P「難聴が治った」(68)
p「早期発見だったから割とすぐに治ったのは不幸中の幸いだったな」
p「そして、クリアな聴覚を手に入れてから何だかんだあって」
春香「……」
千早「……」
雪歩「……」
やよい「……」
律子「……」
伊織「……」
あずさ「……」
亜美「……」
真美「……」
真「……」
美希「……」
響「……」
貴音「……」
p「事務所の空気が最悪です」
p「元々、アイドルたちと話していてたまに聞き漏らす事が続いていたんだ」
p「と言ってもぼそぼそっと、聞こえなくても良いみたいな言い方だったから気にしなくても良いかとも思っていた」
p「だが人間ドックでちょっとばかし聴力の項目がよろしくなかったので、再検査したら、難聴だったというわけだ」
p「そうして治療後、今までは聞き漏らしていたアイドルたちの言葉を聞いてみると」
p「あれ、これ俺に気があるんじゃね?」
p「と思ってしまったのだ」
p「いや流石にそれはないだろと」
p「アイドルが自分のことを好きかもしれないなんて中二男子でも考えないレベルの自意識過剰じゃないかと」
p「そう思っていた時期が僕にもありました」
p「でもそうじゃなかったから、そしてアイドルに好かれてるなんて思って調子に乗ってしまった結果が>>1というわけだ」
p「一例を挙げよう」
美希「おはようなのハニー!」
p「おはよう美希」
美希「ぎゅう~」
p「おいおい美希、朝っぱらから抱きついてくるなよ」
美希「夜なら良いの? いやん、ハニーのえっち♪」
p「そういう意味じゃないよ」
美希「でも、朝一番だからこそハニー分を補充しないといけないと思うな」
p「なんだそりゃ。はちみつでも食っとけ」
美希「ハニー分はハニー分なの! ミキはハニー分を摂取しないと生きていけないの!」
p「はいはい」
美希「もう!」
p「まったく、そういうのは彼氏にやることだぞ。いや、それもどうかと思うけどな」
美希「ミキの彼氏になるのはハニー以外ありえないからこれでいいの」
p「そんな無防備なこと言ってると襲われちまうぞ」
美希「ハニーならいくらでも襲ってくれていいのに……」ボソッ
p「え?」
美希「もう、何でもないの!」
p「と、いつもならこんな会話になるんだが」
p「……なら襲っちまうぞ」ガバッ
美希「え?」
p「え?」
美希「……」
p「……」
美希「……」
p「な、こういうことになるかr」
美希「……いいよ?」
p「……え」
美希「ミキ、ハニーなら何をされてもいいの」
p「ミキ……」
美希「ハニー……」
p「とまあこういう具合だ」
p「こうして、色々なアイドルたちとそれぞれちょっとした事件を経て、ちょっとずつ親密になっていったんだ」
p「そして気づいたら>>1だ」
p「補足すると、確かに空気は悪いがアイドル同士がいがみ合っているわけではない」
p「あくまでお互いをライバル視してるっぽいだけだ……と思う」
p「まさかうちのアイドルたちに限って、嫌がらせとかそういうことはしないと思うが……」
p「まあ、元々仲の良い友達同士なんだから大丈夫だろう」
p「それにしても」
p「どうしてこうなった……」
p「どうしてこうなった……!」
p「さて、本当にこれどうすればいいんだろう……」
p「どうすればいいですかね、小鳥さん」
小鳥「」
p「……」
小鳥「……それを私に聞きますか」
p「聞きます」
小鳥「聞いちゃいますか」
p「聞いちゃいます」
小鳥「はああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
p「あらら、重い溜息ですね……幸せが逃げますよ」
小鳥「誰のせいですか」
p「はて」
小鳥「あんたや」
p「おっとこいつは一本取られたze。hahaha」
小鳥「…………」
p「……すみません」
小鳥「はい」
p「あのー、それで一体どうすればいいでしょうか」
小鳥「手を出したプロデューサーさんが悪いです。きっちり責任を取ってください」
p「いや、手は出してませんよ?」
小鳥「そうなんですか」
p「ええ、まあ」
小鳥「なんだてっきり最近の流行りみたいに『エッチだってしたのにふざけんな!』っていう流れかと」
p「まさか。というかうちの事務所ほとんど未成年じゃないですか」
小鳥「ええ」
p「ええって……」
小鳥「成人以上の男性が初めてなんて娘は山ほどいますよ」
p「それはそうかもしれませんけど……」
小鳥「まあ、うちの娘たちはみんな賢いですからね。わざわざ自分を安売りするようなことはしないと思いますけど」
p「俺も別に、未成年は性体験するなとは言いませんよ」
小鳥「ほう」
p「ちゃんと歳相応に恋愛をして、その過程でする分にはいい経験だと思います」
小鳥「青春ですね」
p「でも流石に十代の娘が二十歳以上の男とってなると、どうしても恋愛って感じがしないじゃないですか」
小鳥「まあ、場合によりけりでしょうけど。大体はそうかもしれませんね」
p「もしするにしても、個人的には最低でも16歳以上、そして自分で生計を立てている娘なら、まだいいと思います」
小鳥「その心は」
p「万一の事態があっても、あくまでも自己責任の範疇でしょう」
小鳥「ですね」
p「まあ、それにしたって正しいな判断が出来る年齢かと言われれば、微妙だと思いますよ」
小鳥「なるほど」
p「あ、別に女の子が処女なきゃいけないって意味じゃないですよ」
小鳥「わかってます。年上の男性側の問題ですね」
p「はい。まあその辺はいったん置いておきましょう」
小鳥「そうですね」
p「それで、俺は一体どうすればいいでしょうか」
小鳥「そうですね……まず、確認していいですか」
p「はいどうぞ」
小鳥「えっちはしてない」
p「はい」
小鳥「キスもしてない」
p「は……い」
小鳥「はい、詳しくどうぞ」
p「えー、あー」
小鳥「はよ」
p「はい。何というか両者同意の上で、という意味ではキスはしてないです」
小鳥「ひゃくとおばんはなんばんだっけ……」
p「待ってください、逆です」
小鳥「逆とは」
p「俺が無理やりやったわけではないです」
小鳥「ほう」
p「こう、ちょっと油断した隙にちゅっと……」
小鳥「なるほど」
p「まあ、女の子にそこまでさせてしまっている時点で、俺が悪いとも言えますけど」
小鳥「その辺は微妙なところですね」
p「はあ」
小鳥「ちなみに、それは誰のことですか?」
p「えーと」
小鳥「もう今さらですよ」
p「まあそうですね。雪歩と響です」
小鳥「あら、結構以外なところが」
p「ですよね。まあ、響はなんとなくわからないでもないようなって感じがするじゃないですか」
小鳥「うーん、私としては逆のつもりだったんですが」
p「え、雪歩ですよ?」
小鳥「雪歩ちゃんは、男性恐怖症でずっと男性と触れ合う機会がなかったから、反動で余計に大胆になることもあるかなって納得しちゃいました」
p「じゃあ響は?」
小鳥「響ちゃんは普段は誰とでも別け隔てなく接する分、男女の機微に関しては初心な部分があるんじゃないかなと」
p「なるほど。なかなかの観察眼ですね」
小鳥「それほどでも」
p「もう俺の代わりに小鳥さんがプロデューサーになったらいいんじゃないかな……」
小鳥「見える、アイドルたちの病む姿が……」
p「怖いこと言わないでくださいよ」
小鳥「怖いのは私ですよ。下手したら刺されます」
p「いや、流石にそれは……」
小鳥「人間、追い詰められると何をするかわかりませんからね」
p「うーん……」
小鳥「まあ、それはいいですね。では、キスをしたのは雪歩ちゃんと響ちゃんということでいいですね?」
p「はい……あ」
小鳥「はい、どうぞ」
p「えーと、ほっぺたなら他にも」
小鳥「誰ですか」
p「千早と亜美です」
小鳥「なるほど……」
