塩見周子のPodcast その2 (45)

前回
塩見周子のPodcast - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1424442207/)

続き物ですが、前回は読まなくても大丈夫です。よろしくお願いします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1425046254

~♪ ~♪

 SYUKO's Podcast!



周子「どうもー、塩見周子でーす。そしてー!」

幸子「輿水幸子です!よろしくお願いします!」

周子「はい!そしてー!」

みく「前川みくにゃ!今日はみんな、よろしくにゃー!」

周子「はい!という訳で、今日は2人のゲストに来てもらってるよー」

幸子「よろしくお願いします」

みく「よろしくだにゃあ」

周子「今回が2回目の、1日目分の録りということになるね」

周子「みくちゃんは、今日が初めてだよね?」

みく「うん、そうだにゃ」

周子「この番組がどーゆー番組か、知ってる?」

みく「いや…何も聞かされてないんだけど…」

周子「うん、まあ何も言わなかったからね」

周子「そんな特別なこともないから、いつもみたいにグダグダ喋ってくれればいいよ」

みく「うん。いつもグダグダって、あんまりいい表現じゃない気がするけど」

周子「幸子ちゃんも前回に引き続いての登場です。よろしくー」

幸子「有意義な時間になるように、頑張ります」

周子「みくちゃんはアレだよねー。ファンの方も多くって」

みく「いやいや、周子チャンや幸子チャンもスゴイと思うにゃ」

周子「みんなから『みくやん、みくやん』って呼ばれてるんだよねー」

みく「いや…そこはできれば『みくにゃん』でお願いするにゃ」

周子「…あっ、そっか。みくやんだと、なんか普通にあだ名みたいになっちゃうもんね」

みく「うん。そうなっちゃうと、みくのねこ要素が完全に消えてしまうにゃ」

周子「ふふっ…そうだよね。ゴメンゴメン」

幸子「絶対わかってて言ってるでしょう…」

周子「今回も前回と同じ、ブーブーエス局内のラジオブースを使わせてもらってますが」

周子「前回、割と時間がカツカツだったということが判明したので」

周子「前より早めに録ることで、少し時間に余裕を持たせることができましたー」

周子「スタッフさんに拍手!」

パチパチパチパチ

周子「そしてこの場をお借りして、ブーブーエスさん、ありがとうございます」

幸子「ありがとうございます」

みく「ありがとうございますにゃ」

周子「いやー、スタッフの皆さんが機転を利かせてくださってねー」

周子「前番組が終わったらすぐにここのセッティングをしてくれたおかげで!」

周子「幸子ちゃん!この間みたいに、もう時間におびえる必要はないんだよ!」

幸子「はい。いや、それはもちろんありがたいことなんですが、周子さんにも相当原因があったような…」

周子「え、そうだっけ?前回は確か、新しい花言葉を2人で考えたりして、いい時間を過ごしてたんじゃ…?」

幸子「そんな事実はありませんでした」

周子「あれー、そうだっけかー」

みく「前回何があったんだにゃ…」

周子「さて!そんなシューコちゃんのありもしない話は置いておいて、幸子ちゃん!」

幸子「はい、なんですか?」

周子「どうして今日連れてこられたかわかる?」

幸子「えっ…それは…」

周子「それは?」

