ベジータ「何ィ!?秘密の部屋だと!?」 【前編】 (24)

~遊園地~



トランクス「パパー!次はあれ乗ろうよ!


ベジータ「チッ、一人で乗ってやがれ」


ブルマ「だめよベジータ、あんたがトランクスと約束したんだから二人で行ってきなさい」


ベジータ「くそったれ....」


時はさかのぼること1週間前
 

ベジータ「どうだ、俺の顔面に一撃だけでもくらわせられたら遊園地に連れてってやるぞ」ニヤッ





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この一言からはじまった


回避のみに徹するつもりであったが追い詰められた挙句、攻撃してしまった


攻撃され無理だと悟ったトランクスは半泣きになり、それを見たベジータがつい連れて行くと約束したのだ


そして現在に至る


トランクス「へへ~♪」


ドラゴンボールで生き返ったものの、魔人ブウとの戦いで親を失った経験のあるトランクスはベジータにも甘えるようになっていた


全てのアトラクションをまわり、家に着くとトランクスは明日の始業式が楽しみなのか風呂に入り、すぐさま寝室へと向かった


ブルマ「ふふ、トランクスがこんな時間に寝るなんてよっぽど明日が楽しみなのね」


ベジータ「ふんっ」


ブルマ「明日にはあんたもトランクスも出発するのね、寂しくなるわ」


ベジータ「どうせ少しの間だ」


ブルマ「この際ヤムチャに浮気しちゃおっかな」


ベジータ「何ィ!?あのヘタレめ...!ぐぐぐ....」


ブルマ「冗談よ、ベジータ」チュッ


ベジータ「///」



~翌日~



トランクス「それじゃあ、行ってくるね!」


ブルマ「ちゃんと良い子にするのよ~」


ベジータ「そろそろ俺も行かなければな」


ブルマ「ヤムチャとも仲良くしなさいよね」


ベジータ「ふん」

~キングスクロス駅~



トランクス「えっと9と3分の2番線に行くにはこの柱を通り抜けるんだったよな」


トランクス「1・2・3、えい!」(ん?今後ろで物凄い音が聞こえたけど気のせいだよな)


目を瞑り柱へと突っ込んだトランクス、目を開けたときには周辺が魔法学校の生徒であふれかえっていた。


トランクス「あ、ハーマイオニー!」


ハーマイオニー「トランクス!久しぶり!」


ハーマイオニー「手紙を書いても返事が無いから心配したけど元気そうでよかったわ」


トランクス「修行で忙しかったから、えへへ....」


ハーマイオニー「ふふ、あなたらしいわね」


ハーマイオニー「あ、列車が来たわ乗りましょう」

~列車内~



トランクス「ところでハリー達はいないけどどうしたの?」


ハーマイオニー「分からないわ、でもきっと来るはずよ」


トランクス「そっかぁ」


そう言い窓の外を見ると一台の車がホグワーツに激突しようとしていた


トランクス(うわっ!あの車、空飛んでる...じゃなくて助けないとマズイぞ!)


トランクス「ごめん、ちょっと、待っててね」ヒューン


窓から飛んでいくトランクス


ハーマイオニ「 」アゼン


ハーマイオニー「あ、あれも魔法かしら....い、いやトリックに違いないわ...」


なんとか間に合ったトランクス、片手で車を持ちあげ、安全な場所へ運んでいく


ロン「トランクス!」(車持ち上げてるし...)


ハリ「ああ、トランクス...もうダメかと思ったよ...」(ほ、箒も無しに飛んでる....)


トランクス「へへっ、二人とも心配かけちゃって!」


休暇中の出来事を話してるうちに学校へ到着し、始業式へと向かった


ハーマイオニー「3人ともこっちよ!」


ハリー「久しぶりだね」


ロン「うわっ、魔女だ!」


話してるうちに始業式も終わり、新入生の組み分けが行われていた


ハリー「今年はロンの妹が入学して来るんだっけ?」


ロン「どうせジニーもグリフィンドールだよ」


ロンの予想通りジニーはグリフィンドールに決まった。

組み分けも終盤、最後の一人が呼ばれる


ダンブルドア「まご、ごてん」


生徒達「.......」シーン


スネイプ「校長、そん、ごてんでは?」


ダンブルドア「おっと失礼、孫悟天!」(そうじゃった、ワシも歳か)


