妹紅「……教師?」慧音「頼む!」 (74)
妹紅「慧音、なんで私が教師をやらなきゃなんないんだ?」
慧音「お前が一番信用が有ったからな」
妹紅「他のやつにやらせろよ」
慧音「他は予定が合わない」
慧音「それと理由だが、私は野暮用があってな、三日後の遠足には間に合わせるが、」
慧音「それまでお前にやってほしくてな」
妹紅「……」
慧音「今度何か奢るからさ」
妹紅「よし、何をすればいいんだ?」
慧音「あぁ、それはな……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
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寺小屋
妹紅「つー訳で、三日間お前らの教師になる妹紅だ」
妹紅「よろしくな」
チルノ「妹紅か!」
妹紅「質問があるやつはいるか?」
大妖精「妹紅先生」スッ
妹紅「なんだ、大妖精」
大妖精「慧音先生はどうしたんですか?」
チルノ「そう言えば!」
妹紅「あぁ、野暮用だとよ。三日もすりゃ、帰ってくるぞ」
大妖精「そうですか……」ホッ
ルーミア「安心してるのかー」
妹紅「そんじゃ、そろそろ授業を始めるぞ」
「はーい!」
妹紅(国語、国語……)ガサガサ
妹紅「……これか」スッ
妹紅「んじゃ、どこからどこまでやってある?」
大妖精「71~81ページまでの輝夜姫です」
妹紅(輝夜!?)
妹紅「そうか。ありがとな」
妹紅「それじゃあ、最初からチルノ順番に読め」
チルノ「わかった!」
チルノ「昔々……あるところにお爺さんとお婆さんが……」
チルノ「そして……竹から赤ん坊が……」
妹紅(竹から!?切られなかったのかよ!?)
チルノ「そしてお爺さんとお婆さんは輝夜と名付け……」
妹紅(あいつ月から来たときに名前だったろ!なんで今の名前と同じ名前を付けたんだよお爺さんとお爺さん!)
妹紅「……チルノ、もういい」
妹紅「……次、モブ読め」
「はい!」
「そのあとすくすく育って……」
「大勢の貴族に帝までが求婚をし……」
妹紅(ちょっと待て!あのニートがなんでそうなるんだよ!)
大妖精「そして偽物と輝姫は言い……」
妹紅(お父さん……!?)
妹紅(所々が当たっていたりする……)
妹紅(なんだこの話!?)
ルーミア「そして輝夜姫は月に帰っていったのかー」
ルーミア「めでたしめでたしなのかー」
妹紅(その使者ってのは月の兎だろうが、依姫が来たらじいさん達生きてないかもしれないな……)
妹紅(それに輝夜は帰ってないぞ……)
妹紅「ゼーゼー……」
チルノ「そして輝姫は………」
キーンコーン カーンコーン
妹紅「………よし……これで国語は終わりだ」
妹紅「少し休みだ、用意しとけよ……」
「はーい!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
職員室
妹紅「ぜーぜー……」
妹紅(あの話、輝夜が美化されすぎだろ……)
妹紅(はぁ………)
先生「おや?妹紅先生どうしたんですか?」
妹紅「先生さんか……」
先生「やっぱり、あの教室は妹紅先生でも疲れますか?」
妹紅「大丈夫ですよ……」
妹紅「それより早く準備しないとな……」ガサガサ
先生「頑張ってくださいね、妹紅先生」
妹紅「おう………」スッ
~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~
科学
妹紅「熱湯……」
妹紅「水を燃やした方が早くないか?」
大妖精「だめですよ!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
社会
妹紅「経済の仕組みは……」
ルーミア「………」グー
妹紅「寝るな!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
体育
妹紅「てやっ!」ブン
チルノ「それくらいじゃ当たらないよ!」ヒョイ
妹紅「………」メラメラ
チルノ「あっ!燃やした玉を投げないで!」
ボォォォォ
~~~~~~~~~~~~~~~~~
数学
カンカン カキカキ
妹紅「よし、ここの式、分かるやついるか?」
3÷5=
チルノ「はい!」
妹紅「……チルノ」
チルノ「九!」
妹紅「06だアホ!」
ルーミア「アホなのかー」
大妖精「チルノちゃん……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
昼
妹紅「ぜーぜー………」
妹紅「ようやっと昼だ……」
チルノ「アタイ、お腹減った!」
大妖精「チルノちゃんルーちゃん、今日のお弁当は何にしたの?」
ルーミア「塩付けなのかー」
チルノ「そう言えば妹紅は何なんだ?」
妹紅「ん?あぁ、鳥と玉子のちらしと胸肉の塩蒸しと鳥の野菜炒めだ」
チルノ「ミスティアには聞かせれない料理だ……」
ルーミア「美味しそうなのかー」
妹紅「おん?食べるか?」
チルノ「いいの!?」
妹紅「おう、食え食え」
ルーミア「ありがとうなのかー」
大妖精「ありがとうございます!」
妹紅「いいっての」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
どっかで見た
妹紅「ここはこの式を代入して……」カリカリ
チルノ「ふぁぁぁ……」
キーンコーン カーンコーン
妹紅「……よし、今日はここまでだ」パタン
妹紅「それじゃあ、さよなら」
「終わったー」
「帰るかー」
チルノ「ふー……」
大妖精「ねぇ、チルノちゃん、ルーちゃん。帰ったら何する?」
チルノ「雪合戦はやり飽きたし……」
ルーミア「鎌倉をつくるのだー」
チルノ「いいね、ルーミア!」
チルノ「じゃあ、リグルもミスティアも読んで来るか!」
大妖精「そうだね」
ルーミア「なのかー」
ガヤガヤ ワイワイ
妹紅「ふぅ……団子でも買って帰るか」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
>>12
どっかにあるんですか?
ルーミアは語尾になのかもなのだもつけねえよクソにわか
[ピーーー]
>>16
すいません本気で間違えました
団子屋
赤蛮奇「……」パクパクパクパク
妹紅「……何やっているんだよ
赤蛮奇「ゴックン………団子食べてただけだぞ?」
妹紅「そうか」
赤蛮奇「阿求も似たような事をやっている」
妹紅「え?」
阿求「ふぅー、モグモグ……やっぱり団子にはモグモグ…日本茶ですねー」パクパクパク
華扇「そうですね」パク
妹紅「え……」
赤蛮奇「早く……モグモグ頼まないとモグ無くなるぞ?」
妹紅「あぁ……ありがとうな……」
赤蛮奇「どう…バク…も」
妹紅(よく喋れるな………)
ガラッ
妹紅「すみません……胡麻一つ」
団子屋「すいません、胡麻は無いんですよ」
妹紅(え?)
妹紅「……じゃあみたらし」
団子屋「みたらしも、さっきまでありましたが」
団子屋「もうありません」
妹紅(は?)
妹紅「……それじゃあ、きなこ」
団子屋「きなこだったら一つありますよ」
妹紅「…………それじゃあそれをくれ」
団子屋「わかりました、では」テクテク
妹紅(どう考えても少なすぎだろ……)
妹紅(あいつら以外に誰か来たのか……?)
妹紅(…………)
妹紅「まぁ、いいか」
妹紅「それより、きなこを早く食べないとな」
団子屋「はい、そのきなこですよ」
妹紅「おぉ、サンキュ」
団子屋「いえいえ、お早めに召し上がってくださいね」
妹紅「わかった」
団子屋「それでは……」
ガラッ
赤蛮奇「ナインズヘッド」パクパクパクパクパクパク
阿求「おぉ……」
華扇「便利な能力ですね……ん」ズズズ
赤蛮奇「パク………ん?妹紅か?」
妹紅「ちょっとここに座らせてくれないか?」
赤蛮奇「あぁ、構わないわ」
妹紅「それじゃあ……よっこいしょ」
妹紅「ふー……」モグモグ
阿求「あの……」
妹紅「うん?なんだ阿求」
阿求「妹紅さん、華扇さんが言いたいことがあるそうですよ」
妹紅「……なんだ?」
華扇「貴女、教師をやっているそうね」
妹紅「今日からな」
華扇「まぁ、どうでもいいこと何だけれど」
妹紅「………?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
今日の分終了
夜
ホーホー ホーホー
妹紅(あー、疲れた)
妹紅(華扇達と話しすぎた……)
妹紅「……はぁ」
妹紅(………それにしても、教師って疲れる仕事だな)
妹紅「まぁいいか」
妹紅「さて!明日頑張るか!」
「…………」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
翌日 寺子屋
ガヤガヤ ガヤガヤ
「編み物をしたんだよ!」「今度コマでもやるか?」「凧上げだろ!」
チルノ「___そこを私がガツーンと!」
大妖精「それで?」
チルノ「それでアタイのパーフェクトフリーズが……」
ルーミア「え!?」
チルノ「その弾幕を凍らせて___」
ガヤガヤ ガヤガヤ
妹紅「席につけー」ガラッ
妹紅「それじゃあ出席とるぞー」
妹紅(出席簿……出席簿)ガサガサ
妹紅(お!あったあった)スッ
妹紅「モブ」
モブ「はい!」
妹紅「藻文」
藻文「はいはい!」
妹紅「くらすめーと」
くらすめーと「はーい」
妹紅「ルーミア」
ルーミア「はい」
妹紅「喪無」
喪無「はいいぃあああ!」
妹紅「募歩」
募歩「ほいほいほほい~」
妹紅「苦羅司暝斗」
苦羅司暝斗「………はい」
妹紅「チルノ、」
チルノ「はい!」
妹紅「んで……大妖精」
大妖精「は……はい」
妹紅「そんじゃ、一時間目は音楽だ」
「えー」
妹紅「お前らは卒業の歌の練習」
妹紅「チルノ・喪無・モブ・藻文・募歩はソプラノ」
妹紅「苦羅司暝斗・ルーミア・大妖精・くらすめーとはアルト。少ないが頑張れよ」
くらすめーと「わかっーたわ」
喪無「がぁぁぁんばぁぁりまあぁぁしょょょぉおおお~」
妹紅「無駄にいい声で大声出すな!」
藻文「頑張るー」
喪無「がんばぁぁるるるぅぅぞぉぉぉ!」
募歩「やるからには全力で!」
チルノ「みんな!アタイに任せろ!」
もぶ軍団「おー!」
苦羅司暝斗「頑張ろう……」
くらすめーと「やろーか」
ルーミア「……」
大妖精(このメンバーで大丈夫なのかな……?)
妹紅「それじゃ、声出しから行くぞー」
妹紅「大きい声で___」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン
妹紅「よし、終わりだ」
大妖精「ふー……」
藻文「楽しかったー」
苦羅司暝斗「疲れました……」フゥ
くらすめーと「残りはもう少しゆっくりと……」
チルノ「次、体育だよ」
喪無「えええぇぇぇ!?」
ルーミア「募歩ちゃん。楽しみだね」
募歩「はい……」
妹紅「それじゃ、外に集まれよー」
「はーい」
妹紅(今の内は、まだまだ平気だな)
~~~~~~~~~~~~~~~~~
外
大妖精「あの……本当にいいんですか?」
妹紅「構わないさ……それより」
妹紅「……殺す気で投げてこい!」パンパン
チルノ「氷投げー!」ヒュー
ルーミア「えーい」ポイ
藻文「とーりゃあー」ビュン
妹紅「げふっ……」ザクザク
大妖精「妹紅先生!?」
苦羅司暝斗「やっぱり、こんなドッチボールは危ないよ……」
妹紅「リザレクション……」カタカタ
チルノ「え?」
妹紅「チルノ。もう少し凍らせてから投げた方が良いぞ?」
チルノ「わ、わかったわ」
妹紅「そんじゃ……」
妹紅「今度はこっちの番だ!」メラメラ
チルノ「……ひょえ?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
キーンコーンカーンコーン
妹紅「ほい、これで終わり」
苦羅司暝斗「お……終わりですか?」ゼーゼー
チルノ「疲れたー」フゥ
ルーミア「疲れたね……」
大妖精「確かに」
妹紅「そんなお前らに朗報」
藻文「え?」
苦羅司暝斗「そう言えば……」
藻文「確か……」
妹紅「次が郊外学習だ」
募歩「な……なんだってー」
くらすめーと「泣きっ面に蜂……!」
喪無「たぁのぉぉぉしみぃぃだなぁぁぁ!!!」
くらすめーと「煩いぞ、喪無」
喪無「ごめん」
ルーミア「…………あ、でも郊外学習の場所って…」
大妖精「妹紅さんがいるなら安全だね……」ホッ
チルノ「うんうん。そうね!」
妹紅「そんじゃ、竹林までの用用意しとけよー」
チルノ「わかったわ!」
藻文「はーい」
くらすめーと「うん、しっかり用意してるよー」
苦羅司暝斗「うーん、紙足りるかな……?」
ルーミア「……」
大妖精「楽しみだね、るーちゃん」
ルーミア「もう行きたくないよ……」
チルノ「元気出せってルーミア!」ポンポン
ルーミア「うぅ……」スッ
妹紅「………それじゃ、鞄持ってきたか?」
「はーい」
妹紅「それじゃ、冬の竹林を見て行こうな」
「はーい」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
迷いの竹林
妹紅「ここが迷いの竹林」
妹紅「この竹林で、」
妹紅「冬の虫や、永遠亭の仕事風景を見たりするのがここでやることだ」
妹紅「それじゃ、2時間自由だ」
妹紅「二時間経ったら戻ってこいよ」
大妖精「わかりました!」
藻文「くらすめーとちゃん、喪無さん。一緒に行きましょうよ!」
くらすめーと「うん!」
喪無「がぁぁぁんばぁぁりまぁぁぁしょぉぉぉ!」
苦羅司暝斗「………虫居るのかな?」
募歩「場所によっては居るよ」
苦羅司暝斗「そうなんだ……」
チルノ「よーし、アタイカブトムシ捕まえる!」
妹紅「季節外れだ馬鹿野郎」
大妖精「チルノちゃん……」
ルーミア「それじゃあ、3人でどこか行く?」
チルノ「そうしよう!」
妹紅「おーいお前ら、遠くには行くなよ?」
「はーい」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
募歩視点_
募歩「ねえ、苦羅司暝斗君」
苦羅司暝斗「な……何?」
募歩「君はどこに行く?」
募歩「苦羅司暝斗君」
苦羅司暝斗「えっと……」
苦羅司暝斗「虫を取りながら……」
苦羅司暝斗「薬屋まで行くつもり……」
募歩「そうなんだ……」
募歩「じゃあ、ボクも行くよ」
苦羅司暝斗「…良いの?」
募歩「勿論だよ!」フフッ
苦羅司暝斗「ありがとう……」
募歩「気にしないでね、苦羅司暝斗君」クイッ
苦羅司暝斗「うん……!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
こっちは残り明日の夜
数分後……
苦羅司暝斗「募歩ちゃん……」
募歩「なーにー?」
苦羅司暝斗「これ……何か分かる……?」スッ
募歩「この虫……」スッ
募歩「スズメバチだ?!」
苦羅司暝斗「えぇ!?」
募歩「冬眠中みたいだけど………」
苦羅司暝斗「どどどどどうしよう!?」
苦羅司暝斗「僕、触っちゃったよ!」
募歩「落ち着いて……」
募歩「こう言う時は……」
募歩「薬屋さんに聞きに行けば良いんじゃないかな?」
苦羅司暝斗「そっか……!」
募歩「それじゃあ、急ごう!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
永遠亭
募歩「……着いたね!」
苦羅司暝斗「うん。ここが薬屋さんだよね?」
募歩「そうだよ。永遠亭って言うんだって」
苦羅司暝斗「へぇー」
チルノ「あれ?苦羅司暝斗達も来ているのか?」
苦羅司暝斗「……チルノちゃん?」
募歩「どうしてここに?」
チルノ「ふふふ……それはね」
大妖精「チルノちゃんが転んだんだ」
ルーミア「だから、傷薬を貰いに来たの」
チルノ「ルーミア、大ちゃん!先に言わないでよー!」
チルノ「折角あたいがかっこよく言うつもりだったのに……」
ルーミア「そーなのかー」
募歩「それより、早く貰ってこないと」
苦羅司暝斗「傷は、放っていると危ないよ」
チルノ「そっか、」
チルノ「じゃあ、行ってくる!」
ルーミア「行ってらっしゃーい」
チルノ「行ってくるー」
大妖精(大丈夫なのかなぁ…)
苦羅司暝斗「そう言えば、僕達何をしに来たんだっけ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
ガチャ
チルノ「入るわよー!」
永琳「あら、何か用?」
チルノ「うん!」
チルノ「虫を取っていたら……」スッ
永琳「転んだのね。妖精だから大丈夫だとは思うけど、」
永琳「一応渡しとくわ。傷薬よ。しっかり塗れば良いわ」スッ
チルノ「わかった!ありがとう!」
永琳「どういたしまして。それじゃあ鈴仙にお金は渡しといてね」
チルノ「わかったー!」
ガチャ
永琳「ふぅ……」
永琳(………にしても、さっきから輝夜が居ないけど何処に行ったのかしら?)
