みるく　えっ、私ですか！？
ハルヒ　そうよ。私が危険地帯に行くわけないでしょ。
みるく　はあ
ハルヒ　じゃあ、早速シリアまで転送するわよ。マナの光よ！　しーん
ハルヒ　あれ、マナの光よ！
　しーん
ハルヒ　あれ、おかしいわね。ここにはマナの光が届いてないのかしら？
　ハルヒは、カーテンを開けた。
ハルヒ　さて、気を取り直してもう一度。マナの光よ！
　しーん
ハルヒ　変ね、どうしてかしら…
キョン　もしかしてお前、ノーマなんじゃないか？
ハルヒ　まさか、そんなことあるわけないでしょ。
　う～う～う～(サイレン)
執行官　ノーマ管理法第1条第3項に基づき、お前を逮捕する。
ハルヒ　きゃーっ！

教育係　ジハーディストと戦うことこそ、マナの使えないノーマに許された唯一の生きる道なのです。
ハルヒ　あ～あ、変な所に連れて来られた上、こんな授業なんてかったるいわ…
放送　第一種遭遇警報！　総員、直ちに戦闘配置につけ！
ハルヒ　えっ、ちょっと…！？
ゾーラ　行くぞ、生娘たち！

　(シリア・アレッポ)
ゾーラ　練習通りやれば、死なずにすむ――
ハルヒ　(なっ、何よここ…　銃弾が飛び交ってるし、怖いじゃない。今のうちに逃げ出そう。)
アンジュ　私は皇国に帰ります！
ハルヒ　え！？

サリア　待ちなさい。命令違反は死刑よ。
ハルヒ　今のうちに逃げよう。
　ダッシュで逃げるハルヒ。
ハルヒ　はぁはぁ、さすがにもう追ってこないでしょ。
アンジュ　私は皇国に帰ります！
ハルヒ　(こいつ、まだいたのか…？)
アンジュ　何よ？　皇女である私に、何か文句でもあるの？
ハルヒ　いえ、ありませんが。
アンジュ　そう、なら付いて来ないで。
ハルヒ　(たまたま逃げた方向が同じだったんだけど…)　というか、どうやって皇国に戻るんですか？　あなたもマナが使えないんでしょう？
アンジュ　マナなんて時代遅れよ。これからの時代はこれよ。
ハルヒ　何です？
アンジュ　思い…出した…
ハルヒ　えっ？
アンジュ　綴る！
　しーん
アンジュ　…ブ、ブレイズ！
　しーん

アンジュ　お、おかしいわね。こんなはずじゃ…
ハルヒ　思い出し方が足りないのよ。もっとスタイリッシュに思い出して！
アンジュ　思いっ…出したっ！！！　綴る！！
　アンジュの手に、エクスカリバーが出現した。
ISIS戦闘員(以下「戦闘員A」)　何やってんだ、あいつら？　隙だらけじゃないか。今のうちに攻撃しちまおう。
　ダダダダ…(銃撃)
ハルヒ　きゃーっ
アンジュ　私は、皇女殿下よ。皇女殿下である私に、なんてことするのよ！？
ハルヒ　その剣でやっちまえば？
アンジュ　そうね。行くわよっ、エクスカリバーー！！
戦闘員A　ぎゃあっ(死滅)