Ⅳ「キングのデュエルは!」ジャック「ファンサービスでなければならない!」 (59)

トロン「トーマス、ちょっといいかな?」

Ⅳ「ん?どうした父さん、何か用か?」

トロン「うん、さっきⅣに仕事の依頼の電話が来たんだ」

Ⅳ「ああ、わかった。何の仕事だ?ドラマか?バラエティか?まったく、人気者ってのも楽じゃない」

トロン「ううん、デュエルのお仕事だってさ」

Ⅳ「デュエル?今はプロリーグ中だぞ?なんでまたこんな時期に」

トロン「ちょっとしたデモンストレーションだってさ。都市間交流のね」

Ⅳ「都市間交流…ああ、今度ネオ童実野シティとやるって言うあの」

トロン「うん、君が交流デュエルの代表に選ばれたんだってさ」


このSSにはデュエル描写がありますがカードの効果が違っているカードがあります
また、他にもプレイングやら設定やらキャラ崩壊やら色々ツッコミどころがあるでしょうが暖かい目でみて頂けると嬉しいです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1421657214

Ⅳ「悪いが今回はパスだ」

トロン「そうかそうか…え?」

Ⅳ「今回のリーグもチャンピオンを維持したいしな。しかも次の対戦相手は現在二位の羽原海美とだ。デッキの練り直しが必要だ」

トロン「こ、困るよ!」

Ⅳ「あ?なんで父さんが困るんだよ?」

トロン「え゙!い、いや、ほら…やっぱり、仕事を断るのってよくないし」

Ⅳ「プロリーグも仕事だ、疎かにするわけにはいかねえ。それにハートランド代表ならWDCチャンピオンの遊馬に行かせればいいじゃねえか。たぶんあいつなら喜んでいくぜ」

トロン「そ、それはそうだけど…」

トロン(ど、どうしようクリス?)

V(ありえない、報酬がキャンセルされては機材のローンが)

トロン(だよね、まずいね…どうしよう)

V(……私にお任せを)

V「聞け、トーマス」

Ⅳ「あん?何言われようとでねぇもんはでねえぞ?」

V「お前の交流戦の対戦相手、誰かは知っているか?」

Ⅳ「いや、しらねえな。ネオ童実野シティって言うと…WRGPで優勝したチーム5D'sがいるところだったか?」

V「そうだ。そのチーム5D'sの先鋒、ジャックアトラスが招待されている」

Ⅳ「ほう?伝説のチームサティスファクションのメンバーか、なかなか向こうも本気じゃねえか」

V「それはどうかな」

Ⅳ「…なに?」

V「ジャックアトラス、彼は先の大会で同じチームメンバーである不動遊星に敗北し、キングを降ろされた。ついた呼び名が元キング。…なるほどな」

Ⅳ「なにが言いたい?」ビキッ

V「極東のイカサマチャンピオン(笑)と元キングとのデュエルとは、なんともエンターテイメントだな」フゥ

Ⅳ「クリス…ッ!」ガタッ

トロン「まあ落ち着きなよトーマス。高貴な心を忘れてはいけないよ」

Ⅳ「トロン…っ!」ギリッ

トロン「デュエルの汚名はデュエルで晴らす。デュエリストならそれが筋ってものじゃないかな?」

Ⅲ「おやめください!お父様たち!」バン

トロン「おやミハエル、おかえり」

Ⅲ「トーマス兄様を乗せようとしないでください。トーマスお兄様はプロリーグに加えてテレビの仕事までやってただでさえお疲れなのに…」

Ⅳ「いいんだミハエル」

Ⅲ「兄様…っ!」

Ⅳ「いいぜ、元キングだか元ジャックだか知らねえが、舐められっぱなしってのは癪に障る」

トロン「おっ!」

V(よし)

Ⅳ「その交流戦参加だ!俺のファンサービス、骨の髄まで味わわせてやる!」

トロン「やったー!トーマスかっこいいー!」

Ⅲ「トーマス兄様…」

トロン「それじゃあ、やる気になってくれたトーマスに僕からささやかなプレゼントだ」スッ

Ⅳ「ん?なんだこれは、映画?」

トロン「うん、ジャックアトラスの映画だってさ。彼ここ最近表舞台に出てないからさ、対戦記録が無くってね」

Ⅳ「なるほど、感謝するぜ父さん。早速見るか」

Ⅲ「ぼ、僕も見ます」

V(暇だから見よっと)ドッコラショ


~ロード・オブ・ザ・キング上映中~

トロン(ふ~ん…高貴じゃないかな~)

V(笑止)

Ⅳ「…ほぅ」

Ⅲ(こ、この人…)ゴクッ

~終了~


トロン「なるほどね~、これが今回の相手か。まあトーマスなら楽勝だね」

V「確かにキングの座を維持してはいるが、ギリギリだな。あの程度の相手に苦戦するとは、笑止」

Ⅳ「おい、本気で言ってるのか?」

V「なに?」

Ⅲ「お父様も」

トロン「え?」

Ⅳ「苦戦だと?とんでもねぇ、まるで相手になってねぇよ」

Ⅲ「この人、強いです。トーマス兄様なら大丈夫だと思いますが、僕ではとても…」

Ⅳ「謙遜するなミハエル。お前だって負けない。負けるとしたらあの二人だ」クイッ

トロンV「「えっ」」

Ⅳ「ジャックアトラスはもっと簡単に勝てていたはずだ。だがそれをしなかった」

トロン(わ、わざと相手を泳がしていたのか)

V「わ、私はそんな性格の悪い戦い方しないから」(震え声)

Ⅳ「面白れぇ、まさかファンサービス精神にあふれた奴がネオ童実野シティにいたなんてな」

トロン「へぇ、ファンサービス精神か」

Ⅲ「確かにあの人、ちょっとトーマス兄様に似てますね」

Ⅳ「似てねえよ!俺はあんなスマートじゃねえ戦いはしねぇ」グニグニ

Ⅲ「いひゃいでふとーまふゅにーふぁま!」

Ⅳ「敵も観客も、全てを魅了し、それを圧倒する…なるほど、キングか」

Ⅳ(これは…久しぶりに楽しいデュエルが出来そうだぜ、ジャックアトラスゥ!)ニヤァァ

Ⅲ「あの兄様、公の場ではその表情はやめたほうがいいかと…」

Ⅳ「ハーッハッハッハッハ!」

―――――――――――


遊星「――ジャックに頼み?」

クロウ「何だいきなり?ジャックならいねぇぞ?」

イェーガー「おや、そうですか。お仕事にでも行っていらっしゃるのですか?」

クロウ「ジャックが仕事ぉ?冗談、どうせまたブルーアイズマウンテンでも飲みにいってるんだろ。まったく、あいつの浪費癖にも困ったもんだぜ」

遊星「イェーガー、ジャックへの頼みとは何なんだ?」

イェーガー「はい。お二人とも、知っていますよね?今度ネオ童実野シティでハートランドとの交流祭が行われるのを」

遊星「ああ。あの未来都市と呼ばれるハートランド。俺もあそこの技術力の高さは関心があった。交流祭も楽しみだよ」

クロウ「面白そうだよな!祭りと聞いちゃあこのクロウ様の血が騒がねぇわけねえぜ!」

イェーガー「ええ、その交流祭のオープニングセレモニーでハートランド代表のデュエリストとこのネオ童実野シティ代表者で交流戦を行うわけです。その代表にぜひ、ジャックアトラスを指名したというわけでして」

クロウ「ふーん、なるほどねえ。まあいいんじゃねえか?ジャックの奴なら喜んで参加しそうだぜ」

ジャック「断る!!」バンッ

イェーガー「ぬひっ!?」ビクッ

クロウ「うぉ!?何だよジャック、帰ってきてたのかよ」

ジャック「ああ、今しがたな」

遊星「どうしてだジャック?ハートランドのデュエリストと戦えるんだぞ?俺ならぜひデュエルしてみたいものだが」

ジャック「フンッ、交流戦だと?そんななまぬるいものデュエルではない!デュエルとは魂のぶつかり合い!ただの見世物のエンターテイメントは過去のキングと共に俺は捨てた!」

クロウ「それで今は無職ってわけか。キングの方がよっぽどいいぜ」

ジャック「なんだと!?」

クロウ「なんだよ!」

イェーガー「まあまあ、落ち着いてください」

イェーガー「ジャックアトラス、ご心配なさらず。もちろん、あちらのハートランドの代表の方もあなたに相応しい相手を連れてきてくださるようですよ」

ジャック「俺に相応しい、だと?」ピクッ

イェーガー「ええ。お相手はプロデュエリスト。世界でもトップクラスの実力を持つ選手です」

イェーガー「その名はⅣ、聞いたことはありませんか?」

ジャック「ふんっ、知らんな」

イェーガー「有名人ですよ?こちらこそ、元キングとはいえ、今はただの一般人である人を代表者にして少し心苦しいくらいです」

ジャック「イェーガー!」ガタッ

イェーガー「ひょー!?じょ、冗談ですよ冗談!ネオ童実野シティの代表はキングを置いて他におりません!」

イェーガー「そ、そうだ!Ⅳのデュエル映像を持ってきています!それをみて頂ければきっとお気に召すかと…」

クロウ「へー、向こうのプロデュエリストのデュエルか。ちょっと興味あるぜ」

ジャック「くだらん」

遊星「そう言うなジャック。イェーガー、見せて貰えるか?」

イェーガー「ええ、こちらがその映像です」ピッ

女ファン共『キャアアアアアア!!Ⅳ様アアアアアアアアアア!!!!』

クロウ「うおぉ!?なんだなんだ!?」

イェーガー「彼はアイドルデュエリストでもありましてね。熱狂的なファンの方も多いのですよ」

Ⅳ『やあやあ、ありがとう僕のファンたち。今日も僕のファンサービスを存分に楽しんでいってください』ニコッ

クロウ「ふーん、こいつがⅣか。なんかいけ好かねえ感じの野郎だな」

ジャック「同感だ」

イェーガー「そうですか?優しそうな好青年ではないですか」

Ⅳ『うわぁ!ま、まさか僕のモンスターをこんなあっさり!?』

Ⅳ『くっ、これはまずい!何て素晴らしいコンボをしてくるんだ、君は』

イェーガー「ああ!Ⅳ選手がピンチですよ!だ、大丈夫でしょうか」ゴクリンコ

クロウ「…」

遊星「…」

ジャック「……」

Ⅳ『僕はジャイアントキラーでダイレクトアタック!』

WIN Ⅳ

イェーガー「やったー!Ⅳ選手勝ちましたよ!」

遊星「ああ、そうだな」

Ⅳ『はい、今日勝てたのもファンの皆様の声援のおかげです。対戦相手の方はとても強く、何度負けると思ったことか…とても素晴らしいデュエルでした。ありがとうございました』ニコッ

イェーガー「うーむ、常にファンへの感謝を忘れないその姿勢。相手をリスペクトする心、素晴らしい人ですね」

クロウ「う~ん…」

遊星「…」

イェーガー「あ、あれ?みなさんどうかしましたか?Ⅳ選手の実力、分かった貰えたでしょう?」

クロウ「ああ、確かに強い」

遊星「そうだな。デュエルタクティクスは相当なものだ。俺も戦ってみたくはある、が…」

クロウ「なーんかしっくりこねえんだよなぁ。こう、何というかさ…気持ち?っつうの?その…あれだよ」

ジャック「くだらん!実にくだらんデュエルだ!」

遊星「ジャック?」

ジャック「ああ。奴は確かにエンターティナー、それは認めよう。だが!真のエンターティナーではない!」

イェーガー「な、何故です?」

ジャック「所詮はプロなど、見世物だということだ。自分と相手、そして客!全てが一体化してこそのエンターテイメント!奴はそもそもの自分自身が欠けている!」

ジャック「悪いが、俺は降りさせて貰う」

イェーガー「そ、そんな!待ってください!」

ジャック「断る!!」

イェーガー「そ、そうだ!今回のデュエル、あなた勝利したらあるプロチームが契約したいと言っているんです!」

クロウ「なんだって?」ピクッ

イェーガー「契約金はなんと…これぐらい」ピッピッピ

クロウ「よし!この依頼受けるぜ!」

ジャック「なにィ!!?」

イェーガー「ほ、本当ですか!?」

クロウ「ああ!このクロウ様、生まれてこの方嘘をついたことがねぇ!」

遊星「クロウ!そんな勝手に…」

クロウ「まあ聞け遊星。これはジャックを社会復帰させるまたとないチャンスだぜ」ヒソヒソ

遊星「し、しかし…」

クロウ「考えても見ろ。ここでプロへの道を逃して、ジャックはこれからどうする?傲慢で頓珍漢でキングなあいつが他に就ける仕事なんてあるか?」ヒソヒソ

遊星「そ、それはそうかもしれないが…」

ジャック「なにをこそこそ話をしている!」

クロウ「これはジャックの為なんだ!俺も悲しい!俺も悲しいが、仲間の為、時には心を鬼にしなきゃならない時もあるんだ!」ヒソヒソ

遊星「クロウ、お前そこまでジャックのことを…」

クロウ「よしジャック!そういうわけだ、絶対負けんじゃねえぞ!」

ジャック「だから俺はやらないと言って――!」

クロウ「やらねえんなら、ここを出て行ってもらうぜ?いい加減俺たちもお前を養ってらんねえんだ」

ジャック「なにぃ!?ゆ、遊星!」

遊星「うっ…すまない、ジャック」プイッ

ジャック「そ、そんな…っ!」ガーン

イェーガー「決まりましたね。それでは、頼みましたよジャックアトラス。良いデュエルを期待しています」

―――――――――――

MC『ハーーート!バーニングーーーッッッ!!!…ではなく、始まりました!未来都市ハートランドとネオ童実野シティによる交☆流☆戦!』

MC『栄えある第一回のデュエルのMCを務めるのはもちろんこの私!』

MC『さてさて、私の語りもほどほどに。さっそくハートランドとネオ童実野シティの選ばれし両雄の紹介に移りましょう!』

MC『まずはネオ童実野シティ代表!ここの市民の皆様なら知らぬ者はいない!我らがキング、ジャックアトラスゥ!』

ジャック「キングは一人、この俺だ!」

観客「キャージャックー!アトラスサマー!オウエンシテンダカラ!」

MC『流石の大歓声!今日はどのようなエンターテイメントなデュエルを見せてくれるのか!私、胸がドッキドキです~o…おっと、これは失礼』

MC『対して!ハートランド代表!現在のプロリーグトップをかける!甘いマスクの貴公子!Ⅳ選手だーー!』

観客「キャアアアアアアアアアアアア!Ⅳサマーーー!ステキーー!コッチムイテーー!」

Ⅳ「やあやあ、ファンのみんな。今日も僕のファンサービス、存分に楽しんでいってくださいね」ニコッ

観客「「「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」」」

MC『と、途轍もない歓声だ!流石はファンサービスに定評のあるⅣ選手!わ、私の実況がかき消されないか心配です』

クロウ「ったく、五月蝿いったらありゃしねぇ。まだデュエルが始まってもないってのによ」

遊星「ジャック、応援してるぞ」

ジャック「なんだお前たち、来たのか」

クロウ「ああ。お前がサボったりしたら大変だからな」

ジャック「ふんっ、そんなことはしない!あの程度の相手、さっさと片付けてくれる」

遊星「まったくクロウは素直じゃないな。お前が一番ジャックのデュエルを心配していたくせに」ヤレヤレ

クロウ「んな!?んなわけねえだろ!とにかく!負けたら承知しねえからなジャック!」

遊星「ジャック、これを持っていけ!」ヒュッ

ジャック「なんだ?」パシッ

遊星「使ってくれ、きっと役に立つはずだ」

ジャック「これは…いいだろう。使わせて貰う」

遊星「勝てよ、ジャック」

ジャック「当然だ!キングのデュエル、見せてやろう!」

Ⅳ「ほう。これがネオ童実野シティのスタジアム…なるほど、悪くねえじゃねえの。これは念入りのファンサービスをしてやらねえとな」

Ⅳ(あれがジャックアトラス…ホームとはいえあれだけの歓声、潰しがいがあるじゃねえか)ジュルッ

Ⅲ「フレッフレッ兄様!頑張れ頑張れ兄様!」フリフリ←チア衣装

Ⅳ「ブホォッ!!?ゲホッゴホッ!!ミ、ミハエルゥ!?お前来てたのか!?じゃなくて!何て格好してやがる!」

Ⅲ「はい!応援に来ちゃいました!この服ですか?小鳥さんが、応援するならこれが正装だって言ってたんですが?」キョトン

Ⅳ「だからってお前!それは女の――!」

観客「ウソー!アレッテⅣサマノオトウトクン?カワイイー!チョットニテナイカモー!」

Ⅳ(くっ!まったくこいつは…っ!チッここじゃあ怒るわけにもいかねえ)

Ⅳ「あ、ありがとうミハエルゥ。お、応援頑張ってくれよぉ」ニ、ニコォ

Ⅲ「はい!精一杯応援しますね!」

ジャック「ふんっ、くだらん」

Ⅳ「では早速始めましょうか、ジャックアトラスさん」

ジャック「ああ。俺もその方が面倒が無くていい」

ジャック「チャレンジャー!先行はお前からだ!」

Ⅳ(チャレンジャー?)ピクッ

Ⅳ「で、では僕の先行で始めさせて頂きますね」ヒクッ

ジャック「いくぞ…っ!」

Ⅳジャック「「デュエッ!」」

Ⅳ「僕のターン!僕はギミックパペットシザーアームを召喚!」

Ⅳ「シザーアームの効果発動、デッキからギミックパペットネクロドールを墓地へ送る」

Ⅳ「これで僕はターンエンドです」

MC『おっと、早くもⅣ選手のターンは終了。これは様子見か』

MC『まずは静かな滑り出しと言ったところか』

Ⅳ(ハッ、すぐに終わらせては面白くねぇ、せっかくのデュエルだ)

Ⅳ(ジャックアトラス、見せて貰おうか、あんたのデュエルを)ジュルッ

ジャック「…なるほど、それがお前の戦い方か、極東のキング」

Ⅳ「ははっ、そんな風に呼んでいただけるとは光栄ですね」

ジャック「フンッ、気に食わん」

Ⅳ「…はい?」

ジャック「気に食わんと言ったんだ、お前の戦術も…その面の皮も!」

ジャック「見せてやろう、本物のキングのデュエルを!」

ジャック「俺のターン、ドロー!俺はバイスドラゴンを特殊召喚!このカードは相手フィールドにのみモンスターが存在するとき手札から特殊召喚することが出来る!」

ジャック「更に俺はダークリゾネーターを通常召喚!」

MC『おおっと!いきなり二体のモンスターを並べたー!これはもしや、来るのかー!』

ジャック「レベル5のバイスドラゴンにレベル3のダークリゾネーターをチューニング!」

ジャック「王者の鼓動、今ここに列をなす!天地鳴動の力を見るがいい!シンクロ召喚!我が魂『レッド・デーモンズ・ドラゴン』」

MC『でたーーー!元キング、ジャックアトラスのエースモンスター!レッドデーモンズドラゴンだあああ!』

MC『僅か2ターン目での召喚!Ⅳ選手とは打って変わって、苛烈な攻めを展開しているー!』

ジャック「バトルだ!俺はレッドデーモンズドラゴンでギミックパペットシザーアームを攻撃!アブソリュートパワーフォース!」

Ⅳ「ぐがァ!」LP8000→6200

Ⅲ「トーマス兄様っ!」

MC『これは手痛いダメージ!出ばなを挫かれたか!?』

観客「ワーワー!サスガキングダゼ!ワタシファンニナッチャイソウ!」

遊星「ふっ、流石だな」

クロウ「その調子だ!いけージャックー!」

ジャック「わかったか、これが真のキングの力だ」


Ⅳ「チィ!…っと、これは失礼」

ジャック「…なるほど、これがお前のエンターテイメントと言うわけか」

Ⅳ「はい?いったいどうしたのですか?」

ジャック「貴様自身、デュエルに満足していないと言うわけか、ならなぜそんな腑抜けたデュエルをする?」

Ⅳ「ジャッジー」

ジャック「分かったはずだ、俺の実力の程を!それでもまだそのようなデュエルを続けるようなら貴様は俺を倒せない!」

Ⅳ「……」

Ⅳ(この俺が負ける…だと?ふざけやがって)

Ⅳ「…ふっ、いいだろうジャックアトラス。…少しだけ本気で相手をしてやる」

Ⅳ「俺のターン、ドロー!俺はギミックパペットシザーアームを召喚、効果でギミックパペットシャドーフィラーをデッキから墓地へ送る」

Ⅳ「そして俺は墓地のネクロドールの効果を発動!墓地のシザーアームを除外し、ネクロドールを特殊召喚!」

Ⅳ「さらにギミックパペットマグネドールを特殊召喚!このカードは相手フィールドにモンスターが存在し、自分のモンスターがギミックパペットと名前のモンスターのみの場合特殊召喚できる」

Ⅳ「よほど俺のファンになりたいようだな?いいだろう!お望み通り、俺のファンにしてやる!」

ジャック「同じレベルのモンスターが二体…くるか!」

Ⅳ「俺はギミックパペットマグネドールとネクロドールでオーバーレイ!」

Ⅳ「現れろ、No.15!地獄からの使者、運命の糸を操る人形!『ギミック・パペット-ジャイアントキラー!』」

MC『おおーっと!Ⅳ選手、子供が見たら泣いてしまいそうなモンスターを召喚!全国放送ですよーこれ?』

ジャック「何が来るかと思えば攻撃翌力1500のモンスターだと?こんな雑魚では俺のレッドデーモンズドラゴンは砕けん!」

遊星「油断するなジャック!何か来るぞ!」

Ⅳ「ハハハハ!お前が望んだファンサービス、そんな簡単に終わると思っているのかぁ!」

Ⅳ「俺はジャイアントキラーのモンスター効果を発動!このカードのエクシーズ素材を一つ取り除き、相手の場の特殊召喚されたモンスター一体を破壊する!レッドデーモンズドラゴンを破壊!」ガギギギギギグシャァ

観客「キャッ!ヒィッ!ウワッ、チョットコレヤバクネ?Ⅳサマドウシチャッタノカシラ」

ジャック「なにぃ!?俺のレッドデーモンズドラゴンが!」

MC『ジャックのエースモンスターをいとも簡単に破ったーー!やはりデュエルチャンピオンⅣ!その実力は計り知れないー!』

Ⅳ「バトルだ!シザーアーム、ジャイアントキラー!そのがら空きの腹にぶち込め!ファイナルダンス!」

ジャック「ぐ、ぐあああああ!」LP8000→6800→5300

MC『これでジャックアトラスとⅣ選手のライフが逆転!両キング共に一歩も引かぬ好勝負!これは目が離せなーーい!』

Ⅲ「やった!」グッ

遊星「ジャック!」

クロウ「ジャック…っ!しっかりしろぉ!」

ジャック「うろたえるな!キングはこの程度で動じはしない!」

Ⅳ「俺のターンはこれで終了だ。どうだ、少しは楽しんでくれたか?俺のファンサービスを」

ジャック「…なるほど、貴様の力、確かに見せて貰った」

Ⅳ「どうだファンサービスの味は?俺のファンになってくれたか?」

ジャック「だが!俺には遙かに及ばない!」

Ⅳ「なんだと?」ピクッ

MC『キングだからか!?』

ジャック「そうだ!キングだからだ!」

ジャック「これが俺のデュエルだ!俺のターン、ドロー!」

ジャック(―――このカードは!遊星!みんな!5D'sの力を借りるぞ)

ジャック「俺は手札のバリアリゾネーターを一枚捨て、クイックシンクロンを特殊召喚!」

ジャック「そして手札から死者蘇生を発動!墓地のバイスドラゴンを特殊召喚する!」

Ⅳ(レベル5が二体…?なにをするつもりだ?)

ジャック「行くぞ!俺はフィールドのクイックシンクロンとバイスドラゴンをリリース!」

ジャック「これが俺たちチーム5D'sの絆の力!」

ジャック「現れよ!赤き竜、『アルティマヤ・ツィオルキン』!」

Ⅳ「な、なんだこのモンスターは!?」

Ⅳ(あ、ありえねぇ!このパワーは…カオスの力に匹敵する…っ!?)

MC『なななな、なんだこのモンスターは!!私もまったく見たことがありません!何とも神々しく、それでいて恐怖すら感じる!ジャックアトラス選手、こんな力を隠していたのかー!』

Ⅳ(攻撃翌力0…とはいえ、ただの雑魚なわけがねぇ、な)

ジャック「俺はカードを一枚セット、これによりアルティマヤツィオルキンのモンスター効果を発動する!」

ジャック「自分のエクストラデッキから『琰魔翌竜 レッド・デーモン』を特殊召喚!」

MC『更なるレッドデーモンだーー!これはなんでしょう!私は新たな時代の始まりを見ているようです!』

MC『カードをセットしただけでシンクロモンスターを召喚するだって!?インチキ効果もいい加減にしろ!』

ジャック「理解したか?これが、キングのデュエルと言うものだ」

ジャック「琰魔翌竜レッドデーモンのモンスター効果を発動!フィールド上の攻撃表示モンスターをすべて破壊する!」

Ⅳ「馬鹿な!?俺のモンスター達が一瞬で…っ!?」

ジャック「バトルだ!琰魔翌竜レッドデーモン!相手プレイヤーにダイレクトアタック!」

Ⅳ「グ、ガァァァ!」LP6200→3200

MC『ととと、とんでもないダメージー!一気に3000ものライフを削られたー!やはりこの男ジャックアトラス!キングの名は伊達じゃない!』

Ⅳ「が…ガハッ…」ガクッ

Ⅳ「お、俺は墓地のギミックパペットシャドーフィラーの効果を発動…1000LPを払いフィールド上に特殊召喚する」

Ⅳ「ぐっ…」LP3200→2200

ジャック「俺はカードを一枚伏せてターンエンドだ」

MC『Ⅳ選手!1ターンで4000ものライフを削られ、フィールドも完全にがら空き!これは勝負が決まったかー?』

観客「アトラスサマー!キャーキャー!キング!キング!キング!」

クロウ「く~!ジャックのやつ!なんだかんだ言ってやっぱりやりやがるぜ!」

遊星「ああ!これなら…っ!」

Ⅳ「…クッ、クックク」

ジャック「……ふっ」

Ⅳ「ハーハッハッハ!面白れぇ!こんなワクワクするデュエルは凌牙以来だぜ!ジャックアトラスゥ!」

ジャック「フハハハハ!やはり乾いていたか!貴様も!デュエルに、真の勝利に!」

MC『な、なんだなんだ?』

Ⅳ「久しぶりに、本当の本気で相手をしてやる!

Ⅳ「光栄に思えジャックアトラスゥ!お前のファンになってやるぜ!」

Ⅲ「いけー!トーマス兄様ーーー!」

Ⅳ「俺のターン、ドロー!!!…きたぜ!」

Ⅳ「俺は墓地のネクロドールの効果を発動!ギミックパペットジャイアントキラーを除外し、自身を特殊召喚!」

ジャック「何度蘇ろうと同じ事!何度でも葬ってくれる!」

Ⅳ「俺は二体のギミックパペットでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!」

Ⅳ「現れろ!『NO.40 ギミックパペット-ヘブンズ・ストリング』」

MC『これまた新たなランク8!高レベルモンスターを使ったエクシーズモンスター、次はいったいどんな驚きの効果を使ってくるのか、この私の期待がやまなーい!』

ジャック「攻撃翌力3000…なるほど、口だけではないということか」

Ⅳ「ハッ!ここはまだ地獄の一丁目だ!俺はギミックパペットヘブンズストリングのモンスター効果を発動!このカード以外のモンスター全てにストリングスカウンターを乗せる」

ジャック「なんだこれは!?」

Ⅳ「次のテメェのエンドフェイズ、このカウンターが乗っているモンスターは全て破壊され、一体につき500ポイントのダメージをテメェは受ける」

ジャック「次のターンのエンドフェイズだと?残念だったな、そんなものはない!貴様は次でこの俺に倒されるのだからな!」

Ⅳ「ああ、俺もこの効果で貴様を倒そうなんて思ってねぇよ」

ジャック「なに?」

Ⅳ「そもそも貴様に次のターンなどこない!」

Ⅳ「見せてやる、これが真のファンサービスだ!」

Ⅳ「俺は手札から『RUM-アージェント・カオス・フォース』を発動!」

Ⅲ「あれは…っ!クリス兄様の開発したカード!」

Ⅳ「このカードは自分フィールド上のランク5以上のエクシーズモンスター一体を、ランクアップさせる!」

MC『ラララ、ランクアップーー!?い、いったい何なんだそれはーー!』

観客「スゲー!オレソンナショウカンホウLDSデモナラッテイヨ!アンタトハレベルガチガウノヨ!イヤ、ランクガチガウンダヨ!」

遊星「くっ!なんというフィールだ…っ!」

クロウ「ああ!こんな力が隠されていたなんて…ジャック…っ!」

Ⅳ「俺はギミックパペットヘブンズストリング一体で、オーバーレイネットワークを再構築!」

Ⅳ「人類の叡智の結晶で、悪魔よよみがえれ!『CNO.40 ギミック・パペット-デビルズ・ストリングス』!」

ジャック「攻撃翌力3300だとぉ!?」

Ⅳ「驚くのはまだはやい!デビルズストリングのモンスター効果を発動!」

Ⅳ「このカードが特殊召喚に成功した時、フィールド上のストリングスカウンターが乗ったモンスター全てを破壊する!」

ジャック「さっきの効果はそのための…っ!」

Ⅳ「くらえ!メロディ・オブ・マサカ!」

ジャック「俺のシンクロモンスター達が!」

Ⅳ「まだだぁ!俺はカードを一枚ドローし、貴様は破壊されたモンスターの中で元々の攻撃翌力が最も高かったモンスターの攻撃翌力分のダメージを受ける!」

ジャック「うおおオォォォ!」LP5300→2300

Ⅳ「ハーッハッハ!味わってくれたか?だがまだファンサービスは終わらねぇ!」

Ⅳ「これで貴様のフィールドはがら空き、そして俺のフィールドには攻撃翌力3300のデビルズストリング」

Ⅳ「LP2300のあんたはこの攻撃でライフ0ってわけだ」

MC『ジャックアトラス選手大ピーンチ!Ⅳ選手の攻めを耐えきれるかー!?』

Ⅳ「良く戦ったぜ元キングさんよぉ!俺にRUMまで使わせるとはなぁ。だが!これで貴様は終わりだァ!」

ジャック「…極東のキングは知らないようだな、真のキングのデュエルを」

Ⅳ「あァ?何言ってやがる?」

ジャック「知らないのなら教えてやる、キングのデュエルは常に二歩三歩先を行く!」

ジャック「貴様のやることなど、このキングはお見通しだ!罠カードオープン!『シャドー・インパルス』!」

ジャック「このカードは自分のシンクロモンスターが戦闘・効果で破壊されたとき、そのモンスターとレベル・種族が同じ、名前の異なるシンクロモンスター一体をエクストラデッキから特殊召喚する!」

Ⅳ「なん…だと…!?」

ジャック「俺が指定するのは赤き竜、『アルティマヤ・ツィオルキン』!俺はレベル12のドラゴン族シンクロモンスターを呼ぶ!」

ジャック「荒ぶる魂!『バーニングソウル』!!!」

ジャック「王者と悪魔、今ここに交わる!荒ぶる魂よ、天地創造の叫びをあげよ!出でよ、『スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン』!」

MC『うおおおお!これぞ!これぞー!ジャックアトラスの切り札!スカーレッドノヴァドラゴン!雄々しいキングそのもの!このモンスターの前では全ての敵は灰燼に帰すー!』

遊星「ジャックの奴、これを見越して!」

クロウ「まったく!スゲー奴だぜ!お前は!」

ジャック「このモンスターは、墓地のチューナー一体につき、攻撃翌力が500ポイントアップする」ATK3500→5000

Ⅳ「馬鹿な!?攻撃翌力5000のモンスターだと!?」

ジャック「これが俺の切り札!倒せるものなら倒してみろ!」

Ⅳ「ぐっ!なんて攻撃翌力だ、デビルズストリングでは届かない…ならば!」

Ⅳ「俺は手札より魔法カード、エクシーズ・シフトを発動!」

Ⅳ「このカードはフィールド上のエクシーズモンスター一体をリリースし、そのモンスターと種族・属性・ランクが同じ、異なる名前のエクシーズモンスター一体を特殊召喚する!」

Ⅳ「現れろ、CNo.15!人類の英知の結晶が、運命の糸を断ち切る使者を呼ぶ!ギミック・パペット-シリアルキラー!」

MC『ヒエッ!ちょ、ちょっとさっきからモンスターが恐ろしいぞー!』

ジャック「新たなエクシーズモンスターだと!?」

Ⅳ「そして俺はエクシーズシフトをこのカードのエクシーズ素材とする」

Ⅳ「シリアルキラーのモンスター効果、発動!このカードのエクシーズ素材を一つ取り除き、相手フィールドのカード一枚を破壊する!」

Ⅳ「スカーレッドノヴァドラゴン、潰れちゃいなぁ!」

MC『うおおお!これでスカーレッドノヴァドラゴンも破壊かー!ジャックアトラスのさらにさらに上を行くのか、Ⅳ選手ーー!』

Ⅳ「その切り札とやらも俺の敵ではなかったようだな!受け取れぇ!俺のファンサービスを!」

Ⅳ「エクスターミネーション・スラッシャー!!」

ドオオオオオオオオンンンンン

Ⅳ「…クックックッ、これで貴様のモンスターは破壊され、貴様はそのモンスターのもともとの攻撃翌力分のダメージを―――」

ジャック「それはどうかな」LP2300

Ⅳ「な、なに!?貴様!何故生きている!?」

MC『ジャックアトラス無傷ー!い、いったい何が起きたのでしょう!』

ジャック「残念だったな極東のキング、そんなやわな攻撃では俺の切り札に傷一つ付けることはできない」

ジャック「スカーレッドノヴァドラゴンのモンスター効果!このカードはあらゆる相手の効果で破壊されない」

Ⅳ「がっ…!馬鹿な!馬鹿なァ!俺のカオスナンバーズに倒せない敵がいるなど…っ!」

Ⅲ「こ、こんな相手、一体どうしたら…っ!」

ジャック「お前の攻撃はこれで終わりか?」

Ⅳ「くっ…俺はカードを2枚伏せ、ターン、エンドだ…」

ジャック「ここまでよくやった、極東のキング。俺に切り札まで使わせるとは」

ジャック「だが!これが最後のターンだ、ドロー!」

ジャック「俺は魔法カード、星屑のきらめきを発動!」

ジャック「墓地のダークリゾネーターとバイスドラゴンを除外し、再び現れよ!我が魂!」

ジャック「『レッド・デーモンズ・ドラゴン』!」

MC『ここにきてジャックアトラス選手の魂!レッドデーモンズドラゴンまでもが復活ー!Ⅳ選手、絶体絶命のピーンチ!!!』

ジャック「ダークリゾネーターを除外したことでスカーレッドノヴァドラゴンの攻撃翌力は500ポイント下がる」ATK5000→4500

ジャック「これが俺の切り札と魂!究極の布陣だ!貴様の及ぶところではない!」

Ⅳ「お、俺をここまで圧倒するのか…ジャックアトラスッッ!」

ジャック「バトルだ!俺はスカーレッドノヴァドラゴンでギミックパペットシリアルキラーを攻撃!」

ジャック「『バーニングソウル』!!」

Ⅳ「ぐおおおおおおおお!」LP2200→200

MC『Ⅳ選手のライフはもはや、風前の灯火!ここで攻撃翌力3000のレッドデーモンズドラゴンの攻撃を受けてしまったらライフは0!これで勝負が決するのかー!』

ジャック「終わりだ、我が魂レッドデーモンズドラゴンよ!その手に勝利を掴め!」

ジャック「『アブソリュート・パワーフォース』!」

Ⅲ「トーマス兄様ぁー!」

Ⅳ「―――まだだ!俺は手札からモンスター効果、速攻のかかしを発動!」

Ⅳ「このカードは相手が直接攻撃を宣言した時、その攻撃を無効にしバトルフェイズを終了させる!」

ジャック「ちぃ!小賢しいマネを!俺はカードを一枚伏せて、ターンエンドだ」

MC『な、何とか苛烈な攻めを凌いだⅣ選手!しかしお互いに手札はゼロ!ライフも少し!これはどうやら戦いの終わりが見えて来たようです!勝利の女神はどちらに微笑むのか!』

ジャック(この攻撃まで粘られるか、やはり強い。同じキングの称号を持つだけのことはあるようだな)

ジャック「だが!キングは一人、この俺だ!」

Ⅳ「ハァ…ハァ…ハァ」

Ⅳ(こいつ…強い…!想像以上だ…!)

Ⅳ(それにあの切り札スカーレッドノヴァドラゴン…打つ手が、ねぇ…っ!)

ジャック「俺の攻撃、凌いだところでこの俺の布陣を一体どう突破するというのだ」

ジャック「お前の手札は0、モンスターも0、次のターン俺のモンスターに引き裂かれるお前の姿が俺にはもう見えている」

Ⅳ(…確かに、圧倒的に俺が不利…だがな!)

Ⅳ「――ハッ!舐めるなよ元キング」

ジャック「なに?」

Ⅳ「確かに貴様の言う通り、俺は今絶望的な状況だ」

Ⅳ「だがここから逆転するのが真のファンサービスってもんだ!あんたもそう思うだろ?」

ジャック「減らず口を…、なら見せて見ろ!お前のエンターテインメントとやらを!」

MC『まだまだやる気だ!これは勝負はまだ決まっていないぞー!』

Ⅳ(ちっ、虚勢を張ってみたはいいものの、今俺の場にこの状況を打開できるカードはねぇ…このドローが運命を決めるってわけか…)

Ⅳ(運命のドローか…)フッ

ジャック「どうした?怖気づいたか?」

Ⅳ「…面白れぇ」

ジャック「なに?」

Ⅳ「運命のドロー、あの時は引けなかったが…今なら、引ける気がするぜ!」

Ⅳ「俺のターン……ドローっっ!!!」

Ⅳ「――――!」

Ⅳ「俺は魔法カード、ジャンクパペットを発動!」

Ⅳ「墓地のギミックパペットと名前の付いたモンスター一体を特殊召喚する!」

Ⅳ「現れろCNO.40!ギミックパペット-デビルズストリング!」

Ⅳ「自分フィールドにランク5以上のモンスターが特殊召喚されたことで俺は墓地からRUMアージェントカオスフォースを手札に加える」

ジャック「攻撃翌力3300のモンスターか、だがそんなパワーでは俺のスカーレッドノヴァを破ることは出来ん!」

Ⅳ「ここからだ…いくぜ!俺は罠カード、『パージ・レイ』を発動!」

Ⅳ「自分フィールドのエクシーズモンスター一体をリリースし、そのモンスターと同じ種族でランクが一つ低い、NO.モンスター一体をエクストラデッキから特殊召喚する!」

Ⅳ「現れろ、No.88!『ギミック・パペット-ディステニー・レオ』!」

MC『ででで、でたーー!ここにきてついにⅣ選手の切り札!両者ともに切り札を並べ、最終決戦に突入だー!』

ジャック「…なるほど、それがお前の切り札か」

Ⅳ「ああ、ちったぁ驚いてくれたか?」

ジャック「攻撃翌力3200…我が魂だけでも倒そうという魂胆か?」

ジャック「だが残念だったな、スカーレッドノヴァドラゴンは自身を除外することで相手の攻撃を無効にする、やはり真のキングはこの俺――」

Ⅳ「――笑止!」

ジャック「!!?」

Ⅳ「俺はディステニーレオのモンスター効果を発動!このカードのエクシーズ素材を一つ取り除き、このカードにディステニーカウンターを一つ置く」

Ⅳ「このカウンターがディステニーレオに三つ乗った時俺はデュエルに勝利する」

ジャック「一体何をやっているんだ…そんな暇を与えると思っているのか!そもそもお前のモンスターはもうエクシーズ素材を持っていない!」

Ⅳ「分からないだろうな、今の俺はお前の想像を超えている」

Ⅳ「俺は手札からRUMアージェントカオスフォースを発動!俺はディステニーレオ一体でオーバーレイネットワークを再構築!」

MC『ささ、さらなるエクシーズチェンジ!?本日二度目のランクアップをだーーー!』

Ⅳ「現れろ、CNo.88!吠えろ、荒ぶる魂!すべてを滅ぼす怒りを呼び覚ませ!『ギミック・パペット-ディザスター・レオ』!」

ジャック「これが…お前の真の切り札…っ!」

Ⅳ「覚悟しろジャック・アトラス!こいつでお前を倒す!」

Ⅳ「ディザスターレオのモンスター効果、発動!このカードのエクシーズ素材を一つ取り除き、相手ライフに1000ポイントのダメージを与える!」

Ⅳ「くらえ!マキシマム・カラミティー!」

ジャック「…なるほど、モンスターを倒せないから効果ダメージか、なかなか良い戦略だ」

ジャック「だが!キングには読めている!」

ジャック「俺は罠カード、『クリムゾン・ヘルフレア』を発動!」

ジャック「自分フィールドにレッドデーモンズドラゴンがいるとき相手が自分にダメージを与える効果を発動した場合、そのダメージを無効にし、倍にしてお前に返す!」

ジャック「つまりお前は2000ポイントのダメージを受ける!お前のLPは残り200、これで終わりだァ!!」

Ⅳ「――キングのデュエルは常に二歩三歩先を行く、さっきお前は俺にこう言ったな?」

ジャック「なに!?」

Ⅳ「罠カードオープン!『白銀のバリア-シルバーフォース』!このカードは相手がダメージを与える罠カードを発動した時に発動できる!その発動を無効にし、相手フィールド上の魔法・罠カードをすべて破壊する!」

ジャック「くっ!」LP2300→1300

MC『罠カードをさらに罠!相手の読みのさらに上を行く!これがキング!これがファンサービスーー!』

観客「ウオオオオオオオ!イイゾⅣ!キャー!Ⅳサマガンバッテー!」

ジャック「なるほど、この罠まで凌いだか」

ジャック「だがそれで終わりかⅣ!この俺のLPを刈り取ることまでは出来なかったようだな!」

Ⅳ「…その通りだ」

ジャック「これで次のターン、お前の切り札を俺が粉砕して勝利―――」

Ⅳ「――いや、お前に次のターンは来ない!」

ジャック「…なんだと?」

Ⅳ「ディザスターレオのモンスター効果、自分のエンドフェイズ時に相手ライフが2000ポイント以下でこのカードにエクシーズ素材が無い場合、俺はデュエルに勝利する」

ジャック「ば、馬鹿な!特殊勝利…だと…!?」

Ⅳ「ジャックアトラス、お前は強かった。俺にはお前の魂もライフも奪うことは出来なかった」

ジャック「Ⅳ…っ!」

Ⅳ「だが、最後に勝つのはこの俺だ!いけ、ディザスターレオ!」

Ⅳ「『ファイナル・クラック・ダウン』!」

ジャック「ぐ、ぐああああああ!」

WIN Ⅳ
LOSE ジャック・アトラス

MC『――つ、つつつ!ついに決着ーーーー!この熱く、激しい!魂のぶつかり合いを制したのは!ハートランドのⅣ選手だああああああ!』

観客「「「「ウオオオオオオオオオオオオオオオ!」」」」

―――その後


クロウ「おいジャックー!いねえのかー?」

遊星「クロウ」

クロウ「おう遊星、ジャックのやつ見なかったか?」

遊星「ジャックならさっき出かけて行ったぞ」

クロウ「マジか、行き違ったな」

遊星「『ブルーアイズマウンテンが足りん』とか言ってたからまたいつもの喫茶店じゃないのか?」

クロウ「またかよ!あいつもちったぁ家計のこと考えて行動してくれよな」

遊星「まあそういうなクロウ、せっかくの休日だ、あいつも休みたいときもあるさ」

クロウ「まったく、今まで休んでた分キビキビ働けってんだ、まああいつにしてはよくやってる方だけどな」

遊星「ああ、ジャックの資金のおかげでDホイールの開発が捗ってるよ」

クロウ「結局負けたのにプロ入りか、運のいい奴だぜまったく」

遊星「そんなこと言って、ジャックのプロ入りが決まったときお前泣いてたじゃないか」

クロウ「うっ、うるせー!俺は次の配達いってくるからな!」

遊星「そういえばジャックへの用事ってなんだったんだ?」

クロウ「ああ、一つはジャックと戦ったⅣって奴から手紙だよ」

Ⅳ『ジャックアトラス!次にデュエルするときはお前を俺の一番のファンにしてやる!再戦を楽しみにしておけよ』

クロウ「まったく、口の悪い奴だぜ」

遊星「ふっ、ジャックの奴新たなライバルが出来たと意気込んでたが、相手も相当なもののようだな」

クロウ「また五月蝿い奴が増えて俺は複雑だよ、ほんと」

クロウ「他の荷物はまあ…いつものあれだよ」クイッ

遊星「…ああ、あれか」

クロウ「困ったもんだよ。あんな大量のファンレター、この狭いガレージじゃあいつまでも置いておけねえよ」ハァ

――――――――


Ⅲ「トーマス兄様ー!郵便ですよー!」

Ⅳ「…ああ」

Ⅲ「ジャックアトラスさんからですね。ここに置いておきますね」

Ⅳ「ああ、ありがとう…」

Ⅲ「あれ?トーマス兄様?今日って『爽やかデュエル!アクセラレーション』の撮影日ではなかったですか?」

Ⅳ「…」

Ⅲ「もう撮影時間ギリギリですよ?早く支度をした方が――」

トロン「―それは僕が答えよう、ミハエル」

Ⅲ「お父様?」

トロン「トーマスはあの番組…降ww板wwだwwっwwてwwさwwwwwwwwww」

Ⅲ「…えっ?」

トロン「この前のサテライトとの交流戦あったでしょ?あのデュエルはさww全国報道されてたからさwwww」

Ⅲ「あっ…」(察し)

トロン「だが、しかし、まるで全然、爽やかとは程遠いんだよねぇwwwwww」

V「働いて逆にファンが減るとは笑止。やはり仕事などするものではないな、今はまだ私が動くときではない」

Ⅳ「…まったく、安心しろ。俺は別にそんなこと気にしてねえよ」

Ⅲ「トーマス兄様?」

Ⅳ「確かに仕事は多少、ほんの少し、ごく僅かに、減らなかったと言わねえこともねえ」

トロン「ププッ、強がり言っちゃって」

Ⅳ「トロン」キッ

トロン「ゴメンゴメン」

Ⅳ「だがまあ、前より断然デュエルはやりやすい。この前のリーグも無事優勝。デュエリストとしてはこれ以上ないぜ」

Ⅳ「それに…」

Ⅲ「それに?」

Ⅳ「ファンの絆なら、また繋げればいい。俺の真のファンサービスをこれまでよりもっと多くファンに届ける。新しい楽しみが出来て、俺は満足だ」ニカッ

Ⅲ「トーマス兄様…っ!大丈夫です!僕はいつまでも兄様のファンですから!」ダキッ

Ⅳ「お、おいミハエル!わかったから抱き着くんじゃねぇ!」

トロン「僕もトーマスのファンでお父さんだよー!」ダキッ

V「心臓が止まってもⅣのファンを続けるのが真の兄!」ダキッ

Ⅳ「わかった!わかったから、離れろーー!暑苦しいんだよお前らー!」

トロン「ちぇー、せっかくの家族のスキンシップなのにー」

Ⅳ「ちょっとレギュラー番組が減ったくらいで大袈裟なんだよ。そういえばほら、今月分の小遣いだ、受け取れぇ!」

トロン「わーい!」

V「ふっ」

Ⅲ「いつもありがとうございます、トーマス兄様」ペッコリン

トロン「これであの機材が…あ、あれ?トーマス?これいつもより少なくない?」ガクガク

Ⅳ「そうですね」

V「お父様があのように煽ったりをするからですよ」

Ⅳ「兄貴の分も減ってるよ」

V「ありえない」ガクガクブルブル

Ⅲ「あ、あの、もし家計が苦しいようなら僕のも…」

Ⅳ「いいんだⅢ、いつも学校も忙しいのに家事をやってくれてありがとう。それで遊馬とでも出かけてくるといい」ポン

Ⅲ「トーマス兄様…ありがとうございます!」

トロン「ねートーマスー!僕も今日洗濯物畳んだー!お風呂掃除したよー!」

V「私のお小遣いを減らすものは地獄の業火に包まれる」

Ⅳ「……てめぇらはいい加減働けよ!働けぇぇぇぇッ!」


カン

カードの効果が違っているのはクリムゾン・ヘルフレアとパージ・レイ、エクシーズ・シフトです
あと白銀のバリア-シルバーフォースも処理がこれであってるのか不安です
ヘルフレアは効果モンスターのダメージを反射できず、パージ・レイはリリースしたモンスターと色々同じランクが一つ低いモンスターをエンドフェイズに特殊召喚します。エクシーズ素材はなしです
エクシーズ・シフトはエンドフェイズにこの効果で特殊召喚したモンスターは墓地へ送られます
ヘルフレアは地獄の扉越し銃、パージレイとエクシーズシフトは…うん、なにか脳内保管して貰えると助かります
書き終わってから気づいた非力な私を許してくれ