幸子「……暇そうだったから…?」

周子「あ~、惜しい!みくちゃんは?」

みく「えっ、暇そうだったから以外で?」

周子「以外で!」

みく「ん~……あっ!カワイイかr」

周子「違う」

みく「え」

幸子「ぶふっ」

周子「違う」

幸子「ふっ…早かったですねぇ…」

周子「それは答えと全然違うよ…」

みく「えっ!?違うにしてもそんなに失望されるくらいのことなの!?」

幸子「難儀ですねぇ…」

みく「じゃ、じゃあ正解はなんなのにゃ!?」

周子「簡単だよ。ボケ要因の確保のためだよ」

みく「いやいや、それは絶対嘘にゃ!今のトコロ周子チャンが一人で無双してるにゃ!」

幸子「むしろボクたちずっとツッコミ側に回ってますよ!」

周子「えっ、今のウソ…ウソって言っちゃった、ふふっ」

みく「やっぱり嘘なんじゃないかにゃ!」

幸子「周子さん、ふふっ…もうちょっとしっかりしてください」

周子「ゴメン、ふふっ……えっ、今の理由じゃ納得できない?」

幸子「できませんよ!」

みく「できないにゃ!」

周子「そっかー、やっぱ無理があったかー…」

周子「でも、まあ、本当のこと言うとね、とにかく話せる人が欲しかっただけなのよ」

周子「どう、普通の答え?」

みく「いや…別に最初からそれでよかったにゃ」

幸子「周子さん、いつも遠回りしすぎなんですよ…」

周子「いやいや、そんなことないよー。これでもすっごい近道を通って来たつもりだよ?」

周子「例えるならこう、裏路地の、普段は通らないようなところをグネグネ行って、途中で倒れてるおばあさんも見て見ぬふりして…」

幸子「それは助けましょうよ!」

周子「いやだって…、あたしだって、時間が惜しいから!」

幸子「声を大にして言うことでもありませんよ!」

みく「人として最低にゃ…」

周子「ふぅ…おばあさんの話する?それともさっきの話に戻る?」

幸子「戻りましょう!」

みく「さっきから全然話が進んでない気がするにゃ…」

周子「そう?じゃ、話を戻すとね…相手が欲しかったって話だよね?」

幸子「そうですね」

周子「うん。でも、話せる人の確保って大事よ?」

周子「前回だって、幸子ちゃんがいてくれなきゃどうなってたかわからないしね」

周子「初日から一人喋りだったとしたら、もしかしたら番組の内容も変わってたかも」

幸子「そうですかねぇ…。あんまり想像はつかないですけど…」

周子「延々と一人しりとりやってた可能性もあるよ」

みく「うわっ、つまらなさそう…」

幸子「それはもう流さない方がいいレベルですよ…」

周子「あたしも飽きない自信がない。だから幸子ちゃんにはホントに感謝してるよ?」

幸子「本当ですか?それならよかったです」

周子「ホントホント。今度、帰りにお菓子買ってあげるよ。10円までね」

幸子「それは駄菓子しか選択肢になさそうですが…でもまあ、ありがたく頂戴します」

周子「さて、じゃあね、そろそろ何かお話をしていきたいところだけど…」

周子「残念、もう時間だって」

みく「えっ、嘘!?」

幸子「結局前回と同じじゃないですか!」

周子「おかしーなー。今日こそはイケる!と思ってたんだけどなぁ」

幸子「学習してください!」

周子「えー、という訳で今回は時間が来てしまいましたのでこの辺で」

周子「さようなら!」


1日目分は以上になります
続いて2日目分いきます

~♪ ~♪

 SYUKO's Podcast!



周子「どうもー!あたしが、塩見周子だったらいいのになーって、思ってたんですけど…」

周子「……なかなか、そう上手くはいかないね…」

周子「いや、なろうとはしたんだよ、なろうとは。でもね…」

周子「…そう上手くはね……」

周子「…続いてー!」

幸子「は、はいっ!ボクが…ボクが、輿水幸子だったらいいのになぁって、思ってたんですけど…」

周子「ただ、ただ!」

幸子「は、はい?」

周子「…諦めなければ、夢はかなうって!」

幸子「えぇ…」

周子「今ちょっと幸子ちゃん、輿水幸子になれないって思ってたでしょ?」

幸子「は、はい…」

周子「でも、あたしはなれるって、信じてるから!」

幸子「…本当ですか?」

周子「なれるなれる!」

幸子「…ありがとうございます!」

周子「はい!さて、このシュールな展開の中、次のゲストがとんでもなく面白い自己紹介をしてくれます!」

周子「自己紹介を、お願いしm」

みく「ちょっ、ちょっ!待つにゃ!」

周子「ん?」

みく「待つにゃ待つにゃ!」

周子「どしたん?」

みく「いやっ、なんでみくだけそんな感じなのにゃ!?」

周子「そんな感じって?」

みく「ほらっ…その、みくの時に、急にハードルが上がったでしょ…?」

周子「うん」

みく「ふっ…。うん…、そうなると、みくも大変というか…」

周子「うん」

みく「普通に、自己紹介がしたいなぁ…って」

周子「…でもこういうのを乗り越えてこそ、アイドルとして、より高みに行けるんじゃないの?」

みく「いや、アイドルと言うか、むしろそれは芸人さんたちに求められるスキルのような気がするにゃ…」

周子「もー、みくちゃん文句ばっかり!」

みく「いやいやっ!文句とかじゃなくって」

周子「そんな文句ばっか言ってたら、自己紹介させてあげないよ!」

みく「いやっそれは困るにゃ!でもさっきの」

周子「で、あなたは誰なの?」

みく「!ま、前川みくでーす!よろしくにゃー!」

周子「はい!さ、これでみんな無事に自己紹介できたね」

幸子「そうですね」

みく「そうだとは思えないにゃ…」

周子「昨日分はちょっと、失敗しちゃったね」

幸子「ですから周子さんの無駄話のせいですよ!」

みく「みくがイジられてたこと以外は、周子チャンがボケ続けたことしかもう頭に残ってないにゃ…」

周子「そうだっけ?う~ん…最初の予定では、世界平和のこととかについても話そうと思ってたんだけどなー…」

幸子「それはそれで、時間が足りなさそうな気がしますが…」

みく「今回は普通で頼むにゃ…」

周子「ん、りょーかい」

周子「んー、そうそう。前回分のやつ、1回目のやつ聴いてみたんだけど…幸子ちゃんは聴いた?」

幸子「あっはい。一応3つとも聴きました」

周子「なんか思ったことはあった?」

幸子「…全部10分くらい録ったはずなのに、軒並み2、3分削られてましたね…」

みく「どんだけ無駄な話をしてるんだにゃ…」

周子「あれだよ、歌とか、著作権の問題とかで歌っちゃ駄目なんだよ」

幸子「そうなんですか?」

周子「うん。普通のラジオと違っていろいろ制約が厳しいからね。口ずさむこともままならんのよ」

周子「もしそうなったらピー音で伏せなきゃならないと思うけど、多分メンドくさいからその辺りゴッソリ削られるよ」

みく「そうなんだ……あっ、スタッフの人もウンウンって頷いてる」

幸子「でも前回、周子さん別に何も歌ってないですよね…」

周子「うん、歌ってないよ」

みく「じゃあやっぱり全部無駄話じゃないかにゃ!」

周子「まあ、そういうことになるね」

周子「今リスナーの皆さんが聴いてるこの放送の内容も、ほとんど中身のないスッカスカなものだと思うけど」

周子「多分自分でも知らないうちに、もっと無意味なことを垂れ流してるんだろうね」

周子「それがバッサバッサ切られて、そんなことになってるんだよ、きっと」

幸子「垂れ流すって…せめて、もうちょっときれいな表現を使いましょうよ」

周子「あらら、ゴメンゴメン。でも実際そんな感じしなかった?」

幸子「まぁ…ボクも聴いてて、どこが削られたか…はっきり覚えてないくらいでしたからね…」

周子「だよねー」

みく「ムムム…確かに、さっき録ったやつも無駄なとこばっかだったと思うけど、もう忘れてきてる気がするにゃ…」

周子「みくちゃん、さすがにその言い方はひどすぎると思うよ!」

みく「えっ!急に!?」

周子「あたしだってね……好きで無駄な話をしてるわけじゃないんだよ…!」

みく「いや、周子チャン」

周子「そういう病気なんだよ!」

幸子「周子さん何言ってるんですか」

みく「んふっ……いやいや!周子チャン、病気ってなんなんにゃぁ!」

周子「あ、あー。みくちゃん人ごとだと思って、あー」

周子「こうやって今もこの病気に苦しんでる人がいるのに、そういうこと言っちゃうんだ」

みく「いや、だから違くて」

周子「謝ってください」

みく「えっ」

周子「病気のことを馬鹿にして、すみませんでしたって」

みく「いや、だから」

周子「早く謝ってください!」

みく「えっ、あ、はい……。えー…」

みく「む、無駄話をしてしまう病気のことを…馬鹿にしてしまい、大変申し訳ありませんでした…」

周子「……」

幸子「……」

みく「……」

周子「……ありがとうございます」

幸子「ぶふっ」

周子「…何、幸子ちゃん…?」

幸子「ふふっ…いや、そこはお礼を言うんですね」

周子「言いますよ、そりゃ」

幸子「そんな当然みたいに言われても…」

みく「……みくは、許してもらえたのかにゃぁ…」

周子「うん、許すとか許さないとかの前に、もう終わりだわ」

みく「え」

幸子「終わり…ですか…?」

周子「うん。ほらもう時計もいい時間だし」

周子「これ以上はギブギブって、スタッフさんも」

幸子「すごく話が途中な気がしますが…」

周子「大丈夫!みくちゃんには後でフォローするから!」

みく「それホントなのかにゃ…」

周子「ホントホント!えー、では…2日目の分は、これでおしまいです!」



2日目分は以上になります
続いて3日目分いきます

~♪ ~♪

 SYUKO's Podcast!



