【モバマス】「おさなものがたり」 (20)

※三好紗南ちゃん誕生日おめでとうございます

比奈「というわけで……今年もやっていくんスけど」

紗南「なんで定番みたいになってるのこれ!?」

奈緒「まぁまぁ落ち着けって3回目だろ?慣れるって」

紗南「そんな諦めろよ、みたいな顔で言われても困るんだけど!?」

菜々「それに結構間が空いたじゃないですか」

紗南「空いたけど、やっぱり慣れないって言うか……」

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比奈「というか紗南ちゃんがホントに幼馴染になるとは思わなかったっスよ」

奈緒「あー、アレ!凄かったよ紗南!」

菜々「可愛かったですよねぇ、『変なこと考えてない?』って!」

紗南「……………」

奈緒「ん?どうした紗南?」

紗南「な、なんで知ってるの!?というかアレゲームの中の話だし!」

比奈「まあゲームの中の話だったっスけど……」

紗南「確かに!デレステもゲームだし!デレスポもあるけどさ!?」

菜々「紗南ちゃん、またよくわからないこと言ってますよ」

奈緒「アレだよ、晶葉が状況監視用ってゲーム画面のバックアップを取ってたんだよ」

紗南「やろう!ぶっ倒してやる!」

菜々「レンチ持ってそんな自分を殴りいくような顔しないでください!!」

比奈「やめるっスよ、アイドル同士の喧嘩はみにくいものっス」

紗南「だって!アレあたしもそんなに覚えないのに!」

菜々「あれ?そうなんですか?」

紗南「なんかこう……夢心地みたいな感じだったから……」

奈緒「あーなるほど、思ってもないこと言った感じの……

比奈「と、いうことは妄想ネタには慣れたってことで」

紗南「強引に話戻した!……まぁいいや、あっちの話する方恥ずかしいし……」

菜々「うーん、最初に幼妻、次に幼馴染、でしたよね?」

奈緒「紗南、ってこと考えて幼、ってことだよな?」

菜々「な、なんで菜々の顔を見て言うんですか!」

比奈「おさな………浮かばないっスね……」

紗南「うーん……幼子?、とかかな?」

奈緒「……………」

紗南「え?どうしたの奈緒さん」

奈緒「いや、出せば紗南が妄想の種にされるのによく出せるなと思って」

紗南「あっ!………えっと今のなし!……無理だよね、そうだよねー」

〜幼子(おさなご)〜

こんにちはおねーさんたちっ!

わたし、みよし、さな!ですっ!7歳!ですっ!

えへへ……えらい? ほんとっ!やったぁ!

そしたらほしいものかってもらえるかなぁ?

あのねっ!すいっちとねっ!ぴーえすふぁいぶのよやくとねっ!

あとあと……やっぱりやめた!

ねぇねぇおねーさんたち!いっしょにゲームしよっ!

みんなで!たいせんするのっ!たのしいよ!

ほんとっ!いいのっ!

よーっし!ひゃくれんこんぼ!きめちゃうんだから!

