1:総統閣下も出るけどメインは提督とろーちゃんたち
2:一部世界が捻じ曲がっている(例:近隣諸国と仲のいいドイツ)
3:大天使ろーちゃん
以上を納得してくれるとみんな幸せになれます
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総統閣下1
クレープス「閣下、我がドイツ海軍潜水艦隊が深海棲艦の大規模補給部隊の撃沈成功しました。 欧州各国からも反応も上々です」
クレープス「この作戦の成功により我々は欧州各国と連帯し、思い切った攻勢に出ることができます」
総統閣下「そうか、それは何よりだ」
総統閣下「ところで、今日は月の終わりだからユーちゃんからのビデオレターが届くはずだな」
総統閣下「病弱だったのもあって他の娘以上に心配してしまう。 元気にしているのを願うばかりだ」
ブルクドルフ「............」チラッ
クレープス「閣下......それが......」
ヨードル「元気どころか日本の変態文化に侵され別人になっています」
ピッ
呂500『はーい! パパ元気にしてますかー!!』
総統閣下「!?」
呂500『U-511ユーちゃんあらため、呂500ろーちゃん、です! えへへっ、パパびっくりした?』
呂500『今日はね、ろーちゃんの所属する潜水艦隊の先輩たちを紹介するよ』
呂500『まずは艦隊のお姉さんのでっち!』
伊58『でっちじゃないって何度言えば分かるでちか!? ゴーヤでちよゴーヤ!!』
呂500『えーっと次は.....あるく18きん? の、イク!』
伊58『でちくしょぉぉぉぉぉ!
スルーするなでちぃぃぃぃぃ!!』
伊19『ゴーヤったらうるさいのね。 そんなのだから提督にご褒美貰えないのね』
伊58『提督のご褒美(飴)で尻尾振る尻軽イクちゃんは黙ってるでち!』
伊19『あ゛? 今なんて言ったのね?』
呂500『えっと、パパも会ったことあるはっちゃん』
伊8『お久しぶりです総統閣下』ペコリ
呂500『たぶん泳げないイムヤちゃん』
伊168『ちょっ......別に泳げないから浮き輪を持ってるわけじゃないからね!?』
呂500『最後に......ろーちゃん一番のお友達のしおいだよ!』
伊401『はじめまして! ろーちゃんとは仲良くさせてもらってます!』
呂500『みんな個性的な人ばかりで、ろーちゃんは毎日が楽しいですって』
呂500『今回のは短めだけど、今度はいっぱい日本のものを見せてあげるね! それじゃ・・・・あっ』
提督『......爆発音が聞こえたと思えばまたゴーヤとイクか。 姉妹艦同士もうちょい仲良くは......ん? お前たち何やってるんだ?』
呂500『あ、あぁぁぁぁぁぁっ!!』
提督『!?』
提督『ろー? どうしたんだいったい......』
呂500『ごめんなさいパパ! もう一人紹介しなきゃいけない人がいるの! あ、てーとく、こっち来て!』
提督『......ぱ、パパぁ? 』テクテク
呂500『紹介するね。 ろーちゃんの所属する第3潜水艦隊を指揮するてーとくだよ!』
提督『ああ、ドイツに送るビデオレターか。 えー......未熟ながら、U-511の所属する第3潜水艦隊を指揮しています。 貴国から譲り受けたU-511は私が責任を持って指揮しますので......』
呂500『むぅ〜! てーとくったら雰囲気かたいですって!』
提督『いや、そうは言っても私の立場ではだな.....。 そもそもパパって誰のことなんだ?』
呂500『パパはパパだよ? ろーちゃんたちドイツ艦娘みーんなのパパなのっ!!』
提督『うむむ......余計分からない』
伊8『......知らぬが仏』
伊58『終戦まで生き残った幸運の潜水艦のゴーヤ相手に勝てると思ったでちか!』
伊19『そっちこそ空母ワスプを撃沈して更に10km先の戦艦と駆逐艦に攻撃を与えたラッキー潜水艦のイクに敵うと思ってるならお笑なの!』
伊58『ゴーヤの魚雷さんはお利口さんなのでち......!』ジャキッ
伊19『イクの酸素魚雷、6発発射するのっ!』ジャキッ
提督『あっ! バカやめろ!!』
呂500『と、とにかくろーちゃんはみんなと仲良くして元気だよ! パパも身体に気をつけてね! スターリンさんとケンカばっかりしてないで仲良くしないとダメだか・・・・』
