苗木・日向「安価で学園生活!?」【安価ンロンパ】 (227)
ダンガンロンパの安価ss
何番煎じかわからんけどもやるよ
安価で何かお題を決めて、>>1が勝手にそのお題についての短編を書く流れです
話の中でもちょくちょく安価取ると思います
前書いたの
苗木「無人島でサバイバル!?」
日向「異世界でファンタジー!?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1420356572
苗木「どうして・・・」
日向「こうなった・・・」
見渡す限り椅子、机、教材、あとでかい黒板。生徒がたくさん。教室内は生徒の話し声で騒がしい。いつも通りの学校で気分が落ち着く。気が付いたらこうなっていた。 学園に入学、編入してからのことを振り返ろう。あれは少し前に・・・?>>3
>>1が知らないネタとかだと安価下になります
できるだけ誰もが分かるネタとかだと助かります。
?
惚れ薬が混入され腐川が男子全員にモテた話
腐川「あぁ・・・白夜様ぁ・・・」
十神「ッチ!ついてくるな。」
腐川「そんなぁ白夜様ぁ・・・」
葉隠「まぁーたやってるべ。」
桑田「懲りねぇなぁ腐川も。」
腐川「う、うるさいわね・・・。私の愛があ、あんた達なんかに理解出来るわけないでしょ・・・」
山田「とりあえず身体を清潔にするところからですかね、不潔な人間は嫌われますぞ?」
腐川「あ、あんたに言われたくないわよ・・・!」
山田「拙者は毎日風呂に歯磨きを徹底していますぞ!?」
桑田「ちっげーよブーデー!男の清潔さってのはこう俺みたいに爽やかで・・・」
石丸「そうだとも!清潔さとは髪を短く服をただし言葉遣いも丁寧であることが大事なのだ!」
葉隠「げっ!めんどいのが来たべ・・・」
石丸「男子諸君!清潔さを目指すのであればまず髪を切ろう!さぁ来るのだ2人とも!」
桑田「あ、俺用事思い出したわいいんちょ、んなわけで帰る!」
葉隠「あっちょっ・・・」
石丸「ならば仕方が無い!葉隠くんの髪を切ろう!」
葉隠「ひえぇ!」
十神「相変わらずくだらんことをしている・・・」
腐川「びゃ、白夜様はとても清潔であられます・・・」
十神「当たり前だ、しかしお前が如何に清潔になろうと俺がお前を選ぶことなどありえん!」
腐川「ひっ、そ、そんなぁ・・・」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
腐川「うぅ、どうすればいいの・・・」トボトボ
罪木「ふへへ・・・この惚れ薬兼媚薬があれば、日向さんは一生私のもの・・・」
腐川「・・・」
腐川「な、なによあんた・・・独りでブツブツ気持ち悪い・・・」
罪木「ひえぇ!す、すいませぇん!って、あ・・・」
腐川「・・・な、なによ」
罪木「あ、あの・・・1年の・・・腐川冬子さんですか?」
腐川「だ、だったらなんなのよぉ・・・後輩だから敬語使えって言うの・・・」
罪木「え、えへへへなんだかちょっと親近感湧く人だなぁって前からちょっと思って・・・」
罪木「あ!私超高校級の保健委員の罪木蜜柑ですぅ!」
腐川「し、知ってるわよ・・・。それよりその、薬・・・」
罪木「ひゃあ!?ダメです誰にも言わないでください死ぬ以外なら何でもしますからぁ!」
腐川「い、言わないわよ・・・いちいち被害妄想の激しい女ね・・・」
腐川「その薬・・・、惚れ薬って言っわね・・・?」
罪木「え?あ・・・はい・・・。」
腐川「・・・す、少し分けなさい・・・」
罪木「え?で、でもぉ・・・」
腐川「な、ならバラすわ・・・学園中に・・・」
罪木「わ、分かりましたぁ!どうぞぉ!」
腐川「ふ、ふふふふ・・・こ、これがあれば・・・白夜様も・・・」スタスタ
罪木「い、行ってしまいました・・・少しでとても強力なので使いすぎには要注意なのですが・・・大丈夫でしょうか・・・」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
《昼食前・厨房》
腐川「こ、この惚れ薬・・・どうやって使おうかしら・・・」
腐川「びゃ、白夜様の食器は常に本人の鞄の中・・・。そもそも白夜様は食堂ではお食事をなさらない・・・。」
腐川「どうしましょう・・・、考えなしに厨房へ来たけど・・・」
花村「あれ?そこにいるのはイタズラネコちゃんかな?」
腐川「ひぃ!?」
花村「おやおやつまみ食いは良くないな!そんなにお口が寂しいなら僕のソーセージを頬張ってくれても・・・」
腐川「キィィィ!!!こ!こっち来るんじゃないわよ!」
花村「!?」ビクゥ
腐川「き、気持ち悪い・・・!身体がムズ痒い!よくそんな頭の悪いセリフをゴチャゴチャと・・・!」
花村「え?あ、ごめ」
腐川「あ、あんたなんてコンロで焼かれて死ぬがいいわ!」ダッ!
花村「・・・逃げられちゃった・・・。ま、しょうがないか!」
花村「ん?なんだろうこの粉・・・なんかの調味料かな?」
花村「あ、そういえばこっちの塩の瓶中身切れてたんだった。詰め替えしてくれようとしてたのかな?」
花村「今日は学園からの依頼で特別メニューを仕込まなきゃいけないからね!その名も・・・」
花村「漢のスタミナ丼!」
花村「さて!ちゃっちゃとやっちゃおうかな!」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
苗木「ねぇ知ってる?今日のメニュー。」
桑田「花村先輩が作ったていうスタ丼だろ!?食うに決まってんだろ!」
苗木「十神くんも食べる?」
十神「この俺が庶民の料理など・・・と、思ったが。超高校級の料理人が作る料理か。ふん・・・一口だけなら食べてやる。」
大和田「漢のスタ丼!漢と言われて俺が食わねぇ訳がねぇ!俺が全部食ってやる!」
山田「拙者もスタ丼と言われて食べぬわけにはいきませんなぁ!」
石丸「なら全員でどこまで食べれるか勝負といこうではないか!はっはっはっ!」
大和田「おお!負けねぇぞ兄弟!」
不二咲「漢の・・・!うん、僕も食べよう!」
葉隠「胃がもたれそうだべ・・・」
朝日奈「うーん、漢のって言われちゃうとなぁ・・・」
舞園「カロリーも高そうですし・・・」
大神「女子は手を出しにくいな・・・」
葉隠「オーガは・・・いや黙っとくべ・・・」
霧切「そもそも男性をターゲットにしているのだから、気にする必要はないわ。」
江ノ島「くんくん・・・!なんだか絶望の甘美な香りがする!」
戦刃「私もスタ丼食べよ。」
江ノ島「ぐえぇぇ残念な臭いにかき消されるぅ!」
セレス「さっきから何を騒いでいるのですか・・・」
腐川「・・・」オロオロ
罪木「あ、腐川さん!」
腐川「ひぃ!?」
罪木「ひゃいい!?」
腐川「な、なんであんたが驚くのよぉ・・・」
罪木「す、すいませぇん・・・。それより、薬、使いましたか?」
腐川「そ、それがぁ・・・」
罪木「薬の説明がまだだったのでしておきますね!あれは200倍希釈して使用してくださいそして服用後5分以内で最も印象に残る人物に対し性的な好意を誘発させるので誰かに使用した場合はその後に積極的に」ペラペラ
腐川「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!え?最も印象に?」
罪木「はい!」
腐川「・・・ど、どうしよぅ・・・」
日向「おーい、罪木!こっち席あいてるぞ!」
罪木「えへへ・・・今行きますぅ!では失礼しますね!」
腐川「あの惚れ薬・・・、厨房に置いて来ちゃった・・・。もしこの料理に使われよう物なら・・・」
おばちゃん「はい!漢のスタ丼お待ち!」ドン
十神「ふむ、悪くない匂いだ・・・」
腐川「!?、白夜様が食堂でお食事を!?」
腐川「い、いや待ちなさい腐川冬子。まだ薬が使われたとは決まってない!」
日向「んー!旨そうだなこのスタ丼!」
左右田「さすが超高校級の料理人だぜ!」
花村「いやー、僕はタレを仕込んだだけだよ!塩分過多だから食べ過ぎには注意してね!デザートに僕はいかが?」
九頭竜「相変わらずそんなこと言ってるからモテねェんだぞ?」
腐川「と、とりあえず厨房を確認しないと!」
「「いただきまーす!」」
腐川「食事が始まってる!今がチャンス!」ダッ!
ドテ!
腐川「きやぁぁぁ!!!」ドンガラガッシャーン
「「!?」」
日向「な、なんだ!?」
罪木(日向さんが余所見を!今なら!)サラサラ
腐川「うぅ・・・」ガクッ
十神「モグモグ・・・おい、何事だ。」
苗木「腐川さんが盛大にコケたみたいだね・・・」
桑田「つーかあれ、気ぃ失ってねぇか?」
十神「・・・嫌な予感がする。」
ジェノサイダー翔「呼ばれて飛び出てジェノサイダー!!」ピョイーン
山田「で!でたぁ!?」
ジェノ「んー!いい匂いじゃねぇか!おいよぉ!」
ザワザワ
罪木(な、何してるんですかぁ!みんなが、日向さんもあっちに釘付けになってますぅ!)
江ノ島「おい残姉!出番だぜ!?」
戦刃「うん゛!んご!ゴッホゴホ!ゲッホォ!」
江ノ島「むせてんじゃねーよ残姉ぇ!!!」
大神「したかあるまい・・・」
終里「なんだよ!俺まだ飯食えてねぇぞ!?」
辺古山「坊ちゃんここは私にお任せを!」
九頭竜「・・・」
ジェノ「ギョギョギョ!?いきなりこいつら相手にするとかマジ勘弁!さいならー!クシュン!」
腐川「っは!?わ、私は・・・」
舞園「ほっ、大事にならなくて良かったですね!」
十神「・・・」スッ
朝日奈「あっ・・・」
霧切「待ちなさい十神くん。彼女も悪気があったわけではないのだから、あなたがわざわざでなくても・・・」
十神「・・・」
腐川「ひっ・・・びゃ、白夜様・・・すみませ」
十神「怪我はないか?冬子・・・」抱っこ
腐川「・・・へ?」
舞園「!?」
セレス「!?」
江ノ島「!?」
朝日奈「!?」
大神「!?」
霧切「!?」
苗木「大変だ!腐川さんの綺麗な足に痣が!!」
舞園「なぁ!?」
霧切「苗木くん!?」
桑田「ちくしょお!誰だよこんなところに机を置いたアホは!」
山田「万死に値する!」
大和田「んなことより急いで治療すんぞ!」
石丸「その通りだ!もし可憐な彼女に何かあれば!その時は僕は風紀委員をやめるぞ!」
葉隠「な、みんな、どうしちまったんだ!?」
江ノ島「ぶひャひャひャ!おいおい絶望的な展開が見えるなおい!」
戦刃「冬子ちゃんは私が守る・・・!」
江ノ島「お前もかよ!」
罪木(こ、これはまさか・・・!?)
日向「罪木ぃ!急いであの子を医務室に!」
罪木「!?」
西園寺「!?」
小泉「!?」
ソニア「!?」
終里「!?」
辺古山「!?」
七海「?」
九頭竜「オラボケが!ボーッとしてんじゃねぇぞ!」
左右田「そうだ!今こそ腐川さんの前でいいところを見せて、ハートを射抜いてやる!」
田中「可憐なる姫の心を射抜けるのはいつだって世界をつべる王だ・・・貴様らでは話にならん・・・」
左右田「あぁ!?」
九頭竜「んだとぉ!?」
ソニア「お二人さん・・・」
小泉「なにがどうなって・・・」
澪田「唯吹も冬子ちゃんのハートを射抜くっすよー!?」
西園寺「お前もかよ!」
弐大「噴!争う暇がったら行動じゃあ!!!」
十神「邪魔をするな愚民め!冬子を運ぶのは俺だ!」
豚神「失せろ偽物め・・・。そんな上っ面だけの愛で彼女の名を口にするな・・・」
十神「偽物貴様だろう!」
苗木「それは違うよ!」break!!
苗木「僕の愛こそ本物さ!他の奴らはなんにも分かっちゃいない!」
狛枝「これぞ希望!」ヌッ
日向「邪魔だ希望厨!」
花村「え・・・とぉ・・・?」
七海「花村くん、スタ丼になにか混ぜた?」
花村「ま、混ぜてないよ!でもこの様子は・・・」
狛枝「どう見ても、スタ丼を食べた人達がおかしくなってるね!」
終里「おお!そういえばまだ食ってねぇな!いただきま」
花村「待って待って終里さん!食べちゃダメだよ!」
終里「んだよもう・・・」
辺古山「坊・・・ちゃん・・・」
罪木「・・・」汗ダラダラ
七海「罪木さん・・・?」
罪木「ひゃいい!すいませんこんなことになるとは思わなかったんですぅ許してくださいお願いしますなんでもしますからぁ!」
花村「ん?今なんでもって・・・」
霧切「どうやら・・・、先輩が絡んでるようですね・・・」
七海「あ・・・」
霧切「話を聞かせてもらいましょうか?」
不二咲「うおぉぉみんな邪魔だよぉ!」
不二咲「喰らえ!みんな腹痛になるスイッチだ!」ポチッ
全員「!?」
弐大「ぐ!?く、糞じゃぁっ!?」
十神「か、身体が・・・!?」
腐川「白夜様!?」
日向「くそぉ・・・!俺は未来を諦めない!」
苗木「希望は・・・前に・・・進むんだ・・・!」
葉隠「かっこいいはずのセリフがすげーカッコ悪いべ・・・」
不二咲「さぁ・・・これで邪魔物は消えたよ腐川さん・・・」
腐川「ちょっ、ちょっと!白夜様に何すんのよ・・・!?」
不二咲「そ、そんな!?僕の愛は、間違っていた!?」
セレス「いつこの茶番は終わるのですか?」
江ノ島「うぷぷぷ!とりあえず最後まで見てよーよ!」
罪木「じ、実はカクカクシカジカで・・・」
小泉「・・・はぁ、まったく。」
花村「そ、それじゃあ僕がスタ丼に使った調味料はもしかして・・・」
霧切「惚れ薬の可能性が高いわね・・・」
舞園「苗木くん!?正気に戻ってください!」ペシンペシン
苗木「うぅ!絶望・・・!」
ソニア「どうやったら元に戻るのでしょうか・・・」
罪木「薬の効果は大体1日です・・・」
霧切「なら1日、十神くん以外を隔離する必要があるわね。丁度男子は腹痛に襲われているようだし。」
澪田「ちゅっ!ちゅっ!ペロペロ!はぁーん冬子ちゃんかわいいっす!」
戦刃「なんて貧弱な足腰・・・私が守らなければ・・・!」
腐川「ひぃ!?」ガクブル
七海「一部女子もね。」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
十神「・・・?ここは・・・」
腐川「わ、私の部屋です・・・」
十神「・・・そうか。」
腐川「あ、あの・・・」
十神「やっと・・・2人っきりになれたな、冬子・・・」
腐川「・・・」
十神「こっちにこい、抱いてやる・・・」
腐川「抱っ!?い、いや・・・だめ・・・です・・・」
十神「・・・なぜだ?」
腐川「こ、こんなやり方じゃ・・・。意味が無いの・・・」
十神「・・・?」
腐川「追い掛けるものが急に寄ってくると、それは求めてたものではなるなる・・・」
腐川「わ、私が憧れる白夜様は・・・も、もっと高貴で、手が届きそうにない・・・」
腐川「そ、そんな人だから・・・」
十神「・・・」
腐川「そ、そこで寝ててください!」ダッ!
・
・
・
ウォォォ
腐川「?」
苗木「いたぞ!腐川さんだ!」
山田「うおおぉぉぉ拙者が看病いたしますぞぉぉぉ!!!」
ドドドド
腐川「ひぃ!?に、逃げなきゃ!」
日向「あ!腐川さんじゃないか!」
九頭竜「うおぉぉぉ俺が守ってやるぞおぉぉぉ!!!」
腐川「ひいぃぃぃ!?」
十神「やめろお前ら!」
全員「!?」
腐川「びゃ、白夜様・・・?」
十神「・・・」
豚神「おい、邪魔をするな愚民め。」
十神「ふん、愚民はどちらだ偽物め。」
左右田「腐川さんを独り占めしようってのか!?」
十神「やはり愚民の考えることはその程度か・・・お前らの愛が偽物だと良く分かる・・・」
桑田「あぁ!?」
十神「本当の愛とは・・・相手の幸せのために、如何に自分を犠牲にできるか、だ。」
十神「冬子の目を見ろ・・・。幸せそうに見えるか?この目は、何を訴えている。」
全員「・・・」
十神「冬子は部屋に戻っていてくれ。決着を付ける!」
腐川「白夜様・・・!」
十神「さぁ来い愚民どもめ。誰が冬子に相応しいか、ここで決めるぞ!」
うおおぉぉぉ!!!
腐川「白夜様あぁぁぁ!!!」
大神「ぬぅん!」
辺古山「はぁ!」
終里「らぁ!」
戦刃「しっ!」
ボコボコ
大神「怪我はないか?腐川よ。」
腐川「へ?へ???」
戦刃「盾子ちゃん!やったよ!あとで盾子ちゃんのことハスハスしていいんだよね!?」
江ノ島「あーはいはい」
セレス「薬の上書き、意外とうまくいきましたわね。」
霧切「まったく。急に病室を抜け出すほどにまで腐川さんが好きなのね。」
澪田「なんで唯吹はすぐ薬がきれたんすかね?」
西園寺「馬鹿につける薬はないっていうしねー!」
腐川「白夜様!白夜様!?」
辺古山「大丈夫だ。気を失ってるだけだ。」
腐川「よ、よかった・・・」
大神「弐大はどこだ?」
終里「便所だってよ。あいつあのスイッチのあと全く出てくる気配ねぇ。」
大神「むぅ・・・いい機会かと思ったのだが・・・」
朝日奈「と、とりあえず病室に戻そうよ!」
霧切「そうね、また暴れられても困るし。」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
葉隠「はぁ、暇だべ。」
花村「うぅ・・・。僕の料理のせいで・・・」
葉隠「いやーあれはどうしようもねーって、気にすることないべ。」
狛枝「いやーしかし素晴らしいものがみれたね!一人の女性を求めて紛争する人達!まさに絶望の上の希望!」
葉隠「なんかやばそうなやつだな・・・」
狛枝「とりあえずはい!水でもどうぞ!」
葉隠「ん!あんがとよ!」ごくごく
花村「ごくごく・・・、!?」
狛枝「それじゃあね!」ヒューン!
花村「ま、まさかこれって・・・」
弐大「いやースッキリしたのう!なんだか記憶が曖昧じゃあ!」バン!
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
苗木「うーん?なんだか頭がふわふわする・・・」
日向「俺は何をしていたんだ・・・」
不二咲「うおおぉぉぉ腐川さんはどこだよおぉぉ!!」
苗木「・・・どうしちゃったの不二咲くん。」
霧切「気にしなくていいわ。」
舞園「腹痛のおかげか、治りが早かったですね!よかったです!」
日向「腹痛?治り?うっ・・・頭が・・・」
七海「とりあえず罪木さんからは薬を没収したからもう大丈夫、と思うよ?」
十神「う・・・なんだここは。病室?」
腐川「・・・」
十神「なんだお前・・・」
朝日奈「腐川ちゃんはあんたの看病してたの!なんか言うことないの!?」
十神「ふん・・・無いな。」
朝日奈「はぁ!?」
腐川「びゃ、白夜様・・・私・・・」
十神「・・・」
腐川「白夜様のためなら、な、なんでも犠牲にでき、ます・・・」
十神「・・・」
十神「・・・ふん。まぁ、俺の元にいたければ、それくらい当然だな。」
うおおぉぉぉ!
腐川「!?」ビクッ
舞園「こ、今度はなんですか!?」
弐大「助けてくれぇ!!!」
おしまい
次>>22
明日書くと思う
壮絶な勘違いの末に超高校級の希望にされてしまった二人の主人公の話
日向「なぁ苗木、神座出流って知ってるか?」
苗木「え?確か希望ヶ峰学園の創始者の・・・」
日向「そう!なんでもあらゆる才能に特化してたって話だぜ?」
苗木「あらゆる才能?なんだか胡散臭いね・・・」
日向「でもよ、すごいよな!そんな才能があったら、それこそなんでも出来ちまう!」
苗木「うーん、超高校級の幸運とか、相談窓口とかの才能ももってたのかな?」
日向「幸運は分からないけど、相談窓口くらいの才能なら持ってても不思議じゃないよな!」
苗木「相談窓口は日向くんだから出来ることだよ!」
日向「そ、そうか?へへ!ありがとよ。」
苗木「にしてもそんなになんでも出来ちゃうとしたら、それはそれでなんだかツマラナイかもね。」
日向「かもな、だからこそ希望ヶ峰学園を設立したのかも。」
苗木「というと?」
日向「神座出流は、超高校級の希望って呼ばれてたらしい。希望が出来ることは、それを未来に託すこと・・・だろ?」
苗木「・・・なるほどね。今の人生がつまらなかったとしても、それを未来に繋げることで意味のあることになるしね!」
日向「あぁ、すごいよな。俺も神座出流のような人間になってみたいぜ!」
苗木「・・・日向くんならもう十ぶ」
狛枝「それに賛成だよ!」
苗木「うわぁ!?」
狛枝「超高校級の希望!!うんうん僕も是非なってみたいね!」
日向「狛枝・・・どっから出てきたんだよ・・・」
狛枝「いや待てよ・・・?僕が誰かを超高校級の希望に導くことができたら・・・それは僕が真の超高校級の希望と言えるのかな?」
日向「聞いてないし・・・」
狛枝「ふふふ!こんなクズでどうしようもない僕だけど・・・普段クソの役にも断たない才能を使えば・・・」
苗木「・・・」
狛枝「おっと!苗木くんは別だよ!?なんてったって君の幸運は皆に希望を与える幸運だからね!」
苗木「はは・・・」
日向「さっきから何言ってるんだよ。」
狛枝「日向くぅん・・・僕は君たち希望の希望になりたいんだよ・・・」
日向「は?」
狛枝「それじゃ失礼するよ!苗木くん!今度はお茶でも飲みながら江ノ島さんをぶっ殺す計画をたてようね!じゃ!」タッタッタッ
苗木「ついていけないよ・・・」
日向「希望がなんたらって・・・なんだか嫌な予感がするなぁ・・・」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
葉隠「うぅ・・・金がねぇ・・・どうすりゃいいんだぁ!」
狛枝「お困りのようだね?」ヌッ
葉隠「ななっ!?なんだ狛枝っちか・・・何の用だべ?」
狛枝「いやぁ!なんだか絶望しかけた顔をしてたから気になってね!なんかあったのかい?」
葉隠「金がなくて・・・そうだ!狛枝っち!今なら特別価格の20・・・10万で占ってやるべ!」
狛枝「本当かい!?あぁ僕はなんてついているんだ!超高校級の占い師に特定価格で占って貰えるなんて!」
狛枝「この後にどんな不幸が訪れるか・・・考えただけでもゾクゾクするよ!」
葉隠「お、おおそうか!ならさっそく金の方を・・・」
狛枝「とりあえず300万ね!」ドサ!
葉隠「」
葉隠「なななな!?なんでそんなに!?これは罠か!?そうに違いないべ!」
狛枝「いやいや僕が希望の一員である葉隠くんにそんなことするわけないじゃないか!これは先週たまたま宝くじで当てた分だよ!」
葉隠「くっ!なんて羨ましい才能だべ・・・」
葉隠「んで?この金で何して欲しいんだ?」
狛枝「僕と日向くん、苗木くんを除いた1年、2年の生徒29人を占って欲しいんだ!」
葉隠「何を占えばいいんだ?」
狛枝「ラッキーパーソン・・・それをみんなに教えてあげて!残りの10万はその依頼料ね!」
葉隠「任せとけって!」(ムッフッフ!金だけ貰ってとんずら安定だべ!)
狛枝「もし約束を破ったら・・・不幸なことが起きるかもしれないから気をつけてね!」
葉隠「・・・へ?」
狛枝「うーん・・・例えば隕石が頭に直撃したり、トラックに轢かれたり・・・」
葉隠「わ、分かったべ!ちゃんと占ってやっから!」
狛枝「それじゃあよろしくね!」
葉隠「・・・」
葉隠「・・・はぁ。まぁ、金が入ったからいいけどよ・・・」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
ザワザワ
苗木「おはよーみんな!ん?なんの騒ぎかな・・・」
桑田「おー苗木、なんか葉隠がまたろくでもないこと企んでるらしいぜ?」
苗木「なんだいつものことじゃない。」
葉隠「ひどいべ!?俺はなんも企んどらーん!」
朝日奈「だとしたらあんたは葉隠じゃないね!」
セレス「あの超高校級のクズが、人の為になることなどするはずがございませんわ?」
苗木「人の為って?」
桑田「無料で皆を占うんだとよ。」
苗木「うわぁ・・・下衆臭い・・・」
葉隠「そこまで!?これには訳があんだって!聞いてくれよ!」
朝日奈「えー?またつまんない嘘でしょ?」
葉隠「ちげーって!マジなんだって!」
大神「一先ず言ってみよ・・・」
葉隠「えっとぉ・・・昨日狛枝っちに大金を渡されて、そう頼まれて・・・。」
葉隠「従わねぇと不幸な目に遭うって脅されてんだべ!」
朝日奈「あんたオカルト信じないって言ってるじゃん!」
苗木「狛枝くんか・・・確かに不幸な目に遭いそうではあるね・・・」
葉隠「だろ!?だろ!?」
狛枝「やだなぁ!僕にはそんな力はないよ!」
桑田「ぎゃあ!?で、でたぁ!?」
狛枝「やぁ苗木くん!今日も希望に満ちた素晴らしい朝だね!」
苗木「あはは、おはよう。」
江ノ島「あー!誰かと思えば希望厨の狛枝先輩じゃないですかぁー!おはようございます!」キャルン
狛枝「・・・ッチ。そんなことより葉隠くんにいい忘れたことがあってね!」
葉隠「お、俺か?」
江ノ島「無視!?でもそんな絶望じゃ生温い!」
江ノ島「狛枝先輩!今度この世を希望に満たすための踏み台となる絶望に協力して」
戦刃「盾子ちゃん危ない!」
チュドーン!!!
