ジャイアン「のび太・・・・目を覚ませ!!」(113)

ドラえもんが未来に帰ってから15年・・・・

あの頃の少年たちは大人になり、
ドラえもんと過ごしたかけがえのない思い出を大切にし、
それぞれの道を歩んでいた・・・・

結婚式場

ジャイ子と、フィアンセの結婚式が行われていた


シズカ「ふふ、ジャイ子ちゃん幸せそうね・・・・」

スネオ「あらら、ジャイアン泣いちゃってるや」

出来杉「シズカちゃん先越されちゃったね!!」

シズカ「やぁねぇ出来杉さん!!  でも本当羨ましいわ」

スネオ「・・・・・あいつ、来なかったな・・・・・」

シズカ「ええ・・・・。スネオさんも会ってないの?」

スネオ「あぁ、最後に会ったのは高校の卒業式だよ。
     t大にストレート入学して、それっきり音信不通さ。」

出来杉「そうか。成人式も来てなかったし・・・・どうしちゃったんだろう・・」

シズカ「のび太さん・・・・」

スネオ「まぁ、あいつのことだから大丈夫だよ。
     さぁ、もうすぐ2次会だよ!!」

出来杉「そうだね。のび太君のことだ、何か発明に没頭してると思うよ」

シズカ「そうね・・・・」

2次会

スネオ「ジャイアン歌わないのかい?」

ジャイアン「よ、よせやい。もうその過去は忘れてくれw」

シズカ「あら、いつもコンサート強引に開いてたのはどなたかしら?」

ジャイアン「そ、それは言わないでくれ!!」

一同「ハハハハッ!!!」

ジャイアンは、家業を継がずに警察官に。今は刑事課に所属している。
スネオは父の事業を引き継ぎ、安定した経営を目指していた。
シズカは音大を卒業し、地元の高校で音楽の教師をしていた。
出来杉は体操競技でオリンピックを目指すも怪我で断念し、
母校の大学でコーチとして未来のメダリストを育てていた。

出来杉「実家の家業はどうするんだい?」

ジャイアン「ああ、ジャイ子の旦那が一緒にしてくれるみたいだ。
       いずれはコンビニにでもするんじゃないかな。母ちゃんも一安心さ」

スネオ「ジャイアンが刑事になるとはねぇ。」

ジャイアン「ま、世の中分かんないもんだな。お前が立派な2児のパパだもんな」

シズカ「フフフッ、みんな頑張ってるわね。」

出来杉「シズカちゃんは、相手は居ないのかい?」

シズカ「残念ながら、ぜーんぜん。この中で独身も私だけのようね。」

ジャイアン・スネオ・出来杉は皆パートナーを見つけ、
よきパパとなっていた。

ジャイアン「なぁ、、のび太の家・・・・明日行ってみないか?みんな休みだろう?」

スネオ「休みだけど・・・・・多分居ないんじゃなかな?」

シズカ「そうね・・・でも、ご両親は居ると思うから、久しぶりに挨拶でもしていこうかしら」

出来杉「そうだね。何か情報が聞けるといいね。」


こうして解散し、明日のび太の家にいくことになった

野比家

ジャイアン「こんにちは!!」

たまこ「はぃはぃ・・・・あら、たけし君!!それにみんなも!!」

ジャイアン「すみません、急にお邪魔しまして・・・・のび太帰ってますか?」

たまこ「いえ、帰ってきてないのよ・・・・さ、せっかくですからみなさんあがって!!
    色々お話聞きたいわ!!」

シズカ「すみません。それではおじゃまします。」

シズカ「そうですか・・・もう何年も連絡がないんですね・・・」

のび助「あぁ、大学に入ってすぐは、よく連絡があったんだけど、
     全く連絡がないんだ。大学に問い合わせたら、卒業はしているみたいなんだが、
     その後はどこに行ったのかもわからないんだ・・・・・」

出来杉「僕大学がt大と近かったんですが、一度会ったときに
     なにか世の中をあっと驚かせるものを開発してるんだって言ってましたが・・・」

たまこ「まぁ、人さまに迷惑掛けず、元気でやっていてくれればそれでいんだけど。」

のび助「便りがないのは無事のしらせっていうし、そのうち帰ってくるさ」

シズカ「あの、少しのび太さんのお部屋見せてもらってもいいですか?」

たまこ「ええ、どうぞ。そのままにしてますから。」

久々の真面目どらssか?

