凛「海未ちゃん、シロップいれてよー」 (12)
凛「ブラックコーヒーなんて飲めないにゃ」ウェェ
海未「また虫歯になりますよ・・・。
目覚ましにもなりますから、たまには砂糖を控えてください」
凛「ちぇ。海未ちゃんだって一個は入れてるくせにぃ」
海未「そんなことより、採点が終わりました」
凛「どう?ねえ、海未ちゃんどう?
凛、最近ターゲットとかけっこーがんばっt」
海未「ひどい有り様でした」ギロッ
凛「?!」
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海未「はぁ・・・話になりませんよ、こんな点数では」ピラッ
凛「うぐっ・・・で、でも! 今日だって読解がんばったのに」
海未「ほら、ここです。命令形でsを付けてどうするんですか。
それに分はminuteです。これでは60秒ですよ、基礎中の基礎です。
ここも、筆者の主張と真逆です。in spite of~は習ったでしょう?」クドクド
凛「だ、だって!海未ちゃんが焦らせるからっ!」
海未「本番はもっと時間も少ないのです。
それに、凛は取れたはずの点をケアレスミスで何度も」
凛「もういいっ!
凛はひとりで勉強するにゃー!」
ガチャッ
バタンッ
海未「あ・・・」
海未「・・・っ」
◆ ◆ ◆
穂乃果『うーん、でも問題は解けるんだよね?』
海未「そうなんです。あとはもう少し、注意して解いてくれれば・・・」
穂乃果『海未ちゃん。穂乃果の大学受験の時、覚えてるでしょ?』
海未「・・・あの時も大変でした。穂乃果は次の日には説明したことを」
穂乃果『待って!
でね、凛ちゃんもそこまで来るの、大変だったと思うの』
海未「・・・」
穂乃果『凛ちゃんはさ、海未ちゃんと同じ大学いきたいって言ってるんだから』
海未「・・・そうですね」
穂乃果『それでわざわざ、海未ちゃんの下宿先まで行って見てもらってるんでしょ?』
穂乃果『そういう凛ちゃんの気持ちも汲んで欲しいなって、穂乃果は、うん』
海未「・・・・」
穂乃果『・・・・あとね、
ノート足りなくてレポート書けなくて困ってる穂乃果の気持ちも』
海未「それは関係ないでしょう!」ピッ
◆ ◆ ◆
凛「・・・・」カリカリ
凛「・・・・」ケシケシ
凛「・・・・」ウームム
ガチャ
海未「・・・・」
海未「・・・コーヒー、いれました」
凛「いい。置いといて」
海未「・・・・・」
凛「・・・・」チラッ
海未「・・・・」シュン
凛「・・・シロップ、2こ」
海未「・・・はい」
凛「・・・」カリカリ
海未「・・・」
海未「・・・先ほどは、言い過ぎました」
凛「いいよ別に。・・・凛だって、ぜんぜんだって分かってるもん」
海未「ですが、凛のがんばりを、」
凛「だからもう怒ってないよっ」ムスッ
海未「・・・」
凛「・・・」
海未「・・・」モジモジ
凛「・・・海未ちゃんてさ、詩、まだ書いてるんだよね」
海未「へっ!? な、なんでそれをっ」
凛「みせt
海未「やですよっ! なんでそんな、よりにもよって凛に、」
海未「・・・あ、別にその、そういう意味じゃ」
凛「・・・ふふっ」
海未「・・・」
凛「じゃあ、次の過去問、8割越えたら見せて?」
海未「・・・ええー・・・」
海未「でも・・・それなら、まあ、はい」
凛「あっ今8割とかムリって思ったでしょ?ひどいにゃー!」
海未「思ってません! そういう意味じゃないんですって!」
凛「あーもう怒った。ほんとキレた。
凛めちゃくちゃ集中するから首洗って待ってるがいいにゃ」キリッ
海未「・・・はいはい。では、楽しみにしていますね」クスッ
バタンッ
凛「・・・・」
凛「・・・・・」ゴクゴク
凛「・・・えへ。やっぱ、あまい」
おわり。
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