エルメェス「大浴場にいこう」 (19)

4作目です
今回も低クオリティでおおくりします



エルメェス「『本日限り監獄の大浴場を囚人達にも解放』だってッッ!?これはいくしかねぇよなぁぁーーーーッッ!!」

『この時のアタシは気がついてなかったんだ…』

『多くの女囚が同じ考えを持つ可能性に』


エルメェス「ちくしょォォォーーッッ!!人がぎゅうぎゅうのパンパンで身動きが取れねぇぞォォォーーーーッッ!!」ギュウギュウ

エルメェス「空いてるロッカー探すのに五時間かかった時点で予測するべきだったんだアタシのげろっぱげやろぉォォォーーーーッッ!!!!苦しくて気持ちわりぃぃッッ!!」


徐倫「その声は…エルメェス!?」ハァハァ

エルメェス「姿は見えねーけどその声は徐倫かッッ!?お前も来てたんだな!」

徐倫「えぇ…記念品の上着のスペアに引かれてね…やれやれって感じだわ…」

エルメェス「今どうなってるんだ徐倫ッッ!!おしえてくれッッ!!」

徐倫「私にもさっぱりよエルメェスッッ!!でもたぶんお風呂場には入ってるはずだわ!」

エルメェス「あっちぃ…風呂に入る前に汗だくだぜッッ…!」



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徐倫「女囚ってことでローズ風呂とかミルク風呂とか色々あるらしいけどなにも見えない…私の目はなんのためについてるってのよッッ!!」

エルメェス「あ、足元に段差があるぞ徐倫ッッ!!きっとここが風呂だッッ!」

徐倫「ほんとにッッ!?マジにいってんのエルメェス!?今すぐソッチに行くわッッ!」ギュウギュウ

徐倫「なんとかお湯に入れたわね…でもなんかぬるくなぁい?」

エルメェス「人が多すぎてぬるくなったんじゃねぇーかぁ?」

徐倫「…ッッ!サウナ室の隣…エルメェスッッ!!これは水風呂だわッッ!!」

エルメェス「なんだとォォォーーーッッ!?水風呂なんてアタシ達はあったまりにきたのにくわされちまったっていうのかよォォォーーッッ!」

徐倫「あっちよ!あっちにお風呂があるわッッ!!」


徐倫「あったわエルメェスッッ!お湯のお風呂よ!」

エルメェス「アタシも片足は突っ込めたみてぇだ…これは何風呂だ徐倫?」

徐倫「お湯が赤みかかってる…ローズ風呂よエルメェス!」

エルメェス「マジかよッッ!入りたかったんだッ!」

徐倫(そういうの好きなんだ…なんかいがーい…)

徐倫「いやまってエルメェス…違うッッ!!これはローズ風呂じゃあないわッッ!!」

徐倫「奥に鼻血出してるバカがいるみたいッッ!!それでお湯が染まってんのよッッ!!」

エルメェス「んだとォォォーーーーッッ!?ばっちぃっな!つまみ出せよそんなやつッッ!!」

徐倫「もしかしたら何人かは『あの日』なのかも知れないわね…」ドドドドドド…

エルメェス「なんかお前余裕あるな…」ギュウギュウ


エルメェス「鼻血出してる奴等も、もしかしたら出たくても出れねぇだけなのかも…他の風呂までローズ風呂になってないのを祈るぜ…」ハァハァ

徐倫「あ、あれをみてエルメェスッッ!!」ギュウギュウ

徐倫「F・Fがいるッッ!!この人の多さと熱さで水分が蒸発してグロッキー寸前って感じだわッッ!!」

エルメェス「なんでそもそもプランクトンが風呂に浸かろうとしてるんだよォォォーーッッ!!アタシ達はさっさと浸かって出ようぜ徐倫ッッ!!」

F・F『こ、これが…知性…』

徐倫「くぅぅ…座れないッッ!!人が多すぎるわッッ!!」ギュウギュウ

ガヤ『何座ろうとしてんのよブス!!』

ガヤ『一人で場所とらないでよッッ!!』


エルメェス「徐倫が怒られてやがる…ッッ!!そうか!」

エルメェス「あまりの人の多さに自然と風呂に立ったまま入るって暗黙のルールができちまってんだな…ッッ!!」

エルメェス「立て徐倫ッッ!!立って風呂に入るんだァァァーーッッ!!」

徐倫「い、いやよ…私はゆっくりと汗を湯船で流す日本人の血が流れている、その血筋には抗えない…ッッ!!座って入りたいのよッッ!!」ハァハァ

エルメェス「そんな呑気な…ッッ!!」

ガシャーンッッ!!グオンッ!!

徐倫「な、何が起こったのッッ!?アナスイがなにかしたッッ!?」

エルメェス「いやアイツは関係ねぇ!誰かが押され過ぎてガラスを突き破ったんだッッ!!血が出てるみてぇだぜ!」

徐倫「エルメェス、ソッチは危険よッッ!!こっちに来たほうがいいわッッ!!」

徐倫「うわッッ!!今、私誰かのおっぱい践んじゃったわ…潰れてたらごめんね悪気はないのよォォォーーッッ!!」

エルメェス「アタシだって踏みまくってるッッ!!気にすんなッッ!!」

徐倫「一体どうしろってのよォォォーーーーッッ!!!!」ギュウギュウ


エルメェス「見ろ徐倫ッッ!!洗い場があるぞッッ!!」

徐倫「ほんとにッッ!?洗いましょうエルメェス!」

エルメェス「でもすげぇ順番待ちだ…いやちがうッッ!!」

エルメェス「みんな前の奴のしぶきで頭洗ってやがるぜ徐りぃぃいんッッ!!」

ガヤ『シャンプー足りないわよ!!』

ガヤ『もっと水だせよ!!』

シャバババババ!!

エルメェス「アタシ達も洗うか徐倫ッッ!? 」

徐倫「い、いやよッッ!!女として最低限の尊厳を捨てる気はないわッッ!!」

徐倫「そうだわエルメェスッッ!!外風呂にいって涼みましょうッッ!!」

エルメェス「無理だぜ徐倫ッッ!!入り口が小さくて密度がすげぇことになってやがるッッ!!あそこにいけば確実に圧死しちまうこと間違いなしって感じだッッ!!」

徐倫「でももう暑くて…」グッタリ

徐倫「外に…外に出たい…」

エルメェス「ちくしょォォォーーッッ!!脱衣場も人でいっぱいだぜッッ!!あそこからは出れねぇッッ!!」

徐倫「水…もうこの際F・Fでもいいから…」

エルメェス「しっかりしろ徐倫ーーーーッッ!!!!」


徐倫「もう無理よ…私はここで死ぬんだわ…」

エルメェス「何いってんだッッ!!親父さんのディスク取り戻すんだろッッ!?風呂に入りに来て死ぬんじゃねぇぇッッ!! 」

徐倫「もう絶えられないの…全身を糸にしてしまいたい… 」

エルメェス「あきらめんなッッ!!さっきの洗い場で水分取りに行こう徐倫ッッ!!」

徐倫「洗い場…あぁ、いい案ねそれ、クールだわ…」

徐倫「さっき洗い場の床が血で濡れてたわ…きっとカミソリが落ちてて皆ふんだのよ」

徐倫「そのカミソリをキッスのシールで二つにして一緒に心中しましょうエルメェスッッ…!」

エルメェス「バカいうな徐倫ッッ!!てか巻き込んでんじゃねぇぇーーーッッ!!」

エルメェス「そうだ徐倫ッッ!!外風呂にいこう!それで涼むんだッッ!!」

徐倫「さっき無理だって言ったじゃないッッ!!気休めはよしてアナスイを呼んでよッッ!!」

エルメェス「バラバラにしてもらうつもりかよッッ!!違うんだ徐倫ッッ!!活路を見つけたぜッッ!!」

エルメェス「さっき誰かがガラスを突き破っただろッッ!?そこから外風呂に出るぞッッ!!危ないから人も少ないはずだぜッッ!!」

徐倫「エルメェス…ッッ!あんたサイコーよほんとッッ!!」

エルメェス「ガラスを踏むなよ徐倫ッッ!!」

徐倫「いたっ!速攻踏んだわエルメェスッッ!!」

エルメェス「もう空が見えてきたぞッッ!!がんばれッッ!!」

エルメェス、徐倫(な…な…なんなんだあれはぁぁーーーーーーーッッ!!!!!?)


徐倫「人が…ッッ!!塔になってるわエルメェスッッ!!」

ドッギャーンッッ!!!!

エルメェス「あれは確かタワーバスだ…塔の上がミルク風呂になってたはずだぜッッ!!!!きっとみんな順番待ちしてんだッッ!!!!」


徐倫「どんだけミルク風呂入りたいのよあいつら…」

エルメェス「そうだ…ついてこい徐倫ッッ!!」

徐倫「わ、わかったわエルメェスッッ!! 」

エルメェス「あのタワーバスに登るぞ徐倫ッッ!!」

徐倫「えぇ…マジにいってんのエルメェス…悪いけど一人で入ってきてちょうだい…私はウェザーのヤドクガエル待つから…」

エルメェス「いいからこいってんだよッッ!!!!」



エルメェス「頑張って登るんだ徐倫ッッ!!この高さなら塀にお前のストーンフリーの糸を引っかければ…ッッ!!」

徐倫「…ッッ!!外に出られるってわけねッッ!!!!」

エルメェス「その通りだッッ!!!!」

エルメェス「ここからならいけるぞ徐倫ッッ!!頼んだッッ!!」

徐倫「任せてッッ!!」

徐倫『ストーン・フリーーッッ!!!!』

ーーーー

徐倫「それってあのときのガラスできったキズよねエルメェス」


エルメェス「あぁ、そうだぜ」

徐倫「あの時アンタがいなかったら私は死んでたわね…」

エルメェス「よせよ…そういえば今日また大浴場を解放するらしいぞ」

徐倫「アンタ、まさかいくつもり?」

エルメェス「行かねーよ…なんだか夢みたいな出来事だったな」

徐倫「ええ…でも…夢じゃない」ファサッ…

『記念品、色違いの囚人ジャケット』

終わり

ーおまけー

徐倫『つめたくておいしい、アイスクリーム日和』

『徐倫の場合』

徐倫「お風呂に入ってのぼせちゃったわね、三段のアイスクリームでも買おうかしら」

プッチ「いらっしゃいませ」

徐倫「迷うわね…一段目が大納言あずきで」

プッチ「二段目はどうする?」

徐倫「二段目がえーと…バニラ…いや、大納言あずきで」

プッチ「だ、大納言あずきだな…三段目は?」

徐倫「うん、大納言あずきにしてくれる?」

『エルメェスの場合』

エルメェス「そうだな…一段目が大納言あずき…」

プッチ(こいつもか…)

エルメェス「いややっぱりミントにしてくれ」

エルメェス「んで二段目を大納言…、いやオレンジで」

エルメェス「三段目は大納言あずき…あ、チョコ!チョコにしてくれよッッ!」

プッチ「大納言あずき頼めよッッ!!!!」

『F・Fの場合』

F・F「一段目は爽やかにソーダ…やっぱり大納言あずきがいいなぁ」

プッチ「だ、大納言あずき…!」

F・F「二段目をミントに…あー、でもやっぱり…大納言あずきで」

プッチ「大納言あずきッッ!!」

F・F「三段目を…」

プッチ「三段目を…!」

F・F、プッチ『大納言あずき!』

『ウェザーの場合』

ウェザー「貴様の顔…大納言あずきを思い出す」ボソボソ

プッチ「耳もでボソボソと…しかも無礼だッッ!!」


終わり

おわりました、しょうじきネタギレ気味です
おすすめのギャグ漫画日和の話があれば教えてくださいお願いします

過去作

露伴「岸部露伴の楽しい木造建築」

吉良「来ないぞッッ!!家庭教師ッッ!!」

カーズ「水中柱の男」

次こそは五部やります
おつきあいしてくださりありがとうございました

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