スネパパは雇われ社員で経営者じゃないんだが…脳内補完しとくか

スネオ「変わらないな・・・・ここは。」

ジャイアン「あぁ、変わってない・・・漫画が難しい本に変わったぐらいか!!」

シズカ「この引き出し・・・・・」

4人は、一斉に引き出しを開けた・・・・・

ジャイアン「・・・・・あるわけないよな・・・・・」

出来杉「ドラえもんか・・・・・」

スネオ「ああ、居る時はのび太に加勢する変なロボットにしか思えなかったけど、
     今となってはかけがえのない思い出だよ・・・・・」

シズカ「ドラちゃん・・・・・・・・」

こうして4人は野比家を後にした・・・・・

警察

先輩「剛田! お前が逮捕した売人、やっとゲロしたよ!」

ジャイ「ほ、本当ですか? てことはルート・組織も・・・・」

先輩「いや、そこまではまだ一網打尽にはできない。
    しかし、大山組が裏で大量のこの薬をさばいてるのは間違いない」

ジャイ「この薬、普通の覚せい剤とは違うんですか?」

先輩「あぁ、鑑識も苦労していたよ。今ある検査薬じゃ、全く使用反応はでないんだ。
   新種の薬ってわけだ。」

ジャイ「大山組を調べることは?」

先輩「今はまだ何も手を出せない・・・・」

ジャイ「そうですか。」

先輩「そう焦るな。海外で大山組が作らせてるのは明らかだ。
    売人によると北朝鮮から上海ルートだそうだが・・・」

ジャイ「上海ですか・・・・友人に詳しいのがいますので、
     その辺も聞いておきます」

先輩「ああ、決して焦るなよ。」

ジャイアン家

スネオ「上海ルートね・・・・多分貿易関係は一段と警備は厳しいから
    最近は減ったって聞いたけどね・・・」

ジャイ「そうか・・・」

スネオ「ここだけの話だけど、最近はあっちの国の人たちが
    豪華客船でクルーズするのが流行ってんだけど・・・・
    そこに売人が乗って立ち寄る港で密輸するって話をちらっと
    聞いたことがある。客船全体が密輸組織に買われててとかで
    検査も甘いらしいよ」

ジャイ「豪華客船か・・・・当たってみるか・・・・・
    出世したらおごってやるよ!!」

スネオ「ま、期待してないけど頑張って!!」

とある体育大学

出来杉「田中君はまた休みなのかい?」

後輩「ええ、ここのところ寮にこもりっきりで・・・・・
    出来杉さん叱って下さいよ~」

出来杉「う~ん、仕方ないなぁ」

学生寮

出来杉「田中君いるかな? 体調が悪いのかい」

出来杉が呼びかけるも、返事はない。

出来杉「居ないのかな?」

ガチャッ

出来杉「空いてるや・・・た、田中君!!」

田中「ううう・・・・うわぁぁぁぁ・・・・・く、くるなぁぁ・・・・あああぁぁ」

出来杉「しっかりしろ田中君、今救急車呼ぶからな!!」

出来杉は急いで救急車を呼んだ・・・

その後、救急車で運ばれるも、田中君は息を引き取った。

出来杉は、この不自然な死を疑問に持ち、ジャイアンに相談した。

ジャイ「そうか。全く覚せい剤反応はでなかったのか。」

出来杉「ああ、心不全で片付けられたよ。」

ジャイ「ここだけの話だけど、今全く反応の出ない薬が出回ってるんだ」

出来杉「ほ、本当かい?」

ジャイ「内緒だぜ?まだ一部の関係者しか知らないが・・・
    ところで田中君は、最近までどこか出掛けていなかったかい?」

出来杉「う~ん、そういや早朝港の鮮魚卸会社でアルバイトしていたな。
    練習をさぼりがちになったのもバイト始めたころからだしな・・・」

ジャイ「そうか・・・・くれぐれも誰にも秘密にしていてくれな」

出来杉「ああ、君も気をつけてね。」

そういうとジャイアンは署に戻った・・・

警察

先輩「剛田、客船の件だが面白いことがわかったぞ!」

ジャイ「本当ですか?」

先輩「ああ、日本に最近来た豪華クルーズ客船を調べていたんだが、
   その旅行代理店が、全部1社なんだ! しかも、バックは・・・」

ジャイ「大山組!!」

先輩「そうだ!!  でもこれだけではなぁ。現場を押さえればいんだけど。」

剛田「実は、俺がつかんだ情報では・・・・・・なんです。」

先輩「そうか!!その鮮魚卸のある港に停泊する時が怪しいな。張り込むか!!」

とある港
すでに客船は着岸し、チェックが行われていた。

ジャイ「先輩、もう少し応援付けたほうがいんじゃないですか?」

先輩「大丈夫だ、向こうにも2班待機しているからな。
    あまり大勢待機すると感づかれるしな。」

ジャイ「そうですか・・・・って、あれ? あそこ見てください!!」

先輩「妙だな・・・なんで車が側に・・・怪しいな・・・・」

ジャイアント先輩は、その車の様子をずっと見張っていた。

ジャイ「何人か乗りこみましたね・・・あ、動き出した!!」

先輩「追うぞ!! 車を出せ!!」

ジャイ「応援はいんですか!!」

先輩「今応援を待つ時間はない、追え!!」

ジャイ「り、了解!!」

ジャイアンは覆面パトカーの赤ランプを上げ、車を追いかけた。

ジャイアンは先程の車を追いかけた。
すると、すぐにその車は路肩に寄せ、停車した。

ジャイ「止まりましたね」

先輩「とりあえず、職質をかけるぞ!!」

ジャイアンは注意しながら車に近づいた

ジャイ「すみません、警察ですが・・・」

男「はい、どうしました?」

ジャイ「申し訳ありませんが、テロ対策の為通行車両の検査をしています。
    協力願えませんか?」

男「分かりました」

ジャイアンが車を調べようとした・・・・その時!!

急に男は車を発進させた!!

必死に運転席にしがみつくジャイアン。

何度も壁にぶつけられるも、必死でしがみついていた。

しかし、助手席の男がピストルを構えているのを確認し、
ジャイアンは、危険を察知して車から飛び降りた・・・・

先輩「だ、大丈夫か剛田!」

ジャイ「えぇ・・・それより逃げられましたね・・・やはり黒だったんですね。」

先輩「ああ、客船がらみで薬が入ってくるのは特定できた。
   とりあえず、お前は病院に行け! 救急車呼ぶからな!」

そうして救急車が到着し、ジャイアンは病院に運ばれた。

ジャイ「さっきの助手席の男は・・・・・いや、そんなはずはない。」

病院

スネオ「なんだぁ、入院したって聞いてびっくりしたら、すぐ退院できるのか!!」

ジャイ「まぁ体の頑丈さだけが取り柄みたいなもんだからな」

シズカ「もう気をつけてよ」

出来杉「でもよかったよ無事で。」

ジャイ「・・・・・・・・・・ちょっと外に行こうか?
    スネオ車だったよな?」

スネオ「そうだけど・・・どうしたのさ?」

ジャイアン「ちょっとな・・・・」

スネオの車で、学校の裏山へ向かった

シズカ「フフ、ここも変わらないわね。」

スネオ「ああ、この大きな木もそのままで・・・・ここで色々異星人に会ったりしたっけ。」

出来杉「ところで、ジャイアン何か話があったのかい?」

ジャイ「ああ、のび太に会ったんだ」

シズカ「えぇ!!」

スネオ「ほ、本当かいジャイアン?」

ジャイ「ああ、本当だ!」

出来杉「よかった。彼は今何をしているの?」

ジャイ「・・・・・・・・・」

シズカ「どうしたの剛さん?」

これは…

ジャイ「お、俺の見間違いと思うからここだけの話にしておいてくれ。
    さっき怪我をしたいきさつは話しただろう?
    車に必死でつかまっていた時に、助手席からピストルみたいなもので
    狙われているのに気づいて、俺は危険を察知してあきらめたんだ。」

出来杉「そ、その助手席の・・・・・まさか・・・・・」

スネオ「ま、まさかぁ? のび太に限って・・・・ねぇ?」

シズカ「確証はないんでしょう?」

ジャイ「ああ、確証はないからあいつだとは断定できない。
    だが、何年経っても親友の顔は忘れないものだぜ?」

シズカ「そうよね・・・何年経っても・・・・親友の顔は忘れないわ・・・」

スネオ「ジャイアン、のび太の捜索は僕に任せてくれないか?」

ジャイ「お前が?」

スネオ「ああ、もし本当に裏の仕事をしているなら、そっちを当たれば
     なにか情報は出てくると思うし、詳しい人も知り合いに居るから
     危なくない範囲で調べてみるよ」

ジャイ「そうか・・・・くれぐれも気をつけてくれ。」

出来杉「なぁに、のび太君を見つけさえすればきっと誤解も晴れるさ!」

ジャイ「そ、そうだな! あののび太がピストルで人なんて・・・・な」

後日 スネオオフィス

スネオ「そうかい。やっぱりあの港一帯は大山組の息がかかてるのかい。」

情報屋「ええ、多分税関達も買収されてんじゃないですかね?
    盗難車もあそこを通して送ればノータッチですから!」

スネオ「そうか・・・てことは薬も?」

情報屋「ええ、ただ薬だけは日本ではつくれないから海外での輸入に
    なるんですが、例の客船を使って日本に入れたり、
    ヨーロッパなんかにも卸してるみたいですね
    でね、その例の薬なんですけど・・・・」

スネオ「使っても反応がでないんだろう?」

情報屋「よくご存じで!さすがスネオさん。
     で、今度はなんとそれを日本で作るって噂で・・・」

スネオ「ほ、本当か! 」

情報屋「ええ、今大山組はn県の綺麗な水源がある山を買おうと
     動いてるみたいですが・・・そこに工場を作るとか噂ですよ」

スネオ(山か・・・・・その辺を当たってみるか・・・・・   
     しかしのび太・・・・本当にお前は裏の世界に入ってしまったのか・・?」

スネオは色々な仮説を立てていた。
のび太は大学で挫折し、言われるがままインテリやくざの道へ。
頭の良さ、発明知識を買われ、薬の開発に携わったのではないかと。

そうしているうちに、n県の山に極秘に工場が作られているという噂を聞き、
スネオはジャイアンに相談した。

ジャイ「工場か」

スネオ「そこにのび太が居るという保証はないけどね。
     でも行けば何か情報は得られるかもしれないよ。
     ひょっとしたらもう薬も作り始めているかも・・・」

