次元「…青い狸!」(189)
次元「なぁルパン…俺達ヤバイ薬でもやってたか?」
ルパン「いんやぁ…次元…ちょ~いと安物のバーボンを呑み過ぎただけだろ?」
俺はボロアパートの一室でバーボンを片手にルパンと盗みの計画を練っていた…いつもどおり…そのときまでは…
次元「しかしな…ルパンどう見ても引き出しから青い狸が出来きたぞ…」
ルパン「ア"~ア"~言うな次元!呑み過ぎだ~呑み過ぎ~」
青狸?「狸じゃない!僕はドラえもん!ひどいよ~のび太君…20チョメチョメ年ぶりだからッて!」
ルパン・次元「しゃ!しゃべった!?」
ドラえもん「?どうしたの?のび太君?」引き出しから出て二人に近寄る
ルパン「のび太ぁ~?俺様の名前はルパ~ン三せ・・・」
ドラえもん「あっ!君じゃなくて・・・」
次元「えっ?ちょッ・・・俺ぇ?」
ドラえもんと名乗るこの狸・・・いや猫型ロボットは俺達に『のび太』ってやつこことを話してくれた・・・
コイツの話だと俺がその『のび太』だと言う事だ・・・それと俺がこうしていることで未来が大きく乱れてしまい
それを直す為に未来から来たのだと・・・しかし・・・俺は次元大介・・・今までも・・・そしてこれからも・・・
ルパン「なんとな~く話はわかったけどよ・・・次元がその『のび太』てのは・・・なぁ~のび太?」
次元「いや・・・俺は生まれた時からずっと次元大介だ・・・のび太って呼ぶなよ早速・・・」
ルパン「信じられないよな~えっと?ドラえもんだっけ?何か手っ取り早く写真とかないん?」
次元「そ・・・そうだぜ・・・20チョメチョメ年前ていやぁ~10歳そこそこだが・・・」
腹のポケットから写真を取り出す 少し古ぼけたドラえもんとのび太いつもの仲間達の写る・・・
次元「ど・・・どれがのび太だ?」
ドラえもん「これ このメガネを着けてる」
次元「・・・」
ルパン「・・・」
ルパン・次元「ハッ・・・ハハッヒッ~ヒッヒッワ~ハハッ」顔を見合わせ机を叩きながら笑い転げる
ドラえもん「どうしたの~のび太君?」
次元「完全に別人だろ!それと俺は次元大介だ!」
ルパン「面影ないな・・・(プッ!しかしマンガみたいな顔してるな~)」
次元「俺よりルパンだ!むしろルパンの方が似てるだろ!」
ルパン「な!なんだと~次元!どうしたら俺様のハンサムな顔が、こんなマンガ顔に似るんだよ!」
次元「ちょっとマジック無いか?え~とモミアゲをこうして・・・顎と髪型を・・・すこし・・・出来た!」
ドラえもん「ちょ・・・大切な写真に!」
次元「ほ~ら!どっから見てもお前じゃねぇ~か!ハハハッ!」
ルパン「なんだと~!マジックよこせよ次元!ん~とコウシテんでア~してっ・・・ちょいちょいっと!どうだ!」
ドラえもん「あぁ・・・大切な写真が・・・」
ルパン「完璧!完全に次元だろ!ど~だ?ニヒヒヒッ!」
次元「どこがだよ!そもそもルパンよ~どんな顔にでも顎鬚と目を隠す様に中折れ帽を描いたら大体は俺になるだろ!」
ルパン「プッ!次元ちゃんそれ自分で言っちゃうの?」
次元「なんだと!」
ルパン「やるか!」
ドラえもん「ちょ・・・喧嘩はやめて!」
両者一斉に拳銃手をかけるも次元が一瞬早くマグナムを抜き構える!降参のポーズをとるルパン・・・
次元「へっ!・・・俺の勝ちだルパン」
ルパン「ちぇ!わ~たよ降参だ・・・」
ドラえもん「あ・・・やっぱりのび太君だ!」
ルパン・次元「は?」
ドラえもん「昔から射撃だけは得意なんだから」
次元「あぁ・・・え?」
ルパン「確かにコイツは拳銃の扱い"だけ"は超一流だけどよ・・・」
次元「"だけ"とはなんだ"だけ"とは!」
ドラえもん「そうだよ!のび太君の特技は他には・・・え~と」
ルパン・次元「ほかには?」
ドラえもん「あっ!あやとりとか・・・」
ルパン・次元「あやとり?」
ルパン「次元~出来るのか?」
次元「やったこともね~よ!そもそも俺はのび太じゃね!」
ルパン「ほれ~次元!」
次元「何だよコレ!」
ルパン「何って紐!」
次元「紐ぐれぇ~わかるよ!」
ルパン「ためしにやってみろよ!あ・や・と・り」
次元「は?」
ドラえもん「そうだね!やってみなよのび太君!」
次元「のび太じゃね!ちっ!あやとりなんか出来るわけ・・・あ゛っ!」
ルパン・ドラえもん「すごい・・・見事な東京スカイツリー!」
次元「なんだ?手が勝手に動きやがる・・・天の川・・・蛾・・・銀河・・・どうなってやがる・・・これは・・・」
ルパン「なんだ?複雑に絡んだ紐が女性の様に見えるが・・・誰だ次元?」
次元「知らねぇよ!勝手に指が・・・」
ドラえもん「何言ってるの!のび太君のママじゃないか!」
ルパン・次元「マ・・・ママぁ~!?」
ドラえもん「のび太君のママをあやとりで作れる人なんて!ヤッパリのび太君じゃないか!」
次元「・・・ばかな」
ルパン「・・・次元?もう正直に言ったらどうだ?」
ドラえもん「どうしちゃったんだい?のび太君?」
次元「お・・・俺は・・・次元・・・大介だ・・・」
ルパン「次元・・・お前・・・記憶喪失かなんかだったか?ドラえもんのことも覚えてないみて~だしよ・・・」
ドラえもん「そうなの?のび太君?」
ルパン「なんかの拍子に記憶喪失になって・・・次元大介として生きてき・・・」
次元「違う!!そんなはずはねぇ!記憶ははっきりしてる…ちゃんと覚えてる子供の頃の事も・・・」
ルパン「しっかしよ~記憶なんて証明出来ねぇだろ~都合よく人ってのは変えちまうし・・・ましてや過去なんて見れねぇもんな~」
ドラえもん「見れるよ!」
ルパン・次元「なぬ!?・・・そういえば・・・コイツ未来から来たんだったな・・・」
ドラえもん「タイムテレビ~!」
ルパン「なんだ~?テレビ?」
次元「テレビが出できやがった・・・どういう仕掛けだ・・・」
ドラえもん「これは過去から未来までどんな場所でも見ることが出来る道具なんだ」
次元「本当にそんなことが・・・眉唾な・・・」
ルパン「それが本当なら・・・おぉ!すんばらし~競馬やロトとで大儲けできそうだ~」
ドラえもん「そんなことより・・・いつを見る?」
次元「あ・・・あぁ・・・じゃあ試しに15年前の6月7日※※※共和国の※※※地区を映してくれ・・・あの時流れ弾に当たって傷もここに・・・」
ドラえもん「わかったよ」ピッポチ・・・ポチ
ルパン「お!写った・・・なんだ?思ったより不鮮明なんだなぁ・・・あ!次元だ・・・若いな~」
ドラえもん「あれ?変だな~いつもはもっと鮮明に写るのに?」
次元「懐かしいな・・・傭兵時代だ・・・そうそうここで正規軍のザック軍曹が・・・この後だな・・・うっ!当った・・・あんまり思い出したくねぇ~な」
ルパン「15年前は大丈夫そうだな・・・このときは次元大介ってことか?・・・面倒だからのび太ぐらいの頃を見てみようぜ?」
次元「あぁ・・・」
ザァーザァーザァー
次元「どういう事だおい?何なんだこのジャミジャミは・・・」
ドラえもん「さぁ?僕にもわからないよ・・・」
ルパン「完全に壊れたテレビだな・・・砂嵐か・・・ちょっ~と角のほう叩いてみようか?」ていっ!
ドラえもん「あ!だめ・・・壊れる!」
次元「壊れるてか?はっ!・・・壊れてるだろがすでに!」
ドラえもん「そんなはずは・・・ガチャガチャ・・・あっ!あれっ?15年前は映るよ・・・」
ルパン「な~いつまでなら見れるんだ?」
ドラえもん「えっと~ガチャガチャ・・・19年前の8月7日・・・が映像として見れる限界みたい・・・ちょうど誕生日だね?」
次元「あぁ・・・ってなんで知ってる!」(※注:次元の誕生日はウソです・・・次元の誕生日知ってる方ごめんなさい・・・そっと教えて下さい)
ドラえもん「なんでって・・・のび太君の誕生だよ忘れるわけないよ!」
ルパン「どうでもいいけどよ~これは確実に次元だろ?中学か高校ぐらいだけど・・・映像が荒くてわかりずらいが・・・何処かの町のスラム街か?」
次元「あぁ・・・○×町のゴミのたまり場だ・・・あの頃は学校にも行かずよくソコで悪さしてたな・・・」
ドラえもん「のび太君が不良に・・・そんな・・・」
次元「落ち込むこた~ねーだろ・・・コレ俺だし・・・」
ルパン「な~んか安心したよ次元~お前がガリ勉の秀才好青年だったらど~しようかと・・・」
次元「ハハッ!確かにキモイなそれは!」
ドラえもん「たしかに・・・のび太君がガリ勉は想像出来ない・・・」
ルパン・次元「はぇ?」
ルパン「あのメガネはガリ勉とかでないの?のび太?」
次元「メガネったらインテリだよな~ルパン?」
ルパン・次元「ん?」
ドラえもん「えっとあの・・・のび太君は基本勉強も運動も出来ないタイプだから」
ルパン「な~ら完全に別人じゃない・・・勉強はともかく運動神経ならカナリ良い方だと・・・どったの次元?」
次元「・・・(俺・・・ルパン一味のなかで一番運動神経ないかもな・・・五右衛門はチートだし・・・不二子も柔軟な体を生かして凄いアクションしてるし・・・)」
ルパン「お~い?次元~?」
次元「・・・(ルパンなら・・・いや無理だな・・・空中に飛び跳ねながら脱皮するように服は脱げねぇ~・・・なら銭形は・・・無理だ・・・あんな化け物じみたタフさは・・・)」
ルパン「どったの?次元~?・・・てぃ!ボクッ!!」
次元「いてっ!何しやがる!」
ルパン「いや・・・急に黙るからさ・・・マグナムしまって・・・」
次元「あぁ・・・すまねぇ」
ルパン「ところで・・・そもそもな~んで次元がのび太なわけ?」
次元「ハッ!・・・そ・・・そうだぜ!」
ルパン「いぁ・・・まぁ・・・なんかおかしいんでない?タイムマシーンも時間と場所の設定で動くんだろ?あのボロテレビみたいに?」
ドラえもん「えっ?うん・・・基本はそうだけど・・・」
ルパン「そうだけどって・・・それじゃ~ぁ次元=のび太ってのが成り立たないじゃない?んで場所なんだけど・・・なんでココなの?練馬の月見台・・・」
ドラえもん「えっと?のび太君の家があった場所だから」
ルパン「それだけ~?20チョメチョメ年もしたら色々変わるよね?現に四畳半の安アパートなわけだし・・・それじゃ~」
次元「そうだな・・・それだと居合わせたヤッが「のび太」だってフザケた答えになるな・・・だけどコイツは俺とルパンの二人から迷わず俺を選んだ・・・なんでだ?」
ドラえもん「タイムマシーンは間違いないはずなんだ・・・間違いようがない!基本は・・・基本は時間と場所の設定だけって言ったよね?」
ルパン・次元「あぁ・・・聞いた」
ドラえもん「タイムマシーンにはタイムテレビには無い機能があって それは人それぞれ異なる時間軸の波長を登録出来るんだよ」
ルパン・次元「時間軸の・・・波長?」
ドラえもん「そう・・・指紋やdnaみたいに・・・いやそんな精度レベルじゃなく絶対に同じ人間はいない・・・同じ波長のモノは この宇宙に存在しない」
次元「ど・・・どういうことだルパン?」
ルパン「良くわからねぇが・・・この世に存在するモノ全てに異なる電話番号が付いていて・・・その時代に存在すればドコデモお話出来るてことか?」
次元「電話番号か・・・アナログな・・・・」
ドラえもん「まぁ・・・そんな感じかな・・・」
次元「まてよ?・・・てことはなんだ?俺とのび太の電話番号が一緒って事か?いや・・・同じ番号は無いんだからつまり掛け間違いだな・・・早く掛けなおせ!」
ドラえもん「うんと~それが・・・」
ルパン・次元「ぬわにぃ~!まったく同じだぁ~!?」
ルパン・次元「どういうことだよ!同じのは無いんだろ?」
ドラえもん「まったく同じ・・・というか・・・違うというか・・・」
次元「はっ?どっちなんだ!違うならいいんじゃね~か?」
ルパン「ハッキリしねなぁ~何なんだよ?」
ドラえもん「再度照合してみたんだけど=かつ≠であるとコンピュータが・・・」
ルパン・次元「イコールかつノットイコールだぁ?」
次元「おい・・・どういうことだルパン?」
ルパン「俺様にもさ~ぱり?」
次元「何だよ!おめぇ~この前iqが一般人約3倍・・・金田一の約1.67倍とか自慢してただろ!」
ルパン「俺がいつそんな自慢したよ!」
次元「お!そうだ!そうだ!そもそも同じでもイイじゃね~か!もう一個の方の番号の居場所を調べれば?」
ルパン・ドラえもん「なるほど~!」
ドラえもん「さすが~のび太君!じゃ早速・・・ぴぽぴぴぴぃ~ぴろぴ~」
次元「いい加減・・・のび太じゃね~から・・・でっ?どうだ?」
ドラえもん「だめだぁ~のび太君の波長の位置はココにしかないよ・・・」
ルパン「な~その番号って自然に変わっちまうことはないのか?」
ドラえもん「ありえない・・・そんなことは絶対に!」
次元「人工的に変えるとかは・・・どうだ?・・・ほ・・・放・・・放射能浴びるとか・・・(((ガタガタ)))」
ドラえもん「なんで震えてるの?」
ルパン「まぁ~気にしない・・・(相変わらず無意味な放射能嫌いだな~次元)」
ドラえもん「波長を・・・変えるか・・・人工的に?そういえば・・・僕のいた時代の最新の研究で・・・次元と次元の間の・・・」
次元「はぁ?俺と俺の間ぁ~?」
ドラえもん「そうじゃなくて・・・三次元と四次元の中間層がなんたらって理論だけなら・・・未来で詳し調べてくるよ」
ルパン「おいおい・・・ロボットだろ一回見聞きしたら覚えてるんでないの?」
ドラえもん「ニュースで見ただけだから詳しいくは・・・」
ピィー!ピィー!ピィー!
ルパン・次元「なっ何だだぁ~?警報?」
ドラえもん「タイムパトロールからの緊急警報?」
※「タイムパトロールからタイムマシン使用者へ・・・
タイムパトロールからタイムマシン使用者へ・・・
現在ad1980年よりad2015年にかけて大規模な
時間嵐が発生中繰り返す・・・
現在ad1980年よりad2015年にかけて大規模な
時間嵐が発生中繰り返す・・・
民間タイムマシンはこの時代をさけ安全な
時代で指示があるまで待機せよ・・・
ガァー繰りかガァーガァー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ドラえもん「時間嵐なんて・・・珍しいな・・・しかも時空間通信が途切れるほどの・・・」
ルパン・次元「いったい何がどうしたんだ?」
ルパン「んで・・・どうなったん?」
次元「嵐が・・・どうとか言ってたが?なんとも無いな・・・外も静かだ・・・」
ドラえもん「時間嵐だからタイムマシーンの時空間しか影響はほとんどないよ・・・」
ルパン「つまるのところ?」
ドラえもん「この時代からは今は過去も未来にも行けない」
次元「あのボロテレビのジャミジャミもその嵐も影響なのか?」
ドラえもん「そうかもしれない・・・」
ルパン「そ~いえば次元って・・・」
次元「そういえば俺ってどうなんだ?その番号が同じだと どんな問題が?」
ドラえもん「わからない・・・前例が無いから・・・ただ君が・・・仮にのび太君じゃないとして本当の のび太君はどうなってしまったのか・・・それだけが気がかりだよ」
次元「仮にも糞もない・・・俺は次元大介・・・のび太じゃない!」
ドラえもん「・・・ごめん・・・理解しようとしてるんだけど・・・なぜか・・・」
次元「ま・・・わかったことはオマエが暫く未来に帰れないって事だけだな・・・嵐ってどのぐらいで治まるんだ?」
ドラえもん「えっ?・・・普通は1日ぐらい長ければ10日ていうのも過去の記録に・・・」
ルパン「そんじゃ~まぁ~暫くココに居ろよ?」
次元・ドラえもん「えっ?」
ドラえもん「本当?いいいの?」
ルパン「い~のい~の!」
次元「おいルパン!どういうつもりだ?」
ルパン「い~じゃねか~次元!未来の高性能ロボットだぜぇ~スンゲェ爆弾とか~ありえねぇ光学迷彩服とか持ってるも知れねぇ~じゃん!」
次元「いくらなんでも・・・んなわけね~だろ・・・さっきの腹からテレビ出す手品ぐらいだろ!なぁ?」
ドラえもん「あるよ!」
ルパン「おひょ~!!ほら見ろ~次元~!!」
次元「マジでか・・・」
読んでいただきありがたき・・・
読んでいただきありがたき・・・
つたないので脳内でルパンフィルターを造って補完してください
ルパン「おひょ~ひょ~!すげぇ~透明人間だぜ次元~!テイッ!」石ころ帽子装備中で次元を叩く
次元「いてッ!ちきしょ~姿だけじゃね~気配も音も・・・匂いすらしね~どこだルパン?イテッ!イテッ!ちょ・・・やめっ!?」マグナム片手にキョロキョロ・・・
ルパン「イヒヒッ!こっち!こっちだよ~」ペシッ!ペシッ!
