三好紗南「しゅ、しゅごい…」 (54)
レズ、エロです
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「おはようございます」
眠い目をこすりながら事務所に入る
「おはようございます 紗南ちゃん」
いつもと同じ緑色の服を着た事務員さんが挨拶を返してくれた
「紗南ちゃん、眠そうね」
「また夜中までゲームしてたの?」
「い、いやだなぁ そんなわけないじゃないですかー」
「本当かしら」
じーっと、ちひろさんが意地悪くあたしを見つめる
夜更かしは禁止だって、Pさんとちひろさんからいつも言われている
「ほ、本当だよ!」
「さぁ今日もレッスン頑張るぞー!」
ちひろさんから逃げるようにレッスン場へと向かう
……嘘は言ってない
あたしは昨日、遅くまでゲームをしてはいない
徹夜でゲームをしていたのだ
「ふわぁ…」
夜更かしが特技とはいうものの
徹夜となると、さすがのあたしでも眠い
眠そうにしていたら、またPさんに怒られちゃうね
なんとかしないと
そうだ
こんな時こそ、我がプロダクション特性のエナジードリンク
あれはPさんを48時間ぶっ通しで働かせた魔法のアイテム
大人のPさんであんなに効くんだから
子供のあたしにはもっと効くよね
「あったあった」
事務所の冷蔵庫にはいつもエナジードリンクがストックしてある
もう眠くてたまらない
あっちのソファに座ってゆっくり飲もう
そう思ってフラフラと歩き出した
どんっ
「うわっ」
「おっと!」
誰かとぶつかってしまった
「いてて…」
「大丈夫か、紗南」
ぶつかった相手はPさんだった
尻もちをついてしまったあたしに、Pさんは手を差し伸べる
「すまんな、急いでたもんで」
「いいよ、あたしがフラフラしてたのもいけないし」
「怪我なかったか?」
「うん、大丈夫」
「それならよかった」
Pさんはほっとしたように胸をおさえる
「それよりPさん、時間大丈夫?」
「え?おっといけない!急がなくては!」
「それじゃ紗南、またな!」
「頑張ってねー」
ぼーっとPさんの背中を見つめる
26連勤目 頑張ってね、Pさん
コロン…
「ん?」
足に何かが当たった
……エナジードリンクだ
さっきぶつかった時に落としてしまったのだ
中身は…大丈夫、こぼれていない
早いところ飲んでしまおう
ソファには先客がいた
「おはよう、紗南ちゃん」
「ふわぁ、おはよー」
寝ぼけ眼で返事をする
「眠そうね」
「ちょっとね」
「ふふ、あんまり夜更かししちゃダメよ?」
「わかってるってー」
「あら?それ…Pさんがよく飲んでる」
「うん、エナジードリンクだよ」
「これで目が覚めるかなーって思って」
そう言って、あたしは缶の蓋をあけた
ぷしゃあああああああ
「わぁ!」
「きゃっ!」
………忘れていた
エナジードリンクは炭酸飲料
さっき落としてしまったため、勢いよく中身が吹き出した
濡れたのが、あたしだけならまだよかったのだが…
「……ごめん、美優さん」
「だ、大丈夫よ」
そう言って美優さんは笑ってくれた
その名の通り、美しくて優しい人だ
「でも、服がびしょ濡れだよ」
「紗南ちゃんも…」
「あたしは自業自得だから」
「うえー、服の中べたべたして気持ち悪い…」
「そうね」
「…シャワー浴びましょうか」
「そうだね、美優さんからどうぞー」
「でも、紗南ちゃん 濡れた服をいつまでも着てたら風邪ひいちゃうわ」
「いいよ、元はといえばあたしがいけないんだし…は、は…」
「はーーーっくしょん!!」
「…」
「…」
「…一緒に浴びましょう」
「うん…」
__
_
レッスン場の横には小さなシャワー室が一つだけある
美優さんに連れられて、脱衣所に到着
あたしの眠気は限界に達していた
「…」
「紗南ちゃん、大丈夫…?」
「はっ…!だ、大丈夫だよ!」
「そう…?」
美優さんが心配そうにあたしを見つめる
美優さんはもう服を脱ぎ、下着姿になっていた
……美優さんの下着、なんかえっちだな
この時から、あたしは変な気持ちになり始めていた
下着姿の美優さんをじっと見つめる
「紗南ちゃん…?」
「あっ ご、ごめん!」
私は急いで自分の服を脱ぎ始めた
それでも隣にいる美優さんが気になり、横目でチラチラと見る
……あたしは男子中学生か
美優さんはすでにブラジャーを外し、胸をあらわにさせていた
大きくて、綺麗な形の胸
あたしはもう、美優さんから目が離せなくなってしまっていた
次に美優さんはパンツに手をかけ、スルスルと下ろしていった
一糸まとわぬ美優さんの姿を見て、あたしはドキドキしていた
大人の女性の裸が、こんなにも刺激的だと感じたのは初めてだ
これも眠気のせいなのだろうか
「先に行ってるわね」
そう言って美優さんはシャワー室へと入っていった
あたしも服を脱ぎ、その後を追う
__
_
シャワー室は少し狭かったが、あたしたちが二人で入るには十分な広さだった
「美優さん、背中洗ってあげるよ」
「そんな、悪いわ」
「ジュースこぼしちゃったお詫び」
というのは建前
あたしは美優さんの体を触りたくて仕方なかった
「わかったわ、それじゃあお願い」
美優さんはそう言って座った
あたしは美優さんの背後に膝をつく形で座る