周子「どうもー!あたしが、塩見周子だった頃はー……あの頃は、ホントに景気が良くてねー……」

周子「いい時代だったなー…って…………そしてー!」

幸子「は、はい!…ボクが、輿水幸子だった頃は……あの頃は、もう景気がいいとかそういうのもなくて……」

幸子「嫌な時代でしたね……」

周子「バブルのね。バブルの影響でね」

幸子「ふっ…そうですね……」

周子「いや、あたしわかるよ。あの頃は嫌なものばっか目に付いてたもんね」

幸子「はい…」

周子「みんな金だ金だ、土地だ土地だって」

幸子「ふふっ…」

周子「あたしもあの頃は、一生懸命生きてきたけど……うう……」

幸子「周子さん…」

周子「ううう………そしてっ!」

みく「…………みくが、前川みくだった頃……みくは……ねこチャンと…2人で……」

みく「……ふふふっ、いや、やっぱ無理!これは無理にゃ!」

周子「まあ無理だよね」

みく「なんなのにゃ!?なんでみくの前にいっつも寸劇を挟むのにゃ!?」

周子「いやー…もう、絶対にみくちゃんに失敗させてやろうと思ってね、つい」

幸子「ひどい人ですね…」

みく「みく的には幸子チャンも思いっきり溶け込んでるように見えたんだけど…」

周子「そうそう。幸子ちゃんが思いっきりノってくれるから、みくちゃんにも無事、恥をかかせることができるんだよ?」

みく「できればその考えは今すぐにでも改めてほしいにゃ…」

周子「ふふっ…そう?ま、というわけで3日目でーす」

周子「幸子ちゃんはどうだった?寸劇の方は」

幸子「いえ、急にふられてもボクも困りますからね!?」

幸子「さっきのバブルとかも、もはやボクたち誰も経験してませんし」

幸子「正直教科書でしか知らないようなことを実体験のように話すのには無理がありますよ!」

周子「無理無理言ってても始まらないでしょ!幸子ちゃん!」

幸子「うぇっ!?また急にですか!?」

みく「今度は幸子チャンがターゲットにゃ…」

周子「そんな無理無理言ってたら、できることもできないよ!」

幸子「そ、そうなんでしょうけど…」

みく「……申し訳ないけど、今回は幸子チャンに犠牲になってもらうにゃ…」

周子「…ふぅ……まあ、それはそれでいいけど……」

みく「ちょっ、なんか優しくないかにゃあ!?」

周子「何、みくちゃん?」

みく「いやっ、ちょっと扱いの方に、差があるかな~って…」

周子「ん~?」

みく「思ったんだけど…」

周子「…すいません、お話の方、進めてもいいですか?」

みく「えっ、それはみくのせいじゃ」

周子「どうやらみくさんは自分のことをもっともっと話したいように見受けられますけど」

周子「これはあたしの番組なんで、進めてもいいですか?」

みく「え、いやっ、むしろそれはお願いするにゃ!」

周子「はい。頼みますよ?」

みく「なんでみくばっかり責められてるのかにゃあ…」

周子「この前は確か、ここで幸子ちゃんとバレンタインについて喋ってたんだったよねー」

幸子「そうでしたね」

周子「みくちゃんはチョコ、誰かにあげたの?」

みく「もちろんにゃ。お世話になってる人たちから、周りの子たちにもちゃんとあげたにゃあ」

周子「それって手作り?」

みく「あ、えっと、お世話になってる人には手作りで、他の人にはお店で買ってきたやつを渡したにゃ」

幸子「あっ、じゃあ周子さんと似たような感じなんですね」

みく「えっそうなのかにゃ?」

周子「えーっ、みくちゃん、あたしとおんなじパターンなのー?」

みく「なんでそんなに嫌そうなんだにゃ!?」

周子「600円ください」

みく「えっ」

周子「600円ください」

周子「それあたしのパターンだから。600円ください」

幸子「なんでですか!」

周子「ほら、あたしちゃんとこれの特許取ってるから。勝手に使ったのなら、お金をください、お金を」

みく「い、いやいや、それはイヤにゃ!」

周子「お?今、なんかオモシロいこと言った?いやいやいやとかいう…」