次元「まいった~降参だ~ルパン・・・もうやめてくれ~」
コンコンッ・・・ドアを叩く音・・・
ドラえもん「あっ!誰か来たみたいだよ?」
次元「イチチッ・・・だ・・・誰だ?」
???「拙者だ・・・」
ルパン・次元「五右ェ門~!」
ルパン「おひょ~ひょ~!すげぇ~透明人間だぜ次元~!テイッ!」石ころ帽子装備中で次元を叩く
次元「いてッ!ちきしょ~姿だけじゃね~気配も音も・・・匂いすらしね~どこだルパン?イテッ!イテッ!ちょ・・・やめっ!?」マグナム片手にキョロキョロ・・・
ルパン「イヒヒッ!こっち!こっちだよ~」ペシッ!ペシッ!
次元「まいった~降参だ~ルパン・・・もうやめてくれ~」
コンコンッ・・・ドアを叩く音・・・
ドラえもん「あっ!誰か来たみたいだよ?」
次元「イチチッ・・・だ・・・誰だ?」
???「拙者だ・・・」
ルパン・次元「五ェ門~!」
ゴエモン間違えた・・・
あれ?ゴエモンってどういう字だったっけ・・・ゲシュタルト崩壊ナウ
五ェ門「暫くだな次元・・・ルパンは出かけているのか?」※ゴエモンの口調が思い出せない・・・脳内補完求む・・・
次元「あ・・・いや・・・何というか・・・」
五ェ門「?」
ルパン「ヒヒ~ッ!そと~と五ェ門の背後から・・・てぇ~っ!」丸めた新聞紙で斬りかかる・・・
五ェ門「むっ!?デイァ~!!!」とっさに回避+反撃の斬鉄剣が空を走る・・・
ルパン「あひやぁ~・・・」ルパン間一髪回避・・・するも・・・石ころ帽子は破損・・・
五ェ門「ぬッ?ルパン!・・・お主いつに間に!?くッ・・・ルパンごときに・・・背後を取られるとは・・・拙者まだまだ未熟・・・」
ルパン「あひッ・・・あヒッ~・・・」腰が抜けてる感じ・・・
次元「あ・・・オマエ・・・良くルパンの事がわかったな?」
五ェ門「うむ・・・気配も音も無かったが・・・こう邪念のようなものが・・・」
ルパン・次元「相変わらず・・・チートなヤツだ・・・」
ドラえもん「石ころ帽子を見破るなんて・・・」
五ェ門「おっ!コレは・・・なんと!青い信楽焼とは・・・珍しい・・・ドコで手に入れたのだ?」
ドラえもん「信楽焼?」
ルパン・次元「狸の置物の有名な滋賀県甲賀市の焼物・・・」
ドラえもん「ぬっ~僕は狸じゃない!猫型ロボットだー!」
五ェ門「なんと!面妖な!しゃべる狸とは・・・さては妖怪!この斬鉄剣で成敗してくれる!デイァァァ~!!!」得意の居合いギリ
ドラえもん「なんの!!名刀電光丸~」ガキィ~~~ん!
五ェ門「ぬおっ!!狸ごときができる・・・」きィィィ~ん!
ドラえもん「この名刀電光丸はレーダ内臓だ!そう簡単に~!」ズガきぃぃぃ~ん!
ルパン・次元「ゴエモンvsドラえもんか・・・ややこしい・・・」
次元「五ェ門が狸相手にテコズッてるな・・・」
ルパン「・・・チートな狸だな~」
五ェ門vsドラえもん「とあっ~!ディァ!とりぁ~!チェ~スッ!!」カキン!ガキン!バキーン!
※すみません道具の機能一部・・・都合のいいように改ざんしてます・・・
数十分後・・・
五ェ門「うぬ・・・さっぱり理解できぬ話だな・・・ドラえもん殿が遥か未来より来れて・・・この写真のび太と申す少年が・・・次元とは・・・?」
ドラえもん「そうなんだよ・・・」
次元「俺はのび太じゃねぇからな・・・・・・」
五ェ門「本人がダメならば・・・この少年周りに映る学友に電話を掛けて聞いたらよかろう?」
ルパン・次元・ドラえもん「あ"ッ!?」
ルパン・次元「・・・なんで気づかなかった」
ドラえもん「しまったなぁ~時間嵐の前に気がつくべきだったよ・・・」
五ェ門「それになぁ次元・・・この写真の少年は確実にヌシであろう?ハハハッ!」笑いながら写真を次元に渡す・・・
次元「五ェ門・・・おめ~さんバカか?それは さっきルパンが髭と帽子を・・・!?なっ・・・何だこりぁ!!!どうなって・・・」
ドラえもん「あっ・・・ごめん!驚かせて・・・落書きはタイム風呂敷で元に・・・」
次元「んなことはどうでもいい・・・確かにコイツは・・・俺だ・・・俺の子供の頃・・・どういうことだ?おいドラえもんコレは さっきの写真なのか?」
ルパン・ドラえもん「???」
五ェ門「やはりそうであろう!・・・ん?どうしたのだ?」
ドラえもん「何言ってるの?同じにきまってるじゃないか?」
次元「なぁ・・・ルパン ドラえもん?さっきの写真には・・・ドラえもんとのび太にキッネ顔の小柄な少年・・・それに体格のいい少年・・・それとお下げ髪の可愛い少女が写っていたよな?」
五ェ門「お下げ髪の可愛い少女とな?・・・次元おぬし・・・ろりこ・・・」
次元「黙れ!!脳天ぶち抜くぞ!!・・それよりルパン?そうだっただろ?なぁ?ドラえもん?」
ルパン「なんだよ次元?たしかそうだったぜ?」
ドラえもん「そうだよ?どうして?」
次元「なら・・・なんで・・・」
次元「・・・」
ルパン「次元?どうしたんだよ?黙ってないで・・・ちょっと見せろよ・・・あ゛!?なんだぁ~!!!」
ドラえもん「何をそんなに驚いて?僕にも見せて・・・え゛!?どどど・・・どうなってるの!!!」
五ェ門「ん?写真がどうかしたのか?どれ・・・ん?拙者が先ほど見たときと何もか変わっておらぬが・・・何をそんなに?」
ドラえもん「じつは・・・かくかくしかじか・・・」五ェ門に経緯を説明するドラえもん
五ェ門「実に面妖な・・・写真の人物が変わるなどと・・・そんな馬鹿げた話が・・・間違いではないのか?」
ルパン「信じられないが・・・マジだぜ五ェ門・・・マジで変わってるんだ」
ドラえもん「僕は一応ロボットだから記憶が嘘をつかない・・・確かに変わってしまっているんだ・・・」
五ェ門「う~む・・・何とも奇怪な・・・解せぬ話だな・・・」
次元「あぁ・・確かに解せねぇ・・・その写真は確か・・・イッちんが・・・後ろの土管に座ってるチビが親に買ってもらったカメラを自慢して来たとき撮ったモノだ・・・
俺の右横に引っ付いてるスケがヨーコ・・・でこの小学生に見えんゴリラ顔のデカイのがジャンボ・・・みんな昔の悪友だ・・・良くも悪くも懐かしい思い出だ・・・
だがな・・・その思い出ん中にいねぇオメェが俺の左に写ってやがるんだ・・・なんで根っからの親友のような顔で笑って楽しそうに・・・なんでだよドラえもん?」
次元「なぁ・・・頼む教えてくれ・・・俺は・・・俺は次元大介なんだよな・・・間違いないよな!なぁ!ドラえもん!!」ドラえもんの詰め寄り・・・つかみかかる次元
ドラえもん「ぐっ!・・・苦しい・・・やめっ・・・」
ルパン「ちょっ!落ち着けよ!落ち着けって次元!」
五ェ門「次元!?やめろ冷静になれ!」
ドラえもん「げほっ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
次元「・・・す・・・すまねぇ・・・悪かった」
ルパン「ちょ~っと話を整理してまとめてみねぇ~か!な?」
ドラえもん「・・・そうだね」
次元「あぁ・・・」
五ェ門「それがよかろう・・・」
???「ちょっと~ルパ~ン!居ないの?ねぇ?もう・・・なによ!何回チャイム押させるのよ!えいっ!」ドカッ!
ルパン・次元・五ェ門「ビクッ!ふッ・・・不二子!?」
ルパン「すまねぇ~不二子!チャイム壊れてて・・・今開けるから扉を蹴るのやめてくれ~!」
不二子「もう・・・レディーをあんな所で待たせるなんて・・・失礼しちゃうわね!ふんっ!」
ルパン「ごめんよ不二子・・・そういえば何でココに?五ェ門も?」
五ェ門「オヌシが呼び出したのであろうが!・・・今回の仕事の件で」
不二子「そうよ!」
ルパン「あ!すまん・・・色々あって忘れてた・・・」
ドラえもん「あ・・・///」目がハートで固まる・・・
ルパン「どったの?ドラえもん?おい~・・・フリーズかな?ツンツン・・・」
不二子「何してるのルパン?タヌキのぬいぐるみになんか話しかけて・・・?」
ドラえもん「ぼ・・・///僕はタヌキじゃなくて・・・・ど・・・ど・・・///」
不二子「あら?お喋り出来るの~?可愛いタヌキさんね~ぎゅ~」ドラえもんに抱きつき・・・なでなで
ドラえもん「ハイ・・・ボク・・・タヌキデス・・・////////////」不二子の胸に溺れるドラえもん
次元「青い狸が・・・」
五ェ門「赤く・・・」ぼそッと「うらやましぃ・・・」と小声でつぶやく五ェ門・・・
次元「何か言ったか?」
五ェ門「///・・・いや何も・・・(・・・未熟)」ほんのり頬が染まる・・・
ルパン「あ~~~!ずるい~ドラえもん~・・・不二子~俺にも~俺にも~!」ゴロゴロ・・・不二子に擦り寄る・・・
不二子「きゃっ!何するのよルパン!」バチぃーん!!!乾いた炸裂音と共に宙をまうルパン・・・頬には不二子の平手の痕が鮮やかに・・・
ルパン「はひゃ~・・・」チーん・・・床に墜落し完全に沈黙するルパン
ドラえもん・次元・五ェ門「うぁ・・・」一同合掌・・・
ルパン「・・・」
次元「おい~ルパン?大丈夫か?目ぇ覚ませ~!不二子やり過ぎだぜ・・・ルパンのやつ完全に白目向いちまってるぞ・・・」パシッパシッと軽くルパンの頬を叩く次元
ルパン「・・・うぅ」微かに意識戻り虚ろな眼差しで天井を見つめる・・・
不二子「・・・へぇ~ドラちゃんって未来から?でそんなことが?不思議ね~」ドラえもんの顎下をナデナデ
ドラえもん「にへへ~///そ・・・そうなんだよ~///」ニヤケるタヌキ
五ェ門「マコト・・・にわかには信じられん話だがな・・・(うらやましぃ・・・)」
次元「けっ・・・なんて顔してやがる・・・どんだエロダヌキだぜ・・・」
不二子「ねぇ~ルパン!ドラちゃん私にちょうだ~い?」(なんかお金儲けられそうと企む)
ルパン「う・・・イチチッ・・・頂戴ったて俺のモノじゃ・・・持ち主って言っていいのかわかんねぇ~けど のび太って少年に聞いてくれよ・・・」ヒリヒリする頬を擦りながら・・・
不二子「・・・」ジ~ッと次元の方を見つめる・・・
次元「何んだよ?何見てるんだよ・・・」いやな予感・・・
不二子「ねぇ~ の・び・太・君・・・貰っていいわよね?」ワザと胸の谷間を見せるように次元に這いよる・・・
次元「///だぁ~やめろ~!ちょっ///やめっ!離れろ!おっ・・・俺はのび太じゃね~から!・・・本人に!ドラえもんに聞け!ドラえもんに!」あわてて後ずさり・・・手にはマグナムをお守りのように
五ェ門「・・・(うらやましぃ・・・)」
不二子「ねぇ~?ドラちゃん?どうかしら?」再びドラえもんに抱きつく不二子
ドラえもん「///そ・・・そんな事///ぼ・・・ボクは別に・・・///」青だか赤だか・・・わからん色のタヌキ
五ェ門「・・・(マコト・・・うらやましぃ・・・)」
次元「やめといたほうがイイぞ?ソイツだけは・・・疫病神と関係を持ったほうがマダ得をするような女だからな」
不二子「なによ!失礼ねぇ!」
ルパン「な・・・なぁ?不二子が来たあたりから話が脱線しちまってるんだが・・・」
不二子「私のせい?」キッ!とルパンを睨む
ルパン「あ・・・いや・・・そういうワケじゃ・・・ちょうどオマエが来る前に話を整理して写真が変わっちまった・・・原因を探ろうかって話をしていたんだよ」たじろぐルパン・・・
ドラえもん「そ・・・そうだったね」
次元「あぁ・・・そうだ」
五ェ門「うむ・・・完全に失念しておった」
ルパン「じゃあ・・・まずドラえもん!この時代に来た理由なんだが・・・」
ドラえもん「えっと・・・この時代で生活してるのび太君に何かが起こって未来が・・・急に激変したんだよ・・・のび太君の子孫にも甚大な影響が・・・」
五ェ門「そもそも気になっていたのだが・・・未来など変わるものであろう?」
ドラえもん「そうなんだけど・・・自然に起こる変化は極々微小なのもので・・・気がつくような劇的な変化は未来から過去に介入するような・・・」
次元「・・・オマエがのび太の前に現れてやった様にって事か?」
ドラえもん「う・・・うん」
ルパン「パラドクスってやつだなぁ・・・納得いかねぇ事が山のようにあるんだが・・・現にこうなってるしなぁ・・・」
不二子「そうね・・・矛盾だらけね・・・」
ルパン「つぎに・・・次元の事なんだが!あやとりと電話番号の件は?」
次元「あやとりの事ばかりはまったく解らねぇ~」
不二子・五ェ門「あやとり?」
次元「あ・・・気にしないでくれ」
ルパン「ニシシッ!次元はあやとり名人でスカイツリーからママまで作れるんだぜぇ~」
不二子・五ェ門「ほんとに!?」
次元「・・・くっ!」
不二子「ちょっと見せてよ~?」熱い期待の眼差し
五ェ門「拝見させて頂けぬか次元?」すごい興味津々
次元「・・・ぬぐぐっ!」
ルパン「いいじゃね~か?見せてやれよ!」次元に紐を渡す
次元「ちっ・・・しゃねぇ~なぁ」意外とノリノリで・・・流れ星・・・レインボーブリッジ・・・東京タワー・・・スカイツリー・・・のび太のママと技を繰り出す・・・
ルパン・ドラえもん不二子・五ェ門「すごっ・・・」息を呑む一同
次元「どうだ・・・!コレで満足か?あ゛?」さらに・・・銀河爆撃機・・・シモノフptrs1941・・・ティーガーi・・・mig-29・・・戦艦ビスマスクと常軌を逸脱した技が・・・
ルパン・ドラえもん・不二子・五ェ門「・・・」言葉を失う一同
ルパン「また脱線しちまったなぁ・・・えっと・・・何だっけ?」
次元「俺とのび太の電話番号が一緒の件だ・・・」
ドラえもん「あっ・・・時間軸の波長の件だね・・・同じ波長のモノは絶対に絶対存在しないし不変のはずの波長が・・・」
次元「その番号だか波長だかが・・・イコールかつノットイコールていうコンピューターの答えも意味が解らん・・・」
ルパン「んだけんど・・・その波長が自然に変わることは絶対に無いんだっけ?」
ドラえもん「うん・・・」
ルパン「そういや~変える理論はあるんだよなぁ?」
ドラえもん「あっうん・・・理論だけなら・・・内容は詳しく知らないけど・・・」
不二子「実用化されていないの?」
五ェ門「どのような方法で変えるのだ?」
ドラえもん「実用化も何も・・・実際出来るような方法じゃなよ・・・三次元と四次元の中間層・・・一種の虚数の次元に入るなんて・・・」
ルパン・次元・不二子・五ェ門「キョスウのジゲン????」一同困惑・・・
五ェ門「そ・・・それで何で変わるのだ?」
ドラえもん「波長の逆転現象が起こるとか言っていたけど・・・」
ルパン「なんだか良く解んねぁ~が・・・変える方法が無いに等しいって事は・・・なんで変わったかが問題だな・・・」
次元「考えても解らないな・・・つぎは・・・写真の・・・」
ドラえもん「ちょっと待って・・・その前にタイムテレビの事なんだけど・・・」
次元「ん?あのボロテレビがどうした?」
不二子「ちょっと・・・タイムテレビって何よ?」
次元「たしか・・・過去から未来までどんな場所も見れる未来のテレビだとか言っていたな?」
不二子「すごいじゃない!ベガスで大儲けできるわよ!」ちょうだぁ~とドラえもんに抱きつきかけ・・・
ルパン「無理だぜ不二子・・・残念だが映像が不鮮明で使い物になりそうもない・・・」
不二子「なぁ~んだ・・・残念」
ドラえもん「うん・・・その映像の事なんだけど・・映らなかったのは・・・・」
次元「映らなくなったのは時間嵐とか言うののせいだろ?」
ドラえもん「うん・・・そうなんだけど・・・影響が出始めた時点で・・・嵐になる前にタイムパトロールからの時間嵐の警報が来てるはずかなと・・・」
ルパン「つまり?発生予報みたいのがあると?」
ドラえもん「うん・・・普段は・・・」
五ェ門「・・・よほど稀な事なのだな?」
ドラえもん「うん・・・19年前の8月7日から以前は完全に映らなかった・・・原因が時間嵐なら・・・もう嵐の予兆が・・・いや嵐が発生してたかもしれないのに・・・警報が出てなかったんだ」
ルパン「まぁ~何にせよ・・・映像が映らない原因は時間嵐なんだろ?警報の遅れは万が一として・・・」
次元「あぁ・・一番不可解なのは写真だ・・・」困惑の表情の次元
不二子「ちょっとした怪談よね・・・写真の人物が変わるなんて・・・怖い・・・」フルッと身震いする不二子
五ェ門「うむ・・・実際に変わる前を見ていないので信じがたい話だが・・・」五ェ門も背中に寒い物を感じている・・・
