげんよう、パフ?」

パフ「……ぱふぅ」

ゆい「? なんだが今度はパフの方が元気がないね」

如月「……春野さん、ちゃんと食べさせているんでしょうね?」

はるか「そ、それはもちろん!」

如月「いい?あれから私色々と調べたんだけど、犬にも人間と同じくらい栄養バランスの取れた食事を考えて与えないと……」

はるか「栄養バランス……それだ!!!」

如月「?」

ゆい「?」

アロマ「……なんだか迷走しそうロマ」ヒソヒソ

パフ「しそうパフ」ヒソヒソ

ちょいメシ

翌日

昼休み

きらら「(昨日の撮影、ぜんっぜんダメだったなー)」

きらら「(みなみんがへんなことばっかり言うせいだよ、もう。それにはるはるもー)」

はるか「ごっきげんよう!!!」

きらら「うぁあっ!? あ、はるはる!もー、驚かせないでよ!」

はるか「! ご、ごめんなさい!気をつけるね!あ、き、気をつけるから」

きらら「え、いや、そんなに謝らなくてもいいけどさ。ごきげんよう。どうしたの?」

はるか「うん、あの、昨日は会えなかったから……お詫びに、これ」

ガサッ

きらら「あ……マーブルドーナツ!?」

はるか「風、春野はるか特製栄養満点スタミナカロリーオフドーナツだよ!!!」

きらら「……へ?」

はるか「生地にはもちろん女の子大好き豆乳がふんだんに使われております!甘さはハチミツで栄養もばっちり!」

きらら「へ、へー。すっごいね」

はるか「更に!各種ハーブ!スパイス!」

きらら「ふーん……ん?スパイス?」

はるか「海草!!漢方!!!滋養強壮食品!」

きらら「ぶっ!?!?」

はるか「ぜーんぶ込み込み!元気満開ドーナツだよ!さ、どうぞ!」

きらら「う、うん……なんか凄いね……凄いにおいだねこの紙袋」

はるか「えへへ……あ!私これで!ゆっくり食べてね!!」

きらら「え?一緒に食べればいいじゃん、っていうか一人で処理するのはちょっとこれ、これはるはる毒見した?だからさ」

はるか「いやいや、邪魔しちゃいけないから……じゃあね、きららちゃ、あ、オホン」

きらら「?」

はるか「じゃ、じゃあね、天ノ川さん!」

きらら「」

はるか「ごきげんよう!!」

タタタタタッ




きらら「」

バレエレッスン室

みなみ「あら、はるか。早いのね。ごきげんよう」

はるか「ごきげんよう!はい!授業が終わってから全速力で来ました!!」

みなみ「そう?あら……なんだか床が凄くきれいに」

はるか「はい!お掃除して、ワックスかけでピッカピカです!」

みなみ「な、なにもそこまで……昨日のことは気にしなくていいのよ?きちんと自分の教室での掃除をしたんでしょう?」

はるか「いえいえ、自分への罰則は自分できめないと!ノーブル学園の淑女たるもの!」

みなみ「それは見上げた心がけだけれど……はるか、無理していない?」

はるか「全然!今日もよろしくお願いします!みなみさ……あ、オホン」

みなみ「?」

はるか「よ、よろしくお願いごじゃりますです!海藤さん!!!!」

みなみ「」

はるか「ミス・シャムール!もう一回!もう一回お願いします!」

シャムール「ノンノンノーン、すこーし休憩でーす」

はるか「そこをなんとか!この通り!」

シャムール「オッオー、ジャパニーズどげーざ……」

きらら「は、はるはる?気合はいいけどさ、お湯沸かさないと次の紅茶はまだ淹れられないから」

はるか「あ、そ、そっか!ごめんね天ノ川さん!海藤さんもすいません!」

きらら「」

みなみ「」

スタジオ

パシャパシャッ!

カメラマン「うーん……きららちゃぁーん?今日あんまりノッてないんじゃなぁい?」

きらら「あ……すいません、調子でなくて」

カメラマン「一旦止めましょうか。おーい、すこーしきゅうけーい」

休憩はいりまーす!

