小学生「千代の富士めっちゃ強いなぁ」

チビ「また優勝したん？」

デブ「相撲の話すんなや……」

メガネ「お前、気にしすぎ」

小学生「誰も言うてへんぞ。お前の事、大乃国とか」

チビ「いま言うたけどな」

デブ「……」

メガネ「泣くなよ。デブ」

デブ「泣いてへんけどな……」

チビ「ん？」

デブ「男の裸見ても、おもろないやろ？」

小学生「そら、女が相撲しとったら、そっち見るわな」

チビ「うん。そらなぁ」

デブ「せやろ？」

メガネ「…………」

チビ「どうしたん？　メガネ」

メガネ「……あぁ」

小学生「お前まさか、男の裸の方がええの？」

メガネ「アホか。そら俺かて、女の裸の方がええけどな……」

チビ「ん？」

メガネ「女の裸も良し悪しあるやろ？」

小学生「あぁ……」

デブ「まぁな……」

チビ「確かに、デブの母ちゃんとかがフンドシで股開いてもな……」

小学生「チンコ立たへんよな……」

デブ「…………」

メガネ「おい。デブの父ちゃんにあやまれや。あと、デブにも……」

小学生「あっ、スマン」

チビ「スマン。デブ」

デブ「優しくすんな..…。つーか、先に母ちゃんに謝れ……」

メガネ「…………」

小学生「……怒った？」

デブ「別に……」

メガネ「…………」

チビ「なぁ」

小学生「ん？」

チビ「話変えるけどやぁ」

小学生「おぅ」

チビ「拾いに行こか？」

小学生「……アレか？」

チビ「うん。アレや。なんか、そんな気分やねん」

メガネ「ええなぁ。行くか？　デブ」

デブ「……行く」

小学生「よっしゃ。山か？　川か？」

メガネ「日曜日に、オッサンらが川の方の掃除しとったぞ」

チビ「ほな、川の方のブツは全滅しとるんか……」

小学生「いらん事するよなぁ、オッサンら」

チビ「オッサンらはアレ自分で買えるから、平気で燃やすよな」

小学生「ムカつくよなぁ。もったいないオバケ出るわ」

メガネ「エロ本のオバケて……」

チビ「ちょっと襲われたいな」

小学生「あっ、オッサンはそれが狙いか……」

メガネ「アホか」

デブ「なぁ。早よ行こうぜ」

チビ「おっ、デブがやる気や」

小学生「こんな時だけは頼りになる」

デブ「ほっとけ」

小学生「よし。探すぞー」

チビ「おー」

デブ「…おぅ」

メガネ「…おー」

……数分後……

小学生「あったか？」

チビ「月間マガジンだけやな」

デブ「ハズレか……」

メガネ「無いよりはマシやん」

小学生「あぁ。乳首は描いてあるからな」

チビ「おっ、どこ？」

小学生「ここ」

デブ「…………」

メガネ「…………」

小学生「…………」

チビ「…………」

小学生「まずまずの乳首やったな」

チビ「尻もソコソコ」

メガネ「せやな」

デブ「…………」

チビ「ん？　どうした？　デブ」

デブ「なぁ……」

小学生「んっ？」

デブ「もうちょっと頑張らへんか？」

メガネ「んっ？」

デブ「もうちょっと探そうや。俺、やっぱり写真で裸見たいわ」

小学生「おい……」

チビ「デブ……」

メガネ「お前……」

デブ「あかんか？　せやったら、俺一人でも……」

小学生「アホな事言うなよ」

チビ「せやぞ。デブ」

デブ「え？」

メガネ「さすがやな。デブ」

デブ「え？　え？」

小学生「そうやな……。今は、お前が俺らのリーダーや」

チビ「せやぞ。どこまでもついていったるぞ。デブ」

メガネ「うん。上物が見つかるまで続けよか。デブ」

デブ「おっ、お前ら……」

小学生「よっしゃ。探すぞ。二回戦や！」

チビ「おーっ！」

メガネ「おーっ」

デブ「おっ、おーっ！」

……数分後……

デブ「あっ……。あった……」

チビ「えっ？」

デブ「あった。あったぞー！」

チビ「すっ、スゲェぞ！　デブ！」

デブ「おーい。あったぞー！」

小学生「えっ？　マジか？」

メガネ「おう。今いく……」

デブ「ははははっ」

チビ「あははっ」

小学生「写真か？」

チビ「おう。写真いっぱいやぞ」

小学生「よっしゃぁああーっ！」

メガネ「でかしたぞ！　デブ！」

デブ「見ろよ！　バナナ通信や！」

チビ「バナナ！　バンザーイ！」

小学生「エロ本バンザーイ！」

メガネ「デブ！　バンザーイ」

デブ「バンザーイ！　バンザーイ！」

みんな「「バンザーイ！　バンザーイ！　バンザーイ！」」