ゼウス「パズドラ格付けチェック」 (107)

コンマ判定でパズドラモンスターの格付けチェックを行います
亀更新だと思いますが、ご容赦ください

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1423316529

ローズ「やってきました、パズドラ格付けチェック!」

エキドナ「早い話がお正月によくやってるあれの真似だね」

ゼウス「司会はパズドラ看板と言っても過言じゃないわしらが行わせてもらうぞ」

ローズ「ここでヘラさんを呼ばず、私達を呼んだあたりにゼウスさんの欲望を感じます……」

ゼウス「この企画では、パズドラ界でも一流のモンスターの皆さんに6つの二択クイズに答えてもらう!」

ゼウス「その結果を見て、本当に一流モンスターかどうかをチェックしていくぞ!」

エキドナ「個々の最強議論をよく耳にするけど、そんなものはダンジョンや持ってるサブでコロコロ変わるからなー」

ゼウス「うむ。全問正解、一流を維持したモンスターこそが、真のモンスターと言えるだろうな」

ローズ「それではそろそろ、出場者の紹介をしたいと思います」

ローズ「まずはチーム『初代鉄板』のお二人、魔王ヴァンパイアデューク&歌姫セイレーン!」

デューク「うむ……長年培った魔王の品格、見せてくれる」

歌姫「あわわ、なんか場違いな感じが……でも頑張りましょうね、デューク様!」


ローズ「チーム『脱法進化』!覚醒ミネルヴァ&覚醒セレス!」

ミネルヴァ「脱法じゃないですってば!こほん、古株の一人として頑張らせてもらうわ」

セレス「ここで一流から転落したらまた産廃ルートまっしぐら……?頑張らなくちゃ」


ローズ「チーム『究極アンケ1位』!赤龍喚士ソニア&麒麟サクヤ!」

ソニア「魔龍族の誇りにかけて、必ずや一流を守り抜いてみせよう」

サクヤ「ソニアさんの足を引っ張らないよう、頑張ります!」


ローズ「チーム『優遇降臨』!皇子ベルゼブブ&守護神アテナ!」

ブブ「ヒャッハ―!俺様マジサイキョ―だからなぁ!一流に決まってるぜぇ!」

アテナ「産廃と言われ続けてきた私たちが、こんな舞台に……その期待に応えねば!」


ローズ「チーム『エジプト親子』!炎隼神ホルス&聖海神イシス!」

ホルス「ホルこそが、パズドラの看板ホル。それを今日こそ証明するホル!」

イシス「気をつけなさいホルス。この紹介のされ方だと、私達……石田親○ポジになりかねないから」


ローズ「そして最後はチーム『アイドル&芸人』の皆さんです!」

パンドラ「ア、アイドルだなんて、そんな……よろしくお願いしますね?」

バステト「バステトちゃんこそパズドラ界ナンバーワンアイドルにゃ!一流なのも当然にゃ!」

イザナギ「おい、誰が芸人だ!?私か、私が芸人だというのか!?」

スサノオ「諦めろ親父。修正されてもかつてのネタLSは消せないんだ。俺の顔もな……」

ゼウス「いやはや、すごいメンツがあつまったのう。本当に一流のモンスターばかりではないか」

エキドナ「全員+297、レベルマスキルマ、フル覚醒のハイパー状態か」

ローズ「他にも一流な方は沢山いましたが、チーム数の関係で今回は残念ながら不参加となっています」

エキドナ「一流を押しのけてきた、超一流の皆さんってことだな!この中に二流や三流が混じってるわけがないよな」


デューク「私は魔王だ。王が一流でないわけがないだろう」

ブブ「俺様も皇子だからなぁ、とーぜん教養もばっちりなんだぜぇ?」

イザナギ「私なんてこの国の最高神だぞ。超一流以外に考えられぬ」


エキドナ「これは失礼を、一流モンスターの皆様……」

ゼウス「さてそろそろ、この格付けチェックのルールを説明しよう」

・問題は全部で六問
・全チーム最初は『一流モンスター』のランクからスタート。問題に間違えるたびに

『一流モンスター』→『二流モンスター』→『三流モンスター』→『倉庫番』→『貯金箱』→『合成材料』

とランクが下がっていく。合成材料まで下がると……
・ランクごとに、モンスターの扱いも変わってきます
・判定はコンマで行います。絶対優秀そうなモンスターでも転落するときはしますのでご注意ください
・コンマの判定値は、状況によって変更するかもしれません


ゼウス「以上がルールじゃ。わかってもらえたかな?」

ソニア「この程度のこと、当然だろう」

ホルス「鳥頭じゃないホル。一発で理解してこそ一流ホル」

ゼウス「うむ、頼もしいのう。やはり一流モンスターは素晴らしい」

ローズ「それではルール説明も終わったところで、早速第一問に行きましょう!」

第一問『味覚』



ゼウス「お主たちには、この二つのドリンクを飲んでもらう」

歌姫「な、なんですかその恐ろしい色合いの飲み物は……?」

エキドナ「一方は冒険者の命、魔法石をミキサーにかけた最高級スタミナ回復ドリンク(一杯100万コイン)だ」

ローズ「もう一方が、ミスリットさんからぶんどった魔法石もどきを溶かした普通のドリンク(一杯5000コイン)です」

ゼウス「わかるとは思うが、この時点で既に結構石が吹っ飛んでいる。是非最高級ドリンクを当てて欲しいのう」


セレス「なんて無駄遣いなの……」

サクヤ「ミスリットさん……」

バステト「でも流石に、これは楽勝にゃ?」


ローズ「この問題の解答者は、デューク・ミネルヴァ・ソニア・ベルゼブブ・ホルス・パンドラ&イザナギさんです」

エキドナ「呼ばれた人は、二階の控え室へどうぞー」

パンドラ「わ、わかりました」

~控え室~

ローズ「こちらが控え室です。問題の準備ができるまでゆっくりしていてくださいね」

デューク「わかった」

ソニア「おお、椅子はふかふかでテーブルの上には高級料理が……」

ブブ「へへ、悪くねえ気分だな!」

ホルス「まさに一流にふさわしい待遇ホル!」

ミネルヴァ「万が一ランクダウンしたらどうなるのかしら……?」


……


ローズ「お待たせしました。準備が整いましたので、まずはデュークさんお願いします」

デューク「ついに来たか……行ってくる」

パンドラ「が、頑張ってくださいね!」

イザナギ「トップバッターだ。きっちりと決めてくるのだぞ?」

デューク「わかっている」

エキドナ「それではデュークさん、このAとBのドリンク、どちらが最高級か当ててください!」

デューク「よし。まずは見た目から……ふむ、なるほど。ではいよいよ味を……」ゴクゴク


※正誤コンマ判定
コンマ45以上で正解。00、11、22、33、44のぞろ目もボーナスで正解。

デューク↓1

他のメンバーも一緒に判定

ミネルヴァ↓2
ソニア↓3
ベルゼブブ↓4
ホルス↓5
パンドラ&イザナギ↓6

デューク「これは確実にAだ。かつてゼウスを葬るときに大量に溶かした石と同じ味がする」

エキドナ(正解!当時から苦労人だったよねえデュークさん……)



ミネルヴァ「これは……B……いや、Aだ!私の直感がAだと告げているわ!」

エキドナ(おぉー……ちょっと危なかったけど、運の強さも一流の証だよね!)



ソニア「おい、この私を馬鹿にしているのか?答えはA。甘みが全然違うじゃないか」

エキドナ(流石は現役ばりばりのソニアさん。見事に正解してきたね。やっぱ簡単すぎたかな?)



ブブ「簡単すぎてあくびがでるぜぇー!答えはBだろぉ?」

エキドナ(わお、早くも間違える馬鹿皇子発見。まあ結構予想の範囲内だったけどさー……)



ホルス「……ふっ、楽勝ホル。Bの方が色が透き通っていて綺麗ホル。よって答えはBホル!」

エキドナ(いや、安物だから色薄いんだよ。本当に焼き鳥パクーされかねないよ……)



パンドラ「これは……A?」

イザナギ「いや違う。これはBだな。Aは甘みが強すぎるからな」

パンドラ「え、でもAを飲んだら明らかに元気になれましたよ……?」

イザナギ「スイーツ好き女子だからではないか?とにかく、Bの方が品があった!」

パンドラ「それでしたら、私もBにします」

エキドナ(おいおいおい、連続正解の後に連続不正解ってどうなってんの……?)

