蘭子「黒き門は終末の絢爛を謳い」 (11)
初SSです 不調法等あるかもですが大目に見てご指摘いただけると幸いでございます
師走 某所
蘭子「闇に飲まれよ!黒き門は終末の絢爛を謳い飢えし衆生は毒杯を賜らんと列を成す!」
みく「あー、なんやこれ、外人めっちゃおるやんけ……年末でただでさえ人多いのに……うわ、テレビ入っとる。混んどるのにどこのアホやっちゅーねん……って蘭子!?」
蘭子「猫よ!何ゆえこの黒き門に!?」
みく「ちょ、ま。今オフだから猫耳持ってないのにゃあ!撮影はNGにゃあ!?……みくは法事で本家に帰ってただけなのになんでこんなことに……」
蘭子「これはまさに天佑ぞ!猫よ、我が覇道の先行きとなるが良い!」
みく「ぇー……しょうがないにゃあ」
蘭子「フハハハハ!いざ!終末を綴らん!参るぞ猫よ!」
みく「はいはい」
蘭子「ククク……我も毒杯を賜ったぞ。猫よ、毒見を」
みく「みく、お魚はちょっと……」
蘭子「なれば我がいただこう。(ハフハフ)……妙なる調べよ!」
みく「気に入ったなら良かったにゃ」
蘭子「甘美なる漆黒の霊薬と毒との調和!」
???「美味しいでしょ、そのポン酢。ここのオリジナルなのよ」
蘭子「刻の叛逆者(アンチエイジング)!」
瑞樹「はぁい、蘭子ちゃん、それにみくちゃんも。それと、その呼び方やめなさい」
みく「お疲れ様ですにゃあ。瑞樹さんも里帰りかにゃあ?」
瑞樹「私はこの企画にサプライズ参加なの。びっくりしたかしら?」
みく「じゃあみくは帰っても……」
ディレクター(ヒソヒソ)
瑞樹「あ、みくちゃん飛び入りOKですって」
みく「にゃんでさ!?」
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蘭子「ではいざ次なる舞台へ参ろうぞ!……む、我に供物とな?花……?」
瑞樹「花じゃないわよ。手羽先よ。ひと手間かけてあるけどね」
蘭子「なんと!では猫よ、毒見を」
みく「わぁい、揚げ物大好きにゃあ♪(ハフハフ)ん~、これこれ、ジューシィにゃあ!」
蘭子「叛逆者も、毒見を」
瑞樹「揚げ物は……いやいや、鶏肉はコラーゲンも豊富だし、大丈夫よね……」
蘭子「(ハムハム)これは!なんと瑞々しく迸るソーマの雫!」
瑞樹「さぁ魔王様、お次は何をご所望かしら♪」
蘭子「我が求めるは深淵の海魔を封ぜし灼熱の宝珠よ!」
みく「深淵の……えーと、何?」
瑞樹「任せなさい!私は粉モンにはうるさいわよ~!」
(少女移動中)
みく「あー、にゃるほど……確かに言われてみればそうだにゃあ」
瑞樹「ここのは美味しいわよ。私の一押しよ。はい、蘭子ちゃん、どうぞ」
蘭子「む、無垢なるまま……か?」
瑞樹「本当に美味しいのはソースやマヨネーズなんてなくったって美味しいんだから!」
蘭子「(フーフーハムハム)!!?な、こ、これは……!」
瑞樹「ね?」
みく「あっつ!ほんまあつっ!?」
蘭子「業火の如く熱く天使の和毛の如く柔らかく、しかして内に秘めるは豊潤なるアンブロジア!」
瑞樹「でもね、ソースやマヨネーズがなくても美味しいとは言ったけど、ソースやマヨネーズは余計ってわけじゃないの。はい、こっちもどうぞ」
蘭子「(ハムッハムッハフハフ)……黒白の翼の織り成す……(ハフハフ)天上の歌舞音曲……おいひぃ」
みく「(フーフー)流石瑞樹さんだにゃあ!」
瑞樹「うふふ、お気に召していただけたようで何よりね。あ、蘭子ちゃん、ほっぺたにおソースついてる」フキフキ
