P「アイドルウォッチ零式?」 (31)

小鳥「この世で起こる不可解な出来事は、全てアイドルの仕業…」

P「いやちがうから」

小鳥「そんなアイドル達を見ることができる腕時計こそが、アイドルウォッチです!」

P「いや何も使わなくても誰だって見えるから」

小鳥「アイドル達との出会いが、プロデューサーさんの人生にどんな影響をもたらすのか……」

P「まあ仕事だし死活問題レベルで影響はあるな」

小鳥「それは、誰にも、わかりま……」

P「それより仕事してください小鳥さん」

小鳥「ぴよウィッス」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1420552504

P「アイドルウォッチ?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1413900407/)

P「アイドルウォッチ?」の続編です。前回時間の都合などで書けなかった分も含めてまた書きたいと思います


第1話 アイドルウォッチ

P「小鳥さん、この腕時計、アイドルウォッチはアイドルを呼び出すことができるんですよね?」

小鳥「そうです!このアイドル達の名前とイラストが描かれた『アイドルメダル』をセットすれば、目の前に召喚することが「できちゃうんです!」

P「いやー始めはウィスぴよのことだからロクでもないオモチャかなんかとしか思ってなかったけど」

小鳥「ぴよっ」

P「結構いいもんですねコレ。例えばこんな風に使えたり」カチャ キュイーン

P「俺のアイドル!出てこいあずさ!アイドルメダル、セットオン!」チャリン

プリチー ショウカン… ブォーン


プリチー!オレッチ、トモダチ!ふくはウチー!


あずさ「アズサさん!」ドタプーン

あずさ「あらあら~私ったら迷子になってたはずなのに事務所に戻ってこれたのかしら?」

P「こうやって迷子捜索の手間が省けますしね」

あずさ「プロデューサーさ~ん!これお土産ですー。もんげーおいしいキビ団子ですよ~」

P「岡山まで行ってたのかよ」

小鳥「くれぐれも有効に使ってぴよウィッス」

第2話 壁妖怪 千早

P「ただいまー!おいみんなー!帰りにアッカンベーカリーでパン買ったんだけど食べるかー?」

春香「……」

P「お、春香!レッスンお疲れ!クリームパンにカレーパン、それとベーグルがあるんだけどどれがいい?」

春香「どれが、ですか……」

P「ああ、そうだ。どれもおいしくて人気なんだぞー」

春香「…まあ、なんでも、いいですけれど」

P「な、なんだそんな言い方はないだろう!それに後ろを向いてないでこっちを見てだな…げ!?」クルッ

春香「どうしたんですかプロデューサー」ペターン

P「春香の胸が明らかに小さくなってほとんど壁みたいになってる!どういうことだ!?」

雪歩(ポカポカ族)「はあ…貧乳でちんちくりんな私なんて穴掘って埋まっていれば…」ペターン

P「一緒にレッスンしてた雪歩まで!そんなこと言うな雪歩!確かに今は本当にちんちくりんだけど…」

雪歩「プロデューサーがそういうなら…でもやっぱり穴に……まあ、なんでも、いいですけれど」

P「一体どうなっているんだこれは…!?」

小鳥「これは間違いなくアイドルの仕業です!」

P「小鳥さん!今まで何してたんですか!」

小鳥「ちょっと奥の方で薄い本の整理をしててさっき戻りました!」

P「このぴよ野郎」

小鳥「そのアイドルウォッチのフタを開けて探ってみて下さい!普段は見ることのできないアイドルですがそうすれば姿を現すはずです!」

P「いや、目の前にいるし見えるし俺レッスンしてたアイドル全員把握してるから」

小鳥「ぴよん」

P「千早!お前の仕業だろう!レッスン中に何してんだ!」

千早「くっ!」



[千  早](ゴーケツ族)ドロロローン


小鳥「あのアイドルの名前は千早!」

P「いや知ってるし」

小鳥「憑りついた相手を貧乳にし、何を言っても『まあ、なんでも、いいですけれど』と味もそっけもない返事をさせてしまうんです!」

小鳥「アイドル不祥事案件でいうところの、『お前歌以外に興味ないのかよ!んなこと言われるとやる気なくすわ!』を、引き起こすアイドルです!」

P「俺はむしろ貧乳にされる方が迷惑なんだけど。グラビアの仕事できないじゃん」

P「おい千早!早く元に戻せ!こんな面倒なままにしておく方がいいっていうのか!」

千早「まあ、なんでも、いいですけれど」

P「じゃあ戻せ」

千早「と言いたいところですがやっぱりムゥ~リ~」

P「腹立つ」

小鳥「いろんな意味で周囲に壁を作ってしまうアイドル、千早!やっかいですよ…」

P「くそう…せっかくパン買って来たってのに台無しだ!もういいよ!」バタン

小鳥「ああもう、床に寝転がって…」

千早「パンですか……そういえばお腹空きましたね」

P「何だ?パン食ったら憑りつくのをやめるってのか?どれが欲しい?」

千早「まあ、なんでも、いいですけれど」

P「ナンはねーよ!カレーパンはあるけど」

千早「え、いや、私はなんでもいいって……」

P「へ?よく聞いてなかったナンってカレーつけて食べるアレじゃなくて?」

千早「ナン…なんでも…ナンでもいいですけれど……ナンでも…」

千早「…………くふふっ」

P「?」

千早「フヒヒ…フフフフフ!ナン…ナンでも!ナンでもいいですけれどですって!クハ!クフハハハハ!」バンバン

P「壺に入りやがった」




春香「あれ?私っったら…」ボニュン

雪歩「一体何を…」ボニュン

小鳥「プロデューサーさん!二人の胸が元に戻りました!」

P「憑りつきが消えたか!」

千早「ふう…なんかスッキリしたんでもうやめました。パン頂きますよ」モグモグ

P「まあ何はともあれよかった」

千早「このクリームパンおいしいですね。高かったんじゃないですか?」

P「まあそうだな。確か1個120円で6つ買ったから……」

P「クリームパンだけで合計720円は使ったかな!!!」

千早「くっ」

小鳥「ぴよウィッス」

第2話 リッチャンハ、カワイイデスヨ

P「よーし仕事!仕事!あら?」

P「これは今日律子が取引先で使うはずの大事な書類!忘れて行ったんだな!」

P「さっき出たんだよな……よし!こういう時は!」

P「俺のアイドル!出て来い律子!」カチャ キュイーン

P「アイドルメダル、セットオン!」チャリン

フシギ ショウカン… ブォーン


フシギ!フシギ!ブギウギ!オレたちゃ、オオハシャギー!


律子「律子!」プロデューサードノッ


律子「あれ?なんで私事務所に…!?」

P「律子!この書類忘れてたぞ!」

律子「え、これですか?」

P「いやー危なかったなーそれ必要だったんだろ?律子もうっかりすることあるんだなーハハハ」

律子「あ、あのー…申し訳ないんですが」

P「え」

律子「その書類なんですが、重要なものだったんで念のためコピーを複数枚取ってまして…」

律子「もう持ってたんです」ペラッ

P「あらっごめん律子。うっかりしてた」

律子「それと…取引先に竜宮小町も連れて行ってて、車で向かってたんですが」

P「うんそれで…あ!」

律子「今、車には運転手なしで3人を残しています!!!」

P「…………」

P「……………ホントだやべえ!!!」

律子「このままじゃまずいですよ!誰も運転できませんし最悪事故でも起きでもしたら!」

P「うわあああどうしよう!アイドルウォッチで全員呼び出すか!?」

プルルルルル

P「あ、電話だ。もしもし…あ、伊織!?」

伊織『全く!律子がいなくなったのはアンタの仕業でしょ!死ぬかと思ったわ!』

P「大丈夫か!全員無事か!?」

亜美『安心して兄ちゃーん!確かにさっきまで危なかったけど』

あずさ『私の能力でみんな脱出できましたよ~』

P「あずささん…そうか!あずささんは憑りついた相手を迷子にする!全員瞬間移動させたわけか!よかった~」

律子「それで今どこにいるの!?」

伊織『それが……』

あずさ「見た限り……多分静岡ズラ?」

P「マジで」

小鳥「こうして取引先には遅れてしまうわ車はそのままだったので大渋滞を引き起こすわで大変な1日になったのでした」

小鳥「便利なアイドルウォッチも使い方には気を付けたいものですねぴよウィッス」

ちょっと休憩します

今日の夜から再開します

第3話 新型アイドルウォッチを手に入れろ

審査員「合格者は1番と3番の方です。おめでとうございまーす」

P「よっしゃ!美希も合格だ!」

美希(ポカポカ族)「やったなのー!」


P「頑張ったな美希!お前なら合格できると思ってた!」

P「まあ受かったらデートするって褒美で釣りはしたが、ちゃんとレッスンを頑張ったからこそだぞ!次も油断せずに…」

美希「ハニー…あまり美希を怒らせない方がいいの…」スッ

P「はい?」

美希「美希にとってはね、この世界はまだまだ狭すぎるの。もっと美希の聖痕の力を解き放てるような強力な相手を合いまみえたいの」ダダッ

P「え、えーと…」

美希「ハニーの力があれば、歪なる銀水晶の中に封印された、忌まわしくも絶大なる闇の力をもった美希を覚醒できるの…」クルッ

P「げ!いつの間に眼帯なんかつけてんだ美希!」

美希「しかし今日は安息の時……暗黒海を覆いし黒き魔草で包んだ純白の聖なる実の結晶でも腹に収めるとするの…」フッ

P「要はオニギリ食うんだよな」

P「何だ…急に美希がアイタタな感じに…これは一体…」

「あのー!すみませーん!」

P「え、誰だ?」

モバP「やっぱり!すみません、私346プロのプロデューサーでして!765さんでしたよね?この度は合格おめでとうございます!」

P「は、はい!ありがとうございます!そちらも合格されてましたよね?おめでとうございます…」

モバP「いえいえどうも恐れ入ります!とまあそれはともかく、ウチのアイドルが迷惑お掛けして本当に申し訳ない!」

P「え?そちらが一体何を…?」

モバP「はい!というのもウチのアイドルは憑りついた相手を中二病にしてしまう力がございまして!今日のオーディションにも出た神崎蘭子と申します!ホラ蘭子、ご挨拶を!」

蘭子「煩わしい太陽ね!(おはようございます!)」


[蘭  子](ブキミー族)ドロロローン



P「またアイドルの仕業かよ!それにしても346プロのアイドルか…こうして見るとウチにはいないタイプで新鮮だな」

モバP「もちろんすぐに憑りつくのをやめさせますので…ホラ蘭子、いくら仲良くなりたいからって憑りつくのはダメだぞ!」

蘭子「そなたの願い聞き届けよう!(わかりました…)」ビッ

美希「……アレ?美希今まで何してたの?」

P「よかった…元の美希に戻った」

モバP「誠に失礼しました!何かお詫びをさせて頂きたいのですが!」

P「い、いえ!別にいいんですよ?そっちだって悪気があったわけじゃないですし…」

モバP「む……?もしや765さん、あなたもアイドルウォッチをお持ちで?左手につけてますよね?」

P「え、ええ。はい一応…」

モバP「よし!じゃあ記念にこちらを差し上げましょう!アイドルウォッチ零式です!!!」ドン

P「零式……はあ…僕のとはちょっと違うみたいですがこれは一体?」

モバP「零式はウチの事務所で開発したものなんですが、これを使えば他の事務所のアイドルも召喚できるようになりますよ!ついでにメダルもいくつか差し上げます!」ジャラジャラ

P「お、やったあ!」

P「よし早速使ってみよう」

モバP「凛など試しにいかがです?」

P「おお!あの渋谷凛か!よっしゃやってみるぜ!」

P「俺のアイドル!出て来い凛!」カチャ キュイーン

P「アイドルメダル、セットオン!」チャリン

オオーット ショウカンノカマエ ガチャ


プリチーオレッチトモダチフクワウチー


プリチーショウカンデアリマス パラパパッパラー


凛「凛!」アンタガプロデューサー?

凛「ちょっとプロデューサー……今私レッスン中で着替えてたんだけど」シタギスガタ

モバP「あらいやん」

P「えっ」

凛「呼び出す時は気を付けてっていつも言ってるのに……許さない!!!」

P&モバP「「ぎゃああああああああああああああああ」」

小鳥「アイドルウォッチが新型になってもプロデューサーさん達は全く変わってませんね。ぴよウィッス」

蘭子「闇に飲まれよ!」

第4話 チャオ☆妖怪 北斗

P「よし!この番組制作会社と契約が結べればアイドル達も活躍しやすくなるぞ!なんとしても…」


P「えーというわけで是非ともこの765プロと…」

女社長「どうでしょうねえ…何分アナタのとこのアイドルが契約するに足りるかというと微妙なのよね」

P「で、でもでも!こんなに可愛いし歌もダンスも得意なんですよ!?」

女社長「まあ、私の目線からすると特別ひいきするというほどでも…前向きに考えてはおくけどあまり期待しない方がいいわよ?」

P「くそう…やりにくいなあ」

P「女社長だからかなあ…結構ウチのアイドルを厳しめに見ている。他みたいにうまくは…」

P「……待てよ?女相手だったら逆に男、そう!イケメンなら攻め落とせるか?」

P「よし!だったらあのアイドルだ!!!」

P「俺のアイドル!出て来い北斗!」カチャ キュイーン

P「アイドルメダル、セットオン!」チャリン

オオーット ショウカンノカマエ ガチャ


ブキミーギブミーヘルプミーブキミーブキミーヘルプミー


ブキミーショウカンデアリマス パラパパッパラー


北斗「北斗!」チャオ

P「いきなり呼び出して悪いな北斗。あのおばさんを口説いてくれ!どうしても契約したいんだ」

北斗「オッケー!任せて☆」

女社長「だ、誰ですかその人は!いきなり目の前に現れたけど!」

北斗「チャオ☆マイエンジェル!君の瞳に乾杯……!!!」キラーン

女社長「や……やだ…イケメン!?///」ポッ

女社長「なんてワンダフルなお方なの…」

北斗「それじゃあワンダフルな僕…じゃなくてこの彼と契約してもらっていいかな?」

女社長「はい是非!!!」

P「やったあ!」

P「ありがとう北斗。助かったよ」

北斗「いやあ、礼には及ばないよ。それより僕にあまり近づかない方が…」

P「え、なんで…」

北斗「あまり近寄ると僕のイケメンオーラに憑りつかれて…あ、まずい!」

P「う、うわあああああああああああああ」ピカー


事務所

響(ニョロロン族)「プロデューサー、いるー?今度のオーディションのことなんだけどさー」

P「…俺のことか?」

響「ん?窓際に腰かけて何してるんだプロデューサー?」

P「そのプロデューサーというのは……」フッ

響「…え?」

P「世界一イケメンの俺の、ことかい?」キラーン

響「プ…プロデューサー……急に顔の彫りが深くなったけどどうしたの!?」ドンビキ

P「響…君と一緒に踊りたい―まさに、TRIALDANCE…!チャオ☆」ドヤア

響「………」

響「キモいぞプロデューサー」

北斗「チャオうぃっす!」

後一息ですが続きはまた明日に

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