~A部屋~(正解)


デューク「お前達もこちらを選んだか」

ミネルヴァ「あはは……私は実は勘なんだけどね」

ソニア「大丈夫だ。魔龍族の誇りにかけて、これはAが正解だと断言しよう」


~B部屋~(不正解)


ブブ「ヒャハハハハハ!なっさけねえ、あいつら間違えてやがんぜ?」

ホルス「あの高名なソニアも大したことなかったホルね!」

イザナギ「……うん、合っているはずだ。私、間違えてない」

パンドラ(何故でしょう、もの凄く嫌な予感がする……)



~~~~

エキドナ「どう思う?この結果」

ゼウス「うむ、わしとの死闘を覚えていてくれたデュークや娘ミネルヴァの正解は素直に嬉しい」

ゼウス「圧倒的な人気と強さを誇るソニアちゃんも流石と言える。じゃが後半三人は……」

ローズ「とりあえずアテナさん達、どう思います?」

アテナ「し、仕方がないですよ!ほらベルゼブブさんてノリで決めちゃう人ですし!」

イシス「ホルス……だから気をつけなさいと言ったのに……」

バステト「え、もしかしてもう一流陥落にゃ!?」

スサノオ「うちの馬鹿親父がご迷惑をおかけして申し訳ないです」

ゼウス「まあみな思うところはあるじゃろうが、そろそろ結果発表しようかの」


~~~~

~A部屋~


デューク「……何故だろう、だんだんと自信が無くなってきた」←不安になってきたが正解

ミネルヴァ「ちょ、やめてよ今更そんなこと言うなんて……」←オロオロしても正解

ソニア「案ずるな。我らの誇りをかけると言っただろう?魔龍族を信じるんだ」←自信たっぷりでも正解


~B部屋~


ブブ「オラオラ、早く来いよ~ゼウス~!」←挑発しても来ません

ホルス「ソニアとミネルヴァさえいなくなれば火リーダーは当分安泰ホル……」←いなくなりません

イザナギ「落ち着け私……私はもう、ネタキャラを脱したはずだ……」←何にせよ不正解

パンドラ「うふふふふ……これは、あれですね。駄目なフラグですね?」←その通り


ガチャッ

ゼウス「おめでとうございまああああす!」

デューク「……!よかった、これで魔王の威厳は保たれた……!」

ミネルヴァ「よかったぁぁぁ~……!」

ソニア「ふふ、だから言っただろう?魔龍族の誇りにかけて、と」




ワーワー



ブブ「はぁっ!?」

ホルス「なん……だと……!?」

パンドラ「ほら~……やっぱりですよ。この箱から災厄漏れちゃったんでしょうか……?」

イザナギ「」マッシロ



~~~~

ゼウス「まっこと残念じゃ。我がボックスに、魔法石の区別もつかない者がいるとは……」

イザナギ「うぅ……こんな、馬鹿な……」

ブブ「た、たまたまだっての!ほらあれだよ、皇子だってたまにはミスすんだよぉ!」

ソニア「あえて言うぞ。たまたまでも間違えようがない」

ホルス「ごふっ!」

スサノオ「いやほんとすみませんパンドラさん。親父にはよく言っておくんで……」

パンドラ「だ、大丈夫ですよ。これからまだまだ頑張れますし……」

ローズ「スサノオさん、人の心配をしている場合ではありませんよ?」

サクヤ「次は、私達の番ですからね……」

エキドナ「次間違えたら、この二流どもと一緒に早くも三流になる可能性あるからねぇ」

ホルス(はやくも二流『ども』呼ばわり……不味いホル……)

第一問経過時点での状態

魔王&歌姫 一流キープ

脱法進化組 一流キープ

究極一位組 一流キープ

優遇降臨組 二流転落

エジプト組 二流転落

アイドル組 二流転落


なんで開幕でこんな堕ちるんですかね……
コンマは正解の方が若干多めに出るようにしたはずなんですが、もう少し判定ぬるくするべき?
続きはまた後日

~~~~


デューク「ふぅ、なんとかなったが、実に心臓に悪い」

歌姫「さすがです、デューク様!」

バステト「むぅぅ……このバステトちゃんが二流アイドルだなんて……」

イザナギ「すまぬ……すまぬ……」

エキドナ「結構はっきりと結果が分かれちゃったけど、次いくよー!」

ゼウス「第二問はずばりこれじゃ」


第二問『音感』


ローズ「二問目は音感、つまりどれだけ優れた耳を持っているのかを確認します」

エキドナ「若干名、音楽に携わっている人がいるから、間違えるとさっき以上に恥ずかしいよー?」

歌姫「」ビクッ

バステト「」ビクッ

ゼウス「とはいえ、今度の問題は本当に簡単じゃ。確実に全員が現在のランクをキープできるだろう」

アテナ「あのお父様、あまりプレッシャーをかけないでいただけると……」

ゼウス「ここに、冒険者がダンジョンに入ってドロップを動かしたときの音がある」

ローズ「一方は普通のダンジョンのもの。一番聞きなれているものですね」

エキドナ「もう一方はね、太鼓の達人コラボの時の音だよ。間違えようがないでしょ?」

セレス「……そのコラボ、最近は来てないわよね?」

ゼウス「大丈夫じゃ。一度聞けば絶対覚えるというか、早い話がいつもの音を選べばそれが正解じゃよ」

ローズ「この問題の解答者はセイレーンさん、セレスさん、サクヤさん」

エキドナ「それからアテナ、イシス、バステト&スサノオだ。呼ばれた方はまた控え室にどうぞー」

アテナ「いま……呼び捨てにされましたね……」

イシス「これが、二流の扱いということなのね」

バステト「二流でこれって、三流以下はどうなるにゃ……?」

サクヤ「だ、大丈夫ですよ!間違えなければこれ以上は!」

スサノオ「そうだな、間違えなければいいんだよな……」

~控え室~


ローズ「それではまた、しばらくお待ちください」

イシス「わかったわ」

エンジェル「差し入れのガトーショコラと紅茶でございます」

歌姫「あ、エンジェルさん!ありがとうございます」

セレス「……うん、美味しい」

サクヤ「絶妙な苦みと甘み……間違いなくこれも高級品ですね」


アテナ「……じゅるり」

イシス「あの、私達にもいただけないかしら?」

エンジェル「ああごめんなさい。はいどうぞ。『二流』の方たちには板チョコ一枚です」ポイッ

イシス「」

バステト「……状況は思っていた以上に深刻だったにゃ」

スサノオ「提供者がエンジェルでまだよかったよ。これがクシナダだったら俺はきっと死んでた」

アテナ「あ、でもこのチョコ結構大きくて食べごたえありますよ!」モグモグ

歌姫(エンジェルさん確か、一定値を超えるとサディスティックスイッチが入ったような……)

……

ローズ「お待たせしました。まずはセイレーンさんからお願いします」

歌姫「は、はいぃ!」

セレス「もう私達の普段の関係なんてどうでもいい。とにかく、落ち着いて頑張ってくるのよ」

サクヤ「みんな揃って、これ以上ランクを下げずに笑顔で帰れるようにしましょうね」

アテナ「そうですね。自分だけでなく、みんなが虐げられていくのは見ている側も辛いですし」

イシス「ホルスのためにも、私もふんばらないとね」

バステト「正直三流以下の扱いに軽い恐怖を感じるにゃ……」

スサノオ「というより、なんで普通のランクが入ってないんだ、これ?」

ゼウス(倉庫番→合成材料は惨いと思ったから、普通を外して貯金箱をいれたんじゃよ)

スサノオ(直接脳内に!?)

エキドナ「ではセイレーンさん、まずはAとBの音を聞いてください」

A・カラ、カラカラカラ……

B・カッ!カカカカカッ!

エキドナ「さあ、どちらがコラボじゃない、いつものダンジョンのドロップ移動音だったでしょうか?」

歌姫「ええっと、答えは……」

※正誤コンマ判定
コンマ45以上で正解。00、11、22、33、44のぞろ目もボーナスで正解。

セイレーン↓1

他のメンバーも一緒に判定

セレス↓2
サクヤ↓3
アテナ↓4
イシス↓5
バステト&スサノオ↓6

歌姫「うん、大丈夫。答えはAですね!これでもダンジョン歴は長いんです、間違えるわけにはいきませんよ!」

エキドナ(うんうん、さすが歌姫。間違えるわけがなかったね)


セレス「……Aね。流石にこれは間違えようがないわ。そういえば、グルーヴコースターコラボも結構手が込んでたわよね」

エキドナ(懐かしいねー。太鼓はともかく、ダブル攻撃態勢組持ってる人は、復活望んでいる人多いんじゃないかな?)