プツン
総統閣下「............」プルプルプル
総統閣下「......ドイツにいたころのユーちゃんの方がろーちゃんより可愛いと思うやつだけ残れ」
ガチャッ
ガタガタッガチャガチャ
バタン
総統閣下「・・・・どうしてああなってしまったんだッ!? 幾ら何でも変わり過ぎだろうッ!!」
総統閣下「誰にやられた! 伊号潜水艦どもか!? あの小僧か!?」
総統閣下「マジで何をしてくれてるんだ! ユーちゃんは我がドイツ国の誇りであり海軍の象徴のようなものだぞッ!!」
総統閣下「ユーちゃんはなぁ、汚れを知らない純粋無垢な女の子なんだよ! 信じて送り出したU-511がなんて展開要らないんだよッ!!」
総統閣下「日本の変態文化なんて大っ嫌いだッ!!」
ブルクドルフ「ですが閣下、可愛いから良いじゃないですか。 それにあのエロゲー翻訳して輸入したのに日本の文化は嫌いと言うのは」
総統閣下「うるさい! お前も大っ嫌いだ! 国家機密をペラペラ口にしてんじゃねえよヴァーカッ!!」
ブルクドルフ「ドイツ国内でミリオン達成した物を機密と言うには無理があります!!」
総統閣下「クソッ! ユーちゃんが、あの幸薄系キャラのユーちゃんが......!」
総統閣下「チクショォォォメェェェッッ!!」
総統閣下「確かにあのゲームは素晴らしいものだ。 兵士からドイツ軍の官給品にしろと声が挙がるのも頷ける......だが素晴らしいのはあくまでゲームだからだ」
総統閣下「このままではマックスとレーベ、ビスマルクにオイゲンちゃんまで危ない! 直ぐに日本政府に抗議の電文を送らなければ!」
総統閣下「ワシに危機感が足らんかった......!」
総統閣下「この情報を同じく娘を日本へ送っているアイツに伝えなければならない」
総統閣下「そう、スターリンだ!!」
クレープス(あの人も艦娘に自分をパパと呼ばせているのか......)
ヨードル(どうしようもないなこの国家元首)
ブルクドルフ(今更ユーちゃんよりろーちゃんが好きとは言えない)
総統閣下「......実のところ、大歓迎なんだ」
総統閣下「お前たちも知っての通り、ユーちゃんはお世辞にも身体が丈夫だとは言えない。 熱を出して寝込んでいるのを見て、何度も変わってあげれたらと思ったものだ」
総統閣下「日本へ送ると決めるのにも悩んだ。 比較的暖かい地中海で身体を壊すのに水温の低い荒波日本海に潜水させるなんて考えられなかった」
総統閣下「だが冬に帰省してきたビスマルクたちの姿を見て、ワシはユーちゃんを日本へ送ろうと決断した」
総統閣下「ドイツに居た時よりも明るく、笑顔に溢れ、まるで本当の自分らしさを見つけてきたような彼女たちの姿......もしかしたら病弱なユーちゃんも日本に行けば変わるのではないか、と思ってな」
総統閣下「まあ、変わり過ぎるのもどうかと思うが」フッ
総統閣下「だがな、姿が多少変わったからと言ってワシはユーちゃんに向ける愛情を捨てるわけでない。 新たなユーちゃんを以前より大きな愛情で迎え入れるつもりだ」
総統閣下「今の姿こそが、彼女の本当の姿なのだから......」
ヨードル「閣下............」
ヨードル「では、ユーちゃんが非常に仲睦まじい向こうの提督と特別な関係を築いても彼女の本当の姿とお許しになるのですね」
総統閣下「それとこれとは話が別だッ! ワシはユーちゃんを嫁になどやらんぞッ!!」バンッ
クレープス(本当の姿を迎え入れるとはなんだったのか)
ヨードル(やっぱりダメだなこのちょび髭)
ブルクドルフ(向こう提督が苦労しそうだ)
この流れで例の下りどう処理するか楽しみ
短いけど出始めはここまで
次回から提督とろーちゃんのターンでガンガン書けたらいいなぁと
>>13
おっぱいプルンプルンを言ってるならはちょっと処理できなかったすまぬ。 まだまだ未熟です
ま、まるゆも…
【日本 某鎮守府】
提督「......すっかり春だなあ」
提督(ろーがここに着任してはや二ヶ月か)
提督(最初はやかましい伊号潜水艦たちの中についに大人しいキャラの子が来た! と喜んでいたが......)
