小鳥「ブラックマジシャンガール?」 遊馬「何か十代さんの知り合いらしいぜ」 (28)

小鳥「知り合い多いわね十代さん」

遊馬「昔デュエルした事があるらしくてさ」

小鳥「へえ」

遊馬「ほらデュエル庵にある木像の」

小鳥「あの魔法使い族の女の子!?」

遊馬「そうそう!」

小鳥「それで何処に居るの?」

遊馬「わからねえ。こっちに来てるとか言ってまた何処かに行っちまったよ十代さん」

小鳥「でもあの格好じゃすぐに見つかるわよ」

遊馬「それもそうだな」

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マナ「あたたたた・・・何処なんだろここ」

カイト「おい」

マナ「は、はい!」

カイト「何者だ?空から落ちて来たぞお前」

マナ「十代さんの知り合いです!」

カイト「十代の知り合い?何次元の者だ」

マナ「デュエルモンスター次元ですよ」

カイト「それにしては人間に近いな」

マナ「えっ?あれ?本当だ・・・」

カイト「とりあえず要件を言え」

マナ「九十九遊馬さんという人に会いに・・・」

カイト「遊馬だと?なら俺について来い」

マナ「あ、はい」

遊馬「ブラックマジシャンガール・・・何か違うな」

マナ「私もビックリですよ。精霊としての力が制限されたというか」

シャーク「何っつうかモンスターと会話するってのも始めてな気がするぜ」

璃緒「色黒ですわ」

小鳥「日焼け?」

マナ「ち、違いますよ!」

遊馬「それで俺に何の用なんだ?」

マナ「遊馬さんの次元に凶暴なモンスターが逃げ込んで」

遊馬「つまり退治しに来たって事か?」

マナ「ええ」

カイト「凶暴なモンスター・・・今日は13日の金曜日・・・」

シャーク「何か思い当たる事でもあんのか?」

カイト「まさかチョップマンじゃあるまいな」

マナ「そうです!悪いモンスターなんですよね・・・十代さんも何度か遭遇して退治してるらしいけど」

遊馬「よくわかったな」

カイト「以前にも同じ様な事が遊矢の次元であった」

璃緒「そんな凶悪なモンスターなら急いで探さないと」

小鳥「被害が増えちゃう!」

マナ「ちなみにこういう見た目です」

シャーク「見るからに極悪って顔してるな」

遊馬「けどこの手の顔ならすぐに見つかるぜ!」

カイト「凌牙はミザエル達に連絡をしておけ、俺はクリスに連絡をしておく」

シャーク「ああ」

マナ「さあ行きましょう!」

カイト「待てブラックマジシャンガール」

マナ「マナでいいです。呼びにくいでしょ」

カイト「時が来るまで待て」

シャーク「闇雲に探したって始まらねえからよ」

シャーク「俺だ・・・ああ、そうか」

遊馬「誰からだ?」

シャーク「アリトとギラグが早速おっ始めやがったってミザエルが」

カイト「チョップマンか?」

シャーク「多分な」

マナ「もう見つかったのですか!?」

遊馬「けど安心しろよ。相手がアリトとギラグじゃ終わったみたいなもんだぜ」

マナ「強い?」

シャーク「あいつらはバリアン七皇の切り込み隊長みたいなもんだからよ」

マナ「なるほど!これなら私のお仕事も」

カイト「まあ行ってみるまでわからんがな」

遊馬「さっさと行こうぜ!」

遊馬「・・・アリト!しっかりしろ!」

シャーク「ギラグ!」

ミザエル「カイトか・・・」

カイト「何があった?」

ミザエル「我々は例のチョップマンを追い詰めた・・・だが」

璃緒「何かあったのね?」

ミザエル「後ろから別のモンスターに不意打ちされ・・・」

小鳥「ゆ、遊馬!」

チョップマン「チョチョチョ!」

遊馬「野郎!よくもアリト達を!」

カイト「気をつけろ、何処かに別のモンスターも隠れているらしいぞ」

シャーク「アリト達の弔い合戦だぜ!」

チョップマン「チョチョチョ!」

マナ「わ、私は別のモンスターを探します!」

遊馬「ドロー!」ドスッッ

チョップマン「チョッッ!」ブンッッ

遊馬「この程度の手刀なんて!」

シャーク「避けろ遊馬!」

ドガッッッ

遊馬「な、何て威力だ・・・あり得ねえ程のパワーだぜ」

カイト「故にチョップマンか・・・だがこの程度の力ならば」

遊馬「俺達は何度もくぐり抜けたってもんだぜ!」

シャーク「久しぶりにやるか・・・かっとビングを!」

マナ「かっとビング?」

小鳥「見ればわかるわよ。ほら」

遊馬・シャーク・カイト「「「かっとビングだ!!!俺!!!」」」

マナ「かっとビング・・・これが十代さんの言っていた遊馬さん達の力」

璃緒「待って!かっとビングはマズいわ!!」

遊馬「な、何だったんだ・・・今のは」

シャーク「誰かがかっとビングの0.5秒の死角をつきやがったんだ・・・」

カイト「どうやら出てきたようだ。ミザエル達を奇襲した片割れの方が」

キックマン「キーキッキッキ!」

マナ「私に任せてください!」

遊馬「でも大丈夫なのかよ?生身じゃねえか」

マナ「今のかっとビングで理解できました。体内のデュエルエナジーを活性化させ・・・変身!」

小鳥「マナさんの姿が変わった!?」

ブラックマジシャンガール「キックマンは私が相手をします!」

遊馬「だってよカイト、シャーク」

シャーク「ならやるっきゃねえよな。客人の前で無様な姿を晒せっかよ」

カイト「もう一度かっとビングだ!」

チョップマン「チョチョチョ!」

遊馬「何笑ってやがる!見せてやるよかっとビングの真髄を!」

ブラックマジシャンガール「えいっ!」ドドドッッ

キックマン「キッ・・・!」

ブラックマジシャンガール「思ったより強くないみたい・・・これなら見習いの私にだって!」

キックマン「キーッ!」

ブラックマジシャンガール「おっと!」

キックマン「キッ!」

小鳥「頑張れマナさん!」

璃緒「どうやらこっちも終わりそうですわ!」

チョップマン「チョォッッ!」

遊馬「もうお前の攻撃は見切ってんだよ!」

カイト「デュエリストに同じ攻撃が二度通用すると思うな!」

シャーク「今だ!」

遊馬・シャーク・カイト「「「かっとビングだ!!!俺!!!」」」

チョップマン「チョオオオオオオオオオオオオオオオ」

小鳥「やったー!」

遊馬「こっちは終わったぜマナ!」

ブラックマジシャンガール「私も終わりそうです!見ててください!」

キックマン「キッ・・・」

ブラックマジシャンガール「黒魔導爆裂・・・」

ポンッ

マナ「あ、あれ!?」

カイト「どうした!」

マナ「も、元に戻っちゃいました・・・どうもデュエルモンスター次元以外では3分間しかダメみたいです」

シャーク「な、何だと・・・」

キックマン「キッ!」

遊馬「待ちやがれ!」

小鳥「逃げちゃった・・・」

マナ「はあ・・・」

カイト「・・・」

マナ「どこに逃げたんだろ・・・」

カイト「行き先はおそらく遊矢の次元だ」

シャーク「追うのか?」

マナ「はい!それが私の使命ですから!」

遊馬「じゃあ俺達も」

カイト「ここで俺達が追えばこいつの成長にならん」

シャーク「そういう事だ」

小鳥「また来てねマナさん」

璃緒「いつでも歓迎しますわ」

マナ「ありがとうございます!」

遊馬「遊矢はいい奴だぜ」

カイト「少し頼り気は無いが悪い奴ではない」

マナ「わかりました。それでは行って来ます!」

シャーク「デュエルモンスター次元のマナか」

遊馬「十代さんも知り合いが多いぜ」





続く

マナ「遊矢・・・確か榊遊矢さんって名前だったかな?十代さんと三沢さんが言ってた気がする」

黒咲「見ろユート」

ユート「どうした?」

黒咲「あの褐色肌の少女の服装を」

ユート「あれは・・・」

黒咲「俺達は服装で不審者扱いされるがあの娘はどうなんだ?」

ユート「肩丸出しで胸元の露出も多い・・・いかんな」

黒咲「そこの娘!」

マナ「は、はい!?」

ユート「その服装はどうかと思うぞ」

マナ「は、はあ・・・あの」

ユート「行こうか隼」

黒咲「俺が兄ならば瑠璃にあんな格好はさせない」

ユート「お前は兄の見本だ」

マナ「待ってください!もしかしてユートさんじゃないですか?」

ユート「確かに俺はユートだが」

マナ「私は十代さんの知り合いでマナです。デュエルモンスター次元から来ました!」

黒咲「十代の知り合いだと?」

マナ「実は遊馬さんの次元で凶悪なモンスターを取り逃がして」

ユート「詳しく聞こうか、隼」

黒咲「遊矢と瑠璃を呼ぶんだな?」

ユート「遊矢だけでいいが・・・まあ彼女もついて来るだろうな」

黒咲「わかった」

ユート「それとセレナには見つからないでくれ」

黒咲「瑠璃には見つかるか・・・わかった」

ユート「マナだったか?話を聞こう」

マナ「えーっとですね・・・」

遊矢「タコさんウィンナーって何でタコなんだ?足が4本しかないのに」

柚子「タコに似てるからじゃない?美味しい?」

遊矢「柚子が作ってくれたんだから美味いに決まってるだろ」

柚子「本当に?嬉しい!」

黒咲「タコでもイカでもどうでもいい」

遊矢「黒咲!?」

柚子「いきなり出て来ないでよ!」

黒咲「客人だ」

遊矢「誰?カイトさん?鬼柳さん?カイザー?」

黒咲「十代の知り合いだそうだ」

遊矢「十代さんの!?案内してくれよ黒咲!」

柚子「セレナはいないわね。私も行くわ!」

黒咲「ついて来い」

ユート「キックマンか・・・確か隼が」

黒咲「連れて来たぞ」

遊矢「この娘か・・・凄い格好」

柚子「遊矢」

遊矢「十代さんの知り合いだって?」

マナ「はい」

柚子「でもブラックマジシャンガールって武藤遊戯って人のモンスターじゃ」

マナ「私はあくまで精霊の方であちらは人がモンスター化した方なので・・・よく勘違いされてサインとか強請られます」

ユート「武藤遊戯?」

遊矢「十代さんと遊星さんが尊敬しているらしい」

黒咲「十代と遊星が?奴ら程のデュエリストが尊敬するか・・・」

ユート「只者ではないな。あの2人が尊敬しているなんて」

マナ「武藤遊戯さんの話題を出すとすぐにこうなるのですよ。有名人のモンスターと似てるって大変なんですから」

柚子「自分そっくりか・・・」

遊矢「何かわかる気がする俺と柚子は」

遊矢「キックマン?なら簡単だろ」

柚子「キックマンはアンデット族だから炎が有効なのよね」

ユート「そうなのか?」

黒咲「以前、オブライエンという男が俺達に言っていた」

マナ「そうなのですか!?でも遊馬さん達はかっとビングで」

ユート「かっとビングは特別な力だ」

マナ「あー・・・わかりますわかります」

遊矢「じゃあキックマンを」

マナ「キックマンは私が退治します!」

ユート「俺達はバックアップって事か」

柚子「けど女の子1人じゃ」

マナ「3分間だけなら大丈夫です!」

遊矢「確かアユがカイトさんに貰ったモンスター探知機みたいなの持ってたな・・・」

アユ「カイトお兄ちゃんの?あるよ」

フトシ「痺れるゥ~!」ドスッ

マナ「な、何ですかこの子!?」

タツヤ「フトシは人に体当たりする習性があるんだ」

ピーピーピー

アユ「探知機に反応だよ!」

ユート「という事は」

黒咲「この近くに居るという事か」

修造「何だこのモンスター!?」

遊矢「すでに塾内に入っていたのか!」

マナ「今度こそ逃がさない!」

柚子「無事で居てねお父さん」

遊矢「急がないと塾長が!」

キックマン「キッ・・・!」

修造「ハァハァ・・・恐ろしいモンスターだ・・・俺がここまで追い込まれるなんて・・・!」

マナ「あ、あれ?何か弱ってる」

遊矢「塾長はどっちかと言えば炎属性だから」

柚子「熱気に当てられて弱ってるのよ」

黒咲「とりあえず瑠璃の家で暴れるのはダメだな」

ユート「俺と隼でキックマンを外に追い出す。マナは準備していてくれ」

マナ「はい!」

ユート「どう思う隼?」

黒咲「融合次元の連中に比べたら・・・楽な相手だ」

マナ「お2人は何者なのですか?」

遊矢「レジスタンス・・・言ってみれば戦闘のプロみたいなものだ」

柚子「しっかりしてお父さん!」

キックマン「キッ!」

ユート「柚子の父親から受けた攻撃で弱っているようだな」

黒咲「取り押さえるぞ!」

ユート「ああ」

キックマン「キーッ!!!」

黒咲「戦闘において飛び蹴りとは、素人か!」

ユート「さあ押さえ込んだぞ!今だマナ!」

マナ「押さえ込んだままではユートさんと黒咲さんが!」

黒咲「構わん!」

ユート「デュエリストが焼かれる程度で死にはしないさ」

遊矢「二人を信じろマナ!」

マナ「・・・変身!」

ブラックマジシャンガール「耐え抜いてください!黒魔導爆裂破!!!」

キックマン「キイイイイイイイイイイイイイイイッッッ!!!」

遊矢「大丈夫かユート!黒咲!」

ユート「思ったより熱いな・・・」

黒咲「ほんの少しな・・・」

マナ「これで凶悪モンスターを退治できました!」

ユート「もう帰るのか?」

マナ「モンスターが暴れない限り私の役目はないですから」

遊矢「まるで特撮ヒーローみたいだな」

柚子「だから十代さんの知り合いなのね。ヒーローで」

黒咲「スーパー戦隊か」

ユート「戦隊ならば彼女はピンクってところだな」

マナ「それでは」

遊矢「またな!」

柚子「十代さんによろしくね!」

マナ「ありがとうございました!」

柚子「世の中には色々な人が居るのね」

遊矢「デュエルモンスター次元ってヤバそうな雰囲気だけどマナみたいな娘も居るんだな」

ブラックマジシャンガール「ただいま帰りましたいた!」

十代「おっ!どうだった?」

ブラックマジシャンガール「退治しましたよ十代さん!」

十代「遊馬達には会ったのか?」

ブラックマジシャンガール「それに遊矢さんと柚子さんとユートさんと黒咲さんにも」

十代「いい奴らだったろ?それでさ・・・また頼みがあんだけど」

ブラックマジシャンガール「ま、またですか?」

十代「俺はタイラントドラゴンの軍勢で戦うのに忙しいから報告に行けないんだよ。頼む!」

三沢「たまにフラッと行くのにお前は・・・」

十代「社会勉強みたいなもんさ!いいだろ?」

ブラックマジシャンガール「今度は何処ですか?」

十代「遊星の次元にモンスターが行ったんだよな?」

三沢「ああ」

ブラックマジシャンガール「わかりました!行ってきます!」

十代「遊星は頼りになるから何か色々と学んで来いよ!」

三沢「社会勉強?」

十代「そうだぜ!遊馬の事だからブラックマジシャンガールはチャレンジ魂を学んだはずだぜ!」

数日後

小鳥「ブラックマジシャンガールのマナさんか」

遊馬「・・・」

小鳥「あっ・・・」

遊馬「どうした?」

小鳥「な、何でもない」

遊馬「そうか」

小鳥「・・・」

遊馬「なあ小鳥」

小鳥「えっ?」

遊馬「今日は久しぶりにデュエルしたよな」

小鳥「してたよデュエル!」

遊馬「ああ!いいデュエルだっただろ?」

小鳥「うん!」

遊馬「やっぱりデュエリストはこうでねえとな!ハーッハッハッハ!!笑っちまうぜ!!!」





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