モバP「いつものあいつらに緊張感を与えてみる」 (39)


――――――――――――朝、事務所


がちゃ


涼「おはよーっす」

http://i.imgur.com/X6xdeyy.jpg
松永涼(18)

P「遅いぞ、涼」

涼「遅いぞって……そんなに遅れてないし」

P「15分も経過してる」

涼「あー、悪かったよ。コンビニで立ち読みしてたらすっかり夢中になってさ」

P「そんなんじゃダメだ。夏樹たちはもう来てるぞ」

涼「拓海も?」

P「おう」

涼「でも、そこで寝てるじゃん」

P「えっ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1423766069

拓海「ZZZzzz……うーん……ぐーっ……」

http://i.imgur.com/QKrieaA.jpg
向井拓海(18)

P「おい、拓海起きろ」

拓海「んあ? んだよ? なんか用か?」

P「なんか用か、じゃないよ。もう始まるってのに寝る奴があるか」

拓海「今すぐ始まるわけじゃねーだろ」

P「いや、そうだけど……」

拓海「ねみーんだよ。あと5分な……ぐーっ……」

P「……」


涼「夏樹は?」

P「そうだ、お前ら夏樹を見習え。あいつは30分前から入ってたぞ」

涼「でも、今そこでケータイしてるよ」

P「えっ」


夏樹「かーっ、マジかよ? なにやってんだか……」

http://i.imgur.com/s3j988P.jpg
木村夏樹(18)

夏樹「あー、うんうん……わかった、そこで待ってろよ……」ピッ

夏樹「ったく」

P「夏樹何やってるんだ? そろそろ始めるぞ」

夏樹「あー、悪ぃPさん。ちょっと出てくるわ」

P「へ? なぜ?」

夏樹「だりーの奴がさ、寝坊した挙句、電車乗り過ごしたんだってさ」

P「なにやってんだ……」

夏樹「だから、ちょっとバイクで迎えに行ってくるわ」

P「いや、そんなの別に……」

夏樹「すぐ戻るからさ。じゃあな」ダダッ

P「……」


涼「んで? 誰を見習えって?」

P「ぐぬぬ……」

――――――――――――事務所


P「うーむ…」

ちひろ「どうしたんです? みくにゃんが鮭のハラミ投げつけられたような顔して?」

http://i.imgur.com/E4He1Ys.jpg
千川ちひろ(??)

P「どんな顔ですか! いや、あいつらのことです」

ちひろ「ああ、涼ちゃん拓海ちゃん夏樹ちゃんですか?」

P「ちょっと緊張感なさすぎるなと思って」

ちひろ「そうですか? あの子たちっぽくていいと思いますけど」

P「いや、あいつらは事務所入った時はもっとそれなりにちゃんとしてました」

ちひろ「慣れたんだからいいんじゃないんです?」

P「ダメです! そんな甘い考えじゃ芸能界は渡っていけない」

ちひろ「そういうもんなんですか?」

P「ちょっと薬を投入する必要がありますね」

ちひろ「薬? なにか危ないフレーズに聞こえますね」

P「そういうものじゃないです。緊張感を持ってもらうためですので」

ちひろ「危ないことはしないでくださいよ」

P「その辺は大丈夫です」

ちひろ「なんか、怖いですね」

P「あいつらには良い薬です。もっとも、劇薬になるかもしれませんが……」

ちひろ「危険な臭いがしますねぇ……」

――――――――――――翌日、事務所


P「よーし。お前ら、朝礼やるぞ」

夏樹「はいよー」

涼「ん……ふあぁ」

拓海「うーす」


P(なんと覇気のない生返事だ)


P「その前に今日は紹介したい人物がいる。入ってきたまえ」

がちゃ

P「今日からみんなと共にレッスンを受ける新人だ」

愛海「棟方愛海です! よろしくお願いします!!」

http://i.imgur.com/ZB6c4JY.jpg
棟方愛海(14)

P「愛海はあくまでアイドル候補生だがな。仲良くしてやってくれ」


夏樹「あたしは木村夏樹。よろしくな」

愛海(おおお……!)

涼「アタシ、松永涼。へえ、かわいいね。ヨロシク」

愛海(おおおおおおお!!)

