モバP「フォークロア」 (19)
のんびり書いていきます。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1423842549
書き忘れましたが、キャラのイメージを損なう場合があるので、ご注意ください。
《ショクザイガカリ》
みちる「二度目に会ったときは左腕。三度目に会ったときは左足」
みちる「実体であるかもわからない『その人』は、私の前に現れる度に、肉体を失っていきました」
『実は…あなたが食事をする度に、その分罰として、体を失っていくのです』
みちる「その言葉を真に受ける訳じゃないんですが、丁度私が風邪を引いて食事を満足にとれなかった次の日」
みちる「彼は私の前に現れて、こう言って見せました」
『ありがとう…お陰さまで、今回はあまり体を失う苦しみを味わわずにすみました』
うえやま洋介犬?
みちる「怖いとかよりも、なんだか理不尽な気持ちになりました」
みちる「だってそうじゃないですか。なんの関係もない通りすがりの私が、なんで我慢しなくちゃいけないんですか」
みちる「冗談じゃありませんよ。私は自分が好きなときに、好きなようにパンを食べるんです」フゴフゴフゴフゴ
みちる「その日私は、モヤモヤを拭い去るように、ひたすら大好きなパンを食べ続けました」
みちる「次の日、いつも『その人』が現れる場所を通りかかると、そこにはもう、『その人』の姿はありませんでした」
『…ありがとう…とても苦しかったけれど、まさか…』
『こんなに早く引き継ぎできるなんて』
食材係で贖罪係?
>>3
お察しの通りです
かな子「うん…そうなの。私の家のまえに、なんか変な人がいるのが見えるの…」
かな子「うん…右腕がないみたい。なんだろう…?」
終わり
>>5
そんな感じです
《ぱちゅり》
未央「それはごく平凡な、いつも通りの帰り道のはずだった」
ぱちゅり
未央「うへぇー、なんか踏んだー。気持ち悪ー。なに踏んじゃったんだろ…一応見てみよっかな…」「やめろ!」
未央「後ろから私にそう言ったのは、見知らぬおじさんだった」
「いいかお嬢ちゃん。下、絶対に見るなよ。靴もそのまま捨ててけ。あと、明日からは絶対にここを通るなよ」
未央「そのおじさんの顔はすごく真剣で、でも真っ青だった」
未央「言われるままに靴を脱ぎ捨てて、そのまま家に帰ったんだけど」
未央「随分水気を含んでたような《何か》を踏み潰した、あの生々しい感触…うえ、思い出しちゃたよ」
未央「私はいったい、あの日、なにを踏んだんだろうね?」
終わり
《泣くなにか》
プルルルル…
のあ「私よ」
みく『のあにゃん…みく、寮ではちゃんと一人部屋だったよね…?』
のあ「…あなたがなにを言いたいのか、わからないわ」
みく『帰ったとき、ちゃんと鍵もかかってたのに!へんなとこ、どこにもなかったのに!』グスッ
みく『泣いてる…!泣いてるんだにゃ!』グスッ
みく『誰かが…何かが…みくの布団にくるまって泣いてるんだにゃあ!』
のあ「そう。めくってみて面白かったら教えなさい。それじゃ」ピッ
みく「…え、ひどくない?」
お終わり
《家電量販店にて》
比奈「あー、聞かなきゃよかったなー、なんて思うこと、よくあることだと思うッスけど」
比奈「この間、たまたま家電量販店に行ったんスよ。DVD-ROM買いに」
比奈「冷蔵庫売り場の前を通りかかったときに、お爺さんとお婆さんがいたんスよ」
比奈「なんか、お店で一番大きな冷蔵庫を探してたみたいで、コレが一番大きいみたいよ、コレなら良さそうじゃ、なんて、ニコニコしながら仲良く買い物してたんス」
比奈「そしたら、聞こえちゃったんスよ」
比奈「何人入るかしら、って」
比奈「結局二人は、その冷蔵庫を買って帰って行ったッス」
比奈「…ホント、聞かなきゃよかったッス」
終わり
《平等》
凛「プロデューサーに付きまとっていたストーカーが誰だかわかった」
凛「私がしっかり話をつける。それからプロデューサーに会いに行こう」
凛「お疲れさま」ガチャ
モバP「お、凛か。お疲れ」カタカタ
まゆ「お疲れ様です」ガチャ
モバP「まゆもお疲れ。変な奴いなかったか?」
凛「うん、もう大丈夫だよプロデューサー」
モバP「?どういうことだ?」
凛「うん、どっちがプロデューサーのドッチを取るかで紛糾したけど」
凛「まゆが上半身、私が下半身で決まったカラ」
まゆ「ウフフ、仲良ク半分コデキテヨカッタデス」
凛「今日ハモウ誰モ事務所二来ナイシ」
「「サンニンデナカヨク、ネ?」」
終わり
《言霊》
ちひろ「ほぼ100%の人を動揺させ、時には酷く狼狽させることができる、呪いの言葉」
ちひろ「その言葉は人の心を酷く抉りすぎてしまうため、時として人を凶行にすら駆り立てるとか」
ちひろ「なーんて言うと、ホラーじゃあるまいし、そんなものあり得ない、うやむやオチだ、なんて思いますよね」
ちひろ「今回はその《呪いの言葉》、特別に教えてあげますね」
ちひろ「どちらかと言うと男性に効果があるようです。用法、用量を守って正しく使用してくださいね」
ちひろ「その言葉とは、これです」
「…あれ?もしかして…あのこと、まだバレてないと思ってます?」
終わり
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません