提督「野球がしたい」 【安価】 (278)

吹雪「野球…ですか?またなんでいきなり…」

提督「今まで隠してたというわけでもないが、俺は野球が大好きでね。学生時代には投手として甲子園に出場したこともあるぞ」

吹雪「えっ、ほんとに!?すごいです提督!」

提督「まあ、チームは初戦敗退に終わったんだけどな…と、とにかく、久しぶりに野球がしたくなったんだ」

吹雪「出場経験があるだけでも十分すごいですよ!それはそうと、野球をするとなると、提督を除いて17人は必要ですよね?そう簡単に人が集まるでしょうか?」

提督「むう」

吹雪「私たち艦娘は常人を凌ぐ身体能力を持った存在ですが、女性であることに変わりはありませんから…少なくとも積極的に参加したいって思う人はほとんどいないような気がします」

提督「なるほど…吹雪自身はどうだ?」

吹雪「私は…やったことないですし、正直気乗りはしませんが…提督が望むのであれば」

提督「そうか…ありがとな、吹雪」

吹雪「い、いえっ、気にしないでください!」

提督「よしっ、ではさっそく人を集めに行ってくる!」

吹雪「その前に書類を片付けちゃってください、提督」

提督「くっ…」


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赤城「あら、あれは…」

加賀「何かしら?……っ!!」

赤城「間宮アイス券!?」ダッ

加賀「ここは譲れません」ダッ

赤城「獲った!」スカッ

赤城「あ、あれ?」

加賀「ふっ!」スカッ

加賀「おかしいですね…ん?」

提督「これはこれは…大物が引っかかってくれたものだ」

赤城「竿に糸…これはまんまと釣られてしまいましたね」

加賀「頭にきました」

提督「まあまあ、この券は二人にあげるからさ。代わりにお願いが」

赤城「任せてください」

加賀「引き受けました」

提督「まだ何も…まあ話が早くて助かる」

艦娘は固定か

提督(あれは…うん、あいつにしよう)

提督「おーい、島風~」

島風「なんですかー提督?」

提督「実は今度野球をしようと思ってな。お前も参加しないか?」

提督(島風の速さは走塁、守備の面で必ず活躍するだろう)

島風「野球?」

提督「ああ、お前の速さをグラウンドで見せてくれ」

島風「ふっふーん、任せて!ボールよりも速く駆けてみせるよ!」

提督「いやそれはさすがに無理だろ…」

>>4 ごめん。説明一切せずにはじめたけど、1チーム分は決めてあるから、残りの1チームのメンバーを安価形式にする。

提督「龍驤ーちょっといいかー」

龍驤「お、提督。どうしたん?」

提督「いやー今度野球しようと思うんだけど、龍驤もどうだ?」

龍驤「へえ、おもしろいやん!ええで、うちも参加したるわ」

提督「おっ乗り気だな」

龍驤「実はうち、艦娘になる前にソフトボールやってたことがあんねん」

提督「そうなのか。でもソフトボールと野球とじゃだいぶ勝手が違わないか?」

龍驤「まあ同じようにとはいかへんけど、そこそこうまくはできると思うで」

提督「それは楽しみだ。ちなみにポジションはどこだったんだ?」

龍驤「キャッチャーや」

提督「ああーなるほど、うん確かにしっくりくる」

龍驤「…なんか釈然とせえへんなあ」

提督「うーん」キョロキョロ

時雨「何してるのさ提督」

提督「おお時雨か。実は」カクカクシカジカ

時雨「ふーんなるほど」

時雨「なら僕も参加するよ。いいよね提督?」

提督「そりゃそうだが…いいのか?」

時雨「体を動かすのは嫌いじゃないし、何より…」

時雨「提督のため…だからね」ニコッ

提督「」ズキューン

この後滅茶苦茶なでなでした

みなさん忠告ありがとうございます。では登場キャラはすべてこちらで決めさせていただきます。

提督「おーい、なーがもーん野球しようぜー」

長門「誰がながもんだ。しかし…野球とはこれまたどうして」

提督「ああ実は」カクカクシカジカ

長門「ふむ、そういうことか。だがわたしは遠慮させてもらおう」

提督「えっなんで!?」

長門「言い方は悪いが、いまいち興味がわいてこないな。別にわたしでなければいけないということもなかろう?」

提督「まあそれは…な」

長門「すまないな提督」

提督「そっかー長門は参加しないのかー。せっかく第六駆逐隊による応援部隊を準備しようと思ったのになー」

長門「…何?」

提督「選手のこと一生懸命応援してくれるんだろうなー。大活躍すれば笑顔で褒めてくれるんだろうなー」

長門「…………」

提督「ああ今から楽しみになってきた!さて、他のメンバーを探しにいかないと」クルッ

長門「ま、待て!」

提督「んー?」

長門「やはりわたしも参加する!」

提督「あれ?でもさっきは」

長門「急に興味がわいてきたんだ!」

鈴谷「提督ぅ、チーッス」

提督「おっ、チーッス鈴谷」

鈴谷「聞いたよー、今度野球するらしいじゃん?」

提督「もう知ってるのか」

鈴谷「さっき龍驤に聞いたんだよね~。で、このわたしも参加したいなーって」

提督「それはありがたい。鈴谷は野球が好きなのか?」

鈴谷「パパが大の野球好きだったから、その影響でね~。上手ってわけじゃあないけど」

提督「ハハハ、そこは大して気にしてないから心配するな」

鈴谷「むっ、そう言われるとなんかくやしいなぁー。何が何でも活躍してやるし!」

提督「楽しみにしてるぞ~」

すまないみんな。今日は安価だけして終えようと思ってたから、続きを準備してないんだ。
それと重ね重ねご忠告感謝いたします。

何分遅筆なもので、みなさまを苛立たせてしまうこともあるでしょうが、書いた分だけでもどんどん投下していこうと思います。
中途半端なところで寝落ちしてしまうかもしれませぬがお許しください。

提督「さて、これで9人…1チームは作れるようになったわけだが」

吹雪「なんだかんだみんな承諾してくれましたね。時雨ちゃんに鈴谷さんなんて志願してきましたし」

提督「うむ、人数が集まるのはよいことだ。が、しかぁし!」

吹雪「て、提督?何か問題でも」

提督「大有りなんだ、これがな。気づいたのはついさっきだが」

吹雪「と、いうと?」

提督「投手がいない」

提督「正確には俺以外の、な」

吹雪「投手ですか…とりあえず参加する人の中から上手な人を選び出せばいいんじゃないですか?」

提督「吹雪、事はそう簡単ではないんだ」

吹雪「はあ」

提督「あらゆるプレーは投手から始まる。それは投手がしっかりしてないと試合がグダグダになってしまうことをも意味するんだ」

吹雪「要するにストライクを取れないとといけないってことですよね?」

提督「その通りだ」

吹雪「ストライクを取るだけならそんなに難しくないんじゃないですか?」

提督「それは大きな勘違いだぞ。プロの投手ですらコントロール面では大きな苦労をしているんだ」

吹雪「プロの投手がですか?」

提督「プロの世界でもノーコンは珍しくないぞ」

吹雪「へえ~意外です。プロなら狙ったところにボールを投げることができて普通だと思ってました」

提督「狙ったところにボールがいくのはパワプロの世界だけだ。俺もコントロールはいい方だが、それでも一試合に数個の四球は出してしまうからな」

吹雪「で、でも!全力投球じゃなくて、緩い球ならコントロールできる人もいるんじゃ…」

提督「俺は…!俺は!渾身のストレートが打ちたい…!」

吹雪「そんな無茶な…」

鳳翔「話は聞かせてもらいました」

提督「うお鳳翔さん!いつの間に?」

鳳翔「うふふ」

吹雪(気配を全く感じなかった…)

鳳翔「提督、私に任せてください」

提督「へっ、鳳翔さんに?いったいどうするつもりなんですか?」

鳳翔「実は私も昔は野球をやっていたころがありまして…それも投手を」

提督「本当ですか!…でもかなり意外ですね」

鳳翔「らしくないとはよく言われます。コントロールにはちょっとばかり自信がありますよ」クスッ

提督「とにかく投手の問題は解決した。これで後は人数を集めるだけだ!」

鳳翔「今参加が決まっているのは何人ですか?」

吹雪「提督含め、1チーム分の9人です」

鳳翔「あらちょうどいい。ではもう1チームは私の方で集めましょう」

提督「ええっ!?さすがにそこまで手を煩わせるわけには…」

鳳翔「いえいえ、いいんですよそれくらい。それに誰が相手か直前までわからない方がそちらとしても燃えるでしょう?」

提督「…本当にありがとうございます!」

鳳翔「では失礼しますね」ガチャ

提督「女神や」

吹雪「女神ですね」

提督「よーしそうと決まればさっそく自主トレを」

吹雪「書類」

提督「はい」

ニート学生なもんで暇です。
それでは続き投下していきます。

提督「ついに明日は試合の日だ!」

吹雪「グラウンドの方も準備できましたし、ばっちりですね」

提督「それについては、みんなには本当に感謝してるよ」

吹雪「こっそり外れの土地に行って、一人でグラウンドの準備をしてるなんて知ったら誰だって手伝おうとしますよ」

提督「さすがにそこまで手を煩わせたくはなかったからなあ」

吹雪「提督一人でやりきれることでもなかったじゃないですか。はあ…もっと私たちを頼ってください提督」

提督「ああ、本当にありがとな」

提督「道具の方も準備できたし…よーし明日は頑張るぞー!」

――――当日・鎮守府外れのグラウンド――――

提督「よし揃ったか?」

時雨「うん、どうやらみんないるようだね」

鈴谷「ふわあ~~」

提督「もう昼過ぎだぞ…なんで眠そうにしてるんだお前は」

鈴谷「いやあはは~遅く寝た日の昼過ぎって眠気が一気に襲ってくるような感じしない?」

提督「それはわかる…いやいや、そもそも夜更かしするんじゃありません!」

鈴谷「へいへーい」

島風「わたしが一番乗りだったよ!」

長門「本当に速いな島風は」

島風「えへへ、ありがとうございます!」ニコッ

長門(かわいい)

提督(かわいい)

赤城「天気も快晴で何よりですね」ボリボリ

提督「ここまできてボーキを食べるのはやめなさい」

加賀「ここは譲れません」ボリボリ

提督「お前もか…たく」

龍驤「あっはっは、おかしな面子が集まったもんや」

吹雪「ふふ、でもおもしろそうです」

鳳翔「提督、今日はよろしくお願いします」ペコッ

提督「ああ、鳳翔さん。こちらこそよろしくお願いします」

提督(どれどれ…鳳翔さんチームの面子は)

翔鶴「瑞鶴、今日はがんばりましょう」

瑞鶴「ええ、一航戦に遅れは取らないわ!」

赤城「あらあら」

加賀「頭にきました」

瑞鶴「なんでよ!?」

夕立「最高にステキな試合にするっぽい?」

不知火「なんで疑問形なんですか…」

神通「あはは…」

提督(ん?神通とはまた意外な…)

天龍「フフフ提督、今日は世界水準越えの俺の力を見せつけてやるぜ!」

提督「おっ、自信満々だな。もしかして経験者か?」

天龍「いやまったくの素人だぜ」

提督「なんだハッタリか」

天龍「うるせー!ハッタリかどうかは試合でじっくり教えてやるよ!」

提督「はいはい」

熊野「鈴谷!今日は負けませんわよ!」

鈴谷「おっ、熊野やる気だねぇ~。返り討ちにしちゃる」ウヒヒ

提督「へえ、熊野は汚れるから野球なんてしないって断りそうなのに」

熊野「野球は好きですし、ジャージが汚れる分には一向にかまいませんわ」

鈴谷「熊野はわたし以上に野球好きだからね~」

提督「そうなのか、まあ今日はよろしく」

熊野「よろしくですわ」

提督「あれ、鳳翔さん?そっちのチーム8人しかいませんね」

鳳翔「ええ、あと一人ももうじき来ると思いますよ」

提督「いったい誰」

??「待たせたな鳳翔」

鳳翔「あ、噂をすれば」

提督「お前は…武蔵!?」

武蔵「今日は楽しませてもらうぞ」

提督(こいつはとんだ大物助っ人だ…)

鳳翔「ところで提督、ちょっとお願いがあるのですが」

提督「鳳翔さんにはいろいろお世話になりましたし、何でも聞きますよ」

鳳翔「ありがとうございます。それでは……」

―――――――――

吹雪「そういえば、この試合の勝利チームで最も貢献度の高い人をMVPに選ぶんでしたよね?」

提督「ああ、試合後観客に投票してもらって決める」

赤城「MVPですか?なんだかおもしろそうですね」

時雨「それを獲ると何か良いことでもあるのかい?」

提督「良いものかどうかは知らんが…さっき鳳翔さんに『提督を一日好きにする権利』をつけてほしいと頼まれたから、それにするつもりだ」

「「「「「ガタッ」」」」」

提督「な、なんだお前らいきなり立ち上がって?やっぱりいらんかそんなもの」

吹雪「いえ、断じてそのようなことはありません」

鈴谷「俄然やる気が出てきたよ」

長門「ビッグセブンと呼ばれた私の力、見せてやろう」

時雨「ふふ、鳳翔さんって人はどこまでも素晴らしいね」

赤城(提督を好きに…その日の食事すべて奢ってもらうことはできるのかしら…?)

加賀「さすがに気分が高揚します」

提督「好きなこととは言っても、あまりにアレなお願いは聞けないからな。あと加賀、なんだか最近語彙が少なくなってないか?」

加賀「心配いらないわ」

提督「うーん……」

霧島「マイクチェックの時間だオラァ!」

霧島「えーこれよりチーム提督とチーム鳳翔による試合が始まろうとしています。実況は私霧島。そして…」

陸奥「解説の陸奥よ。よろしくね」

霧島「本日はこの二人でお送りしていきます」

陸奥「…正直ここまで大げさなことになるとは思ってなかったわ」

霧島「これもこの試合のことが艦娘たちの間で、だいぶ話題になったからですね。観客もたくさんいますし」

陸奥「ええ、あそこなんてほら…」

雷「みんなーがんばってー!」

電「フレー!フレー!なのです!」

響「ハラショーなプレーを期待してるよ」

暁「司令官も応援してあげるわー!がんばりなさーい!」

霧島「可愛らしい応援団ですねえ」

陸奥「ホント。ほらあっちにも…」

金剛「Hey提督ぅ、がんばってくださいデース!MVPも必ず提督が獲るんだからネー!」

羽黒「が、がんばれぇー…」

あきつ丸「ファイトであります!」

那珂「那珂ちゃんが応援してあげるんだから、すごいプレー見せてよねぇ!」

睦月「がんばるのです!」

霧島「まあ、お姉さまたちはチアの衣装を…」

陸奥「なんか羽黒ちゃんだけ、イケない雰囲気出してるわね…あとあなたの姉、ちょっと顔が怖いんだけど」

霧島「金剛お姉さまはMVPの賞品を知ってから、ずっとあんな感じですね。さっきものすごく悔しがってましたし」

陸奥「あ~なるほど、ね」

霧島「ちなみに万が一けが人が出たときのために、榛名と比叡お姉さまが待機しています」

榛名「負傷は!榛名が!許しません!」

比叡「気合!入れて!救護します!比叡です!」

提督「俺たちは後攻だ。まずはしっかり守るぞ!」


ここで安価を取ろうと思います。
↓2でチーム提督のオーダー↓3でチーム鳳翔のオーダーです。
ちなみにピッチャーはそれぞれ提督と鳳翔さん固定。チーム提督のキャッチャーは龍驤固定。
(打順)(守備位置)(キャラ名)で書いていただきたいです。

あと一部艦娘のステータスを安価にするのはどうかというご指摘をいただきまして、それについての賛成反対の意見も聞きたいです。

あ、すいません。チームメンバー書くの忘れてました。

チーム提督:提督、吹雪、赤城、加賀、島風、長門、時雨、龍驤、鈴谷
チーム鳳翔:鳳翔、瑞鶴、翔鶴、夕立、不知火、熊野、天龍、神通、武蔵

三番ライトぬいぬい

2番ショート天龍

チーム提督
1(中)島風
2(三)吹雪
3(中)時雨
4(遊)長門
5(右)加賀
6(一)鈴谷
7(捕)RJ
8(左)赤城
9(投)提督

チーム鳳翔
1(遊)神通
2(二)天龍
3(右)不知火
4(捕)武蔵
5(投)鳳翔
6(一)熊野
7(中)瑞鶴
8(左)翔鶴
9(三)夕立

こんなもんかな

すまないセンターが二人いたので、これでお願いします…

チーム提督
1(中)島風
2(三)吹雪
3(二)時雨
4(遊)長門
5(右)加賀
6(一)鈴谷
7(捕)RJ
8(左)赤城
9(投)提督

>>55~59をまとめて

チーム提督  チーム鳳翔
1(中)島風   1(二)神通
2(三)吹雪   2(遊)天龍
3(二)時雨   3(右)不知火
4(遊)長門   4(捕)武蔵
5(右)加賀   5(投)鳳翔
6(一)鈴谷   6(一)熊野
7(捕)RJ    7(中)瑞鶴  
8(左)赤城   8(左)翔鶴
9(投)提督   9(三)夕立

これでいきたいと思います。


少しずつですが投下します

大淀「プレイボール!!」

霧島「さあ、主審大淀さんによる開始の宣告がなされました!いよいよ試合開始です!」

霧島「打席に向かうのは、川内型三姉妹が二番艦、神通!」

陸奥「神通ちゃんって気弱そうに見えるけど、どんなバッティングを見せてくれるのかしらね?」



神通「よ、よろしくお願いします」

提督「おうよろしく。もっと肩の力を抜いたほうがいいぞ」

神通「は、はい…」

提督(うーん…緊張してるなあ。ホントに大丈夫だろうか?)

龍驤「っしゃー!しまっていこかー!」

「「「「「「オーッ!!」」」」」」

龍驤(さて、初球は…あいさつ代わりのストレートをズバンと)

提督「」コクッ

提督(さて…ここ最近自主練はしてきたが、実戦での投球は久しぶりだ。存分に楽しませてもらう…と言いたいところだが、相手が緊張している神通であることを考えると、少し抑えて投げるべきだな)

神通「……」

龍驤(…ん?この子、えらい集中しとる。構えもしっかりしとるし)

提督「フンッ!」ビシュ!

神通「…ッシ!」キーン!

―――ブォン―――

吹雪「……っえ?」クルッ

「ファール!!」

霧島「神通、初球を強烈に引っ張ったー!」

陸奥「……すごいわねあの子。スイングが無駄なく最短距離を通って出てきたわ。それもかなりの鋭さで」



那珂「うひー相変わらずすごいなあ」

金剛「Oh…Your sisterは何者なんデス?」

那珂「那珂ちゃんにもよくわかんないけどぉ~スポーツとかやってるとよくあんな感じになるんだよね」



青葉「…これは驚きました」

利根「むっ青葉、それは…?」

青葉「スピードガンですよ。提督の球速を計ってみたんです」

筑摩「よくそんなもの持ってましたね…で、結果はどうだったんですか?」

青葉「140キロです」

利根「プロ並みじゃな」

青葉「ええ、そして驚くべきはそれを苦もなく捉えた神通さんです。わたしたち艦娘は常人を上回る感覚の鋭さを持っていますから、140キロ台の速球を捉えることができても不思議はありません…しかし」

利根「ああ、少なくとも吾輩たち…いや、この鎮守府にあれほど見事にそれができる者はおそらくおらんじゃろうて」

提督(…危なかった。まさか神通があれほどの打者とは)

提督「こうなりゃ全力でいくしかないな!」

龍驤「」スッ

提督(外角ストレートだな!)「おおお!」ビシュ!

安価↓2

コンマ00~59 アウト
   60~64 ホームラン
   65~79 ヒット
   80~89 ツーベース
   90~99 スリーベース

コンマなら直下でもええと思うよ

エラーとかもあってもいいかも

>>67 >>66
なるほど取り入れてみます。

青葉「148キロ…さっきより速い!」

神通「シッ!」カァーン

霧島「打球は一二塁間へ!」

陸奥「少し詰まってるわね」

時雨「任せてよ!」バッ

霧島「時雨、ワンバウンドで捕球!そのまま…」

鈴谷「オッケー!」バシッ!

