オリキャラロンパ!prologue (45)

??注意事項
1.自分で考えたオリキャラ達がコロシアイをします。原作キャラは出てきません(黒幕以外)。
2.初のSSで長編に挑戦するため、更新ペースが絶望的です。
3.世界観はダンロン無印まんまです。登場人物を総入れ替えしただけです。
4.誤字、脱字ありましたらご指摘願います。
5.今年中の完結を予定していますが長引く可能性もあるので、ゆっくり見てやって下さい。
6.主人公の行動を決める際には安価で決めます。

人が来たら始めます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1420468240

ではぼちぼち始めていきます



???「まさか俺がこの学園に入学するとはな…」

『私立 希望ヶ峰学園』__
優れた才能を持つ生徒だけが入学を許される、「超」をいくつ付けても付け足りないほど超凄い学園の前に、俺は立っていた。

……一応、自己紹介しておくか。

俺の名前は『結城 真一』。本当にどこにでもいそうな普通すぎる男子高校生だ。
容姿も、性格も普通。特別得意なことがある訳でもない。
そんな「普通」な俺がどうしてこの学園の前に立っているかというと…
俺は【超高校級の平凡】として、希望ヶ峰学園に選ばれたらしい。
……うん、選ばれたのは嬉しい。正直すげー嬉しいよ。でも__
【超高校級の平凡】って。平凡に超高校級も何もねーだろ。
数日前、学園から送付された書類を見ていると、「ここまでなんの特徴もなく全てにおいて平凡なのは逆に才能。だからスカウトした。」
__だそうだ。
そんな学園のアホさ加減に少し興味と不安を抱きつつ、今日という日を迎えた。
希望ヶ峰学園への、入学式の日だ。



結城「…さて、行きますか。」

一度深呼吸をして不安と緊張を鎮めると、俺は学園の玄関ホールへと歩みを進めた。

結城「……あれ?」

玄関ホールは、以外にもがらんとしていた。まあそうだよな、入学式が始まるのはまだまだ先だ。
多分もうあと10分くらいで他の新入生も集まってくるはず__
そう思いつつ、玄関ホールから廊下にかけてをぶらぶらしていると、突然激しいめまいが俺を襲った。

結城「…うぅ、なんだ……これ…」

目の前の光景がグニャグニャにねじ曲がり、視界がぐるぐるぐるぐるぐるぐる__

そして、暗転。

prologue.ようこそ絶望学園・改


結城「………………」

結城「……う………」

俺は、硬い机の上で目を覚ました。

結城「……あ…れ…?」

なんで俺は机の上で寝てたんだ?
さっきまで玄関ホールにいたはずなのに…
あそこでめまいのせいで倒れた俺を、誰かが運んでくれた?
でも誰が?
そんな疑問は、俺の視界に入ってきた“あるもの”によって簡単に吹き飛ばされた。

鉄板。
分厚く頑丈そうな鉄板が、教室の窓があるべき場所に図太いボルトで固定されている。

結城「…なんだこの鉄板?」

俺は鉄板を拳で叩いたり、ボルトを動かそうとしてみた。
だが、自分の手痛めるだけだった。

結城「いって……」

赤くなった手のひらをさすりつつ、ふと視線を上の方にやると、監視カメラと思しき物体が目に入った。

結城「まあ、学校内でも物騒な事件起きたりするしな…」

言いながら、次は教卓の上に一枚の紙を見つけた。
その紙には、小学生、いや幼稚園児が書いたんじゃないかと思うくらい汚い字で「新入生へのお知らせ」と書かれていた。
暗号を解読するようにお知らせを読み進めていく__
すると、「新入生は午前9時に体育館に集合」と記されていた。

結城「午前9時に集合って、今何時だっけ?」

黒板の上にある時計に目をやると、針は午前8時55分を過ぎたところだった。

結城「……あと5分じゃねーか!」

俺は弾かれるように教室を飛び出した。
体育館の場所なんて分からないが、とにかく廊下を全速力で走った。
これでも俺は小中学校共に遅刻欠席ゼロの記録の持ち主だ。
入学式早々遅刻なんて俺のプライドが許さなかった。
そして__

結城「やっと着いた…体育館…」

息を切らしながら体育館の扉に手をかけ、ゆっくり開けると、そこには__

すでに10数名の生徒達が集まっていた。

結城「あ、どうも……」

???「お?お前さんも新入生か?」

結城「え?あ、あぁ…」

???「ちょっとあんた!なに遅刻してんのよっ!新入生は午前9時に体育館に集合って知らされてたでしょ!?」

結城「あぁ、悪い…」

???「はぁ!?こんな訳分かんねー状況で、遅刻も何もねーじゃん!」

???「…ねぇ、君も教室で目を覚ましたの?」

結城「あぁ…じゃあ、みんなも?」

???「そ。オレ達全員、教室で目を覚まして、あの変な紙見てここに集まったっつーワケよ」

???「全く…生徒を集めておいて放置とは、学園は何を考えているんだ…!」

“そいつ”が不満を口にしたその時だった。
スピーカーからノイズ混じりに声が聞こえ始めた。

???「何言ってんのさ!ボクは放置プレイとか趣味じゃないんですけど!?」

???「なに!?今の声…」

???「あっちのステージの方から聞こえましたけど…」

結城「ステージ…?」

全員の視線が一挙にステージへと向けられる。
すると、それを待っていたかのように奇妙な物体が教壇の下から飛び出してきた。

???「やぁやぁ!やっと集まったね!」

???「……何?あの物体X……」

その奇妙な物体は、一言で言えば、白黒の……タヌキのヌイグルミ。
体の半分が白、もう半分が黒く塗られたタヌキのヌイグルミは、あっけに取られる俺たちをよそに話し始めた。

???「えーそれでは、これより入学式を執り行いたいと思います!気をつけっ!礼!オマエラ、おはようございます!」

???「おはようございますっ!」

???「な、何あいさつしてんだよ……」

???「なに?あいつ……タヌキ?」

結城「……のヌイグルミみてーだな…」

???「ちょっとそこ!初対面でいきなりタヌキ呼ばわりとか酷くないっすか!?いや酷すぎっすよ!」

???「ひぃっ!ヌイグルミが動いた!喋ったぁ!」

モノクマ「ヌイグルミじゃなくて、モノクマ!何度言ったら分かるのさっ!」

結城「いや、思いっきし初耳なんだけど…」

モノクマ「えー、改めまして新入生の皆さん、入学おめでとうございます!ボクはモノクマ!この希望ヶ峰学園の、「学園長」なのでーっす!」

結城「……は?」

???「今、なんと……?」

疑問の声を無視し、モノクマは続けた。

モノクマ「突然ですが、オマエラには今この瞬間から、この学園内だけで、無期限の共同生活を送ってもらいまーす!」

???「…はぁっ!?」

結城「今…なんつった……?」

???「この学園内だけで、共同生活……?」

モノクマ「あり?どったの?鳩がジャベリンくらったような顔してっけど…?」

結城「どうしたもこうしたも…」

???「私達まだ自己紹介もしてないんですけどっ!?」

結城「そこじゃねーよ!俺が言いたいのは…!」

???「どうして共同生活をしなきゃいけないのか……」

結城「そう!俺が聞きてーのはそれだ!なんで俺らがこの学園の中で共同生活しなきゃなんねーんだよ!」

モノクマ「あぁ、それね…まぁ、話すと長くなるから大分はしょるけど、簡単に言うと『希望を保護するため』だよ!」

結城「希望を…保護だ…?」

モノクマ「そう!超高校級の才能を持つオマエラは、世界の希望に他ならないの!そんな未来の希望を保護するために、オマエラにはこの学園内だけで共同生活をしてもらうの!分かった?どぅーゆーあんだすたん?」

???「いやいや、分かんねーって!」

???「そうだ、もっと詳細な説明をしろ…!」

???「そうよ!私達は希望ヶ峰学園に入学しに来たのに、なんで共同生活するって事になってるのよ!」

モノクマ「おろろ…?そんなに出たいの?では教えてあげましょー!ここから出る方法を!」

???「出る方法があるなら…先に言いなさいよ…」

モノクマ「いやいや、こういうサプライズは後に残しといた方がサプライズ度が増すってもんでしょーよ!」

???「前置きはいい、さっさとその方法を話せ…!」

モノクマ「はーい。では発表しまーっす!」

モノクマ「オマエラがここから出るの唯一の方法…それは…」

モノクマ「オマエラの中の誰かが、他の誰かを『[ピーーー]』事だよ……」

『[ピーーー]』……俺は耳を疑った……。



なんで「[ピーーー]」がピーになってんだ?

sagaだっけ?

メール欄にsaga入れればいいはず

>>14
>>15
サンクスです

結城「『殺す』…?『殺す』って、そう言ったのか…?」

モノクマ「あれ?聞こえなかった?じゃあもっかい言うから耳の穴かっぽじってよく聞きやがれ!」

モノクマ「仲間の誰かを殺した生徒だけがここから出られる…それがこの学園での共同生活のルールなのです!」

やっぱり信じられなかった。
仲間の誰かを殺した生徒だけがここから出られるなんて…そんなの…

結城「そんなのおかしいだろっ!?なんで俺らが殺し合わなきゃなんねーんだよ!」

モノクマ「なんで、ねぇ……ま、理由なんで考えなくていいんだよ、少なくとも、今のオマエラには必要ないし!それより、ボクからみんなにこいつを渡しとくね!」

そう言って、モノクマは俺たちにスマートフォンのような機械を配った。

???「これは……?」

モノクマ「それは『電子生徒手帳』って言って、この学園生活を送っていく上でメチャ大切なブツなんで絶対に無くさないよーに!校則とかいろいろ入ってるから、後で確認しといてね!」

???「なんだこれカッケーな!俺結構気に入ったかもしれん!」

モノクマ「そう言ってもらえると嬉しいっす!じゃ、まったねー!」

そう言うと、モノクマはこつ然と姿を消した。
呆然としたままの俺たちを残して……。

モノクマが消えた後、しばらく沈黙が続いた。
そんな沈黙は、ある男子の声で破られた。

???「なぁ、とりあえず自己紹介しとかねーか?」

???「あんた随分のんきね…分かってるの?今あたし達が置かれてるこの状況がどれだけ異常なのか……」

???「うぇ?これってあれだろ?希望ヶ峰学園が企画したレクリエーションかなんかだろ?希望ヶ峰って意外とお茶目なんだな!」

???「あんた、度を越したバカね……」

???「それは褒め言葉として受け取っていいんかな?」

???「……もういいわ……」

???「じゃ、俺から自己紹介すんぞ!」

・・自己紹介は長くなるので端折ります。
とりあえず登場人物一覧を投下しておきます。
各キャラの詳細はストーリー進んでく中で分かるようになってます。

・・登場人物一覧(【】内が才能)
1.結城 真一【平凡】(主人公)
ユウキ シンイチ
2.園田 万智斗【クライマー】
ソノダ マチト
3.操木 寅丸【ドラマー】
ミサキ トラマル
4.赤崎 葉月【ダンサー】
アカサキ ハヅキ
5.笹目 八尋【演劇部】
ササメ ヤヒロ
6.戦木 建【サーファー】
オノノギ タケル
7.白鷺 数未知【射撃部】
シラサギ カズミチ
8.安居島 貴矢【弓道家】
アイシマ タカヤ
↑男子
↓女子
9.霧雨 雛乃【画家】
キリサメ ヒナノ
10.今泉 咲【チアリーダー】
イマイズミ サキ
11.上六花 灯【歴女】
カミリツカ アカリ
12.茅島 いすず【生徒会長】
カヤシマ イスズ
13.橘 小夜歌【バイオリニスト】
タチバナ サヤカ
14.茅ヶ崎 愛菜【デザイナー】
チガサキ アイナ
15.九十九 凛々【書道家】
ツクモ リンリン
16.一罰 香奈美【スキーヤー】
イチバツ カナミ

操木「んじゃ、自己紹介も終わったし、どうすっか?」

茅島「とにかく今は、手分けして出口がないか探索するわよ。話はそれから」

九十九「さすが生徒会長!仕切るの上手っすね!」

園田「じゃあ、どんな風に分かれようか?」

茅島「そうね…どんな危険があるかもしれないし、男子4人、女子4人の8人班を2つ作って、学校エリアと寄宿エリアをそれぞれ探索するわよ」

橘「うっし!そんじゃーさっさと班決めよーぜー!」

茅島「それじゃ、私と今泉さん、九十九さん、一罰さんと、男子から園田くん、笹目くん、戦木くん、安居島くんの8人で学校エリアを探索するわ。残った8人は寄宿エリアをお願い」

一罰「も、もう決まってるのね…」

戦木「ちっと強引なタイプの生徒会長だなぁありゃ…」

茅島「さ、行くわよみんな」

戦木「反論する隙もねぇ…なんかやりにきーなぁ…」

一罰「き、聞こえるわよっ!」

茅島「ちょっと2人、いつまで喋ってるの、ほら行くわよ」

戦木「へ〜い」

一罰「分かったわよ…」


茅島班メンバー
茅島
今泉
九十九
一罰
園田
笹目
戦木
安居島
探索場所:学校エリア1階








操木「じゃあ俺たちも行こうぜ、リーダー」

結城「………」

操木「おい、聞こえねーのか?」

結城「え?リーダーって俺か!?」

操木「おうよ、なんかリーダーっぽいオーラ発してたからな!みんなも異論ねーだろ?」

みんな「…………」

操木「…だそうだ!つー訳でリーダー、頼んだぜ!」

結城「反論の余地無し、か……分かったよ分かった。俺がリーダーでいいよ、じゃあ探索行くぞ、寄宿エリアだっけか?」

茅ヶ崎「はい、でも寄宿エリアも広いので、そこでまた手分けして探したほうがいいかと」

結城「おお、そっか。じゃあそうしよう」

結城「じゃあ…そうだな、操木と赤崎は個室とその周辺、俺と白鷺はランドリー、女子4人は食堂と厨房を頼むわ」

霧雨「りょーかいでーっす」

上六花「なんか…リーダーっぽい…」

結城「そ、そうか…?」

操木「それじゃあ探索行くぜみんな!黙って俺についてこーい!」

みんな「…………」

操木「ごめん、本当に黙んないでいいです!」


結城班メンバー
結城
操木
赤崎
白鷺
霧雨
上六花

茅ヶ崎
探索場所:結城・白鷺→ランドリー
操木・赤崎→個室周辺
女子→食堂



一旦ここで切ります
続き出来次第投下していきます

全員の自己紹介はちょっと大変なので、参考までに性格一覧を

1.結城 真一【平凡】
本当に普通だが、どんな状況でも絶対に諦めない不屈の心の持ち主。
2.園田 万智斗【クライマー】
人当たりが良く、誰とでも仲良くなれる。目の前に壁があったらとりあえず登ってみるタイプ。
3.操木 寅丸【ドラマー】
どこぞの占い師と同じタイプ。
威勢はいいが、かなりのヘタレである。
コロシアイ学園生活を学園が企画したレクリエーションかなんかだと思っている。
4.赤崎 葉月【ダンサー】
女好きないわゆるチャラ男。
でも根はしっかりしてるので、捜査には真面目に取り組む。
5.笹目 八尋【演劇部】
演技が上手すぎてどれが本性か分からない。他人に積極的に話に行くタイプではない。聞き上手。
6.戦木 建【サーファー】
面倒くさがりやな左右田気質。
頼まれたらイヤとは言えないタイプ。
でも、やる時はやる男。
7.白鷺 数未知【射撃部】
必要最低限の事しか話さない鉄仮面。
少し寂しがりなところがあり、単独行動を好まない。
8.安居島 貴矢【弓道家】
アイシマ タカヤ
コミュ力が非常に高く、初対面の相手でもすぐに友達になれる。
弓道の練習はした事がなく、完全に天性の才能。
↑男子
↓女子
9.霧雨 雛乃【画家】
おっとりふんわり系女子。
男女分け隔てなくよく喋る。
バスト83cm。
10.今泉 咲【チアリーダー】
一応チアリーダーだがチアはそこまで好きではない。
少々とんがった面があるギャル系。
くせ者の多い女子の中では割と常識人。
バスト79cm。
11.上六花 灯【歴女】
根暗根暗アンド根暗。
普段は全然喋らないが、歴史の事になるともう止まらない止められない。
バスト74cm。
12.茅島 いすず【生徒会長】
石丸と小泉を足した感じ。
クラスに一人はいる男子の敵。
女尊男卑の権化。
バスト80cm。
13.橘 小夜歌【バイオリニスト】
ロリ枠。
バイオリンの演奏を単なる遊びとして考えている。
基本明るいが、身長の事を言うと敵認定して事あるごとに嫌がらせしてくる。
バスト71cm
14.茅ヶ崎 愛菜【デザイナー】
物腰柔らかなおっとり系。
誰に対しても敬語で、周りからの印象はとても良い。
血が苦手なので、捜査には不向き。
バスト90cm。
15.九十九 凛々【書道家】
澪田ポジ。
「書道なんてお絵描きと一緒」と考えている。
少し心配性なところがある。
バスト78cm。
16.一罰 香奈美【スキーヤー】
女子より男子と話す方が多い。
女子と話すのが苦手で、すぐ黙り込んでしまう。
時々変態発言を飛ばすが、一本筋が通っているので、本気で真面目になると超頼れる。
バスト88cm。

こんなもんでしょうか。

時間ができたので各々の自己紹介投下しますね
まず操木くんから


操木「おれは操木寅丸ってんだ。まぁ、いろいろよろしくな!」

結城「ああ、よろしく」

操木「なんだよテンション低いな?もっとこのレクリエーションを楽しもーぜ!」

結城「お前、本気でそう思ってんのかよ…」

操木「ん?だって共同生活とか殺し合いとか、どう考えてもフィクションだろ?そのうちあの変なクマが「ドッキリ大成功〜!」なんつってネタばらししてくれるって!」

結城「(その能天気さが羨ましいな…)」

次は霧雨さん

霧雨「霧雨雛乃でーす。えーと、よろしくお願いしまーす。」

結城「よ、よろしく…」

結城「(なんかふわふわしたやつだな…なんかこっちまでふわ〜っとしてくるような…)」

霧雨「ねぇ、結城くんってゴッホとモネ、どっち派?」

結城「へ?え、えーっと…」

結城「(よくわかんないけど)モネ派…かな?」

霧雨「ふ〜ん、結城くんはモネ派…か…」

霧雨「モネもいいけど、やっぱ私が推したいのはゴッホかな。ゴッホゴッホ。あの色使いとタッチは本当にゴッホ特有のものだよね、例えば彼の習作の一つに…」

結城「うん、なんとなくゴッホが凄いのは分かったわ、じゃあな」

霧雨「ちょっと待ちなさいな!ゴッホの凄さがわかったなら、さあ!ゴッホについて膝を突き合わせながら語らおうじゃないか!さあ!さあ!」

結城「え、遠慮しとく…」

霧雨「むぅ……」

結城「(おっとり系かと思ったけどこんなガツガツくるタイプだったとは…芸術家には奇人が多いって本当だったんだな…)」

次は園田くん

園田「よろしく、僕は園田万智斗だよ。」

結城「よろしくな」

園田「………」

結城「ど、どうした?」

園田「ねぇ、結城くん…」

結城「ん?」

園田「さっきから思っちんだけどさ……この学校の壁…」

結城「壁が…どうした?」

園田「最高に“そそる”よねっ!」

結城「(なにいってんだこいつ)」

園田「色合い、つや…そして指がかかりそうでかからないいやらしいホールド(壁の凹凸)……どれを取っても素晴らしい!どうかな、これから僕と一緒にひと登り…」

結城「丁重に断らせてもらうわ」

園田「そっか、残念……」

結城「(壁フェチって…超高校級のやつらってあんな奇人ばっかなのか…?)」

今泉さん

今泉「どーもー!今泉咲でーす!よろしくねー!」

結城「おう、よろしくな」

今泉「………」

結城「………」

今泉「(話したいけどこいつ普通すぎてどう切り出せばいいか分からない…)」

結城「(俺こういうギャル系苦手なんだよな…)」

結城「…なぁ、今泉って確か【超高校級のチアリーダー】…だったよな?」

今泉「え?あぁ…うん、一応ね…」

結城「一応って?」

今泉「実はさー、わたしってチアそんなに好きじゃないっつーか…」

結城「え?でも…超高校級って呼ばれるぐらいだし、そんだけ凄い成果あげたとか…」

今泉「うん、一応成果はあげたよ。全国大会も毎年優勝だし、世界大会の3次予選まで行ったこともあるっけ…」

結城「すげーな……」

今泉「結構いい金になるんだよね〜これが」

結城「…金?」

今泉「うん。大会で優勝すると、賞金とかいっぱいもらえるからさ〜」

結城「じゃあお前…金のためにチアやってんのか!?」

今泉「当たり前じゃん!誰が楽しくてあんな糞ダルイことするかって!」

結城「そうなのか…」

結城「(ぶっ飛んだやつだけど、この中じゃ割とまともな方…かな?普通に会話も続いたし)」

赤崎くん

赤崎「俺は赤崎葉月や。ま、ほどほどによろしゅうな!」

結城「よろしくな」

結城「(見た目ですぐ分かった。こいつ…遊び人だ。)」

赤崎「ところでよ、結城っち…」

結城「ん?」

赤崎「自分、この学園の女子についてどう思う?俺は結構美人揃いや思っとるんやけど…」

結城「(やっぱり遊び人だった…)」

赤崎「結城っちはもう誰にするか決めとるんか?」

結城「は?決めるも何も、まだまともに話ししてねーし…」

赤崎「なんや、まだ話しとらんのか!早う決めとかんと、俺が全員食ってまうで?」

赤崎「なははははは!」

結城「(赤崎葉月…うん、少しあいつとは距離を置こう…)」

上六花さん

上六花「…………」

結城「なぁ、自己紹介…いいか?」

上六花「……なに?」

結城「いやだから、自己紹介を…」

上六花「…………チッ」

結城「(し、舌打ち…?)」

上六花「…上六花…灯……」

上六花「も、もういいでしょ?さっさと…行きなさいよ…!」

結城「おぉ…よろしく…な…」

結城「(ちょっと話しにくいけど…何かきっかけがあれば話せそうだな…)」

笹目くん

笹目「笹目八尋といいます。これから、よろしくお願いします。」

結城「よろしくな」

結城「(よっしゃ!一番まともそうなやつ来た!)」

笹目「ところで結城ちゃん、結城ちゃんはシェイクスピアとか興味ないのん??」

結城「え…」

結城「(なんだこいつ…キャラ変わりすぎだろ…!)」

笹目「その反応…興味ない…みたいですね……まあ、仕方ない…ですよね…」

結城「なぁ、さっきからお前、キャラ変わりすぎじゃねーか?」

笹目「あぁ、これか?これも演技の練習の一環だべ!常日頃から練習してねーと、いざ舞台に上がった時に本性が出ちまうからな!そうなったらもう大変だべ!」

結城「じゃあ、今のそれも…」

笹目「もっちろん!あれもこれも全部演技よんっ!?」

結城「なんか、大変そうだな…」

笹目「分かってくれるのぉ?嬉しいですぅ〜!」

笹目「つーわけで同情するなら金よこせッ!!」

結城「(話してて疲れるけど…まあ少なくとも悪い奴じゃなさそうだな。)」

茅島さん

茅島「茅島いすずです。これからよろしく」

結城「よろしく」

茅島「ねぇ、あんたさっき赤崎と話ししてたでしょ?まさか二人で組んで女子にちょっかい出そうとか考えてるんじゃないでしょうねぇっ!?」

結城「ねーよ!誰があんなチャラい遊び人と組むかっつーの!」

茅島「本当に…?もし嘘だったら承知しないからねっ!」

結城「はいはい、分かったって…」

茅島「はいは一回!」

結城「……はい。」

結城「(俺こういうタイプ無理だわ…下手に関わらないようにしとくか…)」

戦木くん

戦木「戦木建っす!よろしくな!」

結城「あぁ、よろしく」

戦木「結城はどう思うよ?あの生徒会長」

結城「生徒会長?あぁ、茅島の事か。そうだな…一言で言えば…」

戦木「……男の敵。そう思っただろ!な?図星だろ!」

結城「気が合うみてーだな」

戦木「んだんだ!あいつ、なぜか男を目の敵にしやがる!女尊男卑の権化だぜ!」

結城「バカ、声でけーぞ!」

戦木「おっと…ま、お互い頑張ろうぜ、ここで共同生活するだけならそんなに苦じゃねーしな!よく見たらあの妙なクマだってそこそこカワイイし!」

結城「お前もまたのんきなこったな…」

結城「(ちょっと頼りないけど、今まで話した中じゃこいつが一番まともだな)」

橘さん

橘「橘小夜歌だぜ!よろしくなんだぜ!」

結城「よ、よろしく」

橘「おろろ?どしたん?元気ねーぞ?エボラ?エボラなの?」

結城「いや、いろいろ疲れてな…」

橘「まー、疲れるのも無理ねーよなぁ…ここのメンツってキャラ濃すぎだし!」

結城「お前も、その一人だけどな」

橘「ん?」

結城「や、なんでもない」

結城「ところで、橘って、【超高校級のバイオリニスト】だよな?」

橘「いかにも!でもなんで?」

結城「いや、バイオリニストっていうから、なんかこう…高貴な感じの…」

橘「エレガンスなレディーを想像したとか…?」

結城「まぁ、そうだな…」

橘「悪かったなぁ男口調で!悪かったなぁ低身長で!…あ!お前今小夜歌の身長バカにしたろ!もうお前敵だ!話しかけんじゃねー!」

結城「えぇ……」

結城「(なんか一方的に話を切られたけど…いきなり敵認定とはなかなか辛いな…これからどう付き合うべきか…)」

白鷺くん

白鷺「白鷺数未知だ…」

結城「おう、よろしくな」

白鷺「結城と言ったな?お前はどう考える….?今の俺たちが置かれているこの状況を…」

結城「あー、とりあえずまずは探索からだよな…なんとかして出口見つけねーと…」

白鷺「そうか、さすが【超高校級の平凡】。質問への答えも平凡極まりないな」

結城「それ、褒めてんのか…?」

白鷺「それはそうと結城。探索に行く時だが、俺がお前についていってやる。」

結城「おぉ、そうか。でも、一人の方が集中できるんじゃねーか?」

白鷺「…と、とにかく!お前は俺と共に探索しろ!これは決定事項だ!」

結城「なんか強引だな……」

白鷺「………」

結城「(こいつ、もしかして一人が寂しい…のか?やたら上から目線だけど、そういうギャップがあるなら、仲良くなれそうだな)」

茅ヶ崎さん

茅ヶ崎「茅ヶ崎愛菜といいます。何卒よろしくお願いします。」

結城「よ、よろしくお願いします…」

結城「(なんと礼儀正しい…こっちも敬語で話さないといけねーな)」

茅ヶ崎「大変な事になってしまいましたね…いきなり学園内で共同生活なんて…」

結城「そうですね…しかも殺し合いだなんて…」

茅ヶ崎「殺し合い……すみません、ちょっと気分が…」

結城「ちょっ?大丈夫ですか!?」

茅ヶ崎「すみません…人が傷ついたりするのって、想像するだけで気分が悪くなってしまうんです…駄目ですよね、こんな弱くては…」

結城「…俺だって仲間の誰かが傷つくのは嫌です。だから、一緒にここから出る方法を見つけましょう!誰も傷つかない、最良の方法を!」

茅ヶ崎「結城さん…ありがとうございます。おかげで元気が出てきました…!」

結城「良かった。一緒に頑張りましょうね」

結城「(かなりくせ者揃いの女子陣だけど、少なくとも茅ヶ崎さんは話の通じる人だな。正直あざといけど、あんな風に弱いところ見せられたら、守るのが男の役目だよな!)」

安居島くん

安居島「安居島…貴矢…」

結城「…よろしくな…

安居島「…よろしく…」

結城「………」

安居島「………」

安居島「…用無いなら…行って…」

結城「へ?」

安居島「一人が…いいから…」

結城「そ、そうか…」

安居島「………話したかったら…また後で…」

結城「…おぉ、そうするわ」

安居島「……じゃ」

結城「(根暗は根暗だけど、話はしてくれそうだな…あとで話でもしに行ってみるか)」

九十九さん

九十九「おいーっす!九十九凛々でーっす!」

結城「よ、よろしくな…」

九十九「ほい!つーわけで凛々から結城氏に質問!結城氏って、百合とか薔薇とかところてんとか詳しいタイプ?」

結城「…え?」

九十九「だーかーらー!結城氏にはBLの素質ないんかなーって!」

結城「び、BLっ!?」

結城「ある訳ねーだろそんなもん!男には興味ねーっつの!」

九十九「は〜ん……ツマンネ。」

結城「えぇ……」

九十九「まあいいや、既に凛々の脳内では結城氏と○○氏のカプが出来上がっとるんで!ほなまた後ほど〜っ!」

結城「(九十九凛々…貴腐人コースましっぐらのとんだ変態だった…あいつの脳内で何が起きてるのか…想像したくもねーな…)」

一罰さん

一罰「一罰香奈美です。よろしく」

結城「よろしくな」

一罰「ねぇ、結城くん…」

結城「ん?」

一罰「さっきチラッと聞こえたんだけど、結城くんってBLの素質無いの?」

結城「あ、ある訳ねーだろ!てか聞いてたのかよ!」

一罰「ちょっと幻滅ね…まあいいわ、じゃあ…三角木馬とか、そっち系には興味無いの?」

結城「えぇっと……」

一罰「他にも、青姦とかダルマとかニップレスとか、蟲姦、海洋生物姦に、シンフォフィリアとかアラクネフィリアとか…そういうのにも興味無いの?」

結城「悪い…そういうのはちょっと…」

一罰「そう…残念だわ」

結城「(こいつも…九十九とはまた違う変態だな…さっきなんて後半何のことかサッパリだったし…)」

prologue.ようこそ絶望学園・改
end
生き残りメンバー16人



よく考えたらスレタイに「prologue」って書いてあるのはおかしいですね…。

えー、自分勝手な理由で申し訳ないのですが、このまま続けるとクオリティが下がる一方なので、この作品はボツにします。
その代わり、今月末あたりにちゃんとストーリーを考え直した「オリキャラロンパ!」をお届けしたいと思っております。
期待させてすみませんでした。

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