引きこもりの僕が勇者になった話(22)

ずっと・・・一人だった。常人離れした能力を恐れて、誰も近づいてこなかった。そしたら、いつの間にか、僕は・・・引きこもりになっていた。そんなある日・・・

母「勇者、起きてる・・?」

勇者「・・・起きてる、どうしたの?」

母「あなたに、お客様よ・・・失礼のないようにね」

勇者「わかった、すぐいく(誰だろ、こんな時間に・・・)
勇者の家 玄関
騎士「あなたが、勇者様で?」

勇者「そんな・・・冗談で呼ばれてるだけですよ・・・」

騎士「それでも、常人離れした能力は本物でしょう、今から、王宮へ来てもらいたい」

勇者「すみません、僕、これでも忙しいので・・・(何で僕がいかないといけないんだ・・・一人にしてくれよ)

騎士「・・・これは国王の召集とお考えください。拒否する場合、国家反逆罪として処理させていただきます」

勇者「わかりました。でも、ちょっと準備をさせてください」

騎士「あまり時間もありませんので、早急におねがいします」

勇者「はい・・・(何でそんなに急ぐんだろ・・?)」

勇者「・・・これで、装備一式は揃ったな、騎士さんのところへ行こう」
玄関
騎士「・・・それでは、参りましょう。こちらへ」

勇者「はい・・・母さん、行ってきます」

母「いってらっしゃいね」

騎士「あちらに、馬車を止めております。それで、王宮まで向かうのですよ」

勇者「へぇ~(馬車?何それ?)」

運転手「騎士さん、いつでも行けるぜ!」

騎士「なら・・・飛ばせ!」

運転手「あいよっ!」

勇者「え、ちょ、ワァァァァァァァァ!!!!!!!!(速い!速い!馬だよね!?これ!?」

運転手「どうだ坊主!この魔馬は!」

勇者「ま、魔馬!?」

運転手「魔力を込められた馬だ!さらに飛ばすから・・・振り落とされんなよ!」

勇者「ギャァァァァァァァァァ!」

王宮 城下町

運転手「ついたぜ!坊主!・・・どうした、そんなにげっそりして」

勇者「ハァ、ハァ、もう、ダメ・・・」

騎士「少し飛ばしすぎだ。何年引きこもっていたと思う」

運転手「?2、3ヵ月じゃないのか?そこまで太ってねぇどころか痩せてるしさ」

騎士「3年、だそうだ」

運転手「3年前って言えば、技術革命があった年じゃねぇか」

騎士「彼は、その技術の恩恵を受けず今日まで生きてきたんだ。少しは配慮してやれ」

運転手「おう、すまなかったな!坊主!」

勇者「もう、大丈夫ですから。それじゃ、行きましょう」

騎士「ええ。運転手、またな」

運転手「またのご利用、待ってるぜー!」

王宮 門
騎士「最後の出場者をつれてきた。入れてくれ」

門番「了解。第七ゲート、開きます」

勇者「!?門が勝手にひらいた!?これも魔力!?」

騎士「これは電力、技術革命で発見された、新たなエネルギーだ。・・・入るぞ」

勇者「は、はい!」
王宮 王の間
騎士「国王、最後の出場者を、連れて参りました」

国王「ご苦労、さがってよいぞ。そして君、よくぞ来てくれた。評判は聞いているよ。村の化け物君」

勇者「は、はぁ・・・」

国王「だが、君の力の源は、突き止められている。なんだと思う?その力の正体は。・・・魔力だ。

勇者「えっ!?ま、魔力ですか!?」

国王「左様、君のその常人離れした能力は、その先天的な能力と、魔力が合わさってできるものだ。そんな君は、化け物や、勇者と呼ばれた。冗談でな・・・」

勇者「・・・」

国王「その冗談を、真実にしてみないか?」ニッ

勇者「・・・へ?」ポカーン

国王「この、勇者決定戦にでないか、そう聞いているんだ」

勇者「勇者・・・決定戦?」

国王「うむ、この国に集められた強者・・・それも、君も持つ勇者の素質を持つものたちと戦い、勝って勇者の称号を手にする・・・それが、勇者決定戦だ」

勇者「そんな、僕が勝てる訳・・・」

国王「いや、勝てる。実は、公にはされていないが、この世界は、技術革命始まって以来の、危機に直面しておる。頼む、でてくれ。君のため、世界のため、そして、親のため」

勇者「親の・・・?」

国王「君が閉じ籠っていた間、誰が君の側にいた?親だろう?その親でさえなくしてしまう可能性があるんだ・・・」

勇者「・・・その危機を何とかするには、勝たないと?」

国王「できれば、親をダシにしたくなかったんじゃが、事実な上に、もう、危機は迫っている。どうする・・・」

勇者「・・・わかりました!僕、勇者決定戦に、出ます!」

国王「!よくいってくれた!・・・では、あっちの控え室へ向かってくれ」

勇者「はい!?」

選手 控え室
勇者「(す、すごい。皆、強そうな人ばかりだ・・・)うわっ!」

巨体「ん、すまんな。大丈夫か?チビ」

勇者「ええ、なんとか。すみません、ボーっとしてて・・・」

巨体「気を付けろよ、じゃあな」

勇者「やっぱり、すごいな・・・」

「選手の皆様、第一ゲートから、コロシアムへどうぞ」

「ん、時間か」 「よし、行こうぜ」「勇者になるのは、俺だ!」

コロシアム 
「勝負の内容はバトルロイヤル!最後の一人が勝者です!それでは・・・スタート!」

「うおー!」「ぎゃっ!」「あたっ!」

勇者「せいっ!はっ!(敵の攻撃を誘い・・・)」

「な!?しまった!避けられた!」

勇者「ハァァァァァァ!(隙を見て斬る!」ザシュッ

「ぐっ!」

勇者「はあ、はあ(これを続ければ、雑魚には勝てる・・・!」

巨体「どっせーい!」

「おわああああああ」 「んぎゃああああ」

勇者「・・・!一気にあんなたくさんの人を倒すなんて・・・やっぱり、強い!」

巨体「ん、お前、さっきのチビか・・・!食らえ!」

勇者「ぐっ・・・!重いっ!・・・せいっ!」タッタッタ

巨体「なっ!打ち返しただと!?」

勇者「はあ、はあ、強い・・・けど・・・!」タッタッタ

巨体「ぬぅ、チョコマカと・・・!せいっ!」ドゴーン

勇者「(一撃が重い分、攻撃の後に隙ができる!そこをつけば・・・!)」ズバッ

巨体「グアァァァァ!」バタッ

「あのちっこいの、デカブツを倒しやがった!?」「ぱッ・・・パネェ!」「賢者殿と、どっちが強いんだろう?」「下らない事言ってないで、帰るぞ。お前ら」

勇者「(あの人は、攻撃が単調だから、なんとか倒すことができたけど・・・まだ、リングには人が残っている!頑張って・・・勝つ!)」

リング 残り人数 100→15

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
勇者「!?」

「な、何が起こったんだ?」「残り・・・2人?」「あの動き、人間じゃねぇ・・・」

勇者「速すぎて、見えなかった・・・」

???「ククク、ノコリハオマエカ・・・フヒヒ」ザッ

勇者「・・・!来る!」カキーン

???「ナッ、ウケトメヤガッタ・・・マサカコイツ・・・マオウサマニゴホウコクヲ」

勇者「魔王だって!?お前は、何なんだ!?」

???「ククク、イズレワカル。ジャアナ」ピシューン

勇者「き、消えた・・・」

「今の聞いたか!?」「魔王の使い・・・強すぎワロスwwwwww」「それと張り合うあいつもヤベェと思うのは俺だけかよ・・・」

騎士「国王、この国にも、魔王めが・・・!」

国王「む、今ので、彼の事が魔王に伝わったとなると・・・彼らも、警戒を始めるだろう。そうなっては、彼にも重荷だ。早急に、旅道具を用意させろ」

騎士「はっ!」

勇者「・・・」

その日、勇者となった彼の、仲間を募集することになった。魔王軍の本拠地である、冥界を除き、
世界中から、強者3人が集められた。勇者の仲間は、その3人から選ばれる。
>>15前衛 完全攻撃職 戦士・武道家・ロボット
>>16後衛 攻撃型   魔法使い・賢者・電気使い
>>17後衛 補助・偵察型 僧侶・神官・忍者

ロケットパンチ/ケアルビーム/回転レーザー
ロボタックル/ヒールビーム/マシンガンパンチ
サークルボム/エレキアタック

ロボ

賢者

また時間開いたら>>17もとりにくる

安価下

書き始めようと思ったときに決まってなかったら

忍者

新患

勇者「えーっと・・・よろしく・・・」

ロボット「ピピ・・・マスターデータ、確認。ミッション・魔王討伐。司令塔・勇者ト確認」

勇者「凄い・・・良くできてるね・・・」

賢者「国の最新技術を結集して作った、ロボットって言うんだ。ロボって呼ぶことが多いけどね。僕は賢者。よろしくね」

勇者「うん、よろしく!それで・・・君は・・・」

忍者「国王に雇われた、忍者だ。お前たちの補助、敵の偵察は任せろ」

勇者「う、うん・・・よろしく・・・」

ロボット「プロフィール・展開シマス」
勇者 性別 男
種族 人間
攻撃力 高い
防御力 普通
素早さ とても高い
魔力 とても高いが、使いこなせない
体力 少し低い

ロボット 性別 不明
攻撃力 高い
防御力 異常に高い
素早さ 異常に低い
魔力  不能
燃費  悪くは無い

賢者 性別 女
種族 人間
攻撃力 とても低い
防御力 少し低い
素早さ 高い
魔力  とても高い
体力  そこそこある

忍者 性別 男
種族 人間
攻撃力 少し高い
防御力 少し高い
素早さ とても高い
魔力  高い
体力  とても高い

勇者「それじゃ、行こうか」

忍者「待て。何故、それほど急ぐ?」

勇者「え?」

忍者「敵は魔王。当然、強敵だろう。それと戦いにいくのに、お前は傷だらけの体でいくのか」

勇者「・・・大丈夫さ。戦闘に支障は出さない」

ロボット「マスター・勇者・損傷度60%。休養ヲ推奨シマス」

賢者「君は、昼間の戦いで、大分傷を負っている。今、旅立ったとしても、あいつに勝てるの?大会に来てた、あの魔王軍幹部に・・・」

勇者「・・・」

賢者「無理しないで、今日は休もう?ね?」

忍者「それが得策だ。まあ、お前がどうしても今すぐいくと言うなら、何も言わないがな」

勇者「・・・そうだね。今日は休もうか。ついでに、自己紹介もしよう。僕たちは、お互いの名前しか知らないから、戦略もたて辛いしね」

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