シンジ「ねぇ、アスカ」 (77)
シンジ「ねぇ、アスカ。ちょっといいかな?」
アスカ「ん?なによ。」
シンジ「あのさ、耳たぶってあるでしょ?その名前なんだけどさ。耳は分かるとして『たぶ』はどこからきたのかな?」
アスカ「なんで私にそんなこと聞くのよ」
シンジ「アスカって頭いいんだろ?知ってるかな~って」
アスカ「外国人の私にそんなの分かるわけないでしょ。ミサトに聞きなさいよ。ああみえていい大学でてるみたいだし。」
シンジ「そっか、そうだよね。ありがとうアスカ。」スタスタ
アスカ「なによ、アイツ」
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シンジ「ねぇ、アスカ。ちょっといいかな?」
アスカ「んー。」
シンジ「ねぇ、アスカ」
アスカ「うっさいわね。話しかけないで。」
シンジ「…」ジッ
アスカ「ちっ、キル率が…。」
シンジ「……」ジー
アスカ「スナイパー!?待ちなんて卑怯よ!」
シンジ「………」ジー
アスカ「バカ!モクでなにも見えないじゃない。」
シンジ「…………」ジトー
アスカ「あぁ!もう!なによ!言いなさいよ!鬱陶しい!!」
シンジ「うん!あのさ、足首の近くあるボコッとしたのを、くるぶしって言うでしょ?」
アスカ「そうね〜くるぶしって言うわね。」グレネード!イッタゾ!
シンジ「じゃあ、手首の近くにあるのは、なんて言うのかな?」
アスカ「あ〜手くるぶしとか?」ワンキル!
シンジ「そんなに単純なのかな?」
アスカ「もうミサトよミサト!ミサトに聞いてよ!!」ショウリ シマシタ。
シンジ「分かったよ、アスカ。」スタスタ
アスカ「ふん!」キカン シマス
シンジ「アスカ。ちょっといいかな?」
アスカ「今度はなによ?」
シンジ「さっき顔洗ってたら気になったんだけど…」
アスカ「ちゃっちゃと言って。時間がもったいないわ。」
シンジ「う、うん。あのさ、鏡って何色なのかな?」
アスカ「はぁ?」
シンジ「鏡って光を反射してるんだろ?だったら鏡自体は何色なのかなって気になって…」
シンジ「鋼色とかかな?それとも意外と黒色だったりするのかな?」
アスカ「私色よ。」
シンジ「え?」
アスカ「鏡の色は私色。このアスカ様が鏡の前に立ったら、鏡は私の色に染まるのよ。」
シンジ「な、なるほど…」メモメモ
アスカ「メモるな、ばかシンジ!」
シンジ「ご、ごめん…」
アスカ「さ、分かったんなら、さっさとご飯作りなさい。」
シンジ「うん、ありがとうアスカ!」
アスカ「はいはい。」
シンジ「アスカ〜ちょっといいかな〜?」コンコン
アスカ「…」
シンジ「アスカ〜?」コンコン
アスカ「……」
シンジ「ねぇったらアスカ〜」コンコン
アスカ「〜〜!」
シンジ「いないの〜開けるよ〜?」コンコン
アスカ「いるわよ!トイレまでついてこないで!バッカじゃないの!?」
シンジ「でも、聞いて欲しくて…」
アスカ「後で聞いてやるわよ!いいからどっか行って!」
シンジ「わ、分かったよアスカ」スタタ
アスカ「エッチ!バカ変態!信じらんない!!」
シンジ「アスカ〜聞きたいことあるんだけど〜」
アスカ「…なによ。」
シンジ「この前、綾波の家に行ったんだけどさ。」
アスカ「は!?なんでエコヒイキの家になんか行くのよ!」
シンジ「お、落ち着いてよアスカ。料理を教えに行っただけだよ。」
アスカ「ふーん?それで?」
シンジ「それで、綾波のマンションかなり老朽化してて危ないと思ったんだ。」
アスカ「確かにそうね〜。廃屋みたいなとこで、マトモな人なら住まないわね。」
シンジ「地震とかあったら絶対に倒壊するよ。」
アスカ「地震大国日本では、あってはいけない建物よね。」
シンジ「それで綾波は、あのまま住んでも大丈夫なのかな?」
アスカ「はぁ?そんなの私に分かるわけないじゃん。」
シンジ「このことミサトさんに話したら綾波をここに住まわしてもいいって言ってくれると思う?」
アスカ「!!」
アスカ(おおお落ち着くのよ、アスカ!あのバカは優しさの塊!今回も、まさにそれ!エコヒイキの家は危険だから、この家に住まわせたい!ってことよね…)
アスカ(普通なら、そんな考えに至るはずもない。確かに私も危ないとは思って引っ越しをエコヒイキに提案したことがあった。引っ越しは賛成よ)
アスカ(でも、シンジと同じ家に住んでるって〜のは、譲ることのできない私のアドバンテージ!これをエコヒイキに与えることはできない!)
アスカ(こりゃ、前回と同じように上手いこと言って話をそらす…。これっきゃないわ!)
シンジ「アスカ?どうしたの、急に黙っちゃって」
アスカ「…確かエコヒイキの住んでるマンションって鉄筋よね?」
シンジ「そうだよ、コンクリートの中から見えてるから間違いないよ」
アスカ「なら大丈夫よ。」
シンジ「どうしてさ?」
アスカ「だって、筋金入りですもの。」
シンジ「…」
アスカ「…」
シンジ「…おぉ。」メモメモ
アスカ「分かったんなら、さっさと寝なさい。」
シンジ「うん!おやすみ、アスカ!」
アスカ「あ、ちょっと待って。明日って日曜よね?」
シンジ「そうだよ?それがどうかしたの?」
アスカ「あ、えっと。朝の8時半に起こしてもらえないかしら。」
シンジ「?うん?分かったよ、その時間に起こせばいいんだね?」
アスカ「そうよ、お願いね。」スタスタ
1です(`・ω・´)
亀さん更新です、すいません。
思いつきで着地点迷子です(・`д´・)
晩御飯食べながら、考えてみます。
アスカー オキテー
アスカ「んー…。はっ!?」ガバッ
シンジ「おはよう、アスカ」
アスカ「ねぇ観たい番組あるのよ。リモコン知らない?」キョロキョロ
レイ「ここにあるわ。」ヒョイ
アスカ「ありがと。」ピッ
ハーバタケ プリンセス♪♪
レイ「プリキュア好きなの?」
アスカ「可憐な少女が悪を倒す。まるで私たちみたいで面白いのよ。」ジー
レイ「…そう、悪なのね。」ジー
アスカ「…ん?」
レイ「なに?」
アスカ「ぬぁんで!アンタがここにいるのよォォ!!!」
レイ「今更、何を言ってるの?」
アスカ「ばかシンジ!説明しなさいよ!!」
シンジ「え?あ、え〜と…」
レイ「CMが終わったわ。始まるわよ」
アスカ「あ、うん。」
シンジ「」
アスカ「で?」
シンジ「ねぇ、綾波。どうしてホクロはできるのかな?」
レイ「分からないわ。今度、赤木博士に聞いてみましょう。」
アスカ「話を聞きなさいよ!!」
シンジ「あ、アスカ!ビックリしたじゃないか!」
レイ「2号機パイロットの人。ビクってなったわ。」
アスカ「あーもう、うるさーい!」
アスカ「なんでエコヒイキが家にいるのか説明しろって言ってんの!」
レイ「碇くんに呼ばれた。」
アスカ「ばかシンジにぃ?」
レイ「そう、碇くんは、私のことが心配で大切だからおいで、とも言っていたわ。」
シンジ「あ、綾波?なに言っぐふぉ!?」
アスカ「こっのばかシンジ…!アンタねぇ〜!」
シンジ「あ、アスカ、なにか誤解してるよ…!待って説明させて!みぞおちからのアッパーは!」
アスカ「ドラァ!!」
シンジは宙を舞った。口から飛び出た唾液は綺麗な曲線を描き、体は、あの零戦の骨組みの元となった鯖の骨のような滑らかなカーブを描いていた。
外は、春の暖かな陽気に包まれ、空は澄み渡り、昨日降った雨は、土の匂いを運んでくる。
そこから、小さな小さな芽が、春の訪れを感じさせる。
そんな穏やかな1日の始まりの中、葛城家は、戦場と化した。
この間、0.2秒である。
シンジ「ぐはっ!」バタン
レイ「碇くん!」
シンジ「あ、綾波…」ガクッ
レイ「そんな…」
アスカ「ふん!あんたもこーなりたくなかったら、さっさと帰ることね。」
レイ「あなた。なにをしたか分かっているの?」
アスカ「は!なにって、ゴミを掃除しただけよ。」
アスカ「はぁ〜あ、プリキュア見たし、二度寝でもしようかな〜」ポチッ
ピーンポーン♪
マリ「お呼びかにゃ!?」 ヒュバッ
レイ「!?」
アスカ「!?」
マリ「いやいや、そんな顔しないでよ!ほら、そこのボタン、押したっしょ!」
アスカ「はぁ!?ってなんでドアノブの下にボタンなんかあるのよ!?」
マリ「ほら〜君が押したんだにゃ〜」
アスカ「こんなトコにボタンがあるのが悪いのよ!!」
マリ「でた、その理屈!そこにたまたまボタンがあったから押しちゃった。そこにたまたま気絶してるワンコ君がいるから舐めちゃったっと!」 ペロペロ
アスカ「ちょ、誰よ!シンジに触らないで!」
レイ「そうよ、メガネの人。碇くんに近寄らないで。」
マリ「ありゃ〜呼んだのは君なのにな〜。…まぁいっか。」
アスカ「…アンタ、どっから入ってきたの?誰なのよ。目的はなに?」
マリ「旦那〜、質問責めはいけませんぜ!ばいにゃら!」スタタ
レイ「…通報したほうがいいかしら。」
アスカ「…そうね、ネルフにね。」
レイ「ええ。」
ーーー
シンジ「へぇ、僕が気絶してる間にそんなことが。」
アスカ「大変だったんだから。アンタも呑気に寝てるしさ〜」
レイ「寝てたんじゃないわ。気絶してたのよ。」
アスカ「…。ところで、ミサトはいつ帰ってくるのよ?エコヒイキ本当に引き取っていいの?」
シンジ「ミサトさんなら、1週間はネルフに缶詰って言ってたよ。綾波の事も、監視しやすいからいいんじゃない?って言ってた。」
アスカ「相変わらず軽いわね。」
シンジ「…ねぇ、ちょっと思ったんだけどさ。」
アスカ「なによ?」
シンジ「印鑑とハンコの違いって何かな?」
レイ「知らないわ。」
アスカ「まだ続いてたのね。」
シンジ「うわぁ、スゴく気になってきた。誰か知ってる人いないのかな」
アスカ「調べなさいよ、そのくらい」
シンジ「調べたら、負けな気がするんだよ。」
レイ「なら、これ使う?」つボタン
アスカ「なんで、持ってんのよ!!」
シンジ「それって、さっきの変な人が来るボタン?」
レイ「ドアノブの下に付いてたのを、邪魔だから外したの。」
アスカ「捨てなさい!危険だわ!」
シンジ「別に危害はなかったんでしょ?」
アスカ「う、そりゃそうだけど…」
シンジ「えい!」ポチッ
ピーンポーン♪
アスカ「……」
レイ「……」
シンジ「……」
アスカ「来ないわね。」
シンジ「きっと窓に鍵かけてるから入れないんだよ。」スタスタ
アスカ「そんなサンタさんみたいな人なの?」
シンジ「よっ」ガチャ
シンジ「これで入れるはず。…ん?」
マリ「うわあぁぁあ!どいてどいてーーー!!!!!」
ドッガッシャーン!!!!
マリ「いててて〜」
シンジ「〜〜!!」ムネ ポヨン
マリ「おっと、こりゃ失敬!」サッ
シンジ「ぷはぁっ!」
アスカ「シンジ!」
レイ「碇くん、大丈夫?」
マリ「いや〜華麗に窓から入ろうと思ったんだけどね〜」
レイ「…空からパラシュートで?」
アスカ「バッカじゃないの!?」
マリ「にゃはっ♪♪」
毎日更新を夢見てる1です。
>>24の書き込み僕です。酉ミスです。
また明日も、このくらいの時間にです。
ーーー
マリ「ふむふむ、ワンコ君はその為に私を呼んだんだね?」
シンジ「はい、スゴく知りたくて」
マリ「…しゃーない!お姉さんが一肌脱いでやるか!」
シンジ「本当ですか!」パァッ
マリ「おうよ!そのかわり、報酬は貰うからね〜」
レイ「報酬…」
シンジ「ですか。」
アスカ「その報酬ってなによ?」
マリ「それは〜…。わんこ君と1日デート権にゃーー!!」
アスカ「はぁ!?」
レイ「それは認められないわ」
アスカ「そうよ!却下よ却下!!」
シンジ「ねぇ2人とも、僕の意見は?」
マリ「そうにゃ、私とのラブラブデートはワンコ君が決めることだにゃ」
シンジ「ラブラブかは知りませんが僕としては、そのくらいで疑問が解けるなら構わないです。」
アスカ「構いなさいよ!名前も分からない奴とデートなんてするの!?」
レイ「そうよ碇くん。デートなら私とすればいいじゃない。」
アスカ「なにさりげなく言ってんのよ、シメるわよ」
レイ「私は死なないわ。あなたが消えるもの」
プッチーーン
アスカ「エコヒイキの歓迎パーティーはここじゃ狭いわね。」
レイ「そうね、荒っぽいパーティーになりそうだわ。」
アスカ「来なさい」スタスタ
レイ「…」スタスタ
シンジ「………」
マリ「………」
シンジ「あ、よ、よろしくお願いします。え〜と…?」
マリ「マリにゃ!」
シンジ「マリにゃんさん?」
マリ「!そそ/// さん付けは要らないにゃ〜」テレ
シンジ「マリにゃん?」
マリ「おお!マッハで疑問を解決してやる!」キュン
スチャ ピッ
マリ「あ〜もしもし〜?ゲンドウくん?」
シンジ(ん?今、ゲンドウって言わなかったか?)
マリ「そ〜、それで副所長さん呼んでくれないかな〜。そう、大至急」
シンジ(やっぱり!マリにゃんは今!父さんと話してるんだ。)
マリ「はいは〜い、待ってやろうじゃにゃいの〜」
ザーンーコークーナーテンシノー♪♪
マリ「ははは、この電話待機の音楽、どーにかなんないのかね〜」
シンジ「あ、あの!今の電話って父さんだよね?」
マリ「そ、調べるのは無しだけど、人に聞くのはアリなんだしょ?」
シンジ「う、うん。そうなんだけど…」
ピッ カイセン ツナギマス
マリ「あ、副所長さん?そーそーそれでさ〜…」
シンジ(スゴイな、僕にあんな人脈ないや。)
マリ「いや〜さすが年の功ってヤツだにゃ〜、よ!副所長!よ!」
シンジ(あんなフレンドリーに副所長さんと話なんてできないよ)
マリ「は〜い、はいはい、うん、わーてるって!うい!じゃ!」ピッ
シンジ「どうだった?」
マリ「んーばっちし!ちょっと怒られちゃったけどね〜」
シンジ「あはは、アレだけフレンドリーに接したらそうなるよ」
マリ「さあ!席に着きたまえ!これから私の講義を受けてもらうよ!」
シンジ「はい、マリにゃん先生」
マリ「よろしい!あと、マリって呼んで!そろそろ恥ずかしくなってきたにゃ!」キュンキュン
どーも1です。
犬と麦って似てると思いません?