p「意外ですか」
小鳥「わからないでもないような感じです」
p「ちなみに、亜美は冗談めかしてたくさんしてきます」
小鳥「それは何となく想像がつきます」
p「千早は、頑張ったご褒美にしてほしいと言ってきます」
小鳥「あ、する方ですか」
p「自分でも正直ギリギリのところだと思ってます」
小鳥「ギリギリアウトですね」
p「ですよねー」
小鳥「最初はなでなでだったのが、段々エスカレートしてって感じですか?」
p「貴様見ているな」
小鳥「大切なアイドルたちですからね。毎日見てますよ」
p「それでちゃんと事務仕事も出来てるのがすごいですね」
小鳥「ありがとうございます」
p「ちなみに亜美の方は、ちょっとそういう雰囲気になったのをごまかした翌日くらいにいたずらめかしてやってきました」
小鳥「それを許したらずるずると続いていると」
p「はい」
小鳥「なるほど」
p「というか、亜美がそういうことに興味を持つとは思わなかったんですよね」
小鳥「ああ。多分本人が一番戸惑ってると思いますよ。だからこそ冗談めかしてでもキスして発散してるんでしょうね」
p「ふむふむ」
小鳥「なんと言ってもうちの最年少ですからね」
p「ですね」
小鳥「はい、じゃあ次に行きましょう」
p「はい」
小鳥「えー、じゃあハグやそれに類することをしましたね?」
p「何か聞き方が変わってませんか」
小鳥「だってしたでしょう?」
p「はい……」
小鳥「どうぞ」
p「やよいと伊織と貴音です」
小鳥「アウトー」
p「やよいは亜美より年上ですよ」
小鳥「そう言ってる時点で自覚がありますよね?」
p「うっ」
小鳥「まあそれはそれとして、貴音ちゃんですか……」
p「俺もびっくりしました」
小鳥「是非はともかく、やよいちゃんと伊織ちゃんは何となく想像がつきますね」
p「ですかね」
小鳥「ええ、二人とも甘えたいけど甘えられないって感じですからね」
p「あー」
小鳥「やよいちゃんはご両親の忙しいお姉ちゃんとして」
p「伊織は家族へのコンプレックスから、とかですか」
小鳥「大体そんなところですよね」
p「ええ、まあそんな状況でした」
小鳥「お兄ちゃんとか呼ばれました?」
p「やよいには呼ばれました。あ、あと響も……」
小鳥「あー。にぃに、ですか?」
p「はい」
小鳥「あれは可愛いですね」
p「はい」
小鳥「で、伊織ちゃんは」
p「伊織は、プレッシャーとかがあったんじゃないかなと」
小鳥「なるほど」
p「家でも甘えられないし、職場でもリーダーだから。少しでも助けになればという思いでしたよ」
小鳥「やよいちゃんもそういう感じですか?」
p「まあ、近いですね。やよいの場合はいつも元気に振舞ってるので、少しは休めるようにと」
小鳥「そうですね」
p「まあ、抱き枕じゃないですけど、気分的にはそういう感じでした」
小鳥「把握しました」
p「で、貴音ですか」
小鳥「はい」
p「まず、月見に誘われたんですよ」
小鳥「ほうほう」
p「それで、俺が座ってるところに貴音も座って来ました」
小鳥「なんと、お膝ですか」
p「それでまあ、手持ち無沙汰というか何というか」
小鳥「お腹の辺りに手をまわしたと」
p「はい」
p「家でも甘えられないし、職場でもリーダーだから。少しでも助けになればという思いでしたよ」
小鳥「やよいちゃんもそういう感じですか?」
p「まあ、近いですね。やよいの場合はいつも元気に振舞ってるので、少しは休めるようにと」
小鳥「そうですね」
p「まあ、抱き枕じゃないですけど、気分的にはそういう感じでした」
小鳥「把握しました」
p「で、貴音ですか」
小鳥「はい」
p「まず、月見に誘われたんですよ」
小鳥「ほうほう」
p「それで、俺が座ってるところに貴音も座って来ました」
小鳥「なんと、お膝ですか」
p「それでまあ、手持ち無沙汰というか何というか」
小鳥「お腹の辺りに手をまわしたと」
