キョン「マジでやるのかよ?」ハルヒ「もちろんよ!」 (40)

ハルヒ☆マギカ




--キョンの部屋--


キョン「さすがに怒られるんじゃないのか?っていうか殺されるぞ」

ハルヒ「大丈夫よ」スッ

キョン「なんだよ、そのUSB・・・まさか」

ハルヒ「そう。まどかの寝姿やお風呂を隠し撮りしたとっておきの画像集よ。目玉は自慰するまどかの音声データ」

キョン「やれやれ。ほむらに許してもらえたとしてもまどかに殺されそうだな」

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ハルヒ「まぁ、これはいざってときのためよ。使わないに越したことはないし」

キョン「確かに最初の段階でバレたらそれで終わりだしな」

ハルヒ「そそっ。今からやるわよ」

キョン「今からかよ!?」

ハルヒ「ばかね、あんた。転校生とまどかがアドレス交換してからじゃ遅いのよ?」

キョン「まぁ、そうなんだが・・・」

ハルヒ「善は急げ!」

キョン「俺達がやろうとしてることは悪だけどな」

キョン「こんなもんでどうだ?」

ハルヒ「んー?」


件名:まどかだよ!
本文:杏子ちゃんにアドレス教えてもらっちゃった。迷惑だったかな?


キョン「どうだ?」

ハルヒ「うーん、まぁ他にいい言葉も思いつかないし、それで行きましょ」

ハルヒ「そうし~んっと♪」ズキューン

キョン「それにしてもお前はホント性格悪いよな」

ハルヒ「うるさいわね!」

キョン「ケータイ二台持ちするようになった途端こんなイタズラするか?普通」

ハルヒ「いいじゃない。それにあんたも知りたいと思わない?転校生がなんて返事するか」

キョン「まぁ、何考えてるのかよくわからんところがあるしな。興味がないと言えば嘘になるが」

ハルヒ「でしょ?あたしってば天才♪」

キョン「はぁ・・・やれやれ」

メールゥーン♪
メールヲジュシンシタワヨォーン♪

キョン(何この着信キモい)

ハルヒ「メールが来たわよ!」

キョン「早ぇな。これバレてるんじゃないか?」

ハルヒ「あたしもそんな気がしてきた」

キョン「見てみ?」

ハルヒ「う、うん・・・」ドキドキ


件名:なし
本文:迷惑なんてとんでもないわ!まどかがメールしてくれてとても嬉しい・・・!


キョン「おいコイツ可愛いぞ」

ハルヒ「あたしも不覚にもキュンときた」

キョン「なんて返すんだ?」


件名:なし
本文:ばーか。


キョン「やめろ!可哀想だろ!」

ハルヒ「じょ、冗談よ。これでどう?」ピコピコ


件名:本当!?
本文:よかったぁ。ほむらちゃんが嫌がったらどうしようかと思ったんだぁ


ハルヒ「どう?」

キョン「無難、つまんねえ。9点」

ハルヒ「ふざけんな」

キョン「こういうのはどうだ?」


件名:なし
本文:本当か?あたしはてっきりウザったいって言われるかと思ったよ。
ところであたしほむらのこと好きなんだけど


ハルヒ「後半があまりにも唐突過ぎるわ」

キョン「やっぱ駄目か」

ハルヒ「っていうかキャラ似せる努力しなさいよ、あんた」

キョン「俺は俺だからな」キリッ

ハルヒ「キョンって本当にバカ」

キョン「うるさい。じゃあどうするんだよ」

ハルヒ「うーん、間を取ってこういうのはどう?」


件名:本当!?
本文:よかったぁ。ほむらちゃんが嫌がったらどうしようかと思ったんだぁ。
大好きなほむらちゃんに嫌われたら、それはとても悲しいなって。


キョン「語尾がウザい」

ハルヒ「ちょっとぉ!」

ハルヒ「まどかは本当にこういう喋り方をたまにするのよ!まどかに謝りなさいよ!」

キョン「あーはいはい。ごめんごめん」

ハルヒ「全く・・・で、これで送るわよ?」

キョン「あぁ、そうしーん」ピッ

ハルヒ「それあたしの役なのに!」モウ!

キョン「これいつネタばらしするんだよ」

ハルヒ「ある程度のところまでいったらノリで」

キョン「つまり何も考えてないんだな」

ハルヒ「まぁね」

キョン「俺は既に怖くなってきたぞ」

ハルヒ「まさかこんなに上手くいくとはね」

キョン「まぁ、これはハルヒのケータイだし、メール打ったのもハルヒだし」

ハルヒ「あ!逃げる気ね!?」

キョン「逃げるって、俺は元々何もしてないだろ」

ハルヒ「ず、ズルいわよ!?」

メールヲジュシンシタワヨォーン♪

ハルヒ「きた!!」


件名:なし
本文:だだだいだいだいだいだだ大好きだなななんてかか簡単に言うものではないわ


キョン「なんでメールなのにどもってるんだよ」

ハルヒ「これ転校生が実際に声に出して言ってくれたらすごい面白いと思う」

キョン「もう十分面白いぞ」

ハルヒ「・・・どうする?」

キョン「ここは押してくしか無いじゃねえか?」

ハルヒ「そうね。じゃあこんなんでどう?」


件名:なし
本文:だって本当だもん。私が大好きなのはほむらちゃんだけだよ?


キョン「このまどかとんでもないジゴロだな」

ハルヒ「さすがにやり過ぎかな?」

キョン「いや、ここは勝負かけるべき、か・・・?」

ハルヒ「あたし達は何と戦ってるの」ピッ

キョン「・・・ま、まぁ、俺はいざとなったら知らんぷりすればいいだけだしな」

ハルヒ「またまたー、あたしとあんたは一心同体でしょー?」

キョン「共犯者が逃げんなよってか?」

ハルヒ「まぁそうとも言うわねー」

キョン「そうとしか言わないっての」

メールヲジュシンシタワヨォーン♪


キョン「!?」

ハルヒ「あっ、返事が来たわ。さすが転校生、まどかLOVEねー」

キョン「いつの間にさっきのメール送ったんだよ!?」

ハルヒ「え?作ってすぐ送ったけど?」

キョン「気づかなかったよコンチクショウ!」

ハルヒ「えーと…?」


件名:それは奇遇ね
本文:私もまどかのこと好きでなくもなくもなくもないわ


キョン「遠回し過ぎて日本語崩壊してんぞ」

ハルヒ「素直なのか素直じゃないのかわかりにくいわね」

キョン「どうすんだよ?」

ハルヒ「じゃあ、こうしましょ」


件名:ごめん
本文:実はあたしまどかじゃなくてハルヒなんだー。ちょっとイタズラしちゃった。ごめんね?


キョン「ここでネタバラシかよ」

ハルヒ「さすがに良心が傷んだもん」

キョン「なるほどな。いいんじゃないか?それで送っちまえ」

ハルヒ「そーうしん!」ピッ

キョン「こりゃ相当怒られるな」

ハルヒ「奥の手の出番かもね」

キョン「かもな」


メールヲジュシンシタワヨォーン♪


キョン「はやっ」

ハルヒ「これ絶対怒ってるわね」

キョン「当たり前だろ」


件名:なし
本文:それ涼宮ハルヒのマネ?すごい、とても似てたわ。本人が喋ってるかのようだった。やっぱりまどかは天才ね!


ハルヒ「話聞こう!?」

キョン「っていうか本人なんだから似てるに決まってんだろ」

ハルヒ「えー・・・どうしようこれ」

キョン「もうあれじゃないか?ハルヒだって分かってもらえるようにふざけたこと言いまくるしかないんじゃないか?」

ハルヒ「ちょっと荒っぽいけど、それなら信じてもらえるかもね」

キョン「だろ?やるしかないって」

ハルヒ「わかったわ」ピッピッ


件名:なし
本文:ところで今日ほむらはどんなパンツ履いてるの?


キョン「おい・・・やりすぎじゃないか?」

ハルヒ「中途半端にするのも変だし、これくらいがいいかなって」

キョン「うーん・・・よし、それで行こうぜ」

ハルヒ「そーうしん!」ピッ

メールヲジュシンシタワヨォーン♪


キョン「!?」

ハルヒ「ちょ、送ったばっかりよ!?」

キョン「ほ、他のやつからのメールじゃないか?」

ハルヒ「有り得ないわよ。買ったばかりで誰にもメアド教えてないし!」ピッ

キョン「じゃ、じゃあ誰からだよ」

ハルヒ「転校生からよぉぉ!」

キョン「マジか!」


件名:なし
本文:ところでまどか、今日はどんなパンツ履いてるの?


