安価で決定!これで君もヒーローだ! (102)
男「やぁ、お休みのところ。失礼するよ。といってもここは君の夢の中だから、実際の君は今もすやすや眠っているがね」
男「ん?私は何者か?そんな事はどうでもいい。光の巨人だって言っていた、何も心配することはない」
男「君は選ばれたのだよ。何に、だって?もちろんこの世界を守るヒーローにさ!」
男「理由?……そんな事もどうでもいいのだよ。そんな事より」
男「イマイチ君の姿がハッキリと見えないな。君は男性かな?女性かな?」
安価下3
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男「男性だったか……いや、別に?そちらの方が燃えるしな。別段悔しくないさ」
男「まぁいいさ、続けよう。見たところ、君の年齢は……」
安価下3
男「13、といったところかね。少々若いが、最近はそういう年齢層の方が受けがいいからね。主に女性に、だが」
男「さて、少年。率直にきくが……君は【闘う力】と、【そうでない力】。もしどちらか片方選ばなければならないとしたら……」
男「君は、どちらを選ぶ?」
安価下3
男「なるほど。……いや悪くはないさ。戦争でも戦う兵士だけでは戦争はできないからね。後方支援というのは、どんな戦いにおいても必須な事だよ」
男「では、少年。君はその【闘い以外の力】で、具体的にはどんな力を望むんだい?出来ればこれは詳しく聞きたいな」
安価下3
男「ほう、人々を癒す力……なるほどなるほど。真っ先に後方支援と聞いて連想するモノだな」
男「しかし、少年。【もしどうしても敵と闘わなければならない時】きみはどうする?」
男「徒手空拳で戦うかい?それとも武器で?あるいは、貧相な想像力の私では思いつかないナニカで敵を打ち倒すのかな?」
安価下3
【安価】ヒーローさんのお仕事【コンマ】
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これの続き?荒らしに荒らされて更新無いけどら
>>28
その人ではないです。けど二番煎じなのか……
男「ほう、盾とな」
男「盾を持ち、癒しの力を持ち、闘う者と並び立つ……なかなかどうして格好いいじゃあないか」
男「気に入った。あまり介入するのは御法度なんだが、まぁいいだろう」
男「君の【名前】を教えてくれないか?」
安価下3
男「星屑彩人、か。よろしく頼むぞ、彩人クン」
男「……あぁ、私か?私のことは、そうだな……」
男「……まぁ久兵衛とでも呼んでくれ」
久兵衛「では、これが最後の質問だ、彩人」
久兵衛「きみは、【歴史に残るとしたらどんな名前がいいかな?】」
安価下3
久兵衛「……すまない、言い方を変えよう。規則でね、直接的な表現はできないんだ」
久兵衛「そうだな……きみは、【どんな名前で人々に賞賛されたい?】」
久兵衛「極論あああああでも構わないし、本名でも構わん。けれど普通、【彼らは名を隠すだろう?】」
安価下3
久兵衛「大盾の癒し手……。単純だが、それ故に純粋な名前だ。何より人々に残りやすい名前というのがいい」
久兵衛「それでは彩人クン。もしかしたら目が覚めるとき、君の世界は変わっているかもしれないが……」
久兵衛「君は君が信じた道を行きたまえ。邪魔するものがあれば潰していけ。それでも無理なら果てまで逃げろ。
何者も君を咎める権利など、有りはしないのだから」
……そんな夢を見た。
目を覚ますと、最初に映ったのは天井。知らない天井だ。
まだ寝起きなせいか、頭はボーッとしている。
……ここは何処で、これから何をすればいいんだっけ?
安価下3
……そうだ、ここは病院だ。
清潔感のあるベッドに、自分ひとりしかいない部屋。
……けれど、どうして自分は病院にいるんだっけ……?
安価下3
……思い出した。【自分は兵士だった】
元々の出身国は違うけれど、ある時とある国の組織に誘拐され、兵士として生きることを余儀なくされた。
しかし、【自分が兵士として戦った国は負けてしまった】惜敗だったのか惨敗なのか、
あるいは何かの契りの元に負けを是としたのかは思い出せないが……ともかく、自分は【敗北国の兵士だった】
ということは、自分は捕虜なのだろうか……。
【体にはどこも不調はない。まるで最初から健康体のようだ】
体は動かせる。少し、病室や外を調べようか……?
安価下3
ベッドから体を起こして病室をでる。コンクリートの床はひんやりを通り越して刺さるように冷たいが、我慢しよう。
ペタペタと歩き扉に手を掛ける。
……!
思わず手を引っ込めてしまった。静電気だろうか……いや、違う。
直感でそう思った。【自分が扉を開けるのを拒んでいる力がある】
……危険かもしれないが、もう一度扉に手を掛けてみようか?
それとも……
安価下3
ふと唐突に記憶が蘇る。あれは二年前、戦争中の事だった。
メタル・ジョンという二つ上の兵士がいた。自分とメタル・ジョンは小隊と散り散りにされ、二人で廃屋に逃げ込み敵兵が過ぎ去るのを待っていた。
しかしメタル・ジョンの妙に濁音のついたような「奴らめ……ゆ”る”さ”ん”!!」という大声のせいで敵兵に見つかってしまった。階段を駆け上がってくる敵兵の足音を聞いたとき、メタル・ジョンはこう言った。
「ドアがダメなら窓から逃げればいいじゃない」
窓を開け、窓の縁に手をかける。そして、一気に窓を飛び越えた。
10mはあろうかという高さから落ちるが、メタル・ジョンとの時は15m以上だったのだ。
【15m以内の距離なら落ちても怪我はしない】
そうしてあの病室から抜け出すことに成功した。しかし、脱出したものはいいものの、これからどうしようか……?
安価下3
記憶を……いやよそう。
運良く落ちたのはゴミ捨て場だったらしい。しかもどうやら資源の日のようだ。
大量のダンボールが捨てられてある。その中から一つ、自分の体がすっぽりと隠れるようなモノを見繕い、それを被る。
【近くに入口は三つほどある。右手側・正面側・左手側】
‥…どちらから侵入しようか?
安価下3
正面からにしよう。近いし。
ダンボールを被り、正面の入り口から侵入していく。
バレなければいいが…………
下安価1-3の間
末尾奇数なら成功
看護師「きゃぁぁぁあ!!!」
バレた。いや、当たり前なのだが。急いでダンボールを放り投げる。
看護師の声を聞いて駆けつけた銃を持った兵士たちがやってくる。
兵士1「貴様何者だ!」
元敵国の兵士です、なんていったものなら蜂の巣は確実だろう。
兵士2「大人しく投稿しろ!腕を頭の後ろに回して地面に膝を付け!!」
【兵士は三人。全員銃を持っている。更に防弾ジャケットを身につけている】
対して自分は【簡素な作りのパジャマのみ】
投稿するか、抵抗するか、逃走するか……
安価下3
兵士3「……確かにその衣服はこの病院の……」
兵士2「……なら何故ダンボールに入って侵入しようとした!」
戯れだ。病室は暇なんだ。
それに侵入するとしてもわざわざ正面入口から侵入しようとする馬鹿がいるか?
兵士1「……確かにそうだが……」
兵士たちはお互いに顔を見合わせ、やがて銃を下ろした。
兵士1「……申し訳ありません。しかし、いくら暇とは言えこのような事をされては困ります。ここは病院で、他の患者さん
もおります。ですので、このような事はもう二度と起こさないでください」
兵士はそう言って頭を下げ、他の兵士を連れて去っていく
…………。とてつもなく居心地が悪い。
ともあれ、窮地は乗り越えたが、これからどうしようか……
安価下3
人いねぇ。今日はここでにしておこう。
安価は下にずらす
人いるかな?
いたら再開します
人が3人ほどいたら23:00頃久しぶりに再開。
いないかー。また後日
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