ジャイ「くぅ、今にも飛んで行きたいぐらいだが・・・・・
    俺は捜査から外されてしまったんだ」

スネオ「な、なんだって」

ジャイ「この前取り逃がしたのがまずかったのかもしれないが・・・・」

スネオ「おいおい、どうするのさ」

ジャイ「とりあえず俺も出来ることはする。だからお前も危険になる前に
     手を引いてくれ。」

スネオ「分かった。とりあえず見るだけ見てくるよ」

こうしてスネオとシズカ、出来杉とスネオ秘書を乗せた 
車はn県に向かった

シズカ「のび太さん・・・・」

出来杉「なぁに、居ないさ多分!!」

スネオ「そうさ、きっとそっくりな人をジャイアン間違えたんだよ!!
     今日はとりあえず見に行くだけだから」

シズカ「そ、そうね・・・」

秘書「社長、一応向こうでも5名ほど、警備員を手配しておきます」

スネオ「ああ、頼んだよ」

n県 スネオ別荘

秘書「今見てきましたが、工場は外観は完成してました。
   小さな工場ですが、科学工場みたいな感じでした。」

スネオ「人はどうだった?」

秘書「明りがわずかですがついておりましたので・・・多分何人かは居るかと」

スネオ「そうか・・・・じゃあ、今から見にいこうか」

出来杉「忍び込むの?」

スネオ「ううん、普通に行けばいいのさ。近所の別荘のものですが
    挨拶に来ましたとかさ。下手に行くより表から行く方が、
    安全だしね。」

シズカ「そ、そうね・・・じゃぁ行きましょうか」

こうしてスネオ達は、工場に向かうことにした・・・

工場は、森の中にひっそりと建っていたが、
素人目にみても最近完成したのがわかるぐらい綺麗なものだった。
あたりは人の気配はなく、機器らしきものは可動しておらず、
表には乗用車が1台止まっているだけだった。

秘書「何かあったら、このボタンを」

スネオ「わかった。周囲に気をつけてくれ」

出来杉「じゃぁ行くか!」

シズカ「き、緊張するなぁ!」

スネオ「車は1台だけか・・・」

スネオ「あそこが・・・入口だな。」

スネオ達は、入口までやって来た
スネオが扉に手をやると、扉は開いた。

スネオ「だ、誰かいませんか? 近所の別荘のものですが・・・・」

すると、奥から人が歩いてくる足音が聞こえた

シズカ「誰か居るみたいね・・・・」

男「はい、何でしょうか?」

スネオ「・・・・・!!」

出来杉「・・・・、の、の、」

シズカ「のび太さん!!」

その男は、3人が絶対に間違えることがない、のび太そのものだった。

のび太「君たちは・・・・」

シズカ「のび太さんこんなところで何してるのよ!!」

出来杉「そうだよ、みんなや両親に全く連絡しないで・・・・」

のび太「・・・・・・・・・・」

スネオ「お前・・・・・・まさか・・・・・・・」

のび太「帰ってくれないか? 忙しいんだ!!」

シズカ「な、なにいってるのよ!! ここで何をしているの?」

のび太「それは・・・・言えない!!」

スネオ「言えないってお前・・・俺たちが観光でこんなとこ来ると思うか?」

のび太「・・・・そうだね・・・・」

出来杉「とりあえず、話をしよう!!」

のび太「今は出来ないんだ。」

そういうとのび太は拳銃を取り出した。

スネオ「な、な・・・・・・」

のび太「射撃の腕前は、君たちが一番良く知っているだろう?」

シズカ「の、のび太さん!!」

出来杉「じゃぁ、向こうでジャイアンに銃を向けたのも」

のび太「そんなことまで調べているのか。まさか彼にあんな形で再開するとはね。
    さぁそこをどいてもらおうか?」

スネオ「の、のび太のくせに生意気だぞ! 拳銃をおろせ!」

のび太は天井に向け一発威嚇射撃をした。

のび太「さぁ、どくんだ。もうじき組織の人間が来る。
    君たちもさっさと帰るんだ!!」

そういうとのび太は入り口に周り、表の乗用車で走り去ってしまった。

シズカ「そ、そんな・・・・」

出来杉「の、のび太君」

スネオ「と、とりあえず別荘に戻ろう。誰か来るとややこしくなる!!」

3人は別荘に戻った。

出来杉「のび太君、どうしてしまったんだい。」

シズカ「何故、あんなことを・・・・」

スネオ「わからない・・・わからないが、これが現実さ・・・・・」

シズカ「こんな時・・・・ドラちゃんがいてくれたら・・・・どうしてたかしら・・・」

のび太…( ´д`)