そんなことより、毎回今日はここまでみたいな報告したほうがいいかな?
どうかな?そうかな??
始まります!
〜〜葛城家マンション屋上〜〜
アスカ「…」
レイ「…」
アスカ「覚悟はいいかしら?」
レイ「あなたこそ、自分の魂を捨てる覚悟はあるの?」
アスカ「ふ…ふふ。」
レイ「クスクス」
アスカ・レイ「あははははは!!」
アスカ・レイ「デュエル!!」
ー戻って葛城家ー
マリ「え〜印鑑とハンコの違いはですね〜なんと!物か印刷かということなのです!!」
シンジ「おぉ!全く分かりません!つまり?」
マリ「ハンコは一般的に棒状の印を刻む物がありますよね?それをハンコと、言います。」
シンジ「ふむふむ…」メモメモ
マリ「一方、印鑑は、ハンコで押した印を指すのです!」
シンジ「なるほど!スゴイやマリさん!スッキリしたよ!」
マリ「よきにはからえ♪」
シンジ「それじゃあ、出口はアッチですから」
マリ「あ、お邪魔しました〜。っておい!!」
シンジ「…どうしたんですか?」
マリ「あんまりじゃん!ワンコ君、私とデートするんでしょ!」
シンジ「覚えてましたか…」
マリ「どこ行くか一緒に決めようぜ!」
シンジ「は〜分かりましたよ。」
マリ(チャ〜ンス)
〜〜葛城家マンション屋上〜〜
アスカ「アンタ、あのバカのことどー思ってんのよ」カードヲフセテ ターンエンド
レイ「バカ?」ワタシノ ターン
アスカ「バカといえば、ばかシンジでしょ。どーなの。」
レイ「…ドロー」
レイ「…言う必要はないわ」
アスカ「どういうこと?」
レイ「あなたは将棋でいう詰みに差し掛かっているということよ。」
アスカ「ふ…勝った時の賞品。考えてなかったわね。」
レイ「ええ。」
アスカ「アンタが勝ったら、一緒に住むの認めるわ。ただし、私が勝てば…。喋ってもらう。いい?」
レイ「十分よ」ターンエンド
アスカ「そのポーカーフェイス。崩れるのが楽しみね」ドロー
ーー葛城家ーー
マリ「それで、ワンコ君はどこに行きたい?」スリスリ
シンジ「マリさん、近いです」グイッ
マリ「いてて、あ!水族館行きたい!」
シンジ「デートの定番って感じだな〜」
マリ「それがいいんじゃん!どーせ、ワンコ君は行きたいとこないっしょ?」
シンジ「まぁ、そうなんですけど」
マリ「決〜まりじゃん!」
シンジ「それじゃあアスカ達に言ってきますね。」
マリ「え!2人で行くんだよ!?」
シンジ「うん、ただ、勝手に行くと何故かアスカ不機嫌になるんだよ」
マリ「へ〜…」
マリ(こりゃ、姫も…。恋は早い者勝ちだよ、姫!)
シンジ「あれ、アスカ達どこに行ったのかな?」キョロキョロ
今日はここまで。
またこの時間帯に。
〜〜葛城家マンション屋上〜〜
アスカ・レイ「はぁ…はぁ…」
アスカ「やるわね…」
レイ「あなたこそ…」
アスカ「差し支えなければ、聞かせてもらえないかしら。アイツのこと…」バタン
レイ「…ポカポカする」バタン
レイ「碇くんと一緒にいると、ポカポカする。」
レイ「私も、碇くんにポカポカしてもらいたい。」
アスカ「……そう。好きなのね」
レイ「好き…そう、これが好きという気持ちなのね」
ガチャ!!
