吹雪「吹雪です！　よろしくおねがい致します」

武内P「はい、こちらこそよろしくお願いします」

吹雪（す、すごい大きい男の人だなぁ…）


武内P「ご活躍、期待しています」

吹雪「はい！」

吹雪「はぁ～～～～……」

吹雪（出撃、ダメダメでした）

吹雪「赤城さんの護衛艦なんて…」

吹雪「無理だよね…私なんかじゃ…」

武内P「吹雪さん」

吹雪「し、司令官！？」

武内P「ちょっとお隣、いいでしょうか」

吹雪「は、はぁ」

武内P「初出撃、お疲れ様です」

武内P「お怪我は、ありませんか」

吹雪「はい、危ないところを赤城さんに助けて頂いて」

武内P「そうですか」


武内P「…」

吹雪「…」

吹雪「司令官」

武内P「なんでしょう」

吹雪「なんで私をこの鎮守府に呼んだんですか」

吹雪「私、何も出来ないのに…」


武内P「笑顔です」

吹雪「はい？」

武内P「…冗談です」ｺﾎﾝ

武内P「」///

吹雪（この人、冗談なんて言うんだ…）

武内P「真面目なお話の前に」

武内P「１つ聞いてもらってもいいでしょうか」

吹雪「はい」

武内P「夢があるんです」

吹雪「はぁ…」

武内P「戦いが終わって平和な世の中になったら」

武内P「プロデューサー、になりたいんです」

吹雪「ぷろでゅーさー？　ですか」

武内P「はい」

吹雪「どんな事するんですか？」

武内P「仲間と力をあわせて、お客さんを笑顔にするんです」

吹雪「笑顔ですかぁ～～！」

武内P「はい、そうです」

武内P「皆さんには素敵な衣装で」

吹雪「衣装？」

武内P「はい、吹雪さんは純白ウェディングドレスとか」

吹雪（ど、どれすううううう！？）

武内P「似合うと、思います」

吹雪（ぷ、プロポーズされちゃった！？）

武内P「……という感じです」

武内P「すいません、話が横にそれました」

吹雪（い、いけませんっ司令官…ハァハァ）

武内P「吹雪さんを呼んだ理由についてですが」

吹雪（で、でも司令官。いきなりすぎるよぉ～～～）

武内P「勿論、戦力増加の意味もあります、が」

吹雪（え！？　ハネムーンとかどうしよう）

武内P「吹雪さん、特型駆逐艦には……」

吹雪（新婚旅行、初夜、２人っきり…）

武内P「…大戦……悲劇……を……」

吹雪（わたし出るとこ出てないし、色気もないし…あわわ）

武内P「……前世の……囚わ…い……」

吹雪（キャーーー、大胆すぎるよ司令官！！）

武内P「覆す……らが……ると言われて……」

吹雪（こ、子供は３人は欲しいなーなんて）

武内P「学習……省……能力が……活か……」

吹雪（キャーーー！！）

武内P「と、いうわけなんですが…」

吹雪「はい！　不束者ですがよろしくおねがいします」

武内P「分かってもらえて何よりです」

吹雪「吹雪、がんばります！」

長門「Ｗ島攻略作戦、決行だ！」

吹雪（よしっ！　今度こそ）

吹雪（特訓の成果を見せるんだっ！）

武内P「吹雪さん！」

吹雪「司令官？　どうしたんですか」

武内P「すいません、出撃前に」

武内P「用意が遅れてしまって」

武内P「これを」

吹雪「なんでしょう」

吹雪「ハート型のイヤリング…？」

武内P「はい」

吹雪（え！？　えー！？！？　プロポーズの次はプレゼントだなんて）

武内P「形は違いますが」

吹雪（こ、これはケッコン指輪の代わり…婚約装備でしょうか…！）

武内P「鎮守府の皆さんに持ってもらっているお守りみたいなものです」

吹雪（きゃー！？　ちょっと早すぎますーー！？）

武内P「吹雪さん？」

吹雪「は、はい！　ああああ、あありがとうございます」

武内P「とっても大事なものなので、その」

武内P「大切にしてくださいね」

吹雪（大事なものって、私のこと！？　提督さん大胆すぎるよーーーー）///

吹雪「てやああああああああああああああ！！」

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

睦月「吹雪ちゃん…！」

吹雪「睦月ちゃん！　大丈夫！？」

睦月「うん、ありがとう」

ヌ級「」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

如月「…あっ…！？くっ……」

如月（ああ、やられちゃっ…んだ…）

如月（ああ、目の前が見えなく…）

如月「如月のこと…忘れないでね…」



ダメコン発動！！
駆逐艦　如月　緊急修理開始シマス！


如月（妖精さん…？）



夕張「如月ーーー！！！！」

夕張「大丈夫！？」