15年前~

ドラ「じゃあ、そろそろ行くよ・・・・」

のび太「ずっと居ればいいじゃないか?」

ドラ「もうのび太君は立派になったよ。僕はそれを少しだけお手伝いに来たんだよ。
   これ以上僕が居ると、逆にのび太君の為にはならないのさ・・・」

シズカ「また・・・・会えるよね・・・・」

ドラ「もしも・・・・もし、のび太君に僕がどうしても必要な時・・・・・
   その時は、君たち仲間で助け合うんだよ・・・・・いいかい?」

ジャイ「おいタヌキ! たまには遊びに来いよ!!」

スネオ「そうだぞ!! 俺たちじゃ、のび太の面倒見切れないぜ!!」

ドラ「フフフッ、君たちも、もう立派じゃないか。じゃあ、行くね・・・・・」

のび太「ど、ドラえも~ん!!!!」

それ以来、あの引き出しが勝手に開くことはなかった・・・・

シズカ「ドラちゃん・・・・今どうしてるの・・・・
    私たちで、のび太さんを救えるかしら・・・・」

スネオ「とりあえず、ジャイアンには報告しておくよ。」

出来杉「そうだね・・・・でも・・・・」

スネオ「でも・・・?」

出来杉「のび太君の目・・・・・昔のままだったような気がする・・・」

シズカ「そ、そうね・・・・・」

警察署

ジャイ「そうか・・・・・ありがとう。あとはこっちでなんとかするよ。」

ジャイアンはスネオから起きたことを全て聞いた 。

ジャイ「のび太よ・・・・どうしてしまったんだ・・・・」

年配先輩「よう剛田、ちょっといいか?」

ジャイ「ああ、大丈夫です。」

年配先輩「こっちに来てくれ・・・」

そういうと、二人は署の取調室に向かった。

年配先輩「実はな、お前に極秘で捜査してもらいたいことがある?」

ジャイ「お、俺がですか?」

年配先輩「ああ、お前じゃないとだめなんだ。
     というのも、今追ってる薬の件なんだが・・・」

ジャイ「俺は捜査から外されたハズですが・・・・」

年配先輩「だからそのお前にしかできないんだよ。
     いいか、今から言うことをよ~く聞いとけ。
     よし、入ってくれ!!」

そういうと、二人の他の刑事も入ってきて、
ジャイアンは、とある捜査に行くことになった

野比家

シズカとスネオ、出来杉はまた野比家を訪れた。
流石にご両親には、会ったことは言わなかった。


シズカは2階にあがると、引き出しを開けた・・・・

シズカ「お願いドラちゃん!! 今貴方が必要なのよ!!」

スネオ「やいドラえもん!! 俺たちにのび太の面倒は無理って言っただろう!!」

出来杉「ドラえもん!!のび太君は今大変なんだ!! 早く来てくれ!!」


シズカ「・・・・・・・・・届いたかしら・・・・・・・」

スネオ「分からないよ・・・・でも、ドラえもんが言っていたように、
     のび太を助けられるのは、やっぱり僕たちなんだろうな。」

出来杉「ああ、そうだね。 」

ジャイアン達は、港近くにある廃工場に来ていた。

ジャイ「ここがアジトですか?」

捜a「アジトというよりは、薬の倉庫かな。中はちゃんと倉庫になってる。」

捜b「今車があるから現場を確認はできるな・・・・」

捜a「剛田!! 深追いはするな! あくまで取引の現場を確認できれば
   それでいいからな!」

ジャイ「わ、分かりました」

そういうと三人は慎重に廃工場に入っていった・・・・

ジャイ「こんな緊張は・・・初めてだな・・・・
    コンサートの歌手は、こんなもんじゃない緊張感なのかな・・・・
    フフッ、やはり俺には歌手は向いてないってことか・・・・」

ジャイアンは、注意深く倉庫の方に向かっていった。

ジャイ「誰か居るぞ・・・・」

倉庫の前に、3人ほどの男が確認できた。

ジャイ「何かしゃべっているか聞きづらいな・・・・」

ジャイアンは徐々に距離を縮めていった・・・

ジャイ「よし、ここなら・・・・上手く会話が聞こえそうだ・・・・」

安心した瞬間、背中に硬いものが当たる感覚があった

男「おっと、動くなよ、そのまま歩け!!」

ジャイ「く、俺としたことが・・・」

そのままジャイアンは男たちの前に掘り出された。

男1「誰ですこいつ?」

男2「刑事だろ」

もう一人の男は関心なさそうに下を向いていた。

先輩「さてと、剛田君は優秀すぎたねぇ!」

ジャイ「な、先輩・・・」

何だと…?

先輩「お前が気づかなければ、上手くいってたんだよ」

そう言うと、先輩はジャイアンの肩に発砲した。

ジャイ「うぉぉぉ!!!」

先輩「お前にはここで消えてもらおうか・・・お前を処分できれば
    また商売ができるからなぁ!!」

先輩はジャイアンのこめかみに拳銃を当てた

先輩「フン、優秀なお前は目障りなんだよ・・・・・」

ズキューーーーーーン!!!