シンジ「あ、こんなとこにいた。2人とも居ないから探しちゃったよ」
アスカ「さ、帰りましょうか、私達の家に。」オキアガリ
レイ「!…えぇ。」
ーーー
マリ「お〜おかえり〜」
シンジ「すっかり馴染んでるね」
アスカ「全く、聞いたわよ。来週デートするんだってね。」
マリ「ありゃ、お早いお耳だにゃ〜」
レイ「お早いお耳?」ボソ
シンジ「きっと情報が入るの早いねって意味だよ」ボソ
アスカ「さっき、シンジに聞いたのよ。悪い?」
マリ「いんにゃ。そーゆー事だから、邪魔はしないでよん♪」
アスカ「はいはい。楽しんでらっしゃい」スタスタ
シンジ「あ、アスカ…」
ー当日ー
マリ「お待た〜ワンコ君!早いね〜」
シンジ「あ、マリさん…。」ジー
シンジ(これは…!マリさんの容姿だ。ある程度覚悟して来たんだが…)
シンジ(メンズファッションがこれほど似合う女の子がいただろうか。)
マリ「お〜い、ワンコ君??」
シンジ(僕は、こんな綺麗な子と今日1日を過ごすのか!クソ!めでて〜じゃね〜か!)
マリ「にゃは〜もしかして私の私服に見惚れちゃってるのかにゃ〜//?」
シンジ(あっ!今チラリと見えた!着てるコートの裏に猫の缶バッチがあったぞ!隠れた可愛らしさ!グレート!!)
マリ「話きけよ!アスペかよ!」ユサユサ
シンジ「はっ!ご、ごめん。」
マリ「もう…早く行きやしょう、旦那!」スタスタ
シンジ「うん、問題ない。」スタスタ
テーテテンテテンテテレレレン♪
交錯する思い。水族館での時間はシンジになにを思わせるのか。レイとアスカに絆はあるのか。
シンジとマリに襲いかかる敵とは!?
次回
瞬間、思いを
よ
せ
て
どーも、1です。
座布団とクッションの違いってなんでしょうね?
それでは、始まります
ーー水族館受付ーー
シンジ「あ〜中学生2人で。」
店員「中学生様ですね。2,000円です。」
店員「あ、もしかしてカップルでしょうか?ただいま、カップル料金で500円安く入館することができますよ。」
マリ「カップルにしか見えないっしょ!おねぇさん!」ギュー
シンジ「ま、マリ/// ちょ、離れてっ」
店員「あはは、では1,500円になります。」
シンジ「マリ、お金出しにくいっ!」グイッ
店員「ちょうどですね〜。それではお楽しみください!」
シンジ「行こうか」
マリ「おう!」( さりげなく奢ってもらっちった)
〜〜水族館内〜〜
シンジ「綺麗だね…。」
マリ「おいしそうだね〜」ジュルリ
シンジ「お魚咥えてどこか行かないでよ?」クスッ
シンジ「でも、なんだか狭いや。あっちの大きな水槽で泳げばいいのにね」
マリ「この子達はココでしか生きられないんだよ。自然の摂理ってヤツにゃ〜」
シンジ「ふ〜ん」
ドンっ!
