ミカサ「エレンのいない世界」 (18)


※原作最新話までのネタバレあり

エレンが審議所で憲兵団に引き取られた場合の話です。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1425406001


突破されたウォール・ローゼを、エレン・イェーガーの巨人の力により奪還することに成功し数日後…

審議所にてエレンは「危険な存在」として憲兵団に引き取られる事になった。



それに対し、調査兵団は「エレンを失えば人類は滅亡の道しか無い」と王政に対しクーデターを起こした…


礼拝堂


エレン「…」


エレン「…!」パチ


エレン(なんだここは…俺は何で…こんなとこで拘束されているんだ!?)


ロッド「目が覚めたようだな……エレン。グリシャに奪われた力がまさか君の中にあったとはな…」

エレン(父さんが…どういう事だ!?)

ロッド「力は返して貰う………」

―――

ライナー「…エレンは王政に連れていかれたか…」

アニ「どうする、ライナー」

ベルトルト「座標を故郷に持って帰れば僕らの仕事は終わるんだ……取り返そう」

ライナー「ああ。エレンを…座標を奴等に奪われる訳にはいかん。行くぞ」


―――――

エレン(訳がわからねぇよ、一体なんなんだよ!?)ギシッギシッ

ロッド「…おいで、フロリアン」

フロリアン「…」

ロッド「さあ、これを注射して…力を取り返すんだ」

フロリアン「うん」

エレン「…!!」


エレン(あの注射は…俺が父さんにされた…)


カアアアッ!!!




ドオオオオオンッ!!!




ハンジ「エルヴィン!!」

エルヴィン「どうした、ハンジ」

ハンジ「大変だ!!シーナに…巨人が現れた!!」




ドオオオオオンッ!!!

鎧の巨人「…」シュウウウ



リヴァイ「…鎧の巨人だと…なぜこんな場所に…」

ペトラ「兵長!」

リヴァイ「なんだ、ペトラ」

ペトラ「別の方向から他の巨人が来ました!」

リヴァイ「!!」


ズシンッズシンッ


フロリアン巨人「ガアアアアアッ!!!!!」


鎧の巨人「…!!」ビリビリッ


ライナー(この感覚は…)

ベルトルト(座標の力!?くそ、まさか…)

アニ(エレンの力がもう奪われてしまったか…)


ロッド「フロリアン…取り返した力で外から侵入してきた害虫を駆除しろ。そして…」

ロッド「人類の記憶をまた1から改竄するんだ」


「アアアアアアアアッ!!!」



その後、ライナー、ベルトルト、アニは壁外へ逃亡

クーデターにより調査兵団は反逆者として捕らえられ解体…

そして叫びの力により人類の記憶は改竄され、ウォール・マリアの存在や外から来た敵の記憶も全て消された。



104期訓練生は、アルミン、サシャ、クリスタは駐屯兵団

コニー、ジャン、マルコは憲兵団に


ミカサ、ユミルは行方不明となった

一年後







ザッザッザッ…




ユミル「…よう、追っ手には見つからなかったか?」



ミカサ「ええ」ザッザッ


ユミル「っくそ、まさかこんな事になるとはな…」

ミカサ「………ユミル…貴女は、何か知っているの?」

ユミル「あ?」

ミカサ「皆は一年前の記憶を無くしているみたい…でも、私と貴女は覚えている」

ミカサ「そして、一年前の記憶を覚えている私も貴女も…憲兵に追われている」

ユミル「…」

ミカサ「……知っていることがあるなら話して」

ユミル「奴等に私らの存在が都合悪いから追われてる…それだけだ」

ミカサ「それだけじゃわからない」

ミカサ「エレンもどこに行ってしまったのかわからなくなってしまった………奴等は許せない。絶対に……」

ユミル「…バカな真似はやめとけよ」

ガサガサ

ミカサ「!!」スチャッ



アルミン「…待ってミカサ…僕だよ」

ミカサ「…アルミン!ごめんなさい、刃を向けて」

アルミン「ううん、大丈夫だよ」

クリスタ「…二人ともしばらくちゃんと食べてないだろうから…こっそり持って来たの」

ユミル「悪いな」

ミカサ「…やっぱり思い出せない?」

アルミン「…ごめん…やっぱり思い出せないんだ。ミカサから話してもらっても……エレンって人も、誰なのか…」

クリスタ「私も思い出せない…」

ミカサ「……」

クリスタ「あの…やっぱり他の人にも話してみれば…」

ユミル「ダメだ。お前らは前にたまたま私らの話を聞いちまったから仕方ないが…一年前の事の話は知らない方がいいんだ。憲兵にバレたら危険なんだよ」

クリスタ「うん…」

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