拓海「向井拓海だ。困ったことがあったら何でも言ってこいよ」

愛海(うっひょおおおおおおお!!!)


P「……」


P「とりあえず、愛海は初めてだからいろいろと教えてやってくれ」

夏樹「いいよ。任せてくれ」

愛海「あの」

涼「ん?どうした?」

愛海「私、緊張で汗かいちゃって……シャワー浴びたいなって」

拓海「そんなことか。シャワールームがあるから浴びてこいよ」

愛海「よかったら……皆さんと一緒に……」

涼「アタシらも?」

愛海「だ、ダメですか……?」

拓海「一緒にかよ……」

涼「でも、まあ女同士だしいいんじゃない?」

夏樹「心細いだろうしな」

拓海「しゃあねえか……」

愛海「やった! ありがとうございます!……うひひ」


P「……」


P「愛海の奴……大丈夫だろうな?」

P「問題起こしてなきゃいいけど……」


ばたーーーん!!


P「な、なんだ? この音は!?」


ばーん


夏樹「P! 大変だ!!」

P「何があったんだ?!」

夏樹「愛海がシャワー室で鼻血出してぶっ倒れた!!」

P「何やってんだ、あいつは……」

――――――――――――事務室


愛海「あいたたた……あれ? ここは?」

P「事務室のソファの上だ。鼻血出してぶっ倒れたんでここに運んできたんだよ」

愛海「そっか……いやぁ、死ぬかと思った」

P「なんだ? 夢の中でお花畑でも見えたか?」

愛海「いや、メロン畑とスイカ畑が見えた」

P「そういう表現はやめろ!」

愛海「しかし、Pさん。いい目をしてるじゃないの? これだけの素材を一手に集めるなんてなかなか出来ないよ。バスト伝道師になれるよ」

P「いらねーよ、そんな称号! 褒めてるのか貶してるのかはっきりしろ」

愛海「もちろん、褒めてるんだよ。この事務所に入って本当によかった」

P「言っておくが問題だけは起こすなよ? その時はこっちも考えるからな」

愛海「うわーお、こんな楽園から追放されたんじゃたまんないって。大人しく山は眺めることにするよ」


P(本当にわかってんのか……?)

――――――――――――翌日、事務所前


どるんどるん


拓海「おら、ついたぞ」

愛海「……」

拓海「ついたって言ってんだろ。いつまでしがみついてやがんだ」

愛海「あ……ごめんなさい。送ってもらったのに……ちょっと怖くって」

拓海「バイクのケツに乗るの初めてだったのか?」

愛海「うん……でも」

拓海「でも?」

愛海「拓海さんの背中だったら安心……かな?」テヘ

拓海「!……ま、まあ、しょうがねえな」

愛海「じゃあ、もっとぎゅーってしちゃいます!」

拓海「あ、バカ! どこ掴んでやがんだ!」

愛海「えへへへ」

拓海「ったく……」


愛海(朝から95! うひょひょひょ!!)

――――――――――――事務所廊下


夏樹「……ふわぁ……ねみい」


たたたたたたたた


夏樹「ん?……誰か走ってくるのか?」


たたたたたたたた


ばっ


愛海「おっはよーございます! 夏樹さん!!」ダキッ

夏樹「おわっ! あ、愛海?」

愛海「夏樹さん、来るの待ってんですよぉ」

夏樹「あ、あたしを?」

愛海「だって、夏樹さん、いい匂いするんですもん」

夏樹「なんだそりゃ?」

愛海「えへへへ。実はギターを教えて欲しくて」

夏樹「なんだ、そんなことか。いいぜ、着替えてくるから待ってな」

愛海「はーい。その前にもうすこし匂いを…くんくん」

夏樹「胸の匂いなんて……なんか変だぞ?」

愛海「えへへへ」



愛海(ほのかな匂いの果実も素晴らしい!)

――――――――――――休憩室、ソファ


涼「……ぐーっ……むにゃ……」

愛海「……涼さん……寝てる?」

涼「……すーっ……うーん……むにゃ」

愛海「……ふひひ」

涼「ZZZ」

愛海「……はぁ……はぁ……ひひひ」

涼「……!! 誰だっ!!」


ばあん!


愛海「ぶっ!」

涼「あ、あれ?……愛海?」

愛海「ううぅ……ひどいよ、涼さん……いきなり枕投げつけるなんて」

涼「ご、ごめんよ。なんか背中が、ぞわぞわってしたから……何しようとしてたんだ?」

愛海「涼さんがソファで寝てたから、毛布でも掛けてあげようかと思って」

涼「そりゃ悪いことしたね。ごめんよ」

愛海「いえ……ただ」

涼「ただ?」


愛海「私も……寝たいかなー……って」

涼「ああ、いいよ。ちょっと待ってな。すぐ起きるから」

愛海「あっ!! いやいやそうじゃなくて!!」

涼「??」

愛海「涼さんと……一緒に寝たいなーなんて」

涼「アタシと?」

愛海「ほ、ほら!! へ、変な意味じゃなくて!! 女同士だから……い、いいかなって……」

涼「…………」

愛海「だ、ダメですよね……」

涼「別にいいよ」

愛海「えっ!! 本当に!!?」

涼「その代わりソファだから狭いぞ。文句言うなよ?」

愛海「うんっ!!……えへへへ、涼さんあったかい」

涼「ほら、もっとこっち来ないと落っこちるぞ」

愛海「はーい」


愛海(はあああああああん!! 柔らか90マジロック!!)

――――――――――――数日後、更衣室


拓海「痛っ!」

夏樹「どうした?」

拓海「なんか、最近胸が張ってきてよ……腕上げるだけで痛てーんだ」

夏樹「まだデカくなってんのか? 何食ったらそうなる?」

拓海「変わんねーよ! そうじゃなくて」

涼「アンタ、まさか……男が?」

拓海「違えってんだろ!! 凝ってるっていうか、なんつうか」

涼「あ、でもそれアタシも最近そうだわ」

夏樹「言われてみれば、あたしも」

拓海「ここ数日なんだよな。いままでそんなことなかったのに」

涼「トレーニングのし過ぎとかそんなんじゃないよな?」

夏樹「愛海がやたら懐いて、抱きついてくるけどな」

涼「あ、それかも」

拓海「そういや、やたら胸に触りたがるな」

夏樹「女同士だから、いいとは思ってたけど」

涼「少し気をつけたほうがいいかもね」

――――――――――――事務所


愛海「んふふ♪~」

P「おい」

愛海「ん?」

P「お前、最近やり過ぎだぞ」

愛海「そう?」

P「いくら女同士でも、度がすぎると考えなければならない」

愛海「はぁ……Pさんわかってないね。これは冒険心なんだよ」

P「何言ってんだお前?」

愛海「かつて、有名な登山家は言った。なぜ山に登るのか? そこに山があるからだ」

愛海「愛海も目の前に山がある以上、もm…もとい、登らねばいけないんだよ」

P「ジョージ・マロリーの名言とお前の邪心を一緒にするな!!」ギリギリ

愛海「いひゃい! いひゃい! ほっぺたつねらないで!!」

P「口ばかり達者でレッスンもまともにしてないだろ!!」

愛海「あーん」



がちゃ


トレ「Pさん、今回のレッスンのレポートを…………な、な、何やってるんですか!?」

http://i.imgur.com/zEzbSKU.jpg
トレーナー(23)

P「え?」

愛海「お?」

トレ「離してあげてください!」バッ

P「あ、トレさん……これは……」

トレ「大丈夫、愛海ちゃん? 痛くなかった?」

愛海「う、うん……大丈夫」

トレ「Pさん、酷いじゃないですか!」

P「いえ! 違うんです! ですから……」

愛海「ありがとう、トレーナーさん。いいの、愛海がドジでダメダメだからなの」

トレ「愛海ちゃん……」

愛海「でも、愛海、トレさんに助けてもらって嬉しかったな……」

P「」

トレ「大丈夫よ。私が守ってあげるからね」

愛海「トレさん……」ギュッ

トレ「行こう、愛海ちゃん」

愛海「うん! 愛海、トレさんに抱っこしてもらいたいな」

トレ「ふふふ。愛海ちゃんは甘えん坊ね。いいわよ」

愛海「やった!!」

P「ま、待て! 愛海! まだ話は!!」

トレ「Pさん……指導は色いろあると思います。でも……」

P「トレさん! 誤解です!! 僕は」

トレ「少し……がっかりしました」

P「トレさああああん!」


愛海(鍛えぬかれたお山。これはこれで……ふひひ)ニヤリ

P(おのれ……愛海いぃ!!!)

――――――――――――翌日、事務所


拓海「……」

涼「……」

夏樹「……」

がちゃ

愛海「おはようございまーす!」

拓海「きたぞっ!」

夏樹「お、落ち着けお前ら。まだだ……まだ」

涼「い、一度深呼吸しよう」

愛海「あれあれー? みなさんどうしたんです? 顔ひきつってますよ?」

拓海「な、なんでもねえよ……」

夏樹「ああ、そうだな……な? 涼?」

涼「あ、アタシ?……ん、ま、まあ、そうかな?」


ちひろ「……Pさん」ボソッ

P「なんですか?」

ちひろ「何かあの三人ピリピリしてません?」

P「まあ、多少は…」

ちひろ「でも、良かったじゃないですか? 三人とも朝は真面目に出社してますし」

P「今のところは……ですね」

ちひろ「Pさんの言ってたお薬、早速効果が出てきましたね?」

P「へ? 薬? 何のことです?」

ちひろ「だって、三人に緊張感持たせるために愛海ちゃん入れたんじゃないんですか?」

P「僕は愛海が薬だなんて言ってませんよ?」

ちひろ「えっ?」

P「あいつはただ、スカウトの時に事務所に入れろとしつこかったんで研究生にしただけです」

ちひろ「じゃあ、薬っていうのは……」

P「それなら……」


愛海「お姉ちゃんたち……愛海避けてるみたい……ちょっと悲しい……」

拓海「ち、違う! そんなんじゃねえって!!」

夏樹「そ、そうだ! 避けてなんかないぞ!!」

涼「ちょ、ちょっと……朝はテンションが低いだけだよ」

愛海「ほんとに?」

夏樹「本当」

愛海「ほんとにほんと?」

涼「本当だってば!」

愛海「じゃあ……」

拓海「じゃあ?」

愛海「そのお山で泣かせてええええええええ!!」

http://i.imgur.com/dcwAOr8.jpg


ぴょーん


拓海「うわああああああ!!」



がしっ


愛海「あれ? 体が……浮いてる?」

???「フフフ、お嬢ちゃん。少しオイタがすぎるようだね?」

愛海「えっ」



P「お帰りなさい! 木場さん!!」

真奈美「やあ、Pくん。久し振りだね」

http://i.imgur.com/aC1lmBD.jpg
木場真奈美(25)

P「随分、時間かかりましたね……何かあったんですか?」

真奈美「例のウィルスのせいでね。検疫が長引いて空港を発つのが遅くなってしまった」

P「それは大変でしたね。ところで、清良さんは?」

清良「は~い、ここにいますよ」

http://i.imgur.com/FBHUiIZ.jpg
柳清良(23)

P「おお! 清良さん! おつかれさまでした!」

拓海「おい、P」

P「ん?」

涼「この人達は?」

P「ああ、そうか。お前たちは初めてだったな」

P「こちらは木場真奈美さんと柳清良さん。ウチのアイドルだ」

真奈美「よろしく」

清良「よろしくね」


夏樹「今までどこへ?」

P「彼女たちは国境なき医師団として、アフリカの熱病に苦しむ難民支援として派遣されていたんだ」

涼「医者?」

P「厳密に言うと医者ではないんだがな、ある有名な医師が派遣されることになり、その助手として清良さんが指名されていたんだ」

夏樹「真奈美さんも看護師?」

真奈美「私は医療関係者ではないんだがな。その医師の指名で、現地のボディーガード兼コーディネーターとして付き添いをしていたんだよ」

拓海「ボディガード……?」

真奈美「各国を放浪したおかげでその土地の情勢はよく分かるからな」

清良「一度、反政府組織の襲撃にあったけど、真奈美さんが一人で撃退したのよ。カッコ良かったわ」

真奈美「フフフ、清良くんの手助けもあったがな」


拓海「……アイドルって、なんなんだ?」


愛海「……あのぉ」

真奈美「ん?」

愛海「そろそろ……下ろしてもらえたら嬉しいかなって」

真奈美「ああ、忘れていたよ」

愛海「ん?……おおおおお! よく見たら立派なお山!!」ジタバタ

真奈美「やれやれ、なかなか困った子だな。どうする? 清良くん?」

清良「そうですねー、ちょっと治療が必要ですね」キュッ

愛海「へ? 治療?」

真奈美「そういうことだ。Pくん、奥の部屋を借りるよ?」

P「どうぞどうぞ」

愛海「え? え? 治療って? なになに? そのゴム手袋はいったい?!」



がちゃん


拓海「いっちまった……」

涼「治療っていったい……」

夏樹「すげー、嫌な予感がする……」



< おおおおおおおおおおお!!!


拓海・涼・夏樹「!!」

――――――――――――数日後、事務所


がちゃ


真奈美「おはよう! みんな!」

清良「おはようございます」


だだだだだだ


拓海「お、おはようっす!!」

夏樹「おはようございます!」

真奈美「やあ、君たち。朝早くから偉いな。しかも、事務所や玄関の掃除まで」

涼「あ、おはようございます! コーヒー淹れました!」

清良「あら? ありがとう。うふふ、気が利くのね」

真奈美「なんだ、みんな素晴らしいアイドルばかりじゃないか」

清良「本当。Pさんは困った連中がいると言ってたのにね」


夏樹(やっぱり)

涼(あいつの差金か……)

拓海(ぜってー、シメる)

ちひろ「拓海ちゃんたち、随分変わりましたね?」

P「さっそく効果が出ましたね。良かったです」

ちひろ「木場さんと柳さんでこんなに事務所の空気が変わるとは」

P「独特の雰囲気持ってますからね」

ちひろ「でも……治療っていったい何が行われてるんでしょう?」

P「僕にもわかりません。ただ……」

ちひろ「ただ?」

P「あの後、尻を押さえながら、生まれたての子鹿のような足取りで帰ってきた愛海の姿を見て、だいたい察したのかも」

ちひろ「あっ……」

――――――――――――数時間後


< ほおおおおおおおおおおお!!!


がちゃり


愛海「い……いたい……ううぅ……」

P「また、やらかしたのか。懲りない奴だ」

愛海「仕方ないでしょ……目の前にたわわな果実があるならば、据え膳食わぬはなんとやらって」

P「で、今度は誰のを触ったんだ?」

愛海「真奈美さん」

P「お前は学習能力がないのか?」

愛海「ううぅぅ……でも諦めない!! モミニケーションは愛海にとって呼吸なのだから!!」

P「もう、やめとけ。お前じゃ無理だ」

愛海「なにそれ?! まるで自分のものみたいな言い方じゃない?」

P「そうだよ」

愛海「え?」

P「この事務所のおっぱいは全て俺のもの。お前が触っていいものじゃない」

愛海「うわっ! 最悪だ! このエロプロデューサー!!」

P「ははは、どうだうらやましいか?」

愛海「みなさーん! ここに変態がいますよー!!」

P「なんとでもいえ、どうせ誰にも聞こえやしない」

愛海「ぐぬぬ……」

P「あっはっはー!!」



がちゃり


??「ほう……」

http://i.imgur.com/vHV7Gxt.jpg

P「え」

愛海「でたあああああああ!」

真奈美「どうやら本当に困った子は二人いた模様だね」

P「え、ちょ、まっt」

愛海「二人って……私関k」

真奈美「清良くん、二人だが大丈夫かい?」

清良「ええ」

http://i.imgur.com/BaeImof.jpg

P「清良さんもいたの?!」

清良「問題無いですよ。腕は二本有りますし……」

愛海「まってわたしきょうにかいm」

清良「二人同時というのはこれまで経験がありませんが……なんとかなるでしょう」キュッ キュッ

P「」

愛海「」

真奈美「さあ、大人しく尻を向けたまえ。暴れると余計に痛いぞ」

清良「それでは、いきます……ちょっとチクッとしますね」



< んほおおおおおおおおおおおおおお
< んほおおおおおおおおおおおおおお



おわり

※これで終わりです。
 ちょっとお色気モノを書くつもりがどうしてこうなった
 ちなみに僕も直腸検査を受けたことがありますが、息を吐き続けながら唸ることしか出来ませんでした。
 なお、直腸検査は医療行為ですので素人は絶対真似しないでください。
 ここまで読んでいただいてありがとうございました

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