みく「ふっ…別にそんなところにそんな、オモシロ要素は挟まないにゃ!」

周子「いや~、どうかな…。みくちゃんのことだからきっと、関西の血でも騒いだんじゃないの?」

みく「そんなところでみくの関西の血は騒がないにゃ!」

周子「お、じゃあ、どういうところで?」

みく「それは…みくは関西の血が薄いとかなんとかだから…そういうことはないのにゃ!」

周子「ああ…そういえば、みくちゃん関西弁が喋れない設定だったよね、忘れてたよ。うっかりうっかり」

みく「設定とか言わないでほしいにゃ!」

周子「でも実際、みんなの見えないところじゃ関西弁も普通に喋ってるんでしょ?」

みく「いやっ、そんなことはないにゃ!みくはいっつも標準語だにゃあ!」

周子「語尾にそれを付けて標準語だというのも。え?じゃあ、それはキャラじゃない?」

みく「違うにゃ!これがみくそのままの姿にゃ!」

周子「そうなの?ふ~ん……でもたまに、アクセントが関西弁の時、あるよね?」

みく「え、ホント?」

幸子「ぶふぅ!」

周子「ふっ、ふふっ…。いやいや、みくちゃん。そこまで来たら、もう少し頑張ろうよ」

幸子「ふっ…ふふふ…」

周子「幸子ちゃんが大変なことになっちゃったよ」

周子「みくちゃんはその自分の曲げなさがウリだと思ってたのに…」

周子「最近は、むしろそのことを利用して笑いを取ってくるよね。今みたいに」

みく「ええっ、そんなことないにゃ!」

周子「でも今も『オイシイ』って思ってるでしょ?」

みく「……思ってない、にゃ」

周子「ふふっ…だとしたら、その間の取り方も天性のものだよ」

幸子「ふぅ、ふぅー……はぁ…。今日は…よく突っ込んでいきますねぇ…、ふぅ…」

周子「おっ、幸子ちゃん復活した?」

幸子「はい、なんとか…」

周子「でもねー…みくちゃん。それはみくちゃんのいいところでもあるんだし」

周子「最初っから受け入れない!ってのよりかは、少し柔軟に考えてみて、部分部分受け入れてみるのもいいと思うよ?」

みく「…そうなのかにゃ?」

周子「うんうん、きっとそう」

幸子「そうですね。みくさんのいいところはもっとたくさんあるはずなんですから」

幸子「これからも少しずつ、そういうのを出していきましょうよ」

みく「…うん。2人からそう言われると、なんだか元気が出てきたにゃあ」

周子「おっ、元気出てきた?」

みく「出てきたにゃ!みくにゃん、完全復活にゃ!」

周子「おーっ!いいねー!」

周子「じゃあ、おしまいっ!」

幸子・みく「ええーーーーーっ!?」

幸子「終わりなんですか!?」

周子「うん、おしまい」

幸子「そんなあっさり…」

みく「こんなのってないにゃ…」


以上になります
2日目と3日目の冒頭の掛け合いをアイドル同士でできただけでも大満足です
見てくださった方、ありがとうございました

突然ですが、番外編をやります。短いです

番外編~みくにゃん誕生日おめでとう篇~


―事務所―

周子「みくちゃん、誕生日おめでとー」パンッ

幸子「おめでとうございます」パチパチパチパチ

みく「うん。2人ともありがとにゃ」

周子「さあさ、ロウソクの火、消して!」

みく「わ、わかったにゃ」

フッ

周子「おめでとー!」パチパチパチパチ

みく「あ、ありがとう…」

周子「どしたのー、みくちゃん?うれしくないのー?」

みく「あ…いや、そんなことはないにゃ」

周子「んー?でも、なんか浮かないカオしてるよねー?」

みく「うー…んと、それは…」

幸子「……やっぱり、ハンバーグにロウソクは合わなかったんですよ」

周子「えー?そっかなー」

みく「うん…いや、それもあるけど…みくの誕生日、もうそこそこ過ぎてるよ…?なんか申し訳ないにゃ…」

周子「なーに言ってんの!あたしが祝いたいんだから、そんな細かいこと気にしないでいーのよ?」

みく「そうなのかにゃ…?」

幸子「そうですよ。お誕生日当日はボクも直接お会いできませんでしたし、お祝いしたい気持ちは本物なんですから」