「アウトッ!」

提督「ナイス時雨!」

時雨「うん!」

鈴谷「ちょっと、鈴谷は褒めてくれないの~」

提督「ああー…鈴谷もよく捕ったエライエライ」

鈴谷「なんか適当じゃん!?」

提督(手強いバッターだったが、何とか抑えることができた)

霧島「次のバッターは、あまりの駆逐艦人気から『天龍幼稚園』の異名を持つ。その野球センスは世界水準に達しているのかー!?天龍型一番艦、天龍!」

陸奥「いろいろな意味で読めないバッターね…怖くはないけど」

天龍「フフフ…怖いか?」

提督「いや別段」

天龍「ぐっ…」

雷「がんばってー!天ちゃーん!」

電「はわわ、かっとばせーなのです!」

響「天ちゃんならできる」

暁「司令官の球なんて余裕よー!」

天龍「ああ、俺を信じろ!」

提督「くぅ…駆逐艦たちの応援を一身に浴びるなど…!許すまじ、天龍!」

天龍「逆恨みもいいとこだなあオイ!?」

――――

霧島「現在カウントはスリーボールワンストライク」

提督(次は…カーブ)

提督「フッ!」ビシュッ

↓1 コンマ00~59 アウト
     60~69 エラーorフォアボール
     70~79 ヒット
     80~89 ツーベース
     90~99 スリーベース
  

天龍「そりゃ」パコッ

霧島「ボテボテのピッチャーゴロ!」

天龍「チクショッ…!」ダッ

霧島「提督、これを難なく処理して…」

「アウトッ!」

陸奥「今のはカーブを引っかけちゃったわね」

天龍「クソッ!」

雷「惜しい惜しい!」

電「次があるのです!」

霧島「あっという間にツーアウト!ここで出てくるバッターは…駆逐艦でありながらその眼光は戦艦級!陽炎型二番艦、不知火だー!」

陸奥「提督チームにも言えることだけど、駆逐艦を三番に置くのは何か意図があってのことなのかしら?」

提督「ぬいぬいか。悪いが武蔵に回すわけにはいかないから、ここで切らせてもらう」

不知火「ほう…?できるものならどうぞ」

不知火「徹 底 的 に 追 い 詰 め て や る わ」

―――

「ボール!ボールフォア!」

霧島「どうしたことだ!?急に提督のコントロールが定まらなくなり、四球を与えてしまったー!」

陸奥「どうしたのかしら…?まさか後に続く武蔵のプレッシャーが?」

龍驤「タイムやタイム!」

霧島「ここで龍驤によるタイム!」

龍驤「どうしたんや提督?いきなり乱れだしたで」

吹雪「ああ、龍驤さんの位置からではわからないですよね…」

鈴谷「いや~すごいよあれは。どうしようもないって」

龍驤「?」

提督「すまん…あまりにぬいぬいの眼光がすごかったものだから」

時雨「後ろの僕たちまでたじろぐ威圧感だっただからね…対象にされた提督の恐怖は推して知るべきだよ」

龍驤(ええ~…)



瑞鶴「これは狙ってのことだったんですか?」

鳳翔「あらやだ、さすがにそこまで計算することなんてできませんよ。こういうことが起こったらいいなーとは思いましたけど」

翔鶴(……恐ろしい)

陸奥「ランナーありでこの人を迎えちゃったか」

霧島「チーム鳳翔の四番打者はこの人!デカぁぁぁぁいッ! 説明不要ッッ!われらが鎮守府の最大戦力、大和型超弩級戦艦二番艦、武蔵!」

武蔵「ふっ、不知火。動かなくていいぞ。ヒットなんてつまらんことはせん」

霧島「おおっと!これはホームラン予告か!?」

提督(勝負したことがなくてもわかる。このプレッシャーは…一流のホームランバッターのそれ!)

龍驤(真っ向勝負は危険…クサいとこを攻めていこや)

提督(うむ)

提督「フッ」ビシュッ

武蔵「ぬんっ!」ブオン! !

「ストラーイク!」

霧島「と、とんでもないスイングですね」

陸奥「三振かホームランの二択しか自分にはないと言わんばかりの振りね」

提督(これは一球も手を抜けんな)

霧島「現在カウントはツーストライクツーボール」

龍驤(ここは…外角ボールになるストレート!)

提督「おおっ!」ビシュッ!

武蔵「ぬおおっ!」ブオン! !

↓1 コンマ00~74 三振
     75~99 ホームラン

提督(しまった!思ったより内側に入ってきてしまった!)

龍驤(いや、これも外角を突く良い球や!これなら…)

―――カキーン!!――――

霧島「打ったー!というより当たったー!打球はライトへぐんぐん伸びるー!」

陸奥「150mは飛んでるわね。さすがは超弩級戦艦」

陸奥「ライトの加賀も見上げるばかりね…後は切れるかどうかだけど」

霧島「際どいですね。審判のジャッジは…ホームランだあああ!チーム鳳翔、初回二点先制!」



提督「嘘だろ…流してあんなに飛ぶのかよ」

加賀「くっ、艦載機さえあれば何とかなったのに…!

島風「打球すごく速かったなー」

龍驤「しゃあないしゃあない、気ぃ取り直していこや!」



不知火「ナイスバッティングでした。武蔵さん」

武蔵「ああ、お前もよく塁に出てくれたよ」

鳳翔「素晴らしかったですよ二人とも。私も続きますね」

夕立「武蔵さん、すごいっぽい~!」

神通「ありがとうございます。私たちの代わりに点を取っていただいて」

天龍「ああ、私たちが塁に出てりゃ大量得点だってあったのによ…」

武蔵「気にするな。お前たちは自分のやれることを精一杯やっている。今回は結果を出したのが私だったというだけのことだ」

ちなみにチーム鳳翔では鳳翔、武蔵、神通を露骨に優遇してます。

霧島「さあ、チーム鳳翔の攻撃はまだ終わっていない!次のバッターはわれらが鎮守府の母!チーム鳳翔の総大将!日本初の航空母艦、鳳翔!」

陸奥「この人は未知数…あら、左打ちなのね」

鳳翔「ふふっ、私を抑えることができますか?」

提督「抑えて見せますよ。これ以上は俺の沽券にも関わりますしね」ハハッ

龍驤(まずは…ここにこれや)

提督(内角ギリギリボールになるカーブか…厳しい要求だがやってみよう)

提督「ハッ!」ビシュッ!

提督(よし、要求通り!)

鳳翔「……」

「ボール!」

龍驤(…ピクリともせえへんかったな。なら…)

提督(今度は外へ逃げるシュート)

提督「フッ!」ビシュッ!

「ボール!」

龍驤(これも反応なし…となると)

提督(小技は通じないとみるべきだろうな)

龍驤(ならば!)

提督(ここで必要なのは!)

提督・龍驤(最高球威のストレート!!)

提督「うおおっ!」ビシュッ!

「ストラーイク!」

龍驤(これなら…)

提督(よし、もう一球同じ球だな)

提督「フッ!」ビシュッ!

鳳翔「はっ!」ビュン!

↓1 コンマ 00~59 アウト
      60~64 エラー
      65~79 ヒット
      80~89 ツーベース
      90~99 スリーベース

―――キーン!―――

霧島「差し込まれてしまったかサードゴロに!吹雪、ゆっくりとこれを捌く!」

「アウトッ!」

陸奥「投手が力でねじ伏せた形ね。見事よ」



鳳翔「あらあら…力負けしてしまいましたか」

熊野「惜しかったですわ鳳翔さん。次の打席でリベンジしましょう」

鳳翔「ええありがとう。では裏をしっかり抑えていきましょうっ!」



提督「よしっ!チェンジだ!」

島風「攻めるよ攻めるよー」

長門「一人だけでも塁に出るんだ。そうすれば必ずや点を取って見せる」



青葉「最後の二球ですが、両方とも150キロ出てましたね」

筑摩「この鎮守府に限ったことではないですけれども、提督って本当に超人じみてますね」

たまにはSSとか安価とか関係なく、雑談とかしてほしかったり。

飛び入り代打とか代走とか覆面Pとかどうですか(小声)

>>92
代打・代走は俺の発想では誰かを怪我させてその代わりに入れるって安易な展開しか浮かばない…救護班は待機させてるけど。
覆面Pはともかく、ピッチャー交代は場合によってはありかなーって思ってる

グラウンドレベル青葉をちょっと期待してたが普通に観戦してたでござる

>>93
P交代か…ぬいぬいが登板するとルールブックの盲点の一点に泣きそう(不知火感)

ゾロ目で珍プレーor好プレーとか(小声)

>>94
ぬいぬい「魔球イナズマ!!」ナノデスー

>>95
いい、実にいい

酉付けてみました

霧島「さあ一回裏。今度はチーム提督の攻撃です」

陸奥「この回は、駆逐艦の子たちが塁に出ることができるかがポイントよ」

霧島「それは取りも直さず、四番の長門に回せ…ということですね?」

陸奥「ええ、長門は必ずやってくれるわ。必ずね」

霧島「なるほど…今打席に向かっている先頭打者は…はやいはやい、とにかくはやーい!そこらの艦より、すっとはやい!!島風型一番艦、島風だぁ!」



島風「私の速さ、見せてあげるよ!」

吹雪「いけー!島風ちゃーん!」

提督「島風、俺の言ったことを忘れないようにな!」

鳳翔(おそらく島風ちゃんはその足を活かして、内野安打を狙ってくるはず…なら!)

鳳翔「熊野さん、夕立ちゃん少し前に出てくれる?」

熊野「了解しましたわ」

夕立「ぽい!」

提督(やはり前進守備でくるか。だがそれは想定内)

武蔵「来い、鳳翔!」

鳳翔「はっ!」ビュッ!

島風「おっおー!」キーン!

鳳翔「!」

霧島「島風、初球からいったー!ファールだが、当たりはでかい!」

鳳翔(強打?確かに島風ちゃんは速さ以外も優れていますが…)

武蔵(次はこれだ)

鳳翔「」コクッ

鳳翔「ふっ!」ビュッ!


島風「おうっ!?」ブン!

「ストラーイク!」

提督「キレのあるスライダーだ。良い球持ってるな鳳翔さん」

霧島「鳳翔のスライダーを前に自分のスイングができていなーい!このまま凡退してしまうのかー!?」

陸奥「あの様子なら、同じ球を投げとけばそうそう打たれないでしょうね」

武蔵(もう一球同じ球だ)

鳳翔「はあっ!」ビュッ!