すると元気な声とともにツンツン頭の可愛らしい少年が出てきた


悟天「わぁー」ウキウキ


女子生徒から黄色い歓声があがる


女生徒A「あの子可愛いー!」


女生徒B「こっちの寮に来ないかな~」


ベジータ「あれは、カカロットのガキ...!!なんでここにいやがる!?」


トランクス「あ、悟天だ!」


マクゴナガル「ベジータ先生落ち着いてくさだい!」

~1時間前キングスクロス駅~



ダンブルドア「悟天よ、あの柱めがけて突っ込むのじゃ」


ダンブルドア「そうすれば9と3分の2番線に着いておる」


悟天「うん、分かった!」


目にもとまらぬ速さで柱へと突っ込む悟天、そのときダンブルドアは違和感に気付く


ダンブルドア「悟天!その柱じゃない!今すぐ止まるんだ!」


ダンブルドアの声もむなしく柱が粉々に砕け散る ドゴオオオオオン


ダンブルドア「NOOOOOOOO!!!!」


駅員「 」


貫通した勢いでそのまま9と3分の2番線行きの柱へ吸い込まれる悟天


修理費を請求されるであろうダンブルドアの目には涙が浮かんでいた

~そして現在~



周囲が騒然とする中、悟天が組み分け帽子をかぶる


組み分け帽子「んん、難しい、こいつは難しい。」


組み分け帽子「頭はお世辞にもいいとはいえないが...勇気にあふれておる、才能にもめぐまれておる、優しい心ももっておる。」


先生&生徒達「組み分け帽子があんなに悩むなんて...アイツ何者だ?」ザワザワ


緊張感が漂う中、当の本人は退屈そうにしている


悟天「まだかなー?」


ベジータ「チッ、カカロットを見てるようでイライラするぜ」


そのときどこから現れたのか山吹色の胴着を着た男が出現した


悟空「悟天、これ忘れてっぞ」シュンッ!


先生、生徒達「!!?」


悟天「あ、お父さんありがとう」ニコッ


ジニー「あの頭についてる輪っかはアクセサリーかしら?」


悟空「早く戻らねぇと占いババにおこられちまう、またな悟天」パッ


そう言い残し、胴着の男は一瞬にして消え去った


先生&生徒達「 」(き、消えた....)


そんな中


組み分け帽子「ううむ、よし決まった!グリフィンドォォォル!!!」ワアアアアアアア!!


大歓声の中グリフィンドールの方へと歩いて行く悟天、ジニーの横に座る


ジニー「あなた、何者?」


悟天「 ? 」

ダンブルドアが挨拶を終えると目の前にたくさんの料理があらわれた


ベジータ「!?」ガツガツガツ


トランクス「やっぱ魔法は凄いなぁ」ガツガツ


ハリー「君の方がよっぽど凄いよ...」


悟天「わぁー!おいしそう!」ガツガツガツ


ジニー(ほんとに人間かしら...)


周りの料理が尋常ではない速度でなくなっていく


ベジータ「お前ら早く食え!無くなるぞ!」ガツガツ


マクゴナガル「ベジータ先生、料理はまだあるので落ち着いてください!」



ベジータ「間に合わなくなっても知らんぞー!」ガツガツ

~翌日~



ベジータ「よーし、集まったな。」


ベジータ「2年になった貴様らには格闘術だけでなく、気の扱い方も習得してもらう」


ベジータ「クックック、厳しく指導してやるから覚悟しやがれ!」


ロン(うわぁ.....)


ハーマイオニー「先生、質問が!」


ベジータ「む、なんだ?」


ハーマイオニー「気とは何ですか?」


ここで口を挟むトランクス


トランクス「こーいうやつだよ」スッ


そう言い放つと、左手から放たれた気弾が数十メートル離れた岩へと吸い込まれ爆発した。


ドゴオオオォォォン!! パラパラパラ.........


生徒達「!?」


ベジータ「そうだ、このような力のことう言う」


ハーマイオニー「あ.....そう.....」ドンビキ

~授業開始~



ハリー「全然ダメだ」


ロン「うん、難しいね」


ハーマイオニー「あなた達、集中力が足りないのよ」


他の生徒も苦戦している


ベジータ「いいか、よく聞いておけ、」


ベジータ「静かに落ち着き、ゆっくり自分の中にある力を引き出すんだ」


ハリー「........」シュウチュウ


ハーマイオニー「.......」


ロン「.......うへへ」


ベジータ「力むな、それじゃ気は出ない」


そうすること数分


ハリー「........」ポワン


ベジータ(むっ、こんな短時間で...!?)


