青春とは嘘であり(中略)砕け散れ。
平塚「これはなんだ比企谷」
八幡「課題ですけど・・・」
俺の目の前にいるのは平塚静、アラサーにして独身の男性教諭。
って男・・・?平塚先生男だっけ・・・?
八幡「先生って男でしたっけ」
平塚「俺のトラウマをえぐってるのか君は」
【設定ポイント1・美人女教師なんていない】
平塚「昔から女の名前みたいでからかわれてだなー」
八幡「そんなだから結婚出来ないんですよ」
平塚「何だと?大体君のそういう態度がこの作文にー(略」
【設定ポイント2・鉄拳制裁は問題になるのでない。が、説教という名の圧迫脅迫が行われる】
平塚「もう帰っていいぞ」
八幡「」
平塚「課題は書き直せよ」
八幡「はい・・・」
平塚「以上だ」
八幡「さようなら・・・」
【設定ポイント3・放任教育のため奉仕部入部イベントはない】
比企谷邸
八幡「ただいまー」
小町「ただいまー」
八幡「いやそこはおかえりでしょ」
小町「だね」
【設定ポイント4・兄妹はあんなに仲良くないが、とくに悪くない事が大体である】
学校にて
八幡「俺の名を言ってみろォ!」
葉山「ひきがや」
戸部「ひきがや」
大岡「ひきがや」
八幡「ですよねー」
【設定ポイント5・さすがに高校で名前を間違えて覚えるやつはいない。・・・と思う】
三浦「ヒキオ」
由比ヶ浜「ヒッキー!」
八幡「そこは変わらんのか・・・」
【合致ポイント1・たまに変なアダ名つける女子はいる】
テニス部部長「まじウケルー」
八幡(相変わらずテニス部部長はチャラいな・・・)
八幡(ん?
何かとても重要な設定がない気がする・・・)
【設定ポイント6・男の娘なんていない、天使なんつていない】
体育の時間
材木座「また会ったな我が相棒よ!」
八幡「」
【合致ポイント2・でも材木座みたいなやつはいる】
平塚「奉仕部という部活作ったから入れ」
八幡「突然すね」
平塚「入らなければ君の学校生活に未来はないと思え」
八幡「最早脅迫じゃないですか・・・」
【合致ポイント3?・大人って汚い。先生って汚い。】
平塚「ここが奉仕部の部室だ」
八幡「あ、あれ?誰も居ませんよ?」
平塚「作ったばかりだから誰もいないのは当たり前だ」
【設定ポイント7・突然入った部室に学年一の美少女がいると考えることがそもそも論外なのだ・・・】
八幡「あのーなんで俺が奉仕部なんてやらなければ?」
平塚「話が進まなくなるからな」
八幡「余りにもメタ過ぎる・・・」
【大人の事情1・回避したイベントでも違う形で達成することもある】
数日後
由比ヶ浜「こ、ここが奉仕部?」
八幡「そうだ」
由比ヶ浜「ヒッキーに助けて欲しいの!」
八幡「なんで俺の名前がヒッキーなんだ」
由比ヶ浜「だって引きこもりみたいな目をしてるし」
八幡「」
【合致ポイント4・女の子って怖い】
由比ヶ浜「クッキーの作り方を教えて欲しくてさ」
八幡「市販の買えば」
由比ヶ浜「投げやりだ!?」
八幡「由比ヶ浜が投げやりという言葉を知ってるとは・・・」
由比ヶ浜「ヒッキー馬鹿にし過ぎ!キモい!死ね!」
【合致ポイント5・進学校には時々入学できた事が疑問になる頭のやつがいる】
八幡「クッキー作るんだろ?ならば実践あるのみだ」
由比ヶ浜「出来たよー」
八幡「見た目は普通だな・・・味も見てみよう」
試食中・・・
八幡「こ、これは・・・!」
旨くもなければ不味くもない・・・
つまり・・・
八幡「コメントに困る味です・・・」
由比ヶ浜「」
【設定ポイント8・女の子で極端に料理苦手なやつなぞいない。・・・いないよね?】
八幡「まあ女の子からの手作りクッキーに喜ばねーやつはいないから安心して渡せよ」
由比ヶ浜「ふーん。そんなもんなんだ」
八幡「食えんわけじゃないし心配するるな」
由比ヶ浜「ヒッキーもそう思うの?」
八幡「あぁ」
【合致ポイント6・女の子の手作りクッキーは、嬉しい】
八幡「で?誰に渡すんだ?」
由比ヶ浜「ヒッキー」
八幡「へ?」
由比ヶ浜「だからヒッキーに」
八幡「なんで?」
由比ヶ浜「好きだから」
八幡「ほ?」
由比ヶ浜「ヒッキーの事が好きだから!」
【設定ポイント9・大胆な告白は女の子の特権】
由比ヶ浜「答えは・・・?」
八幡「・・・よろしくお願いいたします」
【設定ポイント10・やったねヒッキー!ぼっちじゃなくなるよ!】
八幡「・・・やはり俺の青春ラブコメは間違ってる。いや間違ってない?」
【設定ポイント11・雪ノ下?川崎?一色?なにそれ地名?】
由比ヶ浜「ヒッキー!一緒に帰ろう!」
八幡「・・・おう」
【青春ラブコメポイント・かわいい彼女は、作れる。】
終わり
このSSまとめへのコメント
あのさぁ
イワナ、書かなかった?
ちょっとだけ面白かった気がしなくもない。
なんか斬新。
読めなくはないくらいに面白かった。