きらら「……すいません」

カメラマン「あなたらしくないわねぇ?次はしっかりね、ほら、そこのドーナツでも食べて」

きらら「……マーブルドーナツ」

カメラマン「あなたそれ好きでしょ?」

きらら「……うん。好き、だけど……今は、あんまり」

きらら「……どうして?はるはる?」

カメラマン「……!その表情、いいわ、いいわー!きららちゃん!恋でもしたの!?」

きらら「……はぁーーーーーっ!?」

生徒会室

みなみ「……」

東「ってことで、今度の予算はこのまま……会長?会長?聞いてますか?」

みなみ「えっ……あ、えぇ。そうね、東さん……副会長はあなたのままで結構よ」

東「えっ、私異動の案出てたの?」

西峰「会長、今の議題は部の予算についてですわ」

みなみ「あ……そうなの」

東「まったく、どうしたの最近。会長らしくない」

西峰「何かご心配ごとですか?心此処にあらずですが」

みなみ「……そうね。心配……それに、不安、かしら」

みなみ「……はるかは、どうして」

東「あー、また春野さんが絡んでんのね、はいはい」

西峰「会長はここ最近春野さんの話ばかりですものねー」

みなみ「そ、そんなこと! オホン!お静かに!! 議論を再開します!」

東「止めたの会長だけどね」

第二生徒会室

きらら「……そろそろこの話していい? はるはるがおかしい」

みなみ「……中々あなたと二人になる機会がなかったものね。えぇ、おかしいわ」

きらら「いや、もとから色々と頑張る子ではあるけどさ。それは知ってるんだけど……気合入りすぎっていうか、から回ってるし」

みなみ「指摘すると、凄く、こう、泣きそうになって謝る、わね」

きらら「あんな顔見たくないんだけど」

みなみ「私だって!」

きらら「それ、それに、名前……なんで、苗字、さん付け……みなみん、何か怖がらせるようなことした?」

みなみ「私は何も……きららの方は?」

きらら「なーんにも……ほんと、どうしちゃったんだろ、はるはる」

ガチャッ

はるか「……あ!!お、遅れてごめんなさい!!!あの!!!ごめんなさい!!日直が!!!!!ふぇ、ごめごめんなさ……」

きらら「あー、いいからいいから、はるはる!みんな当番でやることでしょそれ。それと、ごきげんよう」

みなみ「ごきげんよう、はるか。きちんとこなしてきてこんなに早く来れたのでしょう?えらいわ」

はるか「あ、は、はい……ごきげんよう!海藤さん!天ノ川さん!!」

みなみ「……」

きらら「……」


パフ「はるか、頑張ってるパフ……でもなんだか、二人はとっても不満そう、パフ?」

アロマ「うーん、何かが、何かがおかしい気がするロマ……」

クローズ「あーぁ、あぁ。くっそ、むかつくぜ」

クローズ「毎度毎度プリキュアに邪魔されて上手くいかねーし」

クローズ「あいつらだって負けてるくせに、シャットとロックの野郎。オレだけが無能みたいに煽ってきやがって」

クローズ「邪魔されたくねーからプリキュアどもの学校から遠いところで活動しようとしたらディスピア様からお約束守れって怒られるし」

クローズ「わっけわかんねーんだぜ、くっそ……うん?」


男性「パンチの鬼!キックの鬼!うおぉおお!俺はキックボクシングの鬼になるぞーーー!!」


クローズ「はっ、粋のいい獲物がいやがる……その夢、絶望の檻に閉じ込めてやるぜ」

クローズ「クローズユアドリーム!!」

男性「!?」


ゼツボーグ「ゼツボーーーーーーーグ!!!!」

きらら「ちょっと、はるはる!なんで――」

みなみ「ねぇ、はるか。どうして――」


ドシーーーン!!!

キャーーー、キャーーーー!!

アロマ「! みんな、ゼツボーグロマ!!」

パフ「砂浜で暴れてるパフー!」

きらら「えっ!?もう、こんな時に……」

はるか「行こう!! あ、行きましょう!!!」

ガチャッ!

きらら「はるはる!?窓開けてどうすんの!?」

はるか「ここからの方が!!近いから!大丈夫!飛び降りながら変身すれば痛くない!!」

みなみ「はるか、落ち着いて!!」

はるか「はい!!!!」

みなみ「返事はいいけど!!!!」

クローズ「いいぜ、いいぜ!ゼツボーグ!そのグローブとキックで!滅茶苦茶にしちまうんだぜ!」

ゼツボーグ「ゼツボーーーグ!!」


はるか「待ちなさい!!!」

クローズ「あぁん? ちっ、プリキュアどもか!やっぱりな!知ってたぜ畜生が!!!」

きらら「毎度毎度お邪魔虫だけど、今回はほんっっとーに邪魔してくれるね!」

みなみ「手早く片付けさせてもらうわ!いくわよ!!」

はるか「はい!!!よーーーし!!!頑張る!!がんばるぞーーーーー!!!!」

プリキュア!プリンセス・エンゲージ!!