ルパン「マジな話なんだなぁ~これが・・・そもそも どっすれば・・・そんな事になるん?」口調はフザケても顔は真剣になるルパン
ドラえもん「これは・・・仮説なんだけど・・・その・・・」そう前置きし・・・何か話そうとする しかし言葉を詰まらせるドラえもん・・・
次元「仮説でも何でもいい・・・話してくれ」救いを求めるように言う
ドラえもんの仮説を俺達は真剣に聞いていた・・・はた目から見れば・・・くだらない三文sf小説のような・・・そんな話だ
ドラえもん「・・・ということかなと」
ルパン「過去が変わっちまったと?」
次元「しかし・・・俺の思い出の中にオマエはマダ居ないぜドラえもん・・・変わったんなら」
ドラえもん「そうだね・・・僕もそうだよ・・・たぶん変わりつつある状態なんだと思う・・・とても不安定な状態なんだと・・・」
しばらく・・・沈黙が続いた・・・
不二子「ねぇ・・・不安定なる要因でなんなの?」まず口を開いたのが不二子だった・・・
ドラえもん「・・・僕にもそれは・・・」
次元「俺を見るなよ・・・俺だって・・・」
五ェ門「・・・変わりつつあるというのは・・・変わってしまう事になるという事か?」
ドラえもん「・・・わからない・・・けど・・・時間も物理的なものと同じで安定した状態になろうとする性質が有るから・・・」
ルパン「・・・変化した過去と正規の過去のどっちが安定かが問題ってことか?」
ルパン「なんとなくだけどよ・・・原因てヤッパり次元に有るんでないかなぁ?」
次元「はぁ?俺に?・・・なんで?むしろ原因ったら・・・過去やら未来やらヤタラめったら行き来する奴の方だろ?」不機嫌そうにドラえもんを見る
ドラえもん「うっ・・・」反論できなす黙るドラえもん
ルパン「確率の問題よ・・・ドラえもんだけじゃない タイムマシン利用してるヤツなんて未来じゃ当たり前の事のようだし」
次元「どういうことだよ・・・」
ルパン「つまりよタイムマシンが実用化して何年たつか知らねぇけど・・・毎日五万と利用してるような未来だぜ・・・そういう事例の一件や二件の報告例が有ってもいいだろ?」
ドラえもん「確かに・・・今回の様な事例は聞いたこと無いよ」
不二子「・・・隠蔽されてる可能性だって有るわよ?」
ルパン「そりゃそうだけんど・・・確率的には次元に原因が有る可能性のほうが高くねぇ~か?」
五ェ門「ま・・・未来で隠匿されてるものを探るより探れるモノから探るべきなのは確かだな・・・」
ルパン「ということで・・・どうだ次元?・・・心当たり無いん?」
次元「心当たりか・・・」
ドラえもん「心当たりって・・・そんな・・・簡単に・・・」
次元「言われてみれば・・・結構あって解らないな…ハハッ」
ドラえもん「えぇ~!?ど・・・どういうこと?」意外な答えに驚くドラえもん
次元「ルパンとツルんでから・・・怪しげな財宝やら人物に関わることが日常茶飯事だったもんな…そういえば」ルパンを睨
不二子「・・・ということは私も?」ルパンを睨む
五ェ門「拙者も…?」ルパンを睨む
次元「ヤッパリまたオマエか・・・ルパン!」
不二子「ルパンのせいなのね!」
五ェ門「オヌシまたしても…」
ルパン「えっ?ちょ…俺のせいなの?」
次元「・・・何だよ…原因はルパンに関わったからじゃないってのか?」
出来る範囲で自分の過去を確認してみたルパン・不二子・五ェ門…
ルパン「だから俺じゃないって…」
不二子「残念だけどそうみたいね…私には影響が出ていないわ…確かと言えないけれど…」
五ェ門「拙者も同様だ…」
ドラえもん「そうなると…?」
次元「ルパンに出会う前か…傭兵時代か殺し屋だった頃か…」
ドラえもん「えっ?ころしや…?」聞きなれない言葉に驚くドラえもん
ルパン「まぁ~気にしない…気にしない…」
次元「その頃は 全く思い当たるふしはねぇな…」
五ェ門「…ならもっと前はどうなのだ?例えば先の写真位の頃は?」
次元「10歳そこいらだぜ…なにが…」
しばらく次元の沈黙が続く…やがて…記憶パズルの…組み立てられていないバラバラなピースが徐々に言葉として出てくる…
次元「19年前だ…夏…そうだ…誕生日だった…」ボソッと呟くように言葉を発した
ルパン・ドラえもん・不二子・五ェ門「えっ?」
ドラえもん「それって…タイムテレビで見た19年前の8月7日の?」
次元「あぁ…あの後…スラムで仲間と集まった後…くッ…思い出せ…何にかが…」必死に記憶のパズルを組み立てようともがく…
ルパン「その後どうしたんだ…」
次元「うぐっ…思い出しかけてんだが…思い出そうとすると頭が…ぬぐぐぅ」頭の奥に痛みとも違う鈍い不快な感覚が走る…
五ェ門「…もうやめておけ次元!無理に思い出すことは…」次元を静止する五ェ門
ドラえもん「そ…そうだよやめなよ?」慌てるドラえもん
不二子「ちょっと大丈夫なの次元?」心配そうに覗き込む不二子
次元「ううぅ…っん!?…不…二子…その…イヤリング…」ふと視界に入った不二子の涙滴型のイヤリングを食い入る様に見つめる次元
不二子「えっ?何よ?」不思議そうな顔をする不二子
次元「少しづつだが…思い出してきたぜ…やっと…スラムであの写真の仲間と集まった後の事を…」
ルパン「大丈夫か次元…少し休憩するか?」
次元「いや…大丈夫だ…でそ後なんだが…俺達はある屋敷に忍び込んだんだ…確か…」
ドラえもん「なんで?」
次元「まてよ今話すから…俺の住んで○×町にスゲー金持ちの屋敷があったんだ…俺のダチにもそれなりの金持ちがいたんだがソイツがビンボー人に見えるぐらいのよ」
五ェ門「金銭目当てか…?」
次元「違う…その金持ちには ある噂があったんだ…都市伝説みたいなものかも知れないが…どんな願いでも叶う石…運命を変える石って言うのか?を持ってるって言うな…
その金持ちは十数年前まで浮浪者だったとかで…だがその石が空から落ちてきて…運命が180度変わったんだと…望む望まない関わらず貧乏とは無縁の人生になったとかって話だ」
不二子「それ本当なの?」目を輝かせる不二子
次元「ま…凄い金持ちが居たのは事実だが…ガキだったからな…それを確かめたくて忍び込んだ…ついでに願いも叶えてもらおうって感じだったな…」
ルパン「んでどうなった?」興味を示すルパン
次元「警備の奴らに捕まった…その後サツに突き出されたな」
ルパン「ちげぇ~よ!その石だよ!」
次元「あぁ…石か?確かに有ったぜ…本当にそんな力が有るかは解らなかったが…不二子のイヤリングみたいな涙滴型で拳ぐらいの石だった…何とも表現しにくい虹色に輝って…」
五ェ門「それだけか?」
次元「警報装置なんて考えて無かったから指先がちょっと触れたら…警報がなって警備員が雪崩の様に…気がついたらサツに突き出されてた…でも一時間ぐらいの説教だけで家に帰れたがな…」
ルパン「だけどよ~次元?それとコレと関係あるのか?」
ドラえもん「確かにこの話だけじゃ…関係が有るのか無いのか…」
次元「知るかよ…ただ五ェ門に言われてガキの頃の記憶を辿ってたらちょうど何か靄のかかったような所が有ったんだ…その中に…」
五ェ門「ほかには無いのか?」
次元「ほかは…もうねぇ~な」
不二子「その金持ちってどうなったの?」
次元「さぁ~な…ダチに聞いてみたいとこだが…その後すぐ裏社会に入って…それ以来ずっと会ってないから連絡先も知らないしな…」
ルパン「○×町には居ないみたいだぜ?そんな金持ちは…そんな不思議そうに見るなよ…そんな金持ちならパソコンで調べれば出てくるかと思ってよ~…でよ次元さっきの話は本当なのか?」
次元「どういう意味だルパン?それに…そもそも居なかったような口ぶりだな?」
ルパン「そーいう意味だよ次元…居なかった可能性があるんだ…普通ならそんな都市伝説みたいな噂になるような金持ちだ…居なくなったとしてもネット上に何かしら噂の痕跡とか残るだろ?」
次元「ないってのか?ちょっとパソコン貸せ!○×市の地図だ…寺と川がココなら・・・確かこの辺りに屋敷があったはず…まさか…何も無いだと…なら航空写真は…な…バカな・・・」青ざめる次元
五ェ門「これは…ただの森だな・・・」
不二子「そうね・・・屋敷を潰しても20年たらずではココまでの森にはならないわ…ずっと昔からの森って感じよね」
ドラえもん「どういうことなの?」
次元「スラム街もある・・・通ってた学校もある・・・縁日でいった神社もある・・・だが金持ちの屋敷は無い・・・」呆然とする次元
ルパン「ふりだしに戻っちまったのか・・・」
ルパン「・・・」何かを考え込むルパン
五ェ門「ん?これまた面妖な・・・珍しく真顔ではないかルパン?」
ルパン「茶化すなよ五ェ門・・・なぁ?そ~言えば・・・最近どっかで涙滴型の石の話って聞いたこと無いか?」
ドラえもん「何をいきなり?」
次元「そ~だぜ・・・」
不二子「そぉ~言えば・・・確かに・・・どこかで・・・」
次元「おいおい・・・不二子まで・・・」
五ェ門「拙者は知らんが・・・その『ぱそこん』とやらに聞いてみたらどうだ?」
次元「ま・・・モノは試しだ『涙滴型の石』っと検索・・・何もそれらしいのは出てこないな・・・じゃ『ティアドロップ型の石』っと・・・ダメか宝石の販売ぐらいしか・・・」他に色んな言語で入力する次元
五ェ門「どうだ次元?」
ドラえもん「何かわかった?」
次元「いや・・何もそれらしいのは・・・」
ルパン「貸してみな~次元・・・検索ってのはこうやるんだぜ!およひょ~っと」
内閣情報調査室・cia・svr・モサド・anr・mi6・中華人民共和国国家安全部・朝鮮人民軍総参謀部偵察局・nisと次々にハッキングするルパン
ドラえもん「な・・・なんて事を・・・」
不二子「すごいわねぇ~・・・良くノートパソコンでそんなことができるわね?osもタダのwindows 7・・・あら7がもう二つ?」
ルパン「ニシシィ~osは俺様特製のwindows777(トリプルセブン)だぜ!カタ落ちのノートpcに見えるがコイツ自身はディスプレーにキーボードと超高速に特化した通信処理機能しか持ってないんだなぁ~
頭脳はスーパーコンヒューター京クラスを13機並列にした物を別置きにしてあるんだ」
次元「いや・・・でもハッキングなんてしたら・・・足が付くだろ?」
ルパン「ぬふふッ~大丈夫心配ないぜ~互いに友好国やら敵対国やらの対外政策に関わる政府高官や軍事組織のコンピュータを巧みに経由してほぼ同時刻にお互いに不正アクセスし合うような通信をするんでな
・・・外交問題になるんで両者とも下手に公表できない仕組みなのさ!ま~複雑すぎて検索閲覧の処理時間がかかるのが欠点だなぁ~しばし待たれよってな?」
次元・不二子「んな・・・アホな・・・」
ドラえもん「な・・・な・・・」
五ェ門「よく解らぬが何かヤバイと・・・言うことだな・・・」
数分後・・・
ルパン「おっ・・・ヒットしたぜ!内閣情報調査室とcia・・・svr・・・モサド・・・mi6・・・他も?内容はドコも大体同じ様だな・・・『カイロスの涙』か・・・」
次元・ドラえもん・不二子・五ェ門「カイロスの・・・涙?」一同複雑な表情
ルパン「えっと『カイロスの涙』1980年初め・・・極東の国日本・・・※※県○×市○×町に落下した隕石と思われる石で・・・」
ドラえもん「○×町って確か・・・」
次元「!?お・・・俺の育った町だ・・・」驚きの表情を浮かべる
五ェ門「繋がってきたな・・・」
ルパン「特殊な隕石で・・・現在至るも・・・その組成は不明・・・」
不二子「・・・それだけなの?」
ルパン「ちょっとまてって・・・」
ルパン「1993年・・・4月1日○×町にて所有者 黒金兼光氏が失踪する事件が発生する・・・」
次元「おい・・・何でそんなの世界の名だたる情報機関に?・・・そもそも何で一般の検索には引っ掛からないんだ?」
ルパン「この事件のせい見たいだな・・・失踪事件の概要は・・・黒金氏が23000坪の邸宅ごと一夜にして消える・・・しかも消えた邸宅は痕跡も無く・・・邸宅を建てる以前の森のようで・・・」
ドラえもん「そんな・・・」
五ェ門「ぬぅ・・・」
ルパン「黒金氏失踪は政財界の影響も大きく・・・当時の警察及び日本政府組織が事件捜査に当たるも同氏の・・・行方は不明
・・・同年4月5日○×町駐留の米軍調査機関が事件に介入・・・同年4月7日邸宅跡の森にて米調査機関が涙滴型の石を発見する」
不二子「・・・でどうなったの?」
ルパン「んと・・・日本政府及び米国政府はこの事件を秘匿とし情報操作・・・隠蔽工作を行ってる・・・情報規制及び監視か・・・ネットやらに新しく噂が立つたんび発生元を潰してるみたいだな・・・今だに」
不二子「・・・石よ?」
次元「そうだ石はどうなった・・・」
ドラえもん「どうなったの?」
五ェ門「どうしたのだ?その石は?」
一同ルパンに詰め寄る・・・
ルパン「ちょっ・・・ciaの報告だと日本政府の同意協力の下に米本国の研究所にて調査を開始・・・同氏が石を入手した状況より隕石と推測される・・・か・・・ん見ろよ!
・・・内閣情報調査室だと無断での持ち出しに遺憾の意を・・・他の情報機関は米政府の外交圧力により日本から持ち出される・・・かココだけは違うなニシシッ」
次元「けっ!・・・メリケンのやるこたぁ~いつも・・・」
ドラえもん「つまり今は米国にあるの?」
ルパン「・・・残念だが行方不明だ・・・米国の研究所自体も1999年の12月31日に同様に消えちまって・・・それからの行方は・・・」
次元「不明か・・・」
不二子「そういえば・・・その石の研究報告ってないのかしら?」
ルパン「えっと・・・あっ・・・これかな?・・・研究成果って言うほどのものじゃないな・・・不可解な事例ばかりが羅列してあるだけだ・・・」
ドラえもん「どんなこと?」
ルパン「まず組成が不明・・・当時のあらゆる測定法で調べるも全く不明だとよ」
五ェ門「組成が不明とは?」
ドラえもん「何で出来てるか解らないと?」
次元「そんな事ってあるのか・・・」
ルパン「つぎに・・・石を補完していた部屋の大気組成の変化・・・か」
不二子「大気・・・つまり部屋の空気が変化するの?」
ドラえもん「触媒みたいなものかな?」
ルパン「いや・・・有り得ない変化みたいだぜ・・・補完していた部屋の空気は研究所なんでクリーンルームしかもiso1クラスの・・・しかし水素とヘリウムが多量に発生・・・何回か水素で爆発事故を起こしてる・・・」
不二子「iso1クラスって・・・空気中に0.1 µmサイズの塵もほとんど無いわよ?」
次元「そういえば・・・あの金持ちの家も良く火災を起こすって噂があったな・・・」
ドラえもん「水素なら空気中の水分から・・・?だけど・・・爆発するほどの量が自然に分離するのは・・・」
五ェ門「拙者はついていけぬが・・・有り得ないと?」
ルパン「んで・・・そのような事例より接触している物質に何らかの変化を発生するものと仮定・・・
様々な物質と接触させる・・・試した物質全てが変化した珪素がイリジウムに・・・
銅がウランになったように変化と言うには余りにも・・・しかし希少金属を得られるのは有用である・・・
しかもウランは銅にと可逆の変化も起こせるが・・・触れて変化したものは一定期間を経ないと不可能である・・・か」
不二子「まるで・・・賢者の石ね・・・」
次元「あぁ・・・」
五ェ門「賢者の石とは?」
ドラえもん「鉛とかを黄金に変えるていう伝説の石のことだよね?たしか?」
不二子「ほしわね~」目を輝かせる
ルパン「やめとけって・・・そんなモノが有ったら金の価値が暴落して・・・そこらの石ころと同じになっちまうよ・・・」はぁ~とため息をつくルパン
次元「・・・そうだな」
ルパン「なんだ不二子と同じような事してるそ・・・しかし金に変わる物質は見つからず・・・金は変化しなかった・・・
ただし金の純度に僅かな変化があり・・・これは不純物の組成の変化によるものと推測され・・・か」
不二子「金は金のままなの・・・」残念そうな不二子
次元「ほかには・・・どんなことが?」
ルパン「う~ん・・・あとは研究員の失踪が多発しているって書いてあるが・・・気になるのは・・・
私の同期の研究者でn.バートンの様子がおかしい・・・石は人の人格にも影響お及ぼすのだろうか?