p「はい」
小鳥「貴音ちゃんから抱きつくイメージはなかったですけど、そういうことでしたか」
p「ええ。それから気に入ったのか、たまに俺の膝に座って来ましたけど、貴音から抱きつくということはありませんでした」
小鳥「それで?」
p「え」
小鳥「貴音ちゃんを後ろから抱きしめて、それだけですか?」
p「うっ、本当にどこから見てたんですか」
小鳥「とっぷしーくれっとです」
p「やかましいわ」
小鳥「失礼しました」
p「えー、まあ、あれですよ」
小鳥「はい」
p「こう、後ろから抱きしめるとですね」
小鳥「はい」
p「普段は髪に隠れがちな貴音の耳が目の前にあってですよ」
小鳥「はい」
p「するじゃないですか?」
小鳥「ふーっですか? ぺろっですか? はむっですか?」
p「一通り……」
小鳥「こやつめ」
p「ハハハ」
小鳥「で?」
p「で、反応が可愛いわけですよ」
小鳥「わかります。わかります」
p「やめてくださいましとか言いつつも、毎回俺の膝に座ってくるわけですから。ねえ?」
小鳥「ですね」
p「ですよね」
小鳥「わかりました。では次はどうしましょう」
p「次ですか」
小鳥「(安価)+3とか+6とか+9もしちゃったりしました?」
※安価内容によっては未登場キャラが出てくる場合もありますがご了承ください
時間的に微妙だけど安価いけるかな?
アイドルとやっちゃたことを書いてくれればと思います。
エログロは勘弁してください死んでしまいます。
一応どんな安価来ても平気な感じでラストまで書きためてあります。
ちょっと離席します。
安価はいきなり出すべきじゃないぞ。
ksk
耳かき
小鳥「耳かき、とかされました?」
p「えっと、カメラはどこに設置してるんですかね……」
小鳥「まさかと思って聞いてみただけなんですが……」
p「ばっちりされちゃいましたよあはは」
小鳥「はあ」
p「本気で呆れた顔でため息つくのやめてもらえますか心が痛いです」
小鳥「それで、相手は誰ですか? あずささんとか?」
p「お、ハズレです。正解は真美ですよ」
小鳥「ドヤ顔で言わないでください通報しますよ?」
p「ヤメテ」
小鳥「それで?」
p「はい、あれはそう、ちょうどこんなのどかな昼下がりでした……」
小鳥「そういう語りも要らないです」
p「あ、はい」
小鳥「で?」
p「えー、まあ、こんな気持ち良い感じの事務所でですね」
小鳥「はい」
p「音無さんも出ててアイドルも誰も居なかったんです」
小鳥「ほうほう」
p「で、ちょっくら仮眠しようとソファに横になってたわけですよ」
小鳥「なるほど。みんなが働いてる間に空調の効いた部屋で仮眠と」
p「やめて、pのライフはもう0よ!」
小鳥「……」
p「はい。でですね、気づいたら膝枕で耳掃除されてたんです」
小鳥「なるほどねえ……」
p「真美っていうのは意外でした?」
小鳥「うーん。状況を聞くと、意外でもないかなと思ったりしますねえ」
p「そうですか?」
小鳥「寝てる間に耳かきって、正直ちょっと危ないですよね」
p「ああ、まあそうですね」
小鳥「その辺りに気が回らないのは最年少の真美ちゃんならではかなと」
p「なるほど」
小鳥「あと、本当はそれ、耳かきじゃなくて膝枕をしてみたかったんだと思いますよ?」
p「え?」
小鳥「それを誤魔化すために、耳かきしただけじゃないかな……と、私は思いますね」
p「あー、そういう解釈も出来ますねえ」
小鳥「真実はわかりませんけどね。私の妄想エンジンはそういう答えを弾き出してます」
p「ほうほう。今までの見てきたかのような推察もその妄想エンジンがあればこそですか」
小鳥「そうだったら面白いなって思ったことを言ってただけですね」
p「捗りました?」
小鳥「ええ」
p「それは重畳」
婚約も大概あれですけど、タイマン勝負ってなんなんですかねえ(迫真)
みんな狙いすぎじゃないですか、やだー!