呂500「———タッチ! はい、次ははっちゃんが鬼だよ!」
伊8「あらら......ろーちゃん、速いですね」
伊58「ハッ! 胸に余分な脂肪を付けている船の速度なんてあんなもんでちよ。 伊号潜水艦の面汚しでちなあ」
伊168「速さが足りないわね! いつもシュトーレンばっかり食べてるからああなのよ!」
伊19「ピッチャーびびってる! な、の、ね!!」
伊8「............」パラパラ
伊8「よいしょっと」ズズズ
2cm四連装Flak38『やあ』
伊58「げっ!? 機銃!?」
伊168「はっちゃんがキレたわ!」
伊19「は、早く逃げるのね! 蜂の巣にされちゃうの!!」
伊8「はっちゃん、足が遅いから......仕方ないよね?」
伊58「仕方ないわけ———でちぃぃぃぃぃ!?」
デチィィィィィ!?
ナノネェェェェェ!!
ワオォォォォォ!!
提督「みんなに侵食されてやかましくなるとは思わなかった」
提督「まあ、キレたら機銃ぶっ放す子じゃなかっただけありがたいか」
提督「......ん? しおいの姿がないな。 いつもなら一番活発に動いてそうなのに」
伊401「呼びましたか、提督?」ヒョコッ
提督「お、しおい。 どこ行ってたんだ? てっきりみんなと鬼ごっこしてたと思ってたぞ」
伊401「んふふー......ちょっと作り物をしてたんですっ。 これ! 菜の花提督帽子!」ペカー
提督「うおっ、すげぇ!?」
伊401「そうでしょそうでしょ。 さっそく被ってみてください」
提督「了解っと......どうだ? 似合うかな?」
伊401「とっても似合ってますよ! 可愛い!」
提督「ありがとな。 そうだ、俺もしおいに花飾りを作るよ」
伊401「え? いいんですか?」
提督「任せろってんだ。 提督に不可能の二文字はないんだよ。 しおい、そこのコスモス取ってきて」
伊401「はーい」トテトテトテ
呂500「てーとく、何してるんですって?」
提督「花飾りを作るんだ。 この提督帽のお返しにな」
呂500「わっ、すごい! お花が帽子のなってる!」
提督「我が帝国海軍の誇る戦略的秘密兵器の伊401の万能さ(菜の花提督帽子)に刮目せよ! ろー!」
呂500「は、はいっ!!」
提督「............」
呂500「............」
提督「............」
呂500「......て、てーとく!」
提督「なんだ!」
呂500「かつもくって何ですって!!」
提督「———よく見ればいいんだ!」
呂500「わかりましたっ!!」ビシッ
呂500「かつもく......」ジー
提督「そうだ、じっと見るんだ」
呂500「かつもくします......」ジー
呂500「............」
提督(来た時と随分と変わったなあ。 けっこう引っ込み思案なイメージだったが、色々とはっちゃけて別人レベルだぞこれ)
呂500「......てーとく。 ちょっと、はずかしいです......」
提督「あ、す、すまない。 もう見なくていいからな?」
提督(恥ずかしがり方とか名残りは多少あるけど......ドイツに怒られないよな?)