バートンは記憶喪失のようだが不可解なのは・・・彼がまるで別人のよになってしまった事だ・・・
それは彼の過去がら現在までが全て変わったかのように・・・
もうひとつ気になるのは・・・
最近研究所内で見慣れない生き物が良く見つかる・・・中には深海生物や絶滅したはずの昆虫までいた・・・
そういえば・・・この前は見た事も無いの生物の遺体を見つけ知人の研究者に調査を依頼したなんて事もあった・・・
しかしあれは奇怪な生き物だった・・・地球の環境で生きるには適さない体の構造に思えた・・・ただ私は
生物学者ではないので知人の研究報告を楽しみ待つとしよう・・・j.c.カイロス主任研究員の日記より抜粋・・・か」
次元「ますます不可解になったな・・・」
五ェ門「もうワケがわからん・・・」
ドラえもん「謎だらけだよ・・・」
不二子「本当・・・少し頭が痛い話ね・・・」
一同 困惑の表情
すこしの沈黙の後・・・次元がまず口を開いた・・・
次元「結局・・・不思議な石ってのはわかったけどよ関係有るのか?」
ルパン「う~ん・・・n.バートン例ってなんとなくお前の状況に似てないか?」
次元「そ~かぁ?」
ルパン「後は・・・石の写真が出れるな・・・うぅ~ん」何か考え込むルパン・・・
次元「おぉ~コレ!!まさにコレだ!!」不二子「あっ!!」二人同時に声を上げる
ルパン「どうした不二子まで?」
不二子「ほらルパンさっき何処かで聞いた事ないかって・・・思い出したのよ!」
ルパン「俺も思い出しかけて・・・なにぃ!何処で?」
不二子「私が聞いたのは知り合いの情報屋からよ・・・」
ルパン・次元・ドラえもん・五ェ門「情報屋?」一斉に不二子を見る
ルパン「そうなると・・・俺は何処で?・・・その情報屋からはなんて?」
不二子「私が情報屋から聞かされたのはマーヒペールン共和国の奇跡の独立の裏に大統領の持つ『マーヒ神の涙』とか
呼ばれる不思議な石があるって・・・マーヒペールンは現地の古い言葉で『マーヒ神の涙』・・・国名にもなってるって
怪しい話よ…証拠にって見せられた写真にソレと良く似た趣味の悪い七色に輝る石が小さく写っていて・・・
怪しすぎる話だったから・・・詳細な情報を しつこく買ってくれて言われたけど少しお金渡して帰ってもらったのよ・・・」
ルパン「マーヒペールン共和国?あぁ~新聞!!」そう言って部屋の隅の無造作に積まれた新聞の山を引っ掻き回す・・・
ドラえもん「マーヒペールン共和国?・・・聞いた事も無い国だな~」首をかしげるドラえもん
次元「マーヒペールン共和国っていや10年位前にアフリカの○○国から独立して急成長してる新興国だな・・・確かナントかって民族だけの国だな・・・」
ルパン「あった~!"マーヒペールン共和国独立10周年・・・奇跡の独立の立役者!大統領アド・レフ・ボド氏へ聞く"って見出しの中のに
『国家の名前たるマーヒの神は虐げられた我らアルポトア民族の為に涙を流された・・・涙は涙の形のまま宝石となり
我らに戦う力と勇気を与えた・・・だが私達が独立という奇跡を成し遂げたのは我らアルポトア民族の力である』これか~」モヤモヤがとけスッキリした顔のルパン・・・
五ェ門「1999年の終りに米国から消えた石が今度はアフリカか・・・どういう経緯で渡ったのだろうな?」
次元「確かにな・・・不二子の話だけだと似てはいるが・・・別物かもしれないな・・・」
不二子「そうね・・・良く似ているんだけど・・・その大統領と米国の接点は無いのかしら?」
もう少しがんばりたい・・・
ルパン「アド・レフ・ボド大統領の経歴ねぇ~・・・マーヒペールン共和国の公表してるものにはアメリカとの接点は無いんだな・・・
ほらこの新聞のココざっとだけど生まれてからの大まかな経歴が年表になってる・・・これと同じ様なモノだな公表されてるのも・・・」
ドラえもん「本当だ・・・独立以前は○○国の国内での活動しかない・・・」
不二子「・・・そんなの信用するなんてルパン」
ルパン「ぜぇ~んぜん信用なんざぁ~してね~よ・・・困ったときのciaってね!ほ~れぇポチッとな!ニシシッ~」
ドラえもん「ま・・またぁ・・・・」度重なる不正犯罪に顔をしかめるドラえもん
次元「相変わらず遅いな・・・検索・・・」
ルパン「仕方ないだろ~!あ出てきた・・・おろ?あれぇ~おっかし~な・・・マーヒペールン共和国の公表と同じだ・・・すこし毛を生やした位の物だ・・・」
不二子「・・・他の情報機関はどうなの?」
ルパン「いろいろ見てるんだけど・・・ほぼ同じだな・・・」
ドラえもん「本当ってこと・・・だね」
次元「じゃ・・・経歴に嘘は無いのか・・・」
五ェ門「・・・ルパン・・・敵は敵を知りたがるという・・・最も敵対している国の機関はどうだ?」
ルパン「なるほど~五ェ門・・・お前・・・時々冴えてるな~」
五ェ門「ふッ・・・///」頬を赤らめドヤ意顔
次元・不二子・ドラえもん「・・・(得意顔になってるけど・・・大半はバカにされてるよな・・・)」
ルパン「一番はやっぱ独立された○○国だろうけど・・・とりあえずアフリカ系の情報機関に絞ってみるか・・・sieとかeso・・・anr・・・cioにdmi・・・sass・・・」
次元「もう・・・これで出たこなかったら・・・」
不二子「この経歴は・・・ほぼ正確な情報ということね・・・」
ルパン「あぁ・・・後は知りたかったらバチカンに乗り込むしかない・・・」
ドラえもん「何でバチカン?・・・バチカン市国のことだよね?」
ルパン「地球の人口約33~35%はキリスト教徒・・・世界中に散らばってる・・・その少なくても約15%が法王庁特務13課・・・通称「イスカリオデ機関」の諜報員なのさ・・・」
次元「あれは・・・マジな話なのか・・・?」
不二子「でも乗り込むって?ハッキングできなきの?」
ルパン「無理だ・・・イスカリオデ機関の情報は全部・・・紙で保管されているからな・・・アクセスするコンヒューターなんてそもそも無いんだよ」
五ェ門「・・・紙で?どれだけの量になるのだ・・・」
ルパン「さぁ~な・・・ただ・・・その機関が知らない世界の秘密は100%無いと言う話だな・・・どこぞこ大統領の今日の朝食メニューだって知ってるような機関だからな・・・」
作者の迷走神経が暴走中でわからんのでござる・・・
次元「で・・・検索結果は?」
ルパン「う~ん・・・やっぱり同じ様なものだな・・・少し詳しくなったぐらいの」頭をカク・・・ルパン・・・
次元「はぁ・・・バチカン行きかよ?」ため息しか出ない次元
不二子「ねぇ・・・ルパンこの最後の『gファイル』って何かしら?」
ルパン「ん?何だ・・・なんでアド大統領でこんな物が出てきたんだ・・・?」
五ェ門「とりあえず見てみるのだ・・・」
ドラえもん「だ・・・大丈夫なの・・・」
ルパン「まぁ・・・見てみるしかないか・・・」
ルパン「何々・・・gファイル・・・erssからgi3へ・・・狙撃対象アルパ・ペペに対する経歴及び身辺情報の報告書・・・?」
次元「erssってのはマーヒペールン共和国発足当時の対外情報機関だな・・gi3ってのは・・・まさか・・・あのgi3か?」
ルパン「だれだよ?gi3って・・・」
次元「gi3・・・本名国籍とも不明だが・・・裏では伝説的なスナイパーだ・・・成功率もホボ100パーセントのな・・・アサルトライフルで500m以上先の相手の脳天を正確にぶち抜くような化け物さ・・・
・・・俺でも500mなんて相手の体に当てるのがやっとだ・・・」次元は自分の眉間を指差しココを射抜くんだぜ~しかも100パーとアピールする・・・
ドラえもん「そんなすごいの?」
五ェ門「次元がああまで言うのだ・・・相当のツワモノであろう・・・」
ルパン「あぁ・・・風や湿度の影響を受けやすい小口径で軽量な弾頭で500mオバーの正確な狙撃が・・・」
不二子「次元だって・・・十分な化け物よ・・・アサルトライフルで500m先の人間に当てるなんて・・・」
次元「・・・腰を折っちまったな・・・でアルパ・ペぺが大統領と何か関係してるのか?」
ルパン「ちょっと待て・・・要約するとだな・・・アルパ・ペペ1972年1月1○○国首都※※の中流階級の家庭に生まれる・・・
1995年年○○国首都大学を卒業後1997年まで同大学で物質工学を研究同年4月頃・・・米国へ亡命・・・
アリゾナ州ツーソン近郊の研究機関に身を置く・・・2000年1月1日以降の消息は不明・・・
不二子「行方不明者の狙撃?」
五ェ門「不可思議な・・・」
ドラえもん「アリゾナ州ツーソン近郊の研究機関・・・たしかあの研究所があったのもソコだよね?
2000年1月1日に行方不明って言うのも『カイロスの涙』の研究所か消えた日と近いね・・・」
次元「また『カイロスの涙』か・・・結局・・・大統領と何が・・・」
ルパン「まだ・・・続きがある・・・」
ルパン「おろ?・・・今度は大統領の経歴だ・・・ん?公表されてるモノと少し違うみたいだ・・・」
不二子「違うってどこが?」
ルパン「えっと・・・アド・レフ・ボド1972年1月1○○国アルポトア民族自治区の小部族酋長の長男として生まれる・・・」大統領の経歴を読み上げるルパン
五ェ門「同じではないか・・・?」
ルパン「いや・・・ココ・・・この注釈・・・しかしココに記載されているアド・レフ・ボドの2000年1月1日以前の経歴を証明するものは本人の証言のみである」
ドラえもん「大統領の経歴は自称ってこと?」
次元「うん?・・・アルパ・ペペと大統領の誕生日は一緒か・・・」
不二子「結局どういうことよ?」
ルパン「う~ん・・・大統領の経歴は2000年1月1日以前は怪しいってことか・・・」
五ェ門「つまり・・・アド・レフ・ボドなる者は実在しないと言う事か?」
次元「何をバカな・・・現に大統領してるじゃ・・・」
ルパン「そうか!!そういうことかぁ~!!!さっすがぁ~五ェ門!100年に一回は冴えてるなぁ~!」
五ェ門「まぁな・・・///」頬を赤らめドヤ顔
次元・不二子・ドラえもん「・・・(得意顔になってるけど・・・99%以上はバカにされてるよな・・・)」
次元「・・・で実在しないってどういう事だよ?」
ルパン「つまりな・・・この二人の経歴を見るとアルパ・ペペが消えた日にアド・レフ・ボドが現れたって事になるだろ?」
不二子「ルパンなにを・・・」
ルパン「つまり・・・アルパ・ペペ=アド・レフ・ボド・・・ほら・・・このgファイルでも最後に・・・その可能性に仮説として最後に触れているんだ・・・
ほら・・・ココに二人の写真が似てるだろ?肌の色が若干違うが容姿・・・体格共に?dna鑑定の結果は97%で・・・別人て書いてあるがな・・・」
ドラえもん「ねぇ・・大統領がアルパ・ペペに似てるから狙撃ってどういうことなの?しかも自分国の大統領を何で?」
次元「たぶん理由は・・・ナチスドイツのヒトラー暗殺計画と同じ様なもんだぜ・・・確かマーヒペールン共和国はアルポトア民族のみの国
自分たちをマーヒの神に祝福された民族と称し他民族には排他的だ・・・ニュルンベルク法みたいなのもあるって噂だ・・・」
不二子「ニュルンベルク法って・・・「ドイツ人の血と名誉を守るための法律」っていうあれ?」
次元「そう・・・アルポトア民族でないアルパ・ペペがアド・レフ・ボドだという可能性が3%有るのと
経歴が不明のヤツがアルポトア民族の頂点に立つのを避けたかったんだろうと思うぜ…
国が出来てこれから先・・・その事実が弱みにならないようにな・・・証拠になるかわからないが・・・
2002年8月までに暗殺を依頼してる・・・独立宣言の日までな・・・
国が出来たら尽力した英雄は用済みか・・・」
ルパン「凄いじゃない次元!ほぼ正解だぜぇ~このレポートに書いてあるのもそんな理由だな・・・
後あるとすればはコレをgi3に依頼したやつが大統領になろうとしてたんだろうなぁ~
だけど・・・gi3が失敗したか断ったかで計画は頓挫した見たいがな」
不二子「それはいいとして・・・アルパ・ペペ=アド・レフ・ボドってdnaはホボ完璧に別人なんでしょ・・・つじつまが合わない事だらけよ・・・」
ドラえもん「うん・・・アルパ・ペペ=アド・レフ・ボドならアメリカで『カイロスの涙』との接点が出てくるけど・・・」
ルパン「あぁ~もう・・・脳みそがイテェ~や・・・」頭を擦るルパン
不二子「そうね・・・普段使ってない所まで使ってる気がするわ・・・」ダルそうに背伸びをする不二子
五ェ門「う~ぅ・・・・ぅえっ」理解に苦しむ五ェ門
次元「休憩しようや・・・も~ダメだ・・・ほら五ェ門なんか吐きそうになってるぜ・・・俺も限界だ!・・・強制休憩だー!はぁ~何か飲むか?」と冷蔵庫に向かう次元・・・
ルパン「酒はやめとこうぜ・・・これ以上・・・混乱したくねぇ・・・コーラくれ」
次元「珍しいな・・・しゃ俺もコーラっ!他は?」
五ェ門「あっ・・・拙者お茶を・・・」
不二子「何があるの?」
次元「えぇ~と・・・あとジンジャーエールとオレンジジュースだな・・・」
不二子「ならジンジャーエールちょうだい」
ドラえもん「あ・・・えっと・・・僕はオ・・・」
次元「あいよ~!ん?ドラえもんはオイルか?・・・ジッポのオイルぐらいしかないが?大丈夫か重質ナフサだけど?」
ドラえもん「えっ!そんな~・・・オイルじゃなくてオレンジジュースで大丈夫だから!」
ルパン「はぁ~仕組みはわかんねぇ~けど未来のロボットはハイテクだなぁ~」
次元「ほれ・・・コーラにお茶に・・・ジンジャーエール・・・オレンジジュースと」
ルパン「おめぇ~こそ珍しい・・・餡ドーナツにミニドラ焼きなんて・・・」
次元「なんか甘いものほしくなっちまってな~脳みそ使いすぎたかな?ハハハッ」
ドラえもん「えっ!ドラ焼きぃ!!!僕大好きなんだ~」うれしそうにはしゃぐドラえもん
五ェ門「ほぉ~ドラ焼きはドラえもん殿の大好物なのか?どれ餡ドーナツを一つ頂こう」
次元「しかしロボットなのになぁ~」
不二子「これはこれで・・・さっきのより」
ルパン「不思議だなぁ~」
一同笑いながら雑談にふけてゆく・・・しばしの休息・・・
??「しかしですなぁ~大統領!私のルパンに対する勘は・・・」
大統領「しかしも何も・・・icpoはいつから超能力者かエスパーの集団になったのかね?
ルパンと言う泥棒は盗みに入る際は必ず予告状を出すと言うじゃ無いか・・・
そんなものは・・・」
??「ほ・・・本当に届いていないのでありますか?」
大統領「何度言わせるんだ君は!そもそも君がこの国来た理由は・・・なんと言っていた?」
??「それはですなぁ・・・」
大統領「まだ勘だとか・・・夢に見たからなどと言うつもりかね・・・今日明日中にルパンが来るなどと?全くicpoにしても極東の国にしても
もう少し良識あるものと思っていたが・・・しかも ほぼ非武装とは言え自国の軍隊を歩兵一個中規模でこの国につれ込むとは・・・まったく!
で?念のため聞くがルパンは何を盗みに来るのだ?」
??「それはぁ・・・こう卵を・・・尖らせたような・・・」手で形を造ってみせる
大統領「タマゴ?・・・ダチョウの卵でも盗りにに来るのかね?そんなモノ好きなだけくれてやる!
君には12時間以内に歩兵一個中ともども国外退去を命ずる・・・速やかに国に帰りたまえ!!」バンと机を叩く
??「大統領・・・彼らは警視庁機動隊の一個大隊でありまして・・けして軍隊などでは・・・」
大統領「どう違うのかね?まぁいい・・・退去が完了するまでコレだけは言っておく我が国で外国人が自由にウロウロ出きるのは特別区だけだ・・・けして出ないことだ・・・
おい!・・・銭型警部殿がお帰りだ丁重に案内して差し上げろ・・・」spを呼ぶ
屈強なsp二人「どうぞこちらへ・・・」穏やか口調とは裏腹に銭形を抱え強引に出でいく・・・
銭形「だ・・・大統領~待ってください!話はァ・・・」連れ出される銭形・・・・
大統領「さっき銭形の手の形・・・まさか涙を奪いにくると?・・・馬鹿なことが・・・」窓から外を眺める・・・近代化した高層ビル群の夜景が眼下に広がっている・・・
※一個中隊でした・・・誤記
大統領「しかしも何も・・・icpoはいつから超能力者かエスパーの集団になったのかね?
ルパンと言う泥棒は盗みに入る際は必ず予告状を出すと言うじゃ無いか・・・
そんなものは・・・」
??「ほ・・・本当に届いていないのでありますか?」
大統領「何度言わせるんだ君は!そもそも君がこの国来た理由は・・・なんと言っていた?」
??「それはですなぁ・・・」
大統領「まだ勘だとか・・・夢に見たからなどと言うつもりかね・・・今日明日中にルパンが来るなどと?全くicpoにしても極東の国にしても
もう少し良識あるものと思っていたが・・・しかも ほぼ非武装とは言え自国の軍隊を歩兵一個隊中規模でこの国につれ込むとは・・・まったく!
で?念のため聞くがルパンは何を盗みに来るのだ?」
??「それはぁ・・・こう卵を・・・尖らせたような・・・」手で形を造ってみせる
大統領「タマゴ?・・・ダチョウの卵でも盗りにに来るのかね?そんなモノ好きなだけくれてやる!
君には12時間以内に歩兵一個中隊ともども国外退去を命ずる・・・速やかに国に帰りたまえ!!」バンと机を叩く
??「大統領・・・彼らは警視庁機動隊の一個大隊でありまして・・けして軍隊などでは・・・」
大統領「どう違うのかね?まぁいい・・・退去が完了するまでコレだけは言っておく我が国で外国人が自由にウロウロ出きるのは特別区だけだ・・・けして出ないことだ・・・
おい!・・・銭形警部殿がお帰りだ丁重に案内して差し上げろ・・・」spを呼ぶ
屈強なsp二人「どうぞこちらへ・・・」穏やか口調とは裏腹に銭形を抱え強引に出でいく・・・
銭形「だ・・・大統領~待ってください!話はァ・・・」連れ出される銭形・・・・
大統領「さっき銭形の手の形・・・まさか涙を奪いにくると?・・・馬鹿なことが・・・」窓から外を眺める・・・近代化した高層ビル群の夜景が眼下に広がっている・・・
次元「おいルパンもう休憩やめちまったのか?」
ルパン「あぁ・・・ちょっと気になった事があってよ・・・とりあえず・・・2つばかし・・・」
次元「2つ?」
ルパン「そ・・・2つ・・・まずは1つ目・・・『カイロスの涙』の研究員n.バートンの例・・・・」
不二子「n.バートン・・・記憶喪失になった研究員の事ね?別人の様な人格に変わってしまったって・・・」
ドラえもん「それがどうかしたの?」
五ェ門「うっ・・・拙者もう少し・・・休憩でよいか?」しばし脱落・・・
次元「おいおい・・・吐くなよな・・・で?それが何か?」
ルパン「n.バートン・・・次元・・・・アルパ・ペペの三人に共通するのは?」
ドラえもん「うーんと・・・『カイロスの涙』涙に触れた・・・または触れた可能性のある人物?」
ルパン「そう・・・次元は確実に触れてる・・・指先で触れたって言ってたな?」
次元「あぁ・・・確かに俺が触れて警報が鳴った・・・あれがその石ならな・・・」
不二子「それで・・・?」
ルパン「そんでn.バートンの事なんだが・・・気になって調べたら・・・『カイロスの涙』とは別の報告があるんよ・・・」
次元「そいつも研究所と一緒に蒸発したんだろ?」
ルパン「・・・いや・・・コイツは今・・・w・r米軍医療センターってとこに居るみたいでな・・・」
不二子「失踪してない・・・そうね考えてみれば・・・記憶喪失になった時点で何らかの医療機関に・・・」
ルパン「そう・・・俺もそう思ってよ・・・n.バートンの症状なんだが・・・アルパ・ペペとよく似ているんだ・・・その報告に書いてある事が・・この患者をn.バートン氏と同一人物と
仮定した場合症状の発生前後での記憶の大幅な変化とそれに伴う人格の変化・・・容姿は変化が少ないがdna配列の変化・・・が起こった事になる・・・精神医学会でも初の症例だ・・・か
同一人物と仮定した場合とあるように良く似た別人かもしれないが・・・この患者自身は自分はr.ホーガン音楽家だと語ったそうだ・・・話す記憶も矛盾は少なくピアノの腕も素晴らしく
音楽の知識も一流だった・・・作り話にしては良く出来ていて・・・数日~数ヶ月した後・・記憶に関して同じ質問をしたが彼の回答に変化は見られなかった・・・って書いてあるな・・・」
次元「他人の空似でなければ・・・」
不二子「アルパ・ペペ・・・アド・レフ・ボド大統領の件と同じ・・・」
ドラえもん「『カイロスの涙』・・・いったい何を引き起こす石なんだろ・・・」
次元「アルパ・ペペ・=アド・レフ・ボドの可能性が出てきたところで・・・二つ目は・・・」
ルパン「2つ目なんだが・・・お前の記憶の事だ・・・石に触れたのはいつ?」
次元「今から19年前の8月7日・・・だが・・・」
ルパン「でその持ち主の黒金氏が失踪したのが1993年の4月1日・・・今は何年?」
次元「何を言って今は2012年だろ・・・・・・・・・あ゛・・・そんな・・・まさか・・・」
ルパン「そ・・・矛盾してるだろ・・・お前の記憶が間違いじゃなければ・・・お前が石に触れたのは1993年の8月7日なんだから・・・」
次元「あ゛・・・あ・・・あぁ・・・」怯えた表情の次元・・・
不二子「石は・・・その時には・・・もう・・・ちょっと次元!どうなってるのよ?」困惑する不二子
次元「・・・わ・・・わからねぇ・・・でも・・・た・・・確かに19年前・・・俺は・・・」血の気の引いた顔の次元
五ェ門「うっう・・・拙者もう・・・帰ってよいか?・・・これ以上は・・・・」苦悶の表情を浮かべる五ェ門
ドラえもん「また謎が・・・」悲痛な顔のドラえもん・・・
ルパン「そんな顔するなって・・・そんな不思議な事でもないんだろ?」と少し笑みを浮かべて言うルパン・・・
次元・ドラえもん不二子・五ェ門「えっ?」驚きの表情でルパンを凝視する・・・
ルパン「次元の記憶が確かと仮定して・・・ほらアノ写真のび太が写っていたハズの・・・でそれが次元に変わった・・・何でだっけぇドラえもん?」
ドラえもん「えっ・・・過去が変わりつつあるから・・・可能性だけど・・・」
ルパン「つまりそういうことだ!ニシシッ~」
不二子「フザケてないで解るように説明してよ?」
ルパン「『カイロスの涙』ってのはn.バートンやアルパ・ペペを見るかぎり精神的な記憶・人格の変化を起こす言うより・・・根本的な時点からの過去が変化してしまった様にも見えるだろ?」
ドラえもん「彼らの過去が生まれる時から変わったって事?」
次元「しかしそれじゃ・・・俺のこの矛盾は・・・」
ルパン「たぶん過去が変わる過程で・・・いくつかのアンバランスな過去が発生するんだと思うぜバランスを取ろうとして・・・写真の中にお前とドラえもんが写ったしかし記憶は無い・・・
記憶と事実が一致しない・・・つまり今現在の次元には正規の時間と過去の変化が始まってバランスを崩した時間が両方混在して同じトコを流れようとしてるんで一致したり矛盾がでたりしてるんだと
俺は考えてるんだが・・・んで過去の変化が未来に影響するのは確か・・・ドラえもんがのび太に実際やって・・・成功してるしな・・・次元の過去が変わるだろ?お前に関わった多くの人やモノも
変化の影響を受けるんだ・・・お前が1993年8月7日に石に触れた過去になったら・・・それで筋が通るように周りも変化するのさ・・・実際には今の所はマダお前自身にか影響が出てない様で不思議だが・・・」
ドラえもん「あ・・・うん確かに・・・」
次元「石に触れた過去・・・触れられなかった過去・・・どっちも存在してるてのかコノ時代に?・・・極度の暴論だぜそれは?」
ルパン「次元は石に触れたが・・・だが次元が変化したあとの人物は石に触れたのか?って話さ要は・・・」
ドラえもん「頭痛のする話だね・・・」
ルパン「しかたないさ・・・一種のパラドックスを無理やり正当化しようとしてるようなモノだからなぁ~」
不二子「でも石が過去を変えるとしても・・・あの賢者の石みたいな現象はどう説明するのよ?」納得できない不二子
五ェ門「ぐぅ・・・不可解な虫とか・・・生き・・・物の発生・・・は?」瀕死の五ェ門
ルパン「そこでドラえもんに聞きたいんだが?」
ドラえもん「えっ?なにを?」
ルパン「電話番号のことさ!時間軸の波長のだっけ・・・この宇宙に同じものが無くて絶対不変て以外の性質とかのことを・・・」
ドラえもん「時間軸の波長の性質・・・実はそんなにマダ解明されてなくて・・・」口ごもるドラえもん
次元「・・・んで?それ以外は結局よく解って無いと?はぁ・・・同じものが無くて不変で・・・極めて安定だからって・・・そんな未解明な怪しいモノを民間で利用するなよ・・・なんて未来だ!たくッ!」
五ェ門「未来とは・・・神ががり的な力を利用しているのだなぁ~」
不二子「本当ね・・・未来というのは意外と非科学的なのね・・・」
一同呆れ顔・・・
あんまりss書かないんで読みにくくてごめん・・・
五ェ門状態なんで牛歩の歩みですが徐々に更新します。
ルパン「それで・・・どうして波形から位置やら居場所やらが解るんだ?」
ドラえもん「えっと~確か・・・」
ドラえもんは自分の知っている事は子供向けの事典に載ってるぐらいの事だと前置きしながら・・・説明した
次元「・・・でその波形の一部をナンラー方程式っうので解くと・・・波形の持ち主が いつドコに居るとかが解ると?」
ドラえもん「うん・・・インドの数学者が2016年頃に時間軸の波長を数学的に証明して・・・」
不二子「ちょっと・・・タイムマシンの理論もまだ出来て無いのに時間軸の波長は後4年で?」
ドラえもん「えっ?タイムマシン理論は2008年には既に実ょ・・・」
ルパン「なにぃ~!!!よっ・・・4年前にもう理論は有るってのか!!・・・聞いた事も無いぜ・・・なぁ?」
次元「あぁ・・・まさか・・・それも俺の影響なのか?どうなっちまうんだ俺はよぉ・・・」
五ェ門「うむ・・・オヌシの変化・・・影響が大きくなって来ているのかも知れぬな・・・」
不二子「そうかもしれないわね・・・でもルパン・・・何で急に波長のことを?」
ドラえもん「あっ・・・そうだよ・・・なんで波長の事を・・・?」
ルパン「・・・ん?あ・・・あぁ・・・俺の考えだとな時間軸の波長には例えば・・・このコーラのビンの波長には いつの時代のドコにあるって情報だけじゃなくて他のことも含まれてるんじゃないかと・・・
ほら・・・何で出来てるかとか・・・ドコに傷があるとかどういう経緯で傷がついたっていう歴史的な事・・・発生から現在まで・・・もしかすると消滅までの・・・このビンのあらゆる全ての事が
情報として格納されているんじゃないかと・・・」話し始める前・・・一瞬 何かを考え込んでいたルパンは少し不自然な間をあけて話した・・・
ドラえもん「そ・・・そんな・・・時間軸の波長のどこに・・・どこにそんな膨大な情報が?」
ルパン「ほとんど未解明なんだろ・・・未来の科学力でも・・・まぁ俺の仮説なんだけど・・・(パラドックスを強引に正論にしようとしてるからか?コノ違和感は・・・なんかパラドックス以外の問題が・・・)」何か違和感を覚えるルパン
次元「しかし・・・そうだとして触れたものが変わるってのは?」
ルパン「まぁ・・コレも仮説だけどよ・・・波長の逆転現象ってのがあるってただろ?これも未解明の理屈だったが・・・」
ドラえもん「うん・・・まだ完全に実証にいたっていない机上の理論みたいだけど・・・」
ルパン「もし・・・波長の逆転現象が起こると どうなるのかって・・・話になるんだが・・・」
次元「は?そんなの解るわけねぇ~だろ?コイツの来た百数十年後の未来でも解らないんだから・・・」
不二子「そうよね・・・」
五ェ門「うむ・・・」
ルパン「まぁ・・・そうなんだけど・・・逆転て言うからには・・・波形が逆になるかひっくり返るかするんだろうぜ?(ん?百数十年後・・・たった?あんな未来が・・・未来?)」
ドラえもん「だ・・・だからって・・・」
ルパン「だから例えばの話・・・例えばの・・・さっきも使ったけんどもコーラのビンを鏡に映すだろ・・・鏡には良く似たコーラのビンが映る・・・けども鏡に映ってるのは鏡像・・・
実際は前後の奥行きの逆転なんだけんども・・・見かけ上は左右逆の別物が映るだろ?(過去の変化は周りのモノも巻き込む・・・しかし)」
不二子「そうよ・・・けど・・・だから?」
次元「まさか?逆転現象ってのが起ると良く似た別物になるってのか?・・・しかし・・・銅がウランになんて?似ても似つかない変化だろ?虫やら変な生き物はどうなるんだよ?」
ルパン「そう・・・そこなんだよなぁ~解らねぇのはよ・・・(だが・・・そんな事が・・・)」
ドラえもん「そんな~ここまで言っといて・・・そんな~」
ルパン「しかたないだろ~そのヒントを得るためにドラえもんに時間軸の波長を質問したんだから・・・俺はよ~」
しばし・・・沈黙が続いたが その沈黙を破ったのは・・・五ェ門だった
五ェ門「ぬ?先ほどから・・・何をそんなに不思議そうにしているのだ?オヌシらは?」ルパン達を見なが五ェ門が不思議そうに聞く
ドラえもん「えっ?何をって?」
次元「不思議そうって・・・不思議んてもんじゃないだろが!」
不二子「なにいってるのよ五ェ門?」
五ェ門「ん?」さらに不思議そうな表情を浮かべる五ェ門
ルパン「おいおい・・・現におめぇ~だってかなり不思議そうな顔だぜ?」
五ェ門「ハハハッなるほどどうやら 拙者の不思議とオヌシらの不思議は違うという事のようだな・・・フフッ」
次元「おい・・・こいつはヤバイぞルパン!・・・五ェ門のヤツとうとう発狂しちまったみたいだぜ?」アセる次元
ルパン「あ・・・あぁ・・・」アセるルパン
不二子「ちょっと~!ど・・・どうするのよ~ルパ~ン!」慌てる不二子
ルパン「ぉ・・・俺が知るかぁぁぁ~!!!」叫ぶルパン
ドラえもん「ちょっと・・・大丈夫なの?」心配そうに五ェ門を見る・・・
五ェ門「なッ!?オヌシら揃いもそろって拙者を狂人扱いとはな・・・拙者は至って正常だが・・・」・・・明らかに不快愉快だと顔に出る
ルパン「まぁ~五ェ門が自称正常として・・・話を戻すと逆転現象で何で銅がウランにって・・・」
五ェ門「別段不思議でもないだろう全く別のものが映っても?」割り込むように五ェ門が言う
不二子「なにいってるのよ五ェ門・・・正気?私が鏡を覗いたら貴方が映るて言う様な話しよ?」心配と困惑が入り混じったような顔をする不二子・・・
五ェ門「それで良いではないか?そもそも鏡などでは無いのだから?銅を映したらウランとやらが映るそういう仕組みのモノなのだろうな逆転現象とは」サラッと言い放つ五ェ門
次元「おいおい五ェ門・・・何を言って」
ルパン「ヌフフッ・・・ヌハハッ・・・五ェ門~確かにそうだ!その通りだぜぇ!ハハハッワハハハッ」いきなり笑い始めるルパン
不二子「ちょ!ちょっと~!今度はルパンが発狂したわよ!次元~どうするのよ?!」パニック寸前の不二子
ドラえもん「わぁ~わ~!」完全にパニックのドラえもん
次元「おいおい・・・どうなるんだ!・・・あ~もう!」半ばヤケになる次元
ルパン「そんなパニくった顔するなって・・・確かにそれでイイじゃねぇ~か!ハハッいや~しっかし五ェ門~お前ぇ本当は天才なんじゃないか?見直したぜ!」
五ェ門「ふふん・・・ドヤ///」頬を赤らめ渾身のドヤ顔
次元・不二子・ドラえもん「ちよっ?・・・え?・・・な?・・・へ????????????????」ますますパニックな一同
ルパン「おいおい・・・ちょっと深呼吸でもして落ちついてくれよ・・・俺も五ェ門も発狂なんかしてねぇ~から・・・なんとなくだけど答えが見えてきたんだよ」
五ェ門「うむ・・・ルパンはともかく拙者は元より正常だ・・・して答えが見えたとな?」
次元「すぅ~・・・はぁ~・・・すぅ~・・・はぁ~・・・答えが解ったのか自称正常の方々は?」言われた通り深呼吸しながら聞く次元
不二子「まじめにやる事は無いんじゃない・・・次元?・・・で~どう言う事なの?」半ば素直な次元の行動に呆れつつ
ドラえもん「え・・・えっ答え?」まだ少しパニックぎみのドラえもん
ルパン「そ・・・答え!簡単に言うと『カイロスの涙』の力ってのは正確な意味では過去を変えているワケじゃない・・・」
次元・ドラえもん・不二子・五ェ門「えっ!!過去を変えて無い???」驚く一同