残りは寝て起きたら書きます。
というわけでおやすみなさい。
むくっ♂
というわけで、ちょっくら書いてきます。
小鳥「まだ名前が挙がってないのは……あずささん、律子さん、真ちゃんに春香ちゃん、ですね」
p「うーん、特別なことは……あ」
小鳥「はいいってみましょう」
p「はい」
p「ちょっと前に、竜宮小町がミリオン達成したじゃないですか」
小鳥「はい」
p「その時に、律子に何でも願いを叶えるって言ったんですよ」
小鳥「おっと、これはまた……」
p「正直、考えなしだったかなーと、今では思います」
小鳥「それで?」
p「はい。結婚してくださいって」
小鳥「え?」
p「プロポーズですよ、プロポーズ!」
小鳥「…………」
p「すみません」
小鳥「それで、どうしたんですか?」
p「ちょうど難聴が再発しました」
小鳥「は?」
p「ちょっと聞こえないなーって」
小鳥「……」
p「いやだってあれはしょうがないですよ」
小鳥「ひどい人ですね」
p「うっ」
小鳥「あーあ、律子さん可哀想」
p「代わりに高いレストラン連れて行きましたし……」
小鳥「…………」
p「ごめんなさい」
小鳥「私に言ってもしょうがないですよ」
p「はい」
小鳥「他には?」
p「そうですね……俺が直接何かしたってわけじゃないんですけど」
小鳥「はい」
p「あの××って番組のオーディションがあったじゃないですか」
小鳥「ええ、春香ちゃんがレギュラーになったやつですね」
p「あれの時に、春香と真がタイマン対決しようって言い出して」
小鳥「ほうほう」
p「勝った方にご褒美をくれって」
小鳥「罪作りな人ですね……」
p「で、まあ知っての通り結果は春香が勝ったんですけど」
小鳥「はい」
p「真が泣き出しちゃって」
小鳥「あらあら」
p「負けたのは女の子らしさが足りなかったからだって」
小鳥「なるほど」
p「それで、まあ、何というか勢いで……」
小鳥「はよ」
p「お姫様抱っこして」
小鳥「ほう」
p「『真の可愛さは、ちゃんとわかってるよ』って」
小鳥「もうそれは責任を取るべきではないですか?」
p「すみません、何とか慰めようと思ったら……」
小鳥「スケコマシ」
p「はい」
小鳥「天然ジゴロ」
p「はい……」
小鳥「変態クソメガnp「もうやめて!」
小鳥「それで、春香ちゃんへのご褒美はどうしたんですか?」
p「本人に何が良いかって聞いたら、新しいリボンが欲しいってことで、頑張って選びましたよ……」
小鳥「プロデューサーさんが選んだのが良いってことですか」
p「よくわかりますね」
小鳥「わからいでか」
p「で、まあ何とか春香に似合いそうなやつを買ってきて」
小鳥「はいはい」
p「髪を梳かして付けました」
小鳥「なんとそこまで……春香ちゃん、きっと大事にしてくれますよ」
p「そうだと嬉しいですね」
小鳥「はい。で、あとは?」
p「うーん……なでなで、とか」
小鳥「今さらですか?」
p「まあ、他の娘ならそうなんですけど、相手があずささんなんですよね」
小鳥「あー、なるほど」
p「珍しいですよね」
小鳥「それで、そこに至る過程は?」
p「それはですね、さっき言った竜宮小町のミリオンとも関係があるんです」
小鳥「ほうほう」
p「ミリオン達成したからって、亜美をなでてた時にあずささんが来て」
小鳥「あーわかります」
p「じゃあもう良いですか?」
小鳥「そんなわけないですよね?」
p「ですよねー」
p「で、まあ、何かじっとこっちを見ていたので、どうしたんですかって聞くじゃないですか?」
小鳥「はいはい」
p「そうしたら、『私も……』ってぼそっと言うわけですよ」
小鳥「なるほどなるほど」
p「正直もう、色々と麻痺していたので、ね?」
小鳥「なでたと」
p「はい」
小鳥「わしゃわしゃと?」
p「いえ、しっとりと……」
小鳥「愛のささやきのオプション付きですね」
p「愛ではないですけど、『よく頑張ったね、偉いよ』って」
小鳥「なるほど」
p「はい」
小鳥「それで、どうするんです?」
p「どうしましょう……」
小鳥「もういっそ誰かと付き合ってみたらどうですか?」
p「それも少し考えましたけど、やっぱりアイドルとプロデューサーが付き合うっていうのはどうかなと」
小鳥「なるほど。では律子さんはどうです。それこそ結婚しても」
p「それはなかなか魅力的ですけどね。お互いの仕事のこともわかるわけですし。業界人との付き合いでの飲み会だとか、可愛いアイドルとずっと一緒にいることとかにも理解がありますから」
小鳥「まあ、それでも嫉妬するのを止められない律子さんも可愛いと思いますけどね」
p「ああ、それは良いですね……」
小鳥「では?」
p「でも、律子も俺も仕事がしづらくなるかなって」
小鳥「あー、まあそうかもしれませんね」
p「ほんとどうしよう」
小鳥「もういっそ、男性にしか興味が無いことにしてみては」
p「いや、それはちょっと……」
小鳥「ですよね」
小鳥「どうしましょうねえ……」
p「……事務員とか」ボソッ
小鳥「え、なんですか?」
p「いや、ナンデモナイデス……」
小鳥「こうなったらあれですね」
p「なんです?」
小鳥「最初にsランクになった娘と付き合うってことにしたらどうですか?」
p「いや、だからアイドルとは……」
小鳥「sランクアイドルなら、何しても許されますよ」
p「あぁ……前例がありますもんね」
小鳥「はい」
p「……余計なことを」ボソッ
小鳥「え、なんですか?」
p「いや、ナンデモナイデス……」
小鳥「そうですか」
p「うちの事務員が難聴すぎて困る」
終わり
というわけで、アイドルを出さないでアイドルの可愛さを伝える&お茶漬けみたいにさらっと読めるのを目指して書いてみた。
美希とか出てるし、ところどころ会話引用しちゃったけどね。
難聴すぎると腹立つけど、難聴が治っちゃうとそれはそれで爆発しろってなる不思議。
小鳥さんはアイドル達が大人になるまでそういうことはしないんじゃないかな(遠い目)
とりあえず出かけるので、続きを書くとしても夜になるかな。
夜になったら書くってことじゃないぞ、勘違いするなよ!
なあ
全員分のルート書いてみたらどうなん(提案)
おまけ
p「事務員にガッとやってチュッと吸ってはーんしてみた」
p「あれから、結局先のことはひとまず考えないことにして飲みに行くことになった」
p「いつもは冷静にツッコミを入れてくれる音無さんだが、お酒には弱く、いつも俺が家まで送るハメになる」
p「それがわかっててなお一緒に飲みに行く理由は、推して知るべし、だ」
p「というわけで、既に見慣れた音無さんの部屋」
p「音無さんの服を緩め、ベッドに寝かせる」
p「こんな気持ちを抱きつつも今まで手を出さなかった俺は、紳士なのかヘタレなのか」
p「ともあれ、それも今日までのこと」
p「今夜の俺は、飢えた獣」
p「いや、ヴァンパイアボーイだ!」
p「…………最近は20~30でも男子とか女子とか言うから良いよな」
p「とにかく、今日の俺はいつもと違うんだ」
p「ここで行かねば男がすたr……」
小鳥「いつまで待たせるんですか、プロデューサーさん……?」
p「アルコールのせいで上気した頬」
p「期待に濡れた瞳」
p「口紅の塗られた艶めかしくも赤い唇」
p「その時の音無さんは、まさしくヴァンパイアガールだった」
p「ガッとやろうとしたらチュッと吸われてはーんってなった」
p「何を言ってるかry」
p「結論。音無さんは魔性可愛い」
終わり
>>59 え、なんだって?(難聴)
というわけで、本当に終わり。
あっさりさらさら読める感じを目指したのでこんな具合に。
この後pが修羅場るも音無さんは手出しせず静観の構えだったりするのかどうかは知りません。
みんな支援とかありがとう。
というわけで、また会う日までノシ
このSSまとめへのコメント
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