乾いた銃声が響きわたる

ジャイアンは・・・・・・生きていた

先輩「うぉぉぉぉ・・・・・いてえぇぇぇぇ!!」

ジャイアン「の、のび太?」

同時に、仲間の捜査員が駆けつけ、他の男たちを取り押さえた。
しかし、のび太らしき男はどこかへ消えて行ってしまった・・・・

捜a「大丈夫か?」

ジャイ「え、えぇ。(あれは・・・・・間違いなく・・・のび太)」

ジャイアンは、病院に運ばれ入院となった。

年配「剛田よ、無事でよかった」

ジャイ「すみません。迷惑掛けてしまって」

年配「警察内部の人間が捜査情報を流しているのはつかんでいたんだ。
   まさかあいつだったとはなぁ」

ジャイ「もう一人逃げた男は?」

年配「いや、足取りは不明だ。」

ジャイ「そうですか・・・・実は・・・・」

年配「そうか・・・・幼馴染かもしれないのか・・・」

ジャイ「えぇ、でも、拳銃を携帯しているのは間違いないです」

年配「だとしたら、早く捕まえんとな・・・・・」

ジャイ「そうですね・・・・」

年配「その男も、大山組と何らかのトラブルを抱えているかもしれん。
    命を狙われてるかもしれないから、早めに確保しないとな。」

ジャイ「・・・・・・・」

大山組

大山「そうか・・・・刑事のアイツは捕まったか・・・・使えん奴だ。」

部下「それと・・・・・・・・・」

大山「なにぃ!! あいつが行方不明だと?
    あいつは色々とうちのことを知っているからな・・・・・
    もったいない才能だが、発見次第始末しろ。」

部下「分かりました。」

大山「まぁあいつが居なくても・・・・・・・・・・・・だからな」

部下「そうですね。」

後日 病院

年配「おう、具合はどうだい?」

ジャイ「おかげさまでもうすぐ復帰できそうです。」

年配「そりゃよかった。ところでお前の幼馴染だがな・・・・・
    まだ手がかりがつかめていないよ・・・・」

ジャイ「そうですか・・・・」

年配「またくるよ」

そういうと年配は帰っていった。
入れ替わりで、スネオが訪ねてきた

スネオ「どうだい、具合は?」

ジャイ「ああ、もうすぐ退院ってところかな」

スネオ「のび太はその後は?」

ジャイ「全くもって不明だ・・・・・」

スネオ「そうか・・・・・・そういやジャイアン、
     n県の例の工場は調べたのかい?」

ジャイ「いや、そういえば・・・・・あそこは調べていないはず・・・・」

スネオ「行ってみるかい? 居るかどうかわかんないけど」

ジャイ「・・・・・・・・・」

スネオ「やっぱり、のび太は俺達が面倒見ないと!!」

ジャイ「・・・・・・行くか?」

スネオ「ああ、シズカちゃんと出来杉も呼ぶか!!」


こうして4人はスネオの車で、もう一度あの工場に向かうことにした。

スネ秘書「みなさん、つきましたよ・・・」

スネオ「もうすっかり夜中だね・・・・・」

ジャイ「明りが・・・・少しみえるな・・・・・」

出来杉「仲間がいるかもしれないね・・・・
     シズカちゃんは車に残った方がいいかも」

シズカ「そ、そうね。邪魔になりそうね。のび太さんが居たら教えて。」

ジャイ「よし・・・・行くか・・・・」

スネオ「ジャイアン、拳銃は?」

ジャイ「休暇中だから、持ってない・・・」

出来杉「とりあえず、気をつけて行こう」

ジャイ「だ、誰かいるぞ・・・・・」

工場の研究室らしき場所で、何かを研究するのび太が居た・・・


ジャイ「の、のびたぁ~!」

反射的にのび太は拳銃を皆に向けた。

のび太「なんだい、また来たのかい。」

スネオ「のび太・・・・・こんなところで・・・・覚せい剤の製造なんて・・・」

出来杉「シズカちゃんも来ているんだ!! 一緒に警察に行こう!!」

のび太は拳銃をいったん下して、側にあったコーヒーを飲んだ。

のび太「友情ごっこかい?」

ジャイアン「のび太・・・・・・目を覚ませ!!」

ジャイアンはのび太に飛びかかった!!

のび太「な、なにをする・・・」

ジャイアン「こ、この野郎!!」ポカッ

スネオ、出来杉ものび太を取り押さえる。

ジャイ「の、のび太のくせに生意気だぞ!!」

のび太「は、はなせ・・・・」

スネオ「この野郎、大人しくしやがれ!!」

のび太は観念したのか、抵抗するのをやめた・・・・・

ジャイ「さぁのび太、一緒に来てもらうからな!!」

のび太「今は・・・駄目だ!!」

出来杉「今からでも遅くない・・・・」

スゲー面白いのだが  ×出来杉  ○出木杉

>>76
orz

男1「おっと、友情ゴッコとやらは、そこまでにしてもらおうか?」

シズカと秘書は、もう一人の男に拳銃を突きつけられていた。

出木杉「し、シズカちゃん!!」

男2「動くなよぉ!!」

のび太「おい、こいつらには手を出すな!!
     用があるのは俺だけのはずだ!!」

男1「そうだったな・・・・・お前は知りすぎてしまった・・・・・・
   消えてもらおうか・・・・・・」

男1は拳銃をのび太に向けた・・・・

しかし、ジャイアン達がのび太をかばう

男1「ハッハッハ!友情ゴッコもこれまでだな!!」

のび太「君たちは・・・・なんて馬鹿なんだい!!
     さっさとどけよ!! 本当に撃たれるぞ!!」

スネオ「ドラえもんに頼まれただろう?」

ジャイ「のび太に何かあった時はみんなで助け合えって」

のび太「でも、今そんなこと言ってる場合じゃ・・・・」

男1「念仏は済んだか?そろそろかたずけてやるよ!!」

その時、工場にものすごい振動が起こった!!