ボディーソープを手に出し、泡立て、美優さんの背中を撫でる
「ひゃっ!」
「どうしたの?」
「あ、えっと…素手でやるとは思わなかったから…」
「ごめんね」
「美優さんの背中傷つけちゃったら大変だと思って」
「そんな気をつかわなくてもいいのに…」
どうやらびっくりさせてしまったようだ
今度は慎重に、ゆっくりと撫でる
上から下に、下から上に
美優さんの滑らかな肌に手を滑らせる
「美優さん、気持ちいい?」
「ええ、気持ちいいわ」
あたしも気持ちいいよ
美優さんの肌に触れる度に
あたしの美優さんの体への好奇心は高まっていく
この背中の向こうにあの大きな胸があると思うと
あたしの興奮は抑えきれなくなり
息もだんだんと荒くなる
「はぁ…はぁ…」
「紗南ちゃん…?どうしたの?」
もう我慢できない
あたしは後ろから抱きつく形で、美優さんの胸を思い切り揉んだ
「きゃっ!?」
「紗南ちゃんどうしたの!?紗ーーーーーーー」
胸を触るのに夢中で、美優さんの声は途中から聞こえなくなった
仕留めた獲物を貪る獣のように、あたしは必死に胸を触った
最初は抵抗していた美優さんも、だんだんと力を抜いていった
あたしは胸を揉みしだき、指で乳首をつまんだ
「あっ…っふっ…ん……!」
とぎれとぎれに聞こえる美優さんの喘ぎ声は、あたしの性的興奮を助長する
もう触るだけじゃ満足できない
あたしは美優さんの正面に周り、乳首に吸い付いた
「んちゅ…ちゅぱ…」
勃起した乳首と、ボディーソープの苦味を口の中に感じる
「はぁ…っ…ん…」
「んっ…美優さん…?」
どういうわけか美優さんはあたしを抱きしめ、そして頭を撫でてくれた
それはあたしがしている行為を肯定してくれているようで、とても心地よかった
__
_
どれだけの時間胸をしゃぶっていただろうか
ふと我に返り、自分がとんでもないことをしてしまったと実感する
「美優さん…」
「……なぁに?」
「ごめんなさい…あたし、あたし…」
なぜこんなことをしてしまったのか、自分でもわからない
「大丈夫よ…」
そう言って美優さんはまたあたしを抱きしめてくれた
美優さんに抱きしめられると不思議と心が落ち着く
しばらくの間、あたしは身を委ねていた
「落ち着いたかしら?」
「うん…ありがとう、美優さん」
「ふふ、それじゃあ…」
「今度は…私の番ね…?」
「えっ…?」
今度は美優さんがあたしの背後に座った
そして、やはり後ろから抱きつく形であたしの胸を触ってきた
「あんっ…」
あたしの小さな胸を、美優さんが優しく弄る
「はぁ…はぁ…みゆさ…ん……らめ…ぇ…」
息が荒くなり、呂律も回らなくなくなってきた
「こんなの…んっ……おかしいよぉ……」
「うふ…あなたもさっき、やってたことよ…?」
返す言葉もない
もう全てを美優さんに委ねることにしよう
あたしはもう、自分の力だけでは座ることさえできなくなっていた
目は半開きになり、口からはよだれが垂れている
だらしなく開いた口を、美優さんがキスで塞ぐ
「ん…ちゅぅ……」
美優さんの舌が入ってくる
あたしは残った力を振り絞り、舌を絡ませようとする
うまくできているかはわからない
しかしとても気持ちいい
脳みそが蕩けてしまいそうだ
突然、あたしの大事なところに美優さんの指が入ってきた
「ひゃぁ…」
細くて長い美優さんの指が、あたしの中をかき回す
くちゅ…くちゅ…といやらしい水音が狭いシャワー室に響きわたる
同時に反対の指はあたしの乳首をいじくりまわしている
今まで感じたことのない快感があたしの体を襲う
「もぉ…らめっ…!なんかっ…なんかきちゃうっ……!」
おなかの奥の方がきゅんきゅんする
それでも美優さんの指は止まらない
「やめてぇ…!変に…変になっちゃうからぁ…!」
「変になって、いいよ…」
美優さんは耳元で囁くと、あたしの中の何かを指で弾いた
「イっちゃえ…♪」
「っ…!!」
次の瞬間、あたしの体は痙攣を起こした
ビクンビクンという振動が、快感の波となって全身を飲みこむ
美優さんはいったい、あたしにどんな魔法をかけたのだろう
そこからだんだんと意識が遠のいていき
それから先のことは覚えてない
__
_
気が付くと、事務所のソファで寝ていた
……美優さんの膝枕で
「お目覚めかしら?」
「うん…今…何時…?」
「今、午後の二時よ」
「二時…!?レッスンは…?」
「今日はトレーナーさんに急用が入っちゃったみたいでお休みだって」
「あ…そうなんだ…」
少し安心した
頭がぼーっとする
さっきのは夢だったのかなぁ…?
「ねぇ美優さん」
「なぁに?」
「さっきのって…」
「さっき…?」
「いや、なんでもないよ」
そうだ
きっと夢だったんだ、そうに違いない
だって美優さんが、あんなことするはずないもん
あたしはきっと、事務所についてすぐ寝てしまったんだ
そう自分に言い聞かせる
「ねぇ、美優さん もう少しこうしててもいい?」
「ふふ、甘えんぼさんね…」
そう言って美優さんは頭を撫でてくれた
この感触は夢の中と同じだ
寝返りをうとうとして、体勢を変えた時
何かに濡れて干されている、あたしと美優さんの服が見えた
終わりです
すみませんでした
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