きらら「はるはるってさぁ メイクとかしないの?」 (29)

Go!プリンセスプリキュアのSSです

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はるか「め、メイクって そんなのわたし似合わないよー!」

きらら「いやいや~、はるはるだってメイクすれば結構変わるんじゃないかなー?」

みなみ「そうね、メイクは大人の女性には必須よ プリンセスになるのにも必要なんじゃないかしら?」

はるか「そ、そうかなー」

きらら「一度わたしがメイクしてあげよっか?」

はるか「じゃ、じゃあお願い出来る……?」

きらら「おっけー
そだ! もういっそ原型無くなっちゃうくらい変えちゃおっか?」

はるか「え、えぇ!?」

みなみ「ちょっと待ってメイクはあくまでも本人の良さを磨くもの、誰だかわからないようなメイクじゃ本末転倒よ」

きらら「冗談だって~ そんなカリカリしないでよみなみん
でさぁはるはる、メイク道具買いたいし明日放課後付き合ってもらえる?」

はるか「えーっと明日は……」

みなみ「明日の放課後は私とレッスンする予定があるわ、別の日にしてもらえる?」

きらら「えー、明日以外は空いてないんだよね……お願いっ明日はるはるをわたしに貸して!」

みなみ「ちょっとさっきから勝手過ぎない!? 私はともかくはるかを何だと思ってるの?」

きらら「ご、ごめん……」

みなみ「まったく……あなたにはるかは任せられない、明日私がはるかにメイクを教えるわ」

きらら「ちょっと待ってよ勝手なこと言ったのは謝るけどさ、少なくともみなみんよりはわたしの方がメイク上手いよ?」

みなみ「どうかしら? 私だってメイクの勉強はちゃんとしてるし、それにあなたと違ってはるかのことを思って教えるつもりよ」

きらら「何? わたしがはるはるのこと考えてないって言いたいワケ?」

みなみ「ええ、どうせ着せ替え人形かなんかだと思ってるんでしょ?」

きらら「いくら何でもその言い方は無いんじゃない?」

はるか「あ、あ、けけケンカはダメ~」

みなみ「はるかは黙ってて!」
きらら「はるはるは黙ってて!」

みなみ「いいわ、明日あなたにはるかを貸してあげる」

きらら「へぇ、気が変わったの?」

みなみ「違うわ、明日あなたがはるかをプロデュースする、
明後日は私がプロデュースする、それでどちらが良かったかはるかに決めてもらいましょう?」

きらら「ふーん、現役のモデルのわたしにプロデュース対決挑むなんていい度胸じゃん、その勝負乗ってあげる」

みなみ「いいわねはるか!」
きらら「いいよねはるはる!」

はるか「は、はい……」

次の日

きらら「はるはるって化粧水とか何使ってる?」

はるか「えーっと……」

きらら「えー! まさかそっから始めなきゃダメな感じ!?」

はるか「ごめんなさい……」

きらら「あー、でもわたしが進んでるだけで普通の中一は知らないのかも、
うん、最初っから教えてあげるからまずはどれがはるはるに合うか試してみよ?」

はるか「あ、ありがとー!」

きらら「うん、じゃあこれ買ってこ」

はるか「あれ、これは?」

きらら(ここで買わなくても薬局で買えるから、そっちで買った方が安いよ)

はるか(な、なるほど)