島風「今っ!」サッ

鳳翔(す、スリーバント!?)

提督(こちらの作戦は元々これが狙いだ。本当は追い込まれる前に普通に打って出塁するのが一番ではあるが、そう簡単にはいかないからな)

提督(前進守備にしているのだから、内野安打を狙ってくるはずがない…増してや、スリーバントなど…そう考えさせたとき、心理的な隙が生まれる!対処が遅れる!追い込まれる前のフルスイングもそのための布石)

島風「おっおー!」コンッ

提督「決まれ!」

↓1 コンマ00~29 スリーバント失敗
      30~64 内野陣の守備に阻まれてアウト
      65~69 エラー
      70~99 スリーバント成功
   ゾロ目    ファインプレーに阻まれてアウト

霧島「まさかまさかのスリーバント!ボールは三塁方向へ!」

提督「よしっ、フェアだ!」

鳳翔「くっ!」

夕立「任せるっぽい!」パシッ、ビュッ

陸奥「夕立ちゃんはすばやく反応していたようね。これはギリギリかしら?」

霧島「さあ、どっちが速いんだー!?」

熊野「アウトですわ!」バシッ

島風「セーフだよっ!」ダンッ

霧島「判定は…?」

「アウトッ!」

霧島「間一髪アウトー!それにしてもギリギリの攻防でした」

島風「負けちゃった…」

吹雪「でもホントに惜しかったよ!」




霧島「次に控えるバッターは…われらが鎮守府の看板娘!海の青に白のパンツがよく映える!吹雪型一番艦、吹雪!」

陸奥「ひどい実況…」

吹雪「何がパンツですか!聞こえてますからねもう!…気を取り直して行きます!」

時雨「ははは、とんだ災難だね」

吹雪「笑い事じゃないよ…」

金剛「ブッキー、かっ飛ばすネー!」

睦月「がんばれ吹雪ちゃん!」

吹雪「あ、金剛さん、睦月ちゃん…うん!」

鳳翔(この子は変化球でも器用に打ちそうね…さて)











霧島「今のファールでカウントはワンボールツーストライク!」

陸奥「今のはスライダーをうまく捉えていたわね。鳳翔さんもこれは攻めにくいんじゃないかしら」

鳳翔(次の球は…)

武蔵「」スッ

鳳翔(わかりました)

鳳翔「ふっ!」ビュッ!

↓1 コンマ00~59 アウト
     60~64 エラー
     65~79 ヒット 
     80~99 ツーベース

吹雪「くっ!」キィン!

霧島「吹雪、インローのストレートをうまくすくったが、打球はレフトの定位置へ!」

翔鶴「よし…」パスッ

翔鶴「ふう…うっかり落としてしまいそうで怖いわね」

吹雪「駄目かぁ…いけると思ったんだけどなあ」

金剛「今回はOutにはなったケド、この調子なら次は必ずHitを打てマース!」

睦月「うんうん間違いないよ!」

吹雪「二人とも…」

吹雪(そうだ…次こそは!)

霧島「お次は…恐るべき幸運を持つ僕っ子!その幸運は野球においても発揮されるのか!?白露型二番艦、時雨!」

陸奥「そうねえ…打席上の好運となると、適当にバットを振ったらヒットになるか、フォアボールで出塁するかって感じかしら?後者はないと思うけどね」

霧島「それはまたどうして?」

陸奥「さっきから見てる限り、鳳翔さんは異常なまでにコントロールがいいわ。ボール1、2個分の出し入れなんて漫画みたいなことができるほどに」

霧島「針の穴を通すコントロールってやつですね」

陸奥「最大球速は140キロに満たないでしょうけど、鳳翔さんは紛れもなく一流の投手よ」



筑摩「陸奥さんの言う通り、最大球速は138キロでしたね」

利根「陸奥もよくそこまでわかるのう」



提督(鳳翔さんは前に『ちょっとばかり自信があります』って言ってたけど…そんなレベルじゃないですよホント)

赤城「さすがは鳳翔さんですね」

加賀「ふふん」

鈴谷「なんで加賀さんが偉そうな顔してんのさ…」


――――

提督「ツーストライクツーボール…次が勝負かな」

時雨(絶対に長門さんにつないでみせる)

鳳翔「はっ!」ビシュッ!

↓1  コンマ00~59 アウト
      60~64 エラー
      65~84 ヒット
      85~99 ツーベース
    ゾロ目   ラッキー発動

時雨「やあっ!」カキーン

霧島「真芯で捉えたー!打球は鳳翔の頭上を越え、センター前へ!」

陸奥「お手本通りのきれいなセンター返しね。あれは実力がないとできないわ」

時雨(よしっ!長門さんにつないた!)グッ

提督(小さくガッツポーズする時雨かわいい)

龍驤「これで次は…」

長門「よくやった時雨。あとは私に任せろ」




霧島「さあ来ました!武蔵同様われらが鎮守府最大戦力にして、世界のビッグセブン!まさに強靭!無敵!最強!超弩級戦艦長門型一番艦、長門推参!」

陸奥「奇しくも表と同じ状況になったわね。大和型はホームランを打った…ならば長門、あなたがやるべきことはひとつのはずよ」

提督「打てー長門!お前が打たなきゃ誰が打つ!?」

吹雪「お願いします長門さん!」

鈴谷「マジでシングルヒットとかいらないからねー!」

提督「ほらっ、お前たちも応援してやれ!」

雷「長門さーん!すごいの見せてー!」

電「またホームランが見たいのです!」

響「がんばれー」

暁「いけー長門さーん!」

長門(おお、第六駆逐隊の面々が私を応援している…ふっ)

長門「任せろぉ!」







鳳翔(ここで一発を浴びるのは避けなくてはなりませんね)

長門「さあ来い!」

鳳翔「はっ!」ブン!

長門「むっ!?」ググッ

「ストラーイク!」

提督「今の球は…」

陸奥「見事なチェンジアップね…ストレートと全く同じフォームから繰り出され、あの球速差…これは手こずるわね」

提督(一塁にいる時雨を動かしてかく乱してみるか…?いや、あのバッテリーにそれが通じるとも思えん)

武蔵(さて次は…)スッ

鳳翔「ふっ!」ブン!

長門「ま、また…!」ググッ ブン!

「ストラーイク!」

霧島「チェンジアップにタイミングがまったく合っていません!」

長門「ちぃ…」

武蔵(とどめは…これだ!)

鳳翔「はあっ!」ブン!

↓1  コンマ00~59 三振
      60~69 ヒット
      70~79 ツーベース
      80~89 スリーベース
      90~99 ホームラン

   
      





















一閃

>>114
すばらしい。
ただ書く前に一回寝る。

鳳翔(チェンジアップを二球続けた後のストレート。たとえ読まれようと、そう簡単には対応しきれないはず!)

長門(私は…打つ!いろいろと期待されてるからなぁ!)

長門「うおおっ!」カキーン!!

霧島「打ったー!打球はライトへ向かって高々と上がるぅー!」

陸奥「ストレートに狙いを絞っていたようね」

武蔵「高さだけだ。凡庸なライトフライで終わる」

長門「……」

霧島「しかしなかなか落ちてきませんねー…って、あれっ?不知火が少しずつ下がっていきます!」

不知火「な、何ですか…この打球は…?」

霧島「ついに不知火、最深部まで後退!そこまで来ても、まだ落ちてこない!そしてそのまま…」

陸奥「…入った」

霧島「な、な、何と、ホームランだああ!!チーム提督、追いつきました!それにしても何という滞空時間の長さでしょう!」

雷「うわあああっ!」

電「ホームランなのです!」

響「ハラショー」

暁「すごいわ長門さん!」

陸奥「さすがは長門ね」

霧島「ゆっくりとダイヤモンドを回って今ホームイン!」

武蔵「……見事」

長門「ああ」

時雨「長門さんやったね!」

長門「ああ、時雨がつないでくれたのを無駄にはできんからな。続けよ加賀」

加賀「ええ、任せてください」

提督「よしこれで追いついた!このまま逆転だ!」
























霧島「さあここで出てくるバッターは…鎮守府屈指のクールビューディ!鎧袖一触!五航戦の子なんかと一緒にしないで!一航戦の加賀!」

陸奥「何となく怖いバッターね…能力も高いし」

加賀「鳳翔さんが相手でも手は抜かないわ」

鳳翔(加賀さんか…連続で被弾するわけにはいかないし、慎重になりましょう)

赤城「加賀さんファイト!」

鳳翔「ふっ!」ビシュッ!

加賀「……」

「ボール!」

霧島「初球は低めのスライダー!よく見ました!」

陸奥「あれに手を出してたら凡打だったでしょうね」

武蔵(次は…)

鳳翔「シッ!」ビシュッ!

「ストラーイク!」

霧島「外角高めいっぱいのストレート!加賀、これも見逃したー!」

陸奥「鳳翔さん相手じゃ甘い球が来るのを待つなんて作戦は無意味だと思うけどね」

鳳翔「ふっ!」ビシュッ!

「ボール!」

霧島「内角低めのストレート!これも余裕をもって見逃す!」

武蔵(ここは…)

鳳翔「はあっ!」ブン!

↓1 コンマ00~64 アウト
     65~69 エラー
     70~89 ツーベース
     90~99 スリーベース
ゾロ目   ファインプレー

加賀(チェンジアップ…読み通り!)

加賀「やっ!」カァーン!

霧島「打ったー!打球はセンター正面へ!」

陸奥「きれいに打ち取られたわね」

瑞鶴「オッケー!」バシッ

「アウト!チェンジ!」

加賀「思いのほか球が来なくてしくじりました」

鈴谷「まあまあしょーがないっしょ」

提督「次の回こそ0に抑えて、逆転するぞ!」

とりあえず打順を一巡したら、そこでカットさせていただきます。
チーム鳳翔はこの回に夕立の打席が終わったらそこでカットしてチーム提督の攻撃になります。

霧島「二回表、先頭は六番…神戸生まれのお洒落な重巡が野球!?らしくない、らしくないぞぉー!最上型四番艦、熊野!」

陸奥「下位打線とはいえ、なかなか油断ならない面々ね。それにしても、五番に投手、強力な下位打線…どこかの野球漫画を思い出すわね」

熊野「ザ・ベースボール……今見せてさしあげますわウフフフ」

鈴谷「何言ってんのさ…」

龍驤(まずはここで驚かせたろか)

提督(うむ内角攻めだな)

提督「ふんぬっ!」ビシュッ!