みく「……近所のおばちゃんみたいだにゃあ」
蘭子「叛逆者よ、宝物庫に忍ばせるは甘き雫なりや?」
瑞樹「あ゛?何か言ったかしら?」ニッコリ
みく蘭子「「なんでもないです」」
瑞樹「よろしい。さ、次は何にする?」
蘭子「否……我が覇道は終息を迎えた。今ひとたびは安らかなるひと時を……」
瑞樹「そうねぇ、じゃ、腹ごなしにお散歩しましょっか」
みく「賛成にゃ。ちょっと食べ過ぎちゃったにゃあ」
蘭子「む、叛逆者よ、あれに見える漆黒の尖塔は……」
瑞樹「通天閣?近いわよ。そこまで歩こうかしら。友紀ちゃんみたいな格好してなきゃ大丈夫でしょ」
みく「キャッツのユニホーム着て歩いてたら生きて帰れないにゃ。と言うか生かして返さないにゃ」
蘭子「(怖い……)して、あの尖塔への途はいかに?」
瑞樹「簡単よ。そこの堺筋をガッと行って」
みく「商店街をバッと入って」
瑞樹みく「「チュっとして han……って何言わせんねん(にゃあ)!」」
蘭子「ど、土着の奇祭よ……」
短いですがこれにて終わりとなります。要望があれば標準語訳版も上げますね
要望があるかわかんないけど標準語版です
師走 某所
蘭子「闇に飲まれよ!黒き門は終末の絢爛を謳い飢えし衆生は毒杯を賜らんと列を成す!(おはようございます!今日は大阪は黒門市場にやってきています。歳末大売出しで大賑わいですね。あっ、てっちりの振る舞いをしているみたいですよ!)」
みく「あー、なんやこれ、外人めっちゃおるやんけ……年末でただでさえ人多いのに……うわ、テレビ入っとる。混んどるのにどこのアホやっちゅーねん……って蘭子!?」
蘭子「猫よ!何ゆえこの黒き門に!?(みくちゃん!どうして黒門市場に!?)」
みく「ちょ、ま。今オフだから猫耳持ってないのにゃあ!撮影はNGにゃあ!?……みくは法事で本家に帰ってただけなのになんでこんなことに……」
蘭子「これはまさに天佑ぞ!猫よ、我が覇道の先行きとなるが良い!(すっごい偶然だね!みくちゃん、折角だから色々案内して欲しいなぁ!)」
みく「ぇー……しょうがないにゃあ」
蘭子「フハハハハ!いざ!終末を綴らん!参るぞ猫よ!(やったぁ!黒門市場レポート、始まりまーす。行こうみくちゃん!)」
みく「はいはい」
蘭子「ククク……我も毒杯を賜ったぞ。猫よ、毒見を(私もてっちりをいただきました。みくちゃん、半分こしよ?)」
みく「みく、お魚はちょっと……」
蘭子「なれば我がいただこう。(ハフハフ)……妙なる調べよ!(じゃあ、いっただっきまーす……すっごい、美味しい!)」
みく「気に入ったなら良かったにゃ」
蘭子「甘美なる漆黒の霊薬と毒との調和!(このポン酢がふぐとすっごく合ってる!)」
???「美味しいでしょ、そのポン酢。ここのオリジナルなのよ」
蘭子「刻の叛逆者(アンチエイジング)!」
瑞樹「はぁい、蘭子ちゃん、それにみくちゃんも。それと、その呼び方やめなさい」
みく「お疲れ様ですにゃあ。瑞樹さんも里帰りかにゃあ?」
瑞樹「私はこの企画にサプライズ参加なの。びっくりしたかしら?」
みく「じゃあみくは帰っても……」
ディレクター(ヒソヒソ)
瑞樹「あ、みくちゃん飛び入りOKですって」
みく「にゃんでさ!?」
蘭子「ではいざ次なる舞台へ参ろうぞ!……む、我に供物とな?花……?(じゃあ次の美味しいものを探して移動~!え?試食?チューリップって、お花のですか?)」
