真姫「穂乃果とデートしたい」 (183)

凛「いきなりどうしたの?」

真姫「なんか私だけ穂乃果とデートしたことない気がするのよ」

真姫「べ、別にそれが悲しいわけじゃないのよ」

真姫「ただ、同じユニットの仲間なんだし、もっと交流としてみたいのよ」

花陽「じゃあ誘ってみれば?」

真姫「その忙しいんじゃないかしら?」

凛「そんなんじゃいつまでたってもお誘いできないにゃ」


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真姫「で、でもなんか海未がいつも家に潜んでそうな気がして…」カミノケクルクル

花陽「とにかく、誘わないと始まらないよ!」

真姫「それはわかるけど…」

凛「簡単にゃー! 穂乃果ちゃんあそぼー! これで完璧にゃ!」

真姫「い、いきなり大丈夫かしら?」

凛「そんな感がじゃいつまでも誘えないよ!」

花陽「とりあえず、まずは声かけてみよう、ね!」

真姫「そ、そうね」

練習終わり

絵里「じゃあここまでね」

にこ「あー疲れた」

穂乃果「疲れた」

凛「今がチャンスにゃ!」

真姫「そ、そうね。よし!」ドキドキ

真姫「ほ、ほの「穂乃果ちゃ~ん」

穂乃果「どうしたの?」

ことり「今日帰りにゲームセンター寄って行かない? 新しいプリクラが導入されたんだって」

穂乃果「へぇ~行こう行こう!! 海未ちゃんはどうする?」

海未「私もよろしければご一緒します」

穂乃果「よしじゃあ行こー!」

真姫「…………」

花陽「明日があるよ」ポン

凛「もっと早く声かけるべきだったね」ポン

真姫「明日こそ…」

次の日

絵里「じゃあ今日はここまで」

花陽「ファイトだよ!」

真姫「よ、よし…」

真姫「ほの「穂乃果ちょっといい?」

穂乃果「ん?」

絵里「さっき亜里沙からメールがあって雪穂ちゃんが忘れ物をして行ったみたいで」

絵里「悪いんだけど家まで取りに来てくれないかしら?」

穂乃果「ホント? ごめんね雪穂が……」

絵里「私も亜里沙も気にしてないけど、雪穂ちゃんが困るでしょ?」

真姫「……」

凛「うーん。明日だね」

花陽「人気者だねぇ」

真姫「三度目の正直に…」

次の日

絵里「じゃあ今日はここまで」

真姫「よし」

花陽「頑張れ真姫ちゃん」

にこ「穂乃果ちょっといい?」

穂乃果「にこちゃんどうしたの?」

にこ「こころとここあがね、前穂乃果が遊びに来てくれた時にお饅頭持ってきてくれたじゃない」

にこ「また食べたいって言うから買いに行きたいんだけど」

穂乃果「ホント! 毎度ありがとうございます! ささ、行きましょう行きましょう」グイグイ

にこ「まだ着替えてないから!」

真姫「……ぐすん」

凛「そ、その…」

花陽「じゃ、じゃあ他の人デートに誘ってみるのは?」

真姫「穂乃果じゃないといや」プイ

凛「これは重症にゃー」

真姫「明日こそ…」ギリッ


その夜

にこ「メール? 真姫ちゃんから?」

From真姫ちゃん

本文
バーカ

にこ「……は?」

次の日

絵里「じゃあここまで」

凛「ほら、行ってくるにゃ」

真姫「よし、ほ「おーい穂乃果ちゃんちょっとええか?」

真姫「」

穂乃果「希ちゃんどうしたの?」

希「カードを新しくしたんやけど占ってく?」

穂乃果「占う占う! ことりちゃんも海未ちゃんも見てもらおうよ」

ことり「ことりもいいの?」

希「ええよ。多いほどいろんな結果が出るからなぁ」

にこ「にこも見てもらおっと」

希「凛ちゃん達はどうする?」

真姫「パス」

凛「じゃあ凛も」

花陽「今日はごめんねぇ」

希「まあ、また占ったるからな」


真姫「……もうなんなの…?」

凛「あ、明日にかけるにゃ」

花陽「なんというか積極的に行かないと」

真姫「行ってるわよ!」

凛「うーん」

真姫「明日こそは勝ち取って見せる!」

凛「お、おー」

次の日

絵里「じゃここまで」

花陽「終わったよ」

真姫「わかってるわよ。よし、ほ「穂乃果」

真姫「……なんでぇ」グスッ

穂乃果「どうしたの?」

海未「今日は勉強会のはずです」

穂乃果「あ、あー覚えてたんだふーん」

海未「では帰りますよ」

ことり「が、頑張ろうね。私も勉強するから」

穂乃果「いやー」ズリズリ

真姫「……ほのかぁ…」グスン

凛「た、大変にゃー!」

花陽「お、落ち着いて真姫ちゃん!」

真姫「だって…だって……」

凛「明日があるにゃ!」

花陽「凛ちゃん明日は土曜日」

凛「あ」

真姫「良いのよ……どうせ…」メソメソ

にこ「アンタたちどうしたの?」

花陽「パイセン…」

にこ「まさか真姫ちゃん泣かしちゃったとか?」

凛「凛たちはそんなことしないよ」

真姫「にこちゃん…」

にこ「まあ内容次第じゃ力になるわ」

真姫「そ、そんな大したことじゃないんだけど」

事情説明

にこ「……本当に大したことじゃなかった」

真姫「」ガーン

にこ「いやだって穂乃果をデートに誘うなんて声かければホイホイ付いてくるわよ」

花陽「それすら真姫ちゃん出来てないから」

にこ「簡単でしょ」

真姫「一週間も誘えてないのに……」

にこ「昨日声かけたの?」

真姫「にこちゃんが早すぎるのよ!」

凛「それが普通だけどね」

花陽「じゃあ来週頑張る?」

真姫「土日誘う」

にこ「早くメールしないと」

凛「あ、ごめん。日曜日は凛と遊ぶ約束してある」

真姫「イミワカンナイ!」

花陽「土曜日しかないね」

にこ「多分土曜日は諦めたほうが良いわ」

凛「えっ?」