次元「それじゃ・・・結局ふり出しに・・・」
不二子「戻ったってワケね・・・」
ドラえもん「そ・・・そんなぁ・・・!」
ルパン「いや・・・『カイロスの涙』の力は一つしか無い・・・それは別物の変える・・・いや置き換えるって言った方がいいのかもしれないな・・・」
次元「一つしか無い?・・・いったいどういう意味だ?」
ルパン「石に触れたn.バートンとアルパ・ペペの変化・・・黒金ってやつは変化前の情報があまり無いんであれだが・・・全員ある時点から過去がが変化して音楽家やら大統領やら金持ちになった様に見える・・・」
ドラえもん「生まれた時点から変化して別人に・・・」
ルパン「しかし・・・過去が変化したなら周囲を巻き込んで矛盾が出ないように変化しないとならない・・・だがn.バートンとアルパ・ペペの場合彼らの周囲は影響を受けて無い様に見える」
ドラえもん「n.バートンがr.ホーガンに・・・アルパ・ペペがアド・レフ・ボドに変わった・・・過去が変わったら変化前の人物は・・・存在しないはずなのに記録がある・・・存在した証拠が有る・・・」
不二子「そして・・・変化した後の人物の・・・存在した証拠や記録は無い・・・」
次元・ドラえもん・不二子・五ェ門「えっ!!過去を変えて無い???」驚く一同
次元「それじゃ・・・結局ふり出しに・・・」
不二子「戻ったってワケね・・・」
ドラえもん「そ・・・そんなぁ・・・!」
ルパン「いや・・・『カイロスの涙』の力は一つしか無い・・・それは別物に変える・・・いや置き換えるって言った方がいいのかもしれないな・・・」
次元「一つしか無い?・・・いったいどういう意味だ?」
ルパン「石に触れたn.バートンとアルパ・ペペの変化・・・黒金ってやつは変化前の情報があまり無いんであれだが・・・全員ある時点から過去がが変化して音楽家やら大統領やら金持ちになった様に見える・・・」
ドラえもん「生まれた時点から変化して別人に・・・」
ルパン「しかし・・・過去が変化したなら周囲を巻き込んで矛盾が出ないように変化しないとならない・・・だがn.バートンとアルパ・ペペの場合彼らの周囲は影響を受けて無い様に見える」
ドラえもん「n.バートンがr.ホーガンに・・・アルパ・ペペがアド・レフ・ボドに変わった・・・過去が変わったら変化前の人物は・・・存在しないはずなのに記録がある・・・存在した証拠が有る・・・」
不二子「そして・・・変化した後の人物の・・・存在した証拠や記録は無い・・・」
ルパン「だとするなら・・・物質が・・・銅がウランに変化の様にタダ別物に変わっただけって見方も出来る・・・」
次元「そんなら馬鹿げた話だが・・・得体の知れない虫やら生物の発生も触れたヤツが変わっただけだと?」
ルパン「たぶんな・・・」
五ェ門「ならば・・・n.バートンとアルパ・ペペは・・・この世界のどこかに居ると?」
ルパン「いや・・・」
次元「ちょっとまて・・・俺は現に過去が変化してるぞ・・・写真だって!」
ルパン「そいつは・・・次元にはn.バートンとアド・レフ・ボドには無い要因がもう一個有るからさ・・・正確には次元がこれから変わるだろう人物に・・・」
ドラえもん「まさか・・・それって・・・僕?」
次元「で?何でそういう答えになってくるんだ?」
ドラえもん「どうして僕なの?」
不二子「そうよ・・・ただ変わっただけなんて・・・さっきの五ェ門の質問の答えも・・・」
五ェ門「うむ・・・変わる前の者はどこへ行ったと言うのだ?」
質問が雨の様にルパンに降りかかる・・・
ルパン「ちょっと・・・まて・・・まてって・・・一度に全員で質問するなって!まずは変化につての説明なんだが・・・いや変化じゃないな・・・置き換わりとか入れ替わりてい言う方が正確だな・・・」
ドラえもん「どういう意味?」
ルパン「そのままの意味さ・・・n.バートンはr.ホーガンと・・・アルパ・ペペはアド・レフ・ボドと・・・銅はウランと・・・研究所の行方不明者は虫やら深海生物やらと入れ替わった・・・」
次元「はぁ~・・・ますますトンチンカンな事を・・・ヤッパ発狂したんじゃ・・・」
不二子「・・・まさか・・・そんな事って・・・」
五ェ門「オヌシ先この世界に入れ替わったモノが居ないと申しただろ?・・・なのに入れ替わりとは・・・どういう事なのだ?」
ドラえもん「なんで・・・なの?」
それぞれ複雑な顔をする一同をしり目にルパンは話を続ける・・・
ルパン「そう問題は・・・ドコと入れ替わったのか・・・なぜn.バートンはr.ホーガンに・・・アルパ・ペペはアド・レフ・ボドに・・・銅はウランに・・・研究所の行方不明者は虫やら深海生物やらに入れ替わったか?」
ルパン「まずドコと入れ替わったのか?たぶんだが・・・それはドラえもんの居た世界・・・」
次元「おい・・・ヤッパ完全発狂してんじゃ・・・ん?ドラえもんの居た世界ってのはどういう意味だ?未来の世界って事か?」
不二子「未来の人間とかと入れ替わったの?・・・それは変よ・・・アド・レフ・ボドの自称の経歴のは1972年に生まれてからの・・・」
ルパン「いや未来じゃない・・・それはドラえもんの居た世界の現在っていうのかな・・・表現しにくいけど・・・一種のパラレルワールドとか平行世界とかってやつだ・・・」
五ェ門「ぱられるわーるど?不思議な言葉を使うなぁオヌシは・・・」
ドラえもん「ま・・・まさかぁ~」
ルパン「ほんの少し前から違和感を感じていたんだ・・・ドラえもんが本当に未来から来たのか・・・俺たちの世界が行き着く未来から・・・」
次元「ますますご乱心か?いったいどういう意味なんだよ・・・ドラえもんは現にタイムマシーンで未来から・・・」
不二子「そうよ・・・パラレルワールドなんて・・・」
五ェ門「オヌシの言い分では・・・ドラえもん殿は別世界から来たと言うのか?」
ドラえもん「そうだよ・・・僕は22世紀から・・・」
ルパン以外困惑の色をさらに深める
ルパン「そう22世紀だ・・・ドラえもんが出来るまであと100年足らずしか無い・・・普通に考えて俺たちの世界の文明や科学水準が今の発展速度でソコに到達するのか?
タイムマシーン理論も無い・・・ドラえもんていう存在を作るためのロボット工学やエネルギー理論 etc・・・それにあの光学迷彩とも違う石ころ帽子の技術・・・
ソコに到達する多くの科学理論に僅か後100年以内に俺たちの世界は到達しなければならない・・・もし今からソコに到達したいなら産業化革命の比では無い
激変でも起らない限り・・・今のままではドラえもんの居る未来には到達しない・・・」
次元「・・・タイムマシーン理論は無いのか?・・・隠蔽とかでそういうのでなくてか?ああ・・・また俺のせいか・・・・参ったな・・・」頭を抱える・・・次元
ルパン「あぁ・・・困ったときのciaで検索したが民間と政府・・・どこの国にもタイムマシーン理論らしきものは無い・・・だが次元お前のせいて訳でもない・・・
タイムマシーンが無いならココにドラえもんは存在できない・・・遅れてタイムマシーンが開発されたならドラえもんの記憶が変わる・・・だが実際
両方とも起きていない・・・なぜか?それは俺たちとドラえもんの世界が影響し合わない別の世界だからだと考えられる・・・」
ドラえもん「確かにそうだけど・・・だけどココがパラレルワールドとして・・・どうして僕は・・・どやって・・・」混乱するドラえもん
ルパン「俺たちの世界とドラえもんの世界・・・互いに不干渉なこの二つの世界を繋げた物が『カイロスの涙』・・・正確にはその石の力の影響を受けた次元・・・」
次元「ああ・・・みんな俺のせいなんだ・・・・参ったな・・・こりゃ参ったハハッ・・・」頭を抱える・・・次元
五ェ門「『ねがてぃぶ』というやつだな・・・次元は・・・しっかりせい!」気遣う?五ェ門
不二子「・・・繋げた?・・・石では無く次元が?」
ルパン「そう・・・その二つ世界の人間が入れ替わるときだけ不干渉な二つの世界同士が繋がる・・・だがそれは僅かな時間だけ
・・・だが次元は19年も入れ替わりつつある状態を維持して二つの世界をつなげ続けていたんだ」
ドラえもん「そういえば・・・なんで19年も?」
ルパン「それは・・・次元と入れ替わる人物が・・・ドラえもんによって未来を変革された人物だからさ・・・理由は定かではないが・・・
その人物は未来からの干渉によって・・・その世界でも少し異質なのものになったのかもしれないな・・・」
ドラえもん「それって・・・まさか・・・のび太君の事・・・」表情をこわばらせるドラえもん
ドラえもん「あれ・・・でもなんで?のび太君になるってわかるの?それと入れ替わるだけなら・・・なんで写真が変わったの?」
ルパン「それなんだが・・・『カイロスの涙』は二つの世界にある時間軸の波長の同じモノを入れ替えているんじゃないかと・・・実際にそれは次元と のび太の唯一の共通点・・・
そして のび太の波長にはドラえもんによる干渉で何らかの僅かな変化・・・言葉で表現できないような違いが生じた・・・それが両者の波長が=かつ≠だった答え・・・
その違いにために入れ替わりが発生したが入れ替わる事ができない事態になり・・・一種の歪みが発生したそれで本来入れ替わるだけの変化に・・・記録や時間的なモノにも
変化を発生させている要因なのかもしれない・・時間も物理的なもの同じで安定を求めるって言ってただろ?たぶんこのアンバランスな変化が安定を得るのに必要・・・」
次元「おい・・・ルパン!俺はこのままじゃ・・・この世界から消えるのか?・・・別の世界へいっちまうのか?」
ルパン「すべては俺の推論に過ぎないんだがな・・・ただ下手をすると・・・次元・・・お前は次元でも・・・のび太でも無くなるかもしれない・・・そしてドラえもんは未来に・・・いや元の世界に戻れない・・・
僅かな接点・・・針の穴ほどの・・・しかし19年という時間をかけて穴が広がり・・・お前はのび太の波長を辿ってこの世界に来た・・・変化が顕著になり始めている・・・入れ替われば・・・もう・・・」
ドラえもん「帰れなくなる・・・でも今タイムマシンの時空間は時間嵐で・・・」表情をこわばらせるドラえもん
不二子「ちょっとルパン!結局色々辻褄が合わないわよ!入れ替わりだとして何で金は変化しないのか?とか・・・豪邸や研究所みたいな建造物まで?」
ルパン「確かにな・・・ただ金だけは考察ができる・・・金の波長だけは双方の世界で同じだったってな・・・建造物とかは・・・時間軸の波長ってのがどの時点でそれを一固体と識別するのかの答えを・・・人の意思や
自然の意思とか哲学や思想論の世界にまで思考を広げ・・・矛盾無い結論を出す必要がでてくる・・それは・・・一種のカオス理論のレベルになる・・・人類の脳は有限の容積しか持たない・・・∞桁の数を扱う
コンピュータも無い・・・限りなくイコールな近似値を扱おうと誤差が膨大になりすぎてて答えはだせない・・・それに情報も事例も無さすぎる・・・五ェ門の言う通りそういうモノだからって回答が関の山さ」
五ェ門「答えは解釈の仕方しだいというわけか・・・」
次元「・・・フザケた結論だ・・・しかし参ったな・・・もうじきコノ世界ともオサラバか・・・」静かにうつむく・・・タバコを咥えるが火を付けようとしない・・・
五ェ門「ん?・・・次元は別にどうでもいいのだが・・・しかしドラえもん殿は・・・マズイのでは?」
次元「フッ・・・ひでぇ~言い方だな・・・五ェ門・・・最後にケリをつけてやる!!表でやがれこのイモ侍!!!」
五ェ門「イモ侍とは聞き捨てならんが・・・オヌシはもう一度「カイロスの涙」触れれば良いのだ!逆の変化も起こせるのだという話だったからな・・・解ったらその鉄砲を早く拙者のコメカミから離すのだ!!!」
次元「あ・・・」咥えたタバコがポロっと床に落ちる・・・
五ェ門「オヌシは例え・・・のび太になっても・・・いや虫になろうがナマコになろうが・・・もう一度石と接触させばよいだけの事だ・・・」
ルパン「いや・・・五ェ門・・・海系はまずいな~入れ替わった瞬間・・・海底だからな・・・しかし良かったな次元~深海生物じゃなくて~ニシシッ」
不二子「いきなり深海は・・・悲惨よね・・・想像したくないわ・・・」
次元「うわぁ・・・深海系はいやだ!絶対やだ!・・・いきなりペチャンコじゃないか俺・・・」
ドラえもん「虫でも鳥でも悲惨な事になりそうだけど・・・」
次元「鳥・・・高いとこ飛んでる・・・入れ替わる・・・墜落・・・お陀仏!・・・ちょやめ~もうやめ~怖い事想像させるな!はぁ~・・・しかし入れ替わってから暫くはパラレルワールドで生活か・・・」
ドラえもん「え?なんで?」
次元「あ・・・ほら・・・変化してから一定期間変化が起こらないって話があったろ?何でだか知らんが・・・」
ドラえもん「あぁ~そういえば!何でなんだろう?・・・もしかして入れ替わった直後ってお互いの波長が乱れちゃって入れ替われる相手がいなくなるのかな?いきなり別世界に飛ばされる訳だし・・・」
ルパン「なるほどな~しかし気になるんだけど・・・次元はちゃんとのび太になるのかね?今のとこアヤシイ変化が起きてるだろ?記憶の矛盾とか写真の変化とかさ・・・」
不二子「そうね・・・それとドラちゃん帰れなくなりそうなのに良く平然としてるわね?」
ドラえもん「え?なんで?僕も石に触れば僕の世界に・・・」
五ェ門「触ってどうするのだ?ドラえもん殿の入れ替わる相手は・・・この世界の何かだろう?」
ドラえもん「あ・・・えっ?・・・わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」いきなりパニックを起こすドラえもん
ルパン「まぁまぁ・・・落ち着けって・・・次元入れ替えを戻すときに たぶんまた繋がるから・・・来たときと同じ様に時空間が乱れて嵐になる前にタイミング見て帰ればいいさ・・・
不安なのは次元がちゃんとのび太になってくれるかだ・・・そうしないと戻せるかわからん・・・全く異質なものにでもなられたら・・・」
次元「そういえばお前さっきから・・・」
ルパン「だってな~・・・他の事例の方々には見られん変化を起こしてるだろ・・・入れ替わる相手は波長が何というか・・・」
次元「・・・たしかに・・・入れ替わるだけなのにちょっと大事になってるな」
五ェ門「なるほどな確かに不安な点ではある・・・なんとか変化を取り消せないものか・・・今一度石に触れるとか・・・」
ルパン「う~ん・・・やってみるか?・・・考えてもしょうがないしよ~次元どうする?」
次元「・・・そんな急に言われてもなぁ」悩む次元・・・
ドラえもん「ぼ・・・僕はどうすれば・・・」困惑するドラえもん・・・
ルパン「うまく入れ替えが逆転してくれれば・・・さっき言ったように時空間が安定して繋がったタイミングで帰るしか無いな・・・俺は次元を失いたくは無いんでな・・・ダチなんだ解るだろドラえもんならさ」
ドラえもん「・・・わかったよ・・・一か八かになるかもしれないけど」
不二子「次元はどうするの?・・・このまま次元でものび太でも無いのになるのを待つの?・・・まぁ~全部はルパンの空論だけど」
次元「・・・そうだな・・・やってみるしかないかな・・・もしダメなら・・・その後の事はよろしく考えてくれ・・・ルパン」
ルパン「まぁ・・・気楽に行こうぜ大半は俺の空論だからな~・・・とりあえず準備とかあるだろ三日位か?相手は取り合えずマーヒペールン共和国だしな!俺様的には一応予告状出したりとかなぁ~ハハハッ!
あっと・・・不二子前に言ってた情報屋連絡できるか?「カイロス涙」の保管場所がしたい・・・代金は立て替えといてくれ!」
不二子「しかたないわね~立替代含めて情報代の3倍で手を打つわね!緊急事態だから大サービスよルパン!」
ルパン「ちょ・・・そらぁないぜ~不二子~」
次元「ちっ・・・どうやら悠長な事を言ってられないみたいだ・・・スイカ割りか・・・」青ざめた顔の次元・・・
ルパン「まぁ・・・気楽に行こうぜ大半は俺の空論だからな~・・・とりあえず準備とかあるだろ三日位か?相手は取り合えずマーヒペールン共和国だしな!俺様的には一応予告状出したりとかなぁ~ハハハッ!