きらら「そんじゃ、次は服買おっか?」

はるか「え!? 今日はメイク教えるだけじゃ」

きらら「だって今回ははるはるの総合プロデュース対決でしょ? だったら服も買わなきゃ」

はるか「ほ、ほう……」

きらら「今回の勝負、絶対に負けられないから」

はるか「も、燃えてるね……」

きらら「まぁね~」

服屋

きらら「ほんとはさ、」

はるか「え?」

きらら「あんなことで怒っちゃって子どもっぽいかな、って思ってるんだけど」

きらら「『わたしがはるはるのこと考えてない』なんて言われちゃったら我慢出来なかったんだよね」

きらら「わたしさ、はるはるにキレイになって欲しいって本気で思ってるんだよ?」

はるか「きらら……」

きらら「やっぱり好きな娘には可愛くいて欲しいし」

きらら「わたしの隣歩くならもーっと輝いて欲しいよねっ」

はるか「え……今好きって……」

きらら「あ…………」

きらら「こ、この服とかどう?凄いはるはるに似合うと思うからさちょっと着てみてよ」

はるか「え、ちょっとうわ!」

きらら「じゃ外で待ってるから着替え終わったら呼んで!」

はるか「は、はい!」

きらら「ちょ、ちょっと待って!」

はるか「はい!」

きらら「さっきの『好き』ってね」

はるか「うん……」

きらら「『友達として』だから! 別に変な意味とか無いから! 終わり!」

はるか「は、はい……」

きらら「うっわー、なんであんなこと言ったんだろー……」

きらら「しかも後からあんなこと言うなんてますます変な奴じゃん……」

きらら「あっ、」

きらら「この服いい感じ、はるはるに似合いそう」

きらら「うへっ、高い……これ多分はるはるじゃ買えないなぁ……」

きらら「んー……そだ」

はるか「きらら、着替え終わったよー」

きらら「あ、うん」

はるか「どう?」

きらら「うん! 似合ってる似合ってる そんでさ次こっち着てみて」

はるか「えー、またぁー?」

きらら「この服はるはるきっと気に入ると思うんだ」

はるか「そうかな~」

きらら「お願いっ!」

はるか「うん、わかったよ 着てみるね」

きらら「あ……」

みなみ『どうせ着せ替え人形かなんかだと思ってるんでしょ?』

きらら「みなみんの言ってること当たってるのかも……」

きらら「はるはるはわたしと居て楽しいのかな……」

はるか「きららー」

きらら「はーい、わっ……」

きらら「凄い、凄いよはるはる! これ着てちゃんとメイクすれば普通に芸能界行けちゃうって」

はるか「そ、そうかな……?」

きらら「うんうん、わたしがスカウトだったら間違いなく声かけるね」

はるか「うん、でも……これ凄い高い……」

きらら「あー、それね……」

きらら「あのさ、それわたしが買ってあげる」

はるか「え!? そんなのダメだよ! こんな高いの買ってもらっちゃ」

きらら「はるはる、これはプレゼントじゃないの」

はるか「え?」

きらら「これは投資、はるはるが輝くための投資」

はるか「で、でも」

きらら「でももだっても無いっ
すいませーんこれくださーい」

はるか「あ、行っちゃった……」

はるか「ごめんね、きらら わたし絶対

きらら「もー、だからそんな気使わなくていいって」

はるか「でも……」

きらら「ちょっとそんな暗くなんないでよー」

はるか「何か、何かわたしに出来ることない? なんでも、なんでもやってあげるよ?」

きらら「え~ そうだ! じゃあわたしのお願い3つ聞いて」

はるか「3つ、うんいいよ なんでも言って!」

きらら「じゃあ1つ この話はもうしない、忘れること」

はるか「うん……次は?」

きらら「2つ その服に着られるんじゃなくて、ちゃんと着こなすこと」

はるか「わ、わかった がんばる!」

きらら「さいご んとね、」

はるか「うんうん」

きらら「またわたしとお買い物すること! 以上」

はるか「へ?」

きらら「な、なに」

はるか「いや、そんなことでいいんだーって」

はるか「うん 今日きららと居てスッゴい楽しかったからまたお出かけしよっ?」

きらら「ぜ、絶対だからね!」

はるか「うん、これからもよろしくね きらら」

きらら「うん!」

きらら「はい、完成
どう、はるはる?」

はるか「……」

きらら「はるはるー?」

はるか「メイクで人ってこんな変わるんだね……」

きらら「だから言ったでしょー、
それにはるはるは元がいいんだからもっと自信持って! はい、みんなのとこ行こ?」

はるか「うん、ありがとうきらら!」

はるか「みんな……どうかな?」

パフ「はるか美しいパフ~」

アロマ「まぁまぁロマね」

みなみ「……」

はるか「みなみ?」

みなみ「あっ、ごめんなさい 綺麗よはるか」

はるか「みんなありがとー!」

みなみ「きらら、ちょっといい?」

きらら「ん、なに?」


みなみ「昨日のこと謝りたいの、ごめんなさい」

きらら「あー、こっちこそごめん なんかカッとなっちゃって……」

みなみ「あなたのプロデュース、素晴らしいわ
はるかの個性を生かして、蕾を花開かせた」

きらら「いやぁ……」

みなみ「だからこの勝負、私の負けでいいわ」

きらら「はぁ? みなみんから仕掛けてきた勝負でしょ?」

みなみ「だって、はるか凄く嬉しそうだったもの」

みなみ「はるかの良さを引き出せたのはきらら、あなたがプロデュースしたからこそよ 私じゃ出来ないわ」

きらら「でも一度やるって言ったこと投げるなんて……」

みなみ「あなたも意外と拘るのね」

きらら「だって……」

みなみ「諦めるって言ってるのよ、色んな意味でね」

きらら「『色んな意味』って……みなみん!」

みなみ「ふふっ、はるかきっとまだ自分一人じゃメイク出来ないわよ
一人で出来るようになるまでずっとあなたがやってあげなさい」

きらら「もう……全然勝った気しないんだけど……」



おしまい

期待してくれた人ごめん、作者短編しか書けないんだ。

レスをくれた人、読んでくれた人ありがとうございます。
HTML化依頼してきます。

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