男1「じ、地震か?」

男2「分からん!」

その時、研究所の壁が吹っ飛び、あたりは散乱した

ジャイ「な、なんだぁ?」

スネオ「なんかすごい衝撃が来たぞ!」

男1は衝撃に吹っ飛ばされ、気絶していた。

男2「おい、どうした!!」

のび太は男2が拳銃を置いた隙を見逃さず、太ももに拳銃を放った

男2「ぎゃぁぁぁぁ!!」

シズカと秘書は、無事解放された。

ジャイアンはすぐに男2を取り押さえ、拳銃を奪った。

ジャイ「な、なんだ!! さっきの衝撃波は。」

1メートルほどの穴が壁に空いていた。


「どうやら、間に合ったみたいだね・・・・・」


シズカ「・・・・・・・・・・・」

スネオ「・・・・・・・・・・・・・!!」

出木杉「・・・・・・・ど、」

のび太「ど、ドラえもん!!」

ジャイ「な、なんでドラえもんが・・・・?」

シズカ「ドラちゃん・・・・・来てくれたの!!」

ドラ「ごめんね。もっと早くくればよかったんだけど」

スネオ「と、とりあえずここを・・・・出ようか!!」

ジャイ「そ、そうだな! みんな出るぞ!!」

のび太「本当に・・・・本当に・・・・」

ドラ「久しぶりに空気砲使ったから加減がわかんなかったよ。
   さあ、みんなと一緒にここを出よう」

のび太「でも・・・・」

ジャイ「なにぐずぐずしてんだ!! さっさと俺様と来やがれ!!
    来ないとギッタンギッタンにしてやるぞ!!」

のび太「わ、わかったよ」

ジャイアンたちは、一旦スネオの別荘に向かった。

スネオの別荘

ジャイ「さて、まず何を話したらいいかな」

シズカ「どうしてドラちゃんがここに?」

スネオ「そ、そうだよ、なんであのタイミングでドラえもんが!!」

ドラ「君たちの声が・・・聞こえたような気がしたからさ・・・・」

出木杉「え? この前引き出しに一生懸命叫んだけど・・・」

ドラ「時空ってのは僕の時代でもまだ解明されていないことが多くてね。
   きっと君たちの思いが、時空を超えて僕に知らせてくれたんじゃないかな」

ジャイ「こ、このタヌキ! もっと早く来やがれってんだ!」

ドラ「ご、ごめんよ。この時代に来たのはいいけど・・・のび太君を探すのに
   時間がかかっちゃって」

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!

シズカ「でも・・・・来てくれてありがとう。」

出木杉「本当、もう駄目かと思ったよ」

スネオ「おい、のび太・・・・・・黙ってないでなにか言えよ!!」

のび太「・・・・・・・・・・・」

ジャイ「お前、本当にやくざになんか入りやがってこのやろう!」

シズカ「私たちにも、何も話せないの?」

のび太「・・・・・・・・・・」

ドラ「のび太君・・・・・君のその目は、あの時のままだよ。
   君は腐ってなんかいない。」

のび太「ど、ドラえもん・・・・・」

のび太は、抑えていたものが一気にあふれだし、幼いころのように
ドラえもんに抱きつき、泣き出した

ジャイ「フフッ、やっぱりのび太はのび太だな!!」

スネオ「でものび太、なんでやくざになんか入っちまったんだ・・・」

のび太「大学に入ってずっと研究に没頭していて、あっという間に4年は過ぎて行った。
     卒業と同時に、僕と同期の友人とある製薬メーカーに就職したんだ。
     でも、その友人は高額のバイト代に引かれ、やくざに手を貸してしまった。
   
ジャイ「覚せい剤の製造か!!」

のび太「ああ、今巷で流行っている反応がでない新型を作っていたんだ。
     友人は結局逃げだすのに失敗し、無き人になってしまった。」

のび太「

ジャイ「じゃぁなんでお前までやくざに・・・」

のび太「さっきの工場があったろう?あそこで新薬を開発するためさ!」

ジャイ「新薬って・・・・」

のび太「覚せい剤を、完璧にやめれる薬さ。ただ、こればかりは
    元の覚せい剤がないと作れない。そこで友人が作った
    覚せい剤を作る契約をして、裏でその新薬を作っていたんだ。」

出木杉「完全に覚せい剤をやめる薬をかい?」

のび太「あぁ、大学時代沢山そそのかされて覚せい剤に手を出し、
    廃人になってきた人を見てきたからね。
    でも、結局は何もできなかった。覚せい剤を密売したやくざと一緒さ」

