注意
・キャラ崩壊必至のパラレルです
・話の中心は我らが第3位の美琴ちゃんがロリ設定というもの。大体打ち止めくらいの見た目です
・時系列やらなんやらおかしいことになってる部分もあります
それでも構わない方はどうぞよろしくおねがいします
それでも構わない方はどうぞ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1424232837
ー3ヶ月前ー
とある研究所にて
研究者「それに、外に出たらオリジナルと遭遇する可能性だってゼロじゃないしね」
9982号「…オリジナルとはなんでしょうか?」
研究者「そうね…。
妹達の素体、言ってみれば貴女達のお姉様、ってとこかしらね」
9982号「お姉様…。」
八月十五日
9982号(このミサカの実験予定日は今日。結局、外部研修でお姉様に会うことはありませんでした)
9982号(お姉様に会ったところで実験の進行に変わりなどない。なのに何故でしょう、あの話を聞いて以降どうしても彼女のことばかりを考えて……ッ!!)
??「ハァ…ハァ…!!!」タッタッタッ
9982号(この脳波は、まさか…)
9982号「えっ…」
9982号「貴女がミサカの、お姉、さま……?」
美琴「お姉ちゃんは…だれ?」
9982号(目の前の少女のミサカによく似た風貌、さらに発している電磁波、脳波からしておそらく彼女がオリジナル…。しかし)
9982号(まさかそれが9歳か10歳ほどの少女とは…)
9982号(たしかに素体の外見に関するデータは与えられておらず、妹達と同年齢というのは推測でしかありませんでしたが…)チラッ
9982号(これは予想外です)
9982号(しかし幼くともレベル5の第3位。自分と同一の電磁波は感じ取っているでしょうし、さすがにミサカのことをただの空似とは思わないでしょう。
実験に関するデータ以外…少なくともミサカの存在については告げるべきでしょうか)
9982号「ミサカは貴女のクr「みゃー」ーンで…」
美琴「あ、ねこちゃんが木から降りれなくなってる!!!」
9982号「なんというタイミングで。とミサカは話を遮られたことに少し憤慨します」
美琴「でもねこちゃんなら自分でなんとかできるかな」
9982号「……その可能性も否定はしません。
しかし失敗したとき重症を負ったり、最悪死亡する可能性もある。とミサカは冷静に推測します」
美琴「うっ…。じゃあ、どうすればいいの?」
9982号「そうですねぇ」
9982号(見た目だけだとしても、自分より幼いオリジナルに踏み台になってもらうのは少し気が引けますし)
9982号「ミサカがお姉様を担げば届くのではないでしょうか?とミサカは提案します」
美琴「わかった!」ニコッ
9982号「素体に抱く感情ではありませんが…、可愛らしいですね」
9982号「では、ミサカがしゃがみますのでお姉様はミサカの肩に…そうです、立ち上がりますので気をつけてください」ヨッコラセ
美琴「わー!たかーい!」キャッキャッ
9982号「遊びじゃありませんよ、とミサカはなにやらはしゃいでいるお姉様に釘をさします」
美琴「わ、わかってるよ!!」ドキッ
9982号「どうです?届きそうですか?とミサカは様子を伺います」
美琴「うーん、あとちょっとなんだけど…「みゃーっ!!」
あっ!!」バッ
9982号「うわっとミサカは驚き…ってお姉様!!」バタン
美琴「イタタタ…」
9982号「突然飛び降りるのはどうかと思います…とミサカはミサカが咄嗟にお姉様を抱えなければ怪我をしていたことを暗に非難します」
美琴「ご、ごめんなさい」
9982号「まぁ猫が急に飛び降りたのだから仕方ありません。でも気をつけてくださいね、とミサカは短時間でお転婆ぶりを発揮するお姉様に注意します」
美琴「お、お転婆じゃないもん!」
9982号「どうでしょうね」
美琴「ちがうもん!!」
こんな感じで見た目はむしろ妹なお姉様と妹達の話になる予定です
また明日投下します
レスありがとうございます
SS書くのは初めてですが、なるほど、期待の文字って禿げそうなくらい嬉しいものなんですね
当初の予定よりシリアスっぽくなってしまってますが、気にせず投下します
\ミャー/
9982号「おや、まだいたのですね。とミサカは救出した猫を視認します」
美琴「ほんとだー。こねこちゃん、近くで見るとかわいいなぁ」
9982号「こねこ?」
美琴「こどもの猫だからこねこだよ」
9982号「なるほど、とミサカは納得します」
美琴「こんなの知らないなんてお姉ちゃん変わってるぅ………あれ?」
9982号「どうかしましたか?」
美琴「そういえばお姉ちゃんはなんでわたしのことお姉様って呼ぶの?
