光「765プロとの提携プロジェクト?」 (16)
P「そうだよ」
光「アタシが?」
P「何か気になることでも?」
光「何かっていうか……アタシとしては嬉しいけど、他に適任がいるんじゃないの?」
P「第一弾としての目的は、765プロとの融和というか……言ってしまえば仲良くなることだからね」
光「うん? どういうこと?」
P「光は、ヒーロー系アイドルとしては其れなりの認知が有るけれど、そもそもヒーロー系アイドルなんて全然なかったジャンルなんだよね。それは分かるよね?」
光「まぁ、それは……で、それと何の関係があるの?」
P「実は、この計画が浮上した頃には俺も仕事がなくて、いろいろ探して回ってたんだよ。で、この話を聞いて、光を売り出すチャンスだっ、と思ったわけよ」
光「うん」
P「しかも、調べてみたら765の方にもヒーロー系アイドル……と呼べるかは分かんないんだけど、それらしい子が居たんだ」
光「えっ! そうなの? ってことは、アタシはその子と組むってことになるの!?」
P「そのつもりだ」
光「で、その子の名前は!?」
P「大神環ちゃん、12歳だとさ。頑張ってね」
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環「なぁなぁおやぶん、それってどういうこと?」
P「要するに、環と、その光ちゃんがユニット的な活動をするって方針なんだよ」
環「ユニット!? たまき、すっごく楽しみ!」
P「まぁでも、正確にはユニットじゃないぞ。単に一緒に活動するってだけだ」
環「?? たまきにはよくわかんない」
P「とにかく、近いうちに顔合わせも兼ねた打ち合わせが有るから。その時詳しいことは説明されるから」
環「ふーん……どんな人だろ!」
光「楽しみだなぁ、1111プロジェクト!」
光「それにしてもアタシが第一弾かあ」
光「どんなことすればいいんだろう」
光「こんな時には士なら……」
麗奈「オイオイどういうことだ光! このレイナサマを差し置いて765プロと仕事するって聞いたぞ!」
光「あっ、麗奈」
杏「羨ましいのか〜?」
麗奈「そっ、そんなわけがないだろう! このレイナサマに限ってタカが765ごとき、歯牙にも掛けてなどないさ! アーハッハッハ……ゴホッゴホッ」
杏「どっちでもいいけど、杏としては杏のとこまで仕事が飛んでこないならそれで良いよ〜」
光「杏さんは相変わらずだなぁ! こんなにやる気なさそうなのにやる時はやるっていうのが横道ヒーローな感じがあっていいよな!」
麗奈「えっ!? そ、そうよね」
光「あー、事務所でもライダー流行らないかなー」
P「無茶言うな。俺みたいなやつを除けば、一般的に特撮は子供向けって思われてるんだよ」
光「そうなんだよねー……あーんなにカッコ良くて……カッコ良いのに!」
P「カッコ良い以外に無いのか? 俺だったらクウガのグロンギたちのゲゲルなんかも結構クるものが有るぞ」
光「怪人ならアタシはオルフェノクかなぁ」
376P「趣味嗜好は人其々ってことだ。人の数だけ、好きがあるんだよ」
光「おおー、今の、五代っぽい!」
346P「そうか?」
環「ユニットとか急に言われてもよく分かんないよー」
海美「でもすごいじゃん! 他の事務所の子とユニットなんてさ!」
桃子「ユニットじゃなくて、正確には……えっと、『一時的アイドル間交流デュオ計画』らしいよ」
恵美「ほぇ〜桃子そんなに長いのよく覚えてられるね! 偉い偉い!」
桃子「……もぅ! やめてよね!」
恵美「ゴメンゴメン」
響「……環への相談になってないぞ」
翌日
346P「よろしくお願いします!」
765P「こちらこそ、よろしくお願いします」
光「よろしく! 環ちゃん!」
環「ひかるも、よろしく!」
765P「では、本題の方に入りたいと思います」
〜〜少し前〜〜
346P「いいか光、何と言っても765プロは業界最大手だ。俺たちの成果によって、事務所の未来も変わってくる」
光「そ、そんなに大事なのか……」
346P「でも、そう気張ることはないさ。お前ならどんな人とだって仲良くなれるさ」サムズアップ
光「! そうだよね! アタシはヒーローを目指してるんだもん! どんな人でも仲良くなって、かっこ良く救ってみせる!」
346P「いや、救うことはないと思うけど……そういうことなら、心配はないな」
光「もっちろん!」
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