ロン「すごいやハリー!気が出てる!」


ハーマイオニー「.......!!」


ハリー「やった!あれ?消えちゃった...」


ベジータ「バカ野郎、気を抜くな」


ハリー「なんとなく分かった気がする..!」


ハリー「集中、集中....」


5日目の授業でほとんどの生徒が微量ながら気を放出できるようになっていた


ロン「やあ!」ピュン


ハーマイオニー「えい!」チュン


ハリー「はぁ!」シューーッ!


ベジータ(しかし、このメガネ、とんでもない成長速度だ...!)


ベジータ(これが天賦の才ってやつか...まったくイヤになってくるぜ、なぁカカロット)


後半へと続く

しまった、中途半端なところで切ってた
1作目とは別人とだけ言っておく

前半追加分



~数日後クィディッチの試合~



ベジータ「貴様ぁぁ!なぜトランクスを出さないんだ!」


マクゴナガル「お静かに!これ以上騒ぐと減点ですよ!」


ベジータ「うっ..くそったれ...」


リー「さあグリフィンドールとスリザリン、今季1戦目が始まろうとしています」


リー「おっと選手が入場してきました!」


ワアアアアアアアアア!


大歓声の中、歩く選手および審判


今季からサイバイマンが審判を務めることになっている


ハグリッドが研究を重ねたことにより多種多様なサイバイマンが生まれ、数多くのサイバイマンのサポートにより教師をはじめ生徒達の負担は激減していた


サイバイマン「キキーッ!」


審判のホイッスルが鳴り響き、試合開始


序盤、ホグワーツが点を取るもすぐさま追いつくスリザリン


両者譲らぬ中、20分が経過、ここで試合が動く

マルフォイ「あれは、スニッチ!」


ハリー「しまった!」


ハリー(このまま競えば勝ち目は無い、なんとかして止めなければっ!)ガシッ


マルフォイ「なっ!?」


後ろからマルフォイを羽交い締めにするハリー


審判がファウルの笛を吹くもハリーには聞こえていない ピピーッ


ハリー「やれー!、僕ごと貫くんだ!」


マルフォイ「や、やめろ!」


フレッド「待たせたな、覚悟はいいか?」


ハリー「やれー!」


ジョージ「魔貫光殺球!」ギュルルルル!!


ジョージの棍棒から放たれた打球はハリーの腹部を見事に捉えた


ハリー「ごふっ!?」ドサッ オエエエ


先に逃げようとしたハリーを逆手にとり、上手く脱出したマルフォイ


マルフォイ「おい、汚いから片付けておけよ、そのボロクズを!」


審判がハリーを救出したところで選手交代、トランクスの出番が来た

トランクス「へへ、この大歓声、天下一武道会ぶりだ」


マルフォイ「やあ、サイヤ人の王子の息子(笑)」


トランクス「消えろばーか、だっさいヘアスタイルしてさ」


マルフォイ「(´;ω;`)」ウッ


トランクス「たしかシーカーはスニッチを取ればいいんだったよな」


トランクス「けど小さくてどこにあるか分からないぞ」


マルフォイ「あのサイヤ人め、絶対先に見つけてやる...!」


試合が再開


両チームシーカー、必死になってスニッチを探している


ベジータ「トランクスめ、とっとと見つけやがれ!」


そのときブラッジャーがトランクスめがけて飛んできた


トランクス「ん?何か飛んできたぞ、打ち返すか」パコーン


一般人から見れば剛速球であるブラッジャーを素手で弾き返す


選手達「!!?」


はじき返されたブラッジャーは目にもとまらぬ早さでマルフォイの顔をかすめ、地面に大穴をあけた。シュウウウウ.....


観客「  」


マルフォイ「 」ホウシン


その間にスニッチの気を感じ取ったトランクスは、一瞬にしてスニッチの背後へと回り込んでいた。


トランクス「みっけ!」シュンッッ!!!


スニッチ「!?」


わずか数十秒のできごと


スニッチを手に握り締め、勝利をつげるホイッスルが鳴り響いた。


観客「すげえぞアイツ!!」


マクゴナガル「私の目は間違っていなかった....彼は天才よ」


ロン「すごいやトランクス!」


ハーマイオニー「ここまで来ると相手が可哀想だわ....」


ベジータ「フン、当然の結果だ」....ガッツポーズ


ハリー「勝ったけど、うん、なんだろう」


右手を高々と上げスニッチを開放するトランクス、開放されたスニッチは怯えたように遥か彼方へと飛んでいった

後半へと続く

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