俺「おっ！今日もシューマイ…あれ？グリーンピースは…？」

シューマイ「あーあいつ？あの緑豆って世間的にも結構嫌われててあたしの上に乗ってるだけであたしのことまで嫌う人いるからさｗｗｗコンビ解消したｗｗｗ」

俺「は？」

シューマイ「あいつ単品じゃ何もできないしこのまま死ぬかもねｗ」

一般人「シューマイ！」
横浜人「シウマイだし」
中国人「都不?。是??！」

俺「そうか…なんかお前…グリーンピースとコンビ解消してから見た目が貧相になったよな…」

シューマイ「はぁ！？」

俺「白とも言えない妙な色してさ…色っぽさも何にもねえよ…」

シューマイ「ちょっ…ふざけないでよ！」

俺「お前は！グリーンピースに彩りを分け与えられていたんだよ！！」

シューマイ「！」

俺「お前はいつだって色鮮やかに彩られた食卓の主役だったよな…でもそれは地味な白に生える黄緑のおかげなんだよ…」


シューマイ「……」

俺「そんなことも忘れちまったお前なんて俺は食えない…じゃあな…」

シューマイ「待っ…」





グリーンピース「待って！俺くん！！」

俺「グリーンピース…お前…」

シューマイ「グリーンピース…！ごめんね…あたし…！」

グリーンピース「いいのよ…私はいつだってあなた無しでは食べてもらえなかった。私だけじゃ何もできないの。いつもありがとうシューマイ…」

シューマイ「ううっ…」


グリーンピース「そして俺くん…！」

グリーンピース「私はあなたがずっと好きだったの…でもあなたはいつも私で彩られたシューマイばかりを見てて…でもそれで良かった。
私はシューマイあってこそ。そのシューマイの中に私も含まれているの。だからね、それだけで私は幸せだったよ。」




俺「グリーンピース……」

グリーンピース「それに私はシューマイも大好きなの！美味しくて頼もしくて…本当に尊敬してる！」


シューマイ「グリーンピース…ううっ…」




グリーンピース「ふふっ…私の名前を良く見て？私はグリーンピース。グリーンのピースなの。一見すると緑の欠片に思うでしょう？」

グリーンピース「でもね、実はもう一つ意味があるの。」

グリーンピース「グリーンピース。そう、ピースは平和よ。私は緑溢れるこの地球で俺くんとシューマイの三人で平和に過ごしたい。それだけなの。それがグリーンピース、私なの。」


俺「なんてこった…お前って奴は…」


シューマイ「グリーンピース…(号泣)」