あっと・・・不二子前に言ってた情報屋連絡できるか?「カイロス涙」の保管場所が知りたい・・・代金は立て替えといてくれ!」
不二子「しかたないわね~立替代含めて情報代の3倍で手を打つわね!」
ルパン「ちょ・・・そらぁないぜ~不二子~」
次元「ちっ・・・どうやら悠長な事を言ってられないみたいだ・・・スイカ割り・・・」青ざめた顔の次元・・・
ルパン・不二子・五ェ門「えっ?」
五ェ門「いきなり・・・なにを言って・・・」
ドラえもん「・・・スイカ割り?あぁ・・・確か君が・・・間違えて僕をバットで思い切り・・・・えっ?」うっ・・・ふらつくドラえもん
次元「うっ・・・うえっ・・・・・おぇっ・・・」口を押さえて洗面台へ駆け込む次元・・・
ルパン「おい・・・急にどうしたんだ?大丈夫か次元・・・ドラえもん・・・」
次元「うっげぇ・・・うえっ・・・・・おぇっ・・・はぁ・・・はぁ・・・何て・・・感覚だ・・・記憶の同じトコに別の記憶が・・・なんて・・・うおぇ・・・ぜぇ~はぁ~」洗面所から聞こえる次元の声・・・
不二子「ドラちゃん?・・・しっかりして・・・」
ドラえもん「・・・うぅ・・・だ・・・大丈夫・・・だよ・・・少し記憶が混乱しただけ・・・」
ルパン「おい・・これはマズイ方の変化の兆しじゃないか?次元・・・落ち着いたか・・・」
次元「いや・・・かなり不快不愉快だ・・・俺の思い出をいじくりやがって・・・しかしこのままじゃ何か不味そうなのは確かだ・・・とっとと石を触りに行かんとな・・・」
ルパン「行くったてな・・・直行便がないからな20時間位か・・・それに俺達・・・正規のルートではなぁ・・・あと予告状出さないのは俺様の美学に・・・」
不二子「・・・予告状って・・・なんて書くのよ?盗みに行くわけじゃないでしょ・・・まさか「今夜○時マーヒ神の涙をお触りしに参上するぜぇ~ルパ~ン三世」とか書く気?・・・はっきり言ってバカよ・・・」
五ェ門「プッ・・・確かにまぬけな・・・そんな怪しくて危ない石などいらぬだろルパン」
次元「ははっ!かなりダサいぞルパン・・・ソレは!」
ルパン「・・・ぅ・・・・うるせぇ~とっとと仕度して行くぞ!!こうなったらよぉ~!!!」
ドラえもん「この人たちって・・・いったい・・・・・・」
次元「そうだな・・・後は間に合えばいいが・・・20時間以上か・・・」
ドラえもん「あっ・・・その事なんだけど・・・いいものが有るよ!」
ルパン「お!!流石は未来のハイテクロボット!自家用ジェット機でも持ってるのか!!!」
ドラえもん「どこでもドアぁ~!」
次元「おわっ!!腹から扉がで出てきやがった!!!・・・んでなんだこれは?」
不二子「なに!?・・・ピンクのドア????」
五ェ門「ひぇ・・・あわわ・・・妖術か・・・腰が・・・腰が・・・」
ルパン「ちょっと何これ!!ドアで何するのさ・・・開けたらハイ「マーヒペールン共和国」とか?冗談きついぜぇ・・・」
ドラえもん「その通りだけど何か?」
ルパン「ハイテクにもほどがある!!まぁ・・・移動の問題が解決したし速攻で仕度して行きますか・・・」
次元「そうだな・・・石の場所わかったか不二子?」
不二子「あ・・・え?あぁ・・・首都のアールベンタワービルの最上階ってメールが来てるわ・・・地上732mの「マーヒペールン共和国」象徴ね・・・」
ルパン「じゃ仕度して・・・おい五ェ門?」
五ェ門「・・・・」しーん・・・失神している・・・
次元「お侍さんにはハイテク過ぎたか・・・」
しばらくして
ルパン「はぁ~・・・目を覚ます気配が無いな・・・参ったな・・・ってどこ行くんだ次元?」
次元「お侍さんが寝ちまったんでな・・ちょっと散歩だ・・・2時間位で戻る・・・フイアット借りるぞ!」車の鍵を見せる・・・
ルパン「それ散歩じゃ・・・おい大丈夫なのかよ・・・待てって次元・・・」言い終わる前にバンッと玄関のドアが閉まる・・・
不二子「・・・しかたないわね・・・休憩してましようか?私たちも・・・」
ドラえもん「う・・・うん・・・」
その頃・・・
sp「まだそうしているのですかmr.銭形?退去時間はもう・・・」
銭形「今が丁度この国の時間で午前7時・・・ココから我々の特別機のある空港まで30分・・・それを引いても まだ退去期限の時間まで一時間はあります・・・」
sp「一分・・・いえ一秒でもオーバーしたら・・・貴方だけの問題だけではなく貴方の国との国際問題になりかねません・・・それにicpoの・・・」
銭形「解っております・・・ルパンは必ず来ます・・・必ず・・・」
男は昨日の事を思い出し考えにふける・・・
昨日早朝・・・独立記念公園のはずれ・・・
???「10年ぶりですね・・・mr.トウゴウ・・・あの時は・・・」
トウゴウ「あの依頼なら確証がないと断ったはずだが?・・・元大統領補佐官にして旧erss局長マルケド・・・それと俺は・・・」
マルケド「十分解っています・・・この行為自体が貴方のルールに違反していると・・・でも私はまだ生きています・・・話だけでも聞いて頂けるものと考えて良いのでしょう?」
トウゴウ「・・・良いだろう・・・しかし・・・」
マルケド「・・・心配は無用です・・・この公園は旧erss・・・すでに公園や公共の場の警備組織まで落ちましたが・・・今はこの近辺の警備をしないよう命じてあります・・・」
トウゴウ「・・・」
マルケド「では・・・率直に申しますとアド・レフ・ボド大統領の狙撃を改めてお願いしたい・・・某国から・・・いえアメリカからの最後通牒がきました・・・
このままでは我々アルポトア民族が世界から駆逐されかねません・・・我らの民族の本来の目的は・・・マーヒの神が再び降り立つ地を守る事・・・
貴方に神話の話をするのはどうかと思いますが・・・マーヒの神は神が住まう場所を失ったときの為に神の子たる我ら民族をその地に立たせました
我々は独立などする必要はなかった・・・その時まで・・・この地を守れさえすれば・・・それで・・・我々は望みすぎてしまった・・・あの男のために・・・」
トウゴウ「・・・なぜ・・・自らの手で行動をおこさない?」
マルケド「それは・・・」
トウゴウ「・・・話せないのであれば・・・ここまでだな・・・」
マルケド「ま・・・まって下さい!・・・我々も何度か狙撃・・・暗殺を企て実行しているのです・・・その結果がerssの解体に・・・」
トウゴウ「・・・お前たちの尻拭いに使われるつもりはない」
マルケド「違うのです・・・成功はしているのです・・・見かけ上だけは・・・しかしその・・・不思議な事態が・・・」
トウゴウ「・・・」
マルケド「刃物で暗殺した部下は刺したはずだが傷が無いとか・・狙撃による暗殺でも銃弾が不可解な軌道を示したと身辺調査を行った者も同様に不可解な事に・・・もう頼れるのは・・・
ここにその資料があります・・・中にはオカルトめいたモノも多々有りますが全て提供します・・・なぜか報告書を金の板に刻んで失踪した者の資料など特に奇怪な報告で・・・
奇怪と言えばアド・レフ・ボドと言う名前も古代の言葉で・・・」
トウゴウ「ゆっくりとだ・・・こちらへ渡せ・・・アド・レフ・ボド・・・・生者と死者の外縁か」
マルケド「な!?良くご存知で・・・100万us$までの用意があります・・・引き受けて下さればすぐにスイス銀行に・・・」
トウゴウ「・・・いや・・・今回は仕事の結果を確認後24時間以内に振り込んでくれ」
マルケド「そ・・・それはどういう意味で?」
トウゴウ「そのままだ・・・」
マルケド「そうですか・・・取り合えず引き受けて頂きありがとうございますmr・・・おや?既に居ないか・・・相変わらずだな・・・(gi3が自信無しという事か・・・)」
昨日公園でトウゴウと呼ばれていた男は・・・
朝と言うには眩しい太陽の照らす街をホテルの窓から葉巻を吸いバスローブをまとった姿で見ている・・・
トウゴウ「・・・仮説が正しければこの弾丸で・・・純度はフォーナイン以上か・・・」
手にした小銃弾を太陽の光にてらす・・・眩しく反射する光を見ながら・・・
トウゴウ「・・・ドラキュラでも撃つつもりかか・・・確かにあのガンスミスの言う通りだな・・・言い得て妙だ・・・」
その後・・・まだ幸せな夢の中にいる娼婦のそばに・・・いくらかの札束を置いて立ち去る・・・
話はもどって・・・
ルパン「はぁ~あ・・・しかし・・・ヤッパ昼間っから酒なんて呑むもんじゃないな・・・随分長いこと話してた気がするんだがなぁ~・・・そろそろ二時間か次元が散歩行ってから・・・」時計を見てつぶやく・・・
ドラえもん「うん・・・大丈夫なのかな?・・・それと・・・」座布団に寝かされた五ェ門を心配そうに見る・・・
不二子「そうね・・・五ェ門も まだ目を覚まさないし・・・はぁ~」ため息交じりで五ェ門の額の濡れたタオル交換する・・・
五ェ門「・・・・う・・・うぅ・・・」僅かに反応する・・・
不二子「!?・・・五ェ門!五ェ門!ほら~ちょっと確りしなさいよ!」僅かに反応した五ェ門を揺さぶる
五ェ門「・・・・う!?・・・ここは・・・ぬ!!極楽か?・・・うつくし・・・谷間だ・・・桃源郷・・・拙者の眼前に妖艶な天女様の谷間が揺れて・・・ふふっ・・・据え膳食わぬは武士の恥と見たりぃぃぃ!!!」ガバッっと不二子に抱きつこうとする!!
不二子「えっ!?ちょ五ェ門やめっ!だめ~っ!いやぁ~ん!!!お願い・・・五ェ門~放してぇ~!!!」両腕をとられ押し倒され唇を奪われそうになる不二子・・・
五ェ門「ふふっ・・・何を申す?良いではないか・・・良いではないか・・・天女様から先に拙者を誘惑したのだからなぁ~!ふふっ・・・うぅ~」焦点の定まらない目をした五ェ門が言い放つ・・・唇まであと5㎝・・・
ドラえもん「あわ・・・わ・・・わわ・・・」思わず目を覆うドラえもん・・・
しかし五ェ門の唇は不二子には届かなかった・・・ボゴンという鈍い音とともに力を失い不二子の傍らに崩れ落ちる五ェ門・・・
ルパン「ぜぇ~ぜぇ~・・・まったく・・・何をやっとるんだ!!!このエロ代官が!!!!」タイムテレビを両手で掴み肩で息を切らすルパン・・・画面が大きく破損していた・・・
不二子「ル・・・ルパァ~ン!!」五ェ門を雑に払いのけ・・・ルパンに駆け寄る半泣き状態の不二子
ルパン「不二子~大丈夫だったかぁ?」優しく抱き寄せるルパン・・・
五ェ門「・・・・うぐぅ・・・アガッ・・・イタタタ・・・ハテ?拙者は何を?ん?オヌシら何という顔でこっちを見ているのだ?それと何か後頭部がカナリ痛いのだが?」後頭部を擦りながら・・・不思議そうに聞く
不二子「・・・ケダモノ」冷たく言い放つ
ルパン「自分の胸に聞けエロ代官!」冷たい目でみる
ドラえもん「ぼ・・・僕は知らない・・・何も見てない・・・」目をそらす・・・
五ェ門「?」
ルパン「そりより不二子心配したぜ・・・怖かったろ・・・もう心配ないぜぇ~ヌフフッ~」優しく言い放ちながら・・・不二子の唇を奪いにかかるルパン・・・
不二子「ヒッ!!いやぁ~!!!」必死に拒絶する不二子
五ェ門「やめるのだルパン!」止めに入る五ェ門
ドラえもん「・・・わ・・・わわ・・・」再び目を覆うドラえもん・・・
不二子「近寄らないでケダモノ~!!!ヘンタイ!!!もぉ~いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」絶叫と同時にバチィ~ン!と乾いた炸裂音が二発部屋に響き渡った・・・
数分後・・・
次元「今帰ったぜ~・・・うおっ!!何があったんだぁこりやぁ~?・・・まぁ~ルパンは何となく想像できるが・・・五ェ門まで?」ドアを開けて目にした凄惨な光景が理解できない・・・
ドラえもん「・・・僕は知らない・・・何も知らない・・・絶対知らない!」何か恐怖に怯えるドラえもん・・・
次元「しかし・・・何でそんなボロボロなんだぁ~・・・お前ら?・・・まぁ~五ェ門も男の子だからなぁ~不二子の無駄な色香に我慢出来んトキもあるか・・・お盛んな事だなぁ~ハハハッ」
五ェ門「い・・・いや拙者は・・・そのような・・・ただルパンを止め・・・」
不二子「お黙りなさい!このケダモノエロ侍!!!」足元には・・・さらに大破したタイムテレビが・・・
五ェ門「はひっえッ!!!」怯える五ェ門・・・
ルパン「わ・・・悪かったよぉ~もうしないから不二子~勘弁してくれぇ~・・・ところで次元どこ行ってた・・・ってなんだぁ!?その格好は・・・一人で第三次世界大戦でもおっ始める気か!!!」別の意味で恐怖するルパン・・・
次元「別に普通だろぉ~?マーヒペールン共和国大統領の寝城に直に乗り込むんだから・・・sss大統領特別親衛隊なんて特殊エリート部隊ともドンパチせにやぁ~いかんだろ?」ドサッとリュックを置く・・・
ルパン「sss?そんなの居るのか?・・・しかしカーキ色の馬鹿でかいリュックだな・・・えっと中身は・・・榴弾やら銃弾やら詰め放題で・・・おまけにat4が二本無造作にリュックの口から顔を出してるし・・・打上げ花火しゃ無いんだから・・・」
不二子「さらに右手に持ってるのは・・・h&k hk69グレネードランチャー?その左肩から吊るしてる銃は何よ!」
次元「なにって・・・rpd軽機関銃だが?旧ソ連製の・・・あっそのドラえもんが不思議そうに持ってるデカイ缶詰みたいのがコイツのマガジンだ!100発入りだぜ!」
ドラえもん「わ・・・わわわ・・・」慌てるドラえもん・・・
五ェ門「しかし・・・どっから仕入れてきたのだ?こんな物を?」
次元「ほら前に俺「浅間銃砲店」経営してただろ?今は裏で知り合ったヤツがバーにしてるんだが・・・こいつガンスミスとしてもイイ腕でなぁ~地下倉庫で色々保管してもらってるんだ!カクテルも旨いんだ今度呑み行こうや?」
ルパン「ほんじゃ~コレ片付けたら行くか皆で?」
不二子「ルパンのおごりなら行くわ」
ルパン「そらぁ~ないぜぇ~」
五ェ門「拙者・・・かくてるは呑んだことが無いので楽しみにしておこう!」
次元「さて・・・行きますか?マーヒペールン共和国に・・・ってこのドアどうやって使うんだ?」
ドラえもん「えっとね~ドアノブにぎって念じてみて・・・マーヒペールン共和国の行きたい場所を・・・」
ルパン「ほえぇ~簡単そうだな俺やってみたい!」
次元「女湯とかべたボケするなよな・・・ルパン」
五ェ門「では!拙者が・・・がちゃリとな!・・・・あ」扉を開ける・・・
ルパン「ア・・・ずるいぞ五ェ門・・・・・・んわっ~お!!!どこよココ~!!!」テンション増大
次元「・・・おいおい歌舞伎町の花魁風お触りパブかよ・・・こういうの行くのか五ェ門?」呆れ顔・・・
不二子「・・・やっぱりケダモノエロ侍ね!」冷たい視線・・・
五ェ門「・・・・・不覚///」顔真っ赤
ドラえもん「・・・僕が開けるよ・・・」はぁ~・・・とため息をつく
マーヒペールン共和国・・・アールベンタワービル入り口・・・
sp「午前8時ですね・・・もう時間ですよ・・・mr.銭形・・・」
銭形「ぬぐぐぅぅ・・・ルパン何故来ない・・・」
機動隊隊員「ぜ・・・銭形警部殿・・・残念ですが・・・これ以上は!」
銭形「うぬぅぅ・・・仕方が無い・・・退却するしかないか・・・くそぉ~ルパンめぇ~!!全員退却!!!」・・・停めてある警察車両へ向けて駆け出す・・・
機動隊隊員一同「了解しましたぁ!!!」
そのときゴチ~ンッ!鈍い衝突音が朝の街に響く・・・銭形は有り得ないモノに激突した・・・
銭形「うげぁ~!!!いででぇ~でぇ・・・だ・・・誰だこんなトコにドアを置いたヤツは!!!・・・・はぇ?・・・ドア?なんだぁこりゃ~????」尻餅をついた状態で叫ぶ・・・
機動隊隊員一同「だ・・・大丈夫でありますか?警部殿?」
銭形「いてて・・・大丈夫だ・・・それより何だコレ?」
機動隊隊員「ピンク色のドアでありますが・・・」
銭形「見りゃ解るよソレは!!何でこんなモノが?・・・おっ扉が開くぞ!!!さてはルパンの仕業だなぁ・・・全員警戒しろドアを取り囲め!!!」
機動隊隊員一同「了解しましたぁ!!!」機動隊200名がドアを取り囲む・・・
ドアが開く・・・談笑しながら現れたのは・・・
ルパン「・・・しかもよ~ダイレクトにビルの最上階だってから次元~そんな重武装するこたぁ~無かったんだなぁ~プハハハッ」
次元「けっ///・・・早く言えよなぁ~そういう事はよ・・・sssナンカとガチでドンパチするかと思って軽くビビッて損したぜクソッ!!!まぁ~備え有ればナントやらだな・・・」
五ェ門「プッ!!ハハハッ・・・小心者か次元はハハッ!それに今回はルパンの天敵もおらんだろ?楽なもんだなぁ~!」
不二子「そうねって・・・・・・・・・・いたわよ・・・・噂をすれば・・・」青ざめる不二子
ルパン「いいたって何が・・・・はぇっ~~~!!!とっつぁん何でぇ~????うひょぉ~なしてイキナリ完全に包囲されてるの俺らぁ!!!」驚愕するルパン
五ェ門「まさか・・・ドラえもん殿!!これは・・・なんという数の警官隊!!!桜田門にでも来てしまったのか我らは!!!」驚愕する五ェ門
ドラえもん「・・・そんなはずは」慌てるドラえもん
次元「・・・・いや・・・目の前の無駄に高いビルは・・・・アールベンタワービルか?間違いなくマーヒペールン共和国だな・・・なんでいるんだ?コイツが?」驚愕する次元
銭形「ぬはははぁ~夢のお告げでな!!!ココに貴様達が来るとご先祖様が言っていた!!会いたかったぞぉ~ルパァ~ン!!!」
ルパン「夢のお告げって・・・そんなメタメタ不思議な理由でとっつぁんに会いたく無いわい!!!」
銭形「まったくお前こそ毎度毎回不思議な登場の仕方しやがって!!今回のは何だ!!!それとペット同伴で窃盗とはナメやがって!!!何だその奇妙な猫は!!!」
ドラえもん「・・・猫じゃない!!!僕はタヌキ・・・でもない・・・猫でいいんだよね?僕ドラえもん?あれ?」混乱ぎみ・・・
銭形「な?なんだぁ?まぁいい!しゃべる猫だか自称タヌキだか知らんが・・・ルパン逮捕だぁ!!!!全員突撃いけぇ~!!!」
機動隊隊員一同「了解しましたぁ!!!わぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁ!!!!!」機動隊200名が一斉に襲い掛かる
次元「・・・・備え有ればとは良く言ったもんだなぁ・・・皆目を潰れ!!!」リュックから取り出した手榴弾状のものを投げる・・・
一瞬・・・眩しい閃光が辺りを包む・・・・
銭形・機動隊隊員一同「うわっ!!!!」
次元「行くぞ!!!こっちだ!!!邪魔だコラ!!どけこのやろぉ~!!!」機関銃の銃床で何人か殴り倒す
ルパン「・・・結局・・・とっつぁんが居るのかぁ~うれぁ!!!」銭形を取り合えず踏み倒す・・・念入りに・・・踏む・・・
五ェ門「気色悪い位の腐れ縁だなお前達は・・・であっ!!!」鞘で数人を薙ぎ払う・・・
不二子「・・・まったく・・・ルパンと銭形・・・波長でも似てるのかしら・・・」呆れながら・・・美しい足で数人を蹴り倒す
ドラえもん「・・・・僕は何をしてるんだろ・・・まぁいいか・・・あ!!今タヌキて言ったな!!!」暴言を吐いた機動隊隊員に頭突きを見舞う・・・
大乱闘の末に強引にアールベンタワービルへ突入するルパン一味・・・
sp「だ・・・大統領ルパンが・・・ルパンが・・・ぐはっ」無線で報告後力尽きる・・・
その様子を向かいのビルから見ている男・・・
トウゴウ「・・・なぜ日本の機動隊が・・・こちらには好都合か・・・」静かに行動に出る・・・別ルートからアールベンタワービルへ潜入・・・
やっと後半戦だ・・・ルパン風味とゴルゴ風味が・・・で出るといいな・・・
スナック菓子の風味程度には・・・
アールベンタワービル最上階・・・170階大統領特別室・・・異様な雰囲気で・・・なぜか窓は無い・・・薄暗い部屋・・・数十人が無表情で軍事衛星や各国の諜報員からの情報が映るモニターを操作している・・・
その奥に大統領用いやsss用の特別個室がある・・・昨日 銭形が訪れたのは169階の表向きの最上階だ・・・
大統領「マルケド・・・誰を雇ったか言うつもりは無いようだな?」
マルケド「ごはっ・・・ふっ・・・見れば・・・わかるだ・・・げぼぁ・・・がはっ!」椅子に拘束され数名のsss兵士らが拷問をくわえる・・・
大統領「さすが・・・アルポトアの獅子と呼ばれた男だ・・・しかし・・・お前の顔から答えがでたよ・・・私の思惑通り行動してくれたようだ・・・感謝するよ・・・」
マルケド「・・・ぐッ・・・どういう意味だ?」
大統領「ふはははっ!!・・・私の暗殺を依頼できる者など・・・片手の指の数もいまい?最強のカードをお前は・・・だか私は殺せない・・・それは貴様が一番知っているはずだろ?
