奈緒「それが東京出身のやることか！」

加蓮「あでやかに咲き消えてしまう！　あでやかに咲き消えてしまう！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

奈緒「持ち歌を使えェ！」ｷﾞﾘｷﾞﾘｷﾞﾘ

加蓮「ぐわああああああ！」

未央「見事な逆エビ固めだ！」

卯月「奈緒ちゃんストップ！」

奈緒「うおおおおおおお！」ｷﾞﾘｷﾞﾘｷﾞﾘ

凛「なにこれ……」

加蓮「り、凛！　手ぇ出して！」ｸﾞｸﾞｸﾞ...

凛「……何？」ｽｯ






加蓮「タッチ！」ﾊﾟﾁﾝ

凛「」

奈緒「次はお前かァ！」ｶﾞｼｨ

凛「えっ」

卯月「凛ちゃん！」

奈緒「この苦しみ……この悲しさ、無念さ！　東京にいる俗物どもにもわからせる！」ｷﾞﾘｷﾞﾘｷﾞﾘ

凛「ぐわああああああ！」

未央「見事な卍固めだ！」






凛「なんでだ！」ﾊﾞﾁｰﾝ!

奈緒「ぱぴぷぺぽぱぷぅ！」

凛「なんでノった！」ﾌﾟﾝｽｶﾎﾟﾝ

奈緒「……本能？」

凛「本能」

未央「本能なら仕方ないよねぇ」

卯月「本能だもんね」

凛「まあ、本能なら仕方ない……」






凛「わけない！」ﾄﾞﾊﾞﾝ

奈緒「ぐはぁ！？」

凛「納得できるか！」ﾌﾟﾝｽｶﾎﾟﾝ

加蓮「まあまあ二人とも、喧嘩はその辺にしときなよ」

奈緒「元凶が白々しいぞ」

加蓮「で、何の話だっけ？」

奈緒「おい」

未央「私たちのアニメの話だよ」

飛鳥「さて今日のキテレツは…　おっと、今はワンピースだったね」

加蓮「ところでさ、アニメの利点って何なの？」

卯月「うーん……動いたり、喋ったり？」

凛「でもそれ、私たちが普段やってることだよね」

未央「じゃあ『趣味：アニメ鑑賞』なアニメの大先生、なおなお先生に教えてもらおう！」

奈緒「アニメの大先生やめろ」

加('ー`)蓮「なおちゃんはアニメの大先生だから……」

奈緒「やめろォ！」

奈緒「アニメの利点は……まあ色々あるけど、実際に見た方が早いな」

加蓮「説明できないんだ」

奈緒「できるし」

加蓮「できない」

奈緒「いーやできる」

加蓮「大先生（笑）」

奈緒「こいつ……」ｷﾞﾘｯ

奈緒「ウオオオオオ！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ




　　　　　　　　　　　　　奈緒「アニメウオオオオオオオ！」ｽﾞﾝﾄﾞｺｽﾞﾝﾄﾞｺ




　　　　奈緒「アーニメエエエエエエエエ！！！」ｷﾞｬﾙﾙﾙﾙﾙﾙ





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　奈緒「めっちゃアニメ！！！」ｷｬﾊﾞｧｰﾝ

奈緒「はーっ、はーっ……」

奈緒「ど、どうだ……アニメっぽい躍動感があっただろ……？」


凛「……う、うん、奈緒はそのままでもアニメ化できるね」

卯月「昔のカートゥーンみたいでした！」

未央「あー……うん、凄かったよ。なんと言うか、凄く凄い凄さだったよ、凄いね」

奈緒「」






奈緒「」

加蓮「あははははははは！」ﾀﾞﾝﾀﾞﾝ

奈緒「もういいし、みんな紙芝居見てろ」ﾄﾞﾖﾝﾄﾞ

未央「ああっ、なおなおがどよんどしてしまった！？」

凛「……で、どうするの。どよんどに染まったこの奈緒を？」

加蓮「慰める奴はもういない」

凛「いや、ちょっとは慰めなよ……」

奈緒「鳥獣戯画でもいい」ﾄﾞﾖﾝﾄﾞﾌﾟﾘﾑｽ

奈緒「壁画とか象形文字」

未央「ねぇ、これ結構重症じゃない……？」

加蓮「私に任せて」

卯月「でも、どうするの……？」

加蓮「元はと言えば私のせいだから。やれるだけやってみるよ」

凛「加蓮……」


加蓮「キテレツ大百科」ﾎﾞｿｯ






奈緒「」ｶｯ

奈緒「それはうちじゃなくて飛鳥の出身地域だァ！」ｶﾞｼｨ

>>9「それに今はワンピースだァ！」

加蓮「うわあっ！」

未央「なおなおが元に戻った！」

凛「ふふっ、さすが加蓮だね」

卯月「これであとはオンエアを待つだけですね！」

加蓮「ねえ、ちょっ、助けっ……」

奈緒「そんでもって……誰だ今のォ！」ｸﾞｵｫ






＼ぐわああああああ！／　＼見事なジャーマンスープレックスだ！／