セレス「言いたくはないけど、これを間違えたらもう、パズドラのモンスターじゃないと思うの」

エキドナ(おーう、言い切ったよ。でもぶっちゃけあたしもそう思う)


エキドナ「以上がAの音です。次にBの音を……」

サクヤ「いや、もうこれAが答えですよね?」

エキドナ(見事な即答。流石に普段からドロップ配置に気を配る多色リーダーと言ったところだね)


アテナ「わかりました!答えはBです!」フンスッ

エキドナ「」

アテナ「Bの方が、楽しげでしたし勢いもありました。やっぱりパズルは楽しくやるべきですよね!」

エキドナ「」

エキドナ(ゼウス……見てるかい?)

エキドナ(あんたの娘は、あたしらが思っている以上に、ぽんこつだったよ……!)シクシク


イシス「よし、答えはAね。よかったわ、簡単な問題で」

エキドナ「……」

イシス「あらどうしたの?」

エキドナ「いや、なんでもありません(不味いって、この流れで行くと……)


バステト「ちょっとこの問題にゃめすぎだと思うにゃ」

スサノオ「さっきの問題で親父が醜態さらしたから、きっと問題の難易度下げてくれたんだろうな」

バステト「ゼウスも鬼じゃなかったにゃ」

スサノオ「おっと悪い、解答はこっちだ」っA

エキドナ「」

エキドナ(初っ端からこんな状況なんて考慮してないっての……)

~A部屋~(正解)


歌姫「よかった~……と言いたかったんですが」

セレス「うん……」

サクヤ「素直に喜べない自分がいます……」ズーン

イシス「私も同じくよ……」

バステト「おかしいにゃ、なんでこんなに、辛いにゃ……?」プルプル

スサノオ「俺の鉄壁の心が砕け散りそうなんだが……」


~B部屋~(不正解)

アテナ「……」

アテナ「…………」

アテナ「いやいや、諦めちゃ駄目ですよアテナ」

アテナ「この状況はそう、かつての実装されたての私のコロシアムと同じじゃないですか」

アテナ「誰もこないコロシアム、でも頑張って『よくぞここまで来ました!』の練習に明け暮れて……」

アテナ「でも今じゃ、いつでもコロシアムは満員じゃないですか。挑戦者も増えて、私の人気も上がっていって……」

アテナ「そうです。最後まで諦めなかった者にこそ、勝利は訪れるのです!」

~~~~

ゼウス「わし泣きたい」ガクーン

ローズ「右に同じです」ガクーン

エキドナ「どうしてこうなった」ガクーン


ブブ「もうやめてくれよぉ……俺様のダチをこれ以上惨めにさせないでやってくれよぉ……」ボロボロ

ソニア「私からも頼む。これ以上はもうこの場にいる全員が耐えられそうにない……」ボロボロ

ミネルヴァ「もう一人の私に、残酷だけどはやく真実を伝えてあげて……」ボロボロ


ゼウス「うむ……」


~~~~



エキドナ「結果発表の時間です。正解者の部屋には格付けマスターのゼウスが入ります」

ゼウス「もう一気に行っちゃうからの?」


~A部屋~


歌姫「……しょっぱいです。私の涙が海の味です」←涙をこらえても正解

セレス「回復魔法でも心の傷は塞がらないのよ……」←ソウルキュアーしても正解

サクヤ「ごめんなさい……本当にごめんなさい……!」←号泣してしまっても正解

イシス「ああ、私が間違えたなら石田親子扱いで笑い者になっただけで済んだのに……」←今後そうなるかもだが今回は正解

バステト「アテにゃん……」←虚ろな目をしても正解

スサノオ「……いや、まだだ。俺達が、全員間違っている可能性が残ってるぞ!」←ありません

~B部屋~

アテナ「ふふふ、ここで一発逆転スターバーストな展開ってかっこいいですよね!」←逆転不可能です



ガチャッ



ゼウス「おめでとうございまーす……」

A部屋一同「「あああぁぁぁぁぁ……!」」ガックリ






アテナ「…………」

アテナ「………………」ポロッ


~~~~

第二問経過時点での状態

魔王&歌姫 一流

脱法進化組 一流

究極一位組 一流

優遇降臨組 三流転落

エジプト組 二流維持

アイドル組 二流維持


上下がぞろ目の高コンマな中で一人だけぶっちぎりで低いコンマ出すアテナェ……
書き忘れていましたが、6問目は2ランクダウンです。降臨チームは最後まで残っていられるのでしょうか。
深夜あたりにもう一度来るかもしれません。

クイズなのにコンマて

>>46
安価も考えましたが、贔屓があってもあれなので何が起こるかわからないコンマにさせていただきました。
申しわけございません。
今日は第三問のコンマ判定だけ出して終了。また後日続きを書かせていただきます

ゼウス「えー、二問目が終了したわけじゃが」

ローズ「正直予想外の事態になっていています」

エキドナ「とりあえず、鉄板チーム・脱法チーム・究極1位チームはおめでとうございます」

ゼウス「うむ、チームの二人が正解しているというのは実に素晴らしい」

ローズ「流石は数々の実績を持つ方々です。是非ともこのまま一流モンスターであってくださいね」

エキドナ「二流どもも、よく踏ん張ったね。仲間の尻拭いをするのも立派な一流の仕事だよ」

ゼウス「じゃが……」

ブブ「……」

アテナ「……」ショボン

ゼウス「まさかこのボックスの中に、三流のモンスターが紛れておるとはのう……」

ローズ(頑張ってゼウスさん!)

ゼウス「ま、まったくもって、は、恥ずかし……」ウググ

アテナ「……」プルプル

ブブ「ヒャッハハハハハハハ!」

ゼウス「!?」

ブブ「おいおいおいおい、お前の眼は節穴かゼウスさんよぉ?」

ブブ「どー見たって、こんなかで一流は俺様たちだけだろぉ?」

ゼウス「な、なんじゃと!?」

ブブ「ったくよー、どいつもこいつも保身に走りすぎなんだよ。これはバラエティ番組だろ?」

ブブ「誰かが面白おかしく間違えなきゃ、数字はとれねえんだ!」

一同「「!!」」

ブブ「仕方ねえから、俺様たちが身体張って間違えてやったんだよ!わかったか三流ども!」

アテナ「ベルゼブブさん、でも私は……」

ブブ「あー、さっきのはよかったぜアテナ。サイッコーの展開だった」

ブブ「確かに今のランクは俺様たちが最下位だ。開幕2連続失敗のどうしようもねーチームだって笑われてるだろうよ」

アテナ「……」

ブブ「だからこそ……ここから逆転して、俺様たちが一番の成績を残したら、最高に盛り上がるとは思わねえか?」

アテナ「!」

ブブ「よーっし、遊びは終わりだ。もう容赦しねぇ!テメエら全員倉庫に送り込んでやんよぉ!」

アテナ「は、はい!そうです、遊びは終わりです!終わりにしましょう!」

ソニア「ふっ……私達を倉庫に送れるものなら送ってみるがいい。私達はこのまま一流を維持し続ける」

デューク「お前達が笑いでくるなら、私達は成績で応えよう。パズドラ界のGACKTに私はなる!」

ブブ「上等だぁ!オラオラオラ、とっとと次の問題かかってこいやぁ!」

ローズ「は、はい!?」

ゼウス「次の問題は……」


第三問『味覚~チーム編~』


エキドナ「また味覚だよ!」

ホルス「お、同じことを繰り返すホルか……?」

ローズ「はい。食べるものは違いますから、また違った結果になると思われます」

ゼウス「そしてこの問題はチーム全員で挑んでもらうぞ」

イザナギ「全員、だと……?」

ゼウス「うむ。この問題はチームの二人、アイドル芸人チームは四人で協力するのじゃ」

ローズ「AとBを食べて、片方が間違いを選んでしまっても相方が正解へと導くことができるんです」

エキドナ「これなら、一問目で間違えた馬鹿舌任せにしなくてもいいから安心できるでしょ?」

スサノオ「なるほど、親父が間違えても残った三人でねじ伏せればいいんだな?」

エキドナ「その通り。パンドラは個人では正解していたから、今度こそ自分の思うように答えていいんだよ?」

パンドラ「だ、大丈夫でしょうか?」

バステト「問題ないにゃ、三対一の多数決の前には最高神も逆らえないにゃ」

イザナギ「何故かもう私だけが間違えること前提で話されている件」

エキドナ「そんじゃあ、今度は全員控え室に向かうよー」

~控え室~


ローズ「それではしばらくの間、くつろいでいてくださいね」

ミネルヴァ「はーい」


エンジェル「一流の皆様、差し入れの最高級宇治抹茶です」スッ

デューク「おお、いい香りだ」

ソニア「なんだか、落ち着く……」

セレス「まさにくつろぎの一時ね」

エンジェル「二流の方には、ペットボトルのお茶(350ml)をあげます」ポイッ

ホルス「……よくよく考えると、二流は言う程扱い酷くないホルね」

スサノオ「まあここで言う二流は普通と同じ扱いみたいだからな」

エンジェル「おら、ド三流どもは砂糖水でも吸魔の光みたいにチューチューすすってなさい」ダンッ

サクヤ「」

歌姫「あああぁぁぁ……扱いがさらに酷いことに……」

イシス「そしてなんで今、ナチュラルにラクシュミーちゃんをディスったのあの天使は……」

イザナギ「よく見ればいつの間にか椅子も無くなっているぞ……」

ブブ「やっべ、砂糖水マジ甘くてうめえわー。悪いな、テメエら苦い茶飲まされている時に俺様たちだけ甘いもんでよぉ」チューチュー

アテナ「脳に、脳に糖が回ってきましたよ!これでもう負けません!」チューチュー

パンドラ「た、たくましい……」

……

ゼウス「うおっほん!問題の準備ができたぞ」

ローズ「まずは初代鉄板チーム、デュークさんとセイレーンさんお願いします」

デューク「きたか。味覚ならば第一問で正解しているが……油断せずにいこう、姫」

歌姫「はい!ふふ、こうやってデューク様と並んで歩くのは久しぶりですね」

デューク「ああ、あの頃は毎日が大変だったな。馬鹿な私のためにワルりん狩りを姫にも手伝わせてしまったり……」

歌姫「デューク様と一緒の時間は、いつも楽しかったですよ?」

ゼウス「お主ら、はやく行かんか」

デューク「そうそう、このゼウスを倒す時は特に燃えたな」

歌姫「魔法石使っちゃいましたけど、私とデューク様のコンビネーションでついに倒したんですよね」

デューク「ああ。私と姫の連携はいつだって完璧だ。だからきっとこの問題も解けるはずだ」

ゼウス「早く行け」

~~~~


エキドナ「来たね。まずはこのアイマスクをつけて」

デューク「む?」

エキドナ「一問目と違って、見た目ですぐ答えわかっちゃうんだ。だからそのためのアイマスク」

歌姫「なるほど。はい、つけましたよ?」

エキドナ「ではお二人にはこれからAとBの二つの料理を食べてもらいます」

エキドナ「片方は安物、もう片方は最高級。高級だと思った方を選んでくださいね」

デューク「わかった」

エキドナ「ではまずAから」

デューク「……ふむ」モグモグ

エキドナ「続いてはBの料理」

歌姫「……」ゴクン


エキドナ「さあ、答えをどうぞ!」

デューク「よし」

歌姫「答えは……」


Aの料理・ゴルドラの煮つけ(一匹3000コイン)
Bの料理・チョキゴルの煮つけ(一匹500000コイン)


※正誤コンマ判定

チーム戦なのでコンマ2桁のうち、大きい方の数字をチームとしての解答とします。
奇数で正解、偶数で不正解。今回はぞろ目でも偶数だった場合は不正解とします。
たとえば鉄板チームのコンマが72だった場合、7(デューク)が2(歌姫)より大きい奇数なので、
デュークのフォローでチームは正解となります。
たとえば降臨チームのコンマが42だった場合、二人仲良く誤答を選び、チームも不正解となります

デューク&セイレーン↓1
ミネルヴァ&セレス↓2
ソニア&サクヤ↓3
ベルゼブブ&アテナ↓4
ホルス&イシス↓5
アイドル&芸人↓6

第三問経過時点での状態だけ

魔王&歌姫 二流

脱法進化組 一流!

究極一位組 二流

優遇降臨組 倉庫番

エジプト組 三流

アイドル組 二流

……降臨組はコンマの呪いでもかけられてるんですかね?
あと地味に究極アンケ組は最高の偶数値で自信満々に揃って間違える奇跡を成し遂げてくれました。
このままだと降臨組が最終問題迎える前に消えそうなので、ちょっと何か対策を考えておきます。
ありがとうございました

続き投下していきます。今日は第四問のコンマ判定まで。

デューク「ううむ……まいった、これはこれまでと違って難しいぞ。あえて選ぶなら柔らかかったAの方か?」

歌姫「うーん……私は身がしっかりしているように感じたBだと思ったんですが……」

エキドナ(最初から答えが割れた!これはどっちにいくかな?)

デューク「そう言われるとBのような気もするな……」

歌姫「いえ、私もデューク様を信じてAにします」

デューク「よいのか?情けないが、この問題に関しては自信がないぞ?」

歌姫「大丈夫です。もし間違えてもデューク様と一緒なら構いません!」

デューク「姫……よし、私も覚悟を決めよう。答えはAだ!」

エキドナ(あーっとここで初代組が一流から落ちたぁ!セイレーンがもうちょっとだけ押しが強ければねー……)



ミネルヴァ「これはBじゃないかしら?いいチョキゴル使ってるわ」

セレス「うん、私も多分Bだと思う」

エキドナ(おお、すごい!二人揃ってしっかり正解を選ぶなんて、これが一流モンスターのなせる技か!)

セレス「かなり味が違ったわよね。Aはノーマルダンジョンで手に入りそうな味に感じたんだけど」

ミネルヴァ「なんとなくだけど、巨人の塔産な気がする。昔お世話になった味というか……」

エキドナ(まじですか、産地まで当ててきたよ。恐るべし脱法進化……!)



ソニア「うむ、美味い!」

サクヤ「このしっかりした味、間違いないです!」

エキドナ(おお、流石こちらも一流の舌をお持ちのようで……)






ソニア「答えはAだ!」

サクヤ「Aですね!」






エキドナ「」

エキドナ「」

エキドナ(自信満々で……満場一致の不正解……だと……っ!??コンマ88のせい!?)

ソニア「この料理は間違いなくチョキゴルの煮つけだな」

サクヤ「ええ、間違いありません」

エキドナ(なんで料理はちゃんとわかってるのにこうも見事にはずしたの!?)

ソニア「懐かしいな……昔、母上がよく作ってくれたんだ」

サクヤ「そうなんですか?私の家ではお父様がよく作ってくれました」

ソニア「お前は食べ盛りだからこっちのチョキゴルをお食べ、私はこっちの安いゴルドラでいいからって……」シミジミ

サクヤ「まあ……私のお父様も、まったく同じことを言っていました……」シミジミ

ソニア「お互い、いい親を持ったな」

サクヤ「ええ……今度、ちゃんと里帰りしようと思います」

ソニア「母上、それからサクヤの父上殿。貴方達のおかげで、私達はこの問題を確信を持って答えられる!」っA!

エキドナ「」

エキドナ(龍喚士一家と四神一家の知りたくもない裏事情知っちゃったよ!)

エキドナ(二人とも気がついて!それ親が騙してるから!今までチョキゴルだと思ってたのは全部ゴルドラだから!)

エキドナ(ああ、そういえばグラン=ソニアもファガンも光属性の600万テーブルと500万テーブルだった!)

エキドナ(だからって娘騙すか普通!?特にソニアはまだしも、サクヤあんたチョキゴル無しでよくそのレベル行けたね!?)

エキドナ(これはこの後の正解発表が怖いよ……)

ブブ「ヒャッハ―!うんめぇー!」

アテナ「おいしいです!」キラキラ

エキドナ(衝撃の事件の後に、この絶賛転落中の二人か。でも、アテナは500万テーブルの光属性。チョキゴルだって食べ慣れ……)

ブブ「答えはA、これしかありえねぇ!」

アテナ「同じくAです!」

エキドナ「」

エキドナ(あっはっはー!もうね、なんかわかってたよ!)

エキドナ(他はともかく、この二人はあれだ、正真正銘の馬鹿なんだね!?)

エキドナ(どうすんのさ、あんたらこれで倉庫番一番乗りだよ!)

ブブ「なんかよくわかんねーけど、Aの方がうまかったぜ!」

アテナ「そうですね!なんとなくAの方が柔らかかった気がします!」

エキドナ(次いこう次……)

ホルス「……さっぱりわからんホル。どっちかというとA……?」

イシス「私もわからなかったけど、高級感を感じたのはBの方なのよねぇ……」

エキドナ(エジプト親子も答えが割れたか。この嫌な流れを断ち切ってほしいけど)

ホルス「かあちゃん、ここはホルを信じて欲しいホル。さっきのリベンジがしたいホル!」

イシス「ホルス……ええ、わかったわ。お母さんもあまり自信ないし、あなたの選んだAに賭けてみる」

ホルス「ありがとホル!」

エキドナ(イシスさん、気がついてください。お宅のお子さんは相当な馬鹿舌ですよ!)