伊401「あの〜......そろそろいいですか?」
提督「お、コスモス取ってきてくれたか。 ならさっそく......しおい?」
伊401「......提督、ろーちゃんに毒牙をかけようとしてた」
提督「ちょっと待つんだどうしてそうなる!?」
伊401「上司命令でろーちゃんに自分を見つめさせていたなんて、どう考えても変なことに繋げようとしてた証拠です! 憲兵さん呼んじゃいます!」
提督「違う! 俺はただろーに日本語を教えようとだな!」
伊401「......なーんて、冗談ですよ♪」
提督「............なんだ冗談か......止めてくれ心臓に悪い」ホッ
伊401「こっちだって本気にしちゃうと思わなかったんですから。 逆にビックリしましたよ」
提督「憲兵さんは艦娘に手を出す輩に慈悲を与えないんだから当然の反応だよ。 提督ならみんなこうさ」
伊401「あははっ。 提督は心配性ですね。 いくら提督が心配してもゆーちゃんが否定すれば提督は無罪なんですから。 ね、ゆーちゃん」
呂500「ほぇ......」ボー
提督「しおい、この反応はセーフなのかな。 俺にはそう思えないんだ」
伊401「......頑張ってください」
提督「しおいさぁんっ!? 見捨てないでくださぁい!!」
十数分後
提督「トラブルもあったけど完成した」
呂500「お花のかんむり可愛いですって!」
伊401「へえ...すごく上手ですよ提督。 案外女子力あるんですね」
提督「細かい作業は得意なんだよ。 提督になれなかったら整備員になるつもりだったし。 ま、とりあえず被ってみたらどうだ」
呂500「............」
提督「もちろん、ろーのも用意してある」スッ
呂500「!!」パァァァ
伊401「じゃじゃーん! どうです提督?」ハナカンムリー
呂500「似合ってますか?」ハナカンムリー
提督「おおー、似合ってる似合ってる。 なんかフィリピンとかパラオ辺りの南国系お姫様ってかんじ。 二人揃うとやっぱ絵になるよ」ウンウン
伊401「もうっ、提督ったら。 褒めても晴嵐さんしか出ませんよっ!」キャッ
提督「しおいさん、それ爆撃されそうなんで止めていただけますかね」
呂500「え、えと......だ、Danke!」
提督「ん、どういたしまして」
提督(しかしまあ、本当によく似合うもんだなこの二人。 個人的には艦娘で一番花飾りが似合うと思うな)
提督(日焼けと花飾りと笑顔が混ざればみんなこんなかんじになるんだろうか......)
伊58「菜の花ゴーヤでち」
伊19「菜の花魚雷なの」
伊168「菜の花スマホよ」
伊8「菜の花Flak38です」
提督(ならねえよな。 うん)
提督「お前らいつの間に作ってたんだ? あ、はっちゃんは薬莢片付けろよ」
伊58「はっちゃんの機銃が弾切れした後でち。 提督たちが花飾りを作ってたから真似してみたでち。 どうかな?」
提督「無駄にクオリティ高いのに驚きだ。 はっちゃんのFlak38とか何をしたんだアレ」
伊8「設計図を頭に叩き込んだら何とかなるものです」エッヘン
提督「いや、ならないぞ普通」
伊58「そこはほら、艦娘補正でちよ。 艦娘は大抵の事なら人並み以上できるんでちから」
提督「うーん......納得いかねえ」
◆
呂500「......あ、お日様が傾いてるって」
提督「む、もうそんな時間か。 晩御飯の用意をしなきゃな」
呂500「マミーヤには行かないの?」
提督「間宮は本来、そんなポンポン行くとこじゃないから行かないよ。 自分たちで作れるなら自分たちで作る!」
呂500「そっかぁ......ざーんねん」ショボン
提督「......代わりと言ってはなんだが、今週の土曜日はお花見するぞ」
呂500「オハナミー?」
提督「鎮守府の中庭に大きな木があるだろ? 桜っていうんだけどさ。 春はあの木の下で花を見ながら食事をするって文化が日本にはあるんだ。 それがお花見」
呂500「サクラを見ながら......あ! サケノツマミってやつだよね! ろーちゃん知ってるって!」
提督「大体は合ってる、かな? で、そこで食べる料理は間宮が用意してくれるんだ。 しかも特別豪華なのを!」
呂500「ほんとっ!?」
提督「ほんとほんと。 提督はろーに嘘吐かないよ」
呂500「やったぁっ♪」ピョンッピョンッ
伊58「そんな話は今聞いたって言うのは無粋でちね」
伊19「提督が前から秘密にしてた可能性が微粒子レベルで存在するのね」
伊401「違うと思うなー。 あの顔は今思いついたって顔だよ」ムスー
伊168「しおい......なんで不機嫌そうなの?」
伊401「べっつにー!」ムスー
伊8「イムヤ、女の子の心境は複雑なんです」
伊168「私も女の子よ!?」
伊58「青春でちねー」
伊19「なのねー」
今日の投下ここまで
このメンバーで春→夏→秋→冬と一年の行事を行う予定。 1スレで終わるかな
ところでろーちゃんの語尾『〜って』には法則かなにかあるのか。 Wikiとにらめっこしながら書くのは時間かかっちゃう
時間がちょっと取れない......次の投下は土曜日の夕方ごろになる予定
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