シンジ「あ、すいません」
通行人「…」スタスタ
シンジ「変なの。僕、水槽の前で止まってたのにぶつかっちゃったや」
マリ「…」チラ
シンジ「魚でも追いかけてたのかな?ははは。」
マリ「…そうだね〜。う〜ん。私も追いかけてみよっと!」ダッ
シンジ「え!?ちょ、マリ?」ポツーン
ーーー水族館外ーーー
通行人「…」スタスタ
通行人「…」トントン
通行人「ん?」クルッ
通行人(…気のせいか)スタスタ
通行人「…」トントン
通行人「!」クルッ
マリ「やっほー!」ドゴッ
通行人「ぐふっ!」
マリ「倒れちゃダメだよ〜」バシッ
通行人「〜〜!!」
マリ「いや〜普段なら、スリくらい見逃すんだけどにゃ〜」ズリズリ
マリ「相手選べよ、素人」バキッ
通行人「うげぇっ!」
マリ「ねぇ、兄ちゃん。お財布出してくんない?それとも倒れてから持ってかれたい?」
通行人「う……く…」スッ
マリ「スった財布全部だよ。あとお前の財布も。」パシッ
通行人「え?」
マリ「はぁ…人の財布をスるってことは、自分の財布もスられるかもしれないって覚悟をして来てるんじゃないの?」
通行人「それは…」
マリ「まったく、甘ちゃんいいトコだね。甘ったれるんじゃない!!」メメタァ
通行人「ぷげらっ!」
マリ「自分の性別を恨むんだね〜。女の子ならもう少し優しかったよ〜私」クビ ギュー
マリ「人のを取ったらダメでしょ、悪い子にゃ〜」
マリ「スリーカウントで決める。オッケー?」
通行人「んー!!」バタバタ
マリ「はい、3〜」
通行人「んー!んんー!!」バタバタ
マリ「チッ、2〜」ボキッ
通行人「…」プラーン
マリ「暴れんなって。土がズボンに着いただろ。」ドサッ
マリ「よっと。何が出るかな〜♪何が出るかな〜♪っと!」ゴソゴソ
マリ「おほっ、財布みっけ!」
マリ「…スリの財布だけ貰っとこ」
マリ「さて!後片付けしますか!」
ユビ パッチン
マリ「黒服のお兄さんや〜い!ちょいと来ておくれ〜」
黒服の人「…」ザッ
マリ「この寝てるやつスリね。連れていって」
黒服の人「…了解」
マリ「あ、ちょっとスリの兄ちゃん!」
マリ「さっきから気になってたんだよね〜。その帽子さ、私がもらうね!」ヒョイ
マリ「ふぅ…シンジは?」
黒服の人「水族館内、水槽の前で大人しく待っています。」
マリ「さっすがワンコ君♪♪」
毎日更新を志してます。志してました。
毎日、辛いです。
逃げていいですか?
とりあえず今日はここまで。
みなさん、今日も1日お疲れ様でした!
逃げちゃダメだと何回も自分に言い聞かせました1です。
はじまります
ーーー水族館内ーーー
シンジ「マリはどこまで魚を追いかけてるんだろ…」
シンジ「1人で水族館はさすがに…」キョロキョロ
カップルA「君の瞳にチョモランマ☆」
カップルB「古代プトレマイオス朝の頃、この魚の先祖は…」
美大生「…」
シンジ「…そうでもないか。」
マリ「ワンコ君!」ダキツキ
シンジ「わっ、びっくりしたじゃないか!」
マリ「いい子で待ってたかい〜」ナデナデ
シンジ「もう// やめてよ、マリ」グイ
マリ「うい〜す」サイフ スッ
シンジ「も〜どこまで行ってたのさ?」
マリ「いや〜目が合った魚ちゃんが居たから追いかけてたにゃ〜」
シンジ「はは、猫みたいだ。ん?その帽子どうしたの??」
マリ「スリの…売店の兄ちゃん貰った!!」
シンジ「ふえぇ…。似合ってるね。」
マリ「えへへ、そう褒めるな旦那ぁ///」
シンジ「さ、探検再開しよっか!」
マリ「おう!」
ーーーー
マリ「お!なにこのボタン!」
シンジ「前にマリが作ったボタンと似てるね。なんだか、押したくなるよね」
マリ「ボタンとはそーゆー魅力があるのさ!入院した時とか、ナースコールのボタン押しまくったしっ!」
シンジ「……。怒られなかった?」
マリ「ナースコール取り上げられたにゃっ」ポチ
アナウンス『みなさん!今回はご来館ありがとうございます!!目の前にある水槽には、ジンベイザメがいます!あんなに大きな魚が小さなお魚さんと一緒なのを不思議に思いませんか!?実は…」
マリ「お、おぉ……」
シンジ (傍若無人なマリがあんなに話を聞いてるなんて…。よっぽど魚が好きなんだな。)
今日はここまで!
このSSまとめへのコメント
正直マリいらない
続きは?