パンドラ「うぅ……さっきと違って、よく味がわかりません……」

バステト「猫舌のバステトちゃんにこれは酷だにゃ……」

スサノオ「どっちもクシナダの飯とくらべるとなぁ……」

エキドナ(アイドル&芸人チームも苦戦中か。あと惚気てんじゃないよスサノオ)

イザナギ「……いや、これはBが正解だ!」

三人「「!?」」

エキドナ(!?)

イザナギ「……多分だが」

スサノオ「多分なのかよ!」

イザナギ「い、いや、仄かに以前食べたことのあるチョキゴルの風味があったような……気がするんだ」

バステト「本当かにゃ……?」

パンドラ「いえ、ここはイザナギさんを信じましょう」

スサノオ「仕方がないか。俺たちも確実にこっちだって答えが用意できないんだし。答えはBにするぜ」

イザナギ「あ、ありがとう……!」

バステト「にゃはは、これであってたらラッキー、はずれだったらイザナギがネタキャラ化でどっちにしろ美味しいにゃ」

イザナギ「えっ!?」

エキドナ(おお、あまり自信なさそうだったけど、あのイザナギさんが正解に導いた!そうだよ、あの人だって神様なんだもの!)

~A部屋~(不正解)


デューク「最初はあまり自信がなかったんだが……」

歌姫「ソニアさんとサクヤさんがいるというのは、心強いですね」

ソニア「任せてほしい。魔龍族の誇りにかけて、あれは幼少期に食べた煮つけと同じ味だったと断言できる」

サクヤ「今度、お父様にもチョキゴルの煮つけを作ってあげようかな」

ブブ「へっ、お前達が間違えなかったのはちょーっと残念だがなぁ。なかなか一流にしがみつくじゃねーか」

アテナ「いいんですよベルゼブブさん。だって私達、やっと正解できたんですから。えへへ、本気を出せば私だって!」エッヘン

ホルス「よかったホル。あの味音痴のイザナギの決定でアイドル芸人チームがあっちってことは、もう勝確ホル」

イシス「脱法組もとうとう間違えたのね。きっと最初期からいる神だから、舌もBBA……あら、それだと私も?」


~B部屋~(正解)

ミネルヴァ「……聞こえてるわよイシス」

セレス「とはいえ、こっちの旗色は非常に悪いわ……」

イザナギ「うう……思い出の味だったなんて……」

スサノオ「おい親父……」

イザナギ「無理だ、そんなものに私の霞がかった曖昧な記憶なんかが勝てるわけがないよ……逃げるんだぁ……」

バステト「精神ダメージで体力80%切って、へたれモードにゃ?」

パンドラ「まだ、わかりません……」


~~~~

エキドナ「えー、どうするゼウス?」

ゼウス「わしに振るな」

ローズ「どうするんですか。アテナさんのチームがもう駄目な意味でノンストップですよ」

ゼウス「あんな一昔前の族なんかと仲良くなってしまうから……」シクシク

エキドナ「不遇な時代を一緒に過ごして、究極進化で一気に化けて、お互い2way路線になって……」

ローズ「あの狂皇子が、種族も属性も飛び越えて親友だと言う程ですからね。本当に仲はいいみたいなんですよ」

エキドナ「ただ、お互いちょっと残念だったというだけで……」

ゼウス「本当にどうしてこんなことになったんじゃろうな。もう結果発表にしてしまおう……」