瑞樹「花じゃないわよ。手羽先よ。ひと手間かけてあるけどね」
蘭子「なんと!では猫よ、毒見を(そうなんだ!みくちゃん、こっちは食べられるよね?)」
みく「わぁい、揚げ物大好きにゃあ♪(ハフハフ)ん~、これこれ、ジューシィにゃあ!」
蘭子「叛逆者も、毒見を(川島さんも、どうぞ)」
瑞樹「揚げ物は……いやいや、鶏肉はコラーゲンも豊富だし、大丈夫よね……」
蘭子「(ハムハム)これは!なんと瑞々しく迸るソーマの雫!(うわぁ!肉汁たっぷりー!)」
瑞樹「さぁ魔王様、お次は何をご所望かしら♪」
蘭子「我が求めるは深淵の海魔を封ぜし灼熱の宝珠よ!(次はたこ焼きが食べたいなぁ!)」
みく「深淵の……えーと、何?」
瑞樹「任せなさい!私は粉モンにはうるさいわよ~!」
(少女移動中)
みく「あー、にゃるほど……確かに言われてみればそうだにゃあ」
瑞樹「ここのは美味しいわよ。私の一押しよ。はい、蘭子ちゃん、どうぞ」
蘭子「む、無垢なるまま……か?(え?このままですか?)」
瑞樹「本当に美味しいのはソースやマヨネーズなんてなくったって美味しいんだから!」
蘭子「(フーフーハムハム)!!?な、こ、これは……!」
瑞樹「ね?」
みく「あっつ!ほんまあつっ!?」
蘭子「業火の如く熱く天使の和毛の如く柔らかく、しかして内に秘めるは豊潤なるアンブロジア!(すっごく熱いけどとろっとしてて、中身もだしが効いてて!)」
瑞樹「でもね、ソースやマヨネーズがなくても美味しいとは言ったけど、ソースやマヨネーズは余計ってわけじゃないの。はい、こっちもどうぞ」
蘭子「(ハムッハムッハフハフ)……黒白の翼の織り成す……(ハフハフ)天上の歌舞音曲……おいひぃ(ソースとマヨネーズのハーモニーが最高……)」
みく「(フーフー)流石瑞樹さんだにゃあ!」
瑞樹「うふふ、お気に召していただけたようで何よりね。あ、蘭子ちゃん、ほっぺたにおソースついてる」フキフキ
みく「……近所のおばちゃんみたいだにゃあ」
蘭子「叛逆者よ、宝物庫に忍ばせるは甘き雫なりや?(やっぱり川島さんもいつも飴ちゃん持ってるんですか?)」
瑞樹「あ゛?何か言ったかしら?」ニッコリ
みく蘭子「「なんでもないです」」
瑞樹「よろしい。さ、次は何にする?」
蘭子「否……我が覇道は終息を迎えた。今ひとたびは安らかなるひと時を……(お腹一杯になっちゃったんで、ちょっと休憩したいかな……)」
瑞樹「そうねぇ、じゃ、腹ごなしにお散歩しましょっか」
みく「賛成にゃ。ちょっと食べ過ぎちゃったにゃあ」
蘭子「む、叛逆者よ、あれに見える漆黒の尖塔は……(川島さん、あっちに見えてる黒い塔って……)」
瑞樹「通天閣?近いわよ。そこまで歩こうかしら。友紀ちゃんみたいな格好してなきゃ大丈夫でしょ」
みく「キャッツのユニホーム着て歩いてたら生きて帰れないにゃ。と言うか生かして返さないにゃ」
蘭子「(怖い……)して、あの尖塔への途はいかに?(ここからどうやって行くんですか?)」
瑞樹「簡単よ。そこの堺筋をガッと行って」
みく「商店街をバッと入って」
瑞樹みく「「チュっとして han……って何言わせんねん(にゃあ)!」」
蘭子「ど、土着の奇祭よ……(こ、これが本場の漫才……)」
これが答えになります。どれだけ正解していたでしょうか?
では、闇に飲まれよ(お疲れ様です)!
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