十代「クイズ?お前が?」
セレナ「わ、悪いか・・・私だって」
十代「何かに興味を持つってのはいいんじゃねえか?」
セレナ「くっ・・・」
十代「クイズか」
セレナ「というか、いきなり現れるな!」
十代「ビックリしたか?」
セレナ「そ、そんなんじゃない・・・」
十代「まあ頑張ってやってみろよ。手が止まってるぜ」
セレナ「う、うるさい!」
十代「へへへ」
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セレナ「レベル12で攻撃力0のモンスターは・・・」
十代「ああ、それなら混沌幻魔」
セレナ「うるさい!あっちへ行ってろ!」
十代「1人でやれるもんな」
セレナ「当たり前だ・・・こいつはパスしよう」
セレナ「ヂュミナイ・エルフのそれぞれの名前は・・・」
十代「俺は知らねえな」
セレナ「誰もお前に聞いていないだろ!」
セレナ「これもパス・・・」
十代「パスばかりするなよ」
セレナ「くっ・・・どっちが銀河眼の時空竜か・・・どっちなんだ」
十代「カイトに聞けばいいんじゃね?」
セレナ「カイト・・・1人でやると私は誓った!邪魔立てするな!」
十代「全然答えられてねえじゃんか」
セレナ「・・・」
十代「じゃあ俺のエースは何だ?」
セレナ「・・・ネオス」
十代「遊馬の口癖は?」
セレナ「かっとビング」
十代「鬼柳率いるチームの名前は?」
セレナ「・・・チームサティスファクション」
十代「ユートの相棒は?」
セレナ「黒咲隼」
十代「ユーゴが嫌な事は?」
セレナ「融合と間違われる事」
十代「答えられるじゃねえか!クイズの天才だぜ、セレナは」
セレナ「そ、そうだろ?私だってやればクイズの一つや二つぐらい・・・」
ユベル「十代」
十代「どうした?」
ユベル「少し甘いんじゃないか」
十代「セレナにか?いいんだよ、これで」
ユベル「調子に乗るぞ」
十代「先ずは自信を持たせてやる事が重要だぜ」
ユベル「・・・」
セレナ「また独り言か・・・何を言ってるんだ」
十代「どうかしたか?」
セレナ「これでクイズは完璧だ。行ってみるか」
十代「何処に行くんだ?」
セレナ「何でもクイズデュエル専門の塾があるとか聞いてな・・・そこなら」
十代「ん?」
セレナ「な、何でもない。特別に私のデュエルを見せてやってもいいぞ」
セレナ「ここか」
ユベル「完璧と言っても何一つとしてわかっていなかったぞ」
十代「何でも経験しねえとな」
セレナ「おい十代」
十代「?」
セレナ「ここなら・・・楽しいデュエルができると思うか?」
十代「クイズって言ってるからな、俺も昔を思い出してワクワクするぜ!」
セレナ「昔?」
十代「神田って言ってクイズ好きのデュエリストが居てな。変な奴だったけど楽しかったぜ!」
セレナ「やはり楽しかったか」
十代「あいつが見たら喜ぶだろうぜ。こんなデュエル塾があるなんて知ったら」
セレナ「楽しいデュエルなら・・・あれをやるんだったな」
十代「あれ?ガッチャか?」
セレナ「や、やってもいいぞ・・・やりたくは無いが楽しいデュエルなら仕方なくやってもいい」
十代「やりゃいいんじゃねえか?別に俺の許可取らなくてもいいよ。誰のものでもねえしな」
セレナ「本当か!?本当にやってやるぞ」
十代「ああ!」
ユベル「全く君は・・・何でセレナの肩を持つんだ」
十代「そんなに甘いか?」
ユベル「甘い」
十代「だって同じ融合でオシリスレッドだぜ?親近感わくじゃねえか」
ユベル「・・・」
十代「今ごろ楽しいデュエルをやって・・・セレナ?」
セレナ「・・・」
十代「もう終わったのか?楽しかっただろ」
セレナ「楽しくなんてなかった・・・あいつら私をアホだと煽った・・・悔しい・・・」
十代「アホ?」
セレナ「だが私は対戦相手をカードにはしなかった・・・本当はしてやりたかったが・・・そんな事をすれば私は」
