アメリカ海軍兵の手記ー
12/8 場所 真珠湾
爆音とともに目が覚めた
空にはミートボール(日の丸)が鮮やかにかかれたクリーム色の戦闘機が舞っていた
緑色の単発機が港湾を低空飛行していく
鮮やかに彩りを見せる戦艦
ネオンのように見える死の彩りを見つめる
早く持ち場に行かなければ、彼女達を助けなければ
焦る気持ちの前に急降下爆撃機が空から落ちてくるのを見た
加賀の手記ー
十二月九日
作戦は成功に終わりました
最大限に迄高められた私達の力は深海棲艦の全てを凪ぎ払うことを可能としたのです
マレー半島では陸軍部隊が上陸を開始したようです
まあ私達のために石油でもなんでも取って来れたらいいのですが
今回の結果に際して提督も満足を見せています
陸軍部隊が足を引っ張らなければ山本長官の言う通り二年は戦えるでしょう
五航戦、へまをやらかさなければいいのですが…
提督の手記ー
十二月九日
作戦が終了した
完膚なきまでに叩き潰したとは言い難いがある程度の結果は出ただろう
懸念は燃料タンクの破壊がなされなかったことと…
空母を撃沈出来なかったことだ
この作戦で確信した
航空戦力は艦隊の戦闘力の中核足り得ると
この懸念が実際のモノとならないことを祈ろう
ウェーク島の日本海軍兵士
十二月十日
艦尾より黒く吹き出した煙はたちまち船体を包んだ
そしていきなり水柱を立て弾け飛んだ
上から落ちてくる破片
逃げ惑うことの出来ない大発の中を恐怖が支配したのを覚えている
敵機(殲滅したはずの)が機銃を撃ち、砲台からは砲弾が
命からがら待避したピーコック岬では如月が撃沈されていた、なんと彼女の悲痛な叫びよ
あれは現実なのだろうかと今も思う。だがこの腕の震えが我が身に現実と訴えかけるのだ
物語的には登場人物は提督、陸戦隊員、アメリカ海軍兵、アメリカ陸軍兵、帝国陸軍兵、艦娘
アメリカ=深海棲艦説で行きます、まあ史実多目で艦娘ほぼ出ないけど
ある帝国陸軍兵の手記ー
十二月十日
どうやら大きな海戦があったらしい
イギリス東洋艦隊を完膚なきまでに叩き潰したらしいのだ
曰く日本海戦なみの事だと言う
全く分からんが酒が振る舞われたのでいいとしよう
何やら航空機で戦艦を落としたと言うのだから凄い話だ
にわかに信じがたいが
号令がかかった。進軍の開始らしい。
海軍が出来たのだ我々にだって出来る
この先にあるはずのジットララインにいつ着くのだろうか
テケ車の乗り心地は最悪だ
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