~~~~


エキドナ「はーい、結果発表の時間でーす」

ローズ「格付けマスターゼウスさんが入った部屋が正解ですよ」


~A部屋~


デューク「これで三問終了、一流のまま折り返しを迎えられたか」←すでに二流

歌姫「アテナさんとベルゼブブさんもいますし、なんだか歌いたい気分ですね」←このあと声を失います

ソニア「ふ、魔龍族の加護がある限り我々に負けはない」←そんな加護はありません

サクヤ「ソニアさんとチームを組めてよかったです!」←仲良く二流転落

ブブ「クケケケケケ!みろよぉ、イザナギの野郎真っ青だぜぇ?残念な奴は舌も残念ってかぁ?」←現時点で最も残念な舌

アテナ「だ、駄目ですよベルゼブブさん!でも、見たか!私達だってやるときはやるんですよ!」←ドヤ顔崩壊数秒前

ホルス「脱法進化がなんぼのもんじゃいホル―!やーいやーい、バカ舌チーム~!」←蝿レベルの舌

イシス「……ホルス、そろそろやめておきなさい。嫌な予感がしてきたわ」←予感的中


~B部屋~

ミネルヴァ「……くっ」

セレス「言いたい放題言ってくれるわねあの鳥は……」

スサノオ「これで三流か……そろそろ踏ん張らないとまずいな」

バステト「アテにゃんが元気になったのは嬉しいけど、この後の扱いを考えると複雑にゃ……」

イザナギ「すまぬ……すまぬみんなぁ……!」←土下座しているがチームの救世主

パンドラ「絶望の中に残された最後の希望は……あるのかしら?」←ありました


ゼウス「正解は……」

ガチャッ


アテナ「っ、よくぞここまで――


バタン


アテナ「――え」


ガチャッ


ゼウス「おめでとうございますっ!」

バステト「にゃ!?」

スサノオ「せ、正解!?」

イザナギ「ほ、本当に……?」

ゼウス「うむ、Bが最高級の料理!見事Bが正解じゃよ」

イザナギ「ッシャアアアアアアアァァァァァ!」ガッツポーズ

パンドラ「や、やった!希望はありましたよ皆さん!」

ミネルヴァ「……ふふふ」

セレス「だーれが馬鹿舌ですって?蝿に焼き鳥さん?」




デューク「ぬああああ、ぬかったか!あの時、姫の意見を尊重していれば!」

歌姫「いえ、私がデューク様についていくと決めたのですから、仕方がないですよ」

ホルス「ホルァ!?ホルホルホルホル……モルスァ……」

イシス「帰ってらっしゃいホルス。ね、だから言ったでしょう?油断すると大抵こうなるのよ……」

ブブ「あ、あんのクソジジイ……フェイントで一瞬こっち開けやがって……!」

アテナ「――はっ!?とっても残酷な夢を見ていました!」

ブブ「残念だがこれ現実だよぉ……やっべぇ、そろそろ冗談抜きで本気出さねえと、マジやっべぇ……」

アテナ「わ、私達もしかしなくても倉庫番ですか!?」

ブブ「ああ、シャレになんねえやばさだ。だが……」


ソニア「……これはつまり、そういうことだろうかサクヤ?」ゴゴゴゴゴゴ……

サクヤ「ええ、おそらくソニアさんが考えている通りかと」ゴゴゴゴゴゴ……


ブブ「こいつら違った意味でやべぇよ……」ブルブル

アテナ「」カタカタカタ……


~~~~

ゼウス「えー……非常に残念な結果じゃ」

エキドナ「間違い乱発、自信を持って答えて一流の凄さを見せつけたのは脱法進化チームのみ」

ミネルヴァ「ふふふ、これが私達の真の力よ!」

セレス「……もう産廃なんて言わせない」ブイ

ローズ「あとの方々は散々な有様です。イザナギさんはかろうじて奇跡を起こしましたが……」

イザナギ「おぅ、既に二流だと正解していても微妙に扱いがひどいな」

ローズ「特にアテナさんとサクヤさん、酷すぎないですか?チョキゴルと言えば光属性垂涎の品ですよ?」

アテナ「……返す言葉もありません」


サクヤ「――では、グランさんの体力を一撃で程よく削って四神乱舞。闇にしてから本気の光寄せ四源の舞でよろしいですか?」コソコソ

ソニア「ああ、それなら確実に母上に強烈なお灸を据えられる。黄龍は任せろ。エンハンス闇列パリンパリンでオーバーキルだ」コソコソ


ローズ「えーと……」

エキドナ「あの二人はもうちょっとそっとしておきな。二人とも今日初めて本当のチョキゴルを知ったんだよ……」

ミネルヴァ「これが終わったら、美味しいチョキゴル出すお店に連れて行ってあげよう……」

ゼウス「うおっほん!とにかくじゃ、事態はわしらの予想を超えて大変なこととなっておる」

初代鉄板『二流モンスター』

脱法進化『一流モンスター』

究極一位『二流モンスター』

優遇降臨『倉庫番』

エジプト『三流モンスター』

アイドル『二流モンスター』


ゼウス「まあ、二流まではいいとしよう。二流=普通じゃし。普通の方がいいときもあるからのう」

エキドナ「問題は三流以下なんだよねぇ……」

ローズ「残る問題は3問ですが、実は最終問題は2ランクダウンなんです」

全員「!?」

エキドナ「本来はそこで、安全圏と思われていた二流の人ですら冷や汗を流すんだけど……」

ゼウス「そこの蝿野郎、お主は最終問題前に消える可能性が高い」

ゼウス「わしの娘を道連れにしてな」

ブブ「うぐぐ……」

ソニア「待て、ということは私達もこのまま連続で間違えると……」

ローズ「4問目で三流、5問目で倉庫番、6問目で貯金箱飛ばして合成……はい、消える可能性ありです」

サクヤ「……お父様を問い詰める前に自分が消えてしまっては意味がありません。ここは気を引き締め直さないと!」

セレス「私達はとりあえず消えることはないけど、最悪貯金箱コースなのね……」

ゼウス「その通りじゃ。そしてそろそろゆくぞ、第四問目じゃ!」

第四問『演出』



ローズ「第四問は演出。これから皆さんにはとあるツイッターの発言を見てもらいます」

エキドナ「一つは有名なプロデューサーの発言。もう一つは最近ツイッターを始めたばかりのとあるモンスターの発言だよ」

デューク「有名な方を選べばいいのだな。しかし、いまいち問題の意図が読めぬのだが……」

ローズ「ツイッターは使い方を誤れば、自身を焼き尽くす恐ろしいものです」

ローズ「しかしプロともなってくると、自らほどよく炎上させて注目を集めたりもするそうですよ」

エキドナ「つまり注目を集めるためのプロの演出か、何も考えていない馬鹿の発言かを判断すればいいんだよ」

イシス「なるほど……」

ゼウス「この問題もまたチーム戦じゃからな」

エキドナ「それじゃ初代鉄板、脱法進化、究極一位、エジプト、アイドル&芸人チームは控え室のほうにお願いしまーす」

ホルス「こ、これ以上落ちるわけにはいかないホル……」テクテク

スサノオ「気が抜けねえな……」テクテク




ブブ「オオオォォォイ!?今、ふっつーにはぶりやがったな!?」ズダダダダ!

アテナ「点呼もされない……そう、懐かしい苦い思い出!これが倉庫番の扱いですよ……!」ズダダダダ!

~控え室~


エンジェル「一流モンスターのお二人には、高級重箱弁当でございます」スッ

ミネルヴァ「おお、ちょうどお腹空いてきてたのよ」モグモグ

セレス「だからってこの量は無駄に多すぎだと思うんだけど」モグモグ


エンジェル「二流の皆様は幕の内弁当をどうぞ」ポイッ

デューク「……普通に美味そうな弁当だ」

歌姫「あ、この卵焼き中に明太子入ってますよ!」

ソニア「家庭の味が信じられなくなってしまった私達にはありがたい品だな」モグモグ

サクヤ「これからは自分の味を家庭の味にしようと思います。私これでも結構料理は得意ですし」モグモグ

スサノオ「やっぱ中華料理が得意なのか?うちの嫁のクシナダは和食が得意なんだが……」モグモグ

イザナギ「ビバ和食!」モグモグ

バステト「私はとりあえず魚が入っていれば大抵のお弁当はいけるにゃ」モグモグ

パンドラ「美味しいです……ね……?」チラリ


エンジェル「ほーら、三流親子にはきゅうりをやろう」ポイッ

ホルス「覚悟はしていたけど、めっちゃ辛いホル……」ボリボリ

イシス「ねえ知ってるホルス?きゅうりって世界一栄養がないのよ」ボリボリ


エンジェル「おら倉庫番、それ食って問題答えたらとっとと掃除に戻りなさい」ゲシッ

ブブ「いってぇ!?あ、あの野郎とうとう物理攻撃までしてきやがったぞおい……」

アテナ「そして転がすように渡されたのが……」

龍種「…………」

ブブ「ドラゴンシードと水道水……だと……」

アテナ「これは、育てて食べろということなのか、種は後で倉庫にしまえということなのか、どちらなのでしょう……?」


パンドラ(ああ、皆さんあちらをあえて見ないようにお弁当に集中していたのね……)モグモグ


……

ローズ「はい、恒例となりましたがまずは初代鉄板組のお二人。AとBの発言を見てください」



・4倍が期待されてる!4倍にした!じゃ、一瞬てまゲーム崩壊ですよ^^;
・実質一割に入っちゃったんですかね、ゴメンなさい(>_<)
・お前ごときにこのベルゼブブ様は使いこなせねぇよ!www
・面白過ぎたらごめんなさい
・バールベックは、アレスとか赤ノエルドラゴンがリーダーのときにリーダーチェンジすると面白い動きするのでオススメです。
・ゴメンなさい、そんな面白い動きしなかった。。。
・森の奥に一輪の花が咲いてるんですよ



・間違いは誰にでもあるからな。わしを使ってもいいんじゃよ?
・属性はパズドラ界最大火力を叩き出すクシナダヒメと同じ木属性
・初登場時から常に最強議論に名を連ねる太陽神ラーより高いHP
・あらゆるPTに組み込められるサブのエキスパート、エキドナより高い攻撃力
・圧倒的人気を誇るリーダーモンスターの需要の塊、サタンより高い回復力
・リーダースキルはパズドラ界全モンスター中トップのステータスを誇る最強モンスターギガンテスグレイトと同じド根性
・スキルは全てのリーダースキルを使いこなす無限の可能性を秘めた大天狗の舞
・それがわし


デューク「……」イラッ

歌姫「……」イラッ


ローズ「で、では有名なプロデューサーの演出と思われる発言はどちらでしょうか?」

デューク「あ、ああ……」

歌姫「こ、答えはですね……」


※正誤コンマ判定

チーム戦なのでコンマ2桁のうち、大きい方の数字をチームとしての解答とします。
奇数で正解、偶数で不正解。
たとえば鉄板チームのコンマが72だった場合、7(デューク)が2(歌姫)より大きい奇数なので、
デュークのフォローでチームは正解となります。
たとえば降臨チームのコンマが42だった場合、二人仲良く誤答を選び、チームも不正解となります
若干の救済として、今回はぞろ目だった場合は無条件での正解とします

デューク&歌姫↓1
ミネルヴァ&セレス↓2
ソニア&サクヤ↓3
ベルゼブブ&アテナ↓4
ホルス&イシス↓5
アイドル&芸人↓6

続きです。本日は第五問目のコンマ判定まで。

デューク「これは簡単だな。答えはBだ。Aはただただストレスしか感じなかったからな」

歌姫「よかった、私もデューク様と同じでBだと思ったんです。Aを書いた人には滅びの唄を聴かせたくなりましたもん」

デューク「よし、今回は答えが一致したぞ。改めて答えはB!」

エキドナ(な、なんてこってい……パズドラ界を初期からずっと見守り続けてきた二人が……あたしの親友達が……)

エキドナ(疑うこともせず、不正解を選んで……三流になっちまったよ……!)

エキドナ(いやね、二人の意見はあたしもすっごい理解できるんだけどさ?とにかく消えないよう頑張っておくれ)



ミネルヴァ「うー……難しいわね……」

セレス「ここにきて難問ね……」

エキドナ(さあ続いて唯一の一流モンスター、脱法進化神の二人だけど……)

ミネルヴァ「なんとなくAのような……駄目だ、わからない。セレスさんの答えに合わせてもいい?」

セレス「いいの?私はBだと思ったんだけど」

ミネルヴァ「理由は?」

セレス「一瞬てまゲーム崩壊……多分、濁点のミスなんでしょうけど、そんなわかりやすいミスを放置する?」

セレス「プロデューサーという仕事なら、誤字脱字は過人一倍敏感になると思うの。だからAが素人かなって」

ミネルヴァ「なるほど……説得力あるし、私もBにするわ」

エキドナ(あああぁぁぁぁ!ここで最後の砦が落ちた!あたしらのボックスに一流モンスターは一人もいなかった!)

エキドナ(やばいって!)



ソニア「……とりあえず、私は両方とも焼き払いたくなったんだが?」

サクヤ「確かにそうなんですけど、よく見てくださいBの書き込みを」

ソニア「おそらくは大天狗のツイッターなんだろうが……」

サクヤ「こうやって天狗さんを紹介されると、本当に天狗さんが最強に見えてきませんか?」

ソニア「ううむ、確かに。冷静に見ればすぐにわかるが、しかし目を惹いたのは事実だ」

サクヤ「なんでもないことにさえ注目を集めさせる。これこそ、敏腕プロデューサーのなせる技なのではないでしょうか?」

ソニア「一理あるな。それに大天狗も要所要所で本当に活躍するらしいし……よし、ここはBでいく!」

エキドナ(誰か、誰かこの流れを止めて!第一問では優秀だった3チームが途端に転落を始めたの!)

エキドナ(究極アンケ1位の二人が揃って三流って不味いよ!次の究極アンケにも影響でかねないよ!)

エキドナ(そしてこのままだと、次に答える降臨組の二人が……!)

アテナ「うーん……」

ブブ「これは……」

アテナ「よし、なんだか強そうなモンスターさんを紹介しているBにします!」

エキドナ(アテナァァァァァァァァァ!ストップ、ストップ!それを選んじゃったらあんたらいよいよ貯金箱……)

ブブ「ま、待ってくれアテナ!」

アテナ「!?」

エキドナ(!?)

ブブ「これまで散々間違えてきて、どの口がほざくんだって思うかもしれねぇが……」

ブブ「今回だけは、俺様を信じて欲しい。……答えはA、こっちがプロデューサーのツイートだ」

アテナ「そ、そうなんですか?ベルゼブブさん、何か確信を持っていらっしゃるみたいですが……」

ブブ「……俺様は見ての通り、こんなんだ。黒歴史ってもんも一杯持ってる。もしかしたら今も増えてるかもしれない」

ブブ「そんな数ある黒歴史の中でもこれは……一番消したい思い出なんだよ」

アテナ「?」

ブブ「お前ごときにこのベルゼブブ様は使いこなせねぇよ!www……これは、当時焦ってた俺様がアカウント乗っ取って発言したんだ」

エキドナ(まさかの真実!?)

ブブ「あの頃は今以上に馬鹿でワルだったぜ……とにかく、アレがある以上、Aが答えなのは違いねえよ」

アテナ「……わかりました!ここは友の言葉を信じ、私も答えをAに変えさせていただきます!」

ブブ「ありがてえ!」

アテナ「でもということは、他の一瞬てまとかよくわかんないこと言ってるのもベルゼブブさんなんですか?」スタスタ

ブブ「そっちは俺じゃねえ、本物のプロデューサーだ。……そう思うと元から俺様と同レベルみてえだな」スタスタ

エキドナ(つ、ついに!ついに垂直落下し続けてきた降臨チームが本日初めての正解だよ!)ウルウル

エキドナ(アカウント乗っ取りが本当ならあれだけど、とにかく初正解おめでとうベルゼブブ!)

ホルス「Aはひたすらうざいホル。よって答えはBホルね」

イシス「面白い動きってなによ、全体的に腹が立つから答えはBにしておこうかしら」

エキドナ(あぁー……そしてせっかくの流れを断って、エジプト親子までも倉庫番に!)

ホルス「……」

イシス「……」

エキドナ(ん?)

ホルス「母ちゃん母ちゃん、こうやって自分の思った通りに選んで、ホル達は今このランクになったホル」

イシス「もしかして、同じこと考えてる?」

ホルス「母ちゃんの子だから当然ホル。……ここはあえて、逆のAを選ぶホル!」

イシス「ええ、残念だけど今私達親子に勢いはない。だからこそ、ここは逆を選ばせてもらうわ」

エキドナ(で、でたー!本家格付けでもたまにあった、自分の答えの逆を選んで正解に行こうとする連中!)

エキドナ(理由も何もあったもんじゃないけど、最終的に正解にたどり着ければいい!ぎりぎり踏み止まったよこの親子!)



パンドラ「……」

バステト「……」

スサノオ「……」

イザナギ「……」

四人「「……全然わからない」」

パンドラ「これ、本当にどっちか有名な人の発言なんですか?」

エキドナ「はい、片方は演出でうざったい言い回しになっているんです(多分ね)」

スサノオ「流石に4問目、今まで以上に難しいな……」

バステト「さっぱりすぎるにゃ。ここはさっきの勢いに乗って、もう一度イザナギに任せるにゃ?」

イザナギ「おぉ、私への信仰心が……!むむむ、よし!私の勘では答えはAだ!」

バステト「それじゃAに行くにゃ。間違っていたらやっぱりイザナギだけが笑いものになるにゃ」

イザナギ「え!?」

エキドナ(選び方がアレだけど、イザナギさんここに来て連続正解!神様の本領発揮か?)

~A部屋(正解)~


ホルス「……これは逆に行って失敗したパターンホル?」

イシス「まだ、まだわからないわよ……」

イザナギ「大丈夫だ、私は今、ノッているんだ……」ガタガタ

スサノオ「親父、ちょっとは落ち着け」

バステト「でも成績優秀組がみんなBを選んでるのはキツイにゃ」

パンドラ「で、でもこっちが不正解だと、アテナさん達が……」

アテナ「いえ、大丈夫です!今回こそは!」

ベルゼブブ「ああ、テメエら安心してくれ。この問題だけは絶対の自信がある」


~B部屋(不正解)~


デューク「二流と一流の者が集まったか……」

歌姫「本来であれば、喜んでいいシーンなんだけど……」

ミネルヴァ「こっちが正解だと、アテナ達がいよいよ貯金箱になるのよ」

セレス「不本意だけど、こっちが間違っていてほしい気がしないでもない」

ソニア「くっ、これが一流の余裕か。我々が外したら、一流が誰もいなくなるんだぞ?」

サクヤ「そして私達は三流、合成材料の未来が現実味をおびてきてしまうんです……」


~~~~

ゼウス「……一流が消えおった」

ローズ「あと二問、耐えられるんでしょうか?」

エキドナ「あたしやだよ、貯金箱と倉庫番まみれのボックスなんて……」

ゼウス「正直わしも、ここまで酷くなるとはおもっておらんかった」

ローズ「でもとりあえず、降臨優遇チームは初正解を出して首の皮一枚繋がりました」

ローズ「これで次の問題を全チームがはずしても、皆さん最終問題に臨むことは可能です」

ゼウス「ううむ、次の結果次第では、本当に救済措置が必要かもしれぬな」

エキドナ「そうだね。それじゃあちゃっちゃと悲惨な答え合わせの時間といこうか」


~~~~


~A部屋~


ホルス「ホルが倉庫番なんて嫌ホル……」

イシス「きっとそうなったら、呼ばれ方は焼き鳥とBBAでしょうね……」

イザナギ「わ、私はきっと名前の後ろに(笑)がつけられるんだ……」

スサノオ「別に呼ばれ方はどうでもいいだろ。きっと英文字になる程度だって」

バステト「クソ猫とか言われたら普通に凹むにゃ……」

パンドラ「希望を持ちましょうよ!どうしてもう間違えている前提なんですか!?」←希望を持って正解

アテナ「そうですよ!今までちょっと調子悪かっただけで、私はこれでも守護神です!」エヘン!←個人成績最下位

ベルゼブブ「ああ、俺様だって奈落の皇子、悪魔を束ねるデモンズヘッドだ!ここで正解ださなきゃ男じゃねえ!」←見事初正解


~B部屋~


デューク「……燃えているな、ベルゼブブのやつ」

歌姫「貯金箱になりかねない状況ですからね」←徐々に貯金箱が近づいています

ミネルヴァ「大丈夫、私だって同じ戦女神なんだ……」

セレス「さっきはああ言ったけど、やっぱり正解して一流キープしたいわね」←駄目でした

ソニア「ここで間違えたら、魔龍族全体の誇りに傷がついてしまう……」←もう傷つきました

サクヤ「三流はさすがに嫌ですよ……」←この後三流の洗礼を受けます


ゼウス「では正解はこちら!」



ガチャッ

ゼウス「おめでとうございまーす!」



ブブ「ッシャ―――――――――!!!!」グッ!



replay

ブブ「ッシャ―――――――――!!!!」グッ!

replay

ブブ「ッシャ―――――――――!!!!」グッ!


アテナ「や、やった!やりましたよ!初正解ですよ!」ウルウル

ゼウス「うんうん、よかったのぉアテナ」

ホルス「やっぱり逆を選んで正解だったホル!」

イシス「でも本来は間違えていたと思うと、私達は実質倉庫番なのね……」

イザナギ「なに、運も実力のうちだ!落ちコン頼りの時もあるだろう?」キラキラ

スサノオ「ほんっとーに親父は体力ある時は元気だよなぁ、無駄に」

バステト「でもちょっと見直したにゃ。これでまだ二流維持……」

パンドラ「現状況下では、トップタイの成績です!」



デューク「ごぱぁ!?」

ミネルヴァ「デュークが血を吐いた!?」

歌姫「は、はやく回復を!?」

セレス「……これ、私がやらかしたのね」ズーン

ソニア「こ、これはまずい。これ以上先には行きたくない……!」ガタガタ

サクヤ「ほ、本当にここから先は通りたくありません……!」ガタガタ