その者が失敗すれはバカな国連・・・実質アメリカへ核よりも有効な抑止力・・・脅しとなる・・・gi3か・・・生かして手札としたいモノだが・・・どんなに良い犬も・・・飼い主に
従わなければ野良犬以下だ・・・貴様も同じよ・・・マルケド最後に私の手の上で見事に踊ってくれてありがとう・・・戦友よ」
マルケド「・・・なら早く殺せ・・・アド!!」
大統領「・・・おい・・・マルケドの拘束を解け・・・最後にお前にはチャンスをやろう友として・・・私の野望へ協力した礼だ・・・コレで私を殺してみろ!」拳銃を渡す・・・
マルケド「・・・これは・・・どういうつもりだ?」困惑の表情を浮かべる・・・
大統領「・・・そのリボルバーには六発の銃弾が入っている・・・確認してみろ?それで私を殺せたら自由だ・・・マルケド」
マルケド「・・・バカな・・・気でも狂ったか?」
大統領「・・・さあ・・・生か死か・・・選ぶのは貴様だ・・・」冷たい笑みを向ける・・・
マルケド「・・・いいのだな・・・アド?」静かに引き金を引く・・・銃声が部屋に木霊した・・・
合計5発の銃声が響いた・・・
大統領「・・・残り一発だ・・・どうしたマルケド?」
マルケド「バカな・・・こんな事が・・・これが・・・報告された怪現象・・・弾丸は当ったはずだ・・・まさか・・・アド・・・・お前はいったい・・・」銃口を向ける手はガタガタと震えている・・・
大統領「・・・私はアド・レフ・ボド・・・生者であり死者でありその外に居る者・・・存在しまた存在しない者・・・アルパ・ペペでありアド・レフ・ボドでありそのどちらでもない・・・」
マルケド「・・・何を・・・言って・・・」
大統領「・・・私は一種の世界の歪み・・・正確にはこの世界ではない・・・ある世界の・・・私の中には多くの記憶が有る・・・多くの学者・・・王や皇帝・・・独裁者・・・全てその世界のエゴで都合の良い様に
過去を変えられた者・・・ヒトラーと前にお前が評したが彼の記憶また私の中に有る・・・私は・・・双方の世界に存在ない・・・時間軸から逸脱した・・・虚数の様な存在だ・・・」
マルケド「・・・まさか・・・あの金の板の彫られた事が事実だど・・・存在しないから傷つけられないと・・・神にでもなったとでも言うのか・・・」
大統領「・・・私が神なら皮肉なものだ・・・私を生んだのは・・・」
マルケド「お前が何者であれ・・・私も悪魔を放ったのだ・・・もし行き着く先が同じなら・・・そこでゆっくり話をしよう・・・
友として・・・先に行って待っているアド・・・(gi3貴方の成功しか私には見えていない・・・依頼した時点でそれしか・・・だから)」こめかみに銃口をあて・・・乾いた銃声か響き・・・力無く崩れ落ちる・・・
大統領「・・・もし6発の銃弾を持っているなら・・・5発は我ら民族の栄光の為に・・・1発は自らの名誉の為か・・・お前の口癖だったな・・・マルケド」
感慨深い面持ちの大統領・・・しばし沈黙していた・・・
sss兵士「大統領!ルパンです!ルパンが現れました!正面入り口のspより報告が有りました!銭形とその部下と交戦中との事!」
大統領「・・・本当に来たか・・・sss30名及び全spはルパン及び日本の軍隊の処理に・・・残りのsssは20名を残し全員でgi3を仕留めろ!指揮は私が取る!」
sss兵士「了解!!しかしgi3は・・・」
大統領「・・・地下だ・・・私の逃げ場をまず潰しに来るはずた・・・シェルターへ繋がる全通路を確認しろ!至急向かえ!」
sss兵士「了解!!」
一方その頃・・・
アールベンタワービル地下・・・閉鎖されたはずの工事用連絡通路・・・
トウゴウ「・・・(工期の問題で封印されなかった通路か)」暗い通路の中を音も無く駆けていく・・・
アールベンタワービル1f・・・エレベータホール前・・・適当なモノをバリケードにして・・・機動隊と交戦中・・・
次元「どういうこったよ!ダイレクトに頂上なかったのか?」ズダダダダダダッー!!rpd軽機関銃で弾幕を張っている・・・
ドラえもん「ちょっと僕にも・・・ところでソンなの撃って大丈夫なの?」半ばヤケで空気砲で応戦・・・
次元「そっちこそ!コレは・・・赤い印のマガジンはゴム弾だから・・・マイクタイソンのパンチ位の威力だよ!」
ドラえもん「これも似たようなモノだから大丈夫!」
次元「・・・民生品で?まぁいいか・・・ルパンまだエレベータ来ないのか?五ェ門~また20人ばかし突入して来たぞ倒して来い!援護するから」
五ェ門「拙者に当てるなよ!ディアァー!!」吶喊していく・・・慌てて逃げる機動隊員・・・
ルパン「おかしぃ~なァ・・・セキュリティが凄くて・・・階段で行くか?」
不二子「階段って・・・冗談でしょ・・・160階以上はあるのよ!」
軽機関銃と空気砲の火力?の前に入り口付近で攻めあぐねる銭形
銭形「クソ~模擬弾みたいだが・・・おい!防弾盾を持ってる奴らを先頭に全員突撃隊形をとれ!!!一気に行くぞ!!!」
機動隊隊員a「了解!!警部・・・不用意に立たれますと危ないでゴハッ!!!」ゴム弾が直撃しぶっ飛ぶ・・・
銭形「ちきしょ~!いてぇ~なくそ!おい早く突撃隊形をとれ!!!」
機動隊隊員b「おい・・・いま2・3発・・・銭形警部に当ったてたよな・・・気のせいか?・・・もしかして・・・そんな痛くない?お前ちょ立ってみ?」
機動隊隊員c「馬鹿か!aのヤツ見ただろ!あらマジだ!・・・あっ!またっ!・・・おい・・・そういえば・・・警部って防具つけてないぞ!!いつもの格好だ!!!」
機動隊隊員一同「えっ!!マジか!・・・バケモンか!!!」一同驚愕!!
銭形「いてっ!!イテッ!!ボカスカ撃ってきやがって!!無駄口言ってないで早く突撃隊形をとれ馬鹿者!!!突撃だ!!!」
機動隊隊員一同「はっ・・・了解!!!」
ギビデダボ?
ルパン「訳せってか次元・・・なんでそんな格好してんだ?スレ望まれなくても再開すんぞぁ~」
正面を亀甲の様に防弾盾で覆い密集隊形をとる・・・両手で確り盾を構える機動隊員のすぐ背後では銭形が十手を構えで警杖・警棒で武装した機動隊員が構える
銭形「いいか!一気にバリケードを突破して次元と青い猫の機関砲と大砲を無力化する!その後 散開し警杖・警棒でシコタマ殴れ!今までボカスカ撃たれ怨みをはらす!・・・いいか!」
機動隊隊員一同「了解!!!」
銭形「・・・ただし生け捕りだ!加減は各自の警官としての判断に任せるがな・・・行くぞ!!突撃!!!正義は我にあり~!!!!」叫ぶや否や一人一目散に突入していく・・・左手には盾を・・・右手に十手を構え
機動隊隊員一同「了解!!!って・・・・ちょ警部待って下さい~何のための密集隊形で?あぁ~もう!!!いくぞぁぁあぁぁぁぁぁ!!!!!」」銭形を先頭に一瞬遅れて機動隊も密集隊形で一気になだれ込む・・・
盾を持つ機動隊員「うぐっ!!(警部・・・バケモンだなぁ~20㎏以上有る防弾盾を片手で持ってなんて)」盾にゴム弾と空気砲の弾が当る激しい衝撃に必死に耐えながら・・・
次元「おい!!!銭形を先頭に一気に来たぞ!!!ルパンまだか?って・・・とっつぁんのヤロ~無茶するなぁ~コレでも喰らえ!!」ズダダダダダッ!先頭の銭形を狙い撃つ・・・
銭形「ぬぐぉ!!なんの!!はははっ!!防弾盾が有れば無敵なのだワシはな~!!!」十数発の直撃弾を片手の盾で受け止め僅かに怯むも止まる気配はない
ドラえもん「わわ~もうだめだぁ~」慌てるドラえもん・・・でもドカドカと空気砲乱射中・・・
次元「なっ!?・・・マジかよ・・・コラぁ~やべぇ~な・・・ルパン早くしろ!!ゴム弾じゃ無理だ!!!なら!コレはどうだ!!」機関銃の乱射にくわえh&k hk69からグレネード弾をバシュンと射出する・・・
銭形「おがっ!!!なっ!!!」発煙弾が銭形の盾に直撃した・・・ゴスン!!鈍い衝撃音に驚き一瞬足を止める・・・弾は宙に跳ね飛びながらパッ!バュ~ッ!と煙を吹き出す
機動隊隊員一同「うわっ!!ガス?ゴホ・・・エゴッ!やばい!・・・毒か!この色は!!何だ!!」突如 土黄色の煙が猛烈に吹き出た為 隊員達は慌てる!
次元「おっ慌ててやがる!意外と効果あるなぁ~コレ!!(タダのマーカ用着色発煙弾だが)」手早く排薬再装填しh&k hk69から発煙弾を連続で数発射出する・・・銭形と機動隊は大量の土黄色の煙に包まれる!!
機動隊の陣形が乱れ・・・機動隊の突撃は止む・・・誰か数人がこの土黄色の煙を独特の臭気も有り「毒ガスか!アダムサイトか!」と叫んだ為だ・・・伏せたりモガイたり・・・混乱は必死の様相となる・・・しかし
銭形「馬鹿者!!コレは毒ガスでも嘔吐ガスでも何でもない!!!ただの煙幕だ!!ぶへっ!ごへっ!くそぉ~ぼへっ!こらっ!バラけるな早く陣形を直せ!!また機関砲に撃れるぞ!!!急げ!!!」
銭形の言葉で機動隊の混乱は治まりはじめる・・・すこし乱れながらも陣形を回復させ突撃を再開しようとする・・・
五ェ門「な!!立直しが早い!くそっ!!・・・早くせぬか!ルパン!!」その様子に攻勢に入ろうとするが一転・・・慌てて撤退しバリケード内へ逃げ込む・・・
ルパン「わぁ~ってるよ!せかすなよ!」スマートホン状の機械をエレベータのセキュリティー端末につないで操作している・・・
不二子「もぉ~!早くしなさいよ!!ルパン!!ほら!!」ルパンの袖を掴み揺さぶる
ルパン「ちょ不二子ヤメ~・・・お!動いた!!!・・・おろ?・・・なんでこの直通エレベータだけじゃなく全部のエレベータが一気に降りてくるんだ?・・・(なんかヤ~ナ予感・・・)」
不二子「さすが!!やったわね!ルパン!!」ルパンの袖を掴み揺さぶる
ルパン「あ・・・いや・・・俺はなんも・・・」浮かない顔のルパン
次元「ケッ!よーやく来たか!・・・ん?どうしたルパン?」
ルパン「・・・マズイ!!逃げよう!!!」イキナリ叫ぶと同時に駆け出す
次元「あ!おい!!」不二子「えっ?なによ!!」五ェ門「ぬむ!?」ドラえもん「わえっ?」一同突然の奇行に驚くも・・・すぐ理由を悟りルパンに続く・・・
同時に全機のエレベータが同時に開き中から武装したspの一団が現れる・・・同じくして一階の各通路からもspの集団が現れる・・・
追い込まれる様にしてルパン達は階段通路へ・・・
エレベータ前ではspと銭形率いる機動隊が衝突した・・・sp達はルパンと銭形達を分断するよう展開する・・・
銭形「ぬぐうう!!何故貴様ら何故邪魔をする!!!ルパンが進入しただろうがぁ!!!ソレにワシはicpoからルパンの強制のっぞはっ!!」ルパン追いかけようとするが・・・ガウウーン!銃声!威嚇射撃を受け怯む・・・
sp「我々の任務は強制国外退去命令を無視し・・・暴動を起こした日本軍の鎮圧です・・・ルパンはsssが処理します・・・ご安心を・・・」穏やかに言い放つも数名の機動隊員をショットガンのような銃器で撃つ・・・
銭形「おわっ!!!何をしやがるこのバカヤロォ~!!!」怒りを露にする銭形
sp「mr.銭形!これ以上は国際法廷の場に立って頂く事になりますよ・・・それと暴徒鎮圧の為の特殊弾ですから運が悪くなければ死にはハガッ!!」言い終わる前に銭形に思い切り投げと飛ばされる
銭形「ふざけるな!!!ワシにはルパンを逮捕する義務が有る!!!たとえ国際法廷で死刑になってもだ!!!・・・おい大丈夫か?」撃たれた機動隊員に近寄る・・・
機動隊隊員「ッ・・・・グァァ・・・無事であります・・・アバラが数本イカレてしまった様な気はしますが・・・ごほっ・・警部殿・・・sp共は我らに任せてルパンを!!」よろよろと立ち上がる・・・
銭形「そ・・・そうか・・・しかし」
機動隊隊員一同「ルパンを逮捕してください!!ここは!!おい!!!突破口を開くぞ!!!いくぞぁ!!日本の警察をなめんじゃねぇぁぁぁ!!!!!警部!!!今です!!!」機動隊が反撃に出る
銭形「お前らぁ~・・・よし!わかった!!!ルパァ~ン待っていろよ!!!どけぇ!!!・・・邪魔だごのやろがぁ!!!」数人のspが立ち塞がるが手持ちの防弾盾を思い切りブン投げ吹っ飛ばす
数人を殴り倒し投げ飛ばしルパンが進入した階段通路え強行突入する銭形・・・spが通路に入るのを防ぐ様に機動隊がsp共の前に出る・・・そして激しい乱闘が開始された・・・
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