フローラ「咲き誇る、花のプリンセス! キュアフローラ!」

マーメイド「澄み渡る、海のプリンセス! キュアマーメイド!」

トゥインクル「煌く星のプリンセス☆ キュアトゥインクル!」

フローラ「強く!」

マーメイド「やさしく!」

トゥインクル「美しくぅ!」

Go!プリンセスプリキュア!

フローラ「冷たい檻に鎖された夢!返していただきますわ!お覚悟は、よろしく……てぇぇぇぇやあああああああああっ!!!!!」

マーメイド「フローラ!?」

クローズ「うぉ、こっちは待ってやったのにいきなりかよ!!迎え撃つんだぜ!ゼツボーグ!!」

ゼツボーグ「ゼッツボーーーーグ!!」

ビシバシバシバシバシバシバシッ!!!

フローラ「てぇぇややややややややややああああああ!!」

ゼツボーグ「ゼーーーーツ、ボーーーーーーグ!!!!!」

ブンッ、バシッ!

フローラ「あぁっ!!!!……っつ」

ガシッ

トゥインクル「っとぉ! だいじょぶ、フローラ?」

フローラ「あ、ありがとうトゥインクル!受け止めてくれて!」

トゥインクル「うん、それはいいんだけどさ!いきなり飛び込むんじゃなくt」

フローラ「よーし!まだまだああああああ!!!」

トゥインクル「あっ、ちょ、ちょっとぉーーーー!!!」

フローラ「えいっ!!!やぁっ!!!ったあああああああああ!!!!」

トゥインクル「っもー、フローラったら突っ込んでばっかで全然聞いてないし!」

マーメイド「私達で連携してアシストするわよ、トゥインクル!」

トゥインクル「りょーかい!」

バシッ!!バシバシッ!ビシッ!!

フローラ「てやあああああああ!!」

クローズ「はっ、随分な手数じゃねぇか!だがなぁ、そのゼツボーグは……足も強力だぜぇ?」

ゼツボーグ「ゼッツボーーーーーグ!!!」

フローラ「えっ……あぁあああああああ!!!」

バシッ!!

 ザザッ……ザァァァァァッ!!!


パフ「ふ、フローラぁ!!」

アロマ「蹴り飛ばされてしまったロマ!」

トゥインクル「こっちを忘れるんじゃ、ない、っての!!」

ガシッ

マーメイド「少しあっちに、行ってなさい!」

ガシッ   ブンッ!!!

