バーニィ「艦娘……?」【安価あり】 (74)
バーニィ「ぐっ……」
ズズン……
バーニィ「ぅ……」
バーニィ「うおおおおおおおおおお!!」
もう戦わなくていいんだ!バーニィィィィ!!!
カッ!
バーニィ「……」
???「……」ザブザブ
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バーニィ「……う、ん」
バーニィ「……どこだ、ここ……俺、生きてるのか」
バーニィ「確か、ガンダムに攻撃を当てて、そのあとは……」
バーニィ「……そうだ!サイド6は!?無事なのか!?クリスやアルは!?」
バーニィ「ぐぅっ!?」ズキッ
バーニィ「……この怪我じゃ、動けもしないか」
バーニィ「一体誰が助けてくれたんだ?」
バーニィ「……なんというか」
バーニィ「随分レトロな雰囲気というか……医務室、なのか」
バーニィ「……どこなんだ、ここは」
ガチャ
バーニィ「!」
現れた艦娘、あるいは深海棲艦>>4
鈴谷
鈴谷「ふーんふふーん……」
バーニィ「……」
鈴谷「ふんふんふーん……ふん?」チラ
鈴谷「おー、起きた?おはよー」
バーニィ「あ、あぁ……」
鈴谷「目、覚めてよかったねー、生死の境を二回は彷徨ったんだよ?」
バーニィ「そ、そうなのか」
鈴谷「いやー、海に浮かんでたところを拾ってもらえて、九死に一生を得るなんて、幸運だね~」
バーニィ「そ、そうか……ありがとう、世話をかけ……ん?海?」
鈴谷「ん、そうそう」
バーニィ「湖、じゃなくて?海?」
鈴谷「だからそうだって」
バーニィ「……」
鈴谷「え、な、なんで鈴谷が変な目で見られなきゃいけないの?」
バーニィ(海?一体どういうことだ?俺はサイド6にいて、海なんて地球にしかない……つまり、でたらめを言われてる?)
バーニィ「……なぁ、ここは一体どこ……」
鈴谷「そーのーまーえーに」
鈴谷「なんて呼べばいいかわからないから名前教えてくんない?」
バーニィ「あ、すまない……俺はバーナード・ワイズマン、ジオン軍所属で階級は伍長だ。呼びにくかったらバーニィでいい」
鈴谷「……じおんぐん?」
バーニィ「そうだ、今地球連邦と戦いの真っ只中の……って、言わなくても知ってるか」
鈴谷「いや、知らないけど」
バーニィ「は?」
鈴谷「いや、はっ?て……こっちが、はっ?なんだけど」
バーニィ「……何を、言ってるんだ?」
鈴谷「そっちこそ」
バーニィ「待て待て待て、待ってくれ、話がかみ合わない……まず、地球連邦は知ってるよな?」
鈴谷「なにそれ」
バーニィ「えっ」
鈴谷「えっ」
バーニィ「……いま、宇宙世紀何年だ?もう年は開けたか?」
鈴谷「いやそもそも年号が違うんだけど、何宇宙世紀って、おまけに今は9月だけど」
バーニィ「……」
バーニィ「頭がこんがらがってきた……」ガックリ
鈴谷「こっちこそだよ。いやまぁ、あの怪我だったし頭がかわいそうなことになるのも致し方なし、かなぁ」
バーニィ「勘弁してくれ、俺がおかしいみたいじゃないか」
バーニィ「参ったな、話がかみ合わない……外の様子を見ようにも、この怪我じゃな……」
鈴谷「まぁ、とりあえず怪我が治るまでここでおとなしくしてたら?提督もいいって言ってるし」
バーニィ「提督……?」
鈴谷「そ、ここは岩川鎮守府。深海棲艦との戦いにおける最前線の一つで、その中でも特に精鋭の集う、地獄と現世の狭間だよ」
バーニィ「……シンカイ、セイカン?」
鈴谷「あらら、やっぱり知らないかー、まーなんせ、宇宙世紀に生きる人だしねー」
バーニィ「……」
鈴谷「あはは、怖い顔しないしない。疑問があるなら鈴谷がお答え……っと、その前に、バーニィが起きたこと、提督たちに報告してこなくちゃ。んじゃ、少し待っててねー」
バタン
バーニィ「……ここでも、戦いはあるのか。にしても、その最前線になんであんな学生の女の子が?」
バーニィ「……提督、ね」
バーニィ「どんな人なんだろうな」
バーニィ「……ん?あ」
バーニィ「よく見れば窓から外が見えるじゃないか……本当に海が広がってるな」
バーニィ「……にしても、なんだか、違和感が……」
バーニィ「……お?向こうになんか見えるな、黒と、白……んー、よく見えない……ありゃなんだ?」
バーニィ「……ん?」
バーニィ「人の形……モビルスー、ツ?それにしちゃ小さいような……」
ドガン!!
バーニィ「!?」
グラグラグラ……
バーニィ「ば、爆撃!?一体なんだって……!!」
「……イケ」バシュウバシュウ
「ガァッ!!」ドカンッ!
「引いてはダメよ!打ち方はじめーっ!」パァン
「左舷側!弾幕薄いよ何やってんのー!」ズガガガガン
バーニィ「あ、あれは……女の子と、化け物が、海の上で撃ち合ってる……!?なんなんだありゃ!?新開発のパワードスーツか!?」
ガチャ!
バーニィ「!」
救護妖精「タスケルタスケル」ガシ
救護妖精「タスケルタスケル」ガシ
バーニィ「小さい人!?うお!?ベッドごと持ち上げて……!!」
バーニィ「うわあああ!!」
救護妖精「ヨッコラヨッコラ」
救護妖精「ヨッコラヨッコラ」
バーニィ「なんだよ!お前達俺を一体どこへ!」
救護妖精「ウミウミ」
救護妖精「ウミウミ-!」
バーニィ「海!?海って」チラ
バーニィ「まさか海に飛び込むつもりか!?何考えてんだよ!あんな戦いの真っ只中に!おまけにそもそも俺は身動きもとれないほど怪我を……!」
救護妖精「ドオリャアーー!!」ブワッ
バーニィ「うおおおおお!?」
ザンッ!!
バーニィ「……? あれ、水浸しにならない……」
鈴谷「おーまたせ、バーニィ」
バーニィ「あれ?えっと、さっきの」
鈴谷「ごめんごめん、言ってなかったね、岩川鎮守府所属航空巡洋艦、鈴谷!けが人救いにただいま参上!」
バーニィ「え、あれ?なんで俺浮いて」
鈴谷「ちょっと強引だけど、艤装としてベッドを接続した、鈴谷が沈まない限りダイジョーブ」
バーニィ「艤装?ていうかなんでお前水に浮いて」
鈴谷「細かい話はあとー!先ずは逃げる!」ザザッ
バーニィ「逃げるってなんだよ!」
鈴谷「完全な不意打ちだったの!第一、第二、第四艦隊は出撃中で、提督は不在、数時間程度の隙に敵は超大規模戦力をここに集中して襲撃してきたの!」ドガンドガン
鈴谷「今の所所属艦娘は、陣形をとりつつこの海域から退避してる、鈴谷たちも他の子と合流してとにかく包囲網を脱出する!」
バーニィ「何が、どうなってるんだよ!」
鈴谷「こっちのセリフだって!もー、ウザっ!!」ドゴンッ
ロ級「ゲッ!?」大破!
鈴谷「なるべくベッドにしがみついてて!……突破口を開く!」
艦娘を1人
>>38
秋月
鈴谷「いやぁー、しかしバーニィも運が悪いねっ!大ケガをして海に流され拾われた先で起きた途端に深海棲艦の猛攻撃!普段の行い悪すぎ!」ドガドガ
バーニィ「んなこと言ったって……!!」
鈴谷「よし!手薄なところ!切り開いて海域を脱出!」
バーニィ「つっても、なんか……」
ヲ級「……」ゴゴゴゴゴ
バーニィ「すごいのがいるぞ!勝てるのか!?」
鈴谷「当たれば!」
バーニィ「その前に近づけるのか!?」
艦載機「」ワラワラ
バーニィ「なんだあれ!?噂に聞いたファンネルってやつか!?」
鈴谷「うぅ、鈴谷の対空兵装じゃ厳しい……?」
ズガガガンッ!
鈴谷「!」
秋月「秋月、推参いたしました!」
鈴谷「ナーイス!このまま合流、突破するよ!」
秋月「はい!」
ドガン!ドガン!
……
鈴谷「……あー、ダメだー、誰とも通信繋がらない」ザザザザ
秋月「こちらもです……」ザザザザ
バーニィ「……」
鈴谷「まぁ岩川に配置されてたみんなならやられてはいない、と思いたいなぁ……でも、あの大戦力を潜り抜けられたのかな」
秋月「今は、信じるしかありませんね……」
バーニィ「なぁ」
鈴谷「とにかく今は陸に上がって、本部に向かおう、そこに他の子たちも集まってるかも」
秋月「そうですね、幸い丘はすぐです、さっそく」
バーニィ「俺はいつまでベッドに寝たまま引きずられ続けなきゃ行かないんだ?」
鈴谷「あぁそういえば背中側中くっつけてたっけ」
バーニィ「……酔いそうだ」
鈴谷「全速力だったからねー、よく振り落とされなかったじゃん」
バーニィ「……死ぬかと思ったよ」
艦隊これくしょん
ーポケットの中の海戦ー
デデデン!
あらやだ、ファンなんとかの話題は適当な与太話だったとか思ってくだち
艦隊これくしょん
ポケットの中の海戦
デデデン!
なんやかんやあって三人は陸に上がり、最寄りの海軍の施設にて休んでいた
バーニィ「……」
バーニィ「あれからずーっと病室に缶詰だな」
バーニィ「あまり人も来ないし……結局ここがどこなのかいまいちわからない」
バーニィ(ただ、ただ一つだけ……ここは、俺のいた世界とは違う)
バーニィ(多分カレンダーだと思う数字が書かれた紙の……おそらく、年号は、19……なんとやら、少なくとも宇宙世紀とは違う)
バーニィ(そして使用されている言語が多分日本語だ、俺は日本語が読めないから本当かはわからないけど)
バーニィ(話してる言葉は理解できるんだけどな……)
コンコン
バーニィ「あぁ、どうぞ」
秋月「失礼します……」ガチャ
バーニィ「秋月か」
秋月「怪我の具合はどうですか?」
バーニィ「もう立てるくらいに元気だよ、リハビリがまだだけどな……」
秋月「そうですか、よかった……」
バーニィ「……まだ、他の仲間たちとは連絡が取れないのかい?」
秋月「はい……提督とも、まだ……」
バーニィ「そうか……俺も何か手伝えたらな」
秋月「そんな!バーニィさんは養生なさってください!」
バーニィ「……そうか」
秋月「……あの」
バーニィ「ん、どうした?」
秋月「……いえ、なんでも」
バーニィ「そうか……」
鈴谷「バーニィ!秋月ー!」バァン
秋月「ひゃっ!」
バーニィ「うわっ!」
鈴谷「あぁやっぱりバーニィのとこにいた!」
秋月「す、鈴谷さん!どうなさったのですか?」
鈴谷「私たちの仲間がここに来たって!」
秋月「!」
鈴谷「おまけに秘書艦だよ!>>55!」
艦娘を1人>>55
朝潮
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