わたしよりおっきいのに」
9982号「……」
美琴「それにママはわたしにはお姉ちゃんも妹もいないって言ってたよ。ちがったの?」
9982号「………いえ、あなたのお母様の言う通りです。
ミサカとお姉様に血縁関係はありません、とミサカは正直に答えます。しかしミサカはお姉様と同じDNAで作られているのです」
美琴「どういうこと?」
9982号「ミサカはお姉様を元に作られたクローンということです。とミサカは率直に述べます」
美琴「くろー、ん…」
9982号「ミサカはある実験のために作られました。ミサカの身体的年齢がお姉様より高いのはその為です、とミサカは補足します」
美琴「実験って…、どういうことをするの?」
9982号「ZXC741 ASD852 QWE963′」
美琴「ふぇ?」
9982号「まあ予想はしていましたがやはり答えられませんか。
実験の関係者でないなら内容についてお話することはできません、とミサカはお姉様への回答を拒否します」
美琴「……実験のことはよく分かんないけど結局お姉ちゃんは、いやあなたはわたしより年下で、だからわたしをお姉様って呼ぶの??」
9982号「そうですね、年齢的にはそうなります。とミサカは答えます」
美琴「……。」
9982号(ミサカ達にはクローンというものを世間がどう受け止めるのかはわかりません。
しかし、やはり気味のいいものではないのでしょう。
幼いお姉様には聞かせるべきではなかった。とミサカ9982号は反省します)
9982号「…その、あくまでお姉様というのはオリジナルに対するとりあえずの呼び名です、ので、お姉様が嫌なのであればミサ、カは…」ズキッ
9982号(おかしいですね、調整は完璧に済ませているはずなのに…
なぜ胸部に痛みがはしるのでしょう。なぜ言葉が淀んでしまうのでしょう)
美琴「いいよ!」
9982号「えっ…」
美琴「お姉様って呼んでいいよ!!わたしがお姉様になってあげる!!」
9982号「よろしいのですか?……ミサカはクローンなのですよ、とミサカは自らの存在について改めて伝えます」
美琴「正直くろーんとか実験とかよくわかんないけど…
わたしの方がお姉ちゃんなんでしょ!だったらそれでいいよ!!」
9982号「ありがとう、ございます…」
美琴「えへへー、気にするな妹よ!!」
9982号「……。もしかしてただお姉ちゃんぶりたいだけですか、とミサカは疑惑の目を向けます」
美琴「ち、ちがうよ!?」アセアセ
9982号「やれやれだぜ」
美琴「ちがうってばあ!!」
9982号「はいはい」
美琴「信じてないでしょもー!」
美琴「あっ!
そういえばママが前に家族には隠しごとはなしって言ってたよ!だから実験のこともついでに教え…」
9982号「それはできかねます、とミサカは即座に拒否します」
美琴「うぅ…どうしても?」
9982号「どうしても、です」
美琴「むー。だったら!答えてくれるまでつきまとってやるんだからあ!」ウガ-
9982号「はぁ、まあミサカは構いませんが」
美琴「覚悟しなさい」フフン
ーアイス屋の前にてー
アイス屋のおじさん「ほら、余ったアイス食うかい?お嬢さんたち」
美琴「わーい!」
おじさん「ほらよ」
美琴「ありがとう!……あっ、妹が先に選んでいいよ!私はお姉様だもん!!」
おじさん「ははは、お嬢ちゃんがお姉さんって設定かあ」
美琴「ちがうの!わたしがほんとにお姉様なの!!」
おじさん「そうかそうかぁ」ガハハ
美琴「もー!!!」
9982号「フッ」
美琴「笑うなぁ!!」プンスコ
ーファーストフード店にてー
美琴「ハンバーガー2個ください!」
店員「あらお嬢ちゃんが払うの?おつかいかしら。
偉いわねぇ」
美琴「ちがーう!わたしがお姉様だから買ってあげるの!!」
9982号「まあ客観的にはミサカの方が姉に見えるのは当然です、とミサカは涙目のお姉様をフォローします。
というかミサカ自身も妙に居た堪れないです、この感じ」
美琴「むぅー」
ー喫茶店にてー
9982号「ほほう、これはなかなかのものですね、とミサカはこのミルクティーに素直に感嘆の意を示します」
美琴「ふふん。でしょでしょー」
9982号「いいお店を知っているのですね」
美琴「お姉様だからね!」
9982号「そうですね、紅茶が売りのこの店でオレンジジュースを飲みながら言ってなかったらなかなかキマっていたかもしれませんね。とミサカは残念そうな視線を送ります」
美琴「こ、ここはオレンジジュースも美味しいんだよ!!」
9982号「はいはい」
ちょっと中途半端ですが今回はここまでです
せっかくほのぼのっとしてきたのに次回はまたシリアスムードに入りそうな感じです…
なおこの後の展開が原作とはだいぶ変わりますのでご注意を
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