シズカ「今からでも遅くないわ! 警察に行って全て話しましょう!!」

スネオ「そうだのび太、お前なら大丈夫だよ。いくらでもやり直せるさ。」

ジャイ「ああ、俺を助けてくれたのもお前だ。お前が腐っていないのはよくわかっている。
     実刑は避けられないかもしれないが、お前には俺たちがいるじゃないか」

ドラ「のび太君はいい仲間がいて本当に幸せだなぁ」

のび太「み、みんな・・・・・すまない・・・・・・・」

ドラ「泣き虫なのは、相変わらずだね」

一同は皆一斉に笑いだした。

スネオ「とりあえず、今日はここで泊まって明日帰ろう」

別荘の一室

のび太「ドラえもん、起きてる?」

ドラ「起きてるよ」

のび太「助けに来てくれて・・・・ありがとう」

ドラ「もうこの時代に来ないことが、君の為だと思ってたけど、
   道具に頼らないのび太君を見て、少し考えが変ったよ」

のび太「ほ、本当かい?」

ドラ「たまには様子を見に来ないとね・・・・なんなら
   刑務所に通り抜けフープでも置いとくかい?」

のび太「それじゃぁ駄目じゃないか!!」

ドラ「ハハハッ、そうだね。」

のび太「もう、ドラえもんはあいかわらずだなぁ。」

翌朝、のび太が目を覚ますとドラえもんはすでに居なかった

ジャイ「そうか・・・・・また来るって言ってんだ、そのうち来るだろ」

スネオ「そうだね、さぁ、帰ろうか」

シズカ「のび太さん、元気出してね」

のび太「ああ、もう大丈夫。もう大丈夫だから。みんなありがとう。」

無事帰って来たのび太はジャイアンと警察に出頭した。


大山組は大規模な捜査を受け、壊滅状態にあった。


のび太は新薬の開発の為とはいえ、暴力団に手を貸し
覚せい剤を取り扱っていたので、実刑1年の有罪となった。

1年後・・・・

のび太「長いようで、短いようで・・・・、これからどうするかな・・・・・」

のび太はしばらく空を眺めながら歩いていた

ジャイ「のび太ぁ~!!」

スネオ「のび太~」

出木杉「のび太君!!」

シズカ「のび太さん!! お帰り!! 家で待ってるわよ」

のび太「み、みんな・・・・・」

ジャイ「さぁ、家まで乗せてやる!乗れ!」

のび太「で、でもぉ」

出木杉「大丈夫、ご両親もちゃんと理解して待っていてくれてるから」

スネオ「そうだぞ、ちゃんと待っていてくれてるんだから!」

シズカ「おばさんがごちそう作ってまってるわよ。早く行きましょう!!」

のび太は言われるがまま実家まで送られた

野比家

のび太「は、入りにくいな・・」

出木杉「何言ってるの!君の実家じゃないか!」

ジャイ「そうだぞ、さっさと入りやがれ!!」

のび太は、緊張しつつ扉を開けた。

のび太「た、ただいま・・・・」

のび助と玉子が出迎えた

のび助「のび太・・・・・お帰り。」

のび太「・・・・・ご、ごめんなさい」

玉子「おめでたい日になに謝ってるの。さぁお上がんなさい。
    あなたのお家なんですから」

のび太「う、うん!!」

こうして、のび太は野比家に帰って来た。

玉子「さて、みんな座っててね。準備するから。」

シズカ「あ、手伝いますよ!!」

こうしてのび太のささやかな出所祝いが行われた

一同「カンパ~イ」

皆はもちろん、野比夫妻にも久しぶりの笑顔がもどってきた。

ジャイ「あれ、これは・・・・・」

玉子「ああ、いつ来てもいいように、今日買って来たのよ。」

スネオ「どら焼きか~。ロボットのくせにパクパク食べてたなぁ」

のび太「はははっ、懐かしいや」

ドスンッ!! ドスンッ!!

ジャイ「な、なんだぁ?」

シズカ「なにか落ちてきたような音ね・・・」

のび太「なんだろう、ちょっと見てくるよ」

のび太は二階に上がり、自分の部屋の扉を開けた・・・・・

ドラ「いたたたた、やっぱり久しぶりに乗ると駄目だな・・・いたたた」

のび太「ど、ドラえもん!!」

ドラ「のび太君・・・・今日こちらの時代に来た方がいいような予感がしたんだ!」

のび太「この前は勝手に居なくなりやがって・・・・・・さぁ、下で皆集まってるよ。」

ドラ「本当?この匂いは・・・・・」

ドラえもんは一階に下りて行った。

ジャイ「ドラえもん!」

シズカ「ドラちゃん」

玉子「ドラちゃん、おかえりなさい。今日は二人もこの家に帰ってきましたね。
    さぁ召し上がってくださいな」

ドラ「じゃ、頂きます」

のび太「もう、ドラえもんはどら焼きに目がないんだから」

ドラ「エヘへ」

久しぶりの4人家族・・・親友達がそろった野比家であった



おわり

支援ありがとうございました。
名前違ってたりすみませんでした。

そんなことよりジャイアント先輩について触れなかったのが悲しいぞ君たち

>>104
やっとなんのことか分かったw

乙乙。道具でズルしてのび太を無罪にしなかったんだな
なんかそこがカッコイイわ


良作でした

>>106>>109
支援ありがとうございました。


深夜にベジータ、波平ss、
vipの方に柔ssありますんで気が向いたら見てみてください!

>>104
いや…気づいてたんだけどさ、なんか触れちゃいけない気がして

とにかく>>1

>>111
触れてもらってもよかったのにw

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom