【ジョジョ】徐倫「イタリアに来たわ」 (28)
初めてのSSです。
もしかしたら日本語がおかしい所があるかもしれません。あれば指摘して下さるとうれしいですm(_ _)m
それでは投下していきます。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1421246265
〜6部のプッチ戦後、世界は一巡せず平和が戻ってきた(最終決戦で死んだ人は生きてる)という設定〜
2013年イタリアの空港
スタッスタッスタッ
徐倫 「ここがイタリアかあ。初めて来たわ。父さんに頼まれて矢の回収に来たのだけど、大丈夫かしら?一応相手先には連絡が行っているはずだけれど。」
車スーッ ガチャッ
? 「あーあ、なんでボスの右腕である俺がわざわざ出迎えなきゃならねぇんだ?普通そこはもっと下っ端のやつだろぉ。」
徐倫 「なんかあいつブツブツ言ってるわ。一応迎えが来るとは聞いているけど、あいつかしら...。ちょっとそこの人。」
ミスタ 「ああん?誰だお前、俺に用かあ?」
徐倫 「ええ。あたし人を探しているのだけれど、パッショーネって名前にピンと来るかしら。」
ミスタ 「!! ああ、あんたなのかジョルノに用があるってーのは。」写真ジーッ
ミスタ 「エーット、ジョリーン・クージョー、、、さん?」
徐倫 「そうよ、間違いないわ。徐倫って呼んで。」
ミスタ 「分かったぜ。俺はグイード・ミスタ。ミスタって呼んでくれ。でもボスの所に連れてく前にあんたに確かめたい事がある。」
徐倫 「何よ?」
ミスタ 「スタンドを見せてくれ。それが一番本人確認できるからな。あんたのスタンドがどんなやつかは聞いてる。」
徐倫 「そう。さすがイタリアのトップギャングね。ボスに会うのに手間がかかるわ。私のスタンドは一般人にも視認出来るから、出来たら車の中で見せたいのだけど。」
ミスタ 「...まあ写真でも確認してるし、あんまりあんたの事疑ってないけどな、でも万が一攻撃されたらたまんねぇから今ここで出してくれ。」
徐倫 「......ミスタ、スタンドの確認をするって事はあなたもスタンド使いなんでしょ?だったらスタンドを晒す事が弱点を晒すのと同じっていうのは分かるわよね。それに、この件を任されたってことはあなたも結構な使い手って事だと思うわ。だからもし私が攻撃するようなら、あなた一人で十分対処出来ると思うのだけれど。」
ミスタ 「...そこまで言うなら仕方ねぇな。入れよ。」ガチャッ
徐倫 「ありがとうミスタ。あなたが話の分かる人で良かったわ。」車ノリー
徐倫 「はい、これが私のスタンド」シュルシュルッ
ミスタ 「オーケー。疑って悪かったな徐倫。」
徐倫 「いいわよ。あなたも仕事じゃない。」
車はイタリアの街を駆けてゆく
徐倫 「街を見ていて思ったのだけど、結構ボロボロな家が多いのね。」
ミスタ 「ああ、変な表現だが半年くらい前にまるで重力の方向が真横になったみたいな時があってな、大分被害を受けたよ。まぁパッショーネの財力のおかげで結構他の街より復興しているんだがな。」
徐倫 「...そう(プッチの影響がこんな所にまで及んでるのね)。パッショーネは良いギャングなのね。街の住民のために活動するなんて。」
ミスタ 「今は、だけどな。パッショーネのボスがジョルノになる前はただの悪党さ。それこそ麻薬とかで稼いでたんだ。」
徐倫 「そうだったの。あら? 誰かからメールが来てる。」ピピッ
『アナスイ@徐倫は俺の嫁 :おいジョリーン大丈夫か?イタリアなんて遠い所にお前が行っちまうなんて、俺辛すぎて死にそうだよ。せっかく婚約もしたのにまだ結婚式もあげてないんだぜ?はやく帰って来いよ?はやく帰って来てね?:'(』
徐倫 「...なんでもなかったわ。ところでミスタ、あなたのボスってどんな人なの?」
ミスタ 「そうだなぁ、ジョルノは信頼できる男だぜ。まだ27だけどちゃんとパッショーネを引っ張ってるし、急にとんでもない事を言い出したかと思えば、本当にジョルノが言った通りになるしな。」
徐倫 「頼もしいのね。」
ミスタ 「さあ着いたぜ。ここが待ち合わせ場所だ。」キキーッ
ーーー
ミスタ 「おーいジョルノ、連れてきたぜー。」
ジョルノ 「お疲れさまですミスタ。意外と早かったですね。 こんにちは、空条徐倫さんですね。」
徐倫 「ええ、そうよ。よろしく頼むわ。早速本題に入りたいのだけれど、いいかしら?」
ジョルノ 「まぁそんなあせらないで。徐倫さんは着いたばかりですから疲れてらっしゃるでしょう?少しは休んで行かれたらどうですか?」
徐倫 「残念だけど面倒くさい婚約者のせいで一泊しかできないのよ。だから今日の内に観光とかもパパっと済ましちゃいたい訳。」
ジョルノ 「なるほど。私より若いのに婚約者がいらっしゃるんですね。でも丁度お昼時ですし、昼ご飯を客人にご馳走する事くらいさせて下さい。すぐ終わるような話ですし。」
徐倫 「それもそうね。悪かったわ、いきなり話し出して。」
ジョルノ 「いいえ、気にしないでください。」
トリッシュ 「ご注文はお決まりですか?」スッ
ミスタ 「!!!おいっトリッシュお前こんな所で働いてたのかよ。」
トリッシュ 「ちょっと!話しかけないでよ。せっかく表の世界に戻れたのに貴方達と知り合いだってバレたらクビになるでしょ!」ボソボソ
ミスタ 「おぉ、、、すまんすまん。」ボソボソ
ジョルノ 「ではこれとこれを。あとこれも。」
トリッシュ 「かしこまりました。」スタタタッ
徐倫 「お知り合い?」
ジョルノ 「まぁそういった所ですかね。」
ミスタ 「ジョルノの彼女だぜ。」
徐倫 「あら、そうなの。」
ジョルノ 「ちょっミスタッ!!なに言ってるんですか!」
ミスタ 「まぁいいじゃねえか。徐倫さんは表の人だし。」
ジョルノ 「ミスタはそういう所が、、、ブツブツ、、、」
徐倫 「なんかコントみたいね。」
? 「おい、俺の存在を忘れてるだろ。」
徐倫 「誰っ!?」
ジョルノ 「ああ、すみませんポルナレフさん。」ヒョイッ
徐倫 「か、か、亀ええぇぇ!?」
ミスタ 「まぁそういう反応するよな。」
徐倫 「亀の背中にちっちゃいおじさんが乗ってる、、、」
ジョルノ 「かくかくしかじか」
徐倫 「亀のスタンド使いに魂が、、、。へえーそんな事もあるのね。」
ポル 「私はJ・P・ポルナレフ。君はjojo、いや、承太郎の娘だろう?私はあいつと友人なんだ。あいつは元気か?」
徐倫 「ええ、今は日本で復興支援したりヒトデの研究したりしてるわ。」
ポル 「ヒトデ、、、?まぁ元気ならそれでいい。それにしても君は承太郎に似てるな。」
徐倫 「そうかしら?父さんと一緒にいるのを他人に見られたことがあまりないから、似てるなんて初めて言われたわ。」
ポル 「そういえば、どうして承太郎は一緒に来てないんだ?普通はSPW財団かアイツが来るのが筋だと思うのだが。」
徐倫 「なんでか知らないけど、父さんは私を行かせたかったみたい。前にも信頼できる人をこっちに送ったらしいわ。」
ジョルノ 「(あぁ康一くんか。)」
徐倫 「あとなんか昔の因縁とかでこっちに来たくなかったらしいわ。」
ポル 「なるほど。まぁ帰ったらあいつによろしく伝えといてくれ。」
ジョルノ 「ポルナレフさん。僕の実の父親はそんなに(何年たっても子供に会いたくないほど)ヒドイ奴だったんですか?」
ポル 「、、、言っちゃ悪いが思い出すだけでも腹が立つ野郎だ。ディアボロと同じかそれ以上に下衆だな。正直なんで息子がこんな真っ直ぐな人間に育ったのか謎だよ。」
ジョルノ 「、、、ギャングになってますけどね。」
ガチャッスタタタッ
トリッシュ 「モッツァレラチーズとトマトのサラダ。娼婦風スパゲティー。子羊背肉のリンゴソースがけ。デザートのプリンです。ご注文は以上ですね?」
ジョルノ 「ええ。ありがとうトリッシュ。」
トリッシュ 「フフ」スタスタスタ
皆 「「「「いただきまーす」」」」モグモグ
皆 「「「「ゥンまあああ〜い!!!!」」」」
ポル 「あ、そうだそうだジョセフのじーさんはどうした?まだ生きてるんだろ?いや、忘れてた訳じゃない。」
徐倫 「ひいおじいちゃんとはあんまり会わないけど、元気よ。ちょっとボケてるけど。こないだ会った時には中学生くらいの女の子と一緒だったわ。」
ポル 「げげぇっアイツまだ隠し子がいたのかよ!」
ジョルノ 「ポルナレフさん話し方が。」
徐倫 「私もそうかと思ったけど流石に違ったわ。養子ですって。」
ポル 「あー養子か。そういえば聞いた事あったかもな。」
ミスタ 「おい、昔話に花を咲かせてる所で悪いが、料理来てからもう30分もたったぜ。流石に本題を話さねぇか?」
そうです。完全にオリジナルな感じです。
小説よりの物を期待した人はすみません。
ジョルノ 「忘れてました。」
徐倫 「忘れてたわ。」
ポル 「そういえばそうだった。」
ジョルノ 「まぁ矢を渡せばいいだけの話なんですけどね。ポルナレフさん。」
ポル 「あぁちょっと待ってくれ。」ゴソゴソ
ミスタ 「おいおいジョルノ。そんな簡単に渡しちまっていいのかぁ?あれはお前の切り札みたいなもんじゃあないか。」
ジョルノ 「僕としてもあれはあんまり使いたく無いんですよ。刺す時痛いし、そもそも使う場面がありませんしね。」
ポル 「自分で保管しとくと俺みたいに棚と壁の隙間に落とすかもしれないしな。」
ジョルノ 「僕はそんな事しませんよ。」
ミスタ 「大体なんで回収しなきゃならないんだ?」
徐倫 「矢が無闇にスタンド使いを増やすのを防ぐためらしいわ。SPW財団の持ってる秘密のシェルターに隠して封印するんですって。」
ポル 「相変わらず、する事のスケールが大きいな。SPW財団は。」
徐倫 「じゃあ矢も受け取った事だし、私は観光に出かけようかしら。友達にエルメスの財布買ってきてって言われてるのよ。」
ポル 「おいおいエルメスはフランスだぜ。まぁイタリアにない事はないが、せっかく来たなら本店がいいだろう。こう見えて俺は生粋のフランス男子なんだ。案内してあげよう。」
徐倫 「ほんと?ならありがたいわ。私一人だと道に迷うし。」
ミスタ 「でもあんた一人で移動出来ないじゃあないか。まさか一年かけて案内するつもりか?」
ポル 「何言ってるんだ。ミスタ、君が車を出すに決まってるだろう。」
ミスタ 「、、、はぁ。ま、なんとなくは予想してたぜ。」
ジョルノ 「そうですね。今日は特に大事な用件も無いですし、フランス観光でもしましょうか。」
ポル 「じゃあ早速行こう!」
ミスタ 「おいおい、さてはあんた故郷に久々に帰りたかっただけだろう。」
ポル 「バレちゃあ仕方無いな。ま、とにかく早く行こうぜぇ。」
徐倫 「私を口実に使うなんて、やれやれだわ。」
ーーー
その後何事も無く徐倫達はフランス観光を済ませ、帰った徐倫はアナスイにメールの返信をしなかった事をグチグチ言われましたとさ。
おしまい。
大してオチもヤマもなく終わってしまいすみません。
深夜テンションで書いてる内に眠くなったせいです。
もうちょい頑張ろうとも思いましたが気力が続きませんでしたorz
次に書くことがあればもっと頑張ろうと思います、、、
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