熊野「はいっ!」キーン!

霧島「三塁方向へライナーで飛んでいくー!」

「ファール!」

陸奥「上手く腕を畳んで打ってた。なかなかの技術よ」

提督「やるな熊野」

提督「ふふ、それほどでもありませんわ」

――――

霧島「現在フルカウントです」

龍驤(よし…最後はシンプルに直球勝負といこか)

提督「ふんっ!」ビシュッ!

↓1 コンマ00~59 アウト
     60~69 エラーorフォアボール
     70~79 ヒット
     80~89 ツーベース
     90~99 スリーベース
  ゾロ目     ファインプレー

熊野「はっ!」ブン!

「ストライク!バッターアウト!」

提督「よっしゃ!」

霧島「外角低めにズバンと決まりましたね」

陸奥「145キロのアウトロー…素晴らしい球だったわ」

熊野「く、くやしいですわ」

瑞鶴「あはは、ドンマイドンマイ」

霧島「先頭打者を抑えても安心はできなーい!後に続くは…時雨にも引けを取らない幸運艦!一航戦の先輩には負けたくない!翔鶴型二番艦、瑞鶴!」

陸奥「これから五航戦の二人が連続…その実力の程を見せてもらいたいわね」

翔鶴「瑞鶴ー!ボールをよく見ていくのよー!」

瑞鶴「わかってるよー翔鶴姉」

龍驤(初球は…シュートで)

提督「はっ!」ビシュッ!

瑞鶴「ていっ!」カーン!

霧島「打球はライナーで一塁線へ!」

鈴谷「とおーっ!」バッ

霧島「鈴谷、飛びつくも届かない!」

「ファール!」

陸奥「今のシュート、ボール気味だったけど…強引に打ったわね」

――――

霧島「現在のカウントはワンボールツーストライク」

龍驤(次はこれや)

提督(ストライクになるカーブか…よし)

提督「ふっ!」ビシュッ!

↓1 コンマ00~64 アウト
     65~69 エラー
     70~79 ヒット
     80~89 ツーベース
     90~99 スリーベース
   ゾロ目   ラッキー発動

瑞鶴「てえいっ!」キーン!

霧島「ジャストミート!右中間へ強烈な当たりが飛んでいく!」

島風「捕るよ捕るよー!」ダッ

加賀「ここは譲れません…!」ダッ

霧島「打球は……抜けたー!この間に瑞鶴は二塁へ向かう!」

加賀「くっ」ビシュッ

霧島「二塁は悠々セーフ!」

瑞鶴「へっへーん!これが五航戦の実力よ!」

加賀「頭にきました」

瑞鶴「またそれ!?」



霧島「チーム鳳翔、ワンアウト二塁の絶好のチャンス!ここで続くバッターは…今しがたツーベースヒットを放った瑞鶴の姉妹館!しかし運は比較にならないほど悪い!誰が呼んだか『被害担当艦』!翔鶴型一番艦、翔鶴!」

瑞鶴「ホームに返してね翔鶴姉!」

翔鶴「ええ、五航戦の誇りにかけて」

提督(翔鶴か…俺の手元が狂ってデッドボールになったりしないよな)

龍驤「」スッ

龍驤(龍驤が外角に構えた…まさか俺と同じことを危惧してたりしないよな?)

――――

霧島「現在のカウントはツーボールワンストライク」

龍驤(またまた外や)

提督「ふっ!」ビシュッ!

↓1 コンマ00~59 アウト
     60~69 エラー
     70~79 ヒット
     80~89 ツーベース
     90~99 スリーベース
   ゾロ目   アンラッキー発動

翔鶴「えいっ!」カァーン

霧島「詰まった当たりがフラフラとショートの方へ」

長門「むっ」パシッ

「アウトー!」

翔鶴「くっ、ごめんね瑞鶴」

瑞鶴「翔鶴姉ー!ドンマイだよー!」

霧島「翔鶴がショートフライに倒れ、次のバッターは…語尾が特徴的っぽい!チーム提督にソロモンの悪夢を見せつけるか!?白露型四番艦、夕立っぽい!」

陸奥「夕立っぽいって…」

夕立「夕立必ず打つっぽい!」

吹雪「気合入ってるなぁ夕立ちゃん」

時雨「ふふ、今は敵なんだけどつい応援したくなってしまうね」

提督(ここで切らないと、あの神通まで回ってしまう…何としても抑える!)

龍驤(どうも打ち気に逸ってるようやし…カーブを引っかけさせよか)

提督「ふんっ!」ビュッ!

↓1 コンマ00~59 アウト
     60~69 エラー
     70~79 ヒット
     80~89 ツーベース
     90~99 スリーベース
  
   ゾロ目   ファインプレー

夕立「っぽい!」キン

霧島「夕立、初球から積極的にいくもファーストゴロだ!」

鈴谷「よっと…」パシッ

提督「鈴谷!」

鈴谷「あいよー!」ビュッ

「アウト―!チェンジ!」

陸奥「これは提督たちの狙い通りでしょうね」

夕立「むぅ~してやられたっぽい…」

神通「まだ序盤だし、気にすることはないですよ」

霧島「それでは二回裏です。打席に入るは…やり手のギャルに見えて、実はけっこう純情?どうする?何する?野球する!最上型三番艦、鈴谷!」

陸奥「鈴谷を筆頭に、提督チームの下位打線もなかなか強力ね。提督の打席も楽しみ」

提督「俺まで回してくれよー」

鈴谷「了解じゃん。鈴谷にお任せ―」

龍驤「凡退してもうちが何とかするから気楽になー」

鳳翔(ここで逆転されては士気に関わりますし、無失点で抑えます!)

鳳翔「後方はお任せします!」

「「「「「「「はいっ!(ぽいー!)」」」」」」」

武蔵「さあ、三人で切り上げるとするか鳳翔!」

鳳翔「ええ、やるときは、やるのです!」

武蔵(初球は…)

鳳翔「はあっ!」ビシュッ!

鈴谷「ととっ」

「ストラーイク!」

霧島「初球はチェンジアップ!鈴谷、タイミングを外された!」

陸奥「あの球はあらかじめ狙いを絞っておかないとまともに打てそうにないわね」     



霧島「第二球!」

鳳翔「はっ!」ビシュッ!

鈴谷「…うん」

「ボール!」

霧島「外に逃げるカーブ!よく見逃した!」



鳳翔「ふっ!」ビシュッ!

鈴谷「しょっ!」カァーン!

「ファール!」

霧島「内角高めのストレートを捉えたが、打球は真後ろに!」



武蔵(ここは一球はずせ)

鳳翔「はっ!」ビシュッ!

「ボール!」

霧島「クサい球で様子見ってところですかね」

陸奥「ええ…私だったら次にチェンジアップを投げるけど、あのバッテリーはどう攻めるのかしら?」

武蔵(次は…これだ)

鈴谷(私が狙う球は…)

鳳翔「ふっ!」ビシュッ!

↓1 コンマ00~59 アウト
     60~69 エラーorフォアボール
     70~79 ヒット
     80~89 ツーベース
     90~99 スリーベース
  ゾロ目     ファインプレー

鈴谷「!」

「ストライク!バッターアウト!」

霧島「真ん中のストレートを見逃し三振!」

陸奥「あの様子だと、チェンジアップに狙いを絞っていたようね」



龍驤「当てが外れたようやな」

鈴谷「ちぇっ、最後はチェンジアップが来るって思ってたのになー」

龍驤「まあ後は任せといてな」

鈴谷「うん、お願いするじゃん」

ヤバい少し飽きてきた。
やる気を失う前に早めに完結させようと思います。

霧島「続きましては…ミス・フルフラット!関東育ちなのになぜ関西弁?龍驤型一番艦、龍驤!」

龍驤「好き勝手言ってくれるやないか…!」

赤城「龍驤、期待してますよ」

龍驤「うん、応えてみせるわ」

陸奥「龍驤はソフトボール経験者って聞いたわ。その経験は活かされるのかしら?」

鳳翔(フォームが堂に入ってますね)

武蔵(初球は外角に際どい球だ)

鳳翔「はっ!」ビュッ!

龍驤(これは見逃そ)

「ボール!」



武蔵(お次は、内角に…)

鳳翔「はあっ!」ビュッ!

龍驤「そりゃ!」ブン!

「ストラーイク!」

霧島「ボールからストライクになるスライダーだ!バットは空を切る!」



武蔵(ここは一球はずして…)

鳳翔「ふっ!」ビシュッ!

「ボール!」

陸奥「これは様子見ね」



鳳翔「ふっ!」ビシュッ!

龍驤「むっ」カーン

「ファール!」

陸奥「チェンジアップを待ちきれなかったのね」

武蔵(これで締めよう)

鳳翔「はっ!」ビシュッ!

↓1 コンマ00~59 アウト
     60~69 エラー
     70~79 ヒット
     80~89 ツーベース
     90~99 スリーベース
  ゾロ目    ファインプレー

龍驤「うっしゃー!」カキーン

霧島「外角のカーブを叩いた!打球はレフトへぐんぐん伸びるー!」

翔鶴「くっ!」

霧島「レフト抜けた―!」

翔鶴「はっ!」ビュン!

霧島「二塁へ送球も、これは悠々セーフ!龍驤、見事なツーベースヒットだ!」

陸奥「やるわね龍驤ったら」



鳳翔「甘い球ではなかったはずですが…」

武蔵「今のは相手がうまかった。どうしようもないさ」

天龍「鳳翔さんドンマイだぜ!」



鈴谷「龍驤すごいじゃーん!」

龍驤「ははっ、我ながら大したもんやで」

提督「よーし続け赤城!」

霧島「チーム提督、得点のチャンス!ここで出てくるバッターは…艦娘たちの頼れるお姉さん!加賀と共にわれらが鎮守府のエンゲル係数を跳ね上げる!一航戦、赤城!」

陸奥「慢心だけはしないでほしいものね」

赤城「一航戦赤城、打ちます!」

鳳翔(赤城さん…強敵ね)

加賀「赤城さんならやってくれるわ」

武蔵(変化球で攻めていこう)

鳳翔「はっ!」ビシュッ!