比奈「とまぁ、こんな感じの」

菜々「途中邪悪な物欲が見えましたね……」

紗南「というかこれどういう妄想なの?」

比奈「なんかこう…….志希ちゃんの薬で子供になった紗南ちゃん的な……感じっス」

奈緒「遊園地に幼馴染のPと来ていた紗南が?」

比奈「怪しい取引を見たけど背後から迫ってくるちひろさんに気づかず……」

菜々「目が覚めたらアイドルに!って何やらせるんですか!」

紗南「あたしが小さくなったらかぁ……同い年のみんなの反応が知りたいかも!」

奈緒「同い年かぁ、蘭子と飛鳥とかはなんだかんだ目キラキラさせそうだよな」

比奈「何言ってるかわかんない!って言われてショック受けたりしそうっスね、紗南ちゃんには通じてましたし」

紗南「その辺は美由紀ちゃんがバシバシ言ってるから大丈夫じゃないかな?」

菜々「晶葉ちゃんなんかは元に戻すための機械とか作りそうですね!」

比奈「裕美ちゃんも面倒見良いし、割と安定したなんスかね?」

紗南「ふふん、14歳組は盤石だよ!」

比奈「うーん、辞書引いてみたんスけどやっぱり少ないっすねー」

奈緒「幼顔……って紗南が元から童顔だしなぁ」

紗南「あたし14歳だしね……?童顔って言われても困るよ?」

菜々「幼友達……は幼馴染みたいな感じですよね」

奈緒「そーいや、紗南ってクラスではどんな感じなんだ?」

紗南「え?学校?うーん、普通だと思うけどなぁ?みんなと仲良いし」

比奈「仲良いって……ゲームとかやる仲なんスか?」

紗南「前はしてたよ?けど最近はすぐ事務所に行くようになっちゃったから……」

菜々「ってことはつまり……」

〜幼友達(おさなともだち)〜

紗南は幼い頃からのゲーム仲間だった。

毎日のように俺達はゲームで遊んでわーきゃー言い合って。

学校が終わったら教室で、先生が来たら急いで逃げて誰かの家で。

ゲームをして遊ぶ紗南は仲間内でも女だとかそういうのが関係ない、いい友達だった。

けれど、最近一緒に遊べていない。紗南がアイドルになったからだ。

最初は紗南がアイドルなんて!とみんなでからかったけど、気づいたらでかいライブどころか紗南が主役のゲームすら出てしまって。

今日も教室でいつも通りゲームの話をするけれど。

放課後になると早足で教室を出て行く紗南の背中を見ながら。

俺の初恋が終わったことに、気づいたのだった。

菜々「みたいなのはどうでしょう!」

比奈「いい!いいっス!いや、ちょっと切なくて悲しいけどいいっスよ!」

奈緒「あー、いそうだよな紗南の周りだと……だって男子とも仲良くゲームしてたんだろ?」

紗南「そうだけど……そんなんじゃないと思うよ?」

比奈「いーや!いるっス!漫画的にこういうのは鉄板っスから!」

紗南「あたし漫画のキャラじゃないよ!?」

菜々「側にいたはずなのに気づいたら遠くに……そして追いかける!」

奈緒「つまり紗南の男友達が……訳あって?」

比奈「アイドル!告白はライブステージの真ん中で!っスよ!」

菜々「大スキャンダルになりそうですけどね……」

紗南「というかこういうのは3人もでしょ?奈緒さんとか」

奈緒「あたしか!?あたしの場合結構オープンに応援されてるからなぁ」

比奈「奈緒ちゃんはそんなイメージあるっスよね、クラスぐるみで応援されてそうっス」

菜々「中高生が同じクラスにアイドルなんていたら応援したくなりますって!」

紗南「うん、菜々さんも中高生だからね、うん」

菜々「そ、そうですよー!菜々もすっごい応援されてるんですから!同い年の人に!」

奈緒(嘘でも同じクラスって言えばいいのに……)

紗南「比奈さんは?」

比奈「えっと……メインのファン層はどっちかとネットの世界の方っスから」

奈緒「比奈さんはそうだよな、というか紗南もじゃないか?」

紗南「まぁそうかなっ!基本的にあたしのファンってゲームの配信とか見てくれる人達だし……」

菜々「前にあきらちゃん達とやってたやつですか?」

紗南「そうそうそれもっ!またやりたいなぁ……次は3人も来なよっ!」

比奈「いやー、あのガチ勢のメンツの中に入るのはキツいっスよ?」

奈緒「ゲームやらないわけじゃないけどレベルがなぁ……」

菜々「FPSとかだと……菜々、目がクラクラしちゃって……」

紗南「そっかー……」

〜幼名(おさなな)〜

みてみてっ!めるへーん、ちぇーっんじ!

ねぇ!おひめさまになった?なってる!?

なってる!?やったー!めるへんちぇんじでへんしん!

ぷりんせすうさみん!だよ!

うさみんせーのおひめさまなの!かわいい!びじんさんなの!

え?うさみんせーがどこかって?うーんととおくだよ!

でんしゃでもいちじかんかかっちゃうんだから!

ななはねっ!そのおひめさまにへんしんしたのっ!うさみんなの!

え?あるよー!うさみんせーあるよ!あるもん!

もー!あるってばー!

紗南「……みたいな!」

奈緒「急に突っ込んできたな紗南」

比奈「おさ菜々って元の言葉関係無くなってるじゃないスか」

紗南「いやまぁ浮かんじゃったから……変だったかな?」

奈緒「いや、いいんじゃないか?なんかそれっぽいし」

比奈「菜々さんこんな感じの過去ありそうっスよね、ね?菜々さん」

菜々「………………(汗ダラダラ」

奈緒「菜々さん?おーい、なんかすっごい顔青白いけど大丈夫?」

菜々「へぁっ!?だ、だだだだ大丈夫ですよー!?」

紗南「なんか変だった?」

菜々「い、いえなんかリアリティがあったのでつい……」

紗南「そっか!菜々さんもシンデレラガールになってプリンセスフォーム!って感じだったし良いかなって!」

比奈「千年に一度が毎年バーゲンセールになってないっスかそれ」

奈緒「SSRが2倍になってそう」

菜々(ものすごく言ったことがある言葉だったなんて言えませんよぉ!)

モバP(以下P)「お、話はひと段落したのか?」

紗南「Pさん!ケーキ買ってきてくれたのっ!?」

P「とりあえずなー、今回はいろんな種類を何個かな」

菜々「そしたらどうします?すぐ食べちゃいます?」

比奈「一通りお祝いしてからでよくないっスか?」

P「ま、それでいいかな。……紗南、どうした?」

紗南「ケーキ、色々あるみたいだから……」

奈緒「悩むのか?それなら誕生日だし紗南から選んでくれれば……」

紗南「いや!ここは……ゲームで決めるっ!」

P「は?……あーそういうことか。順位な」

紗南「そういうことっ!さすがPさん話がわかるっ!」

奈緒「つまり、勝った順にケーキを選ぶってことか?」

紗南「そうそう!その方が楽しいし、何よりあたしっぽいでしょ?」

比奈「紗南ちゃんがいいからそうするっス。やるゲームは……聞くまでもないっスね」

紗南「まかせて!みんなでやりたくて色々持ってきたんだから!」

菜々「あはは、鞄の中全部ゲームだったんですね……」

紗南「ゲーマーアイドルだもん!いつでも準備完了してるよ!」

P「んじゃやるか紗南。今日はお前の誕生日なわけだし」


紗南「うん!今日はゲームでお紗南心地になってもらうんだから!」


P「……ん?なにそれ?幼心地?」

奈緒(あー……)
比奈(あー………)
菜々(ですよねー……)


紗南「…………さ!ゲームしよっ!」(顔真っ赤

P「いやなんだよ今の?」

紗南「いいの!もー!恥ずかしいってば!」


おわり

誕生日にかこつけて駄弁るだけのSSでした。
なんというかこういう妄想話は楽しい。

エイプリルフールの幼馴染紗南ちゃんはすごかったですよね。

依頼出してきます。

特に関係はない前作

【モバマス】おさななじみ

【モバマス】おさなづま
【モバマス】おさなづま - SSまとめ速報
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