ハルヒ「立て続けに送ってきてるし話題かぶってるし!!」

ハルヒ「最悪よ!」


メールヲジュシンシタワヨォーン♪


ハルヒ「また来た!?」


件名:なし
本文:同じタイミングで同じ質問・・・!これはディスティニーね!私はまどかの好きな色よ


キョン「どうすんだよこれ」

ハルヒ「あんたが変なこと言えって言うから・・・!」

キョン「お前がパンツの話題なんか振るからだろ!?」

ハルヒ「だってまさかこんなことになるなんて思わなかったのよ!」

キョン「まったくだ」

ハルヒ「しかも『まどかの好きな色よ』ってどういうことよ・・・」

キョン「あれじゃないか?好みのパンツじゃなかったら困るから後出しじゃんけん的な」

ハルヒ「転校生め・・・ずるいわ・・・!」

キョン「こんなことしてる俺達が言えたクチじゃないけどな」

ハルヒ「返信どうしよう」

キョン「もう無視でいいんじゃないか?」

ハルヒ「そんなことしたら明日学校で大変でしょうが」

キョン「うっ。じゃ、じゃあさらにふざけたこと言ってみたらどうだ?」

ハルヒ「えー?」

キョン「例えばさ」ピッピッピッ


件名:なし
本文:あーやっぱり履いてるよね・・・ううん、それが普通だもん。ほむらちゃんは悪くないよ。ただ、履いてなかった方が嬉しいなって


ハルヒ「語尾がウザい」

キョン「さっきこんな喋り方するって言ったのお前だろ!」

ハルヒ「はぁ・・・もういいわ。これで送っちゃいましょう。そーうしん!」ピッ

キョン「あーあ、マジでやりやがった」

ハルヒ「もういっそバレて欲しいわよ・・・」

キョン「まぁ、あんな変な発言すりゃさすがにハルヒだって信じる気になるだろ」

ハルヒ「そうよね?そう信じるわ。こんなの真に受けるなんて変な人にも程があるわ」

メールヲジュシンシタワヨォーン♪


キョン「きた!なんだって?」

ハルヒ「今確認するわよ」ピッ


件名:なし
本文:ふふ・・・私ったら完璧だわ・・・!実はまどかに好きな色教えてもらってからパンツ履こうと思って今ノーパンだったの!


ハルヒ・キョン「変な人いたぁー!」

キョン「どうすんだよ!」

ハルヒ「どうすんだよって言ったって」

メールヲジュシンシタワヨォーン♪


ハルヒ「!!?」

キョン「またか」

ハルヒ「み、見るわよ!」ピッ


件名:なし
本文:もちろん、まどかが好きだって言うなら明日からずっとノーパンでいることも厭わないわ


ハルヒ「厭おう!?そこは厭おう!?」

キョン「中学生痴女・・・」

ハルヒ「痴ゅう学生・・・」

キョン「きっと俺達の考えが甘かったんだ」

ハルヒ「え?」

キョン「ほむらに気付いてもらおうだなんて、さ。やっぱり信じてもらえるまでハルヒだって言い続けるしかない」

ハルヒ「そう、かもね・・・」

キョン「そう。ハルヒだ、って」

ハルヒ「さっきからあたしの名前連呼してるけど、ちゃんとあんたが絡んでることも言うからね」

キョン「うっ」

ハルヒ「それじゃ、メール作るわよ!」ピッピッピッ


件名:なし
本文:あー・・・と。ホントにごめん。さっきも言ったけど、あたしハルヒなんだ?
二台持ちになったから、ちょっとあんたにイタズラしたくなっちゃったっていうか、キョンがやれって・・・ホントごめん!!


キョン「ほとんど俺の責任みたいに言うなよ!」

ハルヒ「だって怖いもん!転校生怖いもん!」

キョン「俺だって・・・!」

ハルヒ「キョンは・・・あたしを、守ってくれないの・・・?」ウルウル

キョン「うん、これでいこう」キリッ

ハルヒ「あんた、騙されやすいわね」

キョン「うるせぇ」

ハルヒ「明日会ったらちゃんと謝らないとね・・・」ピッ

キョン「あぁ、頑張れ」

ハルヒ「あんたも謝るのよ!」


メールヲジュシンシタワヨォーン♪


キョン「おっ」

ハルヒ「来た・・・」

ハルヒ「信じてくれてるかな・・・?」ピッ

キョン「だと、いいがな・・・」


件名:許さない


キョン「完全にご立腹じゃねえか」

ハルヒ「まだメール開いてないのに件名で既にご立腹な様子が伝わってきます!」

キョン「なんで急に敬語になるんだよ!普通に喋れよ!」

ハルヒ「じゃ、じゃあ、開くわよ・・・?」ピッ


本文:本当に、本当に涼宮ハルヒなの・・・?だとしたらベレッタかデザートイーグルか選びなさい


ハルヒ「凶器の選択を迫られてるぅ・・・!!」

キョン「ベレッタにしとけって。な?」

ハルヒ「じゃああんたデザートイーグルね」

キョン「げっ」

ハルヒ「どうしよう・・・これはアレの出番かしら・・・?」

キョン「だな・・・。きっとほむらは許してくれるさ」

ハルヒ「そんなに上手くいくかしら・・・」

キョン「そう信じるしかないだろうが・・・」


件名:本当にごめんなさい
本文:お詫びにまどか詰め合わせUSBをプレゼントするから・・・許して?


ハルヒ「送信!!」ピッ

キョン「これで許してもらえなかったら・・・一緒に死ぬか」

ハルヒ「そうね・・・あんたと死ぬのか・・・悪くないかもね」

キョン「ば、ばかやろう!!」


メールヲジュシンシタワヨォーン♪


件名:なし
本文:まどか詰め合わせ・・・?kwsk


キョン「食いつきすぎだろ」

ハルヒ「っていうかkwskってなに」

キョン「よくわからんが、どういうものかを聞いてるんじゃないか?」

ハルヒ「お楽しみよ♪とか駄目かな?」

キョン「お前ベレッタな」

ハルヒ「わかったわよ!ちゃんと教えるわ!」ピッピッピッ


件名:なし
本文:まどかの写真が入ったUSBだよ!目玉はまどか一人エッチの音声データ!


キョン「っていうか一人エッチの音声データなんてなんで持ってるんだよ・・・」

ハルヒ「泊まりがけで学校の行事に参加したとき、まどかと同室だったのよ」

キョン「そこでしちゃうまどかって・・・っていうか録音しちゃうハルヒって・・・」

ハルヒ「なんかあったときに使えるかなって思ったのよ」

キョン「はぁ・・・やれやれ」

メールヲジュシンシタワヨォーン♪


ハルヒ「きた!」

キョン「おお!」ソワソワソワ


件名:許す
本文:許す許す許す許す許す許す許す許す許す許す許す許す許す許す許す許す許す許す許す許す許す許す許す許す


キョン「怖ぇよ!!」

ハルヒ「許しすぎ!」


メールヲジュシンシタワヨォーン♪


キョン「またかよ!」

ハルヒ「なんだろ?ウソよ、許さないわ、とかかな?」ピッ

キョン「それはないと思うがな」


件名:今は家にいるの?
本文:あなたの家に向かってるわ


ハルヒ「行動してきたわ!!」

キョン「ほむら・・・必死すぎるだろ・・・」

ハルヒ「よっぽどまどかのことが好きなのね・・・」


ピンポーン


キョン「は!?」

ハルヒ「早くない!?」

キョン「あいつ絶対時間停止使いやがった」

ハルヒ「でもほむらの時間は変わらないんだから意味なくない?」

キョン「今日の夜、USBを堪能する時間が増えるだろ」

ハルヒ「すぐにそこまで理解が及ぶあんたも転校生と同類ね」

キョン「まぁな」キリッ

ハルヒ「・・・」ガタガタガタガタ

キョン「・・・」ブルブルブル

ほむら「どうしたの?二人とも、そんなに怯えきった表情をして」

ハルヒ「あ・・・あ・・・」ガタガタガタガタ

キョン「震えてなんか・・・れ、冷房のせいかもなぁ・・・?」ブルブルブル

まどか「そうなの?」ニコッ

ハルヒ「え、え、え、っとぉ~・・・なんでまどかがここにいるの、かなぁ?って・・・」

まどか「私は今日ずっとほむらちゃんと一緒にいたよ?」ニコッ

キョン「そ、っそうなのか?へっへぇ~・・・(イタズラされたのは俺達の方だったのか・・・)」

まどか「私もその『まどか詰め合わせUSB』の中身、見せて欲しいなぁ?」ニコニコ

ハルヒ・キョン「」

ほむら「・・・」

ハルヒ「ご、ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」

キョン「・・・」

まどか「ベレッタとデザートイーグル、どっちがいい?」



--End--

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