赤城「これは…なんの!」カキーン

霧島「赤城、初球チェンジアップを捉えたー!これは大きいぞ!」

陸奥「飛距離は十分だけど…切れるかしら?」

「ファール!」



鳳翔(さすがに冷やりとしましたね…)

武蔵(むう…次は)

鳳翔「ふっ!」ビシュッ!

赤城「やっ!」ブン!

「ストラーイク!」

霧島「外角のカーブを空振り!これでツーストライクノーボール!」

武蔵(ここは…これでいくか)

鳳翔「はあっ!」ビシュッ!

↓1 コンマ00~59 アウト
     60~69 エラー
     70~79 ヒット
     80~89 ツーベース
     90~99 スリーベース
   
ゾロ目    珍プレー

赤城「やあっ!」カキーン!

霧島「赤城打ったー!外のスライダーをジャストミート!センター方向、これは大きい!」

瑞鶴「でかいのきたわねっ!」ダッ

霧島「懸命に追う懸命に追う…しかしこれには届かない!」

龍驤「よっしゃ、ええで!」

霧島「ランナー、今ホームイン!これでチーム提督、一点リード!打った赤城は二塁へ!連続ツーベースヒット!」

鳳翔(あっさり失点してしまいました。なんてこと…しかし、これ以上は打たせません!)



赤城「ふう、上々ね」

加賀「さすがは赤城さんです。やってくれました」

吹雪「赤城先輩、すごいです!」

提督「ふっふっふ、赤城よくやった。俺が必ずホームに返してやるぜ!」

霧島「ついにきました!なんと甲子園出場経験あり!底知れぬ何かを秘めた男!バッター九番、われらが提督だぁ!」

陸奥「フフフ、楽しませてね提督」

霧島「いったいどんなバッティングを見せてくれるんだー!?」



金剛「待ってたね提督ぅー!Home run見せてほしいネー!」

羽黒「がんばってくださーい!」

雷・電・響・暁「「「「がんばれぇー!!」」」」

利根「投手としては一級品じゃったが…さて、打つ方はどうかのう?」

青葉「まあ甲子園出場って肩書もありますし、並ではないでしょう」



時雨「提督、信じてるよ」

鈴谷「あっさりアウトになったら承知しないし!」

吹雪「大丈夫ですよ、提督なら…」

長門「ああ、あいつはできる男だからな」

今更だけど、吹雪は提督じゃなくて司令官呼びだったな。すみませんが、気になった人がいたらこの鎮守府の吹雪は提督呼びってことにしておいてください。

ちなみに提督と鳳翔さんの持ち球は何?変化球が気になる
あと楽しんで見てるよ

ちょっと見直してきたけど、別段、鳳翔武蔵神通を優遇してないことに気づいた。

>>164
一応、提督がカーブにシュート、鳳翔がスライダー、カーブ、チェンジアップってことにしてます。もしかしたら追加するかもしれません。
拙い文章ですが、楽しんでいただけているなら嬉しいです。励みになります。

鳳翔(提督…お手並み拝見といきましょう)

武蔵(まずはここに)

鳳翔(…あまり気は進みませんが)

鳳翔「はっ!」ビシュッ!

提督「おっと」

「ボール!」

霧島「内角高め、ゾーンから大きく外れるボール!思わず提督、少しのけぞる!」

陸奥「コースギリギリを攻める鳳翔さんにしては珍しい…失投?」



武蔵(よし…次はここだ)

鳳翔「はあっ!」ビシュッ!

提督「ふんっ!」キーン!

霧島「外角のストレートを捉えた!ライト線上を一直線に突き進む―!」

「ファール!」

霧島「これは惜しい!あと数メートル内に入っていたら最低でもツーベースは確実だったでしょう!」

陸奥「前の球が頭に残ってたせいで、少し踏み込みが甘かったかしら」

武蔵(狙い通りではあるんだが…ギリギリだったな)

鳳翔(スイングスピードが速い…これは厄介な相手ですね)

武蔵(今度はこれでいこう)

鳳翔「はっ!」ビュン!

↓1 コンマ00~59 アウト
     60~69 エラー
     70~79 ヒット
     80~89 ツーベース
     90~99 スリーベース
   ゾロ目   珍プレー

武蔵(チェンジアップでタイミングを外す!)

提督「……」グッ

武蔵(何!?しっかりタメをつくっている…まずい!)

提督「ふんっ!」カキーン!



神通「やらせはしません!!」バシッ!

赤城「なっ……!?」

「アウト―!」

霧島「ファインプレーッ!神通、弾丸ライナーをダイビングキャッチ!飛び出していた赤城、あわてて塁へ戻るー!」

陸奥「あの子は本当に何者なの…」



天龍「すげーな神通」

鳳翔「あ、ありがとう…神通ちゃん」

神通「ふふっ、礼には及びませんよ。たとえ打たれても、後ろには私たちがいます。安心して投げてください」



提督「冗談だろ…普通抜けるぞありゃ。抜ければ長打コースだったのに…」

島風「提督の打球、すごく速かったしねー。あれは神通さんがすごすぎるよ」

全員に打席が回ったので、一気に最終回まで飛びたいと思います。

↓1 チーム鳳翔の得点とチーム提督の得点をこの順で(得点は最高9、点差は最大3におさめてください)

↓3 その回の状況(ツーアウト2,3塁みたいな感じに)及びチーム鳳翔のバッター

↓5 チーム提督の先頭打者(得点次第では関係ないですが)

先頭は瑞鶴で
すみません

>>179
申し訳ないのですが、瑞鶴は鳳翔チームなので、先頭打者はチーム提督(島風吹雪時雨長門加賀鈴谷龍驤赤城提督)の面々から選んでください。

もう一度 ↓1でチーム提督の先頭打者

最終回 スコア 6-5 ワンアウト1,3塁 バッター神通 チーム提督の先頭 島風

それでは書いてきますので、しばらくお待ちを。

――最終回――

霧島「試合も、もう終盤!現在ワンアウト1、3塁。チーム提督、これ以上点差が開かないようにして裏の攻撃へつなげたいところですが…何ということだ―!?ここで迎えるバッターは、本日攻守ともに鬼神のごとき活躍を見せる神通!」

陸奥「チーム提督はここが踏ん張りどころね」

神通「神通、いきます」

天龍「お前で試合を決めてやれー!」

提督(ここでの追加点は致命的だというのに…くそっ)

龍驤(変化球は完璧に捉えられとった…抑えるには力で捻じ伏せるしかあらへん。全球渾身のストレートや!)

提督(ああ、気合入れていくぜ!)

提督「ふんっ!」ビシュッ!

「ボール!」

霧島「これは投げた瞬間にボールとわかるストレートでした!」

陸奥「コントロールよりも球威を重視したのね。それにしても今の球…」



青葉「今日は驚かされっぱなしですね」

筑摩「うん?どうしたんですか青葉さん?」

青葉「今の球ですが…151キロ。本日の最速です」

利根「最終回で150キロを投げるだけでもとんでもないというに、最速を計測するとは…化け物じみとるの」

龍驤(どんどんいくで!)

提督「おおおっ!」ビシュッ!

神通「シッ!」キーン!

「ファール!」



龍驤(まだまだ!)

提督「はあっ!」

神通「……っ!」ブン!

「ストラーイク!」

霧島「おおっと、神通!提督の渾身のストレートに振り遅れた!」

陸奥「すごい…すごいわ提督!」



青葉「…もしかして故障ですかね?」

利根「今度は何なんじゃ?」

青葉「スピードガンの表示を見てください」

筑摩「んっと…152キロ!?また速くなってるんですか!」

利根「故障とは限らんぞ。現にあの神通が振り遅れとるのじゃから」

青葉「本当に何なんですかあの人は…」

龍驤(遊び球なんて使わへん!これで終いや!)

提督(正真正銘、これが俺の全力だ!)

提督「ずりゃあ!」ビシュッ!!

↓1 コンマ00~59 アウト
     60~69 併殺(ファインプレー)
     70~79 ヒット
     80~89 ツーベース
     90~99 スリーベース

神通「シッ!」キーン

霧島「神通、差し込まれたー!平凡なファーストフライだ!」

鈴谷「よっ」バシッ

霧島「鈴谷、これを危なげなくキャッチ!」

「アウトー!」

陸奥「実に見ごたえのある勝負だったわ。満足満足」

提督(やったぜ!あの神通に真正面から勝利した!)

神通「……見事、というしかないですね」ニコッ



青葉「…153キロ」

筑摩「提督さんって…いったい」

利根「甲子園初戦敗退と聞いたが…あれほどの投手がいてそうなるということは、典型的なワンマンチームだったんじゃろうな」

天龍「神通を抑えたからって安心してんじゃねーぞ」

霧島「チーム提督、最大のピンチは切り抜けましたが、依然として失点の恐れは残ってます!」

陸奥「天龍ちゃんはかわいいけど、この状況は怖いわね。強打者を抑えて気が抜けてるところに一発もらったりしたらそのショックは小さくないわ」

天龍「今こそ俺の本当の恐ろしさを見せてやるぜ」

龍驤(気ぃ抜いたらあかんよ。しっかり抑えるで。まずはここや)

提督「ふっ!」ビシュッ!

天龍「おっと」

「ボール!」

霧島「初球は様子見ですね」

陸奥「そりゃ慎重にもなるわよ」

龍驤(次はここにこれや)

提督「おおっ!」ビシュッ!