ゼツボーグ「ゼツッ!?ボーーーーーグ!?!?」

ザザァァァァッ

クローズ「投げとばされやがった……くっそ、馬鹿力だぜ、プリキュア!」

トゥインクル「うっさい!!フローラ、大丈夫!?」

フローラ「うっ、うぅん……はっ!あ、大丈夫!平気、平気だよ!」

マーメイド「どうしてしまったの、フローラ!焦りすぎよ!」

フローラ「ふぇ、ご、ごめんなさい!頑張ります!!もっと、頑張りますから!よ、よーし!!」

トゥインクル「ちっがう!ちゃんと聞いて!!フローラ、今日のあんたは勝手に突っ走りすぎ!!!」

フローラ「え、え……?」

マーメイド「そうよ。私達三人で力を合わせないと!あなた一人じゃ……」

フローラ「でも、でも……私、こんなことしか……私、なんにも、なんにも、出来ないから」

トゥインクル「???」

マーメイド「……フローラ?」

フローラ「お願いトゥインクル!お願いします!マーメイド!私、頑張るから!私、わたし……」

フローラ「ドジばっかりで、迷惑、かけないように、するから!」

マーメイド「ふ、フローラ?なにを……」

フローラ「時間も守るから!ぐすっ、頑張って、早起きする!それで、美味しくて健康的な差し入れ、作って!」

トゥインクル「いやあれ健康的かどうかは総合的に見て微妙だけど……ちょっと?」

フローラ「二人に、きちんと!さん付けで、話しかけるから!!」

マーメイド「それはそれは私達の心鎖す行いなわけだけど……フローラ?」

フローラ「プリキュアも、頑張って!私だけでも、倒せるように!二人の、足手まといに、ならないように!」

フローラ「わたし、わたし、頑張る、からぁ……だからぁ」

フローラ「嫌いに、ならないでぇ……わたし、わたし、二人が、大好きだから……大好きだからぁ!!!!」

マーメイド「……」

トゥインクル「……」

マーメイド「……フローラ」

フローラ「ふぇ……あ、ごめ、ごめん、なさい。こんな、こと言って」

トゥインクル「少し黙る。そんで、ちゃんと聞いて。私達の言うこと」

フローラ「は、はい!あの……え、っと」

ギューーーッ

フローラ「ふぇえ!?あ、あの!なんで!?なんで私二人に抱きしめられて、あの!?!?」

トゥインクル「ばっかだなー、はるはるは。ここんとこずーっと変だったのは、そんなこと考えてたの?」

マーメイド「あの日からおかしいと思ったわ。パフとアロマにはお説教ね……はるか?私達は、あなたを嫌いになんてならないわ」

フローラ「えっ、えっ……だ、って……私、わたし……」

トゥインクル「はるはるはドジでもいいんだよ。それを補う努力をしてる。それにめげずに頑張る心を持ってる。そんな姿見てたら、こっちも頑張んなきゃって思えるんだから」

マーメイド「はるかに名前を呼ばれたとき、とてもとても嬉しかったわ。みんなに自慢したいくらい……自慢、したくらいね。あなたは私達の自慢よ、はるか」

フローラ「それ、って……それ」

マーメイド「私もあなたが大好きよ、はるか」

トゥインクル「私だって! 大好きだよ、はるはる!」

ギューーーーッ

パフ「出、出たぁーーーーパフぅーーー!」

アロマ「プリキュア恒例、『大好き抱きしめ』ロマーーーーー!!!」

トゥインクル「はしゃぐなそこ二匹!!戻ったらマーメイドのお説教フルコースだからね!?」

パフ「はいパフ」

アロマ「反省してますロマ」

マーメイド「はるか、もう……泣きやみなさい」

フローラ「うぁあああああん!だって、だってぇ……わたし、怖くてぇ!もう二人と、このまま、って、……大好き、大好き!みなみさぁん!きららちゃぁん!」

トゥインクル「知ってる知ってる。ほーら、相手さんも立ち上がったことだし、締めはフローラに譲るから」

フローラ「ぐすっ、うん!よーし!」


クローズ「くっだらねぇ!くっだらねぇぜ!!何が大好き大好きだお前ら!不健全だぜ朝っぱらから!!夕方だが!!!やっちまえゼツボーグ!」

ゼツボーグ「ゼツボーーーーグ!」


フローラ「エクスチェンジ!モードエレガント!!」


クローズ「切り替え早っえぇなお前!?くっそ、避け、あ、くっそ、くそがぁあああああ!!」


フローラ「プリキュア!フローラル・トルビヨン!!」

ブワァアアアアアアアアア!!!

ゼツボーグ「……ドリーミングゥ――」

パァァァァァァァ!!

フローラ「――ごきげんよう」

×「プリキュア!フローラル・トルビヨン!」
○「舞え、花よ!プリキュア!フローラルトルビヨン!」

フローラ「開け、夢への扉!」

カチャンッ


男性『チャンピオンベルトだーー!!』

男性「へ、へへ……ムニャムニャ」



きらら「一見らくちゃくー、っと。こっちもねー」

みなみ「本当ね。まったく、解決してみればなんてことない問題だったわ。ねぇ、パフ、アロマ」

パフ「ごめんなさいロマ」

アロマ「反省してますパフ……みなみ、語尾入れ替えの罰則って地味にキツイパフ。勘弁して欲しいロ、パフ」

みなみ「ダメよ」

きらら「あたしたちが悩んだ時間はやってもらわないとねー」

はるか「あ、あはは。あの、わたしも早とちりした部分が大いにあるから、優しくしてもらえると……」

みなみ「あら、何を言ってるの、はるか?」

はるか「え、え???」

きらら「はるはるにもお仕置き、あるに決まってるじゃん」

はるか「えぇええええ!?」




はるか「それって、今のこの、ずーーーっと二人に両腕抱かれてるのはノーカウントなの!?」

きらら「当たり前。さって、何からしようかな。取り合えずお料理のレッスンしよっか、はるはるひどかったからあのドーナツ」

みなみ「それから書類制理を手伝ってもらうわ。はるかのおかげで手付かずだったものが山ほどあるもの」

きらら「どっちも、三人で。どう?はるはる?」

みなみ「休まる暇はないわよ、はるか?」

はるか「……えへへ。えへへへ!」

ギューッ!

はるか「幸せ満開だよ!みなみさん!きららちゃん! 大好き!」




アロマ「パフって言いづらいパフ」

パフ「ロマってよくわかんないロマ」

アロマ「なにをー、パフ!」

パフ「こなくそー、ロマぁ!」

今度こそ、完

プリンセスは久しぶりにピンと来たで!
じゃあの!

 ABC朝日放送 日曜朝八時半
 
 Go!プリンセスプリキュア

 大好評放送中!

 映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル

 大ヒット放映中!!

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom