男「あー疲れた ただいまー」 悪魔「おかえりなさい」(14)

悪魔「早かったわね」

男「今日は生徒会も短かったからな
  飯にするからテーブル片づけとけよ」

悪魔「今日のメニューは?」

男「何にしような……」

悪魔「何でもいいから早くしてちょうだい お腹空いたわ」

男「ああ、ちょっとまってろ
  ……ていうか」

男「お前誰だ」

悪魔「私、悪魔よ 魔界から人間の生体調査のために来ました」

男「出て行け 早急にコンマ三秒以内にだ」

悪魔「いくら何でも早いわ まあ話を聞きなさい」

男「はい、味噌汁 食ったら出てけよ」

悪魔「ありがとーっ ……ふう、あったまるぅ…」

悪魔「で、正確には悪魔の中でも亜人であるカーミラって種族で……
   って私のことはどーでもいいわ 詳しくはウェブで」

男「載ってないぞ恐らく」

悪魔「私が調査しに来たのは人間の幸福指数よ」

男「ローレル指数?」

悪魔「ろーれる…?違うわ、こーふくしすーよ」

悪魔「例えば貴方は今幸せ?」

男「さあな あまり幸福だと公言するようなパラメータじゃない」

悪魔「そうよね 貴方は今100%中17%しか幸せを感じて無い」

悪魔「この辺り一帯の人は指数がやたら低いの
   指数は幸福のほかにもあって、それが一定の値までくると…」

男「クルト?」

悪魔「ヴァルキュリアじゃないわ 例でいうなら憤怒指数
   人の負の値や指数の値に伴って変化し、過度に溜まるといわゆるマジギレを起こす」

男「ワーオ」

悪魔「幸福指数が負の値になると錯乱、精神崩壊などを起こす」

男「……」

悪魔「場合によっては自殺や殺人などにつながる
   私の仕事は生態調査とそれを止めることよ」

男「はい長いプロローグお疲れ様 帰っていいよ」

悪魔「待ちなさい まだオープニングよ」

悪魔「貴方は幸福指数が0以下でも動じない自我をもってる
   そのうえ、自分の指数を人に連動させられる力があるわ」

男「人の指数を上げて錯乱を止められるってことか」

悪魔「そうよ、だから協力してほしいの みんなの指数を私と一緒に上げt」

男「却下 帰るか夜道が不安ならリビングで一泊しろ」

悪魔「どうして?貴方にしか出来ないことなのよ?」

男「俺は平凡なままでいたいし誰かに関わるのも、
  誰かが関わってくるのも後免だ」

悪魔「……じゃあ取引よ」

男「……何?」

悪魔「これは仕事よ しかるべき報酬だって当然ある
   報酬を自由に決める権利を貴方にあげるわ」

男「! どんなモノでもか?」

悪魔「ええ、どんなモノでも」

あいたたたた
書いてて恥ずかしくない?

>>6ついでにいうなら読めんぞ

男「じゃあ取引成立 何でも用意出来るようにしとけよ」

悪魔「はいはい で、仕事のやり方だけど…普通に人と接してくれればいいわ
   傷つけようと思わなきゃ傷つけられないし」

男「んじゃ明日からな 今日はもう風呂入って寝る」

悪魔「あら?私が先に入るのよ?その間に布団でも敷いといて頂戴」

男「え?結局泊まんの?」

悪魔「泊まるも何も契約したんだからしばらくはここに居座るわ
   朝ご飯はベーグルとカフェラテよろしく」

男「」

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