↓1 コンマ00~69 アウト
     70~79 ヒット
     80~89 ツーベース
     90~99 スリーベース

申し訳ない、コンマは少し調整させてもらった。決して天龍が残念な子なわけじゃない。

天龍「おりゃ!」キン

提督「オッケー注文通り」

霧島「内角を抉るようなシュートがバットの根元に喰らいつく!セカンドゴロだ!」

時雨「よし…」ヒュッ

鈴谷「毎度ー!」バシッ

「アウトー!チェンジ!」

天龍「か~やられた!」

霧島「ランナー残塁!チーム鳳翔、追加点はなりませんでした!」

陸奥「チーム提督からしたら、首の皮一枚つながったってとこね」

提督「さあ、最後の攻撃だ!」

霧島「泣いても笑ってもこれが最後の攻撃!同点でこの回を終えても延長はありません!」

陸奥「その場合、MVPはどうするのかしら?勝ちチームから選ばれるって聞いたけど」

霧島「提督曰く、そのときは両チームの中から今日一番がんばった娘をMVPにするとのことです」



提督「よしっ、お前ら円陣を組むぞ」

鈴谷「いいねえ、お約束じゃーん」

龍驤「ええやん。やろやろ!」

赤城「ふふっ、こういうのもなんかいいですね」

加賀「気合を入れるのは大事」



提督「よし、吹雪。お前が発破をかけろ」

吹雪「え…ええっ!私がですか!?」

提督「ほらほら」

時雨「吹雪ファイトだよ」

島風「はやくはやくー」

吹雪「ううっ…きょ、今日は皆さんと一緒に野球をすることができてとても楽しかったです」

吹雪「即席チームなりにうまくやってこれました」

吹雪「何度もこんなイベントを開くのは難しいでしょうし、おそらくこのメンバーで野球ができるのは今日限りでしょう」

吹雪「だから…この試合に勝って…皆さんとの最高の思い出にしたいです!サヨナラ勝ちしましょう!」

「「「「「「「「おー!!!」」」」」」」」

長門「ふふふ、やるじゃないか吹雪」

吹雪「あ、ありがとうございます」

霧島「一点を追うチーム提督!その先陣を切るは島風だー!」

提督「しまかぜー!難しいことは考えるな!思うがままに打って、お前の足でかき乱してやれー!」

提督(どうせ内野安打は警戒されているしな。好きに打たせるのが一番だ)

島風「了解だよー!」

武蔵「あちらはなかなか気合が入ってるようだ。私たちもしまっていくぞー!!」

「「「「「「「「おー!!!」」」」」」」」

武蔵「さあいこうか鳳翔!」

鳳翔「はっ!」ビシュッ!

島風「んっ!」

「ストライーク!」

霧島「低めギリギリ!島風、ボールになると判断しての見逃しか!?」

陸奥「鳳翔さん、最終回まで来ても全然制球が乱れない…大したものね」



武蔵(よし…さっきの球より少し外せ)

鳳翔「ふっ!」ビシュッ!

島風「…!」

「ボール!」

霧島「これも際どい球ですが、よく見逃した!」

武蔵(次は…これでどうだ?)

鳳翔「はあっ!」ビシュッ!

↓1 コンマ00~59 アウト
     60~69 エラー
     70~79 ヒット
     80~89 ツーベース
     90~99 スリーベース
  
   ゾロ目   ファインプレー

島風「おっおー!」カキーン!

霧島「いったー!スライダーを完ぺきに捉えたー!」

翔鶴「くっ!」ダッ

霧島「レフトを…抜けたー!そのまま深いところへボールは転々と!ランナーは島風だ!これはまずいぞー!」

島風「にひひっ、いっくよー!」

霧島「俊足を飛ばして三塁を狙う!はやーい!何という速さだ!まさに速きこと、韋駄天の如し…いや、島風の如し!」

翔鶴「はっ!」ビュン

夕立「ぽい!」バシッ タッチ

「セーフ!」

霧島「島風、一気に三塁を落とし入れたー!チーム提督、これは最高の状況だー!」

陸奥「ノーアウト三塁…それにランナーが島風というのが大きいわ。ちょっと浅い外野フライくらいなら、あっさりタッチアップを決めるでしょうね」

霧島「逆にチーム鳳翔には苦しい展開ですね」

陸奥「ええ…ここを無失点で抑えるのはとてつもなく難しいわ」

提督「よくやったぞー!島風!」

島風「ふっふーん!吹雪ちゃん、後は頼んだよー!」

吹雪「任せて!」



鳳翔(厄介なことになりましたね…これでは外野に打たせることはできません)

武蔵(こうなった以上はしかたない。とにかく低めを突いていくぞ)

鳳翔「はっ!」ビシュッ!

吹雪「えいっ!」ブン!

「ストラーイク!」

霧島「内角低めのストレートを空振り!」



武蔵(次はこっちに…)

鳳翔「はあっ!」ビシュッ!

吹雪「…んっ」

「ボール!」

霧島「今度は外角低めにカーブ!これは低めにボールを集めている?」

陸奥「まあこの場面ならそうするのが定石でしょう」

武蔵(ここは…思い切って)

鳳翔(武蔵さんたら強気ですね…いいでしょう!)

鳳翔「ふっ!」ブン!

吹雪「えっ…」グググッ

「ストラーイク!」

霧島「ここでチェンジアップ!吹雪、まんまと体勢を崩された!」

陸奥「あのバッテリー良い度胸ね…私だったらここであの球は怖くて投げられないわ」

提督(やるなあ、あのバッテリー。要求する方も要求する方だが、投げる方も投げる方だ)

武蔵(さあ、これで締めよう)

鳳翔「はっ!」ビシュッ!

↓1 コンマ00~59 アウト
     60~69 エラー
     70~79 ヒット
     80~99 ツーベース
  
   ゾロ目  ファインプレー

すいません。安価取っておいてなんですが、頭が回ってないのでいったん寝ます。
明日もどうせ暇なので、起きたらすぐ書き始めます。

吹雪「いって!」キーン

霧島「三塁線へ鋭い打球が飛んでいくー!」

夕立「抜かせないよ!」バシッ

霧島「難しいショートバウンドを見事にキャッチ!」

夕立「…ぽい!」シュッ!

霧島「三塁ランナーを目で牽制しつつ、一塁へ送球!あーっと、しかし送球が大きく逸れている!」

熊野「くっ…はっ!」バッ

霧島「熊野ジャンプ!大きく手を伸ばす…弾いたー!捕球できていなーい!」

島風「いっけー!」ダッ

不知火「…こっちね」ビシュッ

霧島「この隙に島風は本塁突入!カバーに来ていた不知火、本塁は間に合わないと判断して一塁へ送球!」

「セーフ!」

霧島「一塁セーフ!島風もホームイン!チーム提督、土壇場で追いついたー!しかも依然としてノーアウト一塁!」

陸奥「勢いもある…サヨナラが見えてきたわね」

提督(吹雪が凡退したら、時雨にスクイズさせることも少し考えていたが…これは僥倖だ)

夕立「ご、ごめんなさい!こんな大事な場面でミスをするなんて…!」ギリッ

鳳翔「ふふ、気に病むことはありませんよ夕立ちゃん」

夕立「で、でもっ!」

鳳翔「そんなことより、あの難しい打球をよく止めてくれたわ。抜けていたらもっとひどいことになってたかもしれないもの」

神通「ええ、本当に大したものよ」ニコッ

鳳翔「さあ、しっかり守りましょ。まだ試合は終わってないわ」

夕立「神通さん、鳳翔さん…うん!」

てか、>>207だと吹雪相当足遅いってことになりかねないな
出足がだいぶ遅れたってことで脳内補完しておいてください

やっぱり文章で補完します

吹雪(よかったぁ…打った後、打球を見失ってボケっとしてたから、けっこうギリギリになっちゃったよ…)

霧島「ここで迎えるバッターは…今日、目立たないながらも好守好打でチームを支える時雨だ!」

陸奥「さあ…ここでチーム提督はどう出るのかしら?」



提督(さて、ノーアウト一塁。普通だったら送らせるところだが…最終回だし、あいつらにはのびのびやらせてやりたいな。好きにさせよう)

提督「どんどん振っていけー!送りバントみたいなちまちましたことはしなくていいぞー!」

時雨「はは、押せ押せだね」

長門「後ろには私も控えている。思い切っていけ」

鳳翔(勝ちはなくなりましたが…これ以上はやらせません)

武蔵(ああ、サヨナラにはさせん!)

武蔵(まずはここ!)

鳳翔「ふっ!」ビシュッ!

時雨「やっ!」ブン!

「ストラーイク!」

霧島「外角低め!コーナーの隅へ落ちるカーブ!」

陸奥「ほんとあそこまでピンポイントだと審判泣かせね。まあ大淀の目は確かだからそこらへんは心配ないけど」



鳳翔「はっ!」ブン!

時雨「…ふっ!」キン

「ファール!」

霧島「チェンジアップにタイミングは合っていたが、ファール!あっという間に追い込まれた―!」



武蔵(ここは間を置いて…)

鳳翔「ふっ!」ビシュッ!

「ボール!」

霧島「外に逃げるスライダー!時雨、これにつられなーい!」

武蔵(これで決めるぞ!)

鳳翔「はあっ!」ビシュッ!

↓1 コンマ00~59 アウト
     60~69 エラー
     70~79 ヒット
     80~89 ツーベース
     90~99 サヨナラ
  
   ゾロ目   ファインプレー

時雨「やあっ!」キーン!

霧島「内角高めのストレートをうまく捉えた!ショート方向!」

神通「くっ!」バッ!

霧島「打球は神通の頭上を越える!レフト前ヒットォ!」



吹雪「さすが時雨ちゃん!」

提督「すごいぞー!かわいいぞー!」

時雨「もう…はずかしいじゃないか」

霧島「ノーアウト1、2塁!チーム提督の攻めが途切れることなく続いていくー!」

陸奥「さあきたわ…長門!」

ナガゲ予約

霧島「試合もいよいよ大詰め!得点圏にランナーを置いて、サヨナラのかかった打席に向かうは…四番長門!これ以上頼りになるバッターなどこの地上に存在しなーい!」

提督「この状況であいつがバッター…なんて頼もしさだ」

鈴谷「いっけー長門さん!決めちゃえー!」

龍驤「華々しくホームランといこうや!」

長門「ああ、ここで決めるのが…真の四番というものだ!」



鳳翔(困りました…正直抑え切れる気がしませんね)

武蔵「…鳳翔」

鳳翔「?」

武蔵「余計なことは考えなくていい。私を信じて、このミットに最高の球を投げ込んでこい!」

鳳翔「…ええ、わかりました。ふふっ、いけないいけない。少し弱気になってましたね」

鳳翔「いざ、参ります!」

ナガゲ期待

>>219 >>221
ナガゲとはどんな効果だ?いつ発動する?

しかしびっくりするほどゾロ目を引かなかったな…

>>222
長門+ゲッツー=ナガゲ
元阪神の長距離打者がゲッツーすることをツラゲということから

辛い(さん)ゲッツー=ツラゲ

>>224 >>225
なるほどツラゲの長門版か。ありがとうございます。

今から書き始めます。

武蔵(こい!)