周子「そうそう。大事なのは気持ちだよー?ロウソクだって、1本あっただけでも奇跡なんだからー」

みく「さっき倉庫をガサゴソなんかしてたのは、そういうことだったんだにゃ…」

周子「ついでにこのクラッカーも、偶然倉庫で1個だけ見つけたものだよ」

幸子「多分パーティか何かの残り物でしょうね」

周子「でもでも、みくちゃん。残り物には福がある、とも言うしね。ハンバーグはいっぱいあったけど」

みく「その…ハンバーグもうれしいけど、普通こういうときってケーキじゃないのかにゃ…?いや、いいんだけどね」

周子「んー…あたしもね、最初はケーキを買おうって思ってたんだけど」

周子「コンビニ入ってふと横を見たら、その『金のハンバーグ』があったからさ」

周子「昔ラジオでステマしてたのを思い出してね。『あ、コレ買ったろ』って思って」

幸子「わざわざボクたちを外で待たせといて、買って来たのがそれっていうのも…」

周子「えー、幸子ちゃんにも駄菓子買ってあげたでしょー?ヌガー」

幸子「これヌガーって言うんですか…キャラメルの入ったチョコだと思ってましたけど…」

周子「確か今の子どもに大人気なんだよね、ヌガー。しかもそれ、なんと30円もしたんだよ?約束の3倍だよ?」

幸子「人気かどうかはわかりませんが…まあ、ありがとうございます」

周子「うん、どういたしまして」

周子「ささっ、そんなことより、ハンバーグ冷めちゃうよ。食べて食べて」

みく「あ、うん。いただきますにゃ」

周子「どうぞどうぞ。あ、幸子ちゃんもそれ食べてていいよ。ヌガー」

幸子「あ…はい。では、いただきます」

周子「うんうん。……あー…、さっきのラジオでこのくだりができてたら、もう一ボケできたのになー…」

みく「んぐんぐ………いや、どうせロクなことにならないから、しなくてよかったにゃ」

周子「おや、コレは手厳しい。じゃあさ、どんなボケしてたか当てれる?」

幸子「んにゅんにゅ………周子さんのボケは、あまりにも突拍子もないことばかりなので…予測するのは無理です」

周子「えー、そう?これもすぐにアタマに浮かんだんだけどなー…」

みく「なんでそういうトコロの回転は早いんだにゃ…」

周子「いや…あたしはギャグ貧乏だからさ。ボケられる箇所があったら、つい『もったいない』って思っちゃうんだよね」

幸子「それは芸人さんの思考ですよ…」

周子「うん。自分でもそんな気がする」

周子「そういえばみくちゃんの誕生日って、上手いこと2、2、2なんだよね?」

みく「うん。ホントに上手いこと2、2、2にゃ。きっと神様が、みくに一番合うのを選んでくれたんだにゃ」

周子「そうだねー…だって2月22日って『ニン、ニン、ニン』で、忍者の日だもんねー…」

みく「ぶふっ…いや、そっちじゃなくて……それはみくよりも、むしろあやめチャンの方がふさわしいにゃ」

周子「ふっ…でも、この前の笑点で言ってたよ?あたしもそれ見て『……あっ、みくちゃんの誕生日!』ってなったもん」

みく「んふっ…それでも、思い出すのに結構ラグがあるのにゃ」

みく「…でもだとしたら、覚え方を間違えてるにゃ。今度からは『にゃん、にゃん、にゃん』で記憶しといてほしいにゃ」

周子「『ニン、ニン、ニン』ね。わかった」

みく「ふふふ……ここでみくが笑っちゃうから、ダメなんだよね…」

周子「ふっ…こんなベタなギャグで笑いがとれちゃうと、あたしも勘違いして有頂天になっちゃうから…気を付けてね?」

みく「ふふ…ゴメンゴメン……なんでみくが、謝ってるんだにゃ……ふふっ…」

幸子「お二人ともどこへ向かってるんでしょうか…」


以上になります
誕生日を過ぎてるのに完全に誕生日ネタを入れるのを忘れてたので、急遽こういう形で入れることにしました
相当遅れたけど、みくにゃん誕生日おめでとう。魚は酒が飲めるようになったらそのうちきっと食えるようになるよ

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