如月「あ…」

如月（助かった…のね）

武内P「如月さん！！」

如月「あ…司令官」

武内P「大丈夫…ですか」

如月「ええ、ありがとうございます。無事帰投しました」

如月「でも、貰った髪飾り、無くしちゃいました…」

武内P「構いません」

如月「ごめんなさい…」

武内P「いえ、髪飾りは代えが効きますが」

武内P「あなたの代わりは、どこにもいません」

如月「司令官…」



睦月「如月ちゃーーん！！」



武内P「では、私はこれで…」

如月「ふふっ、ありがとうございました」

長門「それで先日に戦果についてだが」

武内P「想定より、被害を抑えられましたね」

長門「そうだな、慢心は禁物だが」

武内P「企画は大事です」

長門(企画…？）



長門「っと、そろそろだな」

武内P「いつも、すいません」

長門「分かっている、だからそこに隠れてろ」

武内P「はい」

金剛「てぇぇっぇぇぇいいいいとおおおくぅーーーーーーーーーーーーーーーー！！」

金剛「ばああああにんぐうーーーーーーーーらーーーーーーーーーーーぶ！！！！」


ドオオオオオオオオオオン


金剛「What!? 提督は何所ですか！？」

長門「金剛…」

長門「生憎と提督は席を外している」

金剛「ノオオオオオオオオ！！！　またすれ違いですかーーー！！」

金剛「運命に翻弄される２人、しかーし！ワタシは負けませーーーん！！」

金剛「この自慢の電探でー！　提督を見つけ出すねーーー！」

金剛「待ってるデース！　提督ーーー！！」



長門「…行ったぞ」

武内P「はい」

長門「まだ苦手なんだな」

武内P「苦手というか、その気持ちは嬉しいのですが」

武内P「金剛さんは表現方法が過激と言うか、その」

長門「まぁ気持ちは分からんでもないが」

？？「ふふっ、だが私にだけ頼る提督は嫌いではない」

？？「だから秘書艦も真面目でナイスバディ―で頼れる格好いい」

？？「このビッグセブン長門が務めているのだ」

？？「安心して頼るがいい」

？？「さぁ、思い切り包み込んでやろう」

？？「いつでもこいっ、その仏頂面を笑顔にしてやろう」


武内P「…」

長門「おいっ！？　今の声、私じゃないぞっ」///

武内P「…陸奥さんですね」

陸奥「あら、ばれちゃった～？　自信あったんだけどなぁ」

長門「こら、陸奥！！」

陸奥「長門、こわ～い」


武内P「」ﾀﾒｲｷ

長門「今年のカレーは第六駆逐隊に決まったぞ」

提督「そうですか」

長門「全く、私以上に辛い物が苦手だからな」

長門「カレー以外のメニューを考えれば良いものを」

武内P「皆さん、楽しみにしてますから」

長門「選べるようにすれば良いのではないか？」

武内P「…企画中です」

長門「第五遊撃部隊の旗艦は吹雪に決まったそうだ」

武内P「吹雪さん…？　本当ですか」

長門「ああ、皆も納得しているらしいぞ」

武内P「そうですか」

武内P（確かに、吹雪さんの成長スピードは驚愕の一言ではありますが）

武内P（もしかすると、あの話は本当に…？）

長門「戦況報告だ」

武内P「…」

武内P「想定より被害が、大きいですね」

長門「…そうだな」

武内P「長門さん、ご相談があるのですが」

長門「なんだ？」

長門「第五遊撃隊からの報告だ」

長門「…やはり暗号は読まれていたようだ」

武内P「…そうですか」

長門「クソッ、一体どこで…」

武内P（焦ってはいけない）

武内P（反撃のチャンスがあるとするなら）

武内P（それを逆手にとるしか）

武内P（勝機はありません）

AL/MI攻略


吹雪「司令官さんっ！　無事、帰投しました！」

吹雪「誰も轟沈していませんっ！！」

武内P「皆さん…！　本当によかった…」

武内P「今日はゆっくり、お休みください」


「「「「「はい！！」」」」」

吹雪「司令官、あの日の約束覚えていますか」

武内P「はい？　なんでしょ…」

武内P「！？」

武内P「吹雪さん、そのドレスは一体！？」

武内P「あ、あの。ど、どどどの件でしょうか」

武内P「約束というのは…」

吹雪「やだなぁ～、私達のケッコンですよ」

武内P「…」

吹雪「…え？」

吹雪「ぇ"…そんな、わたし…」

吹雪「赤城さんは加賀さんとケッコンしちゃうし、わたし…」

吹雪「司令官がいなかったら…わたし…」

金剛「ぶっきーーーーーーーーーー！！　抜け駆けはゆるしませええええ！！」

如月「ふふっ、そうですよ。司令官はわ・た・し・と」

睦月「如月ちゃん。睦月がいるのに…」




武内「…け、検討してみます」



艦