鳳翔「はっ!」ビシュッ!

長門「ふんっ!」ブン!!

「ストラーイク!」

霧島「外角高めに伸びのあるストレート!長門のバットの上を通過していったー!」

陸奥「良い球ね。ストレートはスピードがあればいいってものじゃないことを教えてくれるわ」



武蔵(次はこれだ)

鳳翔「ふっ!」ビシュッ!

長門「はあっ!」カキーン!

霧島「内角、ボールからストライクになるスライダーを引っ張ったー!」

「ファール!」

武蔵(三球勝負だ!いくぞ!)

鳳翔「はあっ!」ブン!

↓1 コンマ00~59 アウト
     60~69及びゾロ目 ナガゲ
     70~89 サヨナラヒット
     90~99 サヨナラホームラン

長門「うおおっ!」キーン

霧島「高めのストレートを打ち上げてしまったー!真上に高く高く舞い上がる!」

武蔵「よし…」バシッ

「アウト―!」

武蔵「見事な一球だったぞ鳳翔」

鳳翔「ふふ、ありがとうございます」

陸奥「長門の想像以上にストレートの伸びがあったようね。ボールのかなり下を叩いていたわ」

長門「くっ、なんてざまだ…情けない」

提督「うーん…せめてランナーを三塁に進めたかったが…まあしかたがない。任せたぞ加賀!」

加賀「ええ、決めてくるわ」

霧島「強打者長門を打ち取ったものの、後に続く加賀も怖い打者だ!」

加賀「一航戦の誇りにかけて…ここは譲れません」

鈴谷「凡退してもいいよー!そのときは鈴谷が決めるから!」

加賀「ふっ、その心配はいらないわ」

武蔵(一発のある打者が続く…気を付けねばな)

武蔵(初球はこれだな)

鳳翔「ふっ!」ビシュッ!

加賀「……」

「ボール!」

霧島「初球はカーブで様子見です」



鳳翔「はあっ!」ブン!

加賀「……!」

「ストラーイク!」

霧島「チェンジアップを見逃し!狙い球と違ったようだ!」



武蔵(内角低めに…少し大きく外せ)

鳳翔「はっ!」ビシュッ!

加賀「……」

「ボール!」

武蔵(よし…ここは!)

鳳翔「はっ!」ビシュッ!

↓1 コンマ00~59 アウト
     60~69 ヒット
     70~99 サヨナラ
   ゾロ目   ゲッツーで試合終了

加賀「はあっ!」キーン

霧島「打ったー!外角低めを流し打ち!ああー、しかしこれはライトの守備範囲内だ!」

不知火「落としません」バシッ

「アウトー!」

霧島「しかし吹雪はタッチアップに成功!チーム提督、ランナーを三塁に進めました!」

陸奥「こうなるとワイルドピッチが一番怖いんだけど…まあ鳳翔さんに限って、ね」



加賀「そ、そんな…馬鹿な」

鈴谷「ふふん、これは神さまが鈴谷にサヨナラを期待してるってことだね」

提督(ツーアウト1、3塁…フォアボールが期待できないことを考えると、おそらく鈴谷が最後の打者になる)

提督「決めろ鈴谷!ここで打てばマジでかっこいいぞ!」

鈴谷「うん、任せるじゃーん!」



武蔵(さあ油断せずにいこう)

鳳翔「はっ!」ビシュッ!

鈴谷「そりゃ!」キーン

「ファール!」

霧島「内角、ボール気味の球だったが、初球から積極的に行った!」



武蔵(外角、スライダーを外せ)

鳳翔「ふっ!」ビシュッ!

鈴谷「スルースルー」

「ボール!」



武蔵(ここでこれだ)

鳳翔「ふっ!」ブン!

鈴谷(よしっ!)カキーン!

鳳翔「!」

武蔵「まずいっ!」バッ

霧島「鈴谷、チェンジアップを読んでいたー!ライト線へ痛烈な当たり!しかしこれは…」

「ファール!」

鈴谷「あ~あとちょっとだったのに~!」

陸奥「これはチーム鳳翔が幸運だったという他ないわね」

武蔵(ふう…私としたことが取り乱してしまった)

武蔵(ラストは…ど真ん中!お前の最高の球でこい!)

鳳翔「はあっ!」ビシュッ!!

鈴谷「いっけええ!!」ブン!

↓1 コンマ00~49 アウト
     50~99 サヨナラ

MVPは一人だけ選ぶつもりだったけど、あの書き方だと確かに二人選ぶようにもとれるな…そうするか

――――ズバンッ!――――

「ストライクバッターアウト!…ゲームセット!!」

霧島「渾身のど真ん中に三振!試合終了!引き分けだー!」

陸奥「素晴らしい試合だったわ、掛け値なしに」フフフ



武蔵「さすがだ鳳翔…今日一番の球だったぞ」

鳳翔「ふふ、ありがとうございます」

武蔵「今日はお前とバッテリーを組めて本当に良かった」

鳳翔「ええ、私も同じ気持ちですよ武蔵さん」



鈴谷「くっそー!滅茶苦茶くやしー!」

提督「しかたない。お前もがんばったが、鳳翔さんが一枚上手だったのさ」

龍驤「引き分けかー惜しいなー」

長門「くっ…私があそこで打っていれば…」

加賀「……」クッ

赤城「まあまあ二人とも、それはいいじゃないですか」

吹雪「はい、勝てなかったのはくやしいですけど…いい試合でした」

時雨「うん…本当にいい試合だった」

島風「私は最後に思いっきり走れたし大満足だねー」

提督「よーし最後はあいさつして終わるぞー」

――――――

大淀「これで試合を終わります。キャプテンは握手を」

提督「いい試合でした鳳翔さん」スッ

鳳翔「ええ、本当に」ギュッ

大淀「礼!!」

「「「「「「「「「ありがとうございました!!!」」」」」」」」」

――――――

MVPの投票を取る前に、少しお伺いを立てさせてください。
MVPはチームごとに10レス分くらい投票してもらって決めようと考えているのですが、チーム提督のときは私自身の票として時雨に一票を入れてもいいでしょうか?
私情を挟んで申し訳ないですが、引き分けのときは「最もがんばった娘」がMVPの条件なので、個人的には時雨に一票を入れたいです。

よし、>>244の通りにいきます

提督「さて…それではこの試合のMVPだが…」



↓1~10 チーム提督のMVP(時雨は+1) ↓11~20 チーム鳳翔のMVP

複数投票はご遠慮ください。レスがあまり来なさそうなときはまたあとで対応を考えます。

ここまででチーム提督のMVPは時雨に確定。メンバーを提示してなかったり、なんか誘導したみたいになってしまったりして少し反省してる。

ここから↓1~10でチーム鳳翔のMVPを決めます。

今度はあらかじめメンバーを提示します。(鳳翔瑞鶴翔鶴不知火神通天龍夕立熊野武蔵)

鳳翔と武蔵が四票で並んでいるのでこの二人で再投票をしたいと思います。

↓1~3 鳳翔or武蔵

チーム提督MVP:時雨  チーム鳳翔:鳳翔

提督「まず俺たちのチームのMVPは…時雨!」

時雨「ほ、ホントかい!?僕は提督や長門さんほど活躍してないよ?」

提督「何を言ってるんだ。守っては堅守、打っては猛打賞…十分すぎるさ」

長門「ああ、時雨のがんばりは大したものだった。観客にもそれが伝わったのだ」

龍驤「あのがんばりを見たら、なあ」

時雨「ありがとう…ふふ、嬉しいなあ。僕がMVP…」

吹雪「時雨ちゃんなら納得だよ!おめでとう」

鈴谷「うんうん、文句なーし!」

島風「どうかーん!」

加賀(提督財布計画はなりませんでしたか)

赤城「ふふふ、加賀さん…こればかりは譲らないと」

加賀「ええわかっているわ。本当におめでとう」

時雨「みんな…本当にありがとう…」ニコッ

提督「青葉ァ!!今のカメラに収めたか!?」バッ!

青葉「ばっちりです!抜かりはありません!」ガサッ!

長門「うおっ!いきなり出てくるんじゃない!」

吹雪「…あなたたちって人はもう…」



時雨(ふふっ、提督を一日好きにできる権利か…どう使うかゆっくり考えなきゃ)

提督「そして次に…鳳翔さんチームのMVPは…鳳翔さん!」

鳳翔「…私でよろしいのですか?神通さんや武蔵さんも素晴らしく活躍していましたのに…」

提督「実は票数が、鳳翔さんと神通、武蔵でほぼ同数という三つ巴の様相を呈していたんですが、二人から鳳翔さんをMVPにしてほしいと言われましてね」

鳳翔「えっ…」クルッ

神通「鳳翔さんがいたからこそ、このチームはまとまったのです。その功労者を差し置いてMVPなど受け取るわけにはいきません」

武蔵「ああ…それに」スッ

武蔵(例の権利…欲しくてたまらないのだろう?)ボソッ

鳳翔「!」ボッ

武蔵「はっはっは、どうした?トマトのように赤くなって」

鳳翔「む、武蔵さん!」

武蔵「はっはっはっは!」

提督「ん~?どうしたんですか鳳翔さん?」

鳳翔「提督はこっちを見ないでください!」

提督「ええ~!?」ガーン



鳳翔(ありがとう…二人とも)

――――とある鎮守府――――

叢雲「ねえ司令官、聞いた?あの鎮守府の話」

とある提督「ああ、私があの手の情報を聞き逃すことはない」

叢雲「なかなかやるみたいね?あそこの艦娘たち…それに司令官も」

とある提督「ああ…実に気になる」

叢雲「ふふっ、何がよ?」

とある提督「それはもちろん…」

とある提督「私たちのチームとどちらが強いかに決まっているだろう?」

「「「「「「「……」」」」」」」




――――深海――――

???「アノチンジュフ、ナカナカキョウミブカイコトシテタワネ」

???「ヤキュウトカイウヤツカ?…オモシロソウジャネーノ」

???「ヲッ!」






※続きません

以上となります。ありがとうございました。
気が向いたら、時雨や鳳翔さんとの後日談を書くかもしれません。
それでは失礼します。

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