永琳(輝夜が外出するとは思わないけれども……)
バン!
鈴仙「お師匠様大変です!」
永琳「どうしたの?そんなに慌てて」
永琳「少し落ち着きなさい」
鈴仙「えっと……はい」
永琳「それで、何があったの?」
鈴仙「それが……」
鈴仙「竹林の三分の一がが燃え尽きていたり切れていたりと……」
永琳「え」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
数刻前……
妹紅「さーて、私も何か探そうかな………ん?」
輝夜「おっかしいなー……何処に落としたっけ」
妹紅(輝夜!?何であいつが外に出ているんだ!?)
妹紅(まさか異変か!?)
妹紅(くそっ……)
妹紅「おい輝夜!」
輝夜「何よ……妹紅!私の扇子取ったでしょう!」
妹紅(扇子……!?)
妹紅「誰がお前の扇子を取るか!」
輝夜「何よ!やる気!?」
妹紅「勿論やる気だ!」
輝夜「なら迎え撃つだけよ!」
妹紅「面白い!今日こそ白黒つけてやる!」
妹紅「喰らえニートが!」ボォォォォォ
輝夜「喰らうのは貴方よ!」
妹紅(ちぃっ……)
妹紅「なら……」
妹紅「『フジヤマボルケイノ』ォ!!」ボォォォォォ
輝夜「だったら……」
輝夜「『ブリリアントドラゴンバレッタ』!!」バラバラバラバラ
妹紅「死に晒せ!!」
輝夜「死に晒すのはあんたよ!」
妹紅「燃え尽きろォォォォ!!」ボォォォォォォォォォ
輝夜「切り刻まれなさい!」バラバラバラバラバラバラバラ
妹紅「うぉぉぉぉ!」
輝夜「てりゃぁぁぁぁ!!」
ドォォォン!
妹紅「輝夜ァァァァァ!!!!」
輝夜「妹紅ォォォォォ!!!!」
因幅兎「うわ……」
因幅兎「凄いことになっている」
因幅兎「取り合えずてゐ様と鈴仙さんに報告してこよ」
因幅兎「触らぬ神に祟りなしっと」
因幅兎「逃げるかぁ」
輝夜・妹紅「しねぇぇぇぇぇ!!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
竹林 永遠亭への道
てゐ「ふうぅん……喧嘩ねぇ」
因幅兎「は、はい」
てゐ「ま、ほおっておけばいいんじゃないかい」ファァァ
因幅兎「はあ……」
てゐ「そういう事は鈴仙にたのみな」
てゐ「あたしゃ忙しいんでね」
てゐ「早く行きな」
因幅兎「わ、わかりました」
~~~~~~~~~~~~~~~~
永遠亭
鈴仙「ふう……」
鈴仙「ひいふうみい……」
ガタン
因幅兎「鈴仙さん!」
鈴仙「きゃっ……」ドテ
鈴仙「い、因幅ですか……何か用ですか?」
因幡兎「大変です!竹林があわわっわわ」
鈴仙「落ち着いて!何があったの!」
因幡兎「はい!竹林の三分の一が酷いことに……」
鈴仙「え!?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
燃え尽きて引き裂かれた竹ばかりの竹林
ドサッ
輝夜「ぜーぜー……」ググッ
妹紅「はーはー……」ググ
輝夜「ねぇ………」
妹紅「何だ……」
輝夜「今日は終わりにしない?」
妹紅「確かに。いま私は教師だからな」
輝夜「……仕事してるの?」
妹紅「まぁな……」
輝夜「そう…………」
妹紅「それじゃあ、私は行くわ……」ヨロッ
輝夜「行ってら………」
妹紅「おう………」
輝夜「………私も何か仕事しようかしら」
入り口辺りの竹林
チルノ「ふぅー、面白かったね!」
ルーミア「なのかー」
大妖精「そうだね」
募歩「ボクたちは入り口に戻ったけれど、妹紅先生やみんなはいるかなー」
苦羅司暝斗「………どうだろう」
妹紅「おーい、お前ら大丈夫かー?」
チルノ「あ!もこたん!」
妹紅「誰がもこたんだ」
ルーミア「妹紅先生妹紅先生」
妹紅「なんだ、ルーミア」
ルーミア「みんなを知らない?」
妹紅「みんな?あぁ、もうすぐ来るわ」
苦羅司暝斗「そうですか……」
喪無「きぃぃぃたぁぁぁぁよぉぉぉぉ!!!!」
くらすめーと「五月蝿ってー」ペシッ
喪無「いぃぃぃたぁぁぁぁいぃぃぃぃぃ!」
藻文「妹紅先生の案内、的確ですね……」
妹紅「お、来た来た」
今日の分終わり
こっちに集中すれば、次の日曜までに完結も出来るかな?
妹紅「よし全員揃ったな!」
妹紅「それじゃあ帰るぞー」
「はーい!」
チルノ「やっぱり凍らせるのはさー」
大妖精「チルノちゃん危ないよ」
ルーミア「馬鹿に付ける薬は無い」
チルノ「なんだとー!」
ルーミア「なのかー!」
苦羅司暝斗「……落ち着いて」
くらすめーと「そーだよー」
藻文「そうですよ!」
チル ルー「ごめん……」
妹紅(教師ってのも……)
妹紅(悪くないな)
寺小屋
妹紅「よし、今日はここまでー」
妹紅「円周率は覚えとけよー」
「はーい」
妹紅「それと、連絡」
妹紅「今度のライブと花見を見に行く時は連絡しとけよー」
喪無「はぁぁぁぁぁぁいぃぃぃぃぃぃ!」
妹紅「あと、おやつは300円までだ」
妹紅「覚えとけな」
チルノ「わかったわ!」
妹紅「以上だ。藻文挨拶して終わらせろ」
藻文「きりーつ」
藻文「れーい」
「さようなら!」
妹紅(よし、今日は人里でゆっくりするか)
~~~~~~~~~~~~~~~~~
人里
妹紅(ふぃー、会議疲れた……)
妹紅(こういう時は団子か焼き鳥でも食べて……)
妹紅(おろ?)
妹紅(何か人だかりが出来てるな)
妹紅(ちょっと行ってみるか)
妹紅(もしかしたら面白い事かも知れないし)
妹紅(そうと決まれば早速……)
阿求「おや?藤原様じゃないですか」
妹紅「阿求か。何か用か?」
阿求「いえ、何をしているかが気になって」
妹紅「あぁ、あそこの人だかりに行こうかと」
阿求「だ………ダメですよ!」
阿求「そ…それより私達と話していましょう!」
阿求「そうです、そうしましょう!」
妹紅「おい。何で私をここから遠ざけようとする?」
阿求「そ……それは」
阿求「えっと……」
妹紅「一応私は死なないんだぞ?」
阿求「そ……それより、上白沢様が帰って来ましたよ!」
妹紅「何!?」
阿求「今は私の家にいますから、明日の事を話したらどうですか!」
妹紅「分かった、行ってくる」ダッ
阿求「ホッ……」
阿求(これだけは、明日までばれる訳にはいきません……!)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
慧音の家
バン!
妹紅「慧音は居るか!?」
慧音「おぉ、妹紅か」
慧音「教師はどうだ?」
妹紅「あぁ、結構楽しいぞ」
慧音「なら良かった。お前が振り回されていると思っていたよ」ハハ
妹紅(あながち間違ってない……)
慧音「まぁ、明日の遠足の話でもしようか」
妹紅「あぁ、やるか」
慧音「まず冬の妖怪の山は___」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
夜
妹紅「……こんなところか」
慧音「まぁ、それに落ち着かせるのが良いんだろう」
慧音「それより、今日は遅いからここに泊まったらどうだ?」
妹紅「ありがとうな」
妹紅「それじゃあお休…」ガシッ
慧音「ちょっとまて」
慧音「しっかり何かを食べてから布団で寝ろ」
妹紅「くっ……分かったわよ」
慧音「よろしい」
妹紅(あのまま頭突きの流れにならなくて良かった……)
慧音「それじゃあ何か作ってくる」
妹紅「あぁ……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
翌日 妖怪の山
妹紅「それじゃあ、遠足の前に」
妹紅「報告です」
モブ1「何々?」クラスメート1「俺らに関係がある?」
妹紅「えー慧音先生が帰ってきました」
慧音「みんな、迷惑をかけたな」ペコ
大妖精「気にしないで下さい!」
ルーミア「そうよー」
妹紅「それじゃ、班の割り振りを言うぞー」
妹紅「一班、モブ1モブ2モブ3モブ4モブ5」
妹紅「二班、 クラスメート1クラスメート2クラスメート3クラスメート4」
妹紅「3班はチルノ、ルーミア、大妖精、藻文」
妹紅「四班が喪無、くらすめーと、募歩、苦羅司暝斗だ」
妹紅「一班と二班は慧音と一緒に。残りの班は私とだ」
妹紅「それじゃあ、班毎に並べ」
「はーい!」
妖怪の山 山道
喪無「くぅぅぅきぃぃぃぃがぁぁぁぁよぉぉぉぃぃぃぃぃなぁぁぁぁぁ」
くらすめーと「うるさい」
チルノ「ふふふふーん♪」
妹紅「お前ら遅れないようついてこいよー」
妹紅「それに、今は冬だから転びやすいぞ」
チルノ「これぐらいあたいにはへっちゃうわあ!」ドテッ
ルーミア「……大丈夫?」
大妖精「チルノちゃん。大丈夫?」
藻文「痛い?」
チルノ「へ、へっちゃらよ」
チルノ「あたいはさいきょーだから!」
妹紅「早く来いよー、第3班」
大妖精「はい」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
妖怪の山 小川付近
藻文「……彼処の人達は何してるのかなぁ」
妹紅「あぁ、彼処にいるのは、紅葉の神様と豊穣の神様に厄神様と河童だ。」
くらすめーと「本当!?じゃあ拝みましょう!」
喪無「ありいいいいがとおおおごおおざあああいいいまああああすすすす!」
藻文(……今年も実ります様に)
にとり「やっぱり雛人形の作り方はさ」
雛「それじゃあ厄の吸い取りは…」
静葉「あら。妹紅じゃない」
穣子「久しぶり。妹紅」
妹紅「おう」
にとり「あ!妹紅じゃないか!」
雛「久しぶり……」
募歩「妹紅先生って神様や妖怪と知り合いだったんだ……」
ルーミア「私も妖怪よ?」
くらすめーと「そーだったね」
にとり「___あ!」
妹紅「どうした?」
にとり「最近物騒みたいだから気をつけて置くといいよ」
妹紅「あ…あぁ。気をつけておく」
妹紅(……)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
守矢神社
慧音「お。来たか」
チルノ「ついたー!」
くらすめーと「やったー!」
モブ「わー!」
ルーミア「わーい!」
妹紅「こら。はしゃぐな」
妹紅(……まぁ、今日で最後なんだからいいか)
慧音「よーし。全員集まったな」
「はーい!」
慧音「では、守矢神社の案内をしてくれる」
慧音「風祝……巫女の東谷風早苗さんだ。みんな、挨拶」
「よろしくおねがいしまーす!」
早苗「こちらこそ、よろしくお願いします!」
早苗「では、まず守矢神社の説明と正しい参拝の仕方を説明します!」
ガヤガヤ
妹紅(……楽しそうだな)
妹紅「まぁ、私も楽しくしなきゃ駄目なのよね」ボソッ
早苗「まず、守矢神社は外の世界から来て……」
「へーー!」「外の世界ってどんなところかなー?」「すごいなー!」
チルノ「ほへえー」
ルーミア「守矢の技術力はすごいのかー」
妹紅「……」フフ
慧音「なぁ、妹紅」
慧音「ちょっと聞きたい事がある」
妹紅「何だ?」
慧音「この風景を見てどう思う?」
妹紅「うん、みんな楽しそうで良いと思うぞ」
妹紅「もうすぐ終わりだがな……」
慧音「それで相談なんだが……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
早苗「これで守矢神社の説明は終わりです」
慧音「よし。全員お礼を言って下山するぞ」
「ありがとーございました!」
早苗「あ、いえいえ。こちらこそありがとうございました!」
チルノ「いやー、大ちゃん。楽しかったね!」
大妖精「そうだね」
妹紅「……」
妹紅(どうしようか…)
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