十代「アホは言い過ぎだぜ。アホって言う奴がアホなんだよ、来いよセレナ!」
「あ、さっきの」
「クイズ一つ答えられないのによくここに来たよ」
栄太「あれれ~さっきの女の子じゃないか」
セレナ「くっ・・・」
十代「お前か?この子をアホって言ったのは」
栄太「事実さ!なあみんな!」
「そうだ!」
十代「じゃあ、お前は賢いのか?」
栄太「人は僕を知識の宇宙と呼ぶ。知識に関しては苦手な事なんてない!」
栄太「悲しいぐらいに頭が悪かったよ。その子」
「ハハハッ!」
十代「なら俺とクイズしろよ」
セレナ「待て十代!これは私のデュエルだ!もういい!」
十代「ま、俺に任せてみろよ。お前はアホじゃねえよ」
十代「じゃあ問題は出すぜ。ネオスを召喚!」
栄太「ネオス・・・?」
十代「おいおい知識の宇宙なんだろ?宇宙なのにネオスペーシアンを知らねえのか」
栄太「そんなモンスター見た事もない!」
「インチキだ!」
「帰れ!」
「アホの仲間!」
十代「うるせえぞ、外野は黙ってろ」
「・・・」
十代「どうしたんだお前?まさか答えられねえんじゃねえよな」
栄太「・・・こ、答えられるさ!」
十代「ならネオスの攻撃名を言ってみろ」
栄太「攻撃名・・・」
十代「大口叩いてたくせに答えられねえのか?知識の宇宙ってのは狭いんだな」
十代「セレナはわかるよな?」
セレナ「確か・・・ラス・オブ・ネオスとお前は・・・」
十代「正解だぜ」
栄太「出来レースだ!仲間同士ならわかるじゃないか!」
十代「言い訳すんなよ。視野の狭い野郎だぜ」
栄太「くっ・・・」
十代「お前は俺が見たデュエリストの中で最高に頭が悪いぜ、知識とかじゃねえぞ?」
十代「大海を知らねえ蛙とかお山のボス猿ってやつだぜ」
栄太「なら僕より頭のいい奴を連れて来いよ!さっきから人をバカにして!」
十代「時間の無駄だぜ」
ユベル「さっきまでガタガタ騒いでいた外野共も黙ったようだぞ」
十代「じゃ、帰るか?」
セレナ「・・・」
栄太「待ちなよ!今度は僕が!」
十代「お前なんか相手にしたって何も楽しくねえよ」
十代「たかがクイズで粋がってるのお前ぐらいだぜ。他のクイズが得意なデュエリストを見て勉強してろってんだ」
十代「こんな事もあるさ」
セレナ「私はアホではない」
十代「知ってるぜ。そんな事ぐらい」
セレナ「・・・」
十代「まだ何か言いたい事があるのか?」
セレナ「・・・ガッチャ」
十代「ガッチャ?」
セレナ「こ、こうだったな」
十代「腕はもっとこうするんだ。そんでもってな・・・ガッチャ!元気良く言うんだ」
セレナ「絶対にせんが参考までに聞いてやる。参考だからな」
十代「何かと俺の真似したがるよな?ファンだったりして俺の」
セレナ「お前のファンのわけがないだろ!ふざけるのもいい加減にしろ!」
十代「わかってるよ。じゃあ、元気良く言ってみろよ」
セレナ「・・・ガッチャ」
十代「まだ恥じらいがあるけど様になってるぜ。偉いぞセレナ」
セレナ「き、気安く私の頭に触るな!」
数日後
十代「悪りいな呼び出して」
カイザー「旅は順調・・・ではなさそうだな」
十代「まあな」
カイザー「それで聞きたい事は?」
十代「セレナの事でな。遊馬は俺をライバル視してるって言うし遊星は父親のような存在だとか言ってんだけど」
カイザー「お前にとってのセレナか?」
十代「何なんだろうな?」
カイザー「・・・弟子入りしたいんじゃないか」
十代「つまり俺はセレナのライバルで父ちゃんで師匠か!」
カイザー「理解できたのか?」
十代「全然わからねえ!」
カイザー「お前らしい答えだ。たまには俺やエドがセレナをサポートしてもいいんだぞ」
十代「いや俺でいいよ。いつかセレナをちゃんと理解して支えてくれる奴が現れるまでな」
終
このSSまとめへのコメント
Q.宝玉獣ルビーの伝説とは?
A.ああ!
十代さりげなく最初のクイズで嫁を無視してる……