キャー!!ワー!!
江ノ島「あががが・・・!?」
十神「な、なんだ!?何が起きた!?」
舞園「小さな隕石が江ノ島さんの頭を擦っていきました!?」
狛枝「さて、話を戻そうか。」
葉隠「はい」
狛枝「占いの結果は、本人以外には内緒って感じにしといてね。特に苗木くんと日向くんには。」
葉隠「はい」
狛枝「それじゃあね!」
葉隠「はい」
苗木「はいじゃないが」
苗木「なに?なんで僕には内緒って、何を占うつもりなの?」
葉隠「内緒だべ。ちなみに苗木っちのことは占ってやれないべ。」
苗木「えぇ・・・」
葉隠「とりあえずだ!俺は死にたくねぇ!今日放課後!占って欲しいやつだけ来い!」
戦刃「盾子ちゃん占ってもらった方がいいよ・・・絶対悪い何かがる憑いてるよ。」
江ノ島「絶望的すぎます・・・///」ビクンビクン
霧切「・・・」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
舞園「え?」
戦刃「絶望的な・・・?」
桑田「不幸!?」
不二咲「避ける方法はないの!?」
大和田「あぁ!?ラッキーパーソンだぁ!?」
石丸「そ、それはいったい誰だね!」
山田「は?超高校級の希望?」
セレス「思い当たる人はいませんね・・・」
大神「もっと具体的には分からんのか・・・」
朝日奈「う、嘘だよね!?当たらないよね!?」
十神「いや・・・さっきの隕石・・・」
腐川「もしかしたら私に当たってたかも・・・」
江ノ島「希望とかファックだなオイ!」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
葉隠「はぁ・・・これでクラスの奴らは全員終わったか?っにしても・・・頭に浮かんだ超高校級の希望ってなんだべ?」
葉隠「しかも全員、同じように不幸とその言葉が浮かんだべ・・・」
葉隠「うぅ・・・桑原桑原・・・」
・
・
・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
小泉「・・・」
小泉「なんだか最近ついてない気がするわ・・・」
小泉「あの葉隠って1年の不潔な男子の占い・・・不幸な目に遭うって・・・」
小泉「本当だったらどうしよ・・・ラッキーパーソンの超高校級の希望って誰なのよ全く・・・」
カキーン!
桑田「やっべぇ飛ばしすぎた!!よけてくれぇ!」
小泉「ん?」
ヒューン・・・
小泉「!?、きゃぁ!?」
日向「ゴフゥ!?」ドスッ
小泉「ひ、日向!?」
日向「ぐ・・・あ・・・」ガク
小泉「ちょ!日向ぁ!」
・
・
・
日向「いってて・・・なんてこった・・・」
小泉「ど、どうしよう・・・蜜柑ちゃんいないし・・・大丈夫?」
日向「あぁ、なんとかな。それよりお前は大丈夫なのか?」
小泉「え?私?」
日向「なんだか元気なさそうだったしな、声を掛けようとしたらボールがぶつかって・・・」
小泉「あ・・・」(ってことは、日向がきてくれなかった私に当たってたってこと!?)
小泉「っじゃなくて、私のこと心配してくれてたの?」
日向「え?あ、ま、まあな!普段しっかり者のお前がボーッと歩いてるのは珍しいしな!」
小泉「そ、そう///」(嘘・・・!なに私浮かれてんのよ!そういえば今2人っきり・・・)
小泉(やばい!意識してたら緊張してきた!)
小泉「そ!それであんたにボールが当たったんだったら、は、半分は私のせいよね!うん!」
日向「いや、そんなことないだろ?俺が当たらなかったらお前に当たってたんだし、むしろ俺でラッキーだったよな。」
小泉「え・・・な、なんで?」
日向「女子に大怪我、させるわけにはいかないだろう?」キラリン
小泉「あ///」ボフン
小泉「な///何言ってるのよ!こんな怪我して!はい!私が看てあげるからじっとしてなさいね!///」
日向「いや看るったってただのたんこぶ・・・アブブ」包帯グルグル
小泉(こ、これはついてる!不幸かと思ったら幸運に転んだわ!)
小泉(ま、まさか超高校級の希望って、日向のこと・・・?)
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
桑田「よぉーし!千本ノックすんぞ!」
石丸「さぁどんどん来たまえ!共に熱く汗をかこうではないか!」
大和田「おぉう!どんな球でも捕ってやんぜぇ!」
不二咲「お、おー!」
桑田「よっしゃ行くぜぇ!?」
カキン カキン
石丸「ふ!」パシ
大和田「らぁ!」パシ
不二咲「あわわ・・・」コロコロ
大和田「どうした桑田!そんなへぼい球じゃやりがいねぇぞぉ!?」
桑田「む!ならこれでどうだ!」
カキーン!
石丸「あ!」
小泉「・・・」トボトボ
桑田「やっべぇ飛ばしすぎた!よけてくれぇ!!」
日向「ゴフゥ!?」
不二咲「あ・・・」
石丸「な、なんてことだ!助けにっ・・・うお!」
大和田「うおおお逃げるぞ兄弟!」
桑田「あれ先輩じゃねぇか殺される!」
石丸「なぁ!?やめろ離すんだ兄弟ぃ!」
不二咲「ま、待ってよぉ!」
大和田「ふぅ・・・ここまで来りゃ大丈夫だろ。」
石丸「な、なんたること!人に怪我をさせて逃げるなど!風紀委員、いや人間失格だ!」
桑田「まぁ大丈夫だって!お互い不幸だったってことでな!」
石丸「ふ、ふむぅ・・・」
不二咲「それは違うかな・・・」
大和田「にしてもよぉ・・・最近俺ホントについてねぇんだよなぁ・・・」
桑田「あー分かる分かる。俺も俺も!」
不二咲「二人ともそうなんだぁ・・・。実は僕もね・・・」
石丸「幸か不幸かは本人の意識の問題だ!自身を鍛えるための障害と思えば、どんなことも幸運に思えるのだ!」
大和田「さすがにそれはやり過ぎだろうよ!」
桑田「あ、やべ。ボールとかバットとか向こうに置きっぱなしだわ。」
不二咲「とりあえずとりにいこうかぁ。」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
桑田「えーっとボールはっと・・・あったあった。」
石丸「むぅ・・・先ほどの先輩達は無事だろうか・・・」
大和田「大丈夫に決まってんだろ?結局当たったのは男だったみたいだし、あの球でダメなようだったら男じゃねぇ!」
石丸「そ、そうか?うーん・・・」
不二咲「ちょろすぎるよぉ・・・」
ガタタタタタタ・・・
不二咲「ん?なんの音?」
ガタタタタタタ・・・
桑田「ち、近付いてきて・・・?」
戦車「ガタタタタタタ!」ドン
桑田不二咲大和田石丸「「戦車だぁぁぁぁ!?」」
石丸「危ない!ひかれるぞ!道路交通法違反だ!」
不二咲「ツッコミどころはいろいろあるけどとりあえずそこじゃないよぉ!」
大和田「馬鹿野郎!こっち来んじゃねぇ!」
戦車「ガタタタタタタ!」
桑田「こっちに気付いてないのか!?し、死ぬぅ!」
ァァァアアアアアアア!?
苗木「おごふぅ!?」ダン!
桑田「苗木が飛んできたぁ!?」
石丸「せ、戦車に激突したぞ!」
ギギギギ、ガチャパカ
戦刃「なに?今の・・・苗木くん!?」
大和田「やっぱり戦車の中身おめぇか!戦刃ぁ!」
苗木「うーん・・・」
戦刃「たいへん・・・!一緒に中へ!」
ズリズリ、ポイッ
戦車「ガタタタタタタ!」
不二咲「い、行っちゃった・・・。何だったんだろう。」
桑田「な、何にしても苗木のおかげで助かったぜ!」
石丸「うむ、危うく死ぬところだったな!しかし苗木はなぜこちらにとんできたのだ?」
大和田「・・・もしかして」
桑田不二咲大和田石丸(超高校級の希望って・・・!)
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
苗木「あれ?日向くんが・・・運ばれてる?どつしたんだろ」
左右田「おい!頼むよ!」
田中「断ると言っている!貴様の奇妙なそれに乗れば!この世界と別世界との均衡が崩れるぞ!」
苗木「・・・」
左右田「お?苗木!ちょうど良かった!ちょっと手伝ってくれよ!」
苗木「え?な、なにかな。」
左右田「新しい乗り物が出来たんだけどさ!こいつが乗ってくれなくて、説得してくれよ!」
苗木「乗り物って・・・このおもちゃみたいなロケット?」
左右田「おもちゃってなんだよおもちゃって!これは簡易型のロケット!一瞬でどこにでも行ける乗り物だぜ!?」
苗木「どこにでも・・・なんかオチが読めるけど・・・」
左右田「オチとか言うな!確かに着地には多少難はあるが到着する分には大丈夫だから!」
田中「ふん・・・着地での危険を知っていながら人にそれを勧めるか、いや知っているからこの俺に頼っているというのが正解か?」
田中「確かにこの俺ならばどんな衝撃にも耐えよう・・・しかしそのためにはこの腕の力を使わざる得ないのでな!」
左右田「ほら、もう意味わかんねぇだろ?」
苗木「ははは・・・」
田中「分からん?分からんだろうな・・・仮染の平和に身を置き本当の世界の闇を知らぬ人間には・・・」
左右田「ごちゃごちゃ言ってねーで乗れっつーの!」
ヤイノヤイノ
苗木「どうしよう・・・これは僕が乗る流れになりそうだな・・・」
罪木「はわあぁぁどいてくださぁい!」ドン!
苗木「うわぁ!?」ドサ!
罪木「ひゃあ!?転びましたぁ!」ドテ!
ポチ
シュゴオォォォ!
苗木「アアアアアアアァァァ・・・!!」
左右田・田中「あ・・・」
罪木「え?え???」
罪木「なんだかよく分かりませんが、日向さんの元へ行かないといけない気がして急いでいるので失礼します!」ダッ!
左右田・田中「・・・」
田中(あれに乗らされる所だったか・・・助かったな・・・。苗木には借りができたか・・・)
左右田(や、やべぇ・・・あれに田中乗せてたらソニアさんにバレて俺まで嫌われるところだったぜ・・・)
左右田(苗木には悪いが、犠牲になってもらって感謝してるぜ・・・)
田中(もしや苗木は・・・)
左右田(超高校級の希望?)
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
江ノ島「なんか最近つまらん」
江ノ島「せっかく絶望的な瞬間になると思える時にそれを逃すことが多い気がする」
江ノ島「そんな訳でイライラする!絶望的に絶望成分が足りない!」
江ノ島「葉隠の占いぃ?あの野郎ぶっ殺す!」
江ノ島「とりあえず残姉でも呼んで遊ぶか・・・」
江ノ島「来い!残姉ぇぇぇ!!!」パチン!
江ノ島「・・・」
江ノ島「・・・?」
ガタタタタタタ・・・
江ノ島「あ・・・」
戦車「ガタタタタタタ!」
江ノ島「あっちょ!轢かれるぅ!」
ガタタタタタタ、ピタッ
ガチャパカ
戦刃「盾子ちゃんよんだ?」
江ノ島「なんでわざわざ戦車で来るんだよ!あとどうせなら轢いてけよ!」
戦刃「?、盾子ちゃんなに怒ってるの?」
江ノ島「ツッコミどころ多いくせにボケきってなくてイライラする!残念すぎるぅ!」
戦刃「それより盾子ちゃん、大変なの、ほら・・・」
苗木「あうぅ・・・」
江ノ島「こら!うちじゃ飼えないっていつも言ってるでしょ!?元の場所に返してきなさい!」
戦刃「でも・・・うぅ・・・」
江ノ島「ジョークなんだから本気にすんなよもぉ!残念すぎぃ!」
江ノ島「んで、なにそれ。」
戦刃「降ってきたの。」
江ノ島「そう、捨てとけ。」
戦刃「怪我してる・・・、手当しなきゃ・・・私の部屋で///へへへ・・・///」
江ノ島「・・・」イラァ
江ノ島「命令、そいつ、殺せ。」
戦刃「えっ」
江ノ島「そいつが死なないと私が絶望不足で死ぬの!マジで!」
江ノ島「超高校級の軍人なら出来るだろ!!ほらほら!」
戦刃「えと・・・えっとぉ・・・」
苗木「ううん・・・ここは・・・?」
戦刃「あ!起きた!」
江ノ島「・・・チッ!」
苗木「あれ?そういえば僕はロケットに乗って・・・」
戦刃「私の部屋に来て///」
苗木「は、はぁ!?」
江ノ島「手当すんだとよ。」
苗木「あ、江ノ島さん・・・」
戦刃「うん、だから部屋に・・・」
苗木(本気で頭痛い・・・、面倒なこともありそうだけど、ここは従っておくべきかな・・・)
苗木「えと、うん。じゃあお願いできるかな。」
戦刃「!」パァ!
江ノ島「ぎゃあああああもう!さっきから流れを遮られまくって絶望的ぃ!」
江ノ島(はっ!?やっと絶望的な気持ちになれた!?)
戦刃(苗木くんと2人っきり・・・///うん、ラッキー///)
江ノ島(こいつはまさか・・・)
戦刃(超高校級の希望!)
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
《数日後》
日向「なんか最近酷いことが続いてる気がする・・・」
九頭竜「よぉ!日向!なにしけた顔してんだよ!」
日向「九頭竜・・・なんか最近ついてなくて・・・」
九頭竜「それは周りの奴らもそんなこと言ってたな。ま!お前が希望を振り前いてくれてるおかげで俺たちは助かってるけどな!」
日向「え?」
辺古山「謙遜するな。お前はまさしく、超高校級の希望だ。」
日向「はぁ?」
狛枝「うんうん!」ニヤニヤ
日向「狛枝、これはなんだ?」
狛枝「さぁ?」
「よぉ!今日も頼りにしてるぜ!」
「超高校級の希望だもんね!」
「俺も未来を諦めんぞ」
日向「な、なんなんだぁ?」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
苗木「な、何のことかな?超高校級の希望って・・・」
舞園「いえいえ!こちらの話です!さ、苗木くん!お昼ご飯たべましょう!」
苗木「う、うん。」
霧切「苗木くん、ちょっといいかしら。」
苗木「え?」
舞園「ダメです。苗木くんはこれから私を食事するんです。」
苗木「“を”じゃないね、“と”だね。そこ大事だよ。」
霧切「少し2人で話したいの。どきなさい枕園さん?」
舞園「まだぼっち飯に慣れてないんですか?誘ってくだされば私もご一緒しますよ?」
霧切「あ?」
舞園「ぁん?」
苗木「待った待った!ストップ!」
苗木「なにか大事な話みたいだし、少し話して戻ってくるよ!その時に3人で食べよ!ね!?」
舞園「苗木くんがそういうなら・・・」
霧切「助かるわ、さぁ。私の部屋に来て・・・///」
舞園「はぁん!?」
苗木「それ部屋じゃないとダメなの!?」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
霧切「・・・ここら辺でいいわね。」
苗木「話っていったい・・・あれ?」
日向「ん?苗木?」
苗木「日向くんも?」
日向「おい霧切。これはどういうことだ?」
霧切「実はここ最近の出来事に思うことがあってね。」
苗木「この、僕達が超高校級の希望とか言われてること?」
霧切「えぇ・・・。実は前に苗木くんをストーキンg、調査していた時に。」
苗木「えぇ・・・」
霧切「神座出流についてあなたたちが会話している時に、狛枝先輩がきたわね?」
日向「そういえば・・・」
霧切「そこで日向先輩は、超高校級の希望になりたいと言った。」
日向「あぁ、確かにな。」
霧切「その後の狛枝先輩を調査していたら、葉隠くんにとある事を依頼していたわ。」
苗木「葉隠くんに?」
霧切「同じこと話すの面倒だから結論から言うわね。2人が超高校級の希望という扱いを受けるように仕向けたのよ。」
日向「はあ??なんだそりゃ。」
霧切「身に覚えはないでしょうけど、周りではカクカクシカジカ・・・」
苗木「そんなことが・・・」
霧切「これはおそらく、超高校級の幸運で、ある程度運命を操れる彼だから出来たこと。この流れは彼が満足するまで終わらないわ。」
苗木「そんなまさか・・・」
日向「しかし、あいつならやりかねないな・・・」
苗木「でも、どうすれば満足してくれるのかな?」
日向「デュエル・・・とか?」
苗木「は?」
日向「なんでもない。」
霧切「それについては手を打っておいたわ。」
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
七海「狛枝くん狛枝くん。」
狛枝「ん?なんだい?」
七海「日向くんがね、超高校級の希望は一人だけだから、狛枝くんと勝負したいってさ。」
狛枝「な、なんだってー!?」
狛枝「超高校級の希望は希望の数だけあるのに!日向くんは分かってないなぁ!」
狛枝「でも僕と勝負したいってことは、僕が勝った場合僕が超高校級の希望・・・」
狛枝「いいね!どんな勝負かな?」
七海「学園長接待勝負・・・らしいよ?」
狛枝「学園長を接待?」
七海「超高校級の才能を見つける人だから、その人に勝敗を決めてもらうのがいいんだってさ。」
狛枝「なるほどね・・・」
狛枝「こんなクズでどうしようもないゴミ同然の僕が、超高校級の相談窓口という希望の象徴と勝負するなんて、烏滸がましいにも程かある、けど・・・」
狛枝「超高校級の希望の座を決めるのなら、負けるわけにはいかないね!」
七海(相変わらず変な人だなぁ・・・)
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
霧切仁「えっと・・・」
苗木「・・・」
日向「・・・」
狛枝「・・・」ニコニコ
霧切仁(なんだこの図は・・・)
霧切仁「それじゃあ、今日はよろしく頼むね。」
狛枝「はい!」
霧切仁(響子から事情は聞いてるが・・・私も狛枝くんは苦手なんだよなぁ・・・)
狛枝「お茶です!」
狛枝「書類です!」
狛枝「宝くじ当ててきました!」
狛枝「学園の敷地で石油を掘り当てました!」
狛枝「学園内で新種の動物を発見しました!」
霧切仁「」
日向・苗木(これ八百長する必要なかったんじゃ・・・)
・
・
・
狛枝「うおぉぉぉぉ!!」
苗木「おめでとう」パチパチ
日向「さすが狛枝だな」パチパチ
狛枝「ありがとう2人とも!こんな糞虫みたいな僕が、こんな素晴らしい栄誉を与えられるなんて!僕はもう死んでもいいよ!」
苗木「何言ってるのさ!これからがいそがしいんだよ?」
日向「真の超高校級の希望になれるため、学園長の元でお手伝いをするんだからな!」
霧切仁「え」
狛枝「うん!これからも頑張らないとね!」
霧切仁「えちょ」
苗木「じゃあ僕らは帰るから。学園長あとよろしくお願いしますね!」
日向「失礼しましたぁ!」
霧切仁「マジかよ」
狛枝「学園長!ではこれからも超高校級の希望になれるよう頑張るので、よろしくお願いします!」
霧切仁「」
その後、2人が超高校級の希望だという噂はなくなりましたとさ
おわり
5キロ太った小泉さんの話
おつ
え?51なん?
54さんが下でいいと仰ってるので下でいきます
山田「苗木誠殿、十神白夜殿を見かけませんでしたかな?」
苗木「見てないよ?どうしたの?」
山田「いやー実はですね、今度十神白夜殿に拙者のおすすめギャルゲーをプレイしていただこうと思いましてね?」
山田「それでこの30個ほどのギャルゲーを持ってきたのですが・・・」
苗木「十神くん、受け取るかな・・・」
山田「そうですぞ!苗木誠も1つ、いや3つ!プレイしてみてはいかがですか?」
苗木「えぇ!?ぼ、僕はいいよ・・・」
山田「遠慮なんて要りませんぞ!拙者はこれらのギャルゲーを観賞用、プレイ用、布教用と3つ持っているので!」
苗木「そういうわけじゃ・・・」
山田「ささ!これなんてどうですかね?これは主人公がごく平凡で少し不幸な少年で・・・」
苗木「ぼ、僕用事があるんだった!十神くん見つかるといいね!じゃあ!」ダッタッタッ
山田「そしてこれが・・・って、あり?苗木誠殿?」
・
・
・
十神「うおおぉぉぉぉ来るなぁぁぁ!!!」ダダダダダ
苗木「はぁ!はぁ!とりあえず自分の部屋に戻ろうかな。」タッタッタッタッ
苗木「んん!?十神くん!?」
十神「なっ!苗木どけぇ!」
苗木「ギャン!?」ゴチン!
十神「ガッ!?」ゴチン!
ジェノ「どぅひョあ!?」ドンガラガッシャーン
苗木「っ・・・」
十神「いったたたた・・・」
苗木「おい苗木!どこを見てあるいている!」
十神「ご、ゴメン!少し焦っててさ・・・」
苗木「ったく・・・、!?、ジェノサイダーは!?」
十神「ここで気を失ってるね・・・」
腐川「ウゥーン・・・」
苗木「やれやれ・・・とりあえず良かったか・・・」
十神「ははは・・・」
苗木「・・・」
十神「・・・」
苗木・十神「「よくないぞ!?」」
苗木「なっ!?何故そこに俺がいる!?」
十神「ぼ!僕が喋ってる!?」
苗木「お、おい待て!こ、これは・・・どういうことだ!?説明しろ苗木!」
十神「これは、まさか・・・!」
十神「入れ替わってる!?」
苗木「お、俺が苗木で・・・!?」
十神「僕が十神くん・・・だと思うよ?」
苗木「・・・!?!!??」
苗木「なんということだ・・・、急いで元に戻らなければ・・・!」
十神「も、もう一回頭ぶつけてみる?」
苗木「この俺の身体に傷をつけるきか!?」
十神「そ、そういう訳じゃなくてさ!また同じ衝撃を与えれば元に戻るんじゃないかなって・・・」
苗木「そんなことは分かっている!もし貴様が誤って鼻をぶつけようものなら!この俺の完璧な顔に傷がつく可能性があるのだ!」
苗木「そんな危険なことできるわけがないだろうが愚民め!」
十神「そうは言っても・・・」
山田「おぉー!探しましたぞ十神白夜殿!んん??苗木誠殿もいるではありませんか!」
十神「や、山田くん・・・」
山田「いやーちょうど良かった!二人にこの山田セレクションギャルゲーを布教しようと参りましたぞ!」
十神「た、大変なんだ山田くん!実は・・・」
苗木「や、やめろ!」
十神「むぐぅ!?」
山田「ん?今山田くんって・・・」
苗木「い、言ったのはお、僕だよ!」
山田「ああそうですよね!で?何が大変なのですか?」
苗木「実はここでこいつらがぶつかってきて、お、僕は足をくじいちゃたんだよ!」
山田「な、なんと!それは大丈夫ですかな!?」
苗木「そんな訳ないだろうぐみっ・・・山田くんめ!」
山田「えっ?あっす、すんません・・・」
苗木「腐川が気を失ってる!早く保健室へ連れてくんだ!」
山田「りょ、了解ですぞ!苗木誠殿は歩けますかな?」
苗木「俺は十神くんに運んでもらうから!急げ!」
山田「は!はいぃ!!」ガバッ!
タッタッタッタッ
十神「・・・なんで隠す必要があるの?」
苗木「そんなことも分からんのか?愚民め。俺たちが入れ替わったことがバレたらどうなるか・・・、この学園の人間を思い出せ。」
『金が欲しいべ』
『プークスクス!』
『それは違うよぉ・・・』ネットリ
十神「・・・うん」
苗木「俺達が入れ替わった事は内密にするぞ。いいな?」
十神「わ、分かったよ・・・」
苗木「特に勘のいい奴らには近づくなよ?」
『エスパーですから』
『探偵を舐めないでくれる?』
『それは違うよぉ』ネットリ(2回目)
十神「わ、分かったけど・・・どうやって元に戻ろうか・・・」
苗木「それは不二咲に依頼する。あいつなら人格を入れ替えるスイッチくらいすぐに作れるだろう。」
十神「あ!確かに!それに彼なら口は硬そうだしね!」
苗木「そういう訳だ。くれぐれもバレるなよ?いいな?」
十神「が、頑張るよ・・・」
・
・
・
苗木「しかしこの体・・・目線も低いし歩幅も狭い・・・。動きにくいったらないな。」
舞園「あっ、苗木くーん!」
苗木「チッ!面倒なのが来たか・・・」
舞園「これからどちらへ?一緒にお茶でもどうでしょう。」
苗木「わ、悪いけど今体調が優れなくて・・・。おr、僕は部屋に戻るよ。」
舞園「体調が!?それは大変!私が看病します!」
苗木「い、いらないから!」
舞園「急いで部屋に戻りましょう!食欲はありますか?熱は?喉は?」
苗木「す!睡眠不足なだけだから!」
舞園「なら私が枕元で子守唄を歌ってあげます!超高校級のアイドルの歌で快眠爆睡ですよ!」
苗木「えぇーい余計なお世話だ!」ダッ!
舞園「キャッ!」
タッタッタッタッ
舞園「苗木くん・・・?」
・
・
・
十神「ちょっとお腹すいた・・・。食堂でなにかつまもう。」
十神「カップ麺とか食べたら十神くんに怒られるかな・・・。何食べよう・・・」
朝日奈「むっ!十神が食堂に来た!」
大神「ほう・・・珍しいな。」
十神「はは・・・こ、こういう日もある。」
朝日奈「・・・?」
十神(うーん・・・出来れば健康的なメニューがいいよなぁ・・・)
朝日奈「まさか十神、今からここでご飯食べるの?」
十神「え?む、そ、そうだが。」
朝日奈「うっそ!?あの十神が庶民の食堂で間食って!」
大神「十神も一人の人間だ。そういうこともあろう。」
十神「そ、そういうことだしょ、庶民め・・・」
朝日奈「えー・・・悪いもの食べたんじゃないの?」
十神「なんも食べてないからお腹が空いてて・・・」
朝日奈「ドーナツ食べる?」
十神「あ、食べっ!・・・い、いいだろう。貰ってやる。」
大神「・・・ほう。」
朝日奈「えええええ!?冗談のつもりだったけど、本当に欲しがるとは思わなかったよ!」
十神「え?冗談?・・・そうか、くだらんことをするな庶民め。」ショボン
大神「・・・!?」
朝日奈「??!!!????、あ、あげるよ!ほら!」
十神「あ!ありがっ・・・。最初からそうしろ。」
十神(あー美味しい)もぐもぐ
朝日奈「な、なんか・・・なんだろう?」
大神「まるで別人だな・・・」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
腐川「うーん・・・。なんで私保健室に?」
腐川「ま、まさかまたあいつが・・・うぅ・・・白夜様に謝りにいかなくては・・・」
・
・
・
不二咲「うーん・・・人格を入れ替えるスイッチか。」
不二咲「出来るとは思うけど・・・、僕一人では1週間・・・いや急げば3日かなぁ・・・」
十神「出来るだけ早くお願い・・・、報酬は十神くんがたくさん出してくれる思うから。あとこのことは秘密にして?」
不二咲「うん、わかった!苗木くんも気をつけてね!」
十神「うん!ありがとう!」
腐川「あっ・・・!白夜様!」
十神「うん?あ・・・腐川さん。」
腐川「すいません白夜様!わ、私またあいつと入れ替わって・・・!」
十神「う、うむ気にするな。入れ替わりはどうしようもない。うん。」
不二咲「・・・ふふっ。」
腐川「え・・・?白夜様・・・ほ、本当に許してくださるんですか?」
十神「え?う、うむ・・・」
腐川「・・・」
十神「・・・」
不二咲(あ、バレたかな?)
腐川「あ、ありがとうございます・・・」
十神「お、おう・・・」
腐川「失礼します・・・」トボトボ
十神「・・・」
不二咲「様子が変だったね。バレちゃったかな?」
十神「バレなかったとしても、絶対に違和感を与えたよね・・・」
不二咲「じゃあ僕は左右田先輩と松田先輩に会ってくるね。」
十神「うん。ありがとう。」
・
・
・
苗木「しかしこの時間に食堂には行きたくない・・・、苗木に俺の部屋を開けさせて、俺の部屋の高級菓子を持ってこよう。」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
苗木「・・・ッチ!苗木めどこへ行った・・・」
腐川「あ・・・」
苗木「・・・」クルッ
スタスタ
腐川「まっ、待ちなさいよぅ・・・」
苗木「・・・なにかな」
腐川「ちょ、ちょっと相談に乗りなさい・・・」
苗木「僕は今忙しいんだけど・・・」
腐川「な、なによ・・・アンタも私なんかに構うくらいなら犬と話した方がマシとか言うのぉ・・・」
苗木「ッチ、なに?」
腐川「びゃ、白夜様のことよぉ・・・」
苗木(俺の?)「お・・・、十神くんがどうかしたの?」
腐川「な、なんだかいつもと反応が違うの・・・」
苗木「どう違う。」
腐川「い、いつもより冷たいって言うか・・・」
十神(いつもより冷たい?今俺の中身は苗木のはずだが・・・あいつに限ってそんなことがあるのか?)
苗木「それは・・・あれだ。普段の行いのせいだな。」
腐川「・・・っ!」
腐川「ど、どうしよぉ・・・」ポロポロ
苗木「!?」ギョ
苗木「ま、まぁなんだ・・・。どう冷たかったんだ?」
腐川「ふ、普段はもっとキツくあしらわれるのに、さっきはそれすらなく会話を終わらせられたわ・・・」
苗木「?、どういうことだ。」
腐川「さ、さっき私、あいつと入れ替わってたでしょう・・・、そ、それを謝りにいったら・・・」
腐川「す、すぐに・・・気にしなくていいって・・・許されて・・・!」
十神(それのどこが冷たいんだ・・・)
腐川「も、もう私とは1秒も関わりたくないのかしら・・・うぅ・・・こ、こんなに・・・好きなのにぃ・・・」メソメソ
苗木「・・・」
苗木「十神くんが、そんな冷たい人間な訳ないだろう。」
腐川「・・・え?」
苗木「十神くんが許したということは、許したということだ。それ以上でも以下でもない。」
苗木「だいたいあの十神くんがそんなことでいちいち怒るわけ無いだろう。」
腐川「う、うぅ・・・」
苗木「それに・・・あれだ。十神くんも、腐川のことをそんなに嫌ってはないんじゃないか、多分・・・。」
腐川「な、苗木・・・」
腐川「・・・なに急に呼び捨てにしてくれてんのよ。」
苗木「っ!?」
腐川「ま、まぁいいわ・・・そうよね、白夜様が私のことを嫌う筈ない、白夜様はそんなに器の小さい男じゃない・・・」
十神(どれだけポジティブなんだ・・・)
苗木「う、うん・・・おr、僕もそうおもうよ。」
腐川「あ、あの・・・」
苗木「?、まだあるのか・・・?」
腐川「あ、あ・・・ありがとね・・・あんたに話して良かったわ・・・」
苗木「・・・」
苗木「気にするな。」
腐川「白夜様・・・!今会いに行きます!」タッタッタッタッ
苗木「・・・」
苗木「苗木の真似も楽じゃないな、まったく。」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
十神「にしても誰にもバレずに行動するのは疲れるな・・・」
十神「そもそも十神くんの態度はちょっと普通じゃないよ、真似するの一番難しいよ絶対。」
十神「はぁ・・・誰かに相談したいな・・・不二咲くんは忙しいだろうし・・・」
十神「相談・・・?そうだ!友達に超高校級の相談窓口がいるじゃないか!日向くんになら・・・」
『それは違うよぉ』ネットリ
十神「・・・いやダメだな。日向くんの周りには1番危険な人がいる。」
十神「彼の超高校級の幸運は侮れない。うかつに近づくのはやめよう。」
十神「僕も超高校級の幸運の筈なんだけどなぁ・・・」
狛枝「だれが超高校級の幸運なの?」
十神「え?だから僕が・・・」
十神「うわああぁぁぁ!!???」
狛枝「やあ十神くん!何してるのかな?」
十神「やあじゃない!急に話しかけないでよ!」
狛枝「ゴメンゴメン!それにしても今日は話し方が少しマイルドだね!」
十神「え?う、コホン・・・な、何の用だ愚民め・・・」
狛枝「特にないけどさ!なんだか希望の光がここら辺に見えた気がして!」
十神「ここにあるのは絶対だけだよ・・・」
狛枝「なんだって!?ってことはその絶望の先にはより大きな希望の光が拝めるってことじゃないか!」
狛枝「十神くん!僕は今日一日君のそばにいるよ!」
十神「えぇ!?」
狛枝「君のそばにいれば、君がその絶望を乗り越える瞬間に立ち会えるかもしれない!」
十神「だ、ダメだ!絶対ダメ!」
狛枝「お願いだよ!大丈夫!絶対変なことはしないから!」
十神「に、逃げなきゃ!」ダッ!
狛枝「あ!ま、待って!」
江ノ島「うおおぉぉぉぉこの辺に絶望の香りがするぞぉぉぉ!!!」ダダダダ
狛枝「うわぁっ!?」ゴチン
江ノ島「ぎゃ!?」ゴチン
狛枝「痛ってぇな!なんだよ!」
江ノ島「うぅ・・・今希望の光を見失う訳には・・・」
狛枝「・・・あ?」
江ノ島「・・・え?」
狛枝「・・・」
江ノ島「・・・」
狛枝・江ノ島「絶望的いぃぃぃ!!!」
>>70
ミス
? 十神「ここにあるのは絶対だけだよ・・・」
〇 十神「ここにあるのは絶望だけだよ・・・」
誤字脱字多くてすみません
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
十神「はぁっ!はぁっ!あれ?追ってこない・・・」
十神「とりあえず良かった・・・」
霧切「なにが良かったのかしら?」
十神「狛枝くんから逃げられて・・・って」
十神「うわぁっ!?」
霧切「狛枝先輩の時よりリアクションが弱いわね。」
十神「ど、どこから!?っていうかいつから!?」
霧切「全てよ。私はいつでも苗木くんをストーキンg・・・調査しているの。」
十神「なんの調査だよ・・・」
霧切「もちろん浮気調査よ。」
十神「誰から浮気を・・・もういいや。え?じゃあ僕のこと分かるの?」
霧切「当然だわ。あなたの身体のほうも心配だから行ったり来たりして大変なんだから。」
十神「やめればいいじゃん・・・」
霧切「十神くんの方を脅してみたら、あなたの下着が3着も手に入ったわ、ほら。」
十神「十神くんなにしてくれてんの!?っていうか返してよ!」
霧切「いいわ。その代わり条件がある。」
霧切「も、元に戻ったら私の部屋に来て・・・///」
十神「えー・・・」
霧切「断るならこれは私のものよ。」
十神「・・・分かったよ行くよ・・・」
霧切「っうし!」
舞園「なら私も行っていいですか?」
十神「うわぁぁぁっ!?」
霧切「でたわね・・・あなたも気付いてたの?」
舞園「ええ、エスパーですから。」
十神「やっぱこの学園おかしいよ・・・」
霧切「ちなみにダメよ。貴方は招待しない。」
舞園「そうですか・・・なら私も十神くんを脅して下着を回収しましょう。」
十神「やめて!?」
腐川「ギギギ・・・何やら白夜様が女二人ともめてらっしゃる・・・」
十神「と、とりあえずこの話は保留で!っじゃあ!」
舞園「あ!待ってください!この話はまだ終わって・・・ん?」
十神「あ、あれ?腐川・・・さん?」
腐川「!?、えと・・・」
十神「ん、コホン。何をしている腐川。」
腐川「あ、あの・・・」
霧切「・・・?」
舞園「霧切さん。この話は一旦保留にして、私達は戻りましょうか。」
霧切「・・・そうね。」
十神「あ・・・2人とも・・・?」
腐川「あ、あの、白夜様!」
十神「お、おう。」
腐川「先程は失礼な態度をとって・・・すいませんでした!」
十神「失礼な態度?」
腐川「わ、わたし・・・白夜様がふ、普段とは少し違う接し方をなさったので・・・その・・・てっきり嫌われてしまったのかと・・・」
苗木(あれ!?嫌うよう接し方したかな!?)
十神「ふん・・・そんなことか。」
十神「このぼk・・・俺がそんなことをいちいち気にするわけが無いだろう。」
腐川「あ、あの・・・白夜様・・・」
十神「なんだ。」
腐川「白夜様は・・・わ、私のことを嫌いになってしまいましたか・・・?」
十神「・・・」
十神「くだらん。」
十神「俺は完璧な男だ。故にくだらないことをいつまでも引きずりはしない。」
十神「何よりそいつが心こらの謝罪を示せば、許さないわけが無い。」
十神「俺は腐川の・・・その、そういうところは嫌いじゃない。」
腐川「・・・!?、びゃ、白夜様!」
苗木(あ、これは少し言い過ぎたかな。まぁいいや。)
十神「だから・・・気にするな。」
腐川「あ・・・あ・・・ありがとうございます!」
十神「ふん・・・俺は自分の部屋に戻る。お前も気をつけろよ。」
腐川「は、はい!」
・
・
・
ピンポーン
苗木「?、誰だ。」
十神「僕だよ。」
苗木「なんだ俺か・・・入れ。」
十神「十神くん・・・僕のパンツなんだけど・・・」
苗木「あ、あぁあれか。霧切に取られたが、まぁ大丈夫だ。今度俺が高級パンツを3着また買ってやるからありがたく思え。」
十神「・・・」
苗木「あー・・・なんだ。」
十神「まぁいいや。十神くんは器の大きな人間だからね。」
苗木「ん?」
十神「多少僕が振りまいた設定も、十神くんなら忠実に守ってくれるよね。」
苗木「!?、お、お前!何をした!?」
十神「いや?本当に大したことはないよ。ただ、今後はもう少し、マイルドになってねってこと!」
苗木「くっ!早く・・・早く元に戻らなければ・・・!」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
不二咲「ここが、こうでこうなって・・・」
左右田「あれがあれで?」
松田「ここでこうなると・・・」
ドドドドド
松田「ん?」
狛枝「うわあぁぁぁん松田くぅん!!!」
松田「ぐはぁ!?」
左右田「な、なんだぁ!?狛枝!?」
江ノ島「あはっ!あははははは!なんて・・・なんて絶望的なんだ!」
江ノ島「でもここにいる3人の希望の力でこの絶望を乗り越えることができる・・・!そこにはより大きな希望の光が!」
不二咲「え?え???江ノ島さん???」
狛枝「松田くん松田くん松田くん!!!大変大変大変!!!」
松田「うるせぇお前からは何故かあのクソブスみてぇなゲロ臭さがプンプンするんだよ。」
狛枝「松田くん私のことが分かるの!?すごいこれってやっぱり愛だね!?」
松田「今すぐ死ね。肉体の方も精神の方も跡形もなく消え失せろ。」
江ノ島「あっはは!肉体の方も消されちゃちょっと僕が困っちゃうかな!」
不二咲「これって・・・あれかな?」
左右田「あれだな・・・」
江ノ島「あはははははさぁ見せてくれ!超高校級の希望の力を!」
狛枝「松田くぅん!ハスハス」
松田「うぜぇ・・・」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
《数日後》
十神「やれやれ・・・やっと元に戻れたか・・・」
苗木「すごく長く感じたよ・・・」
狛枝「いいかい。これから君は2度と僕の視界に映らないでくれ、もっと言うと半径10メートル以内に入らないで欲しい。」
江ノ島「えー?そんな絶望的にめんどくさいこと出来ませんってー!まー私も絶望的に嫌いな希望厨なんかに近づきたくはないですけどー?」
苗木「あっちはあっちでなんかあったみたいだね。」
十神「何にしても不二咲たちには借りを返さなければな。」
苗木「お?ちょっとはマイルドになってるかな?」
十神「何を言っている。俺は愚民共に借りを作らせておくのが嫌なだけだ。」
苗木「あはは!・・・あ、そろそろ僕は行かなくちゃ。」
十神「どこへだ。」
苗木「霧切さんのところ。誰かが僕の下着を渡しちゃったからね。」
十神「ぐっ!そ、それはもう済んだ話だろう!」
苗木「ふふ!冗談だよ!じゃ、いってくるね!」
十神「・・・あぁ。」
腐川「・・・」
十神「・・・」
十神「そんなところで何をしている。」
腐川「!?、あ、え、えと・・・」
腐川「・・・い、一緒にお茶でも・・・」
十神「お前と一緒に?嫌に決まっているだろう。」
腐川「うぅ・・・」
十神「・・・だが」
十神「お前がどうしてもというのなら、お前が入れた茶を飲んでやらんこともない。」
腐川「びゃ、白夜様ぁ!」パァ
十神「ただし俺の視界には入るなよ。あくまで俺は一人で茶を飲む。いいな!」
腐川「は、はい!!」
十神「待て、茶を飲むとは言ったが入れるのはコーヒーで頼むぞ。安物ではないやつだ。」
腐川「は、はいぃ!!」
十神「・・・」
十神「ふっ、やれやれ。苗木のせいで余計な振る舞いをせねばならないとは。面倒なものだ。」
おわり
次
>>82
小泉のカメラ紛失事件
小泉「んー!日曜日!月曜は祝日で連休だし、どこか出かけようかな。」
小泉「とりあえずカメラっと・・・」
小泉「・・・?」
小泉「カメラ・・・カメラ・・・」
小泉「・・・」
小泉「・・・・・・」
小泉「くぁwせdrftgyふじこlp!!!!!」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
『ピンポンパンポーン!カメラが紛失しました。一定の捜査時間のあと、学級裁判を行ないます。』
日向「な、なんだぁ!?」
左右田「なんだこのアナウンス!?」
ソニア「学級裁判?男子が女子に晒されるあれですか?」
終里「つかこの声なんだっけか?」
九頭竜「チッ、カメラ如きでくだらねぇ。」
七海「学級裁判ってことは誰かが盗んだのかな?」
狛枝「・・・」
田中「ふっ!愚かな魔物が真実の射影機を盗まんと働いたようだな。」
弐大「噴!努力せずして結果を得ようなど、このワシが許さァん!!」
罪木「ふえぇ・・・また私が犯人なんでしょうかぁ・・・学級裁判は嫌ですぅ!」
西園寺「カメラって・・・小泉おねぇの!?許さない!」
辺古山「カメラか・・・何の為に・・・」
澪田「そういえば最近某水泳選手がカメラを・・・」
花村「カメラを盗むくらいならハートを盗むべきだよね!」
豚神「泥棒・・・か・・・」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
小泉「ちょ、ちょっと!そこまでしなくていいって!」
江ノ島「えー?なんで?これくらいしないと犯人でてこないじゃん!」
小泉「まだ盗まれたと決まった訳じゃ・・・」
江ノ島「ウププププ!だとしても全員で探させれば見つかるかもしれないよ?カメラの方も!」
小泉「みんな巻き込んだら悪いし・・・」
江ノ島「グダグダうっせぇ!ちゃっちゃと捜査してこいよ先輩!」
小泉「先輩には敬語使いなさい!」
・
・
・
日向「あー気にすんな。大事なカメラなんだろ?」
ソニア「必ずや犯人を見つけてお縄にしちゃいますよ!」
左右田「つってもよりによって日曜日かよ・・・」
小泉「ご、ごめんって言ってるでしょ!」
左右田「ケッ!わりーわりー!」
西園寺「もう左右田おにぃが犯人でいいよ、殺そう?」
左右田「んな簡単に終わらせんなよ!つか死刑確定かよ!」
罪木「と、とりあえずみんなで学園内を探してみましょう?」
辺古山「そうだな。小泉、心当たりはあるか?」
小泉「えっと・・・昨日の時点では確かにあったけど・・・」
九頭竜「昨日・・・土曜は確か校内一斉清掃があったな・・・」
七海「小泉さん、昨日はどこ担当だった?」
小泉「担当っていうか、ちゃんと掃除が行き届いてるかチェックする仕事をしてたわ。」
九頭竜「そうだったな。」
終里「じゃあ全部の部屋じゃねぇか!」
田中「事務室には行ったか小泉よ。あそこには忘れられし魂の墓場がある。」
小泉「一応行ったけど、なにも届いてなかったわ。」
豚神「ならばまだ置かれているか、誰かが持ち帰ったかだな。」
弐大「なぁに!探せばでてくる!とりあえず行動に移すぞ!」
澪田「いやだから水泳選手が・・・」
日向「いやそれは違うぞ!?」
花村「朝日奈さんっていい体してるよねぇ・・・!」
ソニア「私は花村さんが犯人な気がしてきました。」
花村「えぇ!?確かにいろんなもの盗んできたけども!」
九頭竜「女の心、っていうオチはなしな。」
花村「ひ!ひどい!」
澪田「輝々ちゃんはその他の容疑で逮捕されそうっす。」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
日向「学園中探し回ったが・・・」
罪木「見当たりませんね・・・」
小泉「みんなごめん・・・」
九頭竜「お前ら自分のカバン中とか見たのかよ、間違って持ち帰ったとかじゃねぇのか?」
澪田「もし入ってたらすぐ気付くっすよ!水泳選手じゃあるまいに!」
豚神「そのネタはもういい。しかしこれだけ見当たらないとなると、いよいよ怪しくなってきたな。」
左右田「へ?何がだ?」
豚神「誰かが盗んだ・・・ということだ。」
ソニア「そ、そんな・・・!」
『ピンポンパンポーン!学級裁判を始めます。みなさん!教室に集まってください!』
辺古山「・・・時間だ。」
日向「いや従う必要あるのか・・・?」
九頭竜「探して見つかんねぇなら話し合ってみるしかねぇだろ?丁度いいぜ。」
終里「おし!犯人分かったらオレがぼっこにしてやんよ!」
西園寺「もういっそ殺しちゃおう!」
弐大「暴力による解決はいかんのぉ。」
左右田「んなこといったら余計犯人探ししづれェじゃねぇか!」
七海「とりあえず行こう?私眠くなってきちゃった。」
狛枝「ふふ・・・絶望の・・・希望の学級裁判を始めよう!」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
モノクマ「やぁやぁ!よく来たね!」
西園寺「うわ!なにあの悪趣味なヌイグルミは!」
モノクマ「ヌイグルミじゃないよ!僕はモノクマ!」
霧切「気にしないで、江ノ島さんのイタズラだから。」
モノクマ「待って、なんで君いるの。」
霧切「あんなにうるさくアナウンスして、不審に思わな方がおかしいわ。」
モノクマ「そうだけど呼んでねぇよ!?」
七海「丁度いいじゃん。超高校級の探偵がいれば、あっという間に解決だよ、多分。
」
モノクマ「えー・・・」
日向「来てくれたのはありがたいんだけどさ、そんな大したことしないぞ?」
モノクマ「するんだなーそれが!ウププププ!」
左右田「は、はぁ!?なんだよそれって!」
モノクマ「これなーんだ!」ヒョイ
小泉「そ、それ私のカメラ!?」
モノクマ「ピンポーン!正解です!」
モノクマ「これは僕がとある場所からとってきたもの。当然、そこにどういう経緯で置かれたかも知ってるよ?」
九頭竜「おい、あれ取り返しゃ解決じゃねぇか。ペコ。」
辺古山「はい!」ザッ!
モノクマ「おっと!妙な真似をするとこのカメラ、落として壊しちゃうかもよ?」
日向「な!?」
モノクマ「君たちにはこれから、このカメラがあった場所とその経緯を推理して当ててもらいます!」
モノクマ「もし正解した場合は、カメラを返却、そして紛失した原因となった人物にお仕置きをします!」
花村「お、お仕置き!?」
モノクマ「多分君が期待してるものではないよ。」
弐大「何をするつもりじゃあ!」
モノクマ「ウププププ!君たちのプライベートな恥ずかしーい写真を学園中、いや君達の実家や近隣までばらまいちゃうぞ!」
花村「いやあぁぁん///」
モノクマ「喜んでじゃねぇよ!」
花村「でも実家はキツイな・・・」
モノクマ「でしょ?」
澪田「そんな写真撮られてたんすか!?気付かなかった!」
左右田「は、ハッタリに決まってんだろ!」
モノクマ「言うと思ったよ。じゃあ左右田くんには特別に見せてあげよう!」
モノクマ「はいこれ!」
『ラジコンカメラを女湯に走らせる左右田の写真』
左右田「ぎにゃあぁぁぁぁ!!!???」
豚神「な、何が写ってたというんだ!?」
左右田「だ、ダメだ!これは見せられない!」
モノクマ「ウププププ、こんなの序の口だよ!」
九頭竜「関係ねぇな!犯人じゃなきゃバラされる心配はねぇ!」
モノクマ「ちなみに、犯人が無自覚にカメラを見つけられなくなってしまったとしても、それはギルティ!お仕置きだよ!」
九頭竜「・・・」
田中「悪意なき罪も、また罪か・・・」
罪木「そんな・・・」
モノクマ「そしてもし推理を間違えた場合は、このカメラを破壊!そして犯人以外の恥ずかしい写真をバラまきます!」
狛枝「ふむふむ・・・」
七海「・・・」
霧切「・・・」
モノクマ「初めに言っておくと、霧切さんの恥ずかしい写真もあるからね!」
霧切「そう・・・」
モノクマ「苗木君のも。」
霧切「そう!」
日向「えー・・・」
終里「なぁ、本当にこの中に犯人はいるんだな?」
モノクマ「もちろん!霧切さんはイレギュラーだけど、この中にいるよ!」
ソニア「では、誰かが恥ずかしい写真を晒されるのは避けられないのですね・・・」
小泉「まずい・・・」
田中「むぅ・・・、だがこの場合小泉が最も疑わしくなるではないか・・・」
小泉「な、なんでよ!」
田中「自分で手放したものを、失って初めて気付く愚かな人間よ・・・」
日向「田中が言いたいのは、小泉がどこかに置き忘れただけの可能性が高いってことだよな?」
小泉「そんなことない!」
霧切「それは順番に話し合いましょう。」
モノクマ「そうそう!そのための学級裁判なんだからね!」
モノクマ「それでは・・・学級裁判を」
石丸「ここかね!放送室でふざけていた生徒がいるのは!」ガラッ!
モノクマ「・・・」
石丸「む!先輩達の教室ではないですか!ここで何をしているのですかね!?」
モノクマ「戦刃さん、回収。」
戦刃「・・・」ザッ!
石丸「むぐぅ!?」
戦刃「・・・」シュタタタ
全員「・・・」
モノクマ「とんだ邪魔が入ったね!それでは!」
『学 級 裁 判』
『開廷!!』
日向「まずは昨日の時点でカメラがどこにあったかを確認しよう。」
小泉「えっと・・・あんまり覚えてないんだけど・・・」
九頭竜「大事なもんなのに覚えてねぇってどういうことだよ。」
小泉「だ、だって!昨日は一日中忙しかったし!」
七海「まぁまぁ、最後にカメラを使ったのはいつ?」
小泉「確か・・・昨日の朝にカメラのチェックして・・・そのあと教室に持って行って・・・」
ソニア「小泉さんっていつもカメラを持ち歩いてますよね?」
小泉「うん。それで、昨日は掃除の報告係だったから、ほぼ全部の教室を回ってたんだけど・・・」
日向「途中でどこかの教室に置き忘れたってことか・・・」
小泉「多分・・・」
ソニア「報告をするときにカメラは使わなかったのですか?」
小泉「報告はボードにチェックを入れて提出するだけだし、写真撮ってたら私だけ遊んでるみたいでダメかなって思ってさ。」
狛枝「なるほどね・・・小泉さんは普段首にカメラをかけてるけど、みんなが見た小泉さんはどうだった?」
左右田「うーん・・・分かんねぇ」
終里「つけてたようなつけてなかったような・・・」
九頭竜「ま、全員掃除で忙しかったしな、そこまで見てねぇだろ。」
豚神「それにどこかで置き忘れただけなら、先ほどの搜索で見つかるはずだ。」
罪木「では、誰かが掃除をしてる時に片付けてしまったということでしょうか・・・」
澪田「ん?掃除のチェックって、みんなが掃除をし終わった後にするもんなんじゃないんすか?」
小泉「そうだけど、終わってから回ってたら時間が余るから、重要度の低い教室から順に、早めに回ってたのよ。」
花村「なるほどねー、だから僕のいた厨房はチェックが遅かったのかな?」
狛枝「厨房の清潔は大事だからね!」
七海「どういう順番で回ったの?」
小泉「えっと・・・図書室、情報処理室、植物庭園、音楽室、美術室、物理室、保健室、体育館、私達の教室、厨房・・・だったかな?」
日向「ならそれぞれの部屋の担当を確認していこう!」
豚神「まずは図書室だが・・・俺と辺古山だな。」
九頭竜「ペコ、なんか見たりしなかったのか?」
辺古山「すいません・・・特になにも・・・っ!?」
豚神「・・・」
日向「・・・?」
辺古山・豚神(そういえばあの時・・・)
===================
小泉『本の整理オッケー!それじゃあ後は適当にホコリとって終わりにしていいよ!』
辺古山『ふむ・・・』
豚神『図書室は楽でいいな』
辺古山『ここら辺のガラクタはなんだ?』
豚神『ああ、それは使わなくなった電子機器らしい。粗大ゴミのところに出しておいてくれ。』
辺古山『分かった。よっと・・・』ガシャン
===================
豚神(これはもしや・・・)
辺古山(私のせいになるのか?)
豚神(もしあの中にカメラがあったら・・・指示を出した俺のせい?)
辺古山(カメラと気付かずにガラクタ扱いしてしまった私か・・・?)
辺古山・豚神「・・・なにも見てないな」
日向「そっか・・・じゃあ次は?」
七海「情報処理室、私だね?」
七海「んー・・・私も特に何も。そもそも情報処理室は機械が多いから分からないよ。」
日向「そうだよなぁ・・・」
七海「・・・ん?」
===================
七海『ふんふふーん』
小泉『あれ、千秋ちゃん何してるの?』
七海『ゲームだよ?古いけどまだ動きそうだったし。』
小泉『ゲームだよって・・・。片付けは終わった?』
七海『うん。こっちが粗大ゴミで、こっちが燃えるゴミ。』
小泉『分かった、捨てる機械のチェックさせて。よいしょっと・・・』
小泉『フムフム・・・。オッケー!それじゃあこの台車使って捨てといてね!』
七海『はーい。』
七海『ん?これってさっきまであったっけ?』
七海『まぁいいや。粗大ゴミみたいだし捨ててきちゃお。』
===================
七海「・・・」
左右田「ん?どうしたんだよ七海。」
七海「え?なんでもないよ?」
日向「うん・・・じゃあ次。」
田中「植物庭園・・・俺とソニアだ・・・」
ソニア「はい!」
左右田「ちょっと待て!お、お前ソニアさんと掃除してたのか!?」
ソニア「んー私は特に見てませんが・・・」
田中「目に映るものだけが真実とは限らないが・・・この邪眼にもそれは捉えられなかった・・・」
左右田「無視!?」
西園寺「左右田おにぃうっさい!」
狛枝「植物庭園といえば飼育小屋があったね?」
ソニア「はい!とっても可愛いニワトリさんたちがいました!」
田中「植物庭園は広いが普段から手入れが届いている。無論俺もその一人だ。」
狛枝「もし何かあればすぐに気付くってことだね?」
田中「ふっ・・・当然だ。」
小泉「そもそも、植物庭園には機械類がないわ?」
日向「となるとここは有り得ないか?」
ソニア(そういえば・・・)
田中(あの時・・・)
===================
小泉『ここら辺は問題なさそうね。』
ソニア『はい!あとはこの新しい土を撒いていくだけです!』
小泉『えっと小屋の方は・・・』ガチャ
田中『まっ!迂闊に開けるな!』
ニワトリ『コケーッ!』バサバサ
小泉『うわわわっ!?』ドテ
ソニア『大丈夫ですか!?』
小泉『いてて、大丈夫大丈夫。』
田中『戻るがいい・・・愚鈍なる駄獣よ・・・』
ニワトリ『コケッ!』
小泉『羽根が・・・私片付けておくね。』
ソニア『そんな、気にしないでください!』
小泉『いやいや!私が悪いし!すぐに終わらせるね!』
田中『箒はそこだ・・・荷物はこちらに置いておけ。』
・
・
・
ソニア『ありがとうございます!』
小泉『いいのよ私の責任だし。じゃ、後よろしくね!』
ソニア『がってん承知のすけです!』
ソニア『ではこの一輪車に土を入れて・・・』
ドサドサドサゴト
ソニア『うん?』
田中『では俺が運んでおく、ソニアは先に戻っていろ・・・』
ソニア『え?あ、ありがとうございます!』
田中『あぁ・・・///』
田中『ここら辺に撒くか・・・』
ドサドサドサゴトドサドサドサ
田中『ん?今なにか入っていたか?』
田中『気のせいか・・・』
===================
ソニア(まさかあの土の中に・・・)
田中(埋めてしまった可能性が・・・)
日向「じゃあ次は?」
澪田「はいはーい!唯吹の音楽室っすー!」
狛枝「澪田さんだけ?」
西園寺「私もー!」
左右田「こいつらでまともに掃除出来てたのかぁ?」
西園寺「はぁ?存在自体がゴミの左右田おにぃを片付けるのと同じくらいちょろいけど?」
左右田「ゴミっていうなよ!」
澪田「ずばり!掃除は出来てなかったっす!」
小泉「私手伝ったもんね・・・」
日向「おいおい・・・」
西園寺「こいつが楽器で遊びはじめるからー!」
澪田「日寄子ちゃんもノリノリだったじゃないっすかー!」
九頭竜「んこたいいんだよ。んで?覚えはあんのか?」
澪田「えっとー・・・」
西園寺「・・・」
===================
小泉『ふぅ・・・やっと掃除終わった!』
澪田『ふぃーやりきったっすね!』
西園寺『疲れたー!』
小泉『もう!2人ともしっかりしてよね!』
澪田『ペロリン!』
西園寺『はぁーい・・・』
小泉『それじゃ私残りの教室行かなきゃいけないから、小道具とかダンボールにしまって奥にしまっておいてね?』
澪田『了解っす!』
西園寺『ポイポイポイーっと!』
澪田『そんなテキトーでいいんすか?』
西園寺『いいのいいの!澪田おねぇがバラバラにしたんじゃん!』
澪田『たっはー!そうだったっすねー!ポイポイポイー!』
西園寺『そんじゃたなの奥にドーン!』
澪田『ドーン!よっしゃ終わりっすー!』
西園寺『帰ろ帰ろー!』
===================
澪田「あちゃー・・・」
西園寺「・・・」
日向「なにがあちゃーなんだ?」
澪田「い!?いやややややなんでもないっすよー!フィ~スィ~」
日向「口笛吹けてないぞ。」
西園寺「はい次!次は!?」
九頭竜「なに焦ってやがる。美術室は俺だ。」
九頭竜「つっても何もねぇよ。誓ってもいいぜ。」
小泉「美術室は床の掃き掃除とホコリ取りくらいだし・・・、何かを置き忘れることもないと思うんだけどな・・・」
九頭竜「そうだな・・・」
===================
小泉『よし、OK。あんたにしてはサボってなかったようね。』
九頭竜『はっ!これくらい朝飯前だっつーの。』
小泉『あれ?美術品の数が合わない・・・』
九頭竜『お、このバットの石膏じゃねぇか?』ブン
小泉『きゃあぁぁ!?』ドンガラガッシャーン!
九頭竜『んな!?なにそんなに驚いてんだよ!?』
小泉『なんだかバット見ると恐ろしくて・・・じゃなくて、危ないじゃない!』
九頭竜『す、すまねぇ・・・って!後ろの模型壊してるぞ!?』
小泉『し、しまった・・・!』
九頭竜『あ、これ俺のだ・・・』
小泉『な、何よもう!あんたが悪いんだからね!片付けときなさい!』スタスタ
九頭竜『なっ!?チッ!クソが!全部ゴミ箱ぶち込んでやる!』ドサァ!
===================
九頭竜「うん・・・なんもねぇ・・・なんもねぇ・・・」
小泉「うーん強いて言えば私が九頭竜の模型壊しちゃったくらいかしら・・・」
辺古山「なに!?」
九頭竜「大したことねぇから!問題ねぇよ!次!」
日向「次は、物理室か。」
狛枝「僕だよ。」
左右田「お前地味に怪しいよな。」
狛枝「酷いなぁ!じゃあ小泉さんが来てからのことをありのまま話すよ!」
===================
小泉『薬品の在庫・・・よし!』
狛枝『ふふふ・・・これは常温で気化する毒薬・・・』
小泉『・・・何してんのあんた・・・』
狛枝『あはは!薬について改めて知ってみるのも面白いなぁって思って!』
小泉『・・・もういいかしら?』
狛枝『気化した毒ガスは空気より重いんだってさ!火事の中とかだと煙を避けるために姿勢を低くしがちだけど、この毒薬がばらまかれたら大変だね!』
小泉『う・・・』
狛枝『おっとごめんよ!話しすぎたね!でもちょっと手伝って欲しいことがあるんだ!』
小泉『・・・なによ。』
狛枝『この消火弾を箱詰めしなきゃいけないんだけど・・・』
小泉『一人でやってよ。』
狛枝『頼むよ!こんなクズでヘタレな僕が小泉さんなお願いするなんておこがましとは思うけど、今僕には時間が足りないんだ!』
小泉『このあと予定でもあるの?』
狛枝『そうそう!人に会う予定があるんだ!』
小泉『はぁ、しょうがないわね・・・』
・
・
・
狛枝『ありがとう小泉さん!おかげで間に合いそうだよ!』
小泉『はいはい・・・』
狛枝『それじゃ僕はこの消火弾を他教室に運んでおくね!』
===================
狛枝「こんな感じかな?」
西園寺「狛枝おにぃ気持ちわる!」
日向「狛枝お前なぁ・・・」
罪木「ていうか・・・もしかして・・・」
弐大「その箱詰め作業中になくしたんじゃないんか?」
狛枝「あはは!ありえるかもね!」
左右田「おいこら!笑えねぇよ!」
日向「小泉、その可能性はあるか?」
小泉「う・・・あるかも・・・。早く終わらせたかったし・・・」
終里「だとしたらその消火弾が入った箱の中にあんじゃねぇか。」
豚神「しかしその箱がどの教室に運ばれたか・・・」
モノクマ「ちなみに!犯人を当ててもカメラがあった場所を当てられなかった場合はクロの勝ちとなりますー!」
九頭竜「狛枝テメェ!」
狛枝「そんなぁ!悪気があったわけではないよ!」
七海「そもそも狛枝くんが犯人と決まったわけじゃないよ。」
日向「確かにな・・・とりあえず次の話も聞いてみよう。」
罪木「わ、私です・・・保健室です。」
西園寺「正直に言えよ!」
罪木「はいぃ!えっとぉ!えっとぉ・・・」
======================
罪木『それでこれがですね・・・頭痛生理痛にきく薬で・・・こっちが精力剤で・・・』
小泉『そ、そういうのは大丈夫だから・・・とりあえず在庫のチェックさせて。』
小泉『うん!薬の数も医療機器の数も合ってる。ホコリもないし。OKだね!』
罪木『あ、ありがとうございます!えへへ・・・よかったらこの薬使っていきます?これなんか飲むと気持ちよくなれて・・・』
小泉『い、いいわよそれは・・・ていうかその薬大丈夫なの!?』
罪木『これなんかは常用すると少しずつ胸が大きくなる薬で・・・』
小泉『いやだから・・・ってえ!?』
小泉『そ、そんな薬あるの!?』
罪木『はいぃ!し、試験的に入荷したもので数は少ないし効果も確実ではありませんが・・・』
小泉『・・・』
小泉『ひ、ひとつだけもらえるかしら・・・?』
罪木『え?あ、はい!どうぞ!』
小泉『ゴクン・・・。・・・?』
罪木『ちなみに副作用で多少意識が弱くなると・・・あ。』
小泉『う~ん・・・』バタン!
罪木『ひゃあ!?小泉さん!?大丈夫ですか!?』
小泉『・・・うん?大丈夫大丈夫・・・』
罪木『す、すいませぇん!私がちゃんと正しく説明して処方しておけば!』
小泉『大丈夫よ。ちょっと立ち眩みしたらけらから・・・?』
罪木『ろ、呂律が回ってませんが!?』
小泉『大丈夫大丈夫!たまたまよたまたま!』
小泉『それじゃあ私戻るね!』
罪木『はい・・・って、ゴミ袋持ってってますよぉ!?』
小泉『あ、あははごめんごめん!はいこれ。捨てといてね!』
罪木『は、はいぃ・・・』
======================
罪木「こんな感じですぅ・・・」
小泉「そういえばその時から記憶があやふやなような・・・」
西園寺「小泉おねぇがカメラのこと覚えてないのってお前のせいじゃんか!」
罪木「す、すいませぇん!」
豚神「しかも小泉が持ち帰りかけたゴミ袋に、誤ってカメラを入れてしまったとしたら・・・」
罪木「ひいぃ!?」
小泉「ま、まだ分からないよ!?それにほら!薬飲んだのは蜜柑ちゃんのせいじゃないし!」
ソニア「なぜそのような薬を飲もうと思ったのですか?」
田中「触れるな・・・そこは禁忌の領域だ・・・」
小泉「ぐっ・・・///」
左右田「けけけ!しかも変わってねぇしな!」
西園寺「やっぱり左右田おにぃは死刑だね。」
七海「まぁまぁ。次は?」
弐大「ワシと終里の体育館じゃな!」
終里「正直オレはさっぱり覚えてねぇぞ?」
弐大「うーむ・・・」
小泉「私が行ったときなんか喧嘩してたような・・・」
弐大「応!掃除が終わって時間が残ったもんで!修行しとったんじゃあ!」
終里「そうだったな!それで散らかしたから掃除し直したんだった!」
日向「お前らほんと脳筋だな・・・」
小泉「私はそれを手伝って・・・」
狛枝「そこで無くした可能性は?」
小泉「あるけど・・・そしたらさっきの搜索で見つかるんじゃない?」
日向「体育館搜索してたの誰だ?」
弐大「それもワシと終里じゃな!」
九頭竜「ちゃんと探したんだろうな。」
弐大「もちろんじゃあ!」
終里「多分な!」
九頭竜「こいつらダメだろ!」
辺古山「立て続けに怪しいのが増えたな。」
花村「狛枝くんに罪木さん、弐大くんに終里さんか・・・」
左右田「ケッ!みんながみんな。掃除後の状況を正しく伝えているかは分からないけどな!」
西園寺「あ?」
狛枝「何を言っているんだ左右田くん!みんなは希望の象徴なんだよ!?全てを伝えてないなんてことはあっても、嘘はつくはずないよ!ねぇみんな!」
ソニア「え?は、はい・・・」
田中「む・・・」
豚神「・・・」
辺古山「そ、そうだな。」
七海「・・・」
澪田「あははー・・・」
九頭竜「・・・何がいいてぇんだよ左右田。」
左右田「あん?分かんだろ?」
日向「やめろお前ら!とりあえず話を進めるぞ!」
日向「次は俺らだ!」
左右田「ありえねぇな!断じて!」
日向「もう一回振り返るんだよ!」
======================
小泉『黒板汚い!それにここホコリ残ってる!』
日向『そこまで細かくしなくても・・・』
小泉『みんなが一番使う部屋なんだから細かいくらいじゃないとダメでしょ!?』
左右田『黒板なんてどうせすぐ汚くなるんだからいいじゃねーか!』
小泉『いい機会なんだから、徹底的にやるのよ!ほら、私も手伝うから!』
日向『悪いな。』
左右田『だーるい・・・』
・
・
・
左右田『おわり!終わりな!帰ろうぜ!』
小泉『待ちなさい!』
左右田『んなんだよもう!』
小泉『最後にこの古くなった机と椅子を新しいのと取り替えてくるの。倉庫にね!』
日向『えぇ!?』
左右田『ダルすぎんだろ!?』
小泉『つべこべ言わない!少しだけなんだから、力のある男子がやんないとね!』
日向『しょーがない・・・』
左右田『パッとやってパッと帰ろうぜ!んで後でゲーセンな!』
日向『おう。』
日向『よいしょっと・・・』
日向(うん?机の中に何か・・・まぁいいか。)
左右田(机の中にゴミ入れてんのか?重てぇな・・・)
======================
日向「こ、こんな感じだ・・・な。」
左右田「お、おう!」
西園寺「あれれー?2人ともなにどもってんのかなー?」
日向「ど、どもってなんかないぞ!?」
左右田「な、なんも怪しいところなんてなかっただろ!」
豚神「確かにな・・・」
小泉「うーん・・・。でもあるとしたら教室なんだけどなぁ・・・」
狛枝「机の中に入れっぱなしでそのまま
左右田「だー!うっせうっせ!次いくぞ次!」
花村「最後は僕が掃除してた厨房だけど・・・」
終里「つかさ、なんで花村は厨房なんて掃除してたんだ?」
澪田「しかも一人で?」
花村「いや、ホントは生徒の管轄ではないんだけど、僕自身良く使うから学園の料理人さん達に混ぜてもらってたんだよ。」
七海「ねぇ、そしたら仮にカメラを無くしたのが厨房だったとして、犯人が花村くんであるとは限らなくなるんじゃないかな?」
モノクマ「いえ!間違いなくこの中に犯人がいます!」
辺古山「とりあえず話してみてくれ・・・」
花村「話すことなんてないよ!だって小泉さん来てもすぐ帰っちゃったし!」
小泉「それはあんたが下品なこというからでしょ!?」
花村「下品じゃないよー。みんなが喜んでくれるようなリップサービスを・・・」
花村「・・・リップサービスを・・・?」
======================
小泉『皿の数・・・OK。箸、フォーク・・・えーとスプーン・・・』
花村『大変そうだねぇ小泉さん。』
小泉『ちょっと話しかけないで!数分かんなくなるでしょ!』
花村『真面目だなぁ。それはこっちでちゃんと数えたってば。』
小泉『もう一度よもう一度!』
花村『硬くていいのは男の象徴だけさ!』
小泉『・・・』
花村『僕が揉んで柔らかくしてあげるよ!柔らかいところもね!』
小泉『もうあんたあっちいってて。気持ち悪い。』
花村『つれないなぁ。』
・
・
・
花村『お、お疲れ様!僕が疲れを癒して・・・』
小泉『じゃ』スタスタ
花村『あ、行っちゃった。』
料理人『花村くんもういいのかな?』
花村『ん?ああもうそこら辺の全部仕舞っちゃって。』
料理人『全部?この辺のも?』
花村『そう全部だよ!』
======================
花村「・・・うん。」
ソニア「しかし分かりませんね。結局誰が何処へやったのか・・・」
豚神「一つ聞きたい。」
モノクマ「はい何でしょう!」
豚神「人に片付けさせた、というのはクロになるのか?」
モノクマ「うーんそうだねー。見落としの重大さによってはクロになります!」
花村「はわわわ・・・」
豚神「そうか・・・」
七海「ねぇ、もう一度同じ作業をしてみるってのはどうかな。」
日向「え?」
七海「ほら、その時の動作を再現したらどこで何をしたか思い出すことってあるでしょ?」
左右田「おいおいまた掃除すんのか?」
九頭竜「掃除までしなくても、シチュエーションの再現でいいだろ。小泉もそれで何が思い出すかもしんねぇしな。」
罪木「も、モノクマさん・・・」
モノクマ「・・・えー。捜査時間設けたじゃん!」
霧切「あなた自分のアナウンスは覚えているかしら?」
モノクマ「いたんだ。」
日向「喋らないから忘れてた。」
霧切「コホン。一定の捜査時間のあと、学級裁判を行う。」
霧切「あなたがカメラを持っていることを知らない彼らが、誰のせいでなくなったかを捜査するとでも?」
モノクマ「学級裁判って言ったけど?」
霧切「あなたが一方的に説明不十分のまま伝えた学級裁判という言葉。全員が同じ解釈をしたとは限らないわ。」
西園寺「ププー!確かに私何のことだか分かんなかったよー!」
豚神「・・・俺もだ。」
花村「僕も!」
辺古山「私もだ。」
澪田「唯吹もっす!」
罪木「え、えへへ・・・私もです・・・」
弐大「ワシもじゃあ!」
田中「同じく・・・」
狛枝「ん、僕もだよ。」
七海「うん、私も。」
ソニア「私もです!」
九頭竜「ふん、俺もだ。」
終里「オレもオレも!」
左右田「へへ!おーれも!」
日向「・・・俺もだ!」
小泉「・・・みんな・・・」
小泉「うん。私もよ!」
霧切「満場一致ね。」
モノクマ「ぐぬぬ~!ここぞってときに団結しやがって!言い訳ばっかりできるようになって!これだからゆとりは!」
モノクマ「しょうがないから!今回だけね!次はないからね!」
霧切「それはこちらのセリフよ。江ノ島盾子。」
モノクマ「はぁ?だーれそれ?」
狛枝「あーイライラする。」
更新遅くてごめんね
犯人>>113
左右田
日向「てなわけでまず教室に来たが・・・」
小泉「なにも朝のホームルームから始めなくても・・・」
霧切「こういうのは徹底的によ。」
田中「ならば席に着くぞ、教師は誰だ。」
霧切「私がやるわ。」
・
・
・
九頭竜「適当だな。」
弐大「まぁよい!次はどこへ行けばいいんじゃ!?」
小泉「・・・」
辺古山「最初は図書室だったな。」
左右田「そういや俺らが掃除してる間小泉は何してたんだ?」
小泉「・・・そうだ。新しい備品を運ぶために、倉庫と学園を往復してたんだ・・・」
狛枝「へぇ!それは大変だったね!」
小泉「だから荷物とかは全部ここに置いたんだった・・・」
日向・左右田「・・・え?」
七海「じゃあカメラもここに置いたんだね?」
小泉「多分・・・いや絶対にそう!」
花村「どこに置いたの?」
小泉「・・・机の中!机の中だわ!」
澪田「っつぁー!あんだけ前ふりしてすんげーあっさり解決っすか!」
豚神「全く人騒がせな。これだから愚民は。」
小泉「ご、ごめんね。」
ソニア「待ってください!まだ解決はしてませんよ!」
九頭竜「あ?なんでだよ。小泉が置き忘れた、で解決じゃねぇか。」
田中「だとしたら事務室に送られるか、先ほどの捜索で見つかるはずだ・・・」
日向「な、なぁモノクマ。」
モノクマ「はいなんでしょう!」
日向「俺達が捜索している間に、既にお前がカメラを回収していたってことはあるか?」
モノクマ「うーん、そうだね。回収はしていたけど、君達が探しているところにはカメラは無かったから安心して!」
左右田「安心できるか!」
辺古山「となると教室掃除の時にどこかへ・・・」
モノクマ「もういい?じゃここから先は学級裁判で推理してもらいます!」
・
・
・
日向「・・・」ダラダラ
左右田「・・・」ダラダラ
西園寺「なんかもう犯人絞られてるじゃん!」
七海「でもまだどっちが犯人かは分からないよ。」
花村「というかどういう経緯で机の中のカメラが無くなったのかも分からないよ。」
豚神「古くなった机を片付けた時だろうな。」
終里「分かったぜ!中身にカメラが入ってることに気付かず捨てたってことは、犯人は左右田だな!?」
左右田「なんでだよおかしいだろその既に!」
澪田「でも和一ちゃんなら気付かなそうっす!」
西園寺「ぷぷー!左右田おにぃアホだもんねー!」
左右田「俺とは限らないだろ!?日向かも知んねぇだろ!」
日向「ギク!」
九頭竜「確かに日向は入ってるのに気付いてもそのまま捨ててそうだな。」
罪木「そ、そもそも本当に机ごと捨てられてしまったんでしょうか・・・」
弐大「しかしそれ以外にカメラが無くなる可能性はあるかのぅ。」
霧切「カメラが机ごと捨てられてしまったというのは間違いないでしょうね。」
狛枝「なんでそう思うんだい?」
霧切「さっき教室に集まったとき、みんなそれぞれ自分の席に着いたわよね?」
狛枝「そうだね。」
霧切「小泉さんが着いていた席の机、どう見ても新品だっだの。」
小泉「そういえば・・・」
花村「でも、掃除する時に順番がばらけただけかもよ?」
七海「それは違うんじゃないかな?」
花村「え?」
七海「私、机にカバンかけてたんだけど、教室に戻ったときちゃんと自分の席に残ってたよ?」
七海「他にもそういう人いたんじゃないかな?」
ソニア「そういえばそうでした!」
罪木「私もそうだったような気が・・・」
七海「日向くんか左右田くん。小泉さんの机にかばんは掛かってなかった?」
日向「どうだったかな・・・」
左右田「あーいや?かかってたんじゃないか?」
小泉「私も掛っぱなしだったと思う。」
七海「じゃあ、机を捨てる時にその机にカバンがかかってたら?」
日向「机を片付けたのは掃除の後で机も並べた後だからな、カバンを床に置いて席が分かるようにしてたぜ。」
七海「捨てる机と残す机は誰が決めたの?」
小泉「それは私。私が木とか鉄とかのチェックして、古くなってるのにシールを貼ったの。」
七海「自分のに貼ったどうかは覚えてる?」
小泉「それは・・・微妙かも。」
澪田「どうなんすか和一ちゃん!?」
左右田「俺に聞くなよ!確か貼ってたと思うぜ?」
日向「・・・へー。」
七海「じゃ最後ね。掃除をするとき、机の順番は変えたりしなかった?」
日向「それはないな。変えるような掃除の仕方もしてないし、ちゃんと順番を意識して並べた!」
罪木「じゃあ、小泉さんの机が捨てられたのは間違いないんですね・・・」
西園寺「さっきからそう言ってんだろゲロブタ!」
罪木「ふえぇすいませぇんもう黙ってますぅ!」
終里「あぁ!?結局どっちなんだよ!」
霧切「ほぼ答えは出ているわ。」
日向「・・・あぁ。」
弐大「な!?本当か!?」
霧切「でもまだ確信には到れていない。」
狛枝「ふふふ!小泉さん、シールを貼った机は全部でいくつ?」
小泉「え?ああそれはチェック項目にあったから覚えてるわ。確か全部で6つね。誰の机かは分からないけど。」
日向「・・・・・・」
日向「・・・左右田。」
左右田「・・・あ、ああ?」
日向「・・・俺は思い出したぞ。誰の机を運んだか。」
左右田「!?」
日向「俺が運んだ机は、澪田、終里、弐大だ。」
日向「そして6つの机は、2人で3つずつ運んだよな・・・」
左右田「ま、待て!お前がその3人の机を運んだって証拠はあんのかよ!」
日向「澪田の机、落書きだらけだったよな。」
澪田「ゲゲ!?なんでバレてんすか!?」
日向「そこには楽譜とか歌詞が机に掘られてた少しだけなら覚えてるぞ。確か『君にも届け』だったか。」
澪田「ピンポーン!当たりっすー!」
日向「終里の机は、手前が噛み跡だらけだったな。あれは授業中、腹が減ったときにやってたやつだろ?」
終里「しょうがねぇだろ?腹減ってんだし。」
九頭竜「お前それ汚ぇよ!」
日向「今思うと終里の机の中に入ってた何かは、こっそり食ったりしてた菓子パンの袋とかだったかもな。」
終里「そういやゴミとか机の中に入れっぱなしだったぜ。」
九頭竜「だから汚ぇって!」
日向「そして弐大。お前の体重で机の足がひしゃげてた。」
弐大「応!授業に集中すると前のめりになるからのう!いつの間にか机が低くなっとんたんじゃ!」
日向「これで証言も揃った。俺が運んだ机のな。」
左右田「あ・・・あ、いや・・・」
左右田「まだだ!まだ終わっちゃいねぇ!」
《反論ショーダウン》
左右田「まだ小泉机が捨てられたとは限らねぇだろ!」ズバ!
左右田「小泉の机が元々綺麗だったかも知んねぇし!?」ズバ!
左右田「そうだ!あいつなら机も丁寧に使っているはず!」ズバ!
左右田「小泉本人が覚えてないんじゃ分かるはずがねぇ!」ズバ!
《優勢!》
日向「お前だって覚えているはずだ・・・」
日向「みんなにさっき机が新しくなっていたかどうか確認も取れるんだ・・・」
左右田「んなもんアテになるかよ!」ズバ!
左右田「新しく来た机が汚れてたって可能性もあるんだ!」ズバ!
左右田『とにかく俺は誰の机を運んだかなんて覚えてねぇ!』
コトダマ:左右田の発言
日向「その言葉、切らせてもらう!」ズバァン!
日向「お前、自分で覚えるって言ったようなもんだよ。」
左右田「・・・は?」
======================
七海『日向くんか左右田くん。小泉さんの机にかばんは掛かってなかった?』
左右田『あーいや?かかってたんじゃないか?』
澪田『どうなんすか和一ちゃん!?』
左右田『俺に聞くなよ!確か貼ってたと思うぜ?』
======================
日向「これって、お前が小泉の机を運んだだから覚えてたんじゃないのか?」
左右田「あ・・・あ・・・!」
狛枝「それは違うよぉ」ネットリ
日向「!?、狛枝!」
七海「・・・はぁ。また狛枝くんか。」
狛枝「左右田くんはきっと、たまたま小泉さんのが印象的で覚えてたってことじゃないかな?」
左右田「!?、そうだ!たまたま覚えてただけだ!」
霧切「なら、小泉さんの机の様子は、しっかり覚えていたのね?」
左右田「もちのろんだぜ!」
霧切「なら、彼女の机にシールが貼られていたというのも、間違いなのね?」
左右田「もちのろ、・・・あ。」
狛枝「ごめん。」
田中「ここまでか・・・」
モノクマ「それではそろそろいいかな?皆様、クロだと思う人物にお手元のスイッチを押してください!」
左右田:GUILTY
左右田「ぎにゃあああぁぁぁぁぁ!!!!!」
『そうだクンがクロにきまりました。おしおきをかいしします。』
『ラジコンカメラを女湯に走らせる左右田の写真』
『自作オナホに感電する左右田の写真』
『日向にソニアのパンツをねだる左右田の写真』
全員「・・・」
日向「待て、なんかとばっちり受けてる。」
左右田「・・・あの・・・・・・」
罪木「ひっ!?」
西園寺「死ね」
左右田「え・・・」
西園寺「死ね」
辺古山「・・・」ゴミを見る目
左右田「あ・・・」
澪田「あちゃー・・・」
七海「・・・」
終里「おいおっさん。この左右田何してんだ?」
弐大「応!それはナニを
九頭竜「やめろ!」
ソニア「左右田さん・・・」
左右田「そ、ソニアさ
ソニア「もう視界に入らないでください」
左右田「」
狛枝「希望を捨てちゃダメだよ!この絶望を乗り越えてこそ超高校級の
豚神「やめるんだ狛枝。」
花村「いやな、事件だったね・・・」
田中「内なる闇に触れられれば・・・例え覇王としても正気ではいれまい・・・」
日向「・・・」
九頭竜「日向、お前のせいじゃねぇ。気を落とすな。」
日向「あぁ。全部、あいつが悪い!」
モノクマ「ウププププ!でも僕がカメラを回収しなかったら、今頃グッチャグチャだったよ!」
小泉「・・・」
霧切「だとしても、あなたの行為は度が過ぎている。学園長に報告して、また全部屋のカメラや盗聴器を撤去させるわ。」
モノクマ「ふーん。ま、いいけどね。ウププププ!」
霧切「ちなみに不二咲くんには既に手を打って貰ってるわ。」
モノクマ「ウププププ、え?」
後日、江ノ島さんがアヘ顔オナニーしている写真がクラスに配られた
左右田くんの写真はクラス外に出ることは免れた
おわり
次
>>128
ゼロってあり?
ありなら斑井さんが後輩(78期)のためになんか色々頑張る
すいません松田とかだしてますけどゼロあんま分かってないです・・・
申し訳ないけど再安価>>131
十神がクラスに馴染むまで
僕の名前は苗木誠だ。
希望ヶ峰学園に入学してから、もう2ヶ月が経とうとしていた。
みんなも少しずつクラスに馴染み始め、各々のグループをつくり、談笑している。
僕は中学の時に同じクラスで、かつ超高校級のアイドルである舞園さんを始めとして、超高校級の野球選手の桑田くん、超高校級の同人作家の山田くんとかと仲良くしている。
その他にも、超高校級のスイマーの朝日奈さん、超高校級の格闘家の大神さん、超高校級のプログラマーの不二咲さんや超高校級の占い師の葉隠くんともよく話す。
超高校級の暴走族の大和田くんは、最初は怖くて距離をおいてたけど、とても仲間思いの人情がたい人だった。
超高校級の風紀委員の石丸くんは、根はとてもいい人なんだけど、少し絡みづらかったりもする。
超高校級のギャンブラーのセレスさんは、たまに話すけどギャンブルでカモにされるし、何を考えてるか分からないし、設定が意味不明だから少し苦手だ。
超高校級のギャルの江ノ島さんと、その双子の姉で超高校級の軍人の戦刃さん。江ノ島さんとはいろいろ話すけど、戦刃さんはなんだか無口だ。苗字も違うし全く似てないけど、深い事情があるのだろう。
みんなそれぞれ個性豊かで、協調性があるかないかでいったら・・・だけど、社交性はある人達だ。
でも、超高校級の探偵である霧切さん、超高校級の文学少女の腐川さん、そして超高校級の御曹司である十神くん。
この辺は自分から孤独を選んでいるようだった。
キーンコーンカーンコーン
苗木「あーお腹減った!やっとご飯の時間か。」
桑田「うし!苗木!食堂いこうぜ!」
苗木「うん!今日は何食べようかな。」
舞園「苗木くん!御一緒してもよろしいですか?」
桑田「もちろんっすよ舞園ちゃん!ささ!席なくなる前に行こうぜ!」
苗木「はは・・・ん?」
十神「・・・」スッ
苗木「・・・?」
舞園「苗木くーん!置いてっちゃいますよ!ふふふ!」
苗木「あ、ま、待って!」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
ガヤガヤ
苗木(あ、石丸くんと大和田くんが一緒にご飯食べてる。珍しいな。不二咲さんもだ。)
苗木(山田くんとセレスさんが一緒に?山田くんはああいう人がタイプなのかな・・・。)
苗木(相変わらず霧切さんと腐川さんは一人で食事か・・・なんとかして仲良くなれないかな・・・)
苗木「・・・あれ、十神くんは?」
桑田「あ?ああ、あいつはいつも寮の自室に戻って食ってるらしいぜ?」
苗木「なんでわざわざ・・・」
桑田「食堂の飯が口に合わねぇんじゃね?専属のコックに作らせた料理を食べてるって話だ。」
桑田「ったくボンボンのやることは理解できねーなぁ!」
苗木「ホントにね・・・」
葉隠「いよぅ!苗木っち!ここ座っていあか?」
苗木「ん?ああいいよ。」
葉隠「いやー十神っちも飯に誘おうかと思ったんだが、断られちまったべ。」
苗木「十神くんを?葉隠くん優しいんだね!」
葉隠「照れるべ!」
桑田「いやこいつ十神の好感度あげて金せびるつもりなだけだろ」
葉隠「な、なんで分かったんだ!?エスパーか!?」
桑田「んな訳あるか!分かるに決まってんだろアホ!」
舞園「ふふふ!仲がいい証拠ですね!」
桑田「いやいやー!そんなことないよ舞園ちゃん!こいつっていつも人に金の話しかしなくて、なぁ苗木!」
苗木「・・・」
桑田「苗木!おいコラ苗木!」
苗木「・・・え!な、なに!?」
桑田「ったく聞いとけよなぁ。」
舞園「どうしたんですか?具合でも悪いんですか?」
苗木「い、いや!そんなのことないよ!何でもない!」
江ノ島「ウププププ!あんた霧切のこと見てたっしょー!」
苗木「え、江ノ島さん!?」
江ノ島「おーす!舞園、ここ空いてる?」
舞園「えぇ、空いてますよ。苗木くんなぜ霧切さんを見ていたんですか?」
江ノ島「ほれ、お姉ちゃんも座りなよ!」
戦刃「うん、失礼します・・・」
苗木「いや見てないってば!」
桑田「霧切なー、あいつ見た目はいいけど無愛想っていうかコミュ力ゼロだよな!」
舞園「桑田くん、それは霧切さんに失礼ですよ。苗木くんなぜ霧切さんを見ていたんですか?」
苗木「え、いやあの・・・」
江ノ島「いやいや絶対見てたっしょ!だよね残姉?」
戦刃「・・・」コクリ
葉隠「苗木っちは髪が長い女が好みか?よっしゃ!その恋俺が占ってやるべ!50万で!」
戦刃「長い髪・・・私長くないや・・・」
舞園「苗木くんはロングの子が好みですか!よかったです!なぜ霧切さんを見ていたんですか?」
苗木「ちょ、ちょっと待って!勝手に話進め過ぎ!あと舞園さん怖いよ!」
苗木「ただ霧切さんっていつも一人でいるから、なんとか仲良くなれないかなーって思ってさ。もちろん腐川さんと十神くんもね。」
舞園「なるほど!苗木くんは優しいのですね!」
苗木「ははは・・・」
江ノ島「自分からボッチになってんだしわざわざ引き込むことなくね?」
桑田「江ノ島ちゃんの言う通りだぜ!あいつ話しかけてもめっちゃ冷たく拒んでくるんだぜ!?」
葉隠「それは桑田っちがチャラチャラしてっからだべ?」
苗木「でも・・・」
霧切「・・・ちょっと。」
舞園「あ・・・」
苗木「き、霧切さん・・・」
霧切「さっきからあなたたちの話し声が丸聞こえなんだけど。」
苗木「あ、あの!一緒にご飯食べない!?」
霧切「食べない。本人に聞こえるような声で、私の話をしないでくれる?陰口言われてるみたいで不快なの。」
江ノ島「はぁ?だったら十神みたいに自室で食ってろよ。ボッチが大衆食堂使うなっつーの!」
戦刃「じゅ、盾子ちゃん・・・」
霧切「・・・そうね。私こそあなたたちの目障りだったようだし。おとなしくここを去るわ。それじゃ。」
苗木「ま、待って!」
桑田「やーめとけって苗木。あーいうの中学にもいたろ?無駄だって。」
舞園「しかし・・・」
江ノ島「いーのいーの!さ!めしめし!」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
霧切「・・・」スタスタ
十神「・・・」スタスタ
霧切・十神「・・・!」
霧切「・・・」
十神「・・・」
霧切「・・・あなたも自室で食事?」
十神「・・・チッ!何か問題でもあるか?」
霧切「奇遇ね、私もそうなの。」
十神「はん!お前ごときと一緒にするな愚民め。十神俺は俺のための食事を摂るために自室に来たんだ。」
十神「お前は大方、孤独を拗らせて食堂に居づらくなっただけだろう。」
霧切「・・・」
十神「沈黙は是と受け取る。愚民は愚民らしく群れをなして馴れ合っていれば良いものを。」
霧切「私には馴れ合いは不要なの。絆や友情なんてものは捜査の邪魔になる。」
十神「ふん、超高校級の探偵が聞いて呆れる。まぁいい、俺もお前らと馴れ合うつもりはない。せいぜい仲良くやるんだな。」
霧切「・・・」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
後日
キーンコーンカーンコーン
桑田「昼飯だぁ!いくぞ苗・・・木・・・?」
苗木「霧切さん!一緒にご飯食べない!?」
桑田「な!?」
葉隠「苗木っちが霧切っちをナンパ!?」
舞園「・・・!?」
霧切「いやよ。」
桑田「振られたー!?」
苗木「き、昨日のことはゴメン!僕も、みんなもそんなつもりで言ったんじゃないんだよ!」
霧切「そんなつもりってなんのことかしら?」
苗木「だから・・・ホントは一緒に食事したいってこと!」
霧切「・・・」チラ
舞園「ええ!私も霧切さんとお話したいですし!」
桑田「え・・・ああ!俺もだぜ!?」
葉隠「なんだナンパしてんのかと思ったべ。飯食うぐらいなら大歓迎だべ!」
霧切「・・・そう。」
朝日奈「あ!霧切ちゃんとご飯?私も行きたい!ね、さくらちゃん?」
大神「うむ、食事は親睦を深めるのにはうってつけだ。」
苗木「江ノ島さんもいいよね?」
江ノ島「はぁ?ボッチと一緒に食事とか便所で飯食ったほうがマシだわ、いくぞ残姉!」
戦刃「え・・・?一緒にご飯・・・」
江ノ島「しねぇよ!あーイライラする!」
戦刃「ご、ゴメンネみんな。待って盾子ちゃん・・・」
朝日奈「えー!?なにあれ!」
大神「気にするな霧切よ。世の中には水と油なるものが必ず存在するのだ。」
霧切「えぇ、ありがとう。」
苗木「江ノ島さん・・・」
桑田「つか、霧切はOKな訳?」
霧切「・・・そうね、ここまで誘われて断るほど落ちぶれてはいないわ。」
舞園「うふふ!やりましたね苗木くん!」
苗木「え?あ、うん!」
十神「・・・」スッ
苗木「あ・・・」
十神「・・・」スタスタ
苗木「と、十神くんも一緒にどうかな!?」
十神「話しかけるな愚民め。お前らはそうやって一生馴れ合っていろ。」
苗木「・・・え」
腐川「・・・」スッ
苗木「ふ、腐川さ
腐川「何よぉ!?そうやって見せ付けるかのように私をのけものにして!そ、そうやって私をイジメようったてそうはいかないんだから!」
苗木「それは違うよ!僕はただ腐川さんと仲良くなりたくて・・・」
腐川「そうやって最後には裏切るんでしょう!?ぜ、絶対に騙されるもんですか!」
苗木「・・・」
霧切「・・・」
朝日奈「と、とりあえず食堂にいこ!?私お腹ペコペコだよ!」
舞園「そ、そうですね!急がないと席なくなっちゃうかもしれませんし!」
その後、僕たちは楽しく食事ができたと思う。
霧切さんはやっぱりあまり喋らなかったけど、よく喋る朝日奈さんと桑田くんの話に対して真剣に耳を傾けていた。
探偵の性なのかなとも思ったけど、たまに、本当にたまにだけど笑顔を見せた。
だからきっと、霧切さんとも仲良くなれたんじゃないかなと思う。
江ノ島さんのことは気掛かりだけど、大神さんの言う通り水と油っていうのがあるのかな・・・
苗木「江ノ島さんと霧切さんのことは・・・追々解決しよう。」
苗木「大和田くんと石丸くんも、最初はさごく仲が悪かったみたいだけど不二咲さんを挟んで仲良くなってきてるし!」
苗木「あとは十神くんと腐川さんか・・・」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
《図書室》
苗木「腐川さんはここにいそうだけど・・・あ、いたいた。」
腐川「・・・///」ジー
十神「・・・」ペラリ
苗木「あれ、十神くんもいる。ていうか腐川さん何してんだろ。」
十神「・・・」チラ
苗木「あ・・・」
十神「・・・チッ」
苗木「あ、あの十神くん!何の本読んでるの?」
十神「・・・」ペラリ
苗木「ふ、普段からここに?十神くんは本が好きなの?」
十神「話しかけるな愚民め、俺は今お前の相手をしている余裕なんてない。」
苗木「え、あ、ごめん・・・」
十神「そんなに暇ならあいつをどうにかしろ。」
腐川「あ・・・」
苗木「き、気づいてたんだね。」
十神「当たり前だ、鬱陶しくてかなわん。これは命令だ、この俺がわざわざお前に対して仕事を与えてやったんだ、ありがたく思え。」
苗木「え・・・」
十神「・・・」ペラリ
苗木「・・・」
苗木「あ、あの・・・腐川さん・・・」
腐川「ぎ、ぎぎぎぎィ!」
苗木「えーと・・・」
腐川「な、なによぉ・・・」
苗木「十神くんに用があるなら直接・・・」
十神「・・・」スッ
苗木「あ・・・」
十神「・・・」スタスタ
苗木「行っちゃった・・・」
腐川「あ、あんたのせいよぉ!どうしてくれるの!?」
苗木「ご、ごめん!もしかして大事な用でもあった?」
腐川「な、ないわよ・・・」
苗木「?、じゃあなんで・・・」
腐川「あ、あんたには関係ないでしょ!」
苗木「でも・・・」
腐川「あぁ・・・十神くん・・・素敵・・・」フラフラ
苗木「んー・・・?」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
桑田「んでよ!その美容院の姉ちゃんが顔はビミョーだけど胸でかくて!」
苗木(十神くんも腐川さんもなかなか心を開いてくれないな・・・)
山田「むふふ!桑田怜恩殿もしやその女性をお狙いですかな?この山田一二三!落とした女性は百を超える!アドバイスをしてあげましょうか?」
桑田「ブーデーそりゃゲームの話だろ!?」
苗木(霧切さんも、なんだかんだ余所余所しいというか・・・)
山田「な、なにをおっしゃいますか!?最近のギャルゲーはとてもヒロインが魅力的でかつ女心を的確に再現しており・・・!」
桑田「なにアホなこと言ってんだか。」
苗木(どうすれば・・・)
山田「いいですか桑田怜恩殿、まず女性というのはプレゼントを与えて好感度をあげ・・・」
苗木(・・・プレゼント?)
苗木「そうだプレゼントだ!」
山田・桑田「!?」
桑田「ど、どうした苗木?」
苗木「え?いやなんでもないや。」
山田「もしや苗木誠殿もどなたか女性を狙っているので?」
舞園「!?」
霧切「・・・」
苗木「い、いや違うけど・・・」
桑田「はぁ?まぁお前が誰か好きになったら、山田じゃなくて俺を頼れよ!」
山田「な!?桑田怜恩殿!拙者を見くびってますな!?」
桑田「いやお前ゲームの話だろ!」
苗木(よし・・・今度の日曜日、買い物に行こう!)
日曜日
苗木「うーん・・・いざ来てみたものの、何を買えばいいか分からないや・・・」
苗木「十神くんや腐川さんは何をあげたら喜んでくれるだろう・・・」
苗木「ん?これは・・・」
イン・ビトロ・ローズ
苗木「これキレイだな・・・価格は、2500円か。うーん・・・」
苗木「2つ買っていこう!こういう日のためにお小遣い貯めておいて良かった!」
・
・
・
万年筆
苗木「し、しまった!腐川さんこっちの方がよかったか!?」
苗木「し、しかしこれは5000円・・・これを買ったらもうほとんど残らない・・・」
苗木「うーん・・・」
苗木「か、買う!買うしかない!」
チーン
苗木「・・・買ってしまった。イン・ビトロ・ローズ、どうしよ。」
舞園「あら?苗木くん、奇遇ですね!」
苗木「ん?あ!舞園さん!舞園さんも買い物?」
舞園「えぇ!まぁ、特に目的もなくブラブラしていたのですけどね!」
苗木「へぇ、あ、そうだ!舞園さん、これ上げるよ!」
イン・ビトロ・ローズ
舞園「・・・え!?」
苗木「すごくキレイだったし、舞園さんぴったりだと思うよ!」
舞園(こ、これは・・・!確か花言葉が!苗木くん・・・!)
舞園「あ、ありがとうごさいます!///一生大切にしますね!///」
苗木「そんな大したものじゃないよ!」
舞園「えへへ・・・でゅふへへへ///」
苗木(そ、そんなに嬉しかったのかな・・・)
舞園「あ!私からも何かお返しを!」
苗木「え?いいよそんなの!」
舞園「いいえ!これをしないと私の気が収まりません!」
苗木「うーんそうだな・・・じゃあ、ちょっとだけ(買い物に)付き合ってもらえるかな?」
舞園「え・・・」
舞園「えええぇぇぇぇぇ!!???」ズキューン!!!
苗木「え、そんなに驚く?」
舞園(わ、私が苗木くんと・・・!やっぱり・・・!ついに!)
苗木「もしかしてダメだった?」
舞園「いえ!喜んで!いやこちらこそお願いします!」
苗木「え、う、うん。ありがとう。」
苗木「それじゃあどこいこうかな・・・」
舞園「さ、さささ最初はカフェ!カフェなんかでおおおおお話なんてどうでしょ!!??」
苗木「うん?ああそうだね、そこで(十神くんへのプレゼントを)少し話し合おうか!」
舞園「イエス!イエェアア!!」
苗木「すんごいテンション高いな舞園さん・・・」
・
・
・
霧切(な、何を隠れているのかしら私・・・別に2人が買い物してても・・・)
山田『もしや苗木誠殿もどなたか女性を狙っているので?』
霧切「・・・」
霧切(少し・・・少しだけ観察してみましょう・・・)
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
苗木「んー、僕はオリジナルブレンドコーヒーにしようかな。舞園さんは何頼む?」
舞園「へ?で、では私も同じので!」
苗木「うん分かった、すいませーん!」
舞園(こ、これはもしかしなくてデート!来てます!私がキテマス!)
苗木「ん・・・!ここのコーヒー美味しいね!」
舞園「え、あ、はい!」ズズズ
舞園「あっ熱!」
苗木「大丈夫!?」
舞園「す、すいません大丈夫です・・・」
舞園(落ち着きなさい・・・私!)
苗木(そう言えば十神くんもよくコーヒー飲んでるな、図書室で・・・。あれホントはダメだよね。)
苗木「ここのコーヒーって粉で買えないかな?」
舞園「え?買えますよ、レジの近くに袋で売ってますね。」
苗木「十神くんに買っていこう子かと思うンだけど、どうかな?」
舞園「十神くんに、ですか。そうですね!いいと思います!でもなぜです?」
苗木「十神くんとも仲良くしていきたいしね、あと腐川さんとも!腐川さんの分はもう買ったんだけどね。」
舞園「なるほど・・・ん?」
霧切「・・・」コソコソ
舞園「あれは・・・」
苗木「どうしたの?」
霧切(まずい、気付かれたかしら?去らなくては・・・)
舞園「こんにちは霧切さん!」シュン!
霧切「!!???」
苗木「あ、あれ?舞園さんが消えた!?」
霧切「な、なぜあなたが私の背後にいるのかしら?さっきまであそこに・・・」
舞園「テレポートしてきました!」
霧切「・・・え?」
舞園「エスパーですから!」
霧切「!!??」
舞園「うふふ!冗談です!」
霧切「今起きたことを目の当たりにすると、とても冗談には思えないのだけど・・・」
苗木「あれ?いつのまにこっちに来たの舞園さ・・・あ、霧切さん!」
霧切「な、苗木くん・・・」
苗木「霧切さんも買い物?」
霧切「そ、そんな所かしら?あなた達も?」
苗木「うん、僕は十神君たちのプレゼントを買いに来て、そこで舞園さんに会ったんだ。」
舞園「そうです!実は私、付き合ってるんです!」
霧切「そう、(苗木くんの買い物に)付き合ってるのね。」
霧切「お邪魔だったかしら?」
苗木「そんなことないよ!ねぇ舞園さん!」
舞園「はい!・・・・・・はい?」
苗木「よかったら僕も霧切さん(の買い物)付き合うよ!」
霧切「・・・え?」ズキューン!!!
舞園「・・・え???」
霧切「な、こ、ここで?な!何を言って・・・」
苗木「そうだ!これ霧切さんに渡そうと思ってて・・・」
イン・ビトロ・ローズ
霧切・舞園「!!!??」
舞園「苗木くん、そ、それ・・・」
苗木「うん、2つ買ってたんだ。霧切さんとも仲良くなりたいしね!」
霧切「それって・・・つまり!つまりそういうこと!?」
苗木「?、うん、そういうこと。」
舞園「落ち着くのよ舞園さやかこれはなにかな間違いこれはそう苗木くんが優しすぎるからボッチをこじらせた彼女に対する優しさであって一番は私なのそう間違いないあのプレゼントも片方はついでで本命は私でそのために買ったのだから落ち着くのよ」
霧切「あ・・・あ・・・///」
苗木「な、なんだこれ。2人とも大丈夫?」
舞園「はい!大丈夫です!」ニコ!
霧切「ふ、ふふふ///ありがとう苗木くん///」ファサ
苗木「そう?それじゃ霧切さん、これからもよろしくね?」
霧切「え、ええ///不束モノですがこちらこそよろしく・・・///」
苗木「じゃ僕は会計を済ましてくるね。ついでにコーヒーも買ってくる。」
舞園「え?私も払いますよ!」
苗木「大丈夫だよ!たかがコーヒー一杯だし!」
苗木(それに今会計を済ませとかないと出費がやばい・・・)
舞園「そうですか?ありがとうごさいます苗木くん!」
霧切「・・・」
舞園「・・・」
霧切「・・・///」
舞園「霧切さん・・・苗木くんは、渡しませんよ!」
霧切「!?」
霧切(これは・・・私から苗木くんを奪うつもりなの!?)
霧切「・・・私も、渡す気はないわ。」
舞園「・・・」ギリ
霧切「・・・」ギリ
苗木「お待たせー!」
舞園「はい!」ニコ!
霧切「それでは行きましょうか。」ファサ
苗木「あ、カップにヒビが入ってる。不吉だなぁ・・・」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
《後日》
苗木「えーと、あ、いたいた。腐川さん!」
腐川「!?」ビクゥ
腐川「な、な、なによ・・・」
苗木「腐川さんに渡したい物があるんだ。はいこれ。」
万年筆
苗木「そんなに高いものではないんだけどさ、これが一番いいものかと思って・・・」
腐川「!?」
桑田「な!?苗木お前・・・」
山田「まさか苗木誠殿の好きな女性とは腐川冬子殿のことだったとは!」
苗木「そ、それは違うよ!」
舞園「それは違います。」
霧切「それは違うわ。」
山田「え、あ、そっすか。」
腐川「あ、あんたいったいナニを企んでるのよ!」
苗木「え?」
腐川「こ、こんな私が喜ぶものをわざわざ・・・!さてはあげて落とす作戦ね!」
苗木「そんなことないよ!僕は単純に、腐川さんと仲良くなりたくて・・・!」
腐川「そ、そうやってみんな私を貶めて・・・!」
桑田「そう卑屈になるなよ腐川。そういうのはありがたく貰っとけ!」
セレス「そうですわ?なにか裏があるとしても、さらにその裏をかいてあげればよろしいこと。」
セレス「ところで苗木くん?私のはありませんの?」
苗木「え?あ、ごめん。セレスさんのは買ってないや。今度買ってくるね。」
セレス「あら・・・」
山田「むっふふふふ!安広多恵子殿のプレゼントは拙者に任せて・・・」
セレス「その名前で呼ぶなっつってんだろうがビチグソがあぁぁぁ!!!」
山田「ぶひぃぃぃ!!!ありがとうごさいます!」
苗木「うわぁ・・・。」
腐川「そ、そうね・・・それにあんたに人を騙すほど度胸があるとはお、思えない・・・」
苗木「ははは・・・」
腐川「な、苗木・・・。あ、あんた、いいやつじゃない・・・」
苗木「え?そうかな。」
腐川「あ、あの・・・あ、ああ・・・」
腐川「・・・あ、ありがとね・・・」
苗木「・・・どういたしまして!」
十神「・・・くだらん」
苗木「それと十神くんにも!」
喫茶店のオリジナルブレンドコーヒー
苗木「駅前の喫茶店で売ってたんだ!飲んでみたんだけどすごく美味しくて、十神くんも良くコーヒー飲んでるからそれで・・・」
十神「・・・」バシィ!
ドサ! バラバラ
苗木「!?」
舞園「な!?」
桑田「な!?テメェ十神!なんてことしてやがんだ!」
十神「なんてこと?それはこちらのセリフだ。これにこんな不味いコーヒーを飲めとでも?」
十神「は!これだから愚民は。駅前?喫茶店?そんな低俗な人間しか手をつけん物を俺に渡すなど、あまりにも失礼だ。」
苗木「あ・・・その・・・ごめん・・・」
十神「貴様らのくだらん友情ごっこに俺を巻き込むな。」
江ノ島「・・・ウプププ」
朝日奈「あんの・・・!十神!」
大和田「テメェ・・・さっきから聞いてりゃいい気になりやがって!」
大和田「なんの御曹司だか知んねぇが、貰ったもん粗末にするやつは俺が許さねぇ!」
十神「ならお前が片付けろプランクトン。ゴミ掃除は得意だろう?」
大和田「んだとゴラァ!」
不二咲「け、ケンカはダメだよぉ・・・」
霧切「十神くん・・・あなたはいつもそうやって人の好意を蔑ろにしてきたの?」
十神「好意?笑わせるな。俺は自分で欲しいものは自分で手に入れる。こんなゴミを押しつけられても迷惑だ。」
十神「それにお前はなんだ。こいつらとは馴れ合わないんじゃなかったのか?」
霧切「・・・」
十神「そいつに誑かされたのか?物につられてか。貴様はそこそこ見所があると思っていたが、結局はその愚民どもと同列だということか。」
舞園「十神くん!あなたにはモラルというものは無いんですか!」
十神「貴様らに言葉を選ぶほどの価値があるのか?」
石丸「これ以上はやめるんだみんな!苗木くん君もだ!学校に関係ないものを持ち込むんじゃない!」
苗木「ごめん・・・」
腐川「あ、あぅ・・・」
葉隠「な、なんだかやべぇ空気になってるべ・・・」
十神「ふん、所詮愚民は愚民か。俺とお前らでは一生かけても埋めることのできない差がある。分かり合おうなどと不愉快な真似をしてくれるなよ。」
桑田「っ!このっ・・・!」
大神「やめぬか・・・!」
桑田「邪魔すんな!」
大神「暴力は・・・何も生まぬ!」
桑田「っ・・・!チッ」
苗木「・・・」
石丸「とりあえずばらまかれたコーヒーを掃除しよう!箒を持ってきてくれたまえ!」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
朝日奈「なっんなのあれ!!!あああ!!腹立つ!」
苗木「・・・」
朝日奈「苗木も謝ってないで!ガツンと言ってやるべきだったよ!」
苗木「うん・・・」
江ノ島「ウププププ!クラス始まってたった2ヶ月でこの空気!さすがは超高校級って感じ!」
戦刃「あれは・・・十神くんが悪い。」
朝日奈「戦刃ちゃんの言う通りだよ!もうあんなやつほっとこう!」
苗木「でも・・・」
葉隠「俺もそう思うべ?一方が歩み寄るつもりがないなら、絶対に近づくことは出来ないべ。」
朝日奈「なんかあんたに同意されるのは不本意なんだけど。」
葉隠「ひでぇぞ!?」
苗木「・・・分かり合えない、か・・・」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
苗木「コーヒー、最高級、で検索っと・・・」カチカチ
苗木「ルアックコーヒー、ゲェ!?1万円以上する!」
苗木「十神くんはこれを日常的に飲んでいるのかな・・・確かに喫茶店のコーヒー程度じゃ安物に見えちゃうよな・・・」
苗木「どうしよう・・・もうお金ないし・・・」カチカチ
苗木「・・・うん?求人情報、あの喫茶店か。」
苗木「・・・」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
ブロロロロ・・・
十神「・・・」
運転手「坊ちゃま、取引先に到着でございます。」
十神「・・・」
十神「・・・ん?」
イラッシャイマセー! ゴチュウモンハ?
十神「・・・停めろ。」
運転手「えっ?」
十神「停めろと言った、次聞き直すことがあったら貴様は解雇だ。」
運転手「は!申し訳ございません!」
キキッ!
ガチャ
十神「・・・」スタスタ
苗木「いらっしゃいまs、あれ?十神くん?」
十神「おい、俺は客だ。なんだその接客は。」
苗木「え、あ!申し訳ございません!お一人様ですか?」
十神「・・・チッ」
苗木「い、いやごめん。そういうつもりで言ったんじゃ・・・」
十神「一人だ、早く席へ案内しろ。」
苗木「は、はい!こちらへどうぞ!」
十神「・・・」
苗木「で、ではご注文がお決まりでしたら・・・」
十神「なぜこんなところで働いている。」
苗木「え、それは・・・お金が欲しい、から?」
十神「そんなことは分かっている。なぜこんなろくに金にもならん場所なんぞで働いているかを聞いているんだ。」
苗木「ろくにって・・・そんな給料悪くないけどな・・・」
十神「時給800円か?1000円か?俺なら同じ時間でその百倍は稼げる。」
苗木「それは・・・十神くんだからだよ。」
十神「・・・そうだ。この俺だからでき、お前らは凡人だから出来ない。そうだろ?」
苗木(分かってたなら聞かないでよ)
苗木「うん・・・でも、ここを選んだのにはちゃんと理由があるよ。」
十神「・・・なんだ。」
苗木「十神くん、コーヒー好きでしょ?僕にはコーヒーの違いとか良く分からないから、価値の違いとかそういうのは分からなくても、せめて銘柄の違いとかは分かっておきたくてさ。」
十神「・・・」
苗木「そうすれぱ、十神くんに一歩歩み寄れるんじゃないかと思って・・・」
十神「くだらん。」
苗木「え?」
十神「また貴様らの言う、分かり合える、か?いいか、俺とお前達では圧倒的な違いがある。」
十神「何でも出来る、何も出来ない、だ。」
十神「野球が出来る?速く泳げる?それで何になる。そいつらがそれをする事によって得られる利益など、俺は一瞬で手に入れることが出来る。」
苗木「それは違うよ!」
十神「・・・」
苗木「野球も水泳も、アイドルも軍人もプログラミングもバイクも風紀委員も同人もギャンブルも格闘もギャルも占いも小説も探偵も!」
苗木「みんな利益のためにやってるんじゃない!」
十神「・・・」
苗木「いやギャンブルは分からないけど・・・」
苗木「それでもみんな、それぞれの才能を活かして、いろいろなものに貢献できてるんだ!」
苗木「僕なんかは、たまたまラッキーで入っただけの、それこそ完全な凡人だから、みんなのことを全てを共感出来ない。」
苗木「だから、確かに個性も差もあって、分かり合えないことの方が多いと思う、けど!」
苗木「歩み寄ることは、出来る!」
十神「・・・」
苗木「・・・と思うよ・・・?」
運転手「坊ちゃま、そろそろお時間です。」
十神「・・・分かった。」
苗木「え?あ、注文・・・」
十神「苗木、最後に聞いといてやる。」
苗木「え?」
十神「お前はなぜそこまで必死になれる。その努力よ全ては無駄に終わるというのだぞ。」
苗木「そんなことないよ。」
十神「・・・」
苗木「前向きなのが、僕の唯一の取り柄だからね。」
十神「・・・」
十神「・・・行くぞ。」
運転手「はい!」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
桑田「え?お前バイトなんてしてたの?」
苗木「うん、駅前の喫茶店でね。」
舞園「ほ、ホントですか!?こ、今度行きます!」
桑田「舞園ちゃんが行くなら俺も行くぜ!」
苗木「な、なんか恥ずかしいな。」
セレス「あそこは確かコーヒーだけでなく紅茶も出してましたわよね?苗木くんは紅茶も入れられるのですか?」
苗木「い、いや僕はただのアルバイトで、ほとんど注文とレジだよ。」
苗木「最近は少しずつ入れ方も教えてもらってるけどね。」
セレス「あら、でしたら今度私にはロイヤルミルクティーを入れてくださる?」
苗木「いいけど、上手くできるかな?」
山田「なっ!?それは拙者の役割ですぞ!?とらないでくだされ!」
セレス「当然、苗木くんが山田くんより美味しくロイヤルミルクティーを入れられたら、山田くんは用無しですわ。」
山田「酷い!」
朝日奈「ねぇねぇ!その喫茶店ってドーナツはあるのかな!?」
苗木「あるよ。種類は少ないけど・・・」
朝日奈「なら行きたい!さくらちゃんも行こ?」
大神「構わぬが・・・あまり大勢で押しかけると苗木に迷惑ではないか?」
苗木「うーん、時間帯にもよるかな。」
苗木「夕方前くらいなら比較的すいてるよ。」
朝日奈「よーし!ならみんなで行こう!」
石丸「聞き捨てならんぞ苗木くん!」
桑田「げ!いいんちょ・・・」
石丸「希望ヶ峰学園はアルバイト禁止のはずだ!どういうことだね!?」
苗木「あぁいや、これはその・・・」
大和田「任せろ苗木・・・」スッ
苗木「え?」
大和田「兄弟、これはあれだ。社会勉強だ。」
石丸「むっ?」
大和田「こいつは金を稼いでるんじゃねぇ、経験値を稼いでるんだよ!」
石丸「な、なるほど・・・いやしかし・・・」
大和田「こいつはよぉ・・・強くなろうとしてんだぜぇ・・・?俺達はそれを止めちゃいけねぇよ。」
石丸「た、確かに!すまない苗木くん!僕は人の努力を頭ごなしに妨害するところだった!許してくれ!」
苗木「う、うん!大丈夫だよ!ありがとう!」
山田「チョロイですな。」
不二咲「苗木くんのエプロン姿、似合いそうだよねぇ!」
舞園(苗木くんの・・・!)
霧切(エプロン姿・・・!?)
舞園・霧切「・・・」ハナヂツツー・・・
朝日奈「あれ!?舞園ちゃん鼻血でてる!」
セレス「あらあら・・・」
戦刃「霧切さん、鼻血・・・」
舞園「す、すいません・・・」
霧切「・・・」フキフキ
江ノ島「あ、分かった!霧切あんた苗木のエプロン姿想像して鼻血出したんでしょう!」
霧切「ちっ!・・・違うわ・・・」
戦刃「苗木くんのエプロン姿、見たいなぁ・・・///」ハナヂツツー・・・
江ノ島「少なくともこいつはそうだよ。」
霧切「・・・」
江ノ島「おおーい苗木!私とお姉ちゃんと霧切も参加で!」
苗木「え!?」
霧切「!?」
江ノ島「いいっしょ?」
苗木「い、いいけど・・・」
大神「あの2人は・・・」
霧切「な、何を・・・!」
江ノ島「あー前のあれは許してよ、もう何ていうかあのノリも飽きたっていうかさ!仲いいほうがいいっしょ?」
霧切「・・・そうね。」
戦刃「良かった良かった。」フキフキ
苗木(江ノ島さんはホント読めない人だな・・・)
葉隠「苗木っちが店員やってるってことはサービスが効くんだな!?」
苗木「効かないかな。」
葉隠「なんだべ・・・」
朝日奈「なんだじゃないよなんだじゃ!」
腐川「・・・」ソワソワ
桑田「これはクラス全員が行く流れか?」
山田「まぁそうでしょうな!」
十神「・・・」スッ
十神「・・・」スタスタ
苗木「十神くん・・・行っちゃった。」
江ノ島「ウププププ!こういう時自分でボッチ貫いてる奴には辛いよな!」
腐川「あ、と、十神くん・・・!」
舞園「腐川さんもどうですか?」
腐川「あ、わ・・・私?」
桑田「お前この前万年筆貰ってたろ?来いよ。」
腐川「あ、う・・・い、いいの?」
苗木「もちろん!」
江ノ島「ここまで増えたら一人増えても変わんないっしょ!」
不二咲「大勢の方が楽しいもんねぇ!」
石丸「いいかね!他の客の迷惑にならないよう慎むのだぞ!」
桑田「わぁーてるよいいんちょ!」
舞園「苗木くんのシフトはいつですか?」
苗木「えと・・・土曜の昼から夕方までいるかな。」
朝日奈「じゃ!土曜の3時に駅前集合ね!」
江ノ島「つっても、全員学生寮だから集合関係ないけどね!ウププププ!」
苗木「・・・・・・十神くん・・・」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
十神「・・・」スタスタ
苗木「ま、待ってよ!」
十神「・・・」
苗木「と、十神くんも一緒に来ない?」
十神「わざわざ呼び止めてきてそれか。俺はお前らとは馴れ合わんと言っているだろう。」
苗木「馴れ合えだなんて言ってないよ!」
十神「なに?」
苗木「僕、最近店長にお願いして、少しずつだけどコーヒー入れられるようになったんだ!」
苗木「みんなと一緒じゃなくてもいい、安くて十神くんの口には合わないかもしれないけど・・・」
苗木「僕の入れたコーヒーを飲んで、評価して欲しいんだ!」
十神「・・・」
苗木「これは、僕なりの招待なんだけど・・・どうかな。」
十神「・・・」
十神「・・・ふん。コーヒーを飲め、ではなく。自分の入れたコーヒー評価しろ、か。」
十神「俺に対する言葉の選び方分かってきているようだな。」
苗木「え?まぁ、うん。」
十神「確かに、愚民共の通う喫茶店の飲み物など、この俺が飲む事は決してない、が・・・」
十神「お前が俺の目に適おうと立ち回り、俺の評価を求め頭を下げるというのなら、行ってやらんこともない。」
苗木「ほ、ホント!?なら土曜日の3時ごろ来てくれると・・・」
十神「そこでお前が俺から高評価を得られれば、お前を俺の下で使ってやる。」
苗木「やったぁ!・・・え?」
十神「そしてもし、俺に対して不味いコーヒーを飲ませようものなら・・・」
十神「その喫茶店を潰す。」
苗木「」
十神「いいな、お前に拒否権はない。」
苗木「・・・」
苗木「これは・・・不味い!」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
苗木「ど、どうしよう・・・。まずは店長に相談して・・・練習しないと!」
ピリリリリ
ピリリリリ
ピッ!
苗木「あ、もしもし店長ですか?苗木です。」
苗木「実はカクカクシカジカで・・・はい・・・はい・・・すみません・・・なので練習を・・・。」
苗木「・・・はい、分かりました。本当にすみません・・・失礼します。」
ピッ!
苗木「うん・・・とりあえず店長が練習に付き合ってくれるみたいだ。」
苗木「僕も時間があるときは練習しないと・・・」
苗木「でも・・・誰か味の分かる人に手伝ってもらわないと・・・」
・
・
・
苗木「セレスさん紅茶とかよく飲んでるし・・・コーヒーとかどうかな?」
セレス「そうですわね・・・私は基本的にロイヤルミルクティーしか飲まないのですが、当然コーヒーの味の違いくらい分かりますわよ。」
苗木「ホント!?じゃ、じゃあ飲んで評価してくれるだけでいいから練習に・・・」
セレス「構いませんが条件があります。」
苗木「条件?」
セレス「苗木くんには私に一生服従してもらいますわ。」
苗木「えぇ!?」
セレス「あなたのせいで喫茶店の店長の人生が壊れてしまうかもしれませんのよ?」
セレス「あなたの人生を掛けてでもなんとかしようとするくらいの覚悟を見せていただかないといけないのではなくて?」
苗木「そ、そうだけど・・・」
セレス「嫌なら、他の人を頼むといいですわ。」
苗木「わ、分かったよ!お願いします!」
セレス「フフフ!ではさっそくコーヒーを入れてくださる?」
苗木「う、うん!」
苗木(まぁ、セレスさん気まぐれだし、きっと冗談だろう・・・)
それから僕とセレスさんの特訓が始まった
それはもう本当に厳しくて、上手くできなかったらカップの中身を床にぶちまけて掃除しろなんて言われたりもした
でも上手くいったら笑顔で褒めてくれたり、アメとムチの使い分けが上手い人なんだなぁと思った
これのせいで山田くんがああなってしまったかと思うと、なんとも言えない気分になる
そして当日・・・
苗木「いらっしゃいませー!あ、みんな!」
朝日奈「やっほー苗木!来たよ!」
不二咲「わぁ!素敵なお店だね!」
大神「うむ、落ち着いていて良い雰囲気だ。」
山田「ムッフフ!それにしても苗木誠殿、エプロン姿がお似合いですな!」
苗木「そ、そうかな、えへへ///」
舞園・霧切・戦刃「「ぐへへ・・・」」ハナヂツツー
江ノ島「お前ら食事前からきったねぇんだよ!」
大和田「お、俺こんな店来たの初めてだぜ・・・」
石丸「ぼ、僕もだ・・・何をするべきか分からないぞ・・・?」
桑田「緊張するようなことあるかぁ?」
腐川「・・・」ソワソワ
セレス「フフフ!それでは苗木くん、頑張ってくださいね?」
苗木「う、うん。とりあえず人数分のコーヒー入れてくるね!」
不二咲「うん!えへへ、楽しみだねぇ!」
霧切「な、苗木くんが入れてくれるのね・・・私に。」
舞園「苗木くんお手製の私専用コーヒー・・・ふふふ!」
霧切・舞園「っ!」ギリ
戦刃「まだかなまだかな・・・」パタパタ
江ノ島「コラ!お行儀が悪いですよ!」
ブロロロロロ・・・
キッ!
大和田「ん?なんだあの長ぇ車。」
不二咲「うわぁリムジンだ!かっこいいなぁ!」
ガチャ
十神「・・・」スッ
全員「!?」
十神「・・・」
腐川「と、と、と・・・十神くん・・・!?」
店長「いらっしゃいませ。お待ちしておりました十神様。ではこちらのお席にどうぞ・・・」
桑田「な、なん・・・なんで十神が来てんだ!?」
朝日奈「あ、あああいつがこの店に!?」
山田「まままままさかここのコーヒーを飲みに来たんじゃ!?」
セレス「そのまさか、ですわ?」
全員「!!???」
十神「それは違う。俺はここのコーヒーを飲みに来たんじゃない、苗木のコーヒーを飲みに来たんだ。」
山田「苗木のコーヒー(意味深)」
舞園「セレスさん、知ってらっしゃったんですか?」
セレス「ええ。」
霧切「なにやら苗木くんが絡んでいるようだけど、説明してもらえるかしら?」
セレス「それは、彼らの様子を見ていれば分かることですわ?」
苗木「十神くん・・・来てくれたんだね。」
十神「ふん、この俺がわざわざ来てやったんだ。せいぜいまともなコーヒーをだせよ。」
苗木「うん、がんばるよ。」
苗木「・・・」
コポポポポポ・・・
シューッ
カチャカチャ
江ノ島「へぇ、苗木のやつ、様になってんじゃん!」
朝日奈「なんだか本物のバリスタみたい!」
葉隠「なんだぁ?コーヒーってお湯通すだけって訳じゃないんか?」
桑田「あたりめぇだろ、インスタントコーヒーじゃねぇんだから。」
大神「良い香りがしてきたな。」
苗木「・・・よし!」
十神「・・・」
苗木「お待たせいたしました。当店自慢のオリジナルブレンドコーヒーです。」
十神「・・・ふむ。」
全員「・・・」ゴクリ
十神「香りは・・・悪くないな。」
十神「・・・」ズズ
店長「・・・」ゴクリ
十神「・・・」
全員「・・・」
苗木「・・・」
十神「・・・」
十神「・・・ふん。ギリギリ合格点、といった所か。」
苗木「!!!」
店長「!!!」
苗木「やっ・・・!」
全員「やったあぁぁぁ!!!」
苗木「え!?」
全員「なんだかよく分かんねぇけどスゲェじゃねぇか苗木!」
石丸「うむ!なんだかよく分からないがこれは祝うべきだ!」
大和田「うおぉぉぉ苗木は漢だぜぇ!!」
ワーッショイ!! ワーッショイ!!
苗木「うわわわわわなんだかよく分かんないけど降ろして降ろしてぇ!?」
スタ
苗木「ふぅ・・・もう、びっくりするじゃないか!」
山田「いやぁーあの緊張感からのこれですからな!みんなテンションが上がってしまいましてな!」
葉隠「ところでなんで十神っちが?」
苗木「それは・・・」
セレス「私が説明致しますわ。」
苗木「セレスさん。」
セレス「実は苗木くん。十神くんをこのお店に招待する際に、ある約束をしてしまったのです。」
セレス「苗木くんのコーヒーを評価する代わりに、美味しければ十神くんの部下に、不味ければ喫茶店を潰すと。」
山田「ななななんと!?」
葉隠「つーことはあれか!?苗木っちは十神っちの部下になるんか!?」
十神「そうだ。」
十神「ついでにこの店も俺が贔屓にしてやろう。ありがたく思え。」
店長「え、あ・・・ありがとうございます!」
十神「苗木、今日からお前は忠実な部下だ!いいな?」
苗木「えっと・・・」
セレス「あら、それは困りますわ?」
十神「なに?」
セレス「なぜなら苗木くんは、私の忠実な下僕なのですから。」
苗木「あ・・・」
全員「えぇぇぇ!?」
霧切「苗木くんが・・・!?」
舞園「忠実な・・・!?」
戦刃「下僕!?」
十神「おい!これはどういうことだ!説明しろ苗木!」
苗木「えっと・・・実はセレスさんにコーヒーをうまく入れる特訓に付き合ってもらう代わりにそんな約束を・・・」
セレス「そういうわけですわ?諦めてください。」
十神「そんなもの俺は認めん!苗木は俺のものだ!」
腐川「と、十神くんが・・・苗木を・・・!?」
山田「アッー!」
桑田「そ、そうだったのか・・・十神・・・」
十神「ち、違う!」
霧切「くっ!苗木くんは誰にも渡さないわ!」
舞園「苗木くんは私のです!」
戦刃「わ、私も苗木くん欲しい・・・」
腐川「わ・・・わ・・・私は十神くんが・・・」
十神「えぇい黙れ愚民共!おい苗木!」
苗木「な、なに!?」
十神「いくらだ。」
苗木「え?」
十神「いくら欲しいかと聞いている!お前がこんなやつの物になるのはあまりにも癪だ。答えろ!」
苗木「え、えーと・・・」
江ノ島「ウププププ!苗木随分と十神に気に入られてんじゃん!」
苗木「・・・そうだな、お金はいらないかな。」
十神「なに?」
苗木「その代わり、十神くんとの思い出がたくさん欲しい!」
十神「・・・」
十神「・・・なんだそれは。」
苗木「ほら言うでしょ?モノより思い出って。」
桑田「お金じゃ買えない価値があるんだよ、十神。」
山田「人生で一度きりの高校生活。その青春を謳歌できないのは、とても淋しいものだと思いますぞ?」
葉隠「なんだか山田っちみてぇのが言うと説得力あんな!」
山田「せっかく拙者がいいこと言ったのに!?」
石丸「同じ学び舎の友同士!素晴らしい学園生活を送ろうではないかないか!」
大和田「おう!それが青春!それが漢ってもんだ!」
不二咲「ぼ、僕もそう思うよ!」
石丸「ん?君は女子ではないか、ハッハッハ!」
不二咲「え?う、うん・・・」
朝日奈「男だろうが女だろうが関係ないよ!」
大神「金では手に入らないものを手にいれてこそ、十神という男なのであろう?」
十神「・・・」
苗木「だから・・・ね?」
十神「・・・」
十神「・・・ふっ、面白い!」
十神「その青春とやら、俺が手にしてやる!この俺に出来ない事などない!十神の名にかけて!」
苗木「・・・十神くん・・・!」
朝日奈「そんなことより苗木、わたし達のコーヒーまだ?」
苗木「あ、うん!今入れてくるよ!」
葉隠「そうだ十神っち!ここで俺のコーヒーを奢るってのが青春だべ?」
十神「貴様なんぞに俺がするわけ無いだろうクズが。」
葉隠「ひでぇ!?」
桑田「お前そういうとこ信用できねぇよなぁ・・・」
山田「葉隠康康弘殿とは良い青春は送れそうにないですな。」
葉隠「そこまでか!?」
江ノ島「なぁセレスよぉ。」
セレス「なんでしょう。」
江ノ島「お前こういう風になるの分かって苗木にそんな約束取り付けたのか?」
セレス「まさか、私は単に、苗木くんを下僕にしたかっただけですわ?」
セレス「まさか苗木くんがここまで十神くんに気に入られるとは、到底思っておりませんでしたし。」
江ノ島「・・・ふーん。」
セレス「江ノ島さん的にはこのような展開はお望みではなくて?」
江ノ島「べっつにー?」
舞園「一番に苗木くんのコーヒーを飲むのは私です!」
霧切「いいえ私よ!」
戦刃「わ、私も・・・」
おわり
上
これは・・・
対戦内容>>182
サッカー
七海「日向くん、ウイイレしよ?ウイイレ。」
日向「ウイイレ?」
七海「知らない?ウイニングイレブン。」
日向「知ってるけど、やったことないぞ?」
七海「大丈夫だよ、簡単だし説明しながらやるし、手加減するし!」
日向「まぁ、七海がやりたいっていうなら・・・」
・
・
・
『ゴール!!!』
『ゴール!!!』
日向「・・・」
七海「・・・」ドヤァ
日向「あ、あのさぁ七海?俺下手で全然勝ち目が見えてこないんだけど、俺とやってて楽しいか?」
七海「うん、楽しいよ!」
日向「そ、そうか、ならいいんだが・・・」
『ゴール!!!』
『ゴール!!!』
日向「・・・」
七海「ふふん」ドヤァ
日向「・・・」イラァ
日向(なんなんだこれは・・・。七海は雑魚狩りがしたいとしか思えんのだが。正直俺はツマラナイ・・・)
『ゴール!!!』
『ゴール!!!』
七海「・・・」カチャカチャ
日向「・・・」
日向「そうだ!七海!」
七海「なぁに?」
日向「お前さ、実際サッカーやったことあるか?」
七海「・・・ない。」
日向「今日は天気もいいし、外でサッカーやってみないか?」
七海「・・・いや、かな。」
日向「・・・え?」
七海「運動得意じゃないし、ゲームの方が楽しいよ?」
日向「いやでも・・・こんな日に部屋に篭ってゲームだけってのも・・・」
七海「日向くんは、私とゲームつまらない?」
日向「え?う、い、いや・・・」
七海「・・・」
日向「う・・・とにかく!外に出るんだよ!サッカーじゃなくてもいいから!買い物でもいいから!」
七海「デート?」
日向「デートでもなんでも!さ、電源切って!」
七海「・・・。分かった。」
日向「まずは公園にいくぞ!」(何かゲーム以外で勝負して七海を負かせてやる!)
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
桑田「うりゃ!」ヒュン!
九頭竜「うらぁ!」ブン!
山田「痛いぃい!!」バシン!
左右田「ストライーク!」
桑田「ハッハッハー!これで三振っすね!」
九頭竜「チッ、クソが!」
左右田「お前普段威張ってるくせに大したことねーな九頭竜!」
九頭竜「あぁ!?じゃあテメェがうってみろよ!」
左右田「こんなんヨユーだぜ!」
桑田「お?今度は左右田先輩が相手っすか?ま、負ける気しませんね!」
左右田「なめんなよ?俺には秘策があんだよ!」
左右田「見よ!新開発した新バット!自動でヒットバット君!」
山田「な、何ですかなその変な機械は。」
左右田「変って言うな!これは身体に装着して、飛んでくる球に反応して自動で体を動かしてバットを振って打つことができる機械なんだよ!」
山田「機械のチカラってスゲー!」
九頭竜「オイこら!それってズルじゃねぇか!」
左右田「ズルじゃねぇよこれは俺のアイデンティティを活かしただけだ!」
山田「まぁ、超高校級の野球選手を相手にしてるので、多少は・・・」
桑田「何が相手だろうと負ける気しないっすけどね!」
左右田「よぉーし来い!」
桑田「うりゃ!」ヒュン!
『ピピピ』
左右田「オゲェ!?」グキ
山田「痛いぃぃ!」バシン!
九頭竜「ストライク・・・って結局空振りかよ!」
左右田「あ・・・あ・・・腰が・・・」
九頭竜「チッ、情けねぇ。おいペコ!」
辺古山「お呼びですか坊ちゃん。」
山田「いたのですか!?」
九頭竜「あの野郎の投げる球を打ち返せ。」
辺古山「かしこまりました。」
桑田「ん?今度は辺古山先輩っすね!」
辺古山「・・・」スッ
桑田「は?なんすかその構え。バットは肩のところでこう・・・」
辺古山「居合の構えだ・・・」
桑田「はぁ?そんなんで打つ気ですか?」
九頭竜「そっちの土俵で勝負してやってんだ、こまけぇこと気にすんなよ。」
桑田「ふーん、ま、いいすけどね。」
桑田「うりゃ!」ヒュン!
辺古山「見切った!」スパ!
山田「痛っ・・・くない?あれ?球は?」
九頭竜「よっしゃあ!良くやったペコ!打ち返したぞ!」
桑田「は、はぁ!?打ち返されてないっすよ!そんな音しなかったし、球は!?」
山田「もしかしてそこでまっぷたつになってるやつですかな?」
桑田「あ、マジか・・・ってぇ!バットでまっぷたつってどういうことっすか!?」
九頭竜「斬ったってことだろうな。」
桑田「おかしくね!?」
九頭竜「ま、何にせよペコの勝ちだ。」
桑田「いーや!こんなん打ったって言いません!俺は負けてねぇ!」
九頭竜「あ?」
桑田「そもそもそっちが勝負を仕掛けてきたんすよ!?お前の球を打ってやるって!」
九頭竜「それはこの左右田が言い出したことだ、俺は巻き込まれただけだしよ。」
桑田「そこじゃなくて!打たないと俺は負けたことにならないってことです!」
山田「あー・・・。桑田怜恩殿?超高校級の野球選手としてのプライドがあるのは分かりますが、一応これは・・・」
桑田「ブーデーは黙ってろ!」
九頭竜「しょうがねぇな、おいペコもう一回だ。今度は打ち返してやれ。」
辺古山「はっ!」
・
・
・
左右田「お前ももう負けを認めろよ!」
九頭竜「復活してんじゃねぇよ。」
左右田「それは酷くね!?」
辺古山「すまない・・・居合で振るとどうしてもこうなってしまう・・・」
山田「剣道家ですからな、仕方ありませんぞ?」
桑田「仕方なくねぇよどういう原理だよ!」
左右田「と、とにかく!今回俺のマシンは奮わなかったが俺達の勝ちだ!いいな!?」
九頭竜「なんで俺達ってなってんだ。」
桑田「良くねぇっすよ!認めらんねぇ!」
日向「よぉ、お前ら!珍しいメンバーだな、野球してたのか?」
左右田「おお!いいところに!って、何だお前、七海とデートかよ。」
七海「そうだよ?」
日向「い、いや違っ!ただの散歩だよ!」
七海「え・・・」
桑田「聞いてくださいよ日向先輩!この人達俺の投げた球をぶった斬っただけなのに打ち返したとか言ってくるんすよ!?」
日向「なんだそりゃ。」
山田「実はカクカクシカジカで・・・」
日向「あー・・・なるほどな。そりゃちょっと難しいな。」
桑田「とにかく!俺は負けてません!」
左右田「なんって生意気な1年だ!お!れ!の!か!ち!なの!」
日向「少なくともお前の勝ちではないな。」
左右田「」ガーン
九頭竜「ペコとしてはどうなんだよ。」
辺古山「相手の決めた勝利条件を満たしていないのなら、それは勝ちとは言いません。」
山田「さすがサムライ!潔い!」
辺古山「勝負に勝って試合に負けた、といった感じでしょうか。」
山田「それは言うべきでは無かった。」
左右田「そ、そうだ!お前の勝ちってことでいいぜ桑田!この試合のな!」
桑田「ムッカー!」
九頭竜「だからなんでお前が偉そうなんだ。」
日向「そもそもみんな専門が違うんだから、気にすることないぞ桑田?」
桑田「左右田先輩!じゃあ別のことで勝負をしましょう!」
左右田「おーなんでもいいぜ!かかって来いよ!」
桑田「えっとそれじゃあ・・・」
七海「サッカー」
桑田「え?」
七海「サッカーしよう?」
左右田「さ、サッカー?」
日向「おいおい七海。それじゃあ一対一にならないじゃないか。」
七海「じゃあ、メンバー集めてさ。」
九頭竜「いいじゃねぇかそれで。」
山田「えぇ!?」
九頭竜「どうせなら78期対77期にしようぜ。超高校級のサッカー選手なんかもいねぇし調度いいだろ。」
九頭竜「丁度77期に気に入らねぇ不良がいるしな。」
桑田「それいいっすね!面白そうっす!」
山田「いや、拙者は無理ですぞ?」
左右田「この無理そうなやつも出るのな!?よっしゃ勝った!」
山田「酷い!?」
日向「ま、待てって!俺も出るのか!?ていうか他の奴らがなんて言うか!」
辺古山「私は構わないが・・・」
左右田「おめぇもでるんだよ!それにウチのクラスなら11人くらい簡単に集まるだろ!」
日向「そうかもしれないけど・・・」
桑田「ウチも大丈夫すよ!運動得意なやつ多いんで!」
山田「異議あり!異議あり!」
七海「じゃあ、決まりね?」
左右田「うし!細かい日程とか決めんぞ!」
山田「聞いて!?」
日向「えー・・・」
日向「七海、どうして急にそんなこと・・・」
七海「だって・・・日向サッカーしたがってたし。」
日向「それはだな・・・いや、なんでもない。」
七海「・・・よぉーし、がんばるぞ。」
日向「お前も出るの!?」
七海「だって日向くん・・・」
日向「いや、お前運動得意じゃないって・・・」
七海「日向くん、私とサッカーしたくないの?」
日向「それは違うぞ!いやでもな・・・」
七海「・・・」
日向「う・・・わかった、やるよ・・・」
七海「一緒に頑張ろ?」
日向「お、おう・・・?」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
山田「しかし桑田怜恩殿、どうやってメンバーを集めるのですかな?」
桑田「あん?」
山田「確かに朝日奈葵殿などは乗ってきそうではありますが・・・それ以外は少し難しいように思えますぞ?」
桑田「んなもん簡単だっての!まぁ見てろって!」
桑田「おーいいいんちょ!」
石丸「ん?なんだね桑田くん!勉強で分からないことでもあったのかね?」
桑田「そーじゃねーんだけどさ、俺、いい事思いつたんだわ!」
石丸「いいこと?」
桑田「今度77期の先輩達と"親睦を深め合うため"にサッカーをしようと思うんだけどよ、どうよ?」
石丸「!!???、桑田くん・・・君は・・・っ!」
桑田「・・・」
山田「・・・」ゴクリ
石丸「なんて・・・!なんて素晴らしい案をだしてくれたんだ!」
桑田「だろ?」
山田「あぁ・・・」
石丸「君は普段からおちゃらけていて不純異性交遊にばかりかまけていてだらしないと思っていたが!」
石丸「先輩達との交遊をも深めようと考えていたのだな!?くぅ!感動したぞ!」
桑田「なんかいろいろ言い返してぇけどまぁいいか、ま!そんなとこよ!」
石丸「となれば善は急げだ!僕にできることがあったら何でも言ってくれ!」
桑田「お?マジで?だったら来週の日曜に学園のコートでやるってことになってんだわ。」
桑田「だからいいんちょは今日あたりの放課後にミーティングなりなんなり開いてメンバー集めて欲しいんだよ。」
石丸「任せてくれ!まさにこの僕に打って付けの仕事ではないか!よぉーし!ならばついでに今日から特訓のメニューも考えなくてはな!」
桑田「お、おうよろしくな。」
山田「・・・」
桑田「な?上手くいったろ?」
山田「確かに石丸清隆殿ならその辺は任せられますが、メンバーが集まるかどうかは分かりませんぞ?」
桑田「アーホ、あいつがメンバー不足でサッカーがおじゃんになりましたーなんて認めるわけねーだろ?」
桑田「あいつの事だ、どうせ有無を言わさず参加させんだよ!」
山田「それ、いいんですかぁ?」
桑田「集まりゃいーんだよ集まりゃ!」
山田「はぁ・・・」
・
・
・
石丸「諸君!聞いてくれたまえ!」
葉隠「じゃ!俺は部屋に帰って寝るべ!」
石丸「待ちたまえ葉隠くん!まだ何も言ってないではないか!」
葉隠「どうせろくな事じゃないべ!俺の占いがそう言ってんだ!」
大和田「オラ兄弟が聞けってんだ座ってろ!」ガシッ!
葉隠「は、離してくれぇ!」
大和田「おう兄弟、続けろ。」
石丸「うむ!実は来週の日曜に、77期の先輩達とサッカーの親睦試合を行うことになった!」
朝日奈「サッカー!?いいねそれ!面白そう!」
苗木「えぇ!急すぎない!?」
十神「ふん・・・余計なことを・・・」
石丸「そこでだ!みんなにはぜひその試合に参加して欲しい!もちろん全員だ!!」
セレス「却下、ですわ?」
腐川「あ、あたしがそんなものに参加するわけ無いでしょう!?」
石丸「ではせめて応援には来てくれたまえ!サッカーは11人で行うもの!5人は余ってしまうしな!」
朝日奈「でもでも!途中交代挟むから多いに越したことはないよ!」
不二咲「サッカー・・・うーんやったことないな。」
江ノ島「つっかさ!男女いっしょなのそれ?」
石丸「むっ!それは考えていなかった!どうなんだね桑田くん!」
桑田「えっ?あっえとぉ・・・」
十神「おい、なぜ桑田に聞く。お前が企画したのではないのか?」
石丸「いや、この提案は桑田くんによるものだ!実に素晴らしいだろ!」
苗木「なんか読めてきたなぁ、左右田くんとかも絡んでそう・・・」
桑田「あははー・・・ま、なんだっていいだろ!?」
大神「して、男女は別なのか?」
桑田「いや、辺古山先輩も七海先輩も出るっつってたから、一緒だろ?」
桑田「良く考えたらそうすると比率考えなきゃだめじゃね?」
大和田「確かに、女が相手で本気出すわけにもいかねぇしな。」
朝日奈「そんなの関係ないよ!ね、さくらちゃん?」
大神「我も出るのか・・・、まぁ良いが。やるからには全力でなければ意味がない。」
石丸「ううむ、しかしだな。」
葉隠「まぁあれだな!こっちには女みてぇな男も男みてぇな女もいるし、関係ないべ!」
朝日奈「ちょっと!男みたいな女って何!」
不二咲「むっ!ぼ、僕出るよ!」
石丸「おお!いいぞ不二咲くん!」
大和田「はっ!となりゃあ、俺がでねぇ訳には行かねぇよな!」
不二咲「大和田くん・・・!」
苗木「うーん、山田くんどうする?」
山田「実は拙者は強制参加なのですぞ・・・」
苗木「え・・・?」
石丸「では現在決まっているのが・・・兄弟こと大和田くん、不二咲くん、朝日奈くん、大神くん、桑田くん、山田くんと僕の7人か、せめてあと4人は出てもらうぞ!」
舞園「苗木くんは出ないのですか?」
苗木「えぇ?僕はどうしようかな・・・」
舞園「苗木くんの短パンは超絶間違いなく似合うと思うんですよ!いや絶対に似合います!」
苗木「いやなんで短パン履くことになってるの。」
霧切「あなたが出るなら私も出るわ。そしてあなたのタマを私が守り最後には私というゴールにハットトリックを・・・」
苗木「不参加かな。」
舞園「ちょっと霧切さん!気持ち悪いこと言って苗木くんのモチベーションを下げないでくださいよ!」
霧切「い、今のは私のせいじゃ・・・」
戦刃「私がでて苗木くんにかっこいいところ見せられれば・・・」
桑田「いいちょ!苗木も参加で!」
石丸「了解した!」
苗木「え!?ちょっと!勝手に・・・!」
霧切「私も参加よ!」
舞園「私も参加です!」
戦刃「わ、私も・・・」
舞園「いいですよ霧切さん無理しなくて、苗木くんのタマは私が守りますから。」
霧切「下がりなさい枕さん。アイドルが出来ることなんて足バタバタさせてパンチラサービスしかないでしょ?」
戦刃「私は転がってきたグレネードを瞬間にかつ的確に相手のいるところに蹴り返すことが・・・」
舞園「いいえ!ダンスで鍛えた足さばきでドリブルもパスもちょちょいのちょいですよ!」
舞園「霧切さんこそ、チームワークを重視するスポーツで活躍できますか?ソロプレイじゃ勝てませんよ?」
霧切「私はあなたの様な不埒な輩から苗木くんのタマを守るために参加するの。それは私一人で十分なのよ!」
江ノ島「お前らさっきからなんのタマの話してんだよ。」
戦刃「私は相手の足を見ればその人間がどの方向に何歩でどこまで進むかを一瞬で把握できる。しかもそれを同時に最大7人まで可能だから・・・」
江ノ島「もうお前相手にされてねぇから。」
葉隠「さっきからこいつらはなんでダチョウ倶楽部みたいなことしてんだべ。」
石丸「つまり苗木くん、舞園くん、霧切くん、戦刃くんも参加だな!よし!数は揃ったぞ!」
苗木「くっ!こうなったら十神くんも巻き込んでやる!十神くんも参加するんだ!」
十神「断る。なぜ俺がそんなことをしなければならんのだ。」
苗木「君は十神の人間だろ!勝利を約束され、負けることが決して許されない人間だろ!!??だったら!ここで逃げちゃだめだ!」
十神「なんと言われようと俺は・・・」
苗木「この試合、きっと豚神くんも出るはずた!彼は十神の名を語る詐欺師!君は!彼にサッカーで不戦敗することになるんだぞ!」
十神「!?」
苗木「負けちゃダメだ!十神くん君は!戦って、勝つんだ!」ズギャーン!
十神「・・・いいだろう。あの偽物をサッカーで負かし、本当の勝者、本当の十神が誰かを思い知らせてやる!」
苗木「よっしゃチョロい。」
セレス「苗木くん、声に出てますわ?」
腐川「びゃ、白夜様がでるのならあたしも・・・!」
十神「腐川、お前はダメだ。」
腐川「!?、白夜様があたしの身を案じて・・・!?」
石丸「では十神くんは補欠で・・・」
十神「この俺が補欠だと!ふざけるな愚民め!俺がリーダーだ!」
桑田「ちょっ待てよ!リーダーは俺だろ!?」
十神「失せろ。お前は補欠だ。」
桑田「あぁ!?ぽっと出の噛ませが調子のんじゃねぇぞ!?」
石丸「サッカーにリーダーなどはいないが・・・そうだな。監督が必要だ。」
江ノ島「はいはーい!それ私様がやってやるぞ!」
石丸「む!めずらしいな、君からやる気を出すのは!」
苗木「うわぁ・・・嫌な予感が・・・」
セレス「ま、どうでもよろしいですわ?」
葉隠「とりあえず俺は巻き込まれずに済んだべ。」
江ノ島「とりあえずー、補欠には苗木を置いておこう?」
霧切「はぁ?」
舞園「あ?」
戦刃「え?」
江ノ島「いやいや!怒んなって!お前らも苗木に応援されたいっしょ?」
霧・舞・戦「「はっ!?」」
苗木『フレー!フレー!ファイトー!』キラリン
霧・舞・戦「「っっう!」」ハナヂブッ
苗木「酷いや・・・」
石丸「よーし!メンバーは揃った!では当日に向けて練習をするぞ!」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
日向「なぁ九頭竜。サッカーやるのはいいとして、メンバーどうするんだよ。」
九頭竜「お前が放課後にでも時間とって募集かけとけ。」
日向「俺が!?」
左右田「むしろお前しかいねーしよ!」
日向「まぁ、いいけどさ・・・」
・
・
・
日向「えーっと、みんなちょっといいか?」
ソニア「あら?日向さんから何かお話ですか?」
日向「まぁそんなところだ。出来ればみんなに協力して欲しいんだけど・・・」
澪田「お?お?なんかイベントっすか!?唯吹イベントならなんでもやっちゃうっすよー!」
花村「ん?今なんでもするって・・・」
九頭竜「とりあえず聞け、俺も左右田も関わってんだよ。」
小泉「えー・・・?あんたらが関わってるとろくなことないし・・・」
日向「まぁそう言うな。急で悪いんだけどさ、今度の日曜に78期とサッカーで試合をすることになったんだ。」
豚神「サッカーだと?」
日向「ああ、それでメンバーを11人ほど集めたいんだけど・・・」
澪田「はいはーい!唯吹!唯吹も参加するっすー!」
日向「お、早いな。助かるぞ。」
終里「オレもだ!78期っつったら強ぇやつがいっぱいいんだろ!?何をしてでも勝つ!」
日向「何をしてでもってのはダメだからな?」
弐大「噴!このワシがいるクラスに挑むとはいい度胸じゃのう。一肌脱ぐ時がきたようじゃな!」
日向「お?なんだか簡単にメンバー集まりそうだな。」
左右田「ここの連中は祭り好きが多いしな!心配なんていらねぇの!」
九頭竜「ちなみに現時点で集まってるのは俺、左右田、日向、弐大、辺古山、澪田、終里、七海の8人だ。あと3人な。」
小泉「えぇ!?千秋ちゃん出るの!?」
七海「うん、日向くんもでるし・・・」
小泉「ひ、日向が出るからって・・・」
日向「豚神、出てみないか?」
豚神「俺か?なぜ。」
日向「多分だけどさ、十神が出る気がするんだよ。」
豚神「馬鹿な、あんな態度がでかいだけの愚民が、誰かに導かれることなど有り得んな。」
九頭竜「そういやあいつ、お前のこと図体がでかいだけの愚民とか言ってたぜ?」
豚神「なん・・・だと・・・!?」
豚神「・・・ふっ!愚かな奴め、ここでこの俺が皆を勝利に導き活躍することで、どちらが真の十神かをはっきりさせるしかないな。」
豚神「俺は勝利を約束された男だ、俺が皆を導いてやる!十神の名にかけて!」
日向「よしチョロイ!」
ソニア「日向さん!声に出てます!」
花村「日向くん提案があるんだ!」
日向「なんだ花村。」
花村「男子は短パン、女子はミニスカで試合にいど
日向「他に何かあるか?」
花村「あれ!?日向くん!?」
狛枝「はい!日向くん提案だ!」
日向「他に何かあるか?」
狛枝「あっれ・・・聞こえてないのかな・・・おーい!日向くーん!?」
日向「おいおい後二人足りないぞ。」
狛枝「あっははは!無視されるなんてね!でも僕みたいなクズでどうしようもないゴミの意見なんて採用される訳ないか・・・」
狛枝「このメンバーで挙手すること自体が烏滸がましいにも程があったんだ・・・僕は大人しく道端の小石のように君たちの希望のぶつかり合いを見てるとするよ・・・」
日向「・・・」
七海「日向くん無視して大丈夫だよ。」
左右田「お前地味に狛枝に厳しいよな。分かるけどよ。」
日向「・・・はぁ。なんだよ狛枝。」
狛枝「!!、僕なんかの意見を聞いてくれるのかい!あっは!僕はなんてついてるんだ!道端の小石なんかにも声をかけてくれる日向くんの優しさに触れることが出来るなんて!さすがは超高校級の相
日向「分かったから!さっさと言え!」
狛枝「おっと、そうだったね。僕、監督ってやつをやってみたいんだ!」
日向「監督?」
辺古山「それは弐大でいいのでは?」
弐大「ワシは監督ではなくマネージャーじゃ!それに試合にも参加するつもりじゃ!」
左右田「ぶっちゃけ監督いらなくね?もうだれでもいいっつーかさ。」
豚神「しかし狛枝の提案ほど不吉なものはないな・・・」
狛枝「酷いなぁ!ただ僕は、希望と希望のぶつかり合いをサポートしていくという形で参加したいだけだよ!」
狛枝「試合にも参加したら絶対に足を引っ張るし、そんな烏滸がましいことなんて考えてないよ!」
日向「うーん、監督ぐらいなら・・・いいか?」
七海「うーん・・・」
終里「変なことすりゃオレがボコしてやるから大丈夫だぜ!」
狛枝「怖いなぁ!でも大丈夫!変なことはしないよ!」
日向「はぁ、仕方がない。別にいいぞ。」
狛枝「ありがとう日向くん!ふふふ!」
七海「・・・」
日向「あと2人、交代のメンバー含めて3人は欲しいかな。」
ソニア「田中さん!出てみませんか!」
田中「この俺が?ふっ・・・俺が出てしまえば、試合そのものが血の戦争へと変わるぞ・・・」
ソニア「田中さんがでるなら私も出ます!」
田中「そ、そうか・・・いやしかし・・・この腕の力をどこまで制御できるか・・・」
左右田「サッカーは腕使ったら反則だバーカ!」
田中「ぐっ!な、ならばこそ、この俺が出るわけには・・・」
ソニア「ならキーパーはどうでしょう?」
田中「キーパー・・・だと?」
ソニア「はい!ゴールを守る人です!それなら腕を使っても反則になりませんよ!」
田中「・・・」
ソニア「だめ・・・ですか?」
田中「・・・///よかろう!」
田中「くくく!最後の砦を護る番人の役割か・・・確かに護人が貴様らだけではとても心許ないからな。」
田中「この俺様がそこに立ちはだからなければ、万物は砂の城のように脆くなる。」
左右田「おい、こんなやつにキーパーやらせんのか?」
日向「まぁ、いいんじゃないか?」
九頭竜「んじゃ、田中とソニアも参加な?」
ソニア「はい!」
左右田「そ、ソニアさん!?こんな危なかっしいものに出ることなんてないんですよ!もし大切な身体にキズでもついたら・・・」
罪木「えへへ・・・その時は私が救護班として手当しますぅ・・・」
ソニア「私の決めたことです!」
左右田「そ、それにもし田中を気遣ってでてるならその必要は・・・」
ソニア「えぇーい!お黙りなさい!」
左右田「はいソニアさん!///」
日向「こんなんでいいか?」
花村「そういえば西園寺さんは?」
小泉「あれ?いつの間にか居なくなってる!」
豚神「逃げたか・・・」
日向「うーんそうだなぁ。罪木には相手チームの救護班もして欲しいし、小泉にはせっかくだから写真とかもとって欲しい。」
日向「花村、出てみないか?補欠でいいからさ。」
花村「え?ああ僕は無理!」
花村「料理人は腕が命!足を使うスポーツとはいえ、突き指でもしようものなら大変だからね!」
日向「うーんそうか。」
九頭竜「ま、11人ぴったりでもなんとかなるだろ!」
日向「それもそうだな!」
弐大「よぉーし!ならば当日に向けて、全員特訓じゃあ!」
《当日》
江ノ島「よっしゃあ!張り切っていっくよー!」
十神「おい、なぜ貴様がそこまで張り切る。」
江ノ島「はぁ?私様は監督ぞ?」
桑田「練習一度しか来なかったじゃねぇか!」
江ノ島「ポジションの指示出したからいーじゃん!そんな訳でついて来い!」
十神「仕切るな愚民め!」
朝日奈「あれ?コートってあっちじゃないの?」
江ノ島「ふふふ!この日のために私様が専用のコートを調達してきてやったのじゃ!有り難く思え!」
苗木「うわぁ・・・嫌な予感。」
戦刃「さすが盾子ちゃん!」
舞園「ちなみに審判は誰がやるんですか?」
霧切「それなら大丈夫よ。あの人がやるから。」
霧切仁「・・・」
石丸「これは学園長先生!おはようございます!」
霧切仁「お、おはよう。」
大和田「おいおいこれじゃフェアじゃねぇんじゃねぇか?」
石丸「なぜだね!学園長先生ともあろうお方が不公平な判断をするわけが無いだろう!」
不二咲「いやだって・・・」
霧切「・・・」
霧切仁「あ、あのな響子・・・くれぐれも無茶なことは
霧切「な!ん!で!す!か!?学園長!?」
霧切仁「はい!みんな怪我の無いようにね!」
石丸「はい!学園長先生!」
桑田「ま!こっちが有利になる分には構わねぇからな!ちゃっちゃと勝ちにいこうぜ!」
朝日奈「おー!」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
日向「ここが試合をするコートか?なんだか妙なところだな。」
左右田「そうか?なんだか機械がいっぱいあってワクワクすんじゃねぇか!」
日向「お前はそうだろうけど・・・」
狛枝「ふーん・・・ここがあの江ノ島さんが用意したコートね・・・」
七海「なんだか普通じゃなさそうだね。」
終里「どんな所だろうが関係ねぇ!オレ達が勝つ!」
弐大「応!この日のために厳しくトレーニングして来たんじゃ!負けるはずかない!」
澪田「ホントに厳しい練習だったっす・・・たった一週間なのに白夜ちゃんがこんなに痩せて・・・」
豚神「おい!俺はあの程度の練習で痩せるような身体の作り方はしていないぞ!」
九頭竜「つかちっとも変わってねぇよ。」
日向「お、あそこにいるのは苗木か、おーい!」
苗木「あ、日向くん。」
日向「お前も出場するのか?」
苗木「いや、僕はただの補欠だよ。」
日向「なんだそうだったのか。ま、お互い頑張ろうぜ。」
苗木「う、うん・・・」
江ノ島「ちわー!や!狛枝先輩じゃないですかー!やだー!」
狛枝「・・・ッチ」
江ノ島「ウププププ!どうですかこのコート!気に入ってくれました?」
狛枝「・・・君も監督なんだってね、まぁ約束通り絶望的なサッカーに仕上げてくれるなら嬉しいよ。」
江ノ島「ウププププ!オッケー!じゃ!みんな並んでー!」
大神「ぬ、もう始めるのか?」
江ノ島「別に大会ってわけじゃないんだから、ぱぱっとやっちゃうよ!ほらほら!観客は向こうの席ついて!」
小泉「それなのにこんなコート用意したんだ・・・」
西園寺「まーったく!別にどっちが勝ってもいいけどさ!せっかく来たんだから楽しませてよね!」
罪木「えへへ・・・怪我をしたら私のところへ来てください!」
豚神「ふっ!やはり来たか・・・」
十神「話しかけるな、貴様を見ていると虫酸が走る。」
豚神「どうした?随分と余裕がないようだな。貴様が本物の十神を名乗るなら、もっと紳士らしく振舞ってみせろ。」
十神「そんな安い挑発には乗らんぞ偽物が。真の十神は取るに足らない存在なぞ相手にしない。貴様のような愚民が話しかけてきても不愉快なだけだ。」
十神「特にこの俺の格好をしているやつなどなぁ!」
腐川「そ、そうよ!それに白夜様の真似をするならもっと完璧にしなさいよ!ちょ、ちょっと性格が似てるからって気取ってんじゃないわよ!」
十神「おい、お前は客席に戻ってろ。」
腐川「はいぃ白夜様ぁ!」
ソニア「なんだかあの二人が話しているところ見てると変な感じですね。」
七海「格ゲーで同キャラでの対戦なのに特殊な掛け合いがあるって感じだね。」
日向「さっぱり伝わらんが。」
田中「気を付けろよ日向・・・この空間には悪魔どもの罠が張り巡らされている・・・」
日向「ん?どういうことだ?」
田中「くくく・・・人間には分からぬか。まぁいい。直に嫌でも知るであろう!では俺は砦の門へと向かう。せいぜい足掻くのだな!」
日向「はぁ・・・」
辺古山「確かに・・・このコートはどこか変だ・・・」
日向「どう変なんだ?」
辺古山「地面が・・・まるで作られたかのような・・・」
日向「そりゃ人工芝だからだろ?」
辺古山「・・・」
霧切仁「みんなポジションにはついたかな?先行はどっちにしようか。」
朝日奈「よし!終里先輩ジャンケンだよ!」
終里「よっしゃあ!ぜってぇ負けねぇ!」
朝日奈・終里「ジャンケンポン!」
終里「よっしゃあ!勝ちぃ!」
朝日奈「ありゃー負けちゃった。まぁいっか!」
霧切仁「じゃあ先行は狛枝くんチームで。始め!」
左右田「よし!日向頼むぜ!」チョン
日向「おう!」バッ!バッ!
大神「そうはさせぬ・・・」ヌッ
日向「うわああぁぁぁぁ!!??」
澪田「創ちゃん創ちゃん!こっち!こっちにパスっす!」
日向「た!頼む澪田!」パシッ!
澪田「へーい!オーラーイ!オーラ・・・んぎゃ!?」ツルッ!
ツルツルツルルー
澪田「滑る!地面が滑って止まらないっすー!?」
九頭竜「あ!?なんだありゃ!?」
大和田「なんだかよく分かんねぇがボールゲットだ!このまま敵ゴールに突っ込んで・・・」
バリバリバリバリ!
大和田「アベベベベベ!」
山田「ひいぃ!?大和田紋土殿が感電しましたぞ!?」
霧切「これは・・・フィールドに仕掛けられたトラップね!」
江ノ島「その通り!このフィールドには無数のトラップが仕掛けられているのだ!」
戦刃「さすが盾子ちゃん!」
朝日奈「ちっとも感心できないよ!?」
江ノ島「因みにどこにどんなトラップが仕掛けられているかわ私様にも分からないのじゃ!作ったの私様ではないし!」
舞園「そんなの聞いてませんよ!?」
七海「なるほど・・・これはゲームのサッカーよりも難しそうだね。」
日向「いや、これはもはや普通のサッカーじゃないからな?」
ソニア「というか作ったの誰ですか?」
全員「・・・」チラッ
左右田「・・・」
左右田「・・・え?」
左右田「いやいや!俺じゃない!断じて俺じゃない!」
江ノ島「まぁそいつじゃないよ!作ったのはとある天才小学生だけど、まぁそんなことはどうでもいいのさ!」
石丸「し、審判!これは反則ではないのかね!?」
霧切仁「た、確かに78期チームが用意したサッカー場に仕掛けがあれば、当然不正になるが・・・」
霧切仁(響子が頑張る姿を見れないのは惜しいな・・・何もせずに負けさせるのは響子が可哀想だ・・・)
霧切仁「お互いのチームが仕掛けを知らなかったのであればフェアなので、反則ではありません!」
日向「えぇ!?」
左右田「こんなの贔屓だ!娘がいるからって!」
霧切仁「うるさいよ!左右田くんの内申点下げるよ!?」
左右田「すいませんでしたぁ!」
九頭竜「左右田もっと頑張れよ!」
弐大「噴!上等じゃ!どんな場所だろうと勝ってやるわ!」
終里「あったりめぇだ!トラップなんかに俺は負けねぇぞ!」
豚神「チッ、まぁいい。同じ条件ならば先にフィールドを攻略すればいいだけのこと。」
狛枝「あはは!さすが!豚神くんは頼りになるね!」
辺古山「本来は貴様の役割だからな。」
十神「何やら偽物がほざいてるな。まぁいい、続行だ。立てプランクトン。」
大和田「ぐっ!テメェ言われなくてもこれくらいで倒れっかよ!」
石丸「流石だ兄弟!」
不二咲「ところでボールは!?」
コロコロ・・・
桑田「・・・アポ?」
江ノ島「桑田ぁ!大神にまわせぇ!」
桑田「アポポポポ!?大神ぃ!」ゲシッ!
大神「むっ!受け取った!」パシッ!
江ノ島「よっしゃあ!そのままゴールまで行ったれぇ!」
大神「任せろ・・・!」
弐大「そうはさせぬぞおぉぉ!!!」
大神「っ!来たか・・・」
朝日奈「さくらちゃん!こっちこっち!」
大神「!、頼むぞ朝日奈!」ゲシィ!
ズギュゥン!!
山田「パス強すぎぃ!」
朝日奈「きゃあ!?」シャガミ
大神「しまった!?」
戦刃「はぁっ!!」ガシンッ!
弐大「無っ!あやつは!」
辺古山「あいつ!両足で挟んで受け止めただと!?」
朝日奈「助かったよ戦刃ちゃん!」
戦刃「うん・・・このままゴールに・・・」
澪田「ああああ止まらないっすー!」ツルツルツルルー
ドカ!
戦刃・澪田「ぎゃん!?」
江ノ島「な!?なんて残念なんだあいつ!」
狛枝「あはは!ラッキーだったね澪田さん!ナイスだよ!」
朝日奈「ボ、ボールは!?」
辺古山「悪いが貰った・・・」バッ!
九頭竜「よし!ナイスだペコ!」
大神「くっ!」バッ!
弐大「行かせんぞおぉぉぉ!」ゴゴゴゴゴ
大神「むうぅぅぅ邪魔をするなあぁぁぁ!!!」ゴゴゴゴゴ
ソニア「地震!?地震大国日本なのですか!?」
田中「大気が・・・震えているだと!?」
辺古山「ぐっ!上手くドリブルできな・・・」カチッ
ビヨヨヨーン!
辺古山「ぐわぁ!?」
日向「辺古山が跳ねたぁ!?」
不二咲「や、やった!ボールとったよぉ!」
大和田「よし不二咲!上手く躱して前にでろ!」
不二咲「う、うん!」カチッ
シュン!
不二咲「あ、あれ?なんか移動して・・・」
桑田「ワープしてるぅ!?」
七海「ワープ装置がある!凄いよ日向くん!」
日向「」
十神「おい江ノ島!なぜワープ装置なんて物があるんだ!」
江ノ島「塔和グループパねぇな。」
豚神「ボールはここだ!」ダッ!
舞園「行かせません!」シュン!
豚神「な!?この一瞬で・・・ワープ装置の位置を把握したのか!」
舞園「いいえ?エスパーですから。」パシッ!
豚神「し、しまった!?呆気にとられて・・・」
十神「はっ!その程度で驚いていては78期と学園生活は送れんぞ!」
舞園「さぁ!このままゴールにシュートして苗木くんにかっこいいところ見せちゃいますよ!」
桑田「ヒュー!さすがは舞園ちゃんだぜ!」
ソニア「そうは問屋が卸しません!」バッ!
舞園「くっ!あなたは・・・!」
ソニア「ふっ!後輩にキャラポジションが被る人がいると聞いていましたが、あなたのことのようですね!」
舞園「それはこちらのセリフです!邪魔をするならサイコパワーで吹き飛ばしますよ!」
ソニア「お黙りなさい!」ビシぃ!
舞園「!?」ビク!
ソニア「ボールを離しましたね!ゲットだぜ!です!」
舞園「し、しまった!不思議な威圧感に萎縮してしまいました!」
左右田「ひゃっほぅ!さすがは超高校級の女王様だぜ!」
霧切「くっ!使えない枕ね!」
ソニア「このままイケイケドンドンです!」
江ノ島「おい!全員で止めろ!」
ソニア「おどきなさい!」ビシぃ!
全員「ははぁ!」
舞園「ちょっと!霧切さんまで下がらないで下さい!」
霧切「しまった!」
十神「愚民共め!この俺が止めてやる!」
ソニア「な!私の言うことが聞けないのですか!」
十神「当たり前だ!何処の女王だか知らんが、俺は貴様の指図など受けん!」バシ!
ソニア「キャ!」
苗木「さ、さすがだ十神くん・・・」
朝日奈「かませ眼鏡なんかじゃなかったんだね!」
十神「当然だ!」
左右田「テメェ!よくもソニアさんを!許せねぇ!」
左右田「今こそ、アレを使う時が来た!」
日向「な、何をする気だ!?」
左右田「この俺が開発した新メカ!自動でドリブルくんだ!」
日向「え、いいのかそれ?」
左右田「当たり目ぇだろ!もともと俺のメカを自慢するために挑んだ勝負だったんだ!装着!」ガシャン!
左右田「よっしゃいくぜ!?」
ギューン!ガシャガシャガシャ!
左右田「いだだだだ痛い!運動不足が祟ってる!」
十神「な!?なんだあれは!?」
左右田「あががががが!」ガシャガシャ
パシッ!
十神「な!?」
大和田「テメェ十神!ボールとられてんじゃねぇ!」
不二咲「す、すごい!あの機械、自動で相手の動きを読んで動くようにプログラミングされてるよぉ!」
七海「機械のちからってスゲー!」
豚神「しかし本人の肉体が追いついていないようだがな。」
ガシャガシャガシャガシャ!
霧切「いけない!ゴールまで進んでるわ!」
桑田「アポ!?ブーデー止めろぉ!」
山田「ぶひ!?ちょちょちょ!?」
左右田「ああああめちゃくちゃ痛てぇけどこのままシュートしてやる!」
不二咲「く!こんなこともあろうかと作っておいて良かった!十神くん!」ポイ!
十神「む!こ、これは!」パシッ!
不二咲「出来たよ!ハッキング銃だ!」
十神「ふん!やっと出来たか!喰らえ左右田!」カチャ
十神「《躍》れ!」ギュン!
左右田「あ!?」バチ!
左右田「う、うわああぁぁぁぁ!!!身体が勝手に!?」ピロリロリン
九頭竜「おい左右田!踊ってる場合じゃねぇだろ!」
左右田「ち、違っ!」
桑田「よっしゃ!貰ったぜ!」パシッ!
左右田「ああ!?」
十神「ふ!これはいい物だな!どれ、このフィールドもハッキングしてやろう。《壊》れろ!」ギュン!
不二咲「十神くん!それ《動》けだよ!」
十神「・・・なんだと?」
パカ
十神「あ」
十神「あぁぁァァァ・・・!」ヒューン
「・・・」
石丸「と、十神君が・・・」
朝日奈「急に開いた穴に・・・」
山田「ボッシュートされていきましたな。」
霧切仁「ええと・・・この場合は・・・」
ピピー!
桑田「アポ!?なんだ!?」
霧切仁「えー、78期のメンバーが消えたので、補充を行います。というわけで・・・」
江ノ島「いけ苗木!」
苗木「十神くぅぅぅん!!!」
霧切・舞園・戦刃「「キターーー!!!
」」
霧切仁「それと自動でドリブルくんとハッキング銃も没収ね。」
不二咲「う、はい・・・」
左右田「止めてぇ!」ピロリロリン
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
《観客席》
セレス「はぁ・・・退屈な試合ですわ。」
葉隠「ん?そういや腐川っちは?」
セレス「十神くんを探しにどこかへ行ってしまいましたわ。」
葉隠「あー・・・」
セレス「退屈なので葉隠くん。賭けでも致しましょうか。」
葉隠「賭け?どっちが勝つかってことか?」
セレス「そうですわ。貴方の得意分野でしょう?」
葉隠「当然だべ!んで、何を賭けんだ?金か!?」
セレス「そうですわね・・・貴方を私の下僕にしても役に立たなそうですし、お金を賭けても払ってくれなそうですからね・・・」
葉隠「酷い言われようだべ・・・」
セレス「でしたら、私が勝った場合はいつでも無償で占う、でどうでしょうか。」
葉隠「ん?そんなんでいいのか?」
セレス「ええ。ただし、占いの無償化は78期全員に適応されますから。」
葉隠「それはひでぇぞ!?それじゃ俺の商売あがったりだ!」
セレス「あなたのセコい商売は見ていてイライラするのですわ?お金とは正々堂々と稼ぐものです。」
葉隠「ギャンブラーが言うんかそれ・・・」
セレス「あなたが勝ったら・・・なんでも言うことを1つ、聞いて差し上げますわ?」
葉隠「ななな!?」
花村「それは本当かい!?」
セレス「!?」
花村「なら僕もその賭けに参加するよ!もしセレスさんが勝ったら、いつでも無償で料理を提供するからさ!」
小泉「ちょっとアンタ!何してんのよ!」
花村「いやぁ!折角だからこの子とも親睦を深めようと・・・」
小泉「アンタは女子に絡むとロクなことがないんだから!ごめんね?変な事されなかった?」
セレス「構いませんわ。ただ賭けの人数が増えると勝敗を当てるだけではダメですわね・・・」
小泉「貴方達賭けなんてしてたの!ダメよ!」
西園寺「いいじゃんいいじゃん!やろうよ小泉おねぇ!」
小泉「賭け事なんて野蛮よ!」
罪木「あ、あの・・・私もそう思います・・・勝てないのを分かってて賭けさせられたりしましたから・・・」
西園寺「ゲロブタは黙ってろ!」
罪木「ひ、ヒドイですぅ!」
セレス「でしたらこうしましょう。最初に得点となるシュートを決める人を予想し、当ててもらう。」
セレス「そして当てられた人は、一人に対して命令権を得られる。これでどうでしょう。」
西園寺「異議なーし!」
葉隠「俺もだべ!」
花村「僕も!」
小泉「そ、そんな!」
罪木「うぅ・・・どうしましょう・・・?」
小泉「どうって言われても・・・」
西園寺「大丈夫だよ小泉おねぇ!花村おにぃとそこのウニ頭が勝たない限り変なことはされないんだから!」
小泉「でもあいつ占い師みたいだし・・・」
葉隠「ちなみに!恋占いもバッチリだべ!」
小泉・罪木「!?」
小泉「や、やってみようかな・・・」
罪木「え、えへへ・・・私もしてみますぅ・・・」
セレス「決まりですわね、それでは決めて下さい。」
葉隠「むむむ・・・見えた!シュートは日向っちが決めるべ!」
小泉「えぇ!?えっとじゃあ・・・千秋ちゃん!千秋ちゃんが決めるんじゃないかな!」
セレス「では私は苗木くんにしますわ。」
西園寺「えー?じゃー、九頭竜おにぃでいいや。」
罪木「えと・・・えと・・・私はぁ・・・左右田さんで!」
花村「うーん77期が多いね、じゃあ僕は霧切さんにしようかな!」
結果>>225
更新遅くなって大変申し訳ない
この中から?
苗木
生存報告
ここのところ忙しくて全く書けてないの大変申し訳ない
でも続けるつもりですのでどうかよろしくお願い致します
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