~~~~

ゼウス「……諸君、お疲れ様じゃ。とりあえずまず現状を把握してほしい」


初代鉄板『三流モンスター』

脱法進化『二流モンスター』

究極一位『三流モンスター』

優遇降臨『倉庫番』

エジプト『三流モンスター』

アイドル『二流モンスター』


ゼウス「一流はおらんわ、三流と倉庫番で溢れかえっとるわ……なんてザマじゃ!」

ゼウス「お主らを一流だと信じていたわしのピュアな気持ちを返せ!」

セレス「くっ……」

ゼウス「まあしかしじゃ、とりあえず降臨組は初正解おめでとう」

ローズ「既に壊滅的なランクですが、それでも正解できたという事実は高く評価できるでしょう」

アテナ「えへへ!やりました!」

ブブ「みてろよぉ、まだ俺らは腐っちゃいねえってところ見せてやっからよぉ!」

ゼウス「脱法組は残念だったの。まあわしの分身食ったりするからじゃな」

ミネルヴァ「途端に辛辣!」

セレス(全能神のあなたがそんなだから、脱法組はみんな神タイプ投げ捨てるのよ)

ゼウス「運よく難を逃れたエジプト親子とアイドル芸人も見事じゃ。そんな中……」

ゼウス「何か言い訳はあるかな、くっ殺に開幕欠損即イキビッチ」

ソニア「!?」

サクヤ「!?」

歌姫「な、酷いですそんな呼び方――」

ゼウス「黙れ歌姫もとい泡姫」

歌姫「」

デューク「貴様――」

ゼウス「控えよ露出狂」

デューク「」


エキドナ(ああ、問題も終盤にさしかかっていよいよ全能神の本性がでてきちゃったよ)

サクヤ「ビ、ビッチ違います!即イキもしません!処女賭けてもいいですよ!?」オロオロ

ゼウス「黙らんか。お主、薄い本でも某エロパロスレでもどこででも淫乱みたいじゃし、間違っておらんじゃろ?」

サクヤ「あなた一体何言ってるんですか!?」

ゼウス「それを抜きにしても、サンタにコスプレするような娘がエロくないわけがない」

ゼウス「大体なんじゃその格好は。チャイナドレスからミニスカとか明らかに誘っておるじゃろ」

ゼウス「尻尾もどこから生えてるんじゃ?絶対スカートめくれとるじゃろ?そもそもパンツはいてるのかの?」

ゼウス「はいてないなら良し、はいているなら三流まで落ちた罰で今この場で脱いでわしによこせ。かぶるから」

サクヤ「ふぇ、ふぇぇぇぇぇぇん……!」ポロポロ

ソニア「こ、公共の電波でこうもどうどうとセクハラをするとは……!許さんぞ!」

ゼウス「くっ殺、お主も大概じゃよ。なんじゃその格好は?もう痴女じゃろ?」

ソニア「なっ!?これは我ら魔龍族伝統の装備!機能性を重視したものであって……!」

ゼウス「大抵そういうエロ装備の女騎士はくっ殺せ的なことを言って、数秒後にはオチン○の虜になるんじゃ」

ゼウス「む、なんじゃ今の伏せ音は。オチン○ぐらい普通じゃろ。絶対こやつ好きだと思うんじゃ」

ゼウス「女騎士なら後ろの穴の方がよがるかのう?それとも自分の尻尾を挿しこんで……ううむ、これも捨てがたい」

ソニア「な、何を言っているんだこの全能神は……」

歌姫「……///」

デューク「みんな、この老いぼれの言葉に耳をかすな。全能神ゼウスは正真正銘性欲の権化だ」

セレス(ちなみに私も被害にあってるのよ……)

ゼウス「そうじゃ!お主ら、わしに身体を売らんか?そうすればランクを上げてやっても……」

エキドナ「――ゼウス、ちょっと頭冷やそうな?」


~しばらくお待ちください~

エキドナ「大変お見苦しいものをお見せしました。まことに申し訳ございません」

一同「「……」」

エキドナ「ありゃりゃ、威嚇の余波があっちにまで行っちゃったか」

エキドナ「ま、確かにみんな不味い状態だけど、ここが踏ん張りどころだよ。続いて第五問目だ!」


第五問『記憶力』


エキドナ「第五問目は、記憶力。一流……はもういないけど、一流を目指すモンスターには必須の能力だね」

ブブ「お、おい!?本来ここは盆栽や生け花かなんかだろ!?俺様地味にあれは得意だったんだぞ!?」

エキドナ「うへえ、本当に意外。でもごめんね、あの問題はテレビ越しでも結構簡単にわかるからあたしが抜いた」

ホルス「職権乱用ホル……」

ローズ「でも、本当に記憶力は大切なんですよ?」

ローズ「スキル溜めをしようと思ったら、次の敵の攻撃でどれだけのダメージを受けるかを覚えておく必要があります」

スサノオ「確かにそうだな。そういうの考えて、俺らの防御系スキル使うもんな」

エキドナ「行動パターン完全固定の奴もいるからね。そういう奴と戦う時もパターンを頭に叩き込んでおく必要があるよ」

ミネルヴァ「敵の残り体力の調整もしたりするし……なるほど、確かに重要なことね」

エキドナ「でも状況が状況だから、問題の難易度も下げたよ」

アテナ(うぅ……そう言われて私は間違えました……)

ローズ「問題は、とある降臨ダンジョンの敵から受けるダメージを二択で答えてもらうだけです」

ローズ「この降臨ダンジョン潜ったことがない!という方も考慮して、特にわかりやすいダメージを選ばせて頂きました」

ゼウス「ようやく威嚇から復帰できたわい……さて、ここからはまた個人に答えてもらうからの」

ゼウス「この問題の解答者は、泡姫、ミネルヴァ、即イキビッチ、ムシケラ、若作り、パンドラ&スサノオじゃ」

イシス「酷い呼ばれようね……って誰が若作りよ!?」

~控え室~


エンジェル「二流の人には缶コーヒーを」ポイッ

ミネルヴァ「うわぁ……これは、くるわね……」

スサノオ「でも、本当に俺らはましな扱いだと思うよ」

パンドラ「そうですね。仰々しい差し入れよりも、こういったものの方がありがたく受け取れます」


エンジェル「三流どもには試飲コーナーの長時間放置されたお茶を恵んでやるわ」

歌姫「ひぇ、何か浮かんでいます……」

サクヤ「多分これ、ほこりですね……」

イシス「でも一応、飲み物には違いないわ。ここで最後の壁の三流を守り抜かないと……」


エンジェル「倉庫番には缶コーヒー」

一同「「!?」」

エンジェル「――の空き缶をくれてやるわっ!」ビシュッ!

ブブ「いってぇ!?この野郎、しかもスチール缶じゃねえかよこれ!?」

エンジェル「あー、誰かをいたぶるって本当に快感……」ウットリ


二・三流(もはや倉庫番以下には人権が存在していない……)


……


ローズ「問題の準備ができました。それでは泡……歌姫セイレーンさんからどうぞ」

歌姫「……私は、このまま泡になって消えるわけにはいかない。デューク様の命もかかっているんですから!」

スサノオ「その意気だ!」

ミネルヴァ「初期組の意地、見せてきなさい」

歌姫「はい!」

エキドナ「ではセイレーンさん、まずはこのモニターを見てください」

『ヘラ・ベオーク降臨!』

歌姫「……」ドキドキ

『1Fと2Fは問題なく突破できました』

『3F 対戦相手は冥界神・アークハーデス』

『攻撃までのターン数は6。これを踏まえたうえで考えてください。彼の攻撃で受けるダメージは?』

A・666666ダメージ

B・177776ダメージ

エキドナ「覚醒スキルとかのダメージ軽減は一切考えないでね。素の状態で受ける正しいダメージを選んでください」

歌姫「ダメージ記憶関係なく、どっちにしろ即死確定ダメージじゃないですか、やだー!」


※正誤コンマ判定
コンマ40以上で正解。00、11、22、33のぞろ目もボーナスで正解。

セイレーン↓1

他のメンバーも一緒に判定

ミネルヴァ↓2
サクヤ↓3
ベルゼブブ↓4
イシス↓5
パンドラ&スサノオ↓6

第五問終了時点の状態だけ


初代鉄板『三流モンスター』

脱法進化『二流モンスター』

究極一位『三流モンスター』

優遇降臨『倉庫番』

エジプト『三流モンスター』

アイドル『三流モンスター』

今回は少し判定を甘くしましたが、本来のコンマ判定値は45だったのでどっちにしろ結果は変わりませんでしたね。
恐ろしいくらい団子状態になっていますが、最終問題は2ランクダウンです。
(最終問題は外すと3ランクダウン、当てると1ランクアップも考えましたが、この状況だと全員消える可能性あるのでやめました)
最後の砦の脱法組が間違えた瞬間、最高ランクが三流ということになり、最悪貯金箱祭りです。
そして唯一消える可能性の出てきた降臨組、解答者は現在個人成績最下位のアテナ!
続きはまた後日。ありがとうございました

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