それと隼VS素良の回に興奮して書いたSSがPCに腐ってたのでおまけでこれから貼っていきます
よければ見てね☆

ソードマスター隼 誤植編


隼「くそっ!担当に文句言ってやる」prrrrr

隼「ドルベ、なんだこれは!?酷いぞ!今月号の俺の漫画!」

ドルべ「え、なにw?酷いってw?顔芸が?ぐへへ」

隼「違う!誤植だ誤植!台詞が間違っているんだ!」

ドルべ「え~ほんとに?どこどこ何ページ目?」

隼「ほら、隼が四天王の一人紫雲院素良に挑む前の会話で」

隼『融合だけは許さない!』

隼「って最高にかっこいいセリフが」

隼『ドン千だけは絶対に許さない!』

隼「なんだこれは!」

ドルべ「あ、ほんとだ!やっちゃった☆」

隼「やっちゃっただと!?なんだドン千って!」

ドルべ「HAHAHA!」

隼「HAHAHA!!?何を笑っている!」

隼「それに誤植はここだけではない!」

ドルべ「ほんとぉ?どこどこ」

隼「主人公が暗い過去を語って」

隼『ここは俺の戦場だ!』

隼「って決意を新たにする場面で」

隼『ここは俺の船上だ!』

ドルべ「あ、本当だ!漢字間違ってる…やっちゃった☆」

隼「だからやっちゃったで済ませるな!」

ドルべ「HAHAHA!船上ってなに?船乗り?HAHAHA」

隼「さっきから何なんだ!その上機嫌は!」

ドルべ「いや~、実は先日ナッシュを発見しちゃって☆」

隼「はぁ?よく分からんがこちらにとっては全く関係ないことだ!」

隼「それにまだ誤植がある!」

ドルべ「え~どこどこ~?」

隼「次に現れた四天王の素良が」

素良『君がエクシーズ使いか』

隼「って言う超ドキドキのシーンで」

素良『君がナッシュか』

ドルべ「あ、本当だ」

隼「ナッシュってなんなんだ!さっきからわけのわからん登場人物を増やすな!」

隼「またやっちゃったなど言うなよ!」

ドルべ「ヒュ~、やっちゃったブックス☆」

隼「意味の分からない語尾を付けるなァ!それにまだ誤植はあるんだよ!」

ドルべ「え?どこどこ~?バリアン七皇歴1000年のこの私がどんな間違いを?」

隼「その次のコマだ!隼が素良に」

隼『俺は隼だ!』

隼「って超クールなシーンが!」

隼『俺はシャークだ!』

隼「なんだシャークって!なんで主人公いきなりお魚宣言しているんだ!」

ドルべ「HAHAHA!やっちゃったブックス!」

隼「その語尾やめろ!気に入ったのか!」

ドルべ「気に入ったブックス!とっちゃやだブックス!」

隼「そんなもの盗らん!」

隼「それよりもっとあるんだよ誤植!

ドルべ「え~まだあるの~?どのへんブックス?」

隼「どのへんブックス!?そんな無理に言う必要あるのか!?」

隼「それにあるんだよ!まだまだ誤植が!」

ドルべ「え~どこどこ?」

隼「最後だ!最後のページ!」

隼『俺の新しいRUMを見せてやる!』

隼「って言うドキドキのシーンだ!」

ドルべ「どれどれ~」

隼『俺の新しいマジックコンボを見せてやる!』

ドルべ「やっちゃったブックス」

隼「なんだマジックコンボとは!勝手にダサい名前を付けるな!」

ドルべ「いや~ナッシュのことで頭がいっぱいで」

隼「しかももっとひどい誤植が最後のコマにあるんだよ!」

隼「隼が素良に」

隼『うおおおおおおおお!』

隼「って突っ込んでいくところだ!」

ドルべ「え~?そんな台詞間違えないと思うんだけど?」

隼「間違えてるんだよ!」

隼『ブックス!』

隼「まるで意味が分からんぞ!それにこのコマの煽り文句!」

煽り文句『ナッシュが見つかりました』

隼「なんだこの自慢は!」

ドルべ「HAHAHA!やっちゃったブックス!」

隼「この煽り文は瑠璃に会えない俺への当てつけかなにかなのか!?」

隼「もうやっちゃったブックス!なんて言うなよ!」

ドルべ「ヒュ~♪言っちゃったブックス!」

隼「ぐあああ!もう、やってられないんだブックス!」ガシャン

ソードマスター隼、完結編


零児「もしもし、月間VJの赤羽零児だ」

隼「なに?赤羽零児?」

零児「今日から私がソードマスター隼の担当になった」

隼「ドルベはどうした?」

零児「亡くなった」

隼「どういう…ことだ…?」

零児「実はナッシュに『俺の一番の友はⅣだ』と言われたようで」

隼「なに!?それで自ら命を!?」

零児「いや、ショック死だ」

隼「ショック死!?」

零児「Ⅳとナッシュがデュエル中にそのような会話をしているのを聞いて」

ドルべ『ありえないんだブックス!』

零児「と叫んでぶっ倒れた」

隼「最後までその喋り方だったのか…」

零児「それで仕事の話に戻るが、ソードマスター隼来月号で最終回だ」

隼「なんだとぉ!!?」

零児「悪く言えば打ち切りだな」

隼「わざわざ悪く言うな!」

零児「もともと人気は無かったが、今月はぶっちぎりで、どっこい九庵堂栄太くんより人気無かったんだ」

隼「ほ、本当か!?だが急に最終回など言われても困る!」

隼「俺の漫画、やっと盛り上がってきたのに…顔芸とか出てきて」

零児「戦いはこれからも続く、的な奴でいいんじゃないか?」

隼「そういう終わりはよくあるが俺の漫画の場合敵のボスに隼の妹が連れ去られている」

隼「しかもエクシーズ召喚が一日に一回しかできないという地獄のような日々を送っているんだぞ!」

零児「どっこい九庵堂栄太くんと被っているな」

隼「全然被ってないだろ!とにかくそういうわけで、赤羽レオを倒さないとスッキリしない」

零児「そうだな…」

隼「しかもそれには色々条件があって」

隼「赤羽レオに合うには四天王を倒さないといけない」

隼「しかも今戦っている四天王素良に勝つにはRUMを二回しないと倒せないし」

零児「なんでそんな面倒な設定にしたんだ」

隼「3話くらい引っ張ろうと思って…」

隼「あとこの話は今までの遊戯王シリーズが関わってくることをほのめかせているんだが…」

零児「さあ?上手くまとめろ」

隼「あ、ああ」

隼(なんかこの担当、少しやりづらいな)

隼「それで、レスは何レス書いていいんだ?」

零児「1レスだ」

隼「なに!!?なぜそこまでの扱いを受けるんだ!」

零児「本当に人気なくてな」

隼「どっこい九庵堂栄太くんだって毎回4レスあるのに!」

零児「どっこい九庵堂栄太くんも今月で打ち切りだ」

隼「そうなのか?おむすびくんの最終回は全部で何レスあるんだ?」

零児「4レスだ」

隼「くそおおおお!」

隼「もうVJでは描かないからな!」

零児「ああ」

ソードマスター隼 最終回 ~全てを終わらせる時~


隼「引き裂け!RRライズファルコン!」

素良「実は僕は二回RUMしなくても倒せるよ!」

素良「うわああああああ!」ブシャアアア

マリク「素良がやられたようだな…」

斎王「フッフッフ、奴は四天王の中でも最弱」

ベクター「不審者如きに負けるとは、顔芸の面汚しよ」

隼「いけぇ!ライズファルコン!」

ライズファルコン「ピギャアアアア」

四天王「「「ぐあああああ!」」」

隼「ついに四天王を倒した、これで赤羽レオのところへ行ける」

レオ「ククク、よく来たなソードマスター隼」

隼「ここにいたのか!赤羽レオ!」

レオ「隼よ、戦う前に一つ言っておく。実はエクシーズ世界を融合が襲ったのはドンサウザンドがお前の記憶を操作しただけだったのだ」

隼「上等だ!つまり俺の攫われた妹も居なかったということか」

隼「うおおおお!いくぞおおお!」

レオ「さあこい隼!」

隼がいつか瑠璃に会えると信じて

ご愛読ありがとうございました  本当にカン

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年01月21日 (水) 00:42:35   ID: tafcgiYH

翌の字が無ければ気持ちよく読めるんだがねぇ

2 :  SS好きの774さん   2015年01月25日 (日) 00:32:00   ID: 1CqInS1a

面白かった!

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