にこ「勉強会で連れていかれたのよ。じゃあ一晩みっちりしごかれると土曜に反動遊びに行こうってならない?」

にこ「穂乃果の頭の中だと」

花陽「そこを真姫ちゃんで……」

にこ「いえ、3人で乗り切ったから3人で行きたいと思うわ」

真姫「じゃあ来週か」

凛「頑張るにゃ!」

花陽「ファイトだよ!」

にこ「見ててあげるから」

真姫「うん」

翌週月曜

絵里「じゃあここまで」

海未「疲れましたね」

凛「今にゃ」

真姫「よし」

穂乃果「あー! 先生に呼ばれてる忘れてたー!!」

ことり「え? 大丈夫なの?」

穂乃果「怒られてくるよ」

真姫「……もしかして穂乃果って私のこと嫌いなんじゃない?」

花陽「そんなことないよ」

凛「今日も予定が合わなかっただけで……」

にこ「もう諦めてメールにしなさい」

真姫「直接の方が思いがこもるのよ」

にこ「その直接が6日連続で失敗してるじゃない」

真姫「う…」

希「なんやにこっちまで話し合っててどないしたん?」

にこ「味方が来たわよ」

花陽「のんたん…」

真姫「先週敵だったけど」

花陽「それ言っちゃだめだよ」

希「……なるほど。真姫ちゃんも穂乃果ちゃんとデートしたいわけか」

真姫「そだけど…」カミノケクルクル

にこ「6日連続お誘い失敗してる真姫に希も何か言ってやりなさい」

希「んーとりあえず明日真姫ちゃんのナンパでも見よか」

真姫「ナ、ナンパァ!?」

凛「間違ってはいないかな」

花陽「とりあえず明日頑張ってみようよ」

真姫「明日ね。明日こそは…」

次の日

絵里「じゃここまで」

凛「ぬわぁああああああん疲れたにゃあああああん」

海未「今日はいつもよりも疲れましたね」

希「頑張ってな」

真姫「よし」

にこ「今日は行けるでしょ」

真姫「ほの「穂乃果、帰りに美味しいケーキ屋さん見つけたんだけど一緒にいかが?」

真姫「」

穂乃果「ホント!? いくいく!!」

海未「太りますよ」

穂乃果「今日は一杯動いたから大丈夫だよ」

絵里「そんなこと言って海未も来たいんでしょ?」

海未「わ、私は……その」チラチラ

絵里「顔に出ているわよ」

凛「……うーんこの」

花陽「真姫ちゃん……明日こそ」

にこ「希、今のどう思う?」

希「おそらくにこっちと同じ考えやね」

真姫「はぁ…」

にこ「真姫ちゃんさ」

真姫「何よ?」

にこ「声出してた?」

希「全然聞こえてなかった気がするけど」

真姫「出したわよ! でもエリーの声が…」

にこ「じゃどっちみち出てないってことね」

真姫「う…」

花陽「ちょっと練習でことりちゃん誘ってみたら?」

真姫「穂乃果が良い」

凛「今日はダメだからことりちゃんにも味方に付いてもらうにゃ」

真姫「そうね」

希「ことりちゃんならいけるやろ」

真姫「ことり」

ことり「真姫ちゃん? 珍しいね? どうしたの?」

真姫「私と遊びに行かない?」

ことり「うん。いいよ」

真姫「へ?」

ことり「どうしたの?」

真姫「あ、いや別に」

ことり「じゃあ着替え終わったら行こうね」

真姫「ええ」

凛「あっけなかった」

花陽「あれが普通だけどね」

にこ「なんで今の勢いをさっきしなかったのよ!」

希「まあまあにこっち。明日ならいけるやん」

>>2
×凛「そんな感がじゃいつまでも誘えないよ!」
○凛「そんなんじゃいつまでも誘えないよ!」


>>14の続きから

真姫「とりあえず、どこ行けばいいの?」

凛「えっ?」

花陽「そこ?」

にこ「アンタよくそんなんで穂乃果とデートしたいと思ったわね」

希「まあ時間的にゲームセンターかクレープ屋さん辺りが妥当ちゃう?」

真姫「なるほどね」

にこ「いい、そこでことりを味方につけるのよ」

真姫「大丈夫大丈夫」

凛「なんだか心配だにゃー」

花陽「うん」

真姫「ヴェェェ!? そこまで信用されてないの?」

にこ「うん」

希「せやな」

真姫「でもだからって付いてこないでよね」

凛「大丈夫なら付いていく必要がないけどね」

ことり「お待たせー」

真姫「じゃあ遊びに行きましょう」

ことり「真姫ちゃんのエスコート。どこ連れて行ってくれるのかな?」

真姫「そ、それは定番の…」

ことり「楽しみにしてるからね」ニコッ

真姫(どこ行こう…)


にこ「……ま、こんな事だろうと思った」

希「定番どころは先に封じられると行きにくいからな」

花陽「あえて行きそうな真姫ちゃん」

凛「で、謝る未来まで見える」

花陽「ところで隠れなくていいのかな?」

希「通学路やん。別に隠れる必要ないと思うで」

にこ「それな」

真姫「えっと……」

ことり「……」ニコニコ

真姫「じゃあここで」

ことり「ファミレス…」

真姫「その…ご飯でもいかが…でしょうか」ゴニョゴニョ

ことり「うーん。遊びでご飯か……まあ悪くないかな」

真姫「ホッ」

ことり「じゃあ入ろっか」


にこ「ファミレスって」

希「悪くないと思うけどな」

花陽「うう…ここ高いんだよね」

凛「ドリンクバーか」

にこ「バれるでしょ」

希「もう開き直って入れてもらおうか」

凛「うーん。ことりちゃんなら上手くやってくれそうだし」

花陽「そうだね。帰ろう」

にこ「そうね」

希「ほなまた明日」

ことり「真姫ちゃんとご飯って久々な気がするんだ」

真姫(ことりと一緒のご飯ってあったかしら?)

ことり「それで、今日はどうしてことりを誘ってくれたの?」

真姫「ヴぇ?」

ことり「その…嬉しかったんだけどやっぱり訳アリかなって」

真姫(……練習なんて言えない)

真姫「その…メンバーみんなと交流を深めようと思ったのよ」

ことり「なるほどね。……本命は穂乃果ちゃんかな?」

真姫「い、いやそれは……」

ことり「真姫ちゃんが練習終わりに話しかけようとしているのは知ってるよ」

真姫「う…」

ことり「でも先にことりを誘ってくれたことは嬉しいからね」

真姫「ごめん」

ことり「ううん。気にしないで、また誘ってね」

真姫「ええ。もちろん」

ことり「それで……どんな感じなの?」

真姫「その……先週から誘えなくて…」

ことり「じゃあ明日は私が海未ちゃんを足止めさせてあげるね」

真姫「本当!」

ことり「だから三年生を特に絵里ちゃんの足止めすれば誘えるんじゃないかな?」

真姫「行けるわね」

ことり「あ、でも……穂乃果ちゃんそろそろお誘い乗ってくれるかわからないかも」

真姫「えっ?」

ことり「このところ2日に1日は遊びに行ってるみたいだから懐事情がね」

真姫「遅かったのがいけなかったのかしら?」

ことり「ま、まあそこは……ね」

真姫「うぅ…」

ことり「とにかく、明日は頑張ってね」

真姫「…うん」

次の日

真姫「……てことでことりが海未の足止めをしてくれるって」

花陽「良かったね」

にこ「あとは絵里だけね」

希「えりちはウチに任しとき」

凛「これなら穂乃果ちゃんを誘えるにゃー!」

真姫「よし、今日こそ行ける!」

ことり「ファイトだよ!」

絵里「じゃあ今日はここまで」

ことり「海未ちゃんちょっといいかな?」チラッ

海未「どうかしましたか?」

希「えりちちょっとええか?」チラッ

絵里「どうしたの?」

花陽「穂乃果ちゃん今フリーだね」

真姫「今日こそは……ほのガチャッ「穂乃果ー! 練習終わった!?」

穂乃果「ヒデコちゃん、どうしたの? そんなに慌てて」

ヒデコ「ミカがダンスゲーム極めてさ、とんでもないことになったんだよ!!」

穂乃果「えっどんなふうに?」

ヒデコ「なんかミカがぱられぼとかりのんがくろくなったとかなんかもう良くわかんないこと言ってて」

ヒデコ「とにかく今はフミコとミカがダンスゲームやってるから早く早く!」

ヒデコ「あ、μ'sの皆さんこの後の穂乃果お借りします!」

穂乃果「てことでみんなお先にー」タタタ

バタンッ

真姫「」

真姫「イミワカンナイッ!」ガンッ

真姫「っ~!」

希「飛んだ伏兵やったね」

凛「流石にみんな想定外じゃない?」

花陽「でも電話やメールよりは真姫ちゃんが言ってた直接の方がなんか良いね」

にこ「さっきの子が言ってたことってなんなの? 全然わかんないんだけど」

花陽「全ての譜面が過去になった」

にこ「えっ」

凛「か、かよちん?」

花陽「ううん。とにかく、今回はしょうがないよ」

真姫「絶対穂乃果って、私の事嫌ってると思うの!」ムスッ

希「今日はしゃーない。勢いあったし」

ことり「ミカちゃん人間やめたのかな?」

真姫「……明日なら行けるかしら?」

ことり「お金大丈夫かな? 穂乃果ちゃん」

真姫「う…」グスッ

希「まあ明日しかないやろ。今日はもう連れてかれちゃったし」

海未「真姫が荒れてますが何かあったのですか?」

絵里「さあ?」

次の日

絵里「じゃあ少し休憩ね」

真姫「作戦会議ね」

にこ「今誘いなさいよ」

真姫「練習終わりだと勢いが良いと思うの。昨日みたいに」

穂乃果「あ、メール」

花陽「わからなくもないけど真姫ちゃんそれでもう何日失敗してるの?」

凛「ま、まあ今日は行けると思うにゃ」

穂乃果「みんなごめん! 雪穂が気分悪くて学校早退したんだって。だからお店番しないといけないから今日はもう帰るね」

真姫「」

海未「そうですか。穂乃果も気を付けてくださいね」

絵里「お大事にね」

ことり「お見舞い行った方が良いかな?」

穂乃果「そこまで気にしなくていいよ。ごめんね。それじゃあばいばーい!」

花陽「真姫ちゃん…」ポン

凛「その…なんて声かけたらいいかわからない」ポン

にこ「こりゃ今週は無理ね」

希「胸、貸したるよ」

真姫「あああああああああああ!!!!!」ブンッ

ガッ

真姫「いっ!」ヒリヒリ

ことり「その……今週は予想外な出来事が多いね」

真姫「なんなの? もう…泣いていい?」グスン

凛「仕方がないよ」

花陽「うん」

真姫「だって…だってぇ……」ポロポロ

希「ほいどーどー」

にこ「まさか真姫ちゃんがここまで運がないとは思わなかった」

ことり「来週なら流石に大丈夫だと思うけど」

希「日曜日とか穂乃果ちゃんの懐が暖かければいけるかもねん」

ことり「でも真姫ちゃんデートプランしっかり考えておかないと」

真姫「あ」

にこ「昨日はあれは酷過ぎね」

花陽「ま、まあまあ」

凛「とりあえず、明日までに宿題ね」

真姫「で、デートプランね//」カミノケクルクル

真姫「ってなんで教えないといけないのよイミワカンナイ!」

ことり「だってプランも下手かもしれないし」

にこ「当日は付いていかないから安心しなさい」

真姫「……わかったわよ」

次の日

穂乃果「ごめんねぇ。雪穂まだ調子悪いから今日も店番なの」

ことり「うん。お大事にって」

海未「穂乃果も気を付けてくださいね」

穂乃果「ばいばーい」

真姫「」

凛「真姫ちゃんそれはわかってたことにゃ」

花陽「とりあえず、日曜日も多分無理そうだね」

希「無理かぁ。すまんな」

にこ「まあ仕方がないわ」

ことり「じゃあ真姫ちゃんのプランみーせーて!」

真姫「ん」スッ

真姫「……ど、どうかしら?」カミノケクルクル

プラン
フリータイムでカラオケ

ことり「これだけ?」

にこ「なんというか」

希「悪くはないけど」

凛「……真姫ちゃんらしいのかにゃぁ?」

花陽「ご飯食べようよ!」

にこ「デートなんだからもう1カ所くらい行きなさいよ」

真姫「でも穂乃果一昨日ダンスゲームで遊んだと思うし」

ことり「ボーリングとかあるよ」

希「でも、休みの日か今日みたいな放課後とかで変わるなぁ」

花陽「それだったらご飯かな」

凛「休みならショッピングもあり」

真姫「む、難しいわね」

にこ「デート舐めんな」

真姫「にこちゃんに言われるなんて……」

花陽「でも先週真姫ちゃんが言ってた通り真姫ちゃん以外のみんなは穂乃果ちゃんと遊んだことあるし」

真姫「え? まじ?」

凛「マジ」

真姫「」ズーン

ことり「で、でも立派なプランが出来るから……ね! ちゅんちゅん!」

真姫「……うん」

花陽「とりあえず、平日プランと休日プラン2つ考えておけばいいかな」

希「せやな」

にこ「あと穂乃果金欠平日プランと穂乃果金欠休日プランね」

ことり「それは難しいよ」

絵里「ほら、練習始めるわよ」

にこ「ちょっと待ってて」

海未「何をしているのですか?」

凛「真姫ちゃんのデートプラン考えてる」

絵里「えっ? 真姫に彼氏出来たの!?」

海未「な、なんてことですか!?」

真姫「ち、違うわよ。その……ね」カミノケクルクル

花陽「穂乃果ちゃんをデートに誘ったときのプラン」

絵里「なんだ」

海未「あまり穂乃果を遊ばせないでくださいね」

ことり「大丈夫だよ。真姫ちゃんだし」

真姫「私が何よ?」

にこ「とりあえず、真姫は穂乃果を誘う練習でもしてなさい」

凛「そうだね」

花陽「多分みんな味方だから月曜日ならいけるよ」

真姫「イレギュラーが起こらなければ?」

花陽「うん」

真姫「…………起こりませんように!」

にこ「祈るの早いわね」

ことり「善は急げって言うし」

希「お参りしてく?」

真姫「してく」

あ、落ち考え付きました
改めておやすみなさい

翌週月曜

穂乃果「雪穂はおかげさまで元気になったよ!」

海未「それはよかったです。穂乃果も気を付けてください」

穂乃果「マスクしてたから大丈夫!」

真姫「……」

花陽「真姫ちゃん?」

真姫「……」

ことり「おーい」フリフリ

真姫「……」

凛「無視しないでよ」

真姫「……」

希「精神統一やね」

真姫「……」

にこ「デートのお誘いごときに精神統一するとか」

真姫「……」

花陽「本気だよ」

凛「よっぽど土日が苦痛だったのかもしれないにゃ」

絵里「じゃあ始めましょう」

真姫「……」

にこ「ところで、誘い文句とか考えてあるのかしら?」

希「ないやろ。真姫ちゃんやし」

にこ「それもそうね」

真姫「……」

ことり「えっと……前回みたいに海未ちゃんの邪魔すればいいの?」

にこ「そうね」

希「ウチがえりちやろ」

花陽「大がかりだよね。改めて思ったけど」

凛「凛もドアを塞ぐにゃー」

にこ「完璧ね」

希「真姫ちゃん土日もお参り来たし邪魔は来ないやろうな」

にこ「まあ保険と言うことで」

ことり「これで失敗はありえないよね」

凛「真姫ちゃんの運のなさを舐めちゃダメにゃ! 何か起こる」

ことり「それフラグ」

絵里「じゃあ今日はここまでね」

真姫「……きた!」

ことり「海未ちゃ~ん」

海未「どうかしましたか?」

ことり「あのね…」コクン

希「えりちよ」

絵里「どうしたの?」

希「ちょっとな…」チラッ

凛「あー疲れた」ドサッ

にこ「凛、ドアを塞がないで」

凛「疲れたの」コクン

にこ「あーでもドア冷たくて気持ち良いかも」チラッ

花陽「す、すごい完璧だ」

真姫「うへへ。祈りが通じたわ」

花陽「頑張って!」

真姫「ほの「あ、花陽ちゃ~ん!」

ことのぞりんにこ「!?」

花陽「ヴぇ? ええ!? 穂乃果ちゃん!?」

真姫「」

穂乃果「そんなにびっくりした?」

花陽「う、ううん。どうしたの?」

穂乃果「前にご飯食べに行ったところあったでしょ? あそこ私も気に入っちゃってさぁ。行かない?」

花陽「え、えっと…」チラッ

真姫「」

穂乃果「なんでも花陽ちゃんは常連でしょ? その常連限定メニュー食べたいの」

穂乃果「花陽ちゃんの紹介で私も食べれるんだって!」

穂乃果「お願い」ウルウル

花陽「うん! 行こう」

穂乃果「ホント! やった!」

真姫「」

にこ「その……確かに邪魔は来なかったけど」

凛「穂乃果ちゃんから誘うことを忘れていたにゃ」

ことり「えっと…ほら、明日頑張ろ?」

希「これもしかしてみんな誘われるんちゃう?」

にこ「ありえそう」

真姫「」

希「とりあえず、どうする?」

凛「せい!」バシッ

真姫「」

にこ「あ、これヤバいわね」

凛「あ、かよちんからメール」


Fromかよちん

本文
あの顔でお願いされたら絶対に断れないよぉ
ごめんね真姫ちゃん


凛「凛のメールで何故真姫ちゃんに謝っているのか?」

にこ「ほら、もうなんかヤバいし」

ことり「穂乃果ちゃんの声真似誰かすれば起きそう」

希「バケツに水汲んできたで」

にこ「にっこにっこにー!」バシャ

真姫「ヴぇ!? 冷た! 何なんなの!?」ビショビショ

ことり「えっと真姫ちゃん少しの間三途の川行ってたみたいなの」

真姫「ハァ!? 何それイミワカンナイ!」

希「ちなみにまた失敗したで」

真姫「え」

にこ「にこたちはやることやったけど」

凛「うーん。とりあえず、今日はもう諦めて絵里ちゃんでも誘ってみるのはどうにゃ?」

真姫「なんでエリーが出てくるのよ」

ことり「ゲームセンターで遊ぶとき役に立つかもしれないよ」

真姫「絵里って何で遊んでるのかしら?」

希「えっと…えりちなんやったっけ? 穂乃果ちゃんはダンスゲームやるようやけど」

にこ「確か手袋が必要とか言ってたわね」

ことり「なんか話脱線しそうだからとりあえず、明日頑張ってみよ」

真姫「明日頑張る」

凛「明日は凛のところに穂乃果ちゃんが来るにラーメン!」

にこ「じゃあにこのところにアメ1粒」

真姫「ちょっとは私の事応援しなさいよ」

凛「さすがに無理があるよ」

次の日

絵里「じゃあここまで」

ことり「今日は流石にしなくていいよね」

希「してもやらかすと思うで」

真姫「ま、まだわかんないから!」

花陽「そう言ってる間にも穂乃果ちゃんが…」

穂乃果「絵里ちゃん! 前教えてくれたゲーム面白かったよ!」

絵里「そう。よかったわ。やりに行く?」

穂乃果「うん! 絵里ちゃんもどう?」

絵里「じゃあ私も行かせてもらうわ。穂乃果は黄色かしら?」

穂乃果「赤行けるかな?」

絵里「簡単な曲ならいけると思うわ。頑張って!」

凛「あーあ」

真姫「……」

にこ「……もう諦めなさい」

真姫「やだ」

ことり「じゃあ私が聞いてきてあげるね……遠回しに」

真姫「……お願い」

希「しかし、だんだん真姫ちゃんのメンタルも強くなってきたな」

花陽「そう言えば泣いてないね」

真姫「心は洪水してる」

希「まあ、明日やね」

ことり「忘れてたらごめんね」

にこ「ダメでしょ」

真姫「あ、エリーのところだからラーメンと飴」

凛「凛なんのことか知らないにゃ」

にこ「にこもそんなこと言ってないにこ」

真姫「イミワカンナイ」

次の日(お昼)

真姫「……と言うわけで穂乃果達の教室の前に来たわ」

凛「なんで凛たちは廊下に待機してるの?」

真姫「ことりが聞いてくるって言うから待機してるのよ」

花陽「結構居座りづらい。たまに穂乃果ちゃん達に用があるかのように気遣ってくれるのが悪い気がする」


ことり「あ、そう言えば穂乃果ちゃんここ最近の放課後よく遊びに行くよね」

穂乃果「そんなに遊びに……行ってるね」

海未「全く、少しは控えることも必要ですよ」

穂乃果「はい…」

ことり「今日は誰と遊びに行く予定だったの?」

穂乃果「えっと…今日は凛ちゃんかな」


凛「!」

真姫「」

花陽「……私とご飯食べよう」ポン

凛「真姫ちゃん…その……ごめん」

真姫「」

ことり「海未ちゃんや私はよく遊んで、今週は花陽ちゃんに絵里ちゃんで凛ちゃん」

海未「先週はヒデコたちに…」

穂乃果「ミカちゃんって舞空術使ってるかのような動きだったんだよ……クリアできてなかったけど」

ことり「何それ凄い」

海未「他には絵里ともでしたね…」

穂乃果「絵里ちゃんはケーキ屋さんだよ」

ことり「その前は希ちゃんににこちゃんに私と海未ちゃん、凛ちゃん」

ことり「真姫ちゃんとは遊んだりしないの?」


真姫「!」ピクッ

花陽「穂乃果ちゃんなんて答えるのかな?」

凛「期待」


穂乃果「真姫ちゃん?」

ことり「うん。だってメンバーの中じゃ真姫ちゃんだけ名前が出て来てないし」

穂乃果「あー…」

海未「そう言えばそうですね。でも喧嘩とかしてないですよね」

穂乃果「してないよ。そんなことしたらにこちゃんが飛んでくるよ」


真姫「喧嘩してないし…がみぬちろおあわみなずをーだし」

花陽「真姫ちゃんが壊れた」ダレカタスケテェ

凛「右斜め45℃をチョップで治るんじゃないかにゃ?」

真姫「ちょっと黙ってて…原因がわかる」

真姫「ま、私が原因じゃないと思うけどね」カミノケクルクル


ことり「何か原因でもあるの?」

海未「……」モグモグ

穂乃果「んー…」パクリ

穂乃果「……」モグモグ

穂乃果「>>100

なんか疲れてるように見えたから…

穂乃果「なんか疲れてるように見えたから…」

ことり「疲れてるように?」

穂乃果「うん。その遊びに誘ったらなんか悪いかなって」

海未「そう言えば最近の真姫は荒れてますね」

穂乃果「きっと勉強とかのストレス溜まってるんだよね」

ことり「それこそ遊びに誘ったらいいんじゃないかな?」

海未「それは良いかもしれないですね」

穂乃果「ほら疲れも溜まってるだろうし……下手に穂乃果が誘うよりは家でのんびりした方が良いんじゃないかなーって」

穂乃果「なんか練習終わりとか結構疲れてる感じがするんだよ」

ことり「……あー」

海未「まあ、穂乃果も練習の後だけ元気じゃ困りますがね」

穂乃果「う…」

凛「疲れてるように見えるって」

花陽「真姫ちゃん。放課後元気アピールしてみたら?」

真姫「……そんなに疲れてるように見えたかしら?」

凛「凛はいつも通りに見えたけど穂乃果ちゃんは優しいから疲れてるように見視えたのにゃ」

真姫「じゃあぴんぴんしてればいいのね」

花陽「それでお呼びになるのは今日は凛ちゃんだけどね」

真姫「……」ギロ

凛「そんなに凛を睨まないでよ」

真姫「じゃあどうすればいいのよ!」

花陽「とりあえず、希ちゃんとにこちゃんにこの結果教えようよ」

凛「それそれ」

真姫「また練習前ね」

花陽「そうだね。じゃあお昼食べに戻ろ」

すたすた

練習前

ことり「……と言う感じだったよ。遠回しじゃなくてごめんね」

にこ「まあ、疲れてる原因って穂乃果のせいだけどね」

希「じゃあどないする?」

凛「今日は凛と確定しているから真姫ちゃんは頑張っても無駄なんだにゃ」

真姫「まだ……ほんの少し可能性は残っているわ」

花陽「いや、無理だって」

真姫「だってまだ凛は誘われてないし……」

にこ「だったら早く行きなさいよ」

真姫「タイミングを伺っているのよ。今エリーと話しているからね」

ことり「あっ…」

希「もういっそ疲れて倒れてお見舞い来てもらえばええんちゃう?」

にこ「それだ」

ことり「?」

にこ「今日は真姫ちゃん本気で練習して燃え尽きて寝込めばお見舞いに来てもらえる!」

真姫「にこちゃんと違っていつも練習は本気でやってる」

希「まあ、デートって呼んでええかわからんけどな」

ことり「とにかく今のまま体調不良になればいいってことだよね」

花陽「きつそうだけど頑張ってね」

真姫「寝込むのに頑張れってイミワカンナイ」

海未「そろそろ始めましょう」

絵里「じゃここまで」

真姫「真姫ちゃん出来る子かきくけこ」

穂乃果「凛ちゃ~ん!」

真姫「」

花陽「真姫ちゃんもしかしてワザとかな?」

真姫「ち、違うわよ!」

凛「行くにゃー!」

にこ「どうすんのよ?」

真姫「わかった。明日熱出して寝込んでやるわ」

希「おっ! 荒業に出たなぁ」

ことり「お見舞い担当は穂乃果ちゃんに任せるから任せてね」

にこ「で、どうやって熱出すの?」

真姫「そうね。今ね。練習後の汗とか放置して脱水症状起こすの」

ことり「べたべた気持ち悪いけど頑張ってね」

花陽「これで明日元気におにぎりかけるよ」

真姫「大丈夫。完璧に欠席する」

希「当初の目的から外れてるけどな」

真姫「お見舞いに来てもらってデートの誘いをするのよ!」

にこ「難易度落としまくりじゃない!」

真姫「過程はどうであれデートに漕ぎ着けることが重要なのよ!」

にこ「まあ休んでもいいけど治ったら倍は練習しなさいよ」

真姫「わかってるわよパイセン」

希「で、どや?」

真姫「まだ元気だけど学校出るころには咳は出てると思うわね」

花陽「私たちに移さないでよ」

下校時

真姫「くしゅんっ!」

ことり「おお!」

希「これはいける!」

真姫「あ、なんか本格的に寒気がする」ブルッ

にこ「顔色がさっきより悪い」

花陽「でもイキイキしてる」

希「必死なんよ」

ことり「これでお見舞いに来た穂乃果ちゃんに風邪移しちゃ真姫ちゃんいろんな意味で大変なことになると思うよ」

にこ「少なくとも私らでぼこぼこね」

希「せやな」

真姫「だいじょくしっ!」

花陽「まあ私なら真姫ちゃんのようなことしないで普通に誘うけどね」

希「いや、誰でもそうするって」

ことり「ことりが幼馴染で申し訳ないよ」

真姫「くっしゅん! はぁ…寒い」

次の日

凛「かよちんおはよー!」

花陽「凛ちゃんおはよう」

真姫「おはよう」

花陽「おはよう。あれ? 熱は?」

真姫「……」

凛「どうしたにゃ?」

花陽「昨日真姫ちゃん風邪で寝込むって言って本格的になりかけてたのに……」

真姫「パパ舐めてた」

凛「?」

真姫「注射一本でピンピンにされちゃったのよ」

花陽「良かったね」

真姫「なんでこんな…」

凛「まあ、いつものようにがんばるにゃ」

真姫「どうすればいいのよ」

花陽「最初からデート誘えばいいと思うよ」

凛「それ出来たらこんな大事にならないにゃ」

花陽「……あ、真姫ちゃん元気だったからおにぎりちょうだい」

真姫「私かけてないから」

花陽「そんなぁ……」

希「じゃあいっそ穂乃果ちゃんと真姫ちゃんだけを閉じ込めてみるか」

にこ「あーそれいいかも」

ことり「発狂しそうだと思うよ。海未ちゃんと絵里ちゃん」

真姫「そこをなんとか…」

花陽「なんか幸せ者だよね」

凛「問題は真姫ちゃんに穂乃果ちゃんをデートに誘うほどコミュ力なさそうだにゃ」

希「甘いで。2人だからこそ色々言えることがあると思うんや」

にこ「これでしくったらもう諦めてちょうだい」

真姫「こ、今度こそいけるわよ」カミノケクルクル

ことり「もうすぐ大体3週間かぁ……その間穂乃果ちゃんと喋った?」

真姫「…………」

花陽「あ、あぁ…」

凛「ま、まあ閉じ込め作戦なら絶対いくよ……多分」

にこ「ま、それするためにも色々計画立てないと」

ことり「とりあえず、海未ちゃんは私がなんとかするよ」

にこ「今回はにこが絵里をなんとかする」

希「珍しいな。じゃあ花陽ちゃんと凛ちゃんとウチらで閉じ込めよっか」

凛「普通に問題発言だにゃ」

花陽「みんな真姫ちゃんを思ってだから」

真姫「みんなありがとう」

にこ「絶対成功させなさいよね!」

真姫「わ、わかってるわよ」

ことり「ファイトだよ!」

にこ「閉じ込められるのにファイトとか」

希「ええやん。青春のイベントの一つやん」

にこ「穂乃果は良い迷惑でしょうね」

真姫「何よ? 可愛い真姫ちゃんと閉じ込められるのがそんなに苦痛なの?」

にこ「にこは穂乃果じゃないからわからない。でもにことしてはまあ嬉しいかな」

絵里「そろそろ始めるわよ」

にこ「まだ絵里の方がなんとかなりそうだけど」

ことり「今日やる?」

希「いや、明日やな。金曜日だし……確か」

にこ「最悪三日閉じ込めておけばいいにこ」

凛「真姫ちゃん」

真姫「何よ」

凛「一応言っておくけど……ここまでしておいて閉じ込められた時に冷静になって」

真姫「そ、それくらいわかってるわよ」

凛「いや、冷静になってこんなデートの誘い方卑怯なんじゃとか思っちゃだめにゃ」

真姫「…………な、ないない」

希「あー今の間からしてなりそうやね」

ことり「とりあえず、やってみようか」

花陽「色々準備しないとね」

真姫「思ったけど冷静に閉じ込め作戦やろうとしてるそっちも恐ろしいわね」

凛「真姫ちゃんの悪運じゃないよ」

次の日

真姫「ね、ねぇ…本気でやる気?」

希「え? やっぱりいや?」

真姫「そうじゃないけど…」

希「だってこれくらいやらんと無理やん」

真姫「そんなこと…」

にこ「ない」

花陽「だめなら早く誘うしかないよ?」

真姫「も、もうちょっとなんとかならないの?」

ことり「体育館の鍵持ってきたよー」

凛「作戦は?」

希「昨日頑張って今日の放課後の放課後体育館使用許可取ってきた」

にこ「やるじゃない」

希「そんで、ウチと真姫ちゃんと穂乃果ちゃんを連れて倉庫連れてく」

ことり「うんうん」

希「閉じ込める」

にこ「なるほど」

希「そんで練習終わりに開けるからそれまでに真姫ちゃんがナンパする」

真姫「あ、三日閉じ込められないのね」

花陽「流石に警察沙汰になっちゃうよ」

凛「海未ちゃんと絵里ちゃんをいかにはぐらかすかがポイントだね」

希「ただ、この作戦は結構欠点が多い」

にこ「例えば?」

希「まず、今日限定」

花陽「え? また頼めばいいんじゃ」

希「無理矢理やし、そもそも体育館使わんし、これバレると体育館使う部活動にすっごく怒られる」

凛「じゃあ一緒にやれば?」

ことり「それはだめだよ。常に倉庫開けておかないとボールとか不足した時にわざわざ鍵取り行くの大変だもん」

希「そう。だから今日限りの一発や」

にこ「他は?」

希「真姫ちゃんの失敗もあり得そうだけど」

真姫「せ、成功させるから!」

希「それは置いといて」

希「二つ目は穂乃果ちゃんの不在」

ことり「今日は一緒に来たから大丈夫だよ」

にこ「バカね。来るのは良いけど練習に来れるかわからないことだってあるでしょ」

凛「さ、さすがに大丈夫だと…」

花陽「……そう言えば来週テスト一週間前の勉強期間だよね」

真姫「……海未がいるし」

希「最後、倉庫内での事故やね」

ことり「それは流石に…」

にこ「マッキースケベなら別に事故でもいいと思う」

真姫「ま、マッキースケベって何よ!」

花陽「あー倉庫結構ごちゃごちゃしてるよね」

希「せや。だからもし事故ったら海未ちゃんとえりちがもう止まらんで」

凛「じゃああらかじめある程度綺麗にしておけば……」

希「昨日頑張った。でもまだ結構危ない」

にこ「大丈夫でしょ」

ことり「まあ、多少はね…」

希「てことで、それらを除くとあとは真姫ちゃんのナンパ力だから」

真姫「上等よ! さすがに今日ダメだったら穂乃果の歌でも作詞作曲してくるわ」

凛「聴いてみたいから失敗にラーメンにゃー!」

花陽「私はおにぎり」

にこ「飴」

ことり「じゃあチーズケーキ」

希「占い一回」

真姫「ヴェェ!? みんな失敗に票入れるの? 一人くらい…」

にこ「いやだって…」

希「うん」

凛「無理がある」

花陽「じゃあ赤飯も付けちゃう!」

真姫「い、良いわ後悔するのはあんたたちなんだから!!」

希「じゃあもし、穂乃果ちゃんが来れなかった場合はどっちにカウント?」

にこ「今までナンパ失敗しまくってた真姫ちゃんのせい」

真姫「それはなし!」

凛「真姫ちゃん…多数決って言葉知ってるかにゃ?」

真姫「ナニソレ!?」

花陽「大丈夫! 来るよ! 穂乃果ちゃんは」

ことり「うんうん」

真姫「やっぱりさっきのなしで」

にこ「ファイトにこ!」

真姫「」ギリッ

希「どんな真姫ちゃんだって応援したる」

凛「だって凛たち」

_人人人人人人人人_
> 仲間だもんげ! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

真姫「だったら私の方に来なさいよ!」

凛「いくら凛でも負け戦はいやにゃ」

花陽「お赤飯って結構手間暇かかるんだよ」

希「ウチは負けることは大っ嫌いなんや」

ことり「いや、実はさっき嫌な話聞いちゃって」

にこ「この飴はここあにこころ、こたろうたちの分だから」

真姫「……」ダンッ

真姫「勝って見せるわ! この負の連鎖から!」

放課後

海未「遅れてすみません」

ことり「ごめんねー」

絵里「やっと来たわね」

希「? 穂乃果ちゃんは?」

海未「補修です。抜き打ちテストで1人だけ一桁だったので」

絵里「え? それ不味いんじゃない?」

にこ「まあその……涙拭けよマッキースケベ」

凛「イメージは完璧だったのわかる」

花陽「フード投げ捨てて会わせてくれ! 愛しの穂乃果ちゃんにって叫べば来てくれるよ」

真姫「」

真姫「……ふふっ」

凛「ど、どうしたの!?」

花陽「あ、壊れちゃった?」

真姫「穂乃果ならいるじゃない……こう瞼を合わせればと穂乃果の面影が浮かんでくらぁ」

真姫「逢いたくなったら 逢いたくなったら 私ァ瞼をつむるのよ」

にこ「落ち着きなさい! それは瞼の母だから!!」

凛「じゃあこれは三日閉じ込め作戦しかないね」

花陽「希ちゃんどう思う?」

希「ぶっちゃけるとウチは穂乃果ちゃんの歌が聴きたい」

ことり「私も」

にこ「あ、じゃあ来週までによろしく」

真姫「ナニソレ?」

花陽「だって穂乃果ちゃん来なかったじゃん」

凛「逆に考えるのにゃ」

真姫「逆ってどういう意味よ?」

凛「素晴らしい曲が出来上がるほど穂乃果ちゃんの真姫ちゃんへの好感度がアップするにゃ」

真姫「……」

~イメージ~

真姫「ど、どうかしら//」カミノケクルクル

穂乃果「素敵! 真姫ちゃん抱いて!」ギュー

真姫「うへへ~」ニヘラァ

~イメージ終わり~

真姫「…………しょ、しょうがないわね//」

希(ちょろい)
希「やるやん」

ことり「ファイトだよ」
ことり(穂乃果ちゃんもこれくらい簡単に誘えるのに)

にこ(やったぜ)
にこ「やったぜ」

花陽(黒歴史が新たに生まれるのか)
花陽「頑張ってね」

凛「どうせダッセェ歌なんだろうな」
凛(頑張ってにゃ)

真姫「みんなありがとう……星空、後でちょっと来い」

凛「え?」

ことり「でも一番はなんとか穂乃果ちゃんをデートに誘って欲しいことだから」

にこ「まあ確かに歌出来ても披露するのって誘ってからだし」

希「せやね。まずは穂乃果ちゃんを来週は……せや! 勉強会で誘うんや!」

真姫「デート…」

ことり「デートはテスト終わった後。だから勉強会の時に約束すればいいんだよ」

希「問題は海未ちゃんやね」

ことり「流石にテスト期間の引き離しは難しいから…凛ちゃん協力して!」

凛「凛が?」

ことり「凛ちゃんが海未ちゃんに泣きつけば行ける気がする」

にこ「気がする」

希「にこっちはウチが見る。あとえりちと三人でやればいいわけやな」

ことり「花陽ちゃんは大丈夫?」

花陽「私はなんとか…でも凛ちゃんと一緒に教えてもらおっかなえへへ」

ことり「じゃあこれで決まりだね」

真姫「てことは私が穂乃果の勉強を見ればいいのね」

ことり「うん。海未ちゃんだけなんとかしよう! 補修はどうしようもないけど」

絵里「練習始めるわよ」

海未「さっきから私の名前が呼ばれてるような気がするのですが、何かあったのですか?」

にこ「海未ちゃんって変換すると海魅ちゃんになるのがうっとおしいのよねって話」

海未「そうですか」

にこ「そうよ」

希「とりあえず、真姫ちゃんは来週は元気出してな。疲れてると遠慮されると思うで」

真姫「そうだった」

ことり「あ、今日の練習は体育館ね! 希ちゃんが借りてくれたの!」

絵里「そう言えば取ってたわね」

希「ステージ練習ってしといた方がええやん」

海未「ナイスです! 行きましょう」

凛「これで倉庫閉じ込め作戦は延期になったのだ」

にこ「ことりナイス」

ことり「えへへ~」

花陽「真姫ちゃん良かったね」

真姫「そ、そうね? 喜んでいいのかわからない」

>>134
×希「昨日頑張って今日の放課後の放課後体育館使用許可取ってきた」
○希「昨日頑張って今日の放課後体育館使用許可取ってきた」

翌週月曜日

凛「えっ!? 土日穂乃果ちゃん誘わなかったの?」

真姫「誘おうとしたわよ……誘おうと」

花陽「でも何か問題あったの?」

真姫「ことりからメールで海未が勉強会だって…先週の抜き打ちテストで」

花陽「海未ちゃんって完全に保護者だよね」

凛「真姫ちゃんも保護者になるにゃー」

真姫「いや、私はデートを…」

花陽「まずはテスト勉強だよ」

真姫「はい」

凛「組み合わせは凛たちに任せるにゃ」

真姫「お願いするわ」

放課後

絵里「えっと…来週からテストだけどみんな大丈夫かしら?」

希「にこっち大丈夫か?」

にこ「少なくとも凛と穂乃果よりは出来ていると思っているわ」

凛「それはないと思う。凛だって穂乃果ちゃんとにこちゃんには負ける気ないよ」

穂乃果「それなら穂乃果だってにこちゃんと凛ちゃんよりは出来ると思ってるよ!」

海未「テスト一桁がどの口言っているんですか?」

希「じゃあみんなで勉強会でもしよか」

ことり「でもみんなじゃ効率悪いよ」

絵里「そうね……じゃあ学年別にしましょうか」

希「待ちな」

ことり「さっき話してたんだけどたまに違う組み合わせもどうかなって」

海未「つまり…私とことりが穂乃果以外のバカのどちらかの勉強をってことですか?」

にこ「バカって呼ぶな」

凛「差別差別!」

希「まあまあにこっちは事実テストヤバいんやから」

花陽「凛ちゃんもこの前私に泣きついてきたんだから」

穂乃果「だめじゃん」

にこ凛「「穂乃果(ちゃん)には言われたくない!」」

海未「なるほど。しかし、にこを教えるには私やことりでも厳しいのでは?」

希「にこっちはウチが教えたる」

にこ「え?」

希「えりちよりは優しくするで」

にこ「どっちにしろ希じゃ理科は無理じゃん」

絵里「ええっじゃあ結局私たちはいつも通り? 穂乃果見てあげたかったのに」

海未「では私達も同じように……」

凛「海未ちゃん教えて!」

穂乃果「凛ちゃん自ら海未ちゃんに泣きつくとか」

ことり「まあまあ」

凛「かよちんや真姫ちゃんもいいけどこの際だから海未ちゃんに頼めば少なくとも穂乃果ちゃんよりはいい点取れそう」

穂乃果「穂乃果だってやればいい点とれるんだよう」

ことり「一夜漬けはすごいけどそれじゃあ……ね」

海未「しかしそれだと穂乃果の勉強が」

穂乃果「穂乃果なら大丈夫! 雪穂が…」

にこ「アンタ、某軽音楽四コマに影響されてんじゃないわよね」

穂乃果「そ、そんなんじゃないよ」

絵里「雪穂ちゃんは確かに優等生と亜里沙が言ってるけど、流石に高2の範囲は厳しいでしょう」

穂乃果「じゃあ1人で……」

海未「それ去年やりましたよね? 結果どうでした?」

穂乃果「……赤点です。お母さんに怒られました」

希「んじゃあ真姫ちゃんに勉強教えてもらうことで」

真姫「え? ええ、まあいいけど」カミノケクルクル

穂乃果「真姫ちゃんでも2年生の範囲は厳しいでしょ」

にこ「真姫ちゃんはあんたと違って医者目指してるんだから3年生の範囲まで出来るでしょ」

穂乃果「またまた」

海未「まあ、少なくとも穂乃果よりは出来ますね」

ことり「範囲はこっからここまで」

真姫「……大丈夫。教えることは出来るわ」

希「決まりやな」

絵里「練習と言いたいけどさすがに勉強しないと3人が不味いわね」

にこ「にこは大丈夫にこ」

希「わしわしされるか正直になるかどっちがええ?」

にこ「はい。勉強ヤバいです」

絵里「まあまあ」

凛「海未ちゃん怖かったらことりちゃんに切り替えよ」

ことり「勉強しないとことりのおやつにするぞ!」

花陽「!」ゾクッ

穂乃果「えと…よ、よろしくお願いします」

真姫「よ、よろしく」

希(アカン。会話してないからノリがおかしい)

ことり(これじゃデートどころじゃない)

絵里「ちょっと2人とも大丈夫なの?」

にこ「大丈夫でしょ」

海未「週末に軽くテストでもしてダメならまた交替しましょう」

真姫「……」

穂乃果「が、頑張ろうね」

真姫「それは穂乃果だけど」カミノケクルクル

にこ(さっきの勢いはどこ行ったのよ!)

凛(まあ真姫ちゃんだから)

花陽(海未ちゃんに絵里ちゃんがそれぞれいるから偵察できないし)

希(信じるしかないな)

ことり「ちょっと真姫ちゃん借りるね」グイ

真姫「あ、ちょっと」

凛「凛もすぐ戻る」ダッ

花陽「私も」ダッシュ

希「心配だから」トテテ

絵里「……? なんなの?」

海未「さあ?」

穂乃果「?」

にこ「気にしなくては良いわ。とりあえず、テストの心配よ今は」

ことり「とりあえず、もっと気楽にいかないと」

真姫「わかっているんだけど……その…久々過ぎて何話せばいいかワカンナイ」

凛「でもでもせっかくのチャンスを潰しちゃうよ」

希「とりあえず、時間はあるしゆっくりいこか」

花陽「それじゃあ多分失敗するよ」

ことり「最悪、穂乃果ちゃんが話振ってくれるからなんとか会話を途切れさせないように……ね」

真姫「わ、わかった」

絵里「で、ここに助動詞が入るのよ」

にこ「この助詞は?」

絵里「えっと……」

穂乃果「えー! こんなにたくさん!!」

海未「今回は私も少し危機感があるので真姫でちょっと助かります」

穂乃果「え? 海未ちゃんでも不味いの?」

海未「はい。なにせ範囲が広いですし、作詞もやっているとさすがに厳しい」

海未「ことりも衣装制作で時間を取られるとキツイと思われます」

穂乃果「うぅ…」

海未「絵里や希もにこも受験生ですから…毎回のテストが命取りみたいなものですし」

穂乃果「……」

ことり「お待たせ」

希「話は付いた」

絵里「何の話してたの?」

希「真姫ちゃんの勉強方法について」

凛「穂乃果ちゃんでも理解できるか凛がテストしてたの」

花陽「凛ちゃんいつも頼み込んでるから大丈夫だと思うけど」

海未「そうですか。真姫も無理しないでくださいね。穂乃果に勉強教えるのは疲れますので」

穂乃果「その言い方だと穂乃果が勉強嫌いに聞こえるじゃん」

海未「実際そうではありませんか。あとこれを」スッ

穂乃果「うぐ…」

真姫「?」

にこ「とりあえず、勉強やれ」

ことり「じゃあ海未ちゃんと私に習う2人は図書館行こっか」

絵里「にこはどこでやりたい?」

にこ「別に…どこでもいいけど」

希「じゃここで」

にこ「寒いからせめて生徒会室にして」

絵里「個人的な使用は禁止だけどまあいっか」

希「大丈夫でしょ」

穂乃果「え、えっと真姫ちゃんはどこで勉強したい?」

真姫「そ、そうね…穂乃果のモチベーションが維持と、やる気を失せない場所ね」

穂乃果「じゃあここは穂乃果の家だね!」

真姫「……海未からメモを貰ったけど…穂乃果の家は絶対ダメって」

穂乃果「海未ちゃんめ…」

真姫「だから…ここは私の家とかどうかしら?」カミノケクルクル

穂乃果「真姫ちゃんの家?」

真姫「そ、その私の家なら集中できると思うし」

穂乃果「そりゃあ出来るけど」

真姫「穂乃果はどこが良い?」

穂乃果「うーん…じゃあ真姫ちゃんの家で! これからいきなり大丈夫?」

真姫「構わないわ。ママいるけど、部屋まで来ないから…」

穂乃果「うん」

真姫「じゃあ帰りましょう」

穂乃果「あ、そうだったね」

真姫(よし!)

帰宅中

真姫「……」テクテク

穂乃果「……」テクテク

真姫「……」

真姫「あ、あのさ穂乃果」

穂乃果「なあに?」

真姫「……いえ、なんでもないわ」

穂乃果「……そーいえば真姫ちゃんとまともにお話するの久しぶりだね」

真姫「そ、そうね」

穂乃果「ごめんね。なんか真姫ちゃん、疲れてるように見えて…話しかけ辛かった」

真姫「穂乃果らしくないわね」

穂乃果「そ、それは…すぐ傍に凛ちゃんや花陽ちゃんににこちゃんがるから」

真姫「それでも穂乃果なら来てくれると思ってたのに……」

穂乃果「ごめん。その…」

真姫「まあ、こうして勉強する縁が出来たから許してあげる」

穂乃果「……ありがとう」

真姫「……」

穂乃果「……」

真姫(話が続かない)

穂乃果「……」

真姫「……」

穂乃果「あ、ここだよね?」

真姫「そうだった」

ガチャリ

真姫「ただいま」

穂乃果「オジャマシマス」

バタン

真姫「そんな畏まらなくても」

穂乃果「その、真姫ちゃんの家は大きいからなんか瓶とか割ったら大惨事だし……」

真姫「こっちよ」

真姫「ここが私の部屋」

穂乃果「へぇ~」

真姫「じゃあ始めましょう」

穂乃果「ええ~せっかくだし少し休もうよ」

真姫「海未が一度休むとそれっきりってメモに書いてあるからそうはいかないわよ」

穂乃果「うう…海未ちゃんじゃないと楽できると思ったのに」

真姫「とにかくやること。わからないことあったら聞いて」

穂乃果「はぁ~い」

真姫「……」カキカキ

穂乃果「……」カキ…カキ

数時間後

真姫「……ふぅ。どう進んだかしら?」

穂乃果「Zzz」

真姫「……」

穂乃果「Zzz」

真姫「寝ない!」バシ

穂乃果「んにゃ…寝てないよぉ……睡眠学習だよぉ」

真姫「どっちにしろダメじゃない。ああ…全然やってないし」

穂乃果「あ、明日から本気出します」

真姫「……私まで海未に怒られるのは勘弁よ」

穂乃果「そこは穂乃果が何とかします」

真姫「そう」

穂乃果「それじゃあごめんね。明日はどこでやる?」

真姫「変なところで寝られても困るからここね」

穂乃果「わ、わかりました。それじゃあ…」

真姫「あ、穂乃果」

穂乃果「ん?」

真姫「あ、えと……やっぱり何でもない! また明日ね」

穂乃果「うん。ばいばーい」

ガチャバタン

真姫「……はぁ。ダメね…私って」

次の日

凛「えっ!? 誘えなかったの」

花陽「とってもチャンスだったのに?」

真姫「……しょ、しょうがないじゃない! 久々に話したから……その…」

凛「まああと4日あるし」

花陽「でも金曜日は海未ちゃんがテストやるって言ってたから」

真姫「3日ってこと?」

凛「そうなるね」

真姫「う…結構キツイわね」

花陽「大丈夫だよ」

真姫「頑張るわ」


真姫ちゃんの家

真姫「今日は大丈夫よね?」

穂乃果「大丈夫だよ…授業中寝てたから!」

真姫「…………」

穂乃果「あ、あれ? 真姫ちゃん?」

真姫「海未が苦労するのもわかる気がする……かさきまごよしりあえさんがのふ」

穂乃果「真姫ちゃーん」

真姫「良いわ。とりあえず、まずは時間的に暗記物からやりましょう」

穂乃果「え」

数時間後

真姫「まあ今日はこんなもんね」

穂乃果「……きつい」

真姫「しょうがないじゃない。寝てたんだから」

穂乃果「……明日は起きてよう」

真姫「ここで寝るんじゃないわよ」

穂乃果「ひぃ~」

真姫「……ま、疲れてたら寝てもいいけど」

穂乃果「ほっ」

真姫「それじゃあ送っていくけど」

穂乃果「大丈夫。走って帰るから」

真姫「……そのまま頭から知識を落とさないでよ」

穂乃果「だ、大丈夫……多分・それじゃあね」

ガチャバタン

真姫「……あ」

真姫「素で忘れてた」

次の日

凛「真姫ちゃんは勉強の鬼だから仕方がないにゃー」

真姫「今日こそは…」

花陽「む、無理しないでね」


真姫ちゃんの家(水曜日)

穂乃果「……」カキカキ

真姫「……」カキカキ

穂乃果「……」カキカキ

真姫「……あ、あの穂乃果」

穂乃果「なに? もしかして間違ってる?」

真姫「あ、いや……なんでもない」

穂乃果「……?」カキカキ

真姫「……」カキカキ

穂乃果「……」ペラ

真姫(うーやっぱり無理)

次の日

凛「……結局真姫ちゃんにはデートのお誘いは無理だったんだよ」

花陽「苦手なことは誰にでもあるよ」

真姫「……」

凛「その…閉じ込め作戦も中止の方向で希ちゃんに伝えよう」

花陽「なんかガッカリ」

真姫「……はぁ」

凛「真姫ちゃん?」

真姫「自分にガッカリしてる。結局私は臆病な奴だなって」

花陽「そ、それは人それぞれだし」

真姫「……良いわよ」グスン

凛「あわわ…まだ泣くのは早いにゃ」

花陽「そ、そうだよ! 今日があるし」

真姫「どうせ失敗よ失敗ひっぐ…踏み出せずにぐすっ…」ポロポロ

凛「どどうしよ?」オロオロ

花陽「にこちゃんか希ちゃんがいないと…」

にこ「呼んだ?」

希「うわー大変なことになっとるなー。ほいどーどー」

真姫「いらない!」パシッ

希「あらら」

にこ「そういうところで強がるくらいなら穂乃果をデートに誘うくらい簡単でしょ」

花陽(い、いいぞパイセン)

にこ「ま、ダメでも不名誉だけは私たちの間で呼ばれるけど」

真姫「……ぐすん」ピク

にこ「デートすら誘えない臆病者って」

真姫「……」イラッ

にこ「しかも声かければよっぽどの事でない限りOKしてくれる穂乃果を誘えない臆病者って」

真姫「言わせておけばにこちゃんのくせに!」ガシッ

にこ「暴力に頼るの? まあ私はすぐに理事長室に駆け込むけど。それでもいいならどうぞ」

にこ「あ、でもにこはアイドルだから顔は辞めて欲しいにこぉォ☆」

凛「にこちゃんさすがに…」

花陽「顔が+チック姉さんはまずいよ」

希「まあまあ。ホンマに危なくなったらウチが止めるから」

真姫「……」ギリッ

にこ「ほらほら~にこを殴るなら殴ってみろ~☆」ベロベロベロベロ

にこ「無理ならさっさとデート誘ってくることね」レロレロレロレロ

真姫「……だったら見てなさい」ドンッ

にこ「いたっ!」

希「まあまあ、にこっち。あとでわしわししていいから許してあげな」

にこ「マジ?」

希「その後倍返しやけど」

にこ「うーん悩む」

凛「付いてってみる」

花陽「待ってよ凛ちゃん」

にこ「行くわよ」

希「がってん」

2年生の教室

海未「……うーん」ポリポリ

ことり「それでここはこうでいいかなって」

海未「確かに×はないけど△な感じですね」

穂乃果「え? ○じゃないの?」

海未「○には情報不足です。例えば道路ですが、右側左側が説明されてないので」

ことり「あーでもそこまで…あれ? 真姫ちゃん?」

真姫「……」

凛「見物1」スッ

花陽「見物2」ススッ

にこ「見物3」ヒョコッ

希「見物4」ヌッ

海未「どうしたのですか? もしかして穂乃果!」

穂乃果「う…き、昨日はあれからちゃんとやったよぉ」

真姫「穂乃果」ズイ

穂乃果「な、なに……その壁際に追い詰めないでほしいかなって」

真姫「……」壁ドンッ!

穂乃果「ひゃいっ!」

真姫「……テスト終わったら私とデートして」

ことり「キマシ」

海未「!?」

穂乃果「……あ、えと、は、はい//…でもお金がその……」

真姫「全部出す」

穂乃果「わ、わかりました」

真姫「ふふっ。絶対よ」バッ

穂乃果「……あ、あはひ//」

真姫「可愛い。じゃあまた私の家でね」ニコリ

穂乃果「う、うん//」ポケー

ことり(や、やだ穂乃果ちゃんが雌顔に//)

海未「」

凛「真姫ちゃん焼け入ってる?」

花陽「まああれだけの煽られかたされたら」

にこ「やればできるじゃない」

希「海未ちゃんが放心状態になっとる」

真姫「……はぁ…はぁ」ヨロヨロ

凛「すごいおめでとう」

花陽「かっこよかった」

にこ「やるじゃない。見直したわ」

希「これで約束されたな」

真姫「」バターン

凛「ああっ! 真姫ちゃんが倒れたでやんす!」

花陽「ほ、保健室に」

希「まあ、やけくそやったしな」

にこ「希連れてって」

希「ほいよ」

にこ「はいはい。見せもんじゃないわよどいたどいた」

凛「こうして真姫ちゃんは約1ヶ月かけて穂乃果ちゃんをデートに誘うことが出来たのにゃ」

にこ「もちろんこのにこちゃんを押したことは謝ってくれたわ」

花陽「でも当日、やっぱり真姫ちゃんは真姫ちゃんなのでやらかしてまた私たちに泣きついてきたのでした」

希「まあヘタレやしな」


一応スレタイ的には合ってるはずなんで
デート編は各自のイメージか誰か勝手に書いてください
最後まで読んでくれた方ありがとうございました

>>172
凛「こうして真姫ちゃんは約1ヶ月かけて穂乃果ちゃんをデートに誘うことが出来たのにゃ」

にこ「もちろんこのにこちゃんを押したことは謝ってくれたわ」

花陽「でも当日、やっぱり真姫ちゃんは真姫ちゃんなのでデートで思いっきり、やらかしてまた私たちに泣きついてきたのでした」

希「まあヘタレやしな」



真姫「ヴぇエエ!?」

真姫「ちょっと穂乃果……ねぇ!」

真姫「…………」




真姫「ナニソレイミワカンナイ!」グスン


END

>>97
真姫「喧嘩してないし…がみぬちろおあわみなずをーだし」

がみぬちろおあわみなずをー

>>163
真姫「海未が苦労するのもわかる気がする……かさきまごよしりあえさんがのふ」

かさきまごよしりあえさんがのふ


これ誤字じゃなくて
ちょっとしたゲームの言語でした
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/3585/ff